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【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】作家になりたきゃAmazonで1位を取るしかない!? 第76号

光文社新書『「風立ちぬ」を語る』の英訳版『The Review of Hayao Miyazaki's "The Wind Rises"』がKindleで発売されました。クラウドシティでの英訳作業は見ていただけの無銘のマサフミです。 『岡田斗司夫の「評価で夢をかなえる個人メディアの作り方」セミナー』最終回になります。 電子出版、映像配信に続いて最終回は紙の本の話です。 『「風立ちぬ」を語る』他、数々の岡田斗司夫の書籍に携わってきた『ビンワード』山路さんに、昨今の出版事情について伺っていきましょう。 Amazonで電子書籍の実績を作れば、紙の本でも出版できるかも。 英訳版も目指せ紙の本! 最後に質疑応答パートもあります。 まずはハイライトからどうぞ。 ************************************ 光文社新書『「風立ちぬ」を語る』の英訳版『The Review of Hayao Miyazaki's "The Wind Rises"』がKindleで発売されました。クラウドシティでの英訳作業は見ていただけの無銘のマサフミです。 『岡田斗司夫の「評価で夢をかなえる個人メディアの作り方」セミナー』最終回になります。 電子出版、映像配信に続いて最終回は紙の本の話です。 『「風立ちぬ」を語る』他、数々の岡田斗司夫の書籍に携わってきた『ビンワード』山路さんに、昨今の出版事情について伺っていきましょう。 Amazonで電子書籍の実績を作れば、紙の本でも出版できるかも。 英訳版も目指せ紙の本! 最後に質疑応答パートもあります。 まずはハイライトからどうぞ。 <岡田>  で、今日の話。  電子出版と紙の書籍と両方やってる山路さんに聞きたいのは。 「ここに来てらっしゃる方で、電子書籍やりたい人?」って聞いたら、さっき手が上がったんだけども。  その中で、紙の出版の方に“上がって”行ける……って言い方は、今さら「電子=下、紙=上」みたいなんで嫌なんだけどさ。  でも、やっぱり、さっきの「書評は~」って話でもわかる通り、 やっぱり紙の出版の方にはステータスがあって。  対して、電子出版の方は「売れてるかもわかんないけど、まだ紙で出てるわけじゃないでしょ?」みたいな扱いですよね。  で、どうやれば、紙になるんですか――? <山路>  Amazonでトップ取ると良いですね。電子書籍で。 <岡田>  はあ……Amazonでトップ取る。 <山路>  ええ。 <岡田>  言い方悪いけど、Amazonでトップ取れるんだったら、最初から紙で出すよ! <山路>  いや、それはそうとも限らないんですよ。  例えば、最近の例だと、SF小説で『GeneMapper』っていう小説があって、私も読んで、「かなり面白いなあ」と思ったんですけれども。  それっていうのは、もう、著者が自分で作って、Amazonで売ったりとか、あるいは、自分のサイトで直に販売したりとかして。  で、それが話題になって。  ハヤカワの方から話が来て、それの改訂版をハヤカワ文庫から紙で出たんですよ。  そういうケースもありますね。 <岡田>  そうか。  新人賞だったら、いわゆる編集者が「この著者は行けそうだ!」っていうふうに見る目が必要だよね。  で、同人誌界でいくら売れてるっていっても、それはなんか「今、流行だから」とか、「たまたま」っていうのあるんだけども。  Amazonの売り上げって“数字”だから。   じゃあ、「トップに立った」って言ったら、もう問答無用でそれを出版社が出してくれるわけですか? <山路>   そうです。 <岡田>  え、ひょっとして、光文社の風立ちぬ本も、それ? <山路>  風立ちぬ本に関しては、その、そんなにAmazonでの数字が参考になったわけじゃあないと思うんですけど。  ただ、あらかじめ、文字起こしの電子書籍が出てたじゃないですか。  それをもう、編集長に持ち込んで。「これ読んで!」って言って読んでもらいました。  んで、「面白いよね」っていうことで、紙の本で、改訂版というか「それをもっと ブラッシュアップした物を出そう!」という企画に漕ぎ着けました。 <岡田>  嫌がんないんだ、出版社は。  もう、「ラッキー!」みたいな? 「原版、上がってるんだ。ラッキー!」っていう(笑) <山路>  そうそう。 「しかも、面白いじゃん」みたいな(笑)  ただ、出版社によって対応ってのは違うので。  判断とかに、もう、1ヶ月とか2ヶ月とかをかける出版社もりますし。  まあ、ある意味、編集長の権限が強い出版社とかだと、そのへんの判断・レスポンスが早かったりもします。 <岡田>  紙の出版社ってさ、「出版とか販売を受け持つ」という以上に、「自分が著者を見つけ出して世に出した。それが編集者の実績だ!」って言う人もいっぱいいるじゃん。 <山路>  うーん。  でも、結局、ああいうのって、なんか……そうなんですかねえ?  本当に“見出した”んですかねえ? <岡田>  おや?(笑) <山路>  いや、そういうこともあるでしょうけれど。  うーん。そこに今、こだわる人って、どれほどいるんでしょうね。  いや、漫画なんかはもうちょっとシステムが違うと思いますよ。  やっぱり、週刊とか月刊なんかで出して、その上でまた単行本にするとか、また全然ビジネスモデルが違うと思うんですけど。  小説なんかで、うーん、“発掘”して――? <岡田>  でも、出版社って差があるわけでしょ?  具体的に言うと、 今日ここに来ている人の中で、「Amazonで1位とは言えなくても、ベスト5に入りました」と。  じゃあ、「この本をあなたの会社で出してください」って言ったら、OKしやすい出版社としにくい出版社ってあるんじゃないの? <山路>  まあ、それはあるとは思いますけど。  でも、 それは出版社っていうより、たぶん“編集者”でしょうね。

【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】作家になりたきゃAmazonで1位を取るしかない!? 第76号

【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】手塚治虫が飢死するほど多様性を好む日本人第55号

「手塚治虫のヒロインの中で一番好きなキャラクターをあげろ」と言われ「ムーピー」と答えたら軽蔑の目で見られたことのある佐藤家清です。 全4回に渡ってお届けする2013年8月10日に行われた出版シンポジウム「電子出版ノススメ〜鈴木みそ×小飼弾×岡田斗司夫〜」の第3回目です。 「copyright」と「著作権」という言葉の違いから、「未来の電子書籍」の話など、興味深い話が飛び出しましたが、今回は日本人が求めてる多様性の欠点とおもしろさを語った部分をダイジェストでお送りします。 ************************************ <小飼>  僕は、 日本の人というのは 、たぶん、 日常に“多様性”を強く求める人 だと思います。  その根拠というのは、電子出版とかと話がずれるんですけども、コンビニに売ってる食べ物。 <岡田>  はいはいはい。ああ、そうですよね。 <小飼>  アメリカのコンビニって、日本と比べてずっと単純なんですよ。  こう言っちゃなんですけども、 コーラとペプシしかないのが彼らの世界です。 <岡田>  コーラとペプシとゲータレイドしかないですよね。 <小飼>  そうそうそう。  だから、それに比べたら、日本の自動販売機の中身ですら、ずっと多様なわけですよ。  それらには「シンプルにしよう!」という圧力は常に働いてるはずなんですよ?  だけど、あんまりシンプルになってないですよね、自販機の中身って。  ましてや、フィクションとかには、もっともっと多様性を求められるんですよ。  アメリカのスペースオペラには、『スターウォーズ』と『スタートレック』しかないわけではないじゃないですか。  でも、 日本ではずっと作品数が多いんですよ。異様なほど作品が多いんですよ。 はい。  だから、たぶん、そういうところはかなり長く残るんじゃないかな?  もしそうでないとすると、日本にもスターウォーズとスタートレックを見る人しか残ってないはずです。  もう席巻されちゃってますよ。とっくに洗脳されちゃってるはずです。 <岡田>  まあ、そうですよね。 <小飼>  でも、今やむしろ逆じゃないですか。  お話に飢えて、ハリウッドはどんどん日本の作品を物色してるわけでしょ。  実は、日本人というのは、お話を創る、絵空事を創る能力がものすごい高い人達で。  それはなんでかって言ったら、絵空事にどっぷり浸かってる人達がものすごく多いからなんですよね。 <岡田>  あとは、その 「国民性として多様性を好むから」 ですよね。 <鈴木>  日本人が国民性として多様性を好むから、そういうチマチマしたいろんなものが好き、と。 <小飼>  そう。  逆説的かもしれないですけど、 社会が割と均一だから、そっちの方に多様性を求める っていうことがあるのかもしれないですね。 (中略) <岡田>  じゃあ、「日本においては」と言うか、電子出版とかネットによる無料化の波が来ても、海外のように単一のものがメガヒットして売れて、残りはもう本当に何もなくなっていくというふうには、たぶんならない? <小飼>  難しいでしょうね。  もしそれが成り立つのであれば、もう日本の自動販売機にはコークとペプシしかなくなってると思います。 <岡田>  それよりも僕らは、面白いかどうかちょっとわからない新作が次々と出て、それをお試しで100円とか50円で楽しめる社会を選んでるわけなんですよね。 <鈴木> 「幕の内弁当的である」ということなんですよね。 牛丼よりも。 <小飼>  そうなんですよ。そういった意味では、すごい商売がキツい国ですよね。  というのも、本来ならば“定番”だけ出してれば良いはずなんですよ。  でも、そうなってないでしょ?  例えば、『カップヌードル』って、醤油味とシーフードとカレーと、あとはチリトマトぐらいが定番になっただけで、あとは毎年新作が出ては忘れ去られというのをずっと繰り返してるわけですよ。  でも、「この部分って本来必要ないんじゃん! もう、オリジナルとカレーだけ作ってろ!」って、なんでならないんでしょう? <岡田>  なるほど。  じゃあ電子出版の価格も、将来か近未来かわからないんですけども、1ドルらへんに落ちつくんじゃないんですか?  つまり、あらゆるお試しが1ドルで出来るという辺りに有料の1段階目が来て。  そっから上のものっていうのが、さっき僕が言った“その作家の生涯”を10万円ぐらいで買うのか、もしくは1年間の作品を1万円で買うのかわかんないですけど、そういうところに来ると。  お試しは、たぶんYouTubeなりePubかなんかに無料のものがまず大量に流れて、その中で、「あ、ちょっとこれ面白そうだな!」と思ったら1ドル、100円ぐらいの流れで。 <鈴木>  それで 消えていく変なジュース みたいな。 <岡田>  だから、Amazonもその1ドルの辺りの98円とか100円辺りの利率を変えてますよね。 その戦略だと思うんですけども。 <小飼>  いや、でも、日本がなんでこんなに、著作みたいなものだけではなくて、やたら新作が出る国なのかっていうのは僕の中でも謎なんです。  諸外国はそうでないから。 <岡田>   こんなにアイドルが量産される国、世界中どこにもない ですよね。 <鈴木>  で、消えてくし。 <岡田>  そう。 「なんで1億3千万人しか人口いないのに、このアイドルの数は何よ!」とか。 「あの“ゆるキャラ”の数は何よ!」っていう(笑) <鈴木>  ものすごい勢いで消えていくところに哀愁を感じてるんじゃないですかね。 <小飼>  アレなんですよ。   普通、コカコーラを発明したら、それで1世紀は食えるはず なんですよ。 <岡田>  ハハハ。そうですね。 <小飼>  コカコーラをパクっても、それで1世紀ぐらい食えるんです。2番手辺りまでは。  それ1パターンで良いはずなんです。 <岡田>  なのに、この国は『ブラックジャック』がヒットしなかったら “手塚治虫”が飢え死にしてたかもわかんないぐらい、実は“古くなるのが早い国”なんです よ。 <小飼>  そう。だからアレなんですよ。   手塚が新作を出し続けるという、恐ろしい国 ですよね。これは。うん。 <鈴木>  だから、過去作品のアーカイブで食ってくっていうのは甘いんだ。  すぐに古くなっちゃうからいつも新作描かなきゃいけないのに、新作を電子で書くって大変なんですよ。 (中略) <小飼>  謎なのは、「なんでそういう作品だけに席巻されてないんだろう?」というところ。新作が出る事そのものなんですよね。  この21世紀に『進撃の巨人』が売れている事なんですよ。 <鈴木>   作者というより、読者が望んでる んですよね。 <小飼>  そう。  だから……なんて言えばいいのかな? 「もう、その世界だけでは物足りない!」という人が常に供給されているというのが、これ結構な謎ですよね。 「一生、美味しんぼで良いじゃん!」って、なんでならないんだろう? <鈴木>  その供給元が出版社じゃなくなって、web漫画になったりとか、PixivだったりLINEだったりに変化する事もありえますよね。 <小飼>  既に確立した世界観を続けるというのであれば、これはビジネスラインにかなり上手く乗るじゃないですか。   (中略) <小飼>   よく出来た物語世界っていうのはそれくらいの価値があるんですよ。  少なくとも、一人の作家どころか、一つの出版社が、もうかなり長い間食っていけるぐらいの価値がある んですよ。  だけども、やっぱそこに甘んじてないっていうのは、日本のすごいところだと思いますよ。

【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】手塚治虫が飢死するほど多様性を好む日本人第55号
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著者イメージ

岡田斗司夫

作家、評論家 1958年、大阪生まれ。株式会社オタキング代表。FREEex主宰。常に時代の先を読み、ユニークな創造をし続けるクリエイター。アニメ・ゲーム制作会社ガイナックスを創業、社長時にはアニメ『王立宇宙軍オネアミスの翼』『ふしぎの海のナディア』、ゲーム『プリンセス・メーカー』などを手がけ、ブームを巻き起こした。その後、東京大学非常勤講師に就任。作家・評論家活動をはじめる。立教大学やマサチューセッツ工科大学講師、大阪芸術大学客員教授などを歴任。多岐にわたる著作の累計売り上げは250万部を越え、人々は尊敬の意味をこめてオタクの神様「オタキング」と呼ぶ。

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