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改めて論じるF-35 - 『NEWSを疑え!』第620号(2017年9月28日号)
2017-09-28 18:45102ptQ:改めて論じるシリーズ3回目のテーマは、F-35です。その国内生産初号機は2017年6月5日に三菱重工業小牧南工場で報道公開されました。防衛省は2017年8月31日、前年比2.5%増の5兆2551億円となる2018年度予算案の概算要求を財務省に提出しました。前年比増は6年連続で、予算規模は過去最大ですが、この中にはF-35の6機分、881億円も計上されました。気になるのは新聞社や放送局がF-35のことを必ず「最新鋭ステルス戦闘機」と呼ぶことです。最新鋭はよいとして、「ステルス」は別にF-35の目玉となる優れた特徴ではないでしょう?...
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米国の洪水被災地における殺虫剤の空中散布 - 『NEWSを疑え!』第619号(2017年9月25日特別号)
2017-09-25 12:05102ptハリケーン・ハービーに伴う豪雨で洪水に見舞われた米テキサス州では、水溜まりで発生する蚊を駆除するため、広大な被災地に民間機と米軍機が殺虫剤を散布している。蚊を駆除するのは、復旧にあたる住民や作業員の負担を減らし、屋外で継続的に作業できるようにするため、また、マラリア、ウエストナイル熱、ジカ熱、感染性脳炎などを媒介する種の蚊の増殖を防ぐためである。...
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改めてオスプレイの『危険性』について - 『NEWSを疑え!』第618号(2017年9月21日号)
2017-09-21 19:30102ptQ:今回は、改めて論じるオスプレイです。2016年12月には沖縄で空中給油中の事故があり、浅瀬に不時着水して大破、17年8月にはオーストラリア沖で揚陸艦への着陸失敗で墜落するという事故が起きました。注目されているだけに議論は避けられませんね。... -
改めて論じるNCWの時代 - 『NEWSを疑え!』第617号(2017年9月14日号)
2017-09-14 17:18102ptQ:北朝鮮が挑発をエスカレートさせて、軍事・防衛関連ニュースがしきりに流れ、人びともSNSなどで盛んに議論しています。そんな状況を見るにつけ、以前の当メルマガで「こうなっている」と基礎知識を解説済みの話を、ゼロから始める、あるいは間違ったままで繰り返すメディアや人びとが多いことに、驚かされます。いかがですか?...
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ブースト段階の北ミサイルを確実に破壊する方法 - 『NEWSを疑え!』第616号(2017年9月11日特別号)
2017-09-11 12:38102pt北朝鮮の弾道ミサイルを発射直後の上昇段階(ブースト段階)で、日本海上空の無人航空機から空対空ミサイルを発射して迎撃するシステムが米国で検討されており、小野寺五典防衛相も再任前から関わっている。...
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意外に知らない「参謀」のこと - 『NEWSを疑え!』第615号(2017年9月7日号)
2017-09-07 18:19102ptQ:以前のメルマガで、知的レベルの高い軍人や軍略家の話が出ました。そのとき連想したのが「参謀」です。戦前には参謀として名をはせた軍人がいましたね。自衛隊には統合幕僚監部と陸海空それぞれの幕僚監部があって、そこにいる幕僚が、つまりは参謀でしょう。今回は「参謀」の話を聞かせてください。...
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検証──読売と毎日の弾道ミサイル防衛報道 - 『NEWSを疑え!』第614号(2017年9月4日特別号)
2017-09-04 14:30102pt弾道ミサイルの探知と迎撃をもっとも確実に行える段階は、ロケットエンジンが燃焼しており、低速で、再突入体が分離していない、発射直後の上昇段階(ブースト段階)である。その一方で、従来の対空ミサイルやレーザーは射程が限られるので、ブースト段階の迎撃のためには、搭載機が弾道ミサイル発射国の領空で待機しなければならないという地理的制約があった。...
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