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田中良紹:TAGで国民を騙し奴隷の道を突き進む安倍政権
2019-04-30 22:17激動の昭和に代わる平成とは何であったのか まもなく平成が終わろうとしている。昭和の日本は、戦争と敗戦、焼け野原から世界第二位の経済大国へと、「激動」と呼ぶにふさわしい時代を経験した。それでは「平和が達成される」という意味に改元された平成の日本は、どのような時代を経験したのだろうか。 確かに軍事的な意味での戦争はなかった。それを喜ぶ人もいる。しかし私は政治と経済が混迷と衰退を重ね、そこから抜け出す道をまだ見つけられていない意味で「長い敗戦の時代だった」気がする。 平成元年(1989年)は日本が未知の世界に突入した年である。それまで経験したことのない出来事が次々に起きた。まず自民党の最大派閥を擁して盤石の態勢だった竹下内閣があっという間に倒れた。原因はロッキード事件と並ぶ戦後最大のスキャンダル「リクルート事件」である。 新興企業リクルートの未公開株が政界にばらまかれ、中曽根、竹下、宮沢
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