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【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】『4タイプ』を疑い続ける法則型。『人生の法則』を証明せよ第52号

4回にわたってお届けした「あなたは何タイプ?人生を変える120分」最終回になりました。質疑応答パートをお届けします。 講演を聞きながらも、ずっと『4タイプ』の真偽を考え続けてきたあなたは法則型かもしれません。 『4タイプ』については岡田斗司夫の著書『人生の法則』にまとめられているので参考にして下さい。 しかし『4タイプ』は本当に「人生の法則」なのでしょうか。人類普遍の「法則」とまで呼んでいいものでしょうか。 まずは周囲を観察し事例を集め、信頼性があると思われたなら、数学用語で言う「予想」として使っていきましょう。新たな発見を導いてくれるかもしれません。 そしていつの日か「人生の法則」を証明しましょう。 4回に渡りお付き合いありがとうございました。無銘のマサフミでした。 ************************************ <質問者>  ああ、えっと、あたし、注目なんですけど—— <岡田>  そうですよね。はい。 「あたし注目ー、エヘヘ」って(笑) <質問者>  エヘヘ。  対人関係で応用するっていう時に、周りの人がどれなのか、「パッと見でそれっぽい」っていう感じで判断しても良いですかー? <岡田>  ダメに決まっているじゃないですか! 「パッと見でそれっぽい」って!(笑)  ダメに決まっているけども、でも、もうしょうがないですよね。   あの、僕らはやっぱり……僕もそれで判断しているんですよ、しょうがないから。  だから、その人が何か言った時に、明るい顔していたら相手に対する気遣いがあるので上半分の司令・注目だろうと決めているんですね。  次に、話し始めた時にすぐ用件に入ったら法則型。  で、挨拶みたいなものから言い出したら注目・理想だというふうに決めているんですね。  つまり、口ごもったり、あと、ご機嫌取ろうとしたら注目なんですね。  あなたは、今、僕の顔見ながらニコニコしながら頷いていますよね?  そんなことをするのは注目型だけですね。  司令型の人は頷くんですけど、もう少し“賢そうな顔”をしますね。  ——というふうに。   あの、相手の見た目で判断する場合は、見た目というよりは、その人の話し方とか、行動とかから分析してやるんですけども。  まあ、100人ぐらい連続してやると慣れてくると思います。正直な話で言うと。  で、それでもハズレがあるで、あまり気にしない事。  僕らは“失敗しても平気なタイプ”ですから、これやるときのコツは、次々と相手に「何タイプですね?」、「何タイプですね?」、「何タイプですね?」、で、「このタイプっていうのはこうなんですよ!」と、さっきのテストの紙を見せていって。   相手が勝手に自己診断して「違う」って言ってくれたら、「あっ、しまったー!」って言ってデータを集めるのが一番良いですね。  つまり、“カワイく失敗する”こと。 〜中略〜 <質問者> 「人生2割りの力で生きていると言いふらすことで、周りの注目を集め、自分の理想を語るだけ語って自分の考えに近づいたところで、お互いの利益を最大限にしたところで妥協する譲歩する」っていうのは何タイプになるのでしょうか? <岡田>   そういうふうにですね、「何タイプか特定できないだろう?」とか、そういう発想方法自体が理想的なんすよ。  で、今みたいな、そういうふうな行動をしたがるのは理想型だけです。他のタイプはそんなふうに考えたりしないんですね。発想しないんですよ。   例えば司令型だったら、僕のこの話を必要最低限の努力で理解して、次に必要最低限の力で応用して、有利に運ぼうって考えるんですね。  法則型は、まだ疑っているんですよ、答えを。  注目型はもう家に帰って誰かに話したいはずなんですね。  でも、理想型だけは「いや、そうとも言えない! こういう場合はどうなの? 」って、裏口だけ探す。  ですので、「どういうふうになるのでしょうか?」という質問に対しては、「そんなことを考えるのは理想型だけですから」となります。  ということで、最後とさせていただきたいと思います。  今日はどうも、長い間、皆さんありがとうございました。

【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】『4タイプ』を疑い続ける法則型。『人生の法則』を証明せよ第52号
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著者イメージ

岡田斗司夫

作家、評論家 1958年、大阪生まれ。株式会社オタキング代表。FREEex主宰。常に時代の先を読み、ユニークな創造をし続けるクリエイター。アニメ・ゲーム制作会社ガイナックスを創業、社長時にはアニメ『王立宇宙軍オネアミスの翼』『ふしぎの海のナディア』、ゲーム『プリンセス・メーカー』などを手がけ、ブームを巻き起こした。その後、東京大学非常勤講師に就任。作家・評論家活動をはじめる。立教大学やマサチューセッツ工科大学講師、大阪芸術大学客員教授などを歴任。多岐にわたる著作の累計売り上げは250万部を越え、人々は尊敬の意味をこめてオタクの神様「オタキング」と呼ぶ。

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