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【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】ルパンは三流、ホームズは難しい。原作よりジュブナイルを!第67号

少年時代の愛読書はシャーロック・ホームズと江戸川乱歩だった前田宏樹です。 当然、両方ともジュブナイルです(笑) 2013年11月10日、岡田斗司夫による読書会「ビブリオトーク」が 吉本興業の本部にて開催されました。 今回は岡田斗司夫が語るジュブナイル小説についてご紹介します。 岡田斗司夫が熱くなったのはアルセーヌ・ルパンとシャーロック・ホームズ。 ルパンの原作小説がダメダメ(?)だってご存知でしたか? 二人の大作家の見る目が変わるかもしれない!? 岡田斗司夫が語るモーリス・ルブラン&コナン・ドイルの逸話をお楽しみ下さい。 ************************************ ジュブナイルの魅力を話します。 たぶん、ハリーポッターみたいな良質なものがあるから、 大人も子供も読める小説っていうのが、 この世の中には、既にちゃんと存在してるんですけども。 その昔、子供向けのものってそんなに面白くなかったわけです。 どうしたのかというと、 大人向けの小説を子供向けに無理矢理書き直す。 つまり、ジュブナイルっていう作業があったんですよ。 例えば、村上春樹の新作とかですね。 あと海外とかで翻訳されて大ヒットしてる小説、 例えば『華麗なるギャッツビー』とかを 小学生にも分かるように翻案して変えてしまおう! という文化があったんですね。 シャーロック・ホームズとアルセーヌ・ルパンは翻案ものが面白いです。 実はコナン・ドイルが書いたホームズっていうのは 僕らが思ってる以上に、ちょっと難しいところがあるんですね。 子供向けのホームズの本の方が、より読み物として楽しめる。 大人向けの本当のホームズって、 30歳とか35歳超えてから読み直さないと、 心理的な暗喩・隠喩みたいなものが分かりにくかったりします。 ルパンシリーズはもう原作を読んではいけないです(笑) ルパン読んだことある人いますか?  いい加減な小説ですよね~。 ホームズはまともな小説です。 ルパン対ホームズみたいに書かれるから、 ついついルパンまともな小説だと思うんですけども。 でも、モーリス・ ルブランて一発当てることしか考えてないんです! かなり三流な作家なんです!  面白くないんですよ、困ったことに(笑) 唯一まともなミステリーになってるのが『奇巌城』ぐらいかな。 『奇巌城』の中にもですね、ホームズが悪役として登場します。 本当に「売れりゃいい!」しかルブラン考えてないです。 ホームズが悪いことばっかりして、ルパンが正義の味方。 読んでる人が思わず涙する! みたいな内容になってるわけですね。 そしたら、コナン・ドイルから国際郵便でめちゃくちゃ抗議が来て! 仕方ないから、 ルブランはシャルロック・ホルムズとか名前を変えるんです。 懲りずに次の作品で出して、 またコナン・ドイルにめちゃくちゃ怒られる! っていうことをやってるのですね(笑) ルパンは本当に翻案もので、 少年ものに書き直したやつを読んだ方が、たぶん面白いです。

【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】ルパンは三流、ホームズは難しい。原作よりジュブナイルを!第67号
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岡田斗司夫

作家、評論家 1958年、大阪生まれ。株式会社オタキング代表。FREEex主宰。常に時代の先を読み、ユニークな創造をし続けるクリエイター。アニメ・ゲーム制作会社ガイナックスを創業、社長時にはアニメ『王立宇宙軍オネアミスの翼』『ふしぎの海のナディア』、ゲーム『プリンセス・メーカー』などを手がけ、ブームを巻き起こした。その後、東京大学非常勤講師に就任。作家・評論家活動をはじめる。立教大学やマサチューセッツ工科大学講師、大阪芸術大学客員教授などを歴任。多岐にわたる著作の累計売り上げは250万部を越え、人々は尊敬の意味をこめてオタクの神様「オタキング」と呼ぶ。

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