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[中田薫]【シリーズ廃墟探訪】オリジナリティはあったものの……大分県別府市大字東山『しだかユートピア』
2013-12-16 01:00220pt中田薫 寄稿記事 【シリーズ廃墟探訪】 オリジナリティはあったものの… 大分県別府市大字東山『しだかユートピア』
別府っ子ならば、誰でもその名前を知っている遊園地「ラクテンチ」。昭和4年に開業し、平成21年にめでたく開園80周年を迎えた別府っ子のソウル遊園地だ。長い歴史で苦難もあり、経営は「別府ケーブル遊園→別府国際観光→岡本製作所」と移り変わり、園名も「別府遊園→別府ケーブルラクテンチ→別府ワンダーラクテンチ→ラクテンチ」と変遷。レトロで味ある枯れた雰囲気を湛えながら、今なお歴史を刻み続ける別府市立石山山腹の遊園地である。
このラクテンチの兄弟遊園地として昭和43年に開園し、往時は約4キロの距離を互いにリフトで行き来できた遊園地が、志高湖畔近くの遊園地『しだかユートピア』だった。ラクテンチが幼児、小学校低学年向けのほのぼの遊園地であったのに対し、しだかユートピアには巨大迷路やローラースケート場があるなど、ラクテンチよりも客層が高めであることが両者の違いであった。
しかし、
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