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  • 【拡張!日刊ナックルズ】誰もいない街・相双地区を改めて歩いてみて そして奇妙なフィクサー小泉純一郎

    2013-10-30 01:00  
    220pt

    拡張!日刊ナックルズ
    誰もいない街・相双地区を改めて歩いてみて

    そして奇妙なフィクサー小泉純一郎
    160兆円市場の試算も...小泉純一郎「脱原発」発言に隠された巨大利権の思惑|日刊ナックルズ
    http://n-knuckles.com/case/politics/news000615.html


     僕は一か月に少なくとも一回は福島第一原発で、未だに復旧作業をしている原発作業員とメールや電話でやり取りをしている。しかし、最近いわき市に行ったのは二か月前くらいで、未だ現場に取材しているライターさん達を見ると頭が下がる。
     いわき市に行った時に、相双地区にも足を延ばした。被災者でもあり、原発作業員の実家にも行った。「もう住めないっすよ」と語る彼の顔は、笑顔だったが、当然ながらそれは決して明るいものではない。
    「ちょっと待ってて下さい」
     と、言ってアルバムを探しに部屋に入って行った。僕は他人の家なので、いたずらに歩き回る事もせず、付近を見回した。漫画が置いてあった。
    「お、●●じゃん(漫画の名前は失念)」と話しかける。案外部屋は綺麗……とまではいかないが、想像よりは普通だった。その事を言うと、
    「まあ、たまに家族が一時帰宅してますからね」という返事。

     帰りに少し、彼の育った街を車で案内してくれた。
    「この神社でよく遊んだんですけどね……」と言いながら古い神社の前を通る。その神社をアイフォンで撮る。

     神社だけではない。街のそれぞれが、何気ない風景が彼の、彼らの思い出なのだ。しかし、住む事は出来ない。
    「諦めてますよ」とは言うもののそれはどこか釈然しない様子だった。当たり前だが。

     そんな彼は「反脱原発」だ。もう十年以上、原発作業員として関わってきたという、「自分の仕事に対する誇り」もあるのだろう。そこに来て、小泉純一郎の「脱原発」発言だ。いよいよ、原発作業員は肩身の狭い思いをするのであろうか。因みに、僕は福島第一原発事故、作業員を取材するようになってから、またもう住めなくなった相双地区の街並みを見てから、「脱原発」は必要だと考えるようになった。それは、作業員の彼らにも言ってある。