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記事 7件
  • 二木啓孝:被災地復興なき総選挙─「成長戦略」なんてコンニャク問答だ

    2012-12-08 10:58  
    元日刊ゲンダイ編集部長でBS11解説委員の二木啓孝さんに、総選挙の争点や3年半の民主党政権について伺いました。二木啓孝氏(元日刊ゲンダイ編集部長)──総選挙の争点は、どこにあるのでしょうか?いま、メディアで言われている衆院選の争点は、「消費税」「原発」「TPP」の3つです。しかし、これは本当の争点ではありません。民主党政権の3年間で最大の出来事は「東日本大震災」です。ところが、各党の公約を見ても、被災地復興の優先順位は低く、「入れておけばいいか」くらいの話でしかない。政策課題で言うと、復興予算の流用問題がまったくおざなりになっている。そこから総選挙でどの政党に1票を託すべきかを考えると、私にはどの政党にもピンとくるものがありません。<インタビュー動画(無料オープニング版)>──民主党政権の3年間をどのように評価していますか「政権交代」という壮大な実験が終わったということでしょう。「政権交代
  • 高野孟:“純化”路線に向かう野田政権─旧民主党の目指したものとは<無料映像あり>

    2012-11-27 10:33  
    84pt
    高野孟(インサイダー編集長)─民主党が与党になって二度目の選挙。初めての選挙は2010年の参院選で大負けした 当時は菅直人元首相に問題がありました。参議院選挙の直前に突然、消費税増税を言い出しました。菅さん本人も増税の中身を本当に理解して言ったかどうか疑問です。いきさつ不明の消費増税が突然出てきて、参議院選挙を迎えてしまったことが大きな敗因でした。 突然のTPP発言を見てもわかるとおり、菅政権は議論もなく、スローガンを持ち出す傾向がありました。そして、今回の野田政権も同じで、より一層ひどい状態になっています。─12月16日の選挙では、原発、TPP、消費増税などが争点にあがってます。 消費増税について、そもそも「税と社会保障の一体改革」といわれていたが、日本の将来の問題として誰もが安心できる高度福祉社会をどうやって実現するかというビジョンがまず必要です。その後に達成期間はどれぐらいかなどの設計図を用意しなければなりません。 誰だって税金を上げられるのは嫌だが、この財政状況で将来のことを考えたら上げざるをえないとみんな思うかもしれない。しかし、野田首相は議論を煮詰めないうちに解散のカードを切っちゃった。 原発問題についても同様で、中身の議論がないままに「脱原発」というキャッチフレーズが使われています。当面は再稼動でもしょうがないですよねというだけで、「さあ、選挙で選べ」と言われたって判断材料がない。大事な問題の全部中身が生煮えのままに14、5もの政党ができて、みんな勝手なことを言っている。何をどう選んだら良いのかさっぱりわかりません。  今見えているのは、野田首相が国会の最後に一発周り蹴りをして安倍自民党総裁をやっつけた、安倍さんはタジタジになったじゃないか、というプロレスの試合みたいなことです。そんなことで投票所に足を運ぶ人がいるのか、中身は何にもない、選びようがない妙な総選挙です。─近著『民主党の原点』で野田政権を「自民党野田派」とも言われています。民主党結党に関わってきた高野さんは、現在の民主党をどのように見てますか。 今の民主党は、旧民主党とあまりにかけ離れてしまいましたね。某大物議員の秘書から電話があって、「高野さん、新党『旧民主党』ってのをつくりましょうか」と冗談のような話をしたほどです。  旧民主党というのは96年9月に結成されますが、新党協議は1年半前から始まりました。その背景には、94年12月小沢一郎の「新進党」立ちあげがありました。マスコミは「保守二大政党制時代幕開く」という、はしゃぎようでした。私たちはそれに対して、新・旧保守のどちらかしか選択肢がないのはおかしい、そんな二大政党制があるかと疑問を訴えていました。 もちろん、米国をみても民主も共和も基本的には保守であって、独自二大政党制みたいなものですけれども、それにしても保守対リベラルっていう軸を立て直さないと、本当の二大政党制の時代はこないと思っていました。 そして民主党がはっきりとしたリベラル軸を立てて存在し始めれば、新進党のような疑似二大政党の一翼は自ずと崩壊してくるという見通しを立てていました。─実際にそうなった。 新進党は完全になくなり、小沢さんは最後は自由党にたてこもったけど、それもなくなっちゃいました。そして、小沢さん自身が民主党に合流してくるというかっこうになります。それはちゃんとしたリベラル軸が立てば、そこが二大政党制の一極を担うことになるという見通しが正しかったことを示したということです。<無料ダイジェスト>インタビュー高野孟に訊く「旧民主党の目指したものとは」─当時の「リベラル」とは? 端的にいえば、対外政策は「常時駐留なき安保」であり、まずは沖縄を中心にして集まっている米軍基地の現状を解決すること。その先に「東アジア共同体」を見据えてる大きな軸がありました。 国内的には中央集権国家をやめて、地域主権国家に転換する。明治以来100年の体制転換が大きな柱でした。私は今でもこの考えに変わりありません。 いざ政権交代してみるとどうなったか。 
  • 【ノーカット録画映像UP】鳩山由紀夫不出馬会見@苫小牧

    2012-11-22 07:47  
    <鳩山由紀夫引退会見@苫小牧(無料オープニング版)>「政界を引退するにあたりまして、これまで私を支えてきて下さった国民の皆さま、地元の皆さま、後援者の皆さまに、何より感謝を申し上げたいと思います」  不出馬を発表した20日から一夜明け、鳩山由紀夫元首相は地元で開かれた会見で「政界引退」を表明しました。 THE JOURNAL@ニコニコ支局では、会見の模様を一部始終伝えるべく苫小牧に向かい生中継を行いました。見損なった方のために録画版は<ノーカット完全版>として配信しますが、一定期間後は有料化されますので、その際はニコニコ動画にログイン後、ニコニコポイント150ptにて購入し御覧ください(ニコニコポイントは500円から購入可・会員無料)。※ 取材・撮影カンパとして、ご協力頂ければ幸いですm(_ _)m■鳩山由紀夫引退会見@苫小牧<ノーカット完全版>http://www.nicovideo.j
  • 鳩山由紀夫:民主党政権の3年間を振り返る

    2012-11-12 06:37  
    105pt
    「既得権とは1つには官僚機構そのものだ。もう1つは大手の企業、財界である。そしてもう1つは、今日も揃ってお出ましのようだが、大手のメディアも既得権そのものだ」2009年から首相を務めた鳩山由紀夫元首相が8月18日、鴨川市の「大山村塾」で民主党政権の3年間を振り返った。
  • 「国民の生活が第一」結党パーティーに4000人が集結(無料映像あり)

    2012-10-25 22:46  
    新党「国民の生活が第一」は25日夜、ホテルニューオータニで結党記念パーティーを開き、支援者や党関係者ら約4,000人(党発表)が参加しました。
  • 【第3回】政治家に訊く:岸本周平

    2009-09-29 18:08  



    ───────【基本情報】───────
    名前:岸本周平(きしもと・しゅうへい)政党:民主党衆議院議員選挙区:和歌山1区生年月日:1956年7月12日血液型:AB型座右の銘:天は自ら助くる者を助く趣味:映画鑑賞好きな食べ物:焼いたお餅、和歌山ラーメンホームページ:http://www.shuhei-k.jp/index-main.html


    ───────【質問事項】───────
    Q1:なぜ政治家になったのですか?

    財務省・大蔵省とトヨタ自動車の合計25年間天下りをなくそうと提案してきましたが、自民党と官僚の長い間の癒着がありどうしてもそれを達成できませんでした。そして2004年の郵政解散の時、自民党政権を変えれば天下りの廃止を達成できるだろうと思い、政権交代という一点の目標だけで政治家になろうと決心しました。
    しかしものの見事に落選してしまいました。準備不足もありましたし小泉
  • 【第1回】政治家に訊く:細野豪志

    2009-09-25 18:09  
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    政党イメージではなく、政治家本人の人柄に焦点をあてた新企画『政治家に訊く』がいよいよ始まりました!


    第1回目は、静岡5区で当選した細野豪志氏です。
    ───────【基本情報】───────
    名前:細野豪志(ほその・ごうし)政党:民主党衆議院議員選挙区:静岡5区生年月日:1971年8月21日血液型:AB型座右の銘:志達(しだつ)趣味:散歩好きな食べ物:鰻(うなぎ)ホームページ:http://www.goshi.org/


    ───────【質問事項】───────
    Q1:なぜ政治家になったのですか?
    いくつかきっかけがありますが、その一つは大学時代のことです。障害を持っている方の外出を手伝う機会があったのですが、一緒に博物館に行った時に彼が「もっと勉強をする機会があれば、社会に出て活躍も出来たかな」とポロッと口にしました。それが大変ショックで、そういった人たちがチャンスをつかめるような社会を作れないかなと思ったことが最初のきっかけです。ちょうどそう考えていた時に1993年の総選挙があり、「ジバン(地盤)・カバン(鞄)・カンバン(看板)」なしの議員がたくさん誕生しました。そこで私がもっとも身近だった前原さんが京都で当選する姿を見て、自分も出来るかもしれないと思えました。自分がやりたいと思うタイミングと、自分も出来るんじゃないかなという時代の状況が重なったことが、政治家を目指す大きなきっかけになったと思います。
    Q2:政治家になる前はどのような仕事や活動をしていましたか?
    民間のシンクタンクでサラリーマンとして約5年間勤めていました。私は学生の頃から政治家になりたいと思ってましたので、卒業後の進路を考えるときは正直迷いました。秘書になるか、松下政経塾に入るか、一度サラリーマンとして勤めて政治家を目指すか...。最終的にはサラリーマンを選びましたが、それは自分でお金を稼いで税金を納めるという生活に身を置いて、その中で自分は本当に政治家になりたいのかを確認した方がいいかなと直感が働いたからです。考えた末に入社した三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)では、政策を作るプロセスやその前提となる知識を身につけたいと思っていました。約5年間のそこでの経験は得難いものでした。
    Q3:どのような政策にいちばん力を入れていますか?

    自分の中でベースとなっている政策は安全保障です。自衛隊に関わる安全保障はもちろんですが、食料やエネルギー政策も総合的な安全保障として含まれます。広い意味の安全保障で、私は国民が生命や財産を確実に守ることが出来るような仕組みを整えることに一番力を注いできたという思いがあります。
    Q4:日本をどのような国にしたいですか?
    世界から評価をされるような国にしたいです。例えばこれからの時代を考えると軍事的な強さや、経済規模の大きさだけで世界を圧倒することにはなりにくいと思いますが、日本には世界にアピール出来るだけの文化や人の魅力があります。その魅力を国民自身が自由に発信出来るように、国家は安全保障を確立して国民をサポートする役割があると思います。
    Q5:企業献金廃止に反対ですか?賛成ですか?
    企業献金廃止は党としての決定事項です。私は政治家になってから企業・団体献金をもらわないことは一貫して続けています。政治家になってから10年が経ちますが、実際に個人献金だけでやっていけますよ。これまでの自民党型の政治はお金を配って国民に協力してもらう政治でしたが、民主党の政治は国民がちょっとずつお金を出し合って政治に参加する考え方です。企業献金を廃止することは、お金の出所が変わるだけでなく、政治の文化が変わることにつながると思います。
    Q6:今回の「政権交代」をどう感じていますか?

    いろんな思いが交錯します。私が10年間過ごした議員会館の窓からは権力の中枢である官邸がいつも見えます。政権が交代して鳩山総理が官邸の主になり、閣僚が出入りする姿を見て、本当に変わったんだなという実感をようやくもてるようになりました。これまで野党として自民党の問題点を見続けてきました。これからは政権交代という枠組みを有効に活用することに尽きると思います。
    Q7:民主党は政権を維持できますか?
    政権を維持することを目的とするべきではないと思います。自民党が失敗した原因は、政権を維持することに汲々として選挙を先延ばしにしたり、人気取りで総理をころころ変えてしまったからです。我々はその自民党を見てきてますから、政権維持を目的とせず、まずはマニフェストを一つ一つ達成して成果を出し、国民に対して正直であることで結果的に政権が維持できればいいと思っています。
    Q8:地元(静岡)で一番問題になっていることは?
    地元で一番問題になっているテーマは医療です。そしてその医療が問題化しているのは明らかに政策のミスがあったからです。国がそのミスに対して方針転換することで、地元の医療の立て直しにもつなげていきたいと思います。具体的に言うと、地元の社会保険病院は存続が危うくなっている現状があるのですが、地域の中核病院としてこれまで国が関与してきた以上、その責任があります。今回は医療制度の方針転換をして、国が関与して残すことを決めました。これからも医療改革を続けますが、国で医療政策の転換をしたことが地元でどのような成果として現れてくるかを、国民に丁寧に説明していきたいと思っています。
    Q9:読者からの質問

    ─民主党地方議会の、地域主権における将来的な組織像についてご存知の内容で、ご意見をお聞かせください。(投稿者: K.o | 2009年9月20日 01:44)