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記事 30件
  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「カリスマは教義を持たない」

    2015-11-30 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/30───────────────────────────────────


    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    絶賛発売中の岡田斗司夫の最新著作『カリスマ論』から、ハイライトをお届けします。


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    「カリスマは教義を持たない」


     教義を持たないのも、カリスマ型の特徴です。
     教祖型は、プログラミングや英会話のようなメソッドを教える場合でも、「こういう生き方をしなければならない」と信者や弟子に求めます。
     カリスマは、そんなことをしたりしません。
     例えば、カリスマ型の代表、スティーブ・ジョブズ。
     ややこしいことに、彼自身は教祖でありたかったようですが、結果的に彼はカリスマでした。
     ジョブズが開発を指揮したアップル製品は、世界中で熱狂的なファンを生み出しました。 ファンたちはアップル製品の素晴らしさや、ジョブズの名言について、熱く語ります。
     では、ジョブズの生き方を受け継いだファンはいるでしょうか?
     ジョブズは菜食主義者で、仏教に傾倒し、若い頃はヒッピー文化に影響を受けて社内を裸足で歩いたりもしていました。 でも、そんな彼のライフスタイルに影響を受けた人はほとんどいません。 ジョブズにとっては残念なことに、彼には教祖力というものがとことんなかったようですね。
     あれほど面白い製品を生み出し、大勢の人に影響を与えたにもかかわらず、今でもジョブズのことをボロカスに非難する人は絶えません。 教祖力が強い人だと、こうはならないものなんですけどね。
     カリスマというと、相手にものすごく強い影響力を与えて心身を縛る。 自分の言う通りに相手を支配する、そんなイメージを持つかもしれませんが、それは教祖型やメンター型リーダーの特徴です。
     教祖やメンターが弟子を縛るからといって、それがダメだというのではないですよ。
     閉鎖的な人間関係であればあるほど、学習効果が高くなる可能性もあります。 指導者と一対一に向き合い、その人の人生観を受け入れることで、才能を開花させたアスリートや音楽家なども大勢います。
     この本をわざわざ買って読んでくれる人は、おそらく勉強熱心でしょう。 私の経験上、勉強熱心な方の半分くらいは、閉鎖的な人間関係で学ぶ方が適しているように思います。
     誰かから何かを学びたいと思ったら、まず自分がどういう人間関係を求めているのかを自問すること、そして指導者がどういうタイプかを見極めることです。 一対一の濃密な人間関係を求めている人がカリスマ型の人間に近づいても物足りないでしょうし、そうでない人が教祖型やメンター型に師事すると息が詰まってしまうことでしょう。
     この開放型、閉鎖型という軸は、自分自身でビジネスを始める時にも重要になってきます。 自分の考えを相手にとことん理解してもらい、その人を手放したくないと感じるなら、教祖型やメンター型を目指すべき。 間違っても、カリスマ型を目指すべきではありません
    カリスマ論

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  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「カリスマに近づきすぎると、火傷する」

    2015-11-29 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/29───────────────────────────────────


    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    絶賛発売中の岡田斗司夫の最新著作『カリスマ論』から、ハイライトをお届けします。


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    「カリスマに近づきすぎると、火傷する」


     カリスマ自身は濃密な人間関係ではなく、薄く広い関係を求めますが、近寄っていくファンやサポーターも全員そうだとは限りません。
     カリスマに近づいたファンが、「君はこういうことをやった方がいいよ」と言われたとしましょう。 カリスマもある程度、個々人の特性を見はしますが、本当にその人がミッションを成し遂げられるかまで考え抜いているわけではありません。 カリスマとしては、ミッションを成し遂げるのは本人次第だと思っていますし、仮に失敗したとしてもそれを気に病んだりしないんです。
     私はこれまでSF大会を主催したり、アニメスタジオを立ち上げたりしてきました。 もし、私のやっている活動に参加するために会社を辞めた、大学を辞めたという人がいたら、私は「そんなによくやってくれてありがとう!」と感謝はしますが、申し訳ないとは思いません。 なぜって、私まで申し訳ないと思い始めたら、活動に支障をきたすから。
     そんな考え方をする人間に近づきすぎると火傷することもありますから、カリスマに興味を持ったら、くれぐれも注意してください。


    カリスマ論
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  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「散髪屋でなんて言えばいいか分かりません」

    2015-11-28 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/28───────────────────────────────────

    おはよう! 岡田斗司夫です。メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。かたっぱしから答えてみましょう。


    ───────────────────────────────────「散髪屋でなんて言えばいいか分かりません」

     散髪に行った時になんと注文していいか分かりません。 今までは校則に違反しないようにと言っていたのですが、卒業してしまった今それも使えません───────────────────────────────────
     質問者は男性なんだろうね。 つまり、「格好良くして下さい」と言いたいわけだよね。 ところが「僕なんかを格好良くできるはずないじゃん」とも思ってる。 それに「格好良く見られたいんだな」と散髪屋さんに思われるのもイヤだよね。
    「ヘアカタログを持っていけばいい」(コメント)
     ダメですよ。 昔、やったことあります。 散髪屋さんが軽く鼻でフンって笑って、それから一生、ヘアカタログを持っていけてなかった。
     なので最近、僕が開発したのは「格好良くしてみて下さい」と言うこと。■「格好良くしてください」の恥ずかしくない言い方とは?
     「格好良くして下さい」ではなくて、「格好良くしてみて下さい」という。
     そうすると散髪屋さんのチャレンジ魂が出てきて、「格好良くしてみるのか、やってみようじゃないか!」と思ってやってくれるんだ。
     比較的、最近は髪型に関して上手くいっている。 「格好良くして下さい」と「格好良くしてみて下さい」って、内容は同じなんだけど、言う時にちょっとハードル下がるし、なんちゃって感も出るし、面白く言ってる感も出る。
     女の子の場合は、「可愛くしてみて下さい」って言うと、美容師さんが「精一杯やればいいのね」っていう感じがして、楽しいと思います。 是非やってみてはいかがでしょうか。
    【まとめ】
     岡田斗司夫が散髪屋に行くときは「格好良くしてみて下さい」と言います。 「格好良くして下さい」だと恥ずかしいですが、「格好良くしてみて下さい」だと、言いやすいですし、散髪屋さんもがんばってくれます。

     
  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「最も開放的な存在である『カリスマ』」

    2015-11-27 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/27───────────────────────────────────


    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    絶賛発売中の岡田斗司夫の最新著作『カリスマ論』から、ハイライトをお届けします。


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    「最も開放的な存在である『カリスマ』」


     最後は、いよいよカリスマです。
     閉鎖的開放的の軸でいうと、カリスマはいったいどこに位置すると思いますか?
     私が定義するカリスマは、実は一番下。 これまで挙げた5つのタイプのどれよりも、開放的です。
     意外でしょうか?
     私のいうカリスマは、他の指導者の存在を認め、絶対に否定しません。
     他の指導者を認めるということは、自分以外のやり方や生き方、価値観を認めるということ。 スキルや人生観で、生徒や弟子を束そく縛ばくしたりしません。
     先の例でいえば、トレーナーは少なくとも練習のやり方については生徒に押しつけますが、カリスマはそんなことすらしません。
     当然のことながら、他の指導者を認める教祖なんて、一人もいません。 これから新興宗教を作るという時に、他の宗教を認めてしまったら、新しい宗教を立ち上げる意味がなくなってしまいます。
     自分が一番正しい。
     いえ、「一番」ではありませんね。「唯一」正しいと思えるからこそ、教祖になれるわけです。
     メンターについても、同じことがいえます。
     この生徒、弟子にはこの指導法がいいだろう、そう心から信じていないと一対一の関係など作れません。 一対一の濃密な人間関係は、ほとんど恋愛みたいなものですから。
     でも、「カリスマ」型は違います。
     これまで私は何十人ものカリスマに会っています。 彼らの基本姿勢は「来る者は拒まず、去る者は追わず」 そういう意味で、カリスマとその周りの人は開放系の人間関係を築くことになります。
     カリスマの下には、弟子やお客さんがたくさんやって来ます。来るには来るんですが、その分離れる人も多い。
     どんどん来て、どんどん離れる。 弟子の新陳代謝がすごく激しいのです。
     1年間に新たに1000人が近づいて来て、800人が去っても、200人増えたから成功だと考えるのがカリスマです。 人を群れとして見ており、個々人にはこだわりません。 入れ替わりが激しくても動的安定を保てていれば問題ないのですが、うまく行くとは限りません。 カリスマとしてのポジションを継続するには、常に人前に露出して、何らかの発信を続けていかなければなりませんから、けっこう大変です。
     教祖やメンターは弟子などといったん人間関係を築いたら、10 年、15 年と、同じように安定的な関係を続けることになります。 信者や弟子がどんどんいなくなってしまうようでは、すでに教祖でもメンターでもないともいえるでしょう。
     第1章で紹介したように、カリスマ型のビジネスでは、いかにして知名度を上げ、影響力の及ぶ人間の数を増やしていくかがキモになります。 薄く広くのビジネスなんですね。
     例えば、ホリエモンは誰に対しても公平に、自分と会えるチャンスを作ります。 月に800円払うメルマガ読者、月に1万円払うサロン会員、一回ごとに 万円払って一緒にお寿司を食べて1時間くらい話す人……。 自分にお金を払ってくれる人は平等に扱う、薄く広いコミュニケーションを目指しています。
     ホリエモンの周りにはとてもたくさんの人が集まってきますから、ホリエモンはそんな人たちの顔と名前なんてほとんど覚えていません。 それは、別にホリエモンが薄情だからということではありません。 カリスマとは、そういうビジネスモデルなのです。
     もしホリエモンが教祖型だったら、どうでしょう?
     きっと、彼が主催する団体に入った人は外に出ないようにし、参加者にはホリエモンの考え方を100%受け継ぐことを強制するはずです。
     私自身もカリスマ型の人間なので、とてもよくわかります。
     「濃く、狭い」関係を求めて近づいてくる人間が、私はすごく苦手なんです。 これは、大部分のカリスマ型に当てはまる特徴だと思いますね。
     教祖やメンターは、ああした方がいい、こうした方がいいと、たくさんの事柄を弟子に伝えようとします。 でも、私はそんなことは全然思わないんですよ。 私の近くで私の行動を見ていて、その人のやる気が出るんならそれでいいんじゃないの? そんな風に考えます。
     私もあれこれ人に助言はしますけど、言われた人がその通りに行動しなくても何とも思いません。 取り入れたいところを取り入れれば、たぶんいいことがあるよ、という程度の気持ち。
     それくらいの人間関係が、カリスマ型にとってベストの距離感なのです。



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  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「"仕事ができる人"って自分勝手じゃない?」

    2015-11-26 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/26───────────────────────────────────

    おはよう! 岡田斗司夫です。メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。かたっぱしから答えてみましょう。


    ───────────────────────────────────「"仕事ができる人"って自分勝手じゃない?」

     仕事ができる人とは具体的にどんな技能を持った人でしょうか。 自分で工夫して、自発性がありみたいなことはよく言われます。 そういう人って、大体自分勝手な人じゃありませんか?───────────────────────────────────
     仕事ができる人は、自分勝手になりがちだと思うよ。
    ■"仕事ができる人"の2パターン
     周りに合わせて人当たりもよくて、仕事もできる人もいる。 でも、その場合は"仕事ができる人"って思われてないんだよね。  みんなが"仕事ができる人"って思うのは、その人のおかげで仕事ができていると明らかに周りが分かっている、いわゆるワンマンタイプの人だね。
     その人がいるおかげで全員の生産性が上がっている。 だからチームとしては仕事ができている。  でも、"仕事ができる人"の中には、「その人のおかげだと、誰も気がつかないタイプの人」もいると思うんだよ。
     後者のタイプは、案外 日本に多いと思うんだ。 みんなの間の調整役になって、自分個人としては仕事ができてるように見えない。 でも、「あいつがいるおかげで、実は上手く仕事が回ってる」という人がいる。
     アメリカのような組織構造だったら、すごく仕事ができるヤツを上にもってくるから、仕事ができるヤツは自分勝手になってる。 でも日本はそうじゃない組織が多かったんだ。■現代日本は"盛る文化"だから自分勝手な人が増える
     以前、原田曜平さんとの対談でも話したけど、日本は今、"盛る文化"なんだ。
     自分のことや、体験してきたことを盛ったり、過剰に面白く言ったり、明るく言ったり、楽しくしたりする文化がある。 なので、自分勝手な人が出てきやすくなってると思う。
      ちなみに今、僕がやっているウィキペディアの岡田斗司夫に関する記述を増やす事も、盛る文化の1つ。 でも本当のことを書いているので、勘弁して下さい(笑)
    【まとめ】
     仕事ができる人には、ワンマンタイプと調整役の2パターンがあります。 前者は自分勝手になりがちで、後者は仕事ができるようには見えません。 日本は後者が多かったですが、現代は盛る文化なので自分勝手な人が増えてくると思います。

     
  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「メンターや教祖と、カリスマは何が違う?」

    2015-11-25 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/25───────────────────────────────────


    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    絶賛発売中の岡田斗司夫の最新著作『カリスマ論』から、ハイライトをお届けします。


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    「メンターや教祖と、カリスマは何が違う?」


     もう少しカリスマとは何かについて探っていくことにしましょう。
     人に強い影響を与えるのがカリスマですが、似たような言葉もありますね。 例えば、「教祖」とか「メンター」「マスター」「グル(導師)」「トレーナー」などなど。
     特に「教祖やメンターと、カリスマはどこが違うのか」と、私もよく尋ねられます。 これらの存在とカリスマの差異を明確にすることで、カリスマの本質に迫っていきたいと思います。
     ただし、ここで述べているカリスマその他の定義は、私が独自に考えたものです。 なにせ、「カリスマとは何か」をきちんと研究した本などはないものですから、自分で定義から考えないといけないんです。
     さて、カリスマとその他の存在を区別するために、まずは「閉鎖的」か「開放的」かという軸で考えてみましょう。
     カリスマと似た言葉の中で、最も閉鎖的な存在が「教祖」です。
     宗教に限らず、「教祖」と呼ばれるような人は、自分の教えを他人が勝手に解釈することを認めません。 こういう「教祖型リーダー」の元で何かを学ぶ場合は、教義を細かく定義されますし、細かく指導もされますし、少しでも違っていれば細かく怒られます。 ことあるごとに「それは違う!」と言われるわけですから、教祖と弟子の関係は非常に閉鎖的で、自由度が低いといえます。
     教祖型は、教祖本人が幸せになれないパターンが多いですね。 弟子が自分の考えとは違うことをやろうとすると絶望を感じることになりますが、人は往々にして思った通りには動いてくれないものですから。
     教祖型ほどではないけれど、比較的閉鎖的なのが、意外なことに「メンター」型です。
     メンターの語源はギリシャ語のメントール。 英雄オデュッセウスの息子テレマコス(Telemachus)の教育を託された賢者の名前からきていて、良き指導者、良き理解者、良き支援者を意味します。 メンター制度を設ける企業も増えてきました。 先輩がメンターとなって、新入社員をサポートするわけです。
     『スター・ウォーズ』に出てくるジェダイの師弟関係は、まさにメンター型でしょう。 メンター型の基本は一対一。 先生一人対生徒一人での指導を行います。 たくさんの弟子を持つ場合でも、それぞれの弟子との一対一関係を優先するのがメンター制度です。
     教祖型ほどではないにしても、メンターは生徒の一つひとつの行動をちゃんと見て細かく指導することになりますから、どうしても閉鎖的になります。
     メンター型よりずっと開放的なのが、「トレーナー」型です。 個人の家庭教師みたいなもので、教える内容はあくまでスキル中心。
     英会話の学校に通い、英会話を学ぶ場合、一般的な英会話の先生は「トレーナー」型です。 トレーナー型の先生は生徒の人間性をほとんど問題にしませんし、生徒も先生の人間性を気にしたりしません。 生徒が英語を学ぶ動機を先生が尋ねることはあるでしょうが、それはあくまで授業の参考にするためです。
     動機が納得できないからといって、生徒を追い出すトレーナーはいません。 生徒からしても重要なのは、先生の英会話を教えるスキルだけです。
     ただし、英会話を教える先生であっても、「私と一対一でやりなさい」「このやり方じゃないとダメです」と、生徒にダメ出しをしてくる人がいます。 「どうして英語を学びたいのか?」「そんな動機では英語は身に付かない」など、精神的な姿勢についてまで口を出してくるのであれば、その先生はトレーナー型というより、より閉鎖的なメンター型に近いですね。
     教祖、メンター、トレーナーは、“学びたい人”なしでは存在しません。 「俺は、今日からにメンターになる!」「今日から俺は教祖だ!」と言い出しても、誰も相手にしませんよね。 信者や弟子がいるからこそ、教祖やメンターといった商売が成立するのです。



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  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「無能だけど可愛い部下と有能だけど疲れる部下、どっちがいい?」

    2015-11-24 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/24───────────────────────────────────

    おはよう! 岡田斗司夫です。メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。かたっぱしから答えてみましょう。


    ───────────────────────────────────「無能だけど可愛い部下と有能だけど疲れる部下、どっちがいい?」

     岡田さんは無能だけど可愛い部下と、有能だけど一緒にいて疲れる部下。 部下にするならどっちにしますか?───────────────────────────────────
     仕事相手だったら、有能だけど一緒にいて疲れる方がいい。 部下だったら、無能だけど可愛い方がいいかな。
     無能はどちらにしてもダメだよと言えるんだ。 でも無能は、部下だったら諦めれるけど、仕事相手だったら諦めがつかない。 そういう理由で「無能だけど可愛い部下」にするんじゃないかな。
     オッサンが嫁にするなら、「バカで可愛い女の子が良い」というのと似たようなことになると思う。 仕事相手だったら、「有能だけど一緒にいて疲れる」方がやりやすいです。
    【まとめ】
     部下なら、無能だけど可愛い部下がいいです。 仕事相手の場合だと、可愛くても無能は困ります。

     
  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「評価経済社会とカリスマ」

    2015-11-23 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/23───────────────────────────────────


    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    絶賛発売中の岡田斗司夫の最新著作『カリスマ論』から、ハイライトをお届けします。


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    「評価経済社会とカリスマ」



     私はこうした社会変化を、「評価経済社会」への移行過程だと説明しています。
     これまで大勢の人に強い影響を与えることができたのは、国家や宗教、マスメディアなどに限られていました。 私たちの人格や価値観、行動は、さまざまなメディアからの影響によって形成されています。
     ところが、インターネットの登場によってこの仕組みに大変化が起こりました。 メールや各種ソーシャルメディアの発達によって、個人であっても不特定多数に対して意見を表明し、影響を与えることが可能になったのです。
     といっても、誰もが同じだけの影響力を他人に及ぼせるわけではありません。 人気者、有名人、イケメン/美人、そしてカリスマなど、高い評価を得られる人間ほど、他人に強い影響を与えられる社会。 これが「評価経済社会」です。
     個人だけでなく、企業活動でも評価経済社会への移行が見られます。 アップル製品の人気は、スティーブ・ジョブズというカリスマと、「かっこいいライフスタイルを提案する会社」という評価によって支えられているわけです。
      ディズニーもそうですね。 ディズニーの強い影響力は、たんに映画やキャラクターグッズの売上を伸ばすだけではなく、「ディズニーランドで働きたい!」という気持ちをファンに起こさせます。 ディズニーランドのスタッフは、キャストと呼ばれますが、これは「自分たちが一緒にディズニーランドという舞台を作っている」という感覚をより強固にするための仕掛けといえます。
     高い評価を得た人は、メルマガやオンラインサロンを見ればわかるように、評価を簡単にお金に換えることができます。 さらにいえば、いったんお金に変換しなくても、他人に強い影響力を及ぼせるようになります。
     逆に、たくさんのお金があるからといって、高い評価を得られるとは限りません。
     私が立ち上げたFREEexは、この評価経済社会の考え方に基づいています。 「社長」である私に、「社員」である参加者が給料を払う。 私はその代わり印税や講演料などは もらわず、コンテンツを低コストで世の中に公開し、自身の影響力を高めていくことができる。
     その後、FREEexは私のコンテンツを活用したマイクロ起業を支援するようになりました。 今では、年商数千万円規模の株式会社も生まれています。 「評価」に基づいたコンテンツ制作やイベント運営などの経済活動を組織内部で行い、そうやって生み出されたコンテンツによって組織外からお金としての収益を得ることができているわけです。
     FREEexの仕組みは、現在のメルマガやオンラインサロンビジネスの先を行っているカリスマビジネスだと自負していますが、あまりにも最先端すぎて私個人では維持できなくなってきました。 現在、私自身はFREEexの運営からは身を引き、FREEexはクリエイター支援をはじめとした活動を行っています。 




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  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「アニメの専門学校に入ったら、新作が怖くなりました」

    2015-11-22 06:00  
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/22───────────────────────────────────

    おはよう! 岡田斗司夫です。メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。かたっぱしから答えてみましょう。


    ───────────────────────────────────「アニメの専門学校に入ったら、新作が怖くなりました」

     昔からアニメやマンガが好きで、多くの作品を見てきたのですが、専門学校に入ってから新しい作品に触れるのが怖くなりました。 どうすればいいんでしょう?───────────────────────────────────
     気持ちは分かるぞ(笑) アニメやマンガを見る側の立場だったら、新作が出たら嬉しいよね。
     専門学校に入ったらどうなるのか?  周りはアニメやマンガの話するヤツばっかりになるし、最初は嬉しいよ。 これまで学校でコソコソ話してるようなアニメ話やマンガ話やオタク話を仲間と一緒にできるからね。
     ところが仲間が増えてくると、「お前、あんなの面白いの?」「あれは昔の焼き直しだよ」とか、そういう話がドンドン増えてくる。 それと同時に「あの作品を超えなきゃいけないのか」という思いが出てくる。
    ■現場でプロの凄さを思い知る
     “エヴァンゲリオン”とか、“まどかマギカ”でも何でもいい。 トップクラスのアニメは凄いけど、テレビでオンエアしてる普通のアニメは「これぐらい俺でもできる」と思って見ているよね。
     でも専門学校に入って、課題をやらされたらどうなるか。 「目が高く、手が低い」というんだけど、いかに自分ができないのかを思い知るよね。
     それは島本和彦も『アオイホノオ』の中でも描いている。 プロの原稿をバカにしていたけど、サンデーやジャンプの編集部へ行って、初めてプロの原稿を見た時にあまりに線がキレイで驚いた。 例えば、小林よしのりの生原稿を見たら、めちゃくちゃ上手い。
     「ダメダメと思ってた作家の原稿がこんなに上手いのか!?」みたいなことが分かって、プロには適わないと思ってしまう。
     専門学校も準現場みたいなものだよね。 そういう所に入ると、プライドや自信が粉々になっちゃって、「新しい作品に触れるのが怖くなりました」みたいな気持ちになったのかもしれない。
    ■業界に入るために必要な3ステップとは?
     ある業界に入る時には3つのステップがあるんだ。 まず、「俺はもっとスゲェの出来るぜ!」という意味のない自信が絶対に必要なんだよ。 これがAステップ。
     次に必要なのが「自信を粉々に打ち砕かれる」というBステップ。 だから君はBのステップにいるわけだ。 そのステップで「周りの友達と仲良くやって、専門学校を卒業すればいいや」という考えに代わってしまう。
     そこで踏ん張って、「俺はこの業界では下手くそかもしれないけど、アニメ作りたい!」と思ってがんばること。 これがCステップだ。 問題はBステップの次にCステップに進めるかどうかだと思う。 がんばってCステップに進みたまえ。
     安心したまえ。 プロの業界に行ったら、君がどんなに下手くそであっても、君以下のプロはいっぱいいるから。 プロは、上はすごいけど下もすごい。 共通点は「全員がアニメで堂々と金を取ってる」ことしかない。 上も下もプロは色々いるから(笑)
    【まとめ】
     素人時代の意味の無い自信は、実際に業界へ入ると粉々に打ち砕かれます。 そこで諦めるか、がんばるかが、プロになれるかどうかの違いです。 プロには上も下もいますから、諦めないでがんばってください。

     
  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと 「評価が難しい映画のランキングサイト」

    2015-11-21 06:00  
    216pt
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/21───────────────────────────────────

    おはようございます。
    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    情報サイト『探偵ファイル』に掲載したコラムをお届けします。───────────────────────────────────

    「評価が難しい映画のランキングサイト」(元記事はコチラから) グルメサイト以外で、僕がよく使うランキングサイトが、映画ドットコム。 上映中の映画のランキングサイトだ。
     映画ドットコムで3.5ポイント以上だったら、たぶんおもしろい映画だと考えて、見に行くことにしている。
     見に行く直前に、映画ドットコムで念のため確認したら3.0。 では見に行かない。 そういうことがけっこうある。
     こないだまでやっていた『ファンタスティック4』はマーベル系の映画だから、本来だったら、僕は万難を排して見に行く映画だった。
     でも映画ドットコムでは3.0以上にあがらない。 もうこれはダメだろうということで、見るのをやめることにした。
     楽しみにしていた三谷幸喜監督の『ギャラクシー街道』なんて、評価2.0! 怖くなって、これまた見に行くのをやめた。
     映画は、グルメより、さらに一般的な評価が難しい。
     どれくらい楽しめたら「おもしろい」と評価するのかが、圧倒的に違うのだ。
     グルメは、「おいしい」「おいしくない」のボーダーが、わりとみんな同じじゃないかな? と思う。
      点数にすると、普通においしいという、心の中の標準値が50点ぐらい。 50点以上ならおいしいと評価し、50点未満ならおいしくないと評価する。
     びっくりするほどおいしくなくても、最後までおいしく頂ければOKというジャッジになるんじゃないかな? と思う。
     ところが映画の場合は、80点以上でないとおもしろいって言わない人がいる。 かと思えば、40点超えたらおもしろいって言っちゃう人もいる。
     人ごとに、バラバラすぎる。
     おまけに「好み」の偏りが、味の比ではないくらい大きい。 あるレビュアーが、この映画がおもしろいか、おもしろくないのかという根拠が、本当にバラバラなのだ。
     マニア向けのマイナーな作品にばかり、やたら高い点数をつける人もいる。 ものすごい数の映画を見ている人だからこそ面白いと言えるんだろうと思うんだけど、うかつに参考にはできない。
     俳優の◯◯さんが出ているからとにかく面白い、と評価しちゃう人もいる。
     肉さえあればおいしい、アボカドさえ入ってればおしゃれ、激辛だったらなんでも好き、と同じようなノリだ。
     でも、食べ物なら多くの人が発言するから、レビューはたまりやすい。 そういうのも含める結果、グルメ系の評価サイトはバランスがとれる。
     が、映画は採点する人が少ないし、発言しにくい雰囲気もある。 すごくメジャーな映画でも、映画ドットコム見をると、レビュー数が30とか40くらいしかない。 だから、平均値がとれないのだ。
     そういう僕自身も、映画サイトの信頼性を下げる原因になっている。 僕が「この映画のおもしろい!」って言い出す時は、だいたい90点が基準なのだ。
     僕はわりと映画を見てるほうだ。 毎週平均1本以上行ってるから、映画館で見てる本数だけで年間80本くらい見てると思う。 で、その80本見た映画の中で、おもしろいといえるのは、年間5本くらい。
     これを他人に話すと、岡田さん何のために映画館行ってんですか? と言われる始末だ。
     それでは、お金が勿体無いでしょう? という人もいるし、時間がもったいないでしょうという人もいる。
     でも僕にとって、面白い映画と、面白くない映画というのはそれくらいの差があるのだ。 80本のうち5本だから、16本に1本が当たりという計算になる。 率が悪くても、僕にとっておもしろい映画はとことん大切だからかまわない。
     おもしろい1本の映画に出会うために、1800円×16回=28800円払い、2時間×16回=32時間を費やしていると考えればいいのだ。
     と、自分に言い聞かせている。
     僕にとって映画は、3万円を払い、32時間かけて、たった2時間を楽しむ娯楽なのである。
     こりゃレビューも辛くなるよね。
    以上、情報サイト『探偵ファイル』よりお届けしました。バックナンバーはこちら!