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『人生の質は「細胞エネルギー」で決まる!』の続きです!(#1,#2)

 

このシリーズでは、現代人の不調の原因を「細胞エネルギー」という視点から整理しております。前回は「バッドエナジーを引き起こす6つの原因」の話をしましたんで、今回はその対策編として「血糖コントロール」の話をしてみましょう。

 

さて、まずは前回を簡単におさらいすると、「血糖値を安定させよ!それがすべての土台だ!」って話でした。食事をすると血糖値が上がるのは当然なんですが、問題はその上がり方でして、血糖値が急激に上がったあとで急激に下がるジェットコースター状態が何度も起きると、

 

  • 血糖が急上昇→
  • インスリン大量分泌→
  • エネルギー処理が追いつかない→
  • 余ったエネルギーが脂肪へ→
  • 活性酸素が増える→
  • ミトコンドリアがダメージを受ける!

 

といった問題が起きるんですな。実際、過去の観察研究では、

 

  • 血糖変動が大きい人ほど死亡リスクが高い
  • 心血管疾患のリスクが上がる
  • 認知機能が低下しやすい

 

といったデータも出ておりまして、「血糖の乱れ=バッドエナジーの根本」と言ってもいいレベルだったりします。つまり、血糖スパイクってのは細胞レベルで起きているエネルギーの崩壊なんですよ。この状態が続くと、体は「エネルギーが作れない体」になっていきまして、「疲れやすさ」や「太りやすさ」といった問題として表面化するわけです。たとえば、食後に眠くなったり、甘いものがやめられなかったり、集中力が続かなかったり……みたいな状態ですね。これらはすべて、血糖の乱高下による“エネルギー不足”で説明できる可能性が高いんですよ。「食べてるのにエネルギー不足ってどういうこと?」と思うかもしれませんが、これは「エネルギーを使えない体になっている」ってことなんですね。

 

ということで、まずは血糖を安定させるのが「バッドエナジー」を防ぐための基本中の基本。まぁこれはパレオダイエットとかを実践していれば、そんなに心配するポイントでもないんですけど、健康的な食事を完璧に実践できている人ばかりじゃないでしょうから、あらためてこの基本を押さえておきましょう。既存研究を踏まえると、血糖コントロールの手法はだいたい以下のようにまとめられます。

 

 

 

血糖コントロールの王道編

まずは基本中の基本から。以下は血糖コントロールの超王道なので、何も考えずに全部やってみてくださいませ。

 

 

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『人生の質は「細胞エネルギー」で決まる!』の続きです!(#1)

 

このシリーズでは、現代人の不調の原因を「細胞エネルギー」という視点から整理しております。そこで前回は「現代の慢性病はバラバラに見えて、実は共通の原因があるんじゃない?」って話をしましたんで、今回はその“共通原因”の正体を探ってみましょうー。

 

 

 

すべてはバッドエナジーの問題である

では、私たちの人生の質を損なう「共通原因」とはなにか?ってことで、近年、代謝医学や機能性医学の世界でよくいわれるのが「バッドエナジー」であります。なんかスピリチュアルっぽい響きですが、中身はめちゃくちゃ科学にもとづいてまして、こいつを簡単に言えば、

 

細胞レベルのエネルギーがうまく作れていない状態。

 

を意味します。どういうことかと言いますと、まず前提として、人間の体は約37兆個の細胞でできていて、その一つひとつが生きるためにエネルギーを必要としております。そのエネルギーを作っているのがご存じミトコンドリアで、よく「細胞の発電所」なんて言われるとおり、こいつは、

 

  • 食べ物(糖・脂質)を燃料にして、「ATP」というエネルギーを作る

 

という仕事をしてくれております。たとえるなら、ミトコンドリアは体のバッテリー工場みたいなもんで、ATPはそこで作られる電気のような存在ですな。

 

つまり、「バッドエナジー」ってのがどのようなものかと言いますと、

 

  1. ミトコンドリアの働きが落ちる→
  2. エネルギー(ATP)がうまく作れない→
  3. その結果、体のあちこちで不具合が起きる!

 

という流れで発生する人体の不調だと言えます。さらに具体的に、上記の流れでどのような問題が起きるのかと言いますと、たいていは以下の3つがセットで起きたりします。

 

  1. インスリン抵抗性:最もおなじみなのがこれです。本来、食事で糖を摂るとインスリンが出て、血糖を細胞に取り込ませるわけですが、糖質をとりすぎたり、運動不足などが続いたりすると、細胞が「もう糖いらんわ…」と反抗をスタート。これがインスリン抵抗性で、その結果として、血糖が高いままになり、エネルギーがうまく使えないという状態におちいります。

  2. 慢性炎症:次が炎症で、こいつは本来は「ケガを治すための反応」なんですが、現代人は悪い食事、ストレス、睡眠不足などの影響により、常にうっすら炎症が続いている状態になりがち。これがミトコンドリアの働きを邪魔するんですよ。

  3. ミトコンドリアのさらなる機能低下:上の2つが発生したことで最終的にどうなるかというと、ミトコンドリアの発電所そのものが壊れていきます。すると、疲労の増加、集中力の低下、回復のスロー化、肥満の増加といった、よくある不調が一気に起き始めるんですな。

 

いずれもパレオチャンネルではおなじみの問題ですけども、どれも「バッドエナジー」って観点から整理すると、一本の線として理解できていい感じなんですよね。

 

で、この視点から見てみた際に、現代人が抱える一番の問題が何かと言いますと、「今の人は、食べ過ぎてる癖に細胞レベルではむしろエネルギー不足!」というものです。食料があふれた現代では飢餓状態などほぼ消えたわけですが、細胞レベルではむしろエネルギー不足になっている可能性がめっちゃ高いんですな。

 

これは、簡単に言うと「摂取しているカロリーは多いのに、代謝が壊れて上手く使えない状態」とも表現できましょう。たとえるなら「ガソリンは満タンなのに、エンジンが壊れてて走らない車」みたいな状態であります。

 

では、もしこの「バッドエナジー」状態が続くと何が起きるのかと言いますと、結論はシンプルで「ほぼすべての慢性疾患につながる!」というものです。実際のところ、糖尿病、心疾患、アルツハイマー、がんなどは、すべて代謝異常やミトコンドリア機能低下、炎症と強く関連していることがわかってまして、いかに表面の病気がバラバラに見えようが、それらはすべて「結果」であって、あくまでも根っこは同じなわけですな。

 

そのため、もしあなたが、

 

  • 午後になると必ず眠くなる
  • 甘いものやカフェインを取らないと頭が回らない
  • 朝起きてもスッキリしない
  • しっかり寝たはずなのに疲れが残る
  • ちょっとした運動でもやたら疲れる
  • 集中力が続かず、すぐスマホに逃げる
  • 風邪をひきやすくなった
  • 以前より太りやすくなった

 

みたいな現象に悩まされているとしたら、表面の症状や病態に悩むよりも「発電システムの不調では?」と考えてみるほうが有用かもしれません。これらは一見するとバラバラの問題に見えますけども、実は「エネルギーをうまく作れない・使えない」という共通の原因で説明できる可能性がありますんで。つまり、問題は「やる気がない」とか「根性が足りない」といった話ではなく、単純に“燃料の使い方がうまくいってない”だけかもしれないわけですな。

 

 

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最近は「コーチをつけるのが当たり前」みたいな空気がありますな。ランニングでもビジネスでも、ちょっと本気でやろうと思ったら、パーソナルトレーナーをつけたりするのがスタンダードになりつつあります。

 

とはいえ、皆さまこんな疑問を持ったことはないでしょうか。

 

「同じコーチをつけても、伸びる人と伸びない人がいるのはなぜ?」

 

同じアドバイスを受けているはずなのに結果に大きな差が出てしまうことは、どの世界を見てもよくありまして、なんとも不思議なもんです。

 

で、近ごろこの問題について、面白い整理をしてくれたレビュー研究(R)が出てましたんで、今回はその話をベースに「コーチを活かして成長できる人の条件とは?」って問題についてまとめてみましょうー。

 

 

 

コーチング効果を左右する「コーチャビリティ」とは何か?

まず今回の論文ですが、ざっくり言うと「コーチャビリティとは何か?」ってテーマを整理したレビュー研究になっております。「コーチャビリティ」ってのは、フィードバックを受け取り、それを行動に反映できる能力のことで、「教えられたことをちゃんと吸収して実行できる力」って感じですな。昔は「生まれつきの性格」みたいに扱われてたんですが、最近の研究では「鍛えられるスキル」として扱われてるんですよ。

 

で、この論文はいわゆる具体的な実験(RCT)をしたものではなく、過去50年以上の研究やコーチへのインタビューをまとめて、

 

  • コーチャビリティの定義
  • どんな要素で構成されるのか
  • なぜパフォーマンスに差が出るのか

 

を体系化してくれてるんですね。この手のレビューは、単発の研究よりもそのジャンルの「全体像」をつかむのに向いているのがポイントです。たんに1960年代からのコーチング研究を整理しただけでなく、現役トップレベルの指導者の意見を収集して、実務的な視点を補強してくれてるのもいいっすね。科学的な証拠の強さで言えば「中くらい」なんですが、現実への応用性はかなり高いのが特徴であります。

 

その上で、研究チームは「コーチャビリティは6つのスキルで決まる!」と指摘しておられます。具体的には、

 

  1. 注意力(ちゃんと聞く)
  2. 学習意欲(やる気)
  3. 粘り強さ(すぐやめない)
  4. フィードバック探索(自分から聞く)
  5. フィードバック受容(素直さ)
  6. 実行力(行動に落とす)

 

という6つなんですけども、そのポイントは、「コーチされるのが上手いって特徴は、性格ではなくスキルである」として扱っているところでしょう。昔は「素直な人は伸びる!」みたいな精神論がよく言われたもんですが、かなり具体的な感じになってていいっすね。

 

では、「コーチを活かして成長が早い人の6つの特徴」を詳しく見ていきましょうー。

 

 
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著者イメージ

鈴木祐

1976年生まれ。新宿区在住のライター/編集者。パレオダイエットにくわしい人。普段はチャイナ服ではありません。ライター歴は18年ぐらい。科学の知見を自分のカラダで試していくのが趣味で仕事。

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