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  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「【スターウォーズ特集】なぜ皇帝はルークを帝国に引き入れようとしたのですか?」

    2015-12-31 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/31───────────────────────────────────

    おはようございます。
    岡田斗司夫がいろんな質問に答える『解決!ズバッと』を、毎日どんどんお届けします。
    今回は、「BRUTUS(ブルータス・マガジンハウス)」2011年10月1日号の『スターウォーズ特集』にて、岡田斗司夫がインタビューの質問に答えた回答の中から、選りすぐりをお届けします。



    ───────────────────────────────────「なぜ皇帝はルークを帝国に引き入れようとしたのですか?」───────────────────────────────────
     ルークを帝国に引き入れようとしたのは、ダース・ベーダーの意志ですよね。 皇帝が「じゃあルークでいいかな」と思ったのは、まずダース・ベーダーよりルークの方が若いしエネルギーがあるというのもあるんですが、ダース・ベイダーと同じことをさせたかったからですね。
     僕の考えなんですが、アナキンの父親はドゥークー伯爵です。 なぜならスターウォーズの1,2,3と4,5,6は同じ構造になっていますからね。
    ■スターウォーズは「父親殺しの連鎖」の物語
     1,2,3で最後に父を殺す息子。 銀河皇帝の前で息子に父親を殺させて、それを銀河皇帝が見てニヤリと笑って、その息子を悪の道に引き込む。
     父親を自分の手で殺してしまった息子を自分の陣営に引き入れるというのが、彼の成人の儀式であり、通過儀礼ですね。
     なぜならパルパティーン自体が、自分の師匠を殺すことによって、フォースの暗黒面を得たわけです。 「父親殺し」はスターウォーズ全体に流れるテーマなんですね。 その父親殺しの輪廻を誰が断つのかというのが、1から6の大きいストーリーなんです。
     6で「俺は父さんを殺さない」とルークが言ったことは、1から延々と行われている「父親殺し」の連鎖がようやく断たれた瞬間なんです。
     だから本当は大クライマックスなんですけど、6を作った頃のジョージ・ルーカスの演出力や構成力がズタボロだったので、よく分からなくなってしまった。 その後、皇帝が手から怪光線を出すという変なシーンになっちゃった。 本当にルーカスがやろうとしたのは、同じことを繰り返す輪廻を断つことだったんですね。
    ■ルークは欲望じゃなくて、正義感で動くかわいそうなヤツ
     3でパルパティーンがアナキンに「殺せ」と命じてドゥークー伯爵を殺させたことは、「父親殺し」という意味で6に対応しているシーンなんです。 それもアナキンは自分の父親と知らなくて殺してしまうんですが、ルークの方は自分の父親と知ってて殺します。
     なぜなら今回が妹が人質にいるので、パルパティーンとしてはOKのはずなんです。
     つまり人間は最終的に欲望で動くはずだからOKのはずなんですけど、ルークは正義で動くというかわいそうなヤツなんですね。
     結果、ルークは友達がいない。 すべてが終わったときには、ルークの知っている人間は全員すでに結婚していたり、友達は幽霊しかいなかったりする。
     6の後、ジェダイによる銀河の復興というのはない。 結局パルパティーンが作ってくれた銀河帝国システムを、もう1回分化して共和国に分けていくしかないんですね。だからちょっとまずい状態に戻っちゃう。
     だから銀河は戦国時代に戻るのだと思います。 強力な中央集権がなくなっていったので、群雄割拠の時代に戻る。 多分、あの後の1000年間ぐらい銀河は大混乱ですね。
    【まとめ】
     スターウォーズは「父親殺しの連鎖」が物語のテーマになっています。 ルークを帝国に引き入れようとしたのは、自分の父親を殺させて、暗黒面へ引き込むことが目的でした。

     インタビュー全文は、FREEexの『公式ブログFREEexなう』
     BRUTUS 10/1号 岡田斗司夫インタビュー全文にあります。


     
  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「イスラム国を支持する日本人がいるのはなぜ?」(後編)

    2015-12-30 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/30───────────────────────────────────

    おはよう! 岡田斗司夫です。メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。かたっぱしから答えてみましょう。


    ───────────────────────────────────「イスラム国を支持する日本人がいるのはなぜ?」(後編)
     イスラム国を支持する日本国民がいることが理解できません。
     どういった心境で、こういう言動にいきつくのでしょうか?

     
    ───────────────────────────────────

    (前号からの続き)
     報道をみる限り、僕にはイスラム国はすごく幼稚な団体に見える。 幼稚で無知で貧乏だからこそ、成立しているウィルス型の組織だと思っている。
    ■欧米は武器でテロを、日本はネットでテロを起こす
     ネットで似ている画像を探して、東京オリンピックのエンブレムを取り下げさせるとかね、そっちの振る舞いの方がイスラム国に似ている。
     イスラム国自身に対して、僕は共感してないんだよ。
     “テロ”という言葉を定義に落としていくと、「既存のシステムや社会や人命を壊していくこと」だとしている。
     欧米型のテロは武器が手に入りやすいから、若者は武器でテロを起こす。 でも日本では武器ではなくてネットを使ってテロを起こす。
     どっちもやることは、システムの破壊が目的。 そこには正義感みたいなものもあるけど、それより大きいのは、自分たちの恵まれない状況と中途半端な正義感による破壊衝動なんだよね。
    ■東京五輪エンブレム取り下げは日本型テロ
     日本型のテロはネットによるものだと思う。 たとえば、東京オリンピックのエンブレムの取り下げもそう。
     エンブレムを取り下げさせること自体は、ひょっとしたら正しいことだったかもしれない。 でもその手法は、僕は極めてテロに近いと思っている。 これを「日本型のテロ」って呼んでるんだ。
     話を戻すと、僕はオウム真理教の時に共感したのと違って、イスラム国に共感はできてないです。
     それはネットで似てる画像を探してきて、東京オリンピックのエンブレムを取り下げてきて、「ネット民の勝利!」と言っている人に、まるっきり共感できないのと同じ。
     僕は別にデザイナーの人がいくら儲けようが構わないと思ってる。 だから、そこにあまり正義感はないんだよね。
    【まとめ】

     欧米は武器を使いますが、日本はネットでテロを起こします。 例えば東京五輪エンブレムの取り下げ問題を起こしたネット民の振る舞いは、「既存のシステムを壊す」という意味でイスラム国に近いと思います。 
  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「イスラム国を支持する日本人がいるのはなぜ?」(前編)

    2015-12-29 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/29───────────────────────────────────

    おはよう! 岡田斗司夫です。メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。かたっぱしから答えてみましょう。


    ───────────────────────────────────「イスラム国を支持する日本人がいるのはなぜ?」(前編) イスラム国を支持する日本国民がいることが理解できません。 どういった心境で、こういう言動にいきつくのでしょうか?───────────────────────────────────

     これはどう話しても難しいと思う。 誤解されるかもしれないけど話していこう。
    ■支持と共感は違う
     まず「イスラム国を支持する日本人がいる」と書いているけど、支持している人はあんまりいないと思う。 だけど、共感している人なら、ある程度はいると思うよ。 
     “共感”と“支持”とは違うんだよね。 たとえば、殺人犯が捕まったとしよう。 その殺人犯の動機や置かれている状況に理解を示す。 これが共感だよね。
     でも、「俺だって殺したい!」となると、これは支持になっちゃうんだ。
     だから、支持と共感はあくまでも違う。 イスラム国に共感している日本人は ある程度いるけど、「分からなくもない」という程度だと思う。
     「支持してる人ならイスラム国に参加していると思う」(コメント)
     その通りだね。
    ■岡田斗司夫はオウム真理教に共感していた
      オウム真理教事件のとき、僕はオウム真理教の人たちに共感してたんだ。 でも支持はしてない。
     1980年代にオウム真理教に共感することは、イスラム国に共感するぐらい危険なことでもあるし、世間でも叩かれた。
     なのに、なぜ僕がオウム真理教に共感していたのかというと、信者たちの既存の宗教じゃ飽き足らない気持ちが分かるから。 自分たちが発見した法則や考え方で、世の中を変えていこうという気持ちが分かったんだ。
     でも追い込まれた結果、テロに走って、ハルマゲドンを起こそうとした。 それは支持できないよね。
    ■問答無用で弾圧したら9.11テロの時と同じ
     中東のもめ事を起こしたのは、第1次大戦の時にイギリスが行った2枚舌の外交だったんだ。
     それを肯定的に描けば、『アラビアのロレンス』という映画のように、「おかげで中東は近代化されました」ということになる。
     でも普通の見方なら、イギリスがそれぞれの派閥の味方をするふりをして、イスラムを3つに分けてしまったということになる。
     毎日、たくさんの人が殺されたり、難民になっている。 でもフランスでテロがあったからと言って、「中東を叩け! イスラム国を叩け!」って言うのは、9.11テロの時に問答無用でイスラム教徒の人たちを差別したり、弾圧したりしたのと同じじゃないの?
     そんな疑問符が浮かんでいる人が、イスラム国に共感している人たちだと僕は考えているんだよ。
    (次号へ続く)【まとめ】
     イスラム国に共感する人はいても、支持する人は少ないと思います。 共感する人は「問答無用でイスラム教徒を叩く」という風潮に疑問を持っていると思います。


     
  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「カリスマごとのポジショニング・マップ」

    2015-12-28 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/28───────────────────────────────────


    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    絶賛発売中の岡田斗司夫の最新著作『カリスマ論』から、ハイライトをお届けします。


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    「カリスマごとのポジショニング・マップ」


     本書の冒頭から登場いただいた堀江貴文さんは「開放的」であり「個人の成長」が目的です。
     堀江さんに近づく方法はサロンやメルマガなど多数準備され、その価格に見合った「付き合い方」ができるように整備されています。
     あまりに開放的なので、逆にドライに感じるほどです。
     サロンでは「やりたいこと」「個人の成功や成長」を中心に動きがあり、社会正義や変革などと言った「青い」言葉はほとんどありません。
     なのでポジショニング・マップでは、ほとんど左上の端が堀江貴文さんの位置になります。
     堀江さんと逆に右下にポジションするのは、文筆家で思想家の内田樹さんです。
     内田さんの文章は、わかりやすく明晰です。 でも内田さんは合気道の師範であり、
    「言葉ではなく身体化した思想」に核心があります。
     なので内田さんの「本当の弟子」になるためには、無意識化するまで繰り返された肉体の鍛錬が不可避なのです。
     同時に内田さんは「思索を練る」よりも「行動に移す」ことを重要視しています。 国会前でデモする若者に理解と言葉を与え、彼らを擁護しようとし続ける。
     デモ運動を「効率が悪く意味が無い」と斬るホリエモンとは対照的です。 なので、内田樹さんは「閉鎖的」かつ「社会運動」が目的になります。
     大阪市長の橋下徹さんは「開放的」かつ「社会運動」です。
     彼の言葉はわかりやすく、同時に「一緒にいる仲間だから」の配慮がありません。 同じ維新の党の仲間であっても、思想が違えば簡単に別れるし、罵ります。
     自分を応援してくれる有権者に成長も求めません。 あくまで「彼らに理解できる言葉」を探し、争点がレベルの低い感情的なやりとりに終始しても気にしません。
     これはマップのほぼ同位置にいる安倍晋三さんや孫正義さんも同様です。
    ▼歴史上のカリスマはどうでしょう?
     織田信長は「閉鎖的」かつ「社会運動」
     豊臣秀吉は「開放的」かつ「個人の成長」
     腹心にも理解できないような世界最先端の戦術と施策を動かし、下克上をなしとげた信長と、ヒトを近くに集め、喜怒哀楽をいつもあらわし、万民に平等な「天下の茶会」を開催した秀吉は、まさに対照的です。
     武を重んじ、節約と支配を両立させた徳川家康はマップの中間、なかなかのバランス派ですね。
    カリスマ論

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  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「カリスマ・ポジショニング・マップ」

    2015-12-27 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/27───────────────────────────────────


    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    絶賛発売中の岡田斗司夫の最新著作『カリスマ論』から、ハイライトをお届けします。


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    「カリスマ・ポジショニング・マップ」


     ところでカリスマたちは、それぞれどのような方向を目指しているのでしょうか。 ここでは歴史上や芸能界のカリスマたちを、その存在の大小に関係なくマッピングしてみました。
     縦軸は「わかりやすさ」「閉鎖と開放」です。
     周囲にヒトを集めやすいカリスマは「開放的」 逆に、どう近づいたらいいかわからない、近寄りがたいカリスマは「閉鎖的」です。
     開放型のカリスマからは、ファンはすぐに離れます。 閉鎖型のカリスマは、ファンは信者化し、なかなか離れません。
     開放型のカリスマの言うことはわかりやすく、実行のノウハウやハウツーも同時に語られることが多い。 でも閉鎖型のカリスマは、近くにいないと真意をくみ取りにくく、知らない人に誤解されても気にしません。
     このマッピングでは、「わかりやすく開放的」なカリスマを上位に、「わかりにくく閉鎖的」なカリスマを下位にポジショニングしました。
     誤解して欲しくないのは、「上位だから偉い」のではない、ということ。教えること自体が難しく、理解にも時間がかかることはこの世にいくらでも存在します。 ノーベル賞を取るような素粒子研究が、誰にでもわかりやすいはずがない。
     そういう研究者のカリスマとしての人間関係は、どうしても「閉鎖的=入りにくく抜けにくい」になってしまいます。 上位と下位は、あくまでこのポジショニング・マップの分類で生じたものです。
     マップの横軸は、カリスマの目指す目的です。
     カリスマの目指しているのが「社会の変革」要素が強ければ、右側。 「個人の成長」を目的としているなら、左側にポジションしました。
     個人の成長を信じる人は、社会や組織を信じません。 だからこそ、「ヒトは成長しなければいけない」と思うのです。 社会福祉よりも「強くなれ、自分で稼げ」という励ましに走りがちなのも、「個人の成長」を信じるカリスマの特徴です。
     社会運動を重視するカリスマは、大衆を信じません。 個人の成長=成長できない弱者の切り捨て、と発想してしまうからです。
     誰にでもチャンスはあるかもしれない。 でもチャンスを活かせない人もいる。 そういう人に、より多くの努力を強いる社会はヘンだ。 アタマの悪い大衆でも生きられる社会を。 そう考えるカリスマは、自助努力よりも社会保障を重視した社会を目指します。
     もちろん、どんなカリスマもその両方の要素を持っています。
     「成功して金持ちになろう」と語りかけるカリスマも、その成功を分かち合いたい、もっとみんな豊かになって欲しいと思うからこそ、著作や講演活動をしてるわけです。 「個人が豊かになれる社会」への変革を願っているわけですね。
     「世界を変えなければ」と思っているカリスマも、一人ひとりが変わらなければ世界は変わらない、ということぐらいわかっています。 どんなカリスマも「社会変革」「個人成長」の両方を重視している。
     でも、それぞれに偏りがあり、最終的に「こっち重視」という傾向はカリスマごとに存在します。
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  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「どうしてイタリア軍は弱いの?」

    2015-12-26 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/26───────────────────────────────────

    おはよう! 岡田斗司夫です。メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。かたっぱしから答えてみましょう。


    ───────────────────────────────────「どうしてイタリア軍は弱いの?」 第二次大戦時のイタリア軍はあんなに弱いのに、イタリア・マフィアが強いのは何故でしょうか?───────────────────────────────────
     イタリア人は、軍みたいに ひとつ に まとめると弱い。 でもファミリーになると強い。
     「なぜマフィアが強いのか?」と言いますが、マフィア同士でも殺し合いをします。 イタリア人は内部闘争をすごく大事にやっている民族なんだ。
    ■イタリア人はすぐに裏切る民族
     それが一致して“イタリア軍”という形で他所の国と戦おうとしても、すぐに裏切るヤツが出てくる。
     第二次大戦のときにアメリカ軍がノルマンディー上陸とともにイタリアに上陸しようとした。 そのときに手引きしたのはニューヨークに住んでるイタリアン・マフィアなんだ。 具体的にいうと、イタリアに追放されたラッキー・ルチアーノというギャング。
     そのラッキー・ルチアーノが、イタリア本国の情報を、アメリカのCIAやFBAにガンガン流した。 そのおかげでアメリカ軍は侵攻できて、連合軍勝利につながったという歴史的事実がある。
     イタリア人は身内は庇うけど、イタリア人同士でもけっこう裏切ることがあるから弱いんです。
    【まとめ】
     イタリア人はすぐに裏切るところがあるので、イタリア軍のようにまとめると弱くなります。 またマフィア同士でも殺し合いをよくやります。

     
  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「これからのカリスマビジネス」

    2015-12-25 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/25───────────────────────────────────


    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    絶賛発売中の岡田斗司夫の最新著作『カリスマ論』から、ハイライトをお届けします。


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    「狙い目は、新たな『喫茶店』」



     これからのカリスマビジネスで、一番有望なのが「有料サロン」です。 第1章でSynapseathleteclubといったオンラインサロンのプラットフォームを紹介しましたが、今後もさまざまな特徴を備えたサロンが登場してくるのは間違いありません。
     中でも私が狙い目だと考えているのは、新たな「喫茶店」とでもいうべきスタイル。 オンラインサロンと、リアルサロンを組み合わせた形態です。
     知名度のある声優などを一日店長にするといったイベントはありますが、そうではなくカリスマ自身が店長として常駐するんです。 オンラインサロンの一般メンバーはネット上で交流したり、グッズを買ったりすることはできるんだけど、リアルな店に来られるのはプレミアムメンバーの特権にするというわけ。
     今までにも芸能人プロデュースの飲食店はありましたが、そのビジネスモデルではお客さんが店に足を運ばない限り、お金は発生しません。
     では、カリスマビジネスの考え方で、カレーショップを運営するとしたらどうなるでしょう?
     まず、「カリスマが好きなカレー」をテーマにして、オンラインサロンとリアルなカレーショップを立ち上げます。 オンラインサロンでは、カリスマプロデュースのレトルトカレーを月替わりで提供。 年会費を払った会員には毎月カレーセットが届くほか、年に1回リアルカレーショップに入れるチケットがもらえる特典付き。 カレーショップはいつも3時間待ちの行列ができているんだけど、特典チケットを持っているメンバーは並ぶことなくプレミアム席へと案内され、カリスマ店長と話をすることもできる ―。
     ここまで練り込んで、初めてカリスマビジネスです。 この例においてリアルなカレーショップでカリスマ店長と食事するというのは、お客にとっては最大のイベントになります。
     こういうビジネスは、みなさんもすでにご存じのはずです。
     その代表例が、ディズニーランド。熱心なディズニーファンは、グッズを買ったり映画を見たりするだけでなく、ディズニーランドの年間パスポートも買います。 さらに、開演前に優先入場できるよう、ディズニーランドホテルに宿泊。 そして、ファンにとって最大の夢は、シンデレラ城で結婚式を挙げること。
     ディズニーランドというのは、ディズニーのキャラクターを中心に据えたカリスマビジネスと捉えるとわかりやすいでしょう。

    カリスマ論

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  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「安い肉は○○リスクがあるから、食べないほうがいいの?」

    2015-12-24 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/24───────────────────────────────────

    おはよう! 岡田斗司夫です。メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。かたっぱしから答えてみましょう。


    ───────────────────────────────────「安い肉は○○リスクがあるから、食べないほうがいいの?」 最近、ニュース等で安い肉は発ガンリスクなどが叫ばれますが、安さには勝てず、よく食べてしまいます。 岡田さんは、安く売っている肉を食べる事についてどう思いますか?───────────────────────────────────
      僕はあんまり気にしないで食べているね。 「〇〇リスク」と言い出すと、本当に心のバランスを崩す事になってくるよね。
     「アメリカ産の肉は危ない!」と言われても、普段の食事で徹底的に排除するのは事実上不可能なんだ。
     これは安保問題や政治問題を考えるのと同じように「生活としての食事」と「理念としての政治」というように分けたほうがいいと思う。
     「安い肉は発ガンリスクなどが叫ばれる」と考えても、そこから先は自分の生活とある程度分けても考えたほうがいいよ。
     「こういうふうに思う」という思想活動と普段の生活のつじつまを合わせようとしたら、評論家や思想家の生き方に近くなってしまう。 僕はあんまりオススメはできないです。
    【まとめ】
     ○○リスクを気にしてもよいですが、それを普段の生活と合わせようとしたら、しんどくなります。 ちなみに岡田斗司夫は安い肉でも気にせずに食べます。

     
  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「【スターウォーズ特集】岡田斗司夫が選ぶ名シーンとは?」

    2015-12-23 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/23───────────────────────────────────

    おはようございます。
    岡田斗司夫がいろんな質問に答える『解決!ズバッと』を、毎日どんどんお届けします。
    今回は、「BRUTUS(ブルータス・マガジンハウス)」2011年10月1日号の『スターウォーズ特集』にて、岡田斗司夫がインタビューの質問に答えた回答の中から、選りすぐりをお届けします。



    ───────────────────────────────────「岡田斗司夫さんの『スターウォーズ』の好きなシーンを教えてください」───────────────────────────────────
     1番好きなのは『スター・ウォーズⅣ』で、スター・デストロイヤーが頭の上を通過するシーンです。 もうこれは違う映画なんだと思って、ショックでしたね。
     映画館で初めて見た映画だし、テレビのCMとかでさんざん使われていたシーンです。 でも、やっぱり見たときに「これまでのSF映画と全く違うものが来た!」というショックがあった。
     同じようなショックが『スター・ウォーズⅣ』のタトゥイーンに沈む二重太陽のシーンです。
     スター・デストロイヤーが頭の上を通っていくのは、『スター・ウォーズ』が絵として、ビジュアルとして全く新しい次元に進んだということ。
     これまでのSF映画の安物の作り方と違って、どうやれば戦争映画のようなスペクタクルな画面が作れるのかということで作っている。
     ビジュアルイメージの作り方がすごかったけど、あの二重太陽の沈むシーンに関しては特撮技術は全然すごくないんです。
     本当にレトロな穴だらけの映像なんですが、ただイメージがすごかった。 僕らが全く見知らぬ惑星のところに若者がいて、同じように「大学に行きたい!」と言っているのに「ダメだ、もう1年やれ」と言われた。
     何回も言われて、俺はずっと友達に追い抜かれている。 「俺、こんな星で朽ちていくのかな?」と思いながら、見ている夕焼けは世界中の若者が共感できることなんです。
     若者に限らず、誰でも挫折があって、誰でも夕焼けの中で挫折をした思いはあるだろうから、それを二重太陽で見ているだけで、「全く別の世界にいる人間が君と同じ悩みを持っているんだよ」ということが、一瞬で分かる世紀の名シーンだと思うんです。
     SF映画の世紀の名シーンは『2001年宇宙の旅』という映画で、猿が骨で他の動物を殺して、その骨を投げると一瞬それが宇宙船になるというシーンです。 それが当時の米ソ・中国の原子力ミサイル、核ミサイルを積んだ原子力衛星なんですね。
     それが人類の武器の進化が100万年が一瞬でつながる世紀の名シーンだと言われていますが、同じ世紀の名シーンだったんですね。
     SF映画の世紀映画の歴史に残るぐらいの名シーン。 だから、1番好きなシーンは心情的には二重太陽が沈むシーンなんですが、映像的にはスター・デストロイヤーが頭の上を通過するシーン。
     好きなキャラクターはヨーダ。 それもフランク・オズが下でいじっているようなマペットのヨーダです。

     インタビュー全文は、FREEexの『公式ブログFREEexなう』
     BRUTUS 10/1号 岡田斗司夫インタビュー全文にあります。


     
  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「入社早々ぼっちでツラいです…」

    2015-12-22 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/22───────────────────────────────────

    おはよう! 岡田斗司夫です。メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。かたっぱしから答えてみましょう。


    ───────────────────────────────────「入社早々ぼっちでツラいです…」でんどりまーさん/年齢非公開/大学院生 新社会人になるものです。 先日に内定式があり懇親会があったのですが、エリートコミュ障の私は見事にぼっちになり、すごくつらい数時間を過ごしました。
     ぼっちなりに周りの会話に聞き耳を立てていたのですが、周りの皆様は一つ一つ見るとなんてない言葉を上手につなげてキャッチボールを楽しんでいました。
     私なりの分析では、みなさんの話題は内容よりむしろ「適切な話題を選択する能力」や「振るタイミング」が卓越しているように感じました。
     正直、自分がそのような能力を身につけるには何をすればいいのかまったく見当が付きません。
     岡田先生、この輪の中に入るために私はどうすればいいでしょうか?
     岡田先生ならどのように思考を展開させていくのか是非お聞かせお願いします。
    ───────────────────────────────────
     その輪の中に入りたい場合だよね。 ホリエモンに質問したら、「俺、そんな輪に入りたくねぇよ!」で終わり。 ただ僕はホリエモンより3段高いサービスを目指しているのでキチンと答えます(笑)
    ■話題選択やタイミングより、分析に注力しすぎ
     「適切な話題を選択する能力や、振るタイミングが卓越しているように感じた」(質問文)
     多分、それは確かなんでしょう。
     人の能力が100あるとしよう。 でも人によって20とか200という能力の差はあまり無いと思う。 どんな人も100程度で同じようなもの。 もちろん、僕みたいに特別に高い人間も いるってことは置いておくけどね。
     どの人も能力が100程度となれば、他の人も90〜120ぐらいの間になる。 でんどりまーさんが「適切な話題を選択する能力」や「振るタイミング」が低いとしたら、多分その時の脳処理を別の事に振り分け過ぎなんだ。 つまり、「分析」をする事に振り分け過ぎ。
     「みんなは今、何を話してるんだろう?」
     「この人たちは人類学的に何をしているんだろうな?」
     という他人事になって、ずーっと見てるから分からなくなる。 そして、そこに脳の処理能力が大量に使われてるんだ。
     
    ■うまく話せない人は「日本語が下手」と考える
     今の でんどりまーさんは、外人の中に入っているようなもの。 自分は日本語の初心者なので、日本語の練習に来てると考えるんだ。
     普通に話したら、「お天気いいですね」「私、わかりませーん」しか言えないと思うことにしよう。 なので日本語の練習のつもりで中に入ろう。
     「福山雅治が結婚してショックなんだよね」
     「ショックですねー」
     「結婚してショックという女の気持ちが分からないなあ」
     「分からないですねー」
    ■輪の中に入りたいなら、“あいづち”から始めよう このように、ひたすら“あいづち”を打とう。
     これは別に相手に合わせるとか、バカになるという意味ではないよ。 まず、でんどりまーさんに必要なのは日本語なんだ。
     でんどりまーさんは日本語を喋ってるつもりでも、基本的にその能力が低いワケ。 このバカみたいなオウム返しが出来るようになったら、ようやく次の段階に進める。 そうなったら気の聞いた返事とか自分の感想を返事してもいいよ。
     ただし最初からそれをやっちゃいけないし、高みから見たようなことも禁止。 英語でもロシア語でも、語学を学ぶときは全部同じ。 相手の言ってる事を頭の中で日本語に変換して分析してたら、言語なんか上手くならない。
     例えば僕がアメリカに行って話したらどうなるか? 僕は中学生レベルの英語しか話せないから、頭が中学生になるんだ。 つまり、頭が悪くなっちゃう。
     それをガマンして中学生なりに一生懸命に話てると、だんだん英語力が上がる。 同じように、自分の頭の中身を小学生か中学生だと思って、日本語がよく分からないと考える。 まずは“あいづち”から始めよう。
     ひたすら あいづち を打ったら、次に あいづち プラス自分の意見で、徐々に日本語が上手くなるようにしてください。 でんどりまーさんは、日本語が下手だと思うので、こういう助言になりました。
    【まとめ】
     日本語の勉強のつもりで輪の中に入りましょう。 最初はひたすら“あいづち”を打ってください。 それができるようになったら、気の利いた返事にも挑戦してください。 最初から難しいことをしてはいけません。