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記事 3件
  • 2013年8月19日の福島第一原発作業員と除染作業員たちと

    2013-08-20 01:00  
    220pt
    2013年8月19日の福島第一原発作業員と除染作業員たちと

     9月5日に発売される『関東連合 六本木アウトローの正体』(ちくま新書)をもってひとまず、僕の作業として「関東連合という現象」を取材する事を少し離れてみたいと思う。正直、取材・執筆に疲弊したというのもあるし、福島第一原発作業員、及び除染作業員たちへの取材もかなり間があいてしまっている。

     ただ、関東連合問題(と仮にここではそう呼ぶ事にするが)はまだ、決着がついていない、という事くらいは言及しておこう。既にこの問題は、「ヤクザの論理」で動いていて、関東連合の中でもちょっとした混乱が起きており、まだそのいざこざが続いている。
     まともに商売をしている関東連合OBらは静観の構えで、「僕らはまともな商売をしている」という姿勢を崩さない。AV業界にも関東連合系の事務所が多々ある事は、知る人ぞ知る事実であるが、そこも女優の移籍が多くなっていると聞く。
     AV女優ならずとも、芸能界ではモデル藤井リナが事務所を移籍したが、その余波だ。
     と、いうようなウォッチは続けていくし、情報の網はかぶせておくが、とりあえず単行本一冊分執筆するだけのエネルギーは割けられないだろう。
                       ※
    「久ちゃんが、最近来ないからだよ」
    つい昨日電話した除染作業員でもあり、被災地出身の人間にそう言われた。返す言葉もない。6月に福島に行ったのが最後になっているからだ。たまに、作業員たちの作業中の被曝の記事が新聞などで報道されているが、本当に思い出したように表に出ている気がする。
  • 本日、『関東連合 六本木アウトローの正体』(ちくま新書)寂寥、いや責了

    2013-08-13 01:00  
    220pt
    本日、『関東連合 六本木アウトローの正体』(ちくま新書)寂寥、いや責了
     おかげ様で発売前増刷らしい。9月5日発売、ちくま新書『関東連合 六本木アウトローの正体』が責了した。責了というのは、責任校了の略。つまり、「責任を持って校正を終了しましたよ」の略だ。
     という事は、赤字を入れ終えた(訂正したもの。チェックしたと取ってもOK)ので、これで筆者の手を離れ、印刷所に原稿は回る事になる。そして印刷され、製本。で、取次を通して、書店に置かれる。

     自分の手元に原稿がないと、何となく寂しい気持ちになる。タイトルに「責了」と打ったら「寂寥」と変換されて出てきたので、ちょうどいい思い「寂寥」を使わせて貰った。「寂寥」さん、有難う。

     僕は遅筆なのでどうやら、一年に一冊書くのが限界らしい。去年出版した『原発アウトロー青春白書』(ミリオン出版)も三分の一くらい書いてから、全部書き直した。作業員たちの地の声に差し替えた。ある人のアドバイスだった。作業員でもあり被災者の声をそのまま掲載するのは、彼らの特定につながりかねないので、かなり気を遣った。発売後もドキドキしていた。彼らに迷惑がかからないだろうか、と。その心配も杞憂に終わったようで、皆に迷惑をかけずに済んでいる。

    逆に、その前に出した『トラブルなう』(ミリオン出版)は全部、僕の地の声なので気が楽だった。抗議は全て僕に来るはずだからだ。僕が対処すれはいい。

     今回の『関東連合 六本木アウトローの正体』は過去に取材済の関東連合OBらや関東連合関係者、ヤクザなどアウトローたちの声と警察関係者らの声を聞いて、自分というフィルターを通して「ちまたでよく聞く関東連合ってそもそも何?」という、読者の皆さんが必ず思うであろう疑問点から出発している。

     深いようで、浅い。浅いようで深い。それが関東連合の実態だ。要するに一言では言い表せない。これは本文でも例として挙げているが、
    ・戦後の渋谷の闇社会を描いたのが『疵 花形敬とその時代』(本田靖春著)
    ・戦後の六本気の闇社会を描いたのが『東京アンダーワールド』(ロバート・ホワイティング著)
    であろう。
    で、あるならばバブル期~1990年代の渋谷・六本木の闇社会を描いた作品があってもいいと思って、書いてみた次第である。
  • 新刊のお知らせ『関東連合 六本木アウトローの正体』(ちくま新書)

    2013-07-28 10:30  
    新刊のお知らせ 『六本木アウトローの正体』(ちくま新書) がアマゾンで予約開始致しました。
    http://goo.gl/qm5Svx (別窓で開きます。)
     これはそもそも「 関東連合とは何ぞや 」という所から検証していっている本です。僕は『実話ナックルズ』編集長時代から関東連合幹部の取材・インタビューなどを行ってきました。それに加え、捜査関係者、裏社会の人間たちに取材したものを時には俯瞰し、時には関係者に直あたりして執筆したものです。
     この本は 1980年代半ば~1990年代の東京ストリート史 と言ってもいいかも知れません。
     関東連合が六本木に進出したきっかけとなったのが、当時 チーマーとの抗争を制し 、渋谷の不良少年たちを影響下に置いた事が大きかった訳です。
     今まで、そういうノンフィクションがなかったように思えたので、僕自身の体験も含めた、 東京不良少年史 を書いてみました。
     そして、一人の「 悪のカリスマ 」と一部の後輩に呼ばれる人間が関東連合を大きくします。彼はその資金と人脈で六本木進出を果たしました―――。
    是非、新聞、雑誌を賑わしている この集団の真相 を知りたい方、ご一読頂ければ幸いです。
    ( 文:久田将義 )