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  • [匿名記者]これも貧困ビジネスか?西成住民の独白「中国人に騙されたわ」

    2014-01-22 01:00  
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    ルポ・西成の正月 これも貧困ビジネスか?西成住民の独白「中国人に騙されたわ」


    新年早々、西成のあいりんに住む住人から連絡があった。
    先月の半ばから連絡が無かったが、その声はあまり元気が無かった。

    ――正月は無事に越せたの?
    「結構悲惨やったわ」

    ――先月日払いの仕事あぶれて切羽詰ってたよね?
    「12月の初めにドヤ代払って、その時点で手持ちが2万円。その後日雇いに行ったけど、中々仕事見つからんかったんやけどな。だけどその後、数日日雇い行って、何とか正月迎えんやけどな」

    ――いい正月でした?
    「変な中国人に雇われてな、騙されたわ」

    ――え?何があったんです?
    「暮れに西成歩いていたら、旅行者みたいな中国人に話しかけられたんや。そんで飯食わせてもらったりしてな、こっちもタダ酒、タダ飯食わせてもらったから、1日付き合ってやったんや」
  • 【拡張!日刊ナックルズ】正に混迷の様相を呈してきた「西成のマザーテレサ事件」

    2013-12-17 01:00  
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    拡張!日刊ナックルズ 正に混迷の様相を呈してきた「西成のマザーテレサ事件」




     ちょっと困った事になってきた。日刊ナックルズ(http://n-knuckles.com/)でライター「西郷正興」氏が追っている大阪・西成で2011年11月14日に遺体で発見された「西成のマザーテレサ」「さっちゃん先生」こと矢島祥子さん事件の取材が、暗礁に乗り上げたような感があるからだ。
    日刊ナックルズの西成のマザーテレサ関連記事はこちら
     貧困ビジネスが事件の背景にあるであろう事は、日刊ナックルズでも散々指摘してきたが、実は核心を知っている人物に接触した所、かなり断定的な口調で「こまの事件は解決しない。警察も了解済」と言われたのだ。

     僕たちは捜査機関ではない。メディアである。つまり事件を解決するのはあくまで警察だ。その警察も了解済とはどういう事か、と、言ってもその人物は口を閉ざすのみで、全てを話そうとしない。

     テレビ朝日『スーパーJチャンネル』『報道ステーション』がずっとこの事件を追い続けており、その姿勢は敬服するものの、約三年でわかった事は事件が他殺として西成署が捜査している事くらいである。それと矢島さんの恋人と称する人物に接触した事なども挙げられよう。因みにその恋人がどんな人物であったかは日刊ナックルズに書いた通りで、ひたすら金を要求してきたというもの。その人間がどういうシロモノか推して知るべし、である。

     テレビ朝日関係者から「この事件で一番先に行っているのは日刊ナックルズです」と言われているし、遺族の事を考えると、いかにして決着をつければ良いのか頭が痛い。

     貧困ビジネスと裏社会の結び付きは日刊ナックルズで、おりを見て指摘している。貧困ビジネスがこれほど裏社会の大きな収入源になっているのは、日本経済の停滞が根本にある事に他ならず、アベノミクスはいったい何を目指そうとしているのかよく分からない。

     西成の事件をこれほどしつこく追うのには、勿論遺族の方の無念さを少しでも晴らす事が出来たらという点と、この事件こそ現代日本の暗部を象徴しているかのように映るからだ。
  • 【拡張!日刊ナックルズ】「西成のマザーテレサ事件」で初めて覚えた取材の恐怖

    2013-09-17 01:00  
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    拡張!日刊ナックルズ
    「西成のマザーテレサ事件」で初めて覚えた取材の恐怖
     編集者・赤木太陽氏と立ち上げたニュースサイト日刊ナックルズ(http://n-knuckles.com/ )で、最も刺激的、というより危険な記事が「西成のマザーテレサ事件」だ。 ■極左、暴力団が蠢く「貧困ビジネス」の闇...西成マザーテレサ不審死事件【短期連載1】  ■「10万で頼まれた」ついに関係者の証言...西成マザーテレサ不審死事件【短期連載2】 ■「アイツは変なとこに首突っ込んだ」関係者も謎の焼死...西成マザーテレサ不審死事件【短期連載3】 ■「カネはいくら出す?」自称元恋人の信じられない言葉...西成マザーテレサ不審死事件【短期連載4】
     2009年11月16日に女医矢島祥子さんが大阪・西成区の木津川で、遺体で発見された事件。当初、西成署は矢島さんの死を自殺として扱おうとしていたが、遺族の指摘によって殺人に切り替えて捜査をする。矢島さんは「西成のマザーテレサ」と呼ばれる事で分かるようにマザー・テレサを信奉し、西成の労働者たちの健診を行っていた。「さっちゃん先生」とも呼ばれ西成の患者たちからの信頼も厚かった。
     遺体遺棄は時効になったものの、殺人事件捜査は未だ続いている。という事になっているが進展はない。その捜査主任が当初、巡査部長だった。捜査主任は所轄では警部補あたりが動き、上の刑事課長がトップという印象なのだが、これで西成署は「やる気があるのか」などと指摘された。編集部でもそういう認識だった。
     日刊ナックルズでは、ライター西郷正興氏と一緒にまず、この事件のポイントとなる人物たちに当たる事を試みている。
    まずは矢島さんの部屋をクリーニングした人物だ。
    この事件には様々な謎があるのだが、一つには矢島さんの部屋から指紋一つ出て来なかった事が挙げられる。住人である矢島さんの指紋さえも、である。テレビの裏には埃さえなかった。つまり何者かが、矢島さんの死後、部屋に入り指紋を消す為にクリーニングしたとしか思えないのである。
     事件当初、民放で事件を放送した際もこの謎が指摘されていたが、日刊ナックルズでは独自の「西成コネクション」を使って、この部屋を掃除した人物に直撃する事が出来た。
     また、自殺の根拠として矢島さんの恋人からの提供物の遺書が挙げられる。