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記事 10件
  • 田中良紹:成立に向かう「売国法案」

    2013-11-30 16:57  
    共同通信は陸上自衛隊の秘密情報部隊が総理や防衛大臣の指揮、監督を受けずに海外で情報活動を行ってきた実態を複数の関係者の証言によって明らかにした。しかし「別班」と呼ばれる秘密機関の存在を防衛省も陸上自衛隊も認めていない。 小野寺防衛大臣は「陸幕長に確認をしたがないと言う話だった」と述べ、菅官房長官も「これまでも現在も存在していないと防衛省から聞いている」と述べた。二人とも官僚から全くなめきられている。嘘をついても平気だと軽く見られているのである。これで日本版NSCを作り、政治家が国家の安全保障問題を主導するなどと言うのはお笑い草でしかない。 「別版」については2008年に草思社から『自衛隊の情報戦ー陸幕第二部長の回想:塚本勝一』、アスベクト社から『自衛隊「影の部隊」情報戦記録:松元重夫』、また2010年には講談社から平城弘道元陸将補著『日米秘密情報機関「影の軍隊」ムサシ機関長の告白』など、い
  • 秘密保護法案に反対集会─「特定秘密保護法案の廃案を求める要請文」に THE JOURNAL も賛同し提出

    2013-11-21 07:10  
    特定秘密保護法案に反対し廃案を求めるメディア関係者の集会が20日、東京・永田町で開かれ、THE JOURNAL主宰の高野孟と編集部が参加しました。登壇した呼びかけ人たち(左から大谷昭宏氏、岸井成格氏、田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏、田勢康弘氏、金平茂紀氏)集会では田原総一朗氏や金平茂紀氏などが登壇し、「国民の知る権利を大きく侵害する恐れがある危険きわまりない法案だ」と訴えました。「こういう法律が出てくるのは戦後初めてだろう。国民1人1人がよく考えないといかんと思って出てきた」と会場に駆けつけた俳優の菅原文太氏集会の最後に読み上げられた「特定秘密保護法案の廃案を求める要請文」はTHE JOURNALも賛同し、全文を以下に掲載します。【特定秘密保護法案の廃案を求める要請文】
    森雅子・特定秘密保護法案担当大臣殿 前略。私たちは新聞、テレビ、ラジオ、出版、インターネットなど、さまざまなメディアを通じて
  • 田中良紹:「日本を取り戻す」ではなく「日本を売り渡す」安倍政権

    2013-11-21 05:58  
    日本版NSC法案を巡る参議院の審議に安倍総理が出席した。政権の「一丁目一番地」だから、総理は法案の内容を熟知しているのかと思ったら、官僚が作成した答弁書を棒読みする場面が多く、しかもたどたどしく読むため、みんなの党の議員から「大事なところは噛まないで欲しい」と注意される始末だった。 日本版NSCを作る目的は、縦割りの官僚機構が所有する情報を一元化し、政治家が判断する体制を作るためだとされている。しかしどのようにして情報の一元化を図るのかは全く説明されず、担当大臣はひたすら「情報は一元化される」と答弁するだけだった。すると質問した議員が「私はそうは思いませんが」と言って話題を変える。国民は平行線の議論を見せられただけで何が何だか分からない。 この日の審議はこれまで見た事もないほどスカスカの議論が繰り返された。安倍総理は「国民に丁寧に説明する」と言ってきたが、この国会審議を外国人が見れば、日本
  • 篠塚恭一:高齢者大国の前線から(6)── 認知症の問題を先送りせずに

    2013-11-18 11:24  
    2年ほど前に縁あって山形県最上町の絆大使に任命された。 それから町の人が広報を送ってくれるので、東北の山間地のことが少しわかるようになった。最上は奥羽山系に囲まれた小国盆地にある小さな町で、稲穂が揺らぐ里山は美しく日本の原風景が心を和ませてくれる。芭蕉が歩いた奥の細道にあたり、ここ数年は外国人旅行者にも人気の観光地として育ちつつある。 広報を読みながら気になるのが1万人を割った町の人口のことで、先月の報告には生まれた人2人、亡くなった人17人とあった。国の予測では、これから30年余りで人口が4割以上も減ってしまう地域と報告されている。高齢化率は45%を越え、限界自治体に近づき地域経営はますます厳しくなると覚悟する必要があるだろう。 苦しいのは地方ばかりではない。都内で平均寿命が最も高い杉並区は、公共施設の使い方を変えて気楽に集える施設を増やし、住民にサークル活動への参加を促した結果、予防が
  • 田中良紹:小泉元総理「原発ゼロ」は「リトマス試験紙」

    2013-11-13 21:12  
    小泉元総理が日本記者クラブで講演した翌日、新聞各紙は記事の扱いで見事に分かれた。いつもは金太郎飴のような報道に辟易していた私にとって、記事の扱いの差はなかなかに興味深い。そこでそのことを考察する。 小泉元総理の「原発ゼロ」発言を一面トップで報じたのは朝日と東京である。両紙は二面でも関連記事を掲載して扱いは大きい。小泉発言を重要なニュースとして扱っている。トップではないが同じく一面と二面に掲載したのは毎日である。毎日は小泉氏の「脱原発」発言を先陣を切って報道してきたので、あえてトップにはしなかったという事だろう。 これに対して一面で扱わなかったのが産経、読売、日経の三紙である。産経は三面と五面に掲載した。一面扱いではないが記事の分量は少なくない。ところが読売と日経は四面に小さく扱い、ほとんど無視の姿勢である。ただ読売の記事には講演をする小泉元総理の写真が掲載され、多少は読者の目を引くよう
  • 【結城登美雄の食の歳時記#32】もはや、政府や行政だけを頼りにしていく時代ではない(お米の話編・その3)

    2013-11-11 17:54  
    105pt
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    【結城登美雄の食の歳時記#32】もはや、政府や行政だけを頼りにしていく時代ではない(コメの話編・その3)かつて私も「日本のおコメは減反をするほど余っているのだから、おコメよりも小麦や大豆など食料の自給率の低い品目に力を入れるべきではないか」と思っていました。しかしそうとばかりは言えないぞと反省しています。理由は大きく2つあります。1つは食料を生産してくれている農業や漁業の担い手が毎年、5~6万人ほど辞めていっている事実があります。平成22年には日本の総農家数が(無料ここまで183文字/975文字中) 
  • 田中良紹:安倍政権の「一丁目一番地」

    2013-11-06 23:59  
    安倍総理は秋の臨時国会を「アベノミクスを成功させるための成長戦略実行国会にする」と意気込んでいた。再三「アベノミクスの第三の矢は臨時国会で実現する」と言ってきた。国会運営の司令塔である自民党国対委員長も臨時国会の召集にあたり最優先課題は産業力強化法案を早期に成立させる事だと言っていた。安倍政権の「一丁目一番地」はそこにあると思っていた。 ところが国会が始まってみると、成長戦略や産業競争力強化の話より、日本版NSC(国家安全保障会議)を作り、「特定秘密保護法案」を成立させる事が優先されている。どこの民主主義国家でも安全保障や国民の権利に関わる法案は、時間をかけて議論するものだが、安倍政権は急いでいる。急がなければならない事情があるようだ。 アメリカの要求があるからである。きのう書いた有料ブログ「中国とアメリカは良く似ている」で引用したケント・カルダーの『新大陸主義』(潮出版)にもこんな記述が
  • 【アーカイブ放送中】高野孟×甲斐良治×若者たちの「脱グローバル論」〜おじさんと若者で、ゆるゆると日本の未来を話し合ってみましょう〜

    2013-11-02 18:28  
    『日本辺境論』の著者・内田樹氏が世代を超えて企画した勉強会をまとめた『脱グローバル論』 をテキストに、おじさんジャーナリストたちと若者で2時間ほどお話をしてみました。(※一部生放送の部分をカットしてます)【出演(年齢)】高野孟(69/ジャーナリスト)甲斐良治(58/農文協編集次長)山崎笙吾(22/明治大学学生)坂川裕野(23/東京大学学生)長南亮太(23/明治大学学生)上垣喜寛(司会/30/THE JOURNAL編集部)↓番組視聴(アーカイブ)はコチラ↓http://www.nicovideo.jp/watch/1383379939《トークで登場する可能性のある参考文献》 ●『脱グローバル論』(講談社/内田樹編著)http://amzn.to/1bOfcVt●『季刊地域』(農文協)http://amzn.to/1fPtOc4●『里山資本主義(角川oneテーマ21/藻谷 浩介著)htt
  • 【無料公開】結城登美雄:農家の収入はいったいどれぐらいだと思いますか(『食の歳時記』コメの話編・その2)

    2013-11-02 16:41  
    【結城登美雄の食の歳時記#31】農家の収入はいったいどれぐらいだと思いますか(コメの話編・その2)(撮影・THE JOURNAL編集部)稲刈りが終わって、いよいよ新米が食卓に届くようになります。炊きたての新米、ごはんがぴっかぴっかに光って、おかずが無くても食べられるほど美味しいですよね。みなさんが食べているお米の銘柄は何でしょうか。やはり「ひとめぼれ」でしょうか。それとも「ササニシキ」でしょうか。農水省の食料局の発表によると、東北の品種別作付けの31%はひとめぼれで、第2位があきたこまちで24%を占めるそうです。第3位がコシヒカリ、以下はえぬき、つがるロマンと続いています(平成17年農林水産省総合食料計画課統計より)。我が宮城県のおコメの81%はひとめぼれです。ささにしきが11%。どちらも美味しいおコメです。しかしこのおコメも消費者にとっては嬉しいのですが、農家にとってはだんだん憂鬱の種に
  • 【無料公開】篠塚恭一:街へ出よう!(5) 地域交通を使いこなす ── 新幹線では多目的室を賢く利用

    2013-11-01 09:35  
    106歳の砺波サキさんは要介護度5、娘のみどりさんともう一度、秋の京都で紅葉狩りをしたいという夢がある。 すでに5万人を越えた百寿者も、その大半はベッドの上で過ごしているという。身体は寝ていても、気持ちまでベッドとの上かというとそうでもない。人は生きる限り、みな夢を持ち、さまざま希望を抱き続ける力を持っている。だが現実は、周囲に気兼ねし皆どこかで諦めてしまっているのではないだろうか。 みどりさんから相談をうけたトラベルヘルパーは、サキさんの身体にできるだけ負担の少ない移動手段を考える。要介護度5で施設に入居しているサキさん、移動時間も短い方がいい。 横浜にある施設の担当者とも打合せ、新幹線を利用することにした。駅までは介護タクシーを使い、京都でまた介護タクシーで観光する。 新幹線には、多目的に使える無料の個室がある。大人が横になる程のスペースがあり、子供の授乳や具合が悪くなった人の休息に使