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2011年4月の記事 4件

《第8回》陸山会事件公判傍聴記 ── エッ、特捜部って証拠物のFAX送信記録とか調べないの!?

3月25日晴れ。前回に続き、今回も傍聴希望者の抽選はなし。やっぱり震災の影響 か。裁判所の地下にあるコンビニに行ってみると、昨日も品薄状態だった店内から、ペットボトルの飲み物がさらに消えていた。どうやら、東京都の水道から乳 児の飲用基準を超える放射性物質が見つかったため、売り切れてしまった模様。エレベーターも節電のために稼働台数が減っている。当然のことだけど、この大 震災の下では裁判所も正常ではないということだ。 ★ 10時開廷。午前は検察側の証人として、池田光智被告の取調べを担当した蜂須賀三紀雄検事が出廷する。池田氏は3人の被告のなかで、2010年1月 の逮捕時は32歳と最も若かった。そのこともあってか、蜂須賀検事も見た目は30代後半ぐらいで若い(※読売の記事によると38才とのこと)。まずは検察 官の尋問から。(── は検事、「」内は蜂須賀検事の証言) ── 取調べのときの池田氏の態度は? 「言葉を選びながら注意深くという態度で、最初はあいまいで、だんだんはっきりしてきました」 ── 調書をとる際に気を付けていたことは? 「本人の記憶について気を使っていたので、そのレベルにあわせた表現をしました」  

THE JOURNAL

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THE JOURNAL編集部

活動フィールドを政治、社会、国際から地域、農林漁業にまで広げて日々奮闘中。著書に『震災以降 東日本大震災レポート』(三一書房)、『自由報道協会が追った3.11』(共著・扶桑社)ほか。

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