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記事 5件
  • 田中良紹:議論が「熟す時」などやってくるはずのない安保法案

    2015-08-27 08:36  



    衆議院段階で議論が消化不良のまま強行採決された安保法案は、参議院の審議によってますます意味不明の度合いを強めている。
    なぜかと言えば、法案があいまいに作られている上、政府答弁が二転三転するからである。したがってほとんど質問と答弁はかみ合わない。かみ合わないまま審議時間だけが過ぎていく。
    一見すると安倍政権が提出した安保法案は「まことにお粗末な法案」に見える。しかしそれを「お粗末だ」と批判するだけで阻止できるかといえば甘いかもしれない。安倍政権は当初から安保法案を意図的にそのように仕組んでいるかもしれないのである。
    表で「国民の理解を得るようしっかり議論する」と言いながら、実は法案を誰にも理解できない内容にして国民の頭を混乱させ、理解できない答弁を繰り返すことで国民から合理的な判断能力を奪う目的かもしれない。
    そう考える理由は、私が以前「フーテン老人世直し録」に書いたように、安倍政権が
  • 自由貿易をテーマにしたドキュメンタリー映画制作企画のご案内

    2015-08-22 13:01  

     THE JOURNAL取材班は、自由貿易協定をテーマにしたドキュメンタリー映画を制作しようと企画中です。編集部が動いている中、取材してきたことをなんとかひとつの作品を形にしたいと思い、今回の企画に至りました。 今回企画したのは2009年からTHE JOURNALで活動している上垣です。11月の完成を目標に、クラウドファンディング「READYFOR?」(詳細は →コチラ← )で資金を募集し、支援者してくれた方々には完成後に映画DVDなどを差し上げる予定です。どうか応援をよろしくお願いします。
    制作資金の協力をお願いします!11月の完成を目標に、クラウドファンディング「READYFOR?」で資金を募集中です。ぜひともよろしくお願いします。■テーマは自由貿易協定、長編ドキュメンタリー映画を制作します!https://readyfor.jp/projects/5272
             ★ ★
  • 高野孟:戦争を弄ぶ首相は式典から叩き出されてもおかしくない

    2015-08-22 10:46  
     長崎の平和祈念式典で長崎市長と被爆者代表が、目の前に座る安倍晋三首相に向かって憲法改正につながる安保法案の企みを痛烈に批判する言葉を投げつけた。このような公の席で、しかも今年は過去最高の75カ国・地域の代表が参加して国際的にも注目される中で、時の首相が壇上から面罵されるという前代未聞の事態である。 田上富久市長は「戦争をしないという平和の理念は永久に変えてはならない原点だ」「安保法案で憲法の平和の理念が今揺らいでいるのではないかという不安と懸念が広がっている。この声に耳を傾け慎重審議を」と求めた。続いて立った被爆者代表の谷口稜曄さんは、16歳で被爆して肩から左手まで皮膚が垂れ下がり、背中の皮膚もすべて剥げ落ちて、1年9カ月もうつぶせのまま生死の境をさまよった体験を語りつつ、「戦後日本は再び戦争をしないと世界に公約した憲法を制定した。しかし今、集団的自衛権の行使容認を押しつけ、憲法改正を推
  • 田中良紹:猛暑だが弛緩する訳にはいかない日本の夏

    2015-08-09 09:23  


    8年前の8月に私は「弛緩国家」と題するブログを書いた。7月29日に行われた参議院選挙で安倍総理率いる自民党が大惨敗を喫した直後の事である。衆参の「ねじれ」が生まれて予算以外の法案は成立が困難となり、安倍政権は致命的打撃を受けたが、しかし安倍総理は続投を表明していた。
    続投を表明した以上、最悪の状況を脱するための一手を打たなければならない。それを見守っていると何もなかった。総理の権力行為である党と内閣の改造人事も8月末に先送りされ、安倍総理の存在感は日に日に薄れていった。猛暑の中で日本という国全体が弛緩しているように見えた。
    一方で防衛大臣に就任したばかりの小池百合子氏が米国を訪問し、カウンターパートであるゲーツ国防長官のみならず、ライス国務長官やチェイニー副大統領と次々に会談を重ねて存在感を誇示した。まるで次期総理としてのお披露目を行っているかのようであった。
    さらに総理退任後はメディ
  • 高野孟:国民と首相 バカなのはどっちだ?

    2015-08-01 07:43  
    支持率の下落に慌てた安倍晋三首相は、「私が直接国民に説明する」と称してあちこちテレビに出演し、「町内みんなで協力して戸締まりをしていきましょうという法案で、特定の泥棒をやっつけようということではない」などと言っている。あるいは「昔は雨戸を閉めておけばよかったが、今は振り込め詐欺もある。そういう事態に備えなければならない」とも言った。中国や北朝鮮は泥棒か詐欺師? それなら自衛隊が出る話ではなくて警察マターだろう。先日も「隣の麻生君が殴られたら私が殴り返す」と言って、どこかの新聞の投書で「隣で喧嘩が始まったらまず止めるのが先でしょう」と諫められていた。 こういう子供だましのような“例え話”をさかんに持ち出すのは、安倍が、国民はバカだから難しい安保や法律のことは理解できないでいるので、噛み砕いて説明してやらなければ、と思っているからだろう。しかし国民は、この法案が「理解できない」のではなくて、理