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英国が導入する国産の高高度滞空型無人機 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第517号
2016-08-29 12:31102pt英国防省は、特定地域の上空20キロに数週間とどまる能力のあるソーラー無人機「ゼファーS」を調達し、地上の監視・偵察やデータ中継を継続的に行うことによって、人工衛星の機能を補完する方向を強力に推進している。...
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情報収集艦はオオカミの「長い耳」 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第516号
2016-08-25 15:55102ptQ:2016年6月15日未明、中国海軍の情報収集艦が鹿児島県・口永良部島や屋久島の南の領海に侵入しました。中国軍艦が日本領海に入ったのは2004年10月の漢級原子力潜水艦以来でしょう。情報収集艦とはどんな船か、解説してください。… -
朝日新聞は韓国のイージス艦が9隻になると伝えたが - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第515号
2016-08-22 12:12102pt朝日新聞(8月18日)は、韓国政府が2023‐27年にイージス艦3隻を調達することについて、この3隻に弾道ミサイルを迎撃するスタンダード・ミサイル3(SM-3)の搭載が可能となるとして、韓国のイージス艦が合計9隻になると誤報した。実際は、この3隻を配備した時点で韓国が保有するイージス艦は6隻となり、19日の読売新聞は6隻と正確に報道している。...
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下河辺淳という大物官僚の時代 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第514号
2016-08-18 13:33102ptQ:戦後日本を代表する大物官僚として知られた下河辺淳(しもこうべ・あつし)さんが最近、事務所を閉じたと聞きました。下河辺さんと親しく、ちょっと前に対談もされた小川さんは、いろいろと思うところがおありでは?…
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温暖化でグリーンランドの旧米軍基地から汚染物質が流出する - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第513号
2016-08-15 11:16102ptこの8月4日、米軍がグリーンランドに放棄した基地の汚染物質が今世紀末、地球温暖化によって流出・露出が始まるとする論文が発表され、世界の専門家の注目を集めている。論文はアメリカ地球物理学連合の学術誌『ジオフィジカル・リサーチ・レターズ』の次号掲載用で、「放棄されたグリーンランド氷床基地キャンプ・センチュリーと気候温暖化」。カナダ・ヨーク大学のウィリアム・コルガン助教ら欧米の雪氷学者6人が執筆している。... -
多目標迎撃体に変わるミサイル防衛 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第512号
2016-08-08 11:57102pt弾道ミサイルを迎撃する側は、発射する側よりも高度な技術と多額の出費を必要とする。例えば、大型の弾道ミサイルは、大気圏外で複数の弾頭とデコイ(おとり)を放出することができる。迎撃側は全ての弾頭を迎撃する必要があり、また、大気圏外の真空状態では、針金や風船のようなおとりも本物の弾頭と同じ速度で飛行し、迎撃側のセンサーでは見分けにくいので、全ての弾頭とおとりに迎撃体を命中させる必要がある。...
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自衛隊員は「捕虜」の待遇を求められるか - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第511号
2016-08-04 15:16102ptQ:2015年9月に成立した安保法制(施行は16年3月29日)によって、国連平和維持活動(PKO)や有志連合などの集団安全保障活動の後方支援で海外に出る自衛隊の任務が拡大されました。たとえば駆けつけ警護がそうで、自衛隊が現地の武装勢力などと交戦することもありうることが前提です。そこで、自衛官と防衛省職員の総称である『自衛隊員』が捕虜になったらどうするのか、そもそも自衛隊員は捕虜になれるのだろうか、という議論があります。今回は、この問題を解説してください。…
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米軍基地も地球温暖化で水没する - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第510号
2016-08-01 12:42102pt地球温暖化による海水の膨張と、南極大陸とグリーンランドを覆う氷床の融解による海面上昇が加速しているので、陸地の浸水・海没が差し迫った問題となっている島国・沿岸国は少なくない。平均海水面が上昇すると、干潮時の海岸線も、満潮時に浸水する地域も内陸へ広がり、熱帯低気圧による高潮の被害地域も広がる。...
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