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記事 16件
  • 生きた義足がここにある ── 著者インタビュー『切断ヴィーナス』越智貴雄

    2014-05-31 07:00  
    パラリンピック選手を撮り続ける写真家・越智貴雄さん(35)が、義足ユーザーをモデルにした写真集「切断ヴィーナス」(白順社)を出版した。義肢装具士の臼井二美男さん(58)が手がけた義足を身につけた11人の女性を、昨年の3月から1年かけて撮影したものだ。なぜ、義足をつけた女性を撮り続けるのか、義足を見せることで何を表現したかったのか、越智さんに話を聞いた。
  • 高野孟:東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センターの開設について

    2014-05-30 09:00  
    鳩山由紀夫元総理が理事長となって昨春創設された一般財団法人「東アジア共同体研究所」は、一年後の今年四月に那覇市内に同研究所の「琉球・沖縄センター」を開設した。私も同研究所の理事の一人としてその準備に携わり、そのためこのところ月に一、二度は那覇を訪れている。正直なところ、そのセンターを開いて何をするのかは、まだ模索中である。ただ大まかな方向性としては、第一に、鳩山氏が政権時代に普天間基地の「国外、少なくとも県外」移設を公約にしながら果たせずに終わったことを心底から悔悟し、政治の世界から退いた後の残りの人生をその雪辱のために捧げたいとまで思い定めているので、その思いを体現して、辺野古基地建設を阻み、さらにそれだけに限らず沖縄への過大な米軍基地負担を解消しつつ、その先に基地なき沖縄の平和的な経済発展の道を切り開いていくために、県民の皆さんと闊達な議論を交わしつつ、それを本土や世界の世論につなげて
  • 篠塚恭一:おでかけ情報、相談窓口 全国ネットワーク ── 街へ出よう!(11)

    2014-05-29 08:07  
    三木さんは一人娘、最近、リタイアした父と専業主婦だった母の介護のことがとても気になるそうです。 話を聞くとご両親はまだ健康で、三木さんのすすめではじめた夫婦の散歩も毎日欠かさず、シニアサークルに入った父は仲間づくりが上手くいって、働き通しだったこれまでの生活を取り戻すかのように第二の人生を楽しんでいます。 人生80年が当たり前になった今、健康寿命を延ばすことに熱心な家族でも親の加齢にともなう身体機能の低下は覚悟しておかなければいけません。しかし、スポーツなど苦手な両親に何かよい方法はないかと相談を受けました。 三木さんも一所懸命、両親に会ったことを探してきたそうですが、ダイエットやメタボ対策のような受け入れやすいものが見つからないと話していました。 研究者によれば健康寿命を伸ばすには栄養、運動、社会参加がいいと教えてくれます。ところが、質の良い食事や運動を心掛けることは素人にも理解できても
  • 写真

    2014-05-29 08:02  
  • 高野孟:無原則に適用拡大される「集団的自衛権」

    2014-05-21 09:00  
    間もなく政府に提出されるはずの安保法制懇の報告書の第Ⅳ章「おわりに」には、集団的自衛権の行使に当たって「歯止め」となる要件が示されることになっていて、その第1は「日本と密接な関係のある国が第三国から攻撃を受け、その国から明確な支援要請があった場合」なのだそうだ。私は、この最初の1行を読んだだけで、安保法制懇の方々の頭が大混乱に陥っているのではないかと疑ってしまう。集団的自衛権とは、軍事同盟あるいは相互防衛協定を結んでいる国同士が、自国は攻撃されていない場合でも、他国が攻撃されたらそれを我が事と認識して共に血を流して戦うという盟約である。仮に日本が集団的自衛権を発動するとすれば、その相手は日米安保条約を結んでいる米国以外にありえない。それを「密接な関係にある国」などという情緒的な表現を用いて他のいろいろな国にも当てはめようというのは、「歯止め」でも何でもなくて、無原則な適用拡大でしかない。で
  • 田原総一朗:誰もが「生きづらくない国」をどう作るか、実践者に聞いたヒントとは?

    2014-05-20 09:00  
    僕の母校、早稲田大学には、大隈塾という、僕が塾長をつとめる講座がある。第一線のジャーナリストたちとともに、 「21世紀のリーダー、あるいは世界で活躍する日本人」の育成を目標として、各界の著名人を招き、学生たちを交えてディスカッションしている。とても贅沢な授業だ。 先日、家入一真さんにこの大隈塾へ来てもらった。彼が今年の1月、東京都知事選に出馬したことは、みなさんの記憶にも新しいだろう。そのとき家入さんは35歳。候補者の中でもっとも若かった。 じつは家入さんは、中学2年生のときから引きこもりだったそうだ。高校卒業後に就職したものの、「まともに働けなかった」という。 だが、そこからが彼のすごいところだ。インターネット関連の会社を起こして、最年少で株式上場したのだ。29歳のときのことである。そして、十数億円という資産を得たそうだが、カフェ経営等々で、結局すっからかんになってしまう。 このような経
  • 高野孟:小細工を弄して勝った選挙が政権の信任を意味するものか

    2014-05-19 09:00  
    4月27日投票の衆院鹿児島2区補選で、自民党公認の金子万寿夫候補が民主党など野党4党が推す打越明司候補に2万票の差で勝利したのを受けて、安倍晋三首相は「進めてきた政策に一定の評価を頂いたと思う」と胸を張った。しかし、自ら現場に張り付いてこの選挙を戦った民主党の馬淵澄夫選対委員長は「今回の結果は政権の信任を意味しない」と言い切る。まず、選挙戦を通じて自民候補は集団的自衛権など安全保障やTPPなど、直前の日米首脳会談で焦点となっている問題には一切触れず、もっぱら地域経済振興と公共事業拡大ばかりを訴えた。“安倍政治”の評価など初めから争点になっていないのだ。 それどころか安倍は、この選挙に影響が出ることを恐れて、日米共同声明にTPP「大筋合意」の文言を入れることを必死の思いで回避した。裏では、「牛肉関税38・5%から9%以上へ、豚肉は現行4・3%を半減」という密約をオバマに手土産として渡したに違
  • 田中良紹:歴史を歪曲する「読売(腑抜け)新聞」

    2014-05-18 20:21  
    安倍総理が「デマゴーグ会見」を行った翌日、新聞各紙は会見の模様を一面で伝えたが、読売新聞は一面右下に「吉田茂ならどうする」との見出しで政治部長の解説を掲げた。これが日本の歴史を歪曲するとんでもない内容であった。 この新聞社は以前にも特定秘密保護法が強行可決された際、政治部次長が「民主主義は多数決」と民主主義のミの字も知らない恥さらしの解説を行ったが、またまた性懲りもなく歴史の無知をさらけ出した。「バカでなければ新聞記者にはなれない」というブログを書いた事があるが、この新聞社はその見本である。 政治部長は「吉田茂ならどうする」で、「吉田茂こそ憲法9条解釈を大転換させた先駆者である」と書いている。同じことを自民党の高村副総裁も会見で語っているから、集団的自衛権の行使容認を憲法解釈で行おうとする勢力の中に「吉田茂先駆者論」が共通認識になっているのだろう。しかしそれがどれほど愚かであるかをこれから
  • 【結城登美雄の食の歳時記#38】食べる側の心得「功の多少を計り、彼の来所を図る」(禅と食編・その4)

    2014-05-17 18:12  
    110pt
    その3までは、作る側の心得に触れてきました。続いて、食事を食べる側の心得を紹介します。※会員(月額540円)の方は全文購読できます。非会員の方は有料記事(108pt)となります。(会員になるには携帯キャリア決済、カード決済が可能です。個別記事を購読する場合は、ニコニコ動画にログイン後、ニコニコポイント108ptにて購入し御覧ください。ニコニコポイントは500円から購入可)*   *   *   *   *
    【結城登美雄の食の歳時記#38】食べる側の心得「功の多少を計り、彼の来所を図る」(禅と食編・その4) 日本料理や家庭料理のルーツとも言える、精進料理を追い求めた道元禅師の考え方や、食べ物の作り手の心得を書いた「典座教訓」についておはなししてきました。道元さんは作り手だけではなく、それを食べる側にも作法を問いかけています。作る心と食べる心が向かい合ったとき食はすなわち禅、仏の心に出会える。そんな願いが込められているようです。そんな食べ物の心得を説いたのが「赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)」です。私たちが日常の中で食事をとるとき手を合わせて「いただきます」といって箸をとってご飯やおかずや汁物をいただく。その食べ方のありよう。食べ終われば再び合掌して「ごちそうさま」といって箸をおく。この作法も道元さんをはじめとする禅宗の影響が色濃いのです。 祝い事の「ハレの日」の食事。あるいは法事などの食事はもちろん、食生活の隅々にまで精進料理の影響があります。赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)は(ここまで387文字/1,225文字中) 
  • 篠塚恭一:高齢者大国の最前線から(11) ── たった一杯のコーヒー

    2014-05-16 09:00  
    たった一枚の絵を見にパリまで来たという人の話をはじめは理解できなかった。当時の私は、時間などいくらでもあると信じていたから、その老婦人の言葉を少し大げさと感じていたように思う。添乗で外国との行き来を頻繁にしていた頃、私はツアーの早い段階に客のもとを回り、参加目的やツアー中にしたいことを一人一人から尋ねるように心がけていた。そこで知らされたのが「私はこの海に沈む夕陽を見に来た」「私はこの街に流れる音楽と一杯のコーヒーを楽しみにきた」という話だった。なんともロマンチックだが、たった一杯のコーヒーを飲むために半日も飛行機に揺られて来るのだろうかと、若輩にはその言葉の重さがわからなかった。 先日、障がいを持つ人の絵画展を開催したいと美術館から相談を受けたので担当者を連れ、ある企業の障がい者アーティスト支援の取組みを紹介してもらうことにした。開放的なロビーには畑があって、社員食堂に使われる本物野菜が