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一問一答「あなたが、最近後悔した無駄遣いはどんなものですか?」【散財と破産の心理学】

あなたが、最近後悔した無駄遣いはどんなものですか? 今回は結婚する相手の趣味での無駄遣いを減らす方法についての相談をもとに、散財と破産の心理学について解説させてもらいます。 「Q. 結婚する予定の相手の趣味の無駄遣いを減らすにはどうすればいいでしょうか?」 まずは、その無駄遣いの定義を考えた方がいいのかもしれません。 誰かにとっては無駄遣いでも、本人にとっては重要なモチベーションを左右したり、いい趣味だということも少なくありません。 その無駄遣いしていることをどう考えるかです。 その人本人の収入から考えて、明らかに過度なお金を使っていたり、借金してまでしているというようなことであれば問題ですが、自分の稼いだお金の範囲内で適切な金額であれば問題ないかとも思います。 もし、結婚した時にこれぐらいの貯金はしておきたいとか、これぐらいの時までにお金を貯めて子育てをしていきたいというように思うのであれば、相手の趣味に対して無駄遣いだからやめてほしいと指摘するのではなく、2人で結婚して、家を買ったり子供を作ったり色々なことをしていくのでしょうから、今の収入からどのようにしてやりくりしたらいいのか、一緒に話し合うことを提案してみてください。 その話し合いの結果、相手が、この計画では少し収入が足りないから、自分の趣味を控えるようにするという話になれば、それはそれでいいでしょうが、最初から趣味を無駄遣いだとして否定すると喧嘩になるだけです。 例えば、女性がすっぴんが綺麗なんだから、その化粧品に使っているお金が無駄遣いだと言われたらどう思うでしょうか? 自分にとって価値があるものを否定するのは、相手にとっては一番の打撃になるものです。 そこは気をつけてください。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 散財と破産の心理学 ビッグ・ファイブ(特性5因子診断)という科学的に最も信憑性が高いとされる性格分析テストで皆さんが浪費癖があるのかどうかがわかります。 どのような時に散財してしまうのかがわかります。 お金が全てではありませんが散財は危険です。 散財はさらなる散財を呼んでしまうので、お金はなくなり始めたらあっという間に無くなってしまいます。 散財はさらなる散財を! 散財とは持っているものが無くなることです。 持っているものが無くなると、人間の判断能力も失われていくことで、より散財していくということがわかっています。 いわゆる借金地獄も同様で、借金というものはすればするほど借金しやすくなります。 少々乱暴な例えですが、自分の持っている10万円を使うスピードと、お金がなくなって10万円を借りてそれが無くなるスピードを比べると、借金した10万円の方が早いです。 よくお金を失うことを恐れず稼ぐことに注目するべきだという話も聞きますが、まずは借金や浪費を無くすことから考えるべきだと言えます。 例えばトマ・ピケティさんも著書で書かれて話題になったように、貧乏が貧乏を加速させるという考えは昔からあります。 格差と再分配:20世紀フランスの資本 貧乏になると浪費してしまう性格とは? ある性格の人が貧乏になると無駄遣いをしやすくなり、もっとも破産の可能性が高くなるということがわかっています。 見栄っ張りな外向的なリア充は貧乏になると破産しやすくなります。 貧乏になればなるほど無駄遣いをしてしまうという現象が起きます。
 お金を稼いでいる外向的な人は、例えばみんなで食事に行ったら最近儲かっているからと気前よくおごることが多くなります。 内向的な人も現実的に考えながらも、まとまった収入があれば時には同様におごったりもすることもあります。 どのような場合でも、普通ならばお金がなくなったらおごったりすることはなくなるはずです。当然節約を考えるはずです。 ところが外向的な人(特に見栄っ張りで自分に自信のない人)は、自分の今までのキャラを維持したいと考え、おごったりできなくなったら嫌われるのではないかと、不安でよりおごるようになってしまいます。 無駄な浪費が増えて破産してしまうわけです。 結婚相手やパートナーを選ぶ時、金銭面に関してはこのあたりの性格も考慮した方がいいかもしれません。 お金の使い方と性格 ロンドン大学の研究で718名の男女を対象に全員の収入・貯金・借金などを調べた上で、12ヶ月に渡ってお金の使い方を調査したものがあります。 被験者の方々がどのようにお金を使ったかということを第三者がオンライン上で確認できるようにして、それを採点してもらいました。 お金の使い方の評価をランク1(堅実なお金の使い方)~ランク5(見栄っ張りで無駄な浪費)で区別しています。 
例えば、 ランク1:安めの実用品の買い物・生活費など ランク5:豪華な海外旅行・絵画やゴルフの会員権・豪華なパーティーなど 被験者の方々にはビッグ・ファイブ(特性5因子診断)による性格診断をしてもらいました。 これによりお金の使い方と性格を照らし合わせると、外向的で収入が低い人ほどなぜか「ランク5」での消費が多かったということです。 
外向的で収入の高い人より外向的で収入が低い人の方が、見えっ張りな消費が多かったという結果です。 つまり、外向的で見栄っ張りな人は、お金があるときよりお金がないときの方が無駄なお金の使い方をしてしまいます。 一方、内向的で収入が低い人はランク5には決して手を出しませんでした。
つまり、内向的な人はお金がなくなってくると、きちんと節約してお金が出ていかないようにするので破産することは少ないです。 外向的な人、内向的な人のそれぞれの傾向というのは、そもそも収入の大小にもよるのではないのかと考える人もいると思います。 例えば、もともと貧乏な人は外向的であっても贅沢品を買ったりしないのではと。
このあたりまでロンドン大学の研究では調べられています。 外向的で収入が低い人ほど贅沢品に手を出し、内向的で収入が低い人は贅沢品には手を出さないという傾向は、収入や借金の差を調整しても同様の傾向が確認されました。 この理由としては、外向的な人と内向的な人とでは、貧しさを埋め合わせるモチベーションが違うからです。 内向的な人は、貧しさを埋め合わせるために節約をしたり、つつましやかなものを楽しんだり、ひたすら何かを頑張ることで自分の心の埋め合わせにしようとします。 言葉のとおりですが、内向的な人は自分の内側に興味があるので、見栄やどう見られているかということはあまり関係ないわけです。 ところが外向的な人は自分の外側に興味があります。 ですから貧しさを見栄で埋め合わせるということをしがちになります。 お金がなくなったときの行動には、色濃く性格が出てくるということは昔から言われています。
みなさんも気をつけてください。 外向的な人の散財の対策 結局のところ貧しさを埋め合わせるためにお金を使っていることが問題です。 外向的な人は、人とのつながりを求めて、他の人にどう見られるのかということを重要視しています。 ですから、貧しい状況から抜け出したいのであれば、誰かと組んでビジネスや副業を始めるのも良い方法です。 パートナーと一緒に成功しようとする目標設定が望ましいです。 外向的な人は、他人からの評価がないとモチベーションが出てこないことも多いです。 さらに、お金がない状態になると無駄なところにお金を使ってしまいやすくなるので、そこで他人の目が必要になります。 自分では無駄ではないと思っていても、それは無駄だと言ってくれるパートナーがいることで、散財を防ぐことができます。 企業の経営者でも、結婚して奥さんができてからビジネスで成功した人も多いです。 これも第三者の目が入ったことで、冷静にお金で判断をすることができるようになったからです。 外向的な人は、ビジネスパートナーを見つけて一緒に起業するか、客観的に見て意見してくれるパートナーを見つけてください。 客観視するためには他人の目が大切です。 もちろん、自分とは逆のタイプの人を選ぶようにしてください。 パリピとパリピが組んでビジネスをしたりするととんでもないことになります。 内向的で、仲良くなると物事を遠慮なく言ってくれる人を選んで下さい。 協調性が高すぎる人は要注意 協調性が高すぎる人ほど破産する可能性が高くなるというデータもあります。 つまり、日本人が一般的に良しとしている、外向的で人付き合いが良く、周りに合わせることができる協調性が高い特性は、お金の無駄遣いで破産しやすくなる特性でもあります。 外向的な人は余計なことにお金を使う可能性が高く、協調性が高い人は無一文になる可能性が高いということです。 断ることができない人は危険です。 本当に欲しいもの以外は全て断るための練習だと考えてください。 YESでもNOでもどちらでもいい事は全てNOと言うための練習です。 NOと言える技術をちゃんと学んでいないと、協調性が高すぎる人は破産します。 様々な研究でも、人の協調性の高さは、クレジットスコアや収入の低下しやすさと相関しているということが示されています。 協調性が高い人ほど借金の滞納が多く年収が低くなります。 さらに、コロンビアビジネススクールの研究では、協調性の高すぎる人が破産に追い込まれる原因について迫ってくれています。 3,000,000人分の預金データを使って25年間にわたり追跡調査しています。 その結果、子供の頃に協調性が高かった人は、大人になってから経済的な問題に追い込まれる可能性が高かったということです。 具体的には、協調性が高い人は、そうでない人に比べて1.5倍も破産する可能性が高くなっていました。 この原因としては、協調性が高くなればなるほどお金に興味がなくなるからです。 協調性が高くなると、お金よりも空気を読んで周りに合わせることを重んじてしまいます。 自分の出世よりもみんなと仲良くすることを選びます。 自分だけが抜きん出ることよりも、波風立てずみんなに合わせることを選びます。 お金だけが全てではないと言いながら、周りと仲良くすることを重視するわけですから、ちゃんとNOと言える技術を身に付けていないと、お金に執着がないために簡単にお金を貸したりおごったりしてしまいます。 お金に執着がないと、お金を稼ぐために一生懸命働くモチベーションも生まれません。 ビジネスや仕事においても利益を追求しないので、結局お金に困ってしまいます。 協調性が高いのは悪いことではありませんが、確固たるコミュニケーションにおける技術を持ち得ていない人の場合は危険です。 自分の人生を賭けてみたい仕事やビジネスを追求するのも良いですが、お金を稼ぐための技術を身に付けていないと、結果的に破産する可能性が高くなります。 家族を路頭に迷わせ周りに迷惑をかける結果になるかもしれません。 貧乏が貧乏を加速させる! 人は自分のお金の使い方や金銭感覚が常に正しいと思い込みがちですが、人間の物事に対する判断は一定ではありません。 周りや環境の影響を受けて変わっていきます。 お金持ちと貧しい人の差が開く理由でもありますが、人はお金持ちが好きです。 人の脳をスキャンしながら、一般の人にお金持ちの映像とホームレスの映像を見せる実験が行われています。 そうすると、人はお金持ちを見ると前頭前皮質内側部が活性化していました。 これは自分以外の他人を見ているときに活性化する部位です。 ここまでは理解できると思います。 ところが、一般の人がホームレスを見ているときには、他人を見ているときに活性化するはずの前頭前皮質内側部が活性化しませんでした。 つまり、恐ろしい話ですが、特にお金持ちでもない一般の人が貧乏人を見ているときには人として見ていないということです。 人の脳は貧しい人を人間として判別していません。 もちろんお金が全てではないと思います。 ただし、破産したり貧乏になることがどれだけ恐ろしいことか理解しておく必要があります。 普通の人たちから人として見られなくなります。 貧しい人はお金がないからダメだというわけではありませんが、人の脳はそのように判断はしていません。 貧しくなると頭が悪くなる 貧しい人にお金を与える研究はたくさん行われています。 経済格差をなくしたり貧困問題を解決するために、貧しい人にお金を与える施策もたくさん行われています。 貧困層にお金を配った実験によると、彼らはそれを使って麻薬を買ってしまいます。 貧乏な人にお金を配っても、それを貧乏から抜け出すために使ってくれません。 貧しい人にお金を配る施策がうまくいかないのも、貧しい状況が人の判断能力を奪ってしまうからです。 貧しさが判断能力を奪い、誤った判断を他人に指摘されることによって余計に間違った方向に進んでしまいます。 インドの農家464軒を調べた研究があります。 農家は収穫前にはお金が足りない状況が多く、収穫後には余裕が出来ることが一般的だそうです。 そこで、収穫の前後でIQに違いがあるのかということを調べています。 結果、収穫前のIQは収穫後のIQに比べて25%も低かったそうです。 これは徹夜明けの脳の状態と同じぐらいです。 これを皆さんに置き換えると、給料明細なんて見ないというぐらい余裕のある人は別かと思いますが、給料日の直前に何が起きるかということを考えてください。 給料日前はIQが下がっていて給料日後はIQが上がっています。 思い返すと、ついつい無駄な買い物をしたり余計な出費をしてしまったのは給料日前だったということもあるのではないでしょうか。 お金が足りないという感覚がIQを低下させます。 そうすると認知能力が下がり判断能力が低下します。 それが無駄使いや無駄な投資に手を出したり将来性のないビジネスに手を出したりということにつながり、無駄なリスクを取ることで更にお金がなくなるという悪循環を繰り返してしまいます。 ギャンブルで破産したりする人が負けを取り返そうとどんどんハマって失敗していくのと同じです。 つまり、お金が無くなっているときに、何かを決断しようとしたり認知能力が必要なことをすると失敗する可能性が高いということです。 アメリカのショッピングモールで買い物客にインタビューを行い様々な年収の方を集めた研究があります。 その上で参加者全員に日頃のメンタルの状態や経済的な安定性のような様々な質問をしてデータを収集しました。 
その後、参加者に自分の車が壊れて修理が必要になった状況を想定してもらいます。 その結果、年収約200万円のグループは年収約700万円以上のグループに比べて、自分の車が壊れて出費に対する不安を想像しただけで、IQテストの結果が40%も悪くなったという結果が出ています。 これはトンネル効果という現象で、お金に対する欠乏感が脳の処理能力を奪い、他のことを考えることができなくなるためにIQが低下すると言われています。 ですから、お金だけを配って貧しい人を貧困から救うのは無理です。 貧困により落ちている判断能力をサポートすることが必要です。 大事なのはお金を与えることではなく、そこから抜け出して自分で生きていくことができるようにすることです。 とはいえ、貧しい状況で明日生きていくのも難しい人に、そこから抜け出す方法を自力で考えろというのも酷な話です。 間違った使い方をしてしまう彼らを責めるのではなく、それを管理できるだけの国のシステムが必要なのではないでしょうか。 一生懸命貧困から抜け出そうと努力している人であれば、責めるのではなくシステムの側を改善するべきではないかという話です。 いずれにしても、お金が足りているという状態、IQの高い状態をつくってそこから判断していくと良い判断ができてビジネスもうまくいく方向に進みやすくなります。 ですから、まずは身辺整理をしたり余計な出費を削減し、自分が今の給料でもちょっと余裕を持って暮らせるなという感覚を持つぐらいまで生活をスリムにすることからはじめてください。そのうえで、新しい挑戦をすることをおすすめします。 お金だけでなく時間でも欠乏は危険です。 皆さんが人生で本当に大切なものを無駄にしないために気をつけてもらいたいポイントについて掘り下げて解説していきます。 ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたが、最近後悔した無駄遣いはどんなものですか?」【散財と破産の心理学】
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著者イメージ

メンタリストDaiGo

慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。 人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。著書累計300万部。

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