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《第3回》陸山会事件公判傍聴記 ── 「こんなものサイドストーリーだ!」目の前で調書を破った吉田検事
2011-02-26 19:2284pt2月24日曇り。小雨が降るなか東京地裁に9時前に到着すると、なぜか今日は傍聴希望者がゼロ。「これは日時を間違ってしまった!」と思って、警備 員にたずねてみると、やっぱり今日の日程に間違いはないという。そう言われてみれば、東京地裁の玄関前に長い列があったので、警備員に「外で並んでるのは 傍聴希望者ではないですか?」と言ってあげると、警備員は「えっ!」と驚いて、急いで外の行列を東京地裁構内の傍聴希望者待機所に誘導しはじめた。結果、 最初に待機所を教えてもらった筆者は1番の傍聴券番号をゲット。ちょっとうれしい。
でも、ここで少し考えた。こんなことになってしまったのは、おそらく、一番最初に間違って地裁前の門前で並んだ人が列の先頭となってしまって、そこ に後続の人たちが疑いもせずにズラズラと並んでしまって、途中で修正されることもなく、気がついたら大行列になっていた・・ ということだと思う。最初に ボタンのかけ間違いがあっただけなのだろうが、何だか、09年3月の西松事件以降の陸山会事件を象徴するような出来事だなあと思った。
ちなみに、今回の傍聴希望者は280人で定員は約55席。1番の傍聴券は3回目の傍聴で初当選だった。
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午前10時開廷。今日は石川知裕衆院議員が被告人として初の質問を受けることになっていて、まずは弁護側の質問から。なお、弁護側の質問は昼休憩と 午後休憩をはさんで16時40分まで行われていて、なかには内容が重複したり前後したりすることもあるので、今回は事実関係の要点をまとめて記述することにする。
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【第40回】政治家に訊く:浅野貴博
2011-02-21 17:04
第40回「政治家に訊く」は浅野貴博氏です。
浅野氏は北海道釧路市の酪農家に育ち、神戸大学大学院卒業後、2003年から鈴木宗男氏の秘書を経て、2009年総選挙に新党大地公認で出馬しました。2010年鈴木宗男氏の実刑判決確定、失職にともない、現在は新党大地代表代行を務めています。
今回は政治家になるきっかけや力を入れる政策だけでなく、収監中の鈴木宗男氏の様子などについても話を伺いました。
───────【基本情報】───────
名前:浅野貴博(あさの・たかひろ)政党:新党大地選挙区:比例区生年月日:1978年4月5日座右の銘:我以外皆師趣味:読書・音楽鑑賞・スポーツ・人間観察好きな食べ物:辛いもの全般、トウガラシ入りラーメン、タイ料理ブログ:http://ameblo.jp/asanotakahiro
───────【質問事項】───────
私の実家は酪農経営をしています。牧場 -
《第2回》陸山会事件公判傍聴記 ── 本当に小沢氏の説明の矛盾が明らかになったのか?
2011-02-10 19:3884pt2月8日曇り。東京地裁に入ると、すでに傍聴券を求める人たちの列が。某紙記者によると、「政治家の裁判で2日目も抽選になることは珍しい」とのこと。 本誌スタッフは3人で傍聴人の列に並ぶ。しかし・・・、12時25分に全員ハズレが確定。
がっくり肩を落としていたスタッフ3人組が「どうしようかなあ」とさまよっていたところ、突然、「傍聴希望の方ですか?」と某大手新聞社の方に声を かけられる。「そうです」と答えると、「ウチでとりすぎちゃったので、お分けしますよ」とのこと。ありがとうございます! スタッフ全員分の傍聴券をゲットし、法廷内に入る。
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《第1回》陸山会事件公判傍聴記 ── 水谷建設からの5000万円は断じてありません!
2011-02-08 19:3684pt2月7日晴れ。公判初日ということで、東京地裁前にはたくさんのメディアが集結。門の前では傍聴者へのインタビューも行われていて、テレビレポーターに呼びかけられて傍聴を希望する理由を聞かれる人も。ちなみに、筆者が耳にした50歳代ぐらいの女性の回答は、
「西松事件にはじまる一連の東京地検特捜部の捜査は何も証拠がないと思う。そのことをたしかめるために、傍聴にきました」
との旨でレポーターに話していた。冷静で説得的な回答だったけど、「放送では使われないのかなあ」と心配になりながら傍聴希望者の列に並ぶ。ちなみに、最終的に傍聴希望者は452人、開放された傍聴席は55席だった。
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10時に開廷。石川知裕衆院議員、大久保隆規氏、池田光智氏の3人が入廷。
最初に罪状認否で発言したのは大久保氏。以下のように述べる。
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舟山やすえ:米国基軸のTPPよりアジア中心の経済圏を
2011-02-07 19:342009年政権交代から昨年の民主党代表選まで約1年間農水省大臣政務官を務めた舟山康江(ふなやま・やすえ)氏にTPPの問題点を聞きました。
舟山氏は現農水副大臣・篠原孝(しのはら・たかし)氏をきっかけに政治家となり、1期生ながら政務官として活動してきました。後半の農業提言もぜひご覧下さい。
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舟山やすえ氏(前農水省大臣政務官・民主党参院議員)「米国基軸のTPPよりアジア中心の経済圏を」
─菅首相はAPECで「開国」を叫びました
「我々は遅れてました、もっと国を開きます」と素っ裸で出て行ってしまいました。国際交渉の場は騙し合いです。駆け引きをする前に開国宣言することは戦略的にみて疑問でした。
─マスコミや政府は「農業vs輸出産業」という対立構造でTPP問題をとらえ、農産物にかかる関税を下げて開国せよと言っています
私は昨年11月の参議院本会議(リ ンク:参議 -
石川議員が録音した取調べの文字おこしテキストを公開 ── 陸山会事件初公判で再聴取の詳細が明らかに!
2011-02-07 19:32※画像をクリックすると拡大します。PDFをダウンロードしたい方は →コチラ←
小沢一郎民主党元代表民主党元代表の土地取引をめぐる事件で、政治資金規正法違反に問われた石川知裕議員、大久保隆規氏、池田光智氏の元秘書3人の初公判が東京地裁で開かれた。
石川氏らは冒頭陳述で容疑事実にある虚偽記入の故意性を否定、水谷建設からのワイロを受け取ったこととも否定し、あらためて無罪を主張した。
また、本日の公判では、石川氏が小沢氏が検察審査会で一回目の起訴相当議決を受けた後に行われた再聴取の模様が、弁護側によって明らかにされた。 そのなかには「(東京地検特捜部は)おそろしい組織なんだから」といった脅迫ともとれる取調べの様子が、法廷で生々しく読み上げられた。なお、弁護側が公 判終了後に配布した資料は、下記リンクからダウンロードできる。
→ダウンロード(PDF)←
→画像データで読む(JPG)←
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石川知裕議員女性秘書が語った「不意打ち10時間取調べ」の全貌
2011-02-01 19:3084pt
小沢一郎民主党元代表の政治資金管理団体「陸山会」の政治資金収支報告書をめぐる事件で、石川知裕衆院議員の弁護側は1月27日、石川議員の女性秘書が受けた取調べの様子を証言するため、証人採用を求める書面を提出した。
石川議員の女性秘書は昨年1月26日に突然検察庁から呼び出されて約10時間におよぶ聴取を受け、その様子を「週刊朝日」が報じたことで話題を読んだ。
今回、その女性秘書が《THE JOURNAL》のインタビューに応じ、当時の取り調べの様子や証人となって訴えたいことなどを語った。
(構成・文責:《THE JOURNAL》編集部)
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──証人として立ちたいのはなぜですか?
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