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[本橋信宏]今週の流行語大賞④ 「パネマジ」
2014-03-26 10:00220pt本橋信宏寄稿記事 今週の流行語大賞④ 「パネマジ」
ところでいま、風俗業界はどうなっているのか?
アベノミクスの恩恵は風俗業界にまでは及ばず、ソープ、ファッションヘルスは客が入らず青息吐息、不況に強いフーゾク、という定説も今度ばかりは通用しない。
そんななか、客が押しかけているのが、デリヘルである。ホテルや自室に直接女性が派遣される、派遣型風俗・デリバリーヘルス、いわゆるデリヘル。
ファッションヘルス、性感ヘルスといった店舗型ヘルスが新風営法の規制によって、新たな出店が禁じられ、おおっぴらな営業も控えるようになった一方で、無店舗型のデリヘルが大いに栄えるようになった。デリヘルはプレイ用の部屋を借りることもなく、事務所を借りればすぐに営業できる。資金がそれほどなくても開業できるとあって、新風営法以降一気に増殖した。
デリヘルは客が先に入ったラブホテルに女性を派遣する。デリヘル店の多くは特定のラブホテルと契約を結び、部屋を使っているので、ラブホテルは思わぬデリヘル特需に活気づいている。
デリヘル業界は過当競争に入り、表向きは本番をうたっていないが、実際は本番(性交)
をいたす店が増え、派遣する女性も若くてきれいな子が増えている。30代~40代の熟女・人妻系も人気を集め、巨乳専門デリヘル、巨尻専門、デブ専門といったマニアックなデリヘルまで誕生し、人気を博している。
さらに山手線鶯谷駅周辺のラブホテルを利用する韓国女性デリヘル、略して韓デリが爆発的な人気を集めている。就職難にあえぐソウルのOLや看護師、女子大生が仕事を求め日本にやってくる。3ヶ月間ならノービザで来日できるので、3ヶ月間だけ目一杯鶯谷の韓デリで働いて帰るのだ。KーPOPアイドル級の愛らしくて若い素人が、しかも本番、時間内無制限発射、多くの場合がノーコンドームという夢のようなサービスなのだから、人気の出ないわけがない。
韓デリをはじめとするデリヘルで横行しているのが、”パネマジ”である。 -
[阿部定治] ネット社会の現代でも根強い人気の『三行広告』とアングラ風俗の切っても切れない関係
2014-03-11 01:00220pt阿部定治寄稿記事
ネット社会の現代でも根強い人気の『三行広告』と アングラ風俗の切っても切れない関係
今月(2014年3月)上旬、こんなニュースが報じられた。
●中学生装い売春斡旋、容疑の経営者ら逮捕 警視庁
中学生など未成年の少女との性交渉をうたい、売春を斡旋(あっせん)したとして、警視庁保安課は売春防止法違反(周旋)容疑で、千葉市稲毛区小仲台、売春クラブ経営、福井康行容疑者(35)ら3人を逮捕した。同課によると、いずれも容疑を認めている。
福井容疑者らは昨年5月以降、「渋谷萌(も)えぷち」などの店名で夕刊紙に広告を掲載し、小学4年から高校生までの少女と売春できると宣伝。実際には18歳以上の女にカツラなどで変装させ、90分5万~30万円の高額で売春させていた。
逮捕容疑は今年2月25、26日、中学生を装った女(19)を90分8万円で渋谷区のホテルに派遣し、男性会社員(29)と売春させたなどとしている。
(産経新聞より一部引用)
一瞬、「すわ、第二のプチエンジェル事件か!?」と勘違いしてしまったが、よく読んでみれば18歳以上の女性を未成年風に変装させたという事で、ちょっと安心したとともに「騙す方も騙される方も何だかなあ」と思ってしまうマヌケな事件であった。
『売春クラブ経営』と書いてある事から、デリバリーヘルス(以下デリヘル)の申請を出しているものの、実態はホテトル(本番行為がデフォルトの派遣型風俗。もちろん違法)業者なのではないかと思われる。
都内で何店舗かの“まっとうな”デリヘルを経営するA氏はこう語る。
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