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普天間特集(第3回)──原点を忘れなければ、解決は可能だ - 第63号(2011年11月10日号)
2011-11-10 14:33102pt◎ストラテジック・アイ:普天間特集(第3回)──原点を忘れなければ、解決は可能だ。今回は普天間特集の第3回です。前回は、自民党政権時代に普天間が政治に翻弄された話でした。埋め立て方式にしたい業者が運動し、有力国会議員までも動かすなか、V字型滑走路が2006年の最終案となり、しかも、少しでも埋め立て土砂を増やそうとズルズル海側に引きずり出されていったと。これに対して、2009年8月末の総選挙で歴史的な大勝を収めた民主党は「県外移設」ということを言い出し、政権交代以前とは違う迷走が始まりました。小川さんは鳩山由紀夫首相から首相補佐官就任を要請され、米国と下交渉を進めており、決着が近かったことは、限られた関係者の間では周知の事実です。何があったのですか。鳩山政権が発足した09年9月から今日までの動きについて聞かせてください。 -
普天間特集(第2回)──政治に翻弄され続けた普天間の真実 - 第61号(2011年11月2日号)
2011-11-02 13:19102pt◎ストラテジック・アイ:普天間特集(第2回)──政治に翻弄され続けた普天間の真実。今回は普天間特集の第2回です。前回は、1996年に日米が普天間返還で合意後、具体的な政府案がまだ存在しない段階で小川さんが独自のグランドデザインを描いたこと、防衛官僚や塩川正十郎・自民党総務会長など政治家も賛意を示したこと、ところが梶山静六官房長官が官僚OBに普天間問題を丸投げしてしまったところまでをうかがいました。これが、返還合意から15年間たっても何も変わらない普天間迷走の序章だった。 -
普天間特集(第1回)──日本の官僚は普天間を取り返せなかった - 第59号(2011年10月27日号)
2011-10-27 13:09102pt◎ストラテジック・アイ:普天間特集(第1回)──日本の官僚は普天間を取り返せなかった。野田佳彦内閣は2011年9月16日、沖縄県宜野湾市の米海兵隊普天間飛行場移設問題を協議する関係閣僚会議を初めて開き、その後、県が沖縄振興策で求めていた「使途を限定しない一括交付金」の創設を打ち出しました。日米首脳会談ではオバマ大統領が「進展を期待している」と述べ、9月末には斎藤勁官房副長官、10月には川端達夫沖縄・北方担当相、一川保夫防衛相、玄葉光一郎外相が相次いで沖縄を訪問しています。2年前に政権交代を果たした鳩山由紀夫首相が「最低でも県外」と述べたことから始まった迷走に、新しい展開がありそうな気配です。そこで、今回からしばらく普天間問題についての小川さんの考えをうかがいたいと思います。
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