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【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】岡田が、肥満大国アメリカにダイエット本を売り込む! 第72号

ヘイ、キャサリン。今日はとってもいいダイエットがあるから紹介するよ。え、俺は誰かって? マイネームイズ前田宏樹です。  今回は、Gyaoジョッキーから『岡田斗司夫のひとり夜話 2008/6/2』をお送りします。  岡田斗司夫のダイエット本である『いつまでもデブと思うよ』はご存じですか? なんとアメリカでも発売されてるんだそうです。  果たして肥満大国のアメリカに岡田斗司夫のダイエット論は通用するのか。アニメもダイエットも海外に売り出すなら、現地にあわせる必要があるんだとか!  それではハイライトへ、Here we go! ************************************   アメリカ人はですね、ダイエットに関してはローファット。  つまり、脂肪分を落とすこと事は考えるんですけども、実はカロリーという概念が殆ど無いんですね。無いって言ったら変なんですけども。  一般の人でも、カロリーっていう概念を殆ど知らないとか、気がついてないので、アメリカの肥満はいつまで経っても無くせないんですね。  彼らは食事で痩せようとすると、すぐに脂肪を減らす事ばっかり考えちゃう。なかなか上手く行かないんじゃないかな、と思ってます。  海外のVerticalって出版社のカタログがあるんです。  手塚治虫のマンガとかも出してる所なんですけども。  で、今年の一押しが、Sayonara,Mr.Fattyですよ。A Diet Memoirこれ。by Toshio Okadaですから。 『いつまでもデブと思うなよ』の英語版が出るんですね。  これが僕的には楽しみです。  アメリカ用に1章書き下ろしました。つまり、アメリカ人に分かるような形にしてくれって言われるんですね。どういのかというと、  俺はオタクで、人生にサクセスした男だ。オタク文化で俺はブイブイ言わせていた。そんな俺でも、実は幸せじゃなかった。何故かというと俺はデブだったからだ。しかし、デブからヤセに変化した俺は、今や人生バラ色。   そんなふうに言えなくもないんですけど(笑)  自分の実感とは違った話を、アメリカ向けに書かなきゃいけないんですよ。それがアメリカ人に受けるフォーマットだって言われて。  自分の思ってない事は書けないんですけど、向こうの言う事も分かる。  マーケティングに合わせて、ある程度切り口を変えるのも分かるので、出来るだけ意に沿った物を書いたんです。  まずダイエットする事が、全面的に楽しくて正しいんだという肯定から入らないと、アメリカ人が読みにくいっていうのはすごく良くわかる。  一応、気をつけて書いたんですが、「自分はそんなたいした事ないんですよ」みたいな卑下がちょっと出ちゃって。  何か僕どうも、 「オタクビジネスでブイブイ言わせて、人生に大成功した男だ」 っていう部分からして、苦い書き方になっちゃってですね(笑)。 我ながら素直じゃないな。とか思いました。

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著者イメージ

岡田斗司夫

作家、評論家 1958年、大阪生まれ。株式会社オタキング代表。FREEex主宰。常に時代の先を読み、ユニークな創造をし続けるクリエイター。アニメ・ゲーム制作会社ガイナックスを創業、社長時にはアニメ『王立宇宙軍オネアミスの翼』『ふしぎの海のナディア』、ゲーム『プリンセス・メーカー』などを手がけ、ブームを巻き起こした。その後、東京大学非常勤講師に就任。作家・評論家活動をはじめる。立教大学やマサチューセッツ工科大学講師、大阪芸術大学客員教授などを歴任。多岐にわたる著作の累計売り上げは250万部を越え、人々は尊敬の意味をこめてオタクの神様「オタキング」と呼ぶ。

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