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初対面からモテる「4つの行動」』の続きです!(#1)

 

前回のエントリでは、シャローム・ハレリ博士らの新しい研究をベースにしつつ、ここに過去の研究で得られた知見も交えつつ、「初対面の相手に最大限の良い印象を与えるには、何を気をつけるべきか?」ってポイントを掘り下げております。

 

その流れで、前回は「価値ほめ&聞く姿勢」ってポイントに触れたんで、今回は残り2つの行動をチェックしてみましょうー。

 

 

 

魅力ポイント3. とにかくゆるい空気を作る

初対面の人に「また会いたい」と思わせるために大事なことはいくつもあるんですが、なかでも重要なもののひとつは“一緒にいて疲れない”ことだったりします。長時間一緒に過ごしてもストレスがたまらなかったりとか、自然と居心地の良さが漂う関係性みたいな環境ですな。

 

というのも、コミュニケーションでよくある失敗に、「会話を盛り上げなきゃ!」とがんばりすぎてしまうって問題があるからです。「場を盛り上げねば!」と勝手なプレッシャーを感じてしまい、その結果、沈黙が怖くなって喋りすぎたり、無理してウケを狙ったりみたいな行動を取ってしまい、逆に場の空気を冷え込ませてしまうようなパターンですな。

 

が、ここで多くの研究が示すのは、私たちが「また会いたいと思わせる空気」を作るためには、お笑い芸人並みのトーク力は必要ないってことです。ここで大事なのは“話のうまさ”や“ネタの面白さ”ではなく、あくまで“ゆるい空気のコントロール術”を身につけることなんですよ。

 

ここで言う「ゆるい空気」ってのは、相手が自分の価値を脅かされることなく、自由に振る舞えると感じられる心理的安全性の高い場のことです。「会話に失敗しても大丈夫」「ちょっと沈黙しても許される」みたいな、“気を使いすぎないで済む空間”を意味するわけですな。

 

 

ゆるい空気ポイント1:弱さのセルフディスクロージャー

で、そんな“ゆるい空気”を作るために必要なのが、「弱さのセルフディスクロージャー」であります。要は、自分の“ちょっとした弱さ”や“完璧じゃなさ”を先に見せることで、相手の心をほぐすテクニックっすね。

 

これはコミュニケーションにおける基本中の基本で、過去の心理学の研究では、「自己開示を先に行った人ほど、相手からも自己開示を引き出せる」という“開示の返報性”って現象が何度も観察されております(R)。これはめちゃくちゃ強力な心理現象で、たとえば以下のようなフレーズを使うのが定番っすね。

 

「さっきまで緊張しすぎて、何話すかメモしてました」

「ほんとはこういう場所、ちょっと苦手なんですよ」

「じつは人見知りなんで、ちょっと緊張してます」

「普段はこんなにしゃべらないんですけど、がんばってます」

 

こんな感じで、“自分の恥ずかしさ”や“緊張感”を言葉にしてみるのが、弱さのセルフディスクロージャーの基本になります。やってみるとわかりますが、これが驚くほど空気をラクにしてくれますんで、ぜひお試しくださいませ。

 

これを実践できると、相手から見ても「この人は、自分をよく見せようとしてないな……」との気持ちが生まれ、これが安心感につながるんですよ。その結果、「ここは素の自分を出してもOKな場だ!」と思ってもらえる確率が上がるわけです。

 

 

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「美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?」の続きです!(#1,#2,#3,#4,#5)

 

このシリーズでは、とかく「正しいもの」を選ぶのが難しい美容の世界において、

 

  • なぜ美容の世界にはヤバい情報があふれてしまうのか
  • その情報をかいくぐって良いものに到達するにはどうすればいいのか

 

といったあたりを掘り下げております。でもって、前回は「有効成分の話」を掘り下げましたんで、今回はその続きで「美容の世界の“研究”が信用ならない問題」を見ていきましょう。

 

 

 

化粧品の世界でよく宣伝に使われる研究タイプを押さえておこうぜ!

化粧品の広告で、よくこんな“言い回し”を見かけるわけです。

 

「この美容液、臨床試験で効果が証明されました!」

「90%のユーザーが“肌が明るくなった”と実感!」

 

こんなことを言われたら、ついつい「研究で効果が出てるなら信用しよう!」と思ってしまうわけですが、残念ながらそう簡単にはいかないのが世の中なわけです。というのも、化粧品業界で使われる「エビデンス」には複数の落とし穴がありまして、「研究で証明!」の裏にはいろんな仕掛けがあるんですよね。

 

そこでまず知っておきたいのが、研究の種類によって「信用できるレベル」がまったく違うって点です。「この成分はシワを改善する!」と言われても、それが以下のどの試験から導かれたかで、信頼の度合いには天地の差があるんだよーって話ですな。

 

これは「パレオな男」でも何度か書いた視点ですが、とくに化粧品でよく出てくるタイプが3つあるので、まずはそこを押さえておきましょう。

 

 

 

研究タイプ1. in vitro(イン・ビトロ)試験

これは試験管・細胞レベルの実験で、たとえば、

 

  • ヒトの皮膚細胞に成分をかけたら、
    • コラーゲンが増えた
    • 酵素の働きが◯%抑制された
    • 紫外線ダメージが軽減された

 

みたいなやつです。このタイプの研究は、比較的早く・安価に実施できるんでメカニズムの仮説検証に向いているし、毒性の初期チェックにも使えるのが大きなメリットですね。

 

ただし、あくまで試験管・細胞レベルなので、肌の中に届くかはまったく分からないし、肌の構造・バリア機能・代謝が再現されていないし、実験条件が不自然なことが多いしで(高濃度すぎる・刺激を加えている)、「理科の自由研究でうまくいった」レベル……とまでは言わないものの、実生活に落とし込むには、まだ何段階も検証が必要だとお考えください。

 

 

研究タイプ2. in vivo(イン・ヴィーヴォ)試験

こちらは動物を使った生体レベルの実験です。たとえば、

 

  • マウスに成分を投与して毛の再生を確認
  • ウサギの皮膚にクリームを塗って炎症を観察
  • ラットに経口投与して抗酸化作用を測定

 

みたいなやつっすね。これだと生体レベルの複雑な反応を確認できるし、吸収・代謝・分布・排泄の観察が可能なのが大きなメリットであります。

 

ただし、こちらも限界と注意点がありまして、そもそも動物とヒトとは生理機構が異なる(肌の厚さ・pH・酵素など)ってのが一番の難点。なので、どうしても投与量が不自然に多くなったりするし、倫理的・動物福祉の議論も出てきたりって感じなので、あくまで「動物モデルで仮説の補強ができた」段階ぐらいに受け止めておくのが基本であります。

 

 

 

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初対面の人と会うとき、皆さま何に気を使いますでしょうか? 服装、髪型、姿勢、声のトーン……みたいな感じで、いろんな要素が頭に浮かぶかと思いますし、実際に見た目の第一印象が大事なのも間違いないところです。

が、新しく出た研究(R)では、「服装などよりもはるかに強く、相手の印象を決めてしまう要素がある」という結論でして、「第一印象の本質」により深く迫る内容になっております。ということで、今回はその内容をベースに、「外見よりも初対面の印象を左右する要因とは?」、そして「初対面でモテる4つの行動」について深掘りしてみましょう。

 

 

 

第一印象は「服」じゃなく「感情」で決まる?

このテーマについて調べてくれたのは、2025年に発表されたイスラエルのシャローム・ハレリ博士らで、チームはざっくりこんな実験をしてます。

 

  1. 被験者に「カジュアル」「ビジネス」「パーティー用」など、さまざまな服を着た人の写真を見せる(顔はぼかしてある)。

  2. 別の実験では、顔の表情(怒り・悲しみ・中立など)も見せて、第一印象を評価してもらう。

 

このとき、服装の種類ってのは「地位」「支配力」「親しみやすさ」といった印象に影響を与えていたものの、最終的な評価にもっとも影響する要素は、めっちゃ別のところにあったんですよ。それは、ズバリ“感情表現の良さ”でして、つまり服がどんなにキマっていても、表情や雰囲気がイマイチだと台無しってわけですな。

 

まぁ、普通に考えれば、長期的にはオシャレかどうかよりも「内面が良い人かどうか」のほうが大事なのは当たり前ですから、ファッションよりも感情のほうが魅力の指標として重要なのは当然でしょう。

 

じゃあ、モテる人ってのは自分の「感情」をどう伝えているのか?ってことで、ここからは過去の知見もふまえつつ、意中の相手に魅力を伝える4つのポイントを見ていきましょう。

 

 

 
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著者イメージ

鈴木祐

1976年生まれ。新宿区在住のライター/編集者。パレオダイエットにくわしい人。普段はチャイナ服ではありません。ライター歴は18年ぐらい。科学の知見を自分のカラダで試していくのが趣味で仕事。

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