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2023年5月の記事 13件

一問一答「あなたが、どうしても捨てられないものはなんですか?」【片付けが捗る心理学】

あなたが、どうしても捨てられないものはなんですか? 今回は、やるべきことを先延ばししがちな方の相談をもとに、片付けを邪魔してしまう心理的障害について解説させてもらいます。 「Q. 運動や勉強など、なかなかやる気が出ず後回しにしてしまい、いつも追い詰められてから焦ってしまいます。どうすればいいでしょうか?」 先延ばしというものは、習慣化と同じで癖になってしまうものです。 ですから、先延ばしをする人はあらゆることに対して先延ばしをするようになってしまいます。 そのような人は、プライベートでも仕事でも、家の片付けでも勉強でも、人生の備えに対してもお金に対しても、恋愛でも人生の夢でも、あらゆることに対して先延ばしをしてしまいます。 そうならないためには、先延ばししてしまう原因を知る必要があるわけですが、ほとんどの人は自分の意志の力を先延ばしの原因と考えています。 先延ばし対策も技術です。技術ですから誰でもすればできるものです。 先延ばしが起きてしまう原因と、その原因に対する対策を知る必要がまずはあります。 Dラボ▶即断即決即行動!すぐやる人になれる「先延ばしの心理学」 上記の動画を参考にしてもらえれば、あらゆる物事がサクサク進むようになります。そうなれば進めることが楽しくなりますので、当然ですがやるべきことがどんどん捗ります。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 人がものを捨てられない本当の理由とは? 人はなぜものを捨てることができないのでしょうか? あるいは、捨てようかどうしようかと迷ったときに、一旦置いておこうとするのはなぜでしょうか? 人がなぜ捨てることができないのか、その本当の理由を知っておかないと、ものはどんどん増えていきます。 これは皆さんの自制心によるものではありません。 これは企業が皆さんに対して行っている戦略が心理的に影響を与えている可能性が高いです。 その戦略を理解しておけば、ものをあっという間に捨てることもできるようになります。 捨てられない理由その1:企業のマーケティング戦略 PixiesDidIt社の心理学者ケリー・マクネミン氏が、過去の様々な文献をレビューして人がものを捨てられない理由についてまとめてくれています。 結論としては、企業のマーケティング戦略に僕たちの脳が踊らされているからです。 毎年、断捨離や片付け、ミニマリストなどの本が出版されています。 本当にその本を読んで整理整頓できたりシンプルライフを実現できるのであれば、当然ですが、そんな本が毎年出版されるはずがありません。 英語の本もダイエットの本も同じです。 英語の本もダイエットの本も毎年のベストセラーに必ず含まれています。 みんなできないから毎年売れるわけです。 これも消費者心理をついたマーケティング戦略によるものです。 人がものを買ったり消費する心理としては、ポジティブな感情を増やしてネガティブな感情を減らすためです。 ポジティブな感情を最大化して、ネガティブな感情を最小化するために人はものを買います。 例えば、お掃除ロボットを買うのは、掃除の手間をなくすことでネガティブな感情を減らして、掃除をする時間で自由なことができて、そこでポジティブな感情を増やすことができるからです。 企業のマーケティング戦略として、人の感情のコントロールをベースに設計されています。 どうすればユーザーや消費者のポジティブな感情を増やして、ネガティブな感情を減らすことができるかを考えています。 捨てられない理由その2:自尊心と結びついたパーソナル・アイデンティティーと社会的帰属感 実験ではTOMS(トムス)という靴の例が挙げられています。 このブランドは、自分が靴を一足買うと、恵まれない誰かにもう一足靴がプレゼントされるキャンペーンを行いました。 人はものを買うとそれを所有できて良い気分が手に入ります。 それだけでなく、その消費によって社会的に良いことをしているとなるとポジティブな感情は増します。 この靴を買った人たちは、自分たちが社会的に意味がある素晴らしいことをしていると感じていました。 自分が慈善的な人間だというアイデンティティーを作り、それと同時に、自分だけのことではなく世の中全体のことを考える素晴らしいグループに所属している感覚がありました。 人はものを買って手に入れると、自分の中に何かしらのアイデンティティーが生まれます。 それによって価値ある仲間も生まれます。 ものにそれが付随しているから捨てることが難しくなります。 自分のいい人と思えるイメージを捨てたくないからものも捨てられないわけです。 ブランド品ばかりを買って捨てることができない人は、そのものに価値を感じているだけでなく、自分はそのブランドにふさわしい価値ある人間だと思っています。 ブランド品をたくさん買えるだけの経済的成功をしている人たちのグループに所属していると思いたいからです。 ですから、その商品によって引き起こされる感情の問題と、それを持っていることによって生まれるアイデンティティー、そして、それを持っていることによりグループに所属している感覚を持つことができる帰属性の3つが僕たちがものを捨てられない理由です。 この3つに対処しないと、ものを捨てられません。 人は感情を満たしたいからものを買います。 アイデンティティーを保ちたいから、グループに帰属していたいから、それを捨てられなくなります。 これがものを捨てられない原因ですし、次々にものを買ってしまう原因でもあります。 研究では、この3つの要素を満たしていると感じた場合、それにお金を使う確率が30倍も高くなりました。 企業はこれを理解してマーケティング戦略を考えています。 感情とアイデンティティーと帰属を満たした上で、それなりに機能が備わっていれば、その商品が買われたり試される確率が30倍も高くなるわけです。 高級ブランドのパーティーで有名人や芸能人が呼ばれるのも同じです。 そのブランドがこれだけの芸能人が来てくれるだけの素晴らしいブランドだと伝えています。 それはアピールすることによって、感情もアイデンティティーも帰属性も満たされます。 実際の機能性としては大差ありません。 感情とアイデンティティーと帰属性を理解して、それを拒否することが大切です。 僕たちがものを捨てられないのは企業がマーケティング戦略として、僕たちの脳をハックしているからだと認識するだけでも、余計なことに惑わされる確率は減ります。 その上で、なかなか捨てられないものや、ついつい買ってしまうものについて考えてみてください。 その商品が自分のどんな感情を満たそうとしているのか? その商品がどのように自分のアイデンティティーを作っているのか? その商品を持つことによってどんなグループに所属している意識につながっているのか? 最近、自分が買ってしまったものについて、この3つのポイントで再評価してみてください。 これを理解しておくと、種がわかった状態でマジックを見ている感覚を持つことができます。 それによってものを捨てることもできるようになりますし、そもそもものを買わなくなります。 自分がいかに必要のないものを抱え込んでいたかも理解できます。 片付けを邪魔する5つのメンタルブロック 2019年に社会心理学者のアリス・ボイズ氏が、先行研究をベースにして、人がものを捨てられない5つの原因と対策についてまとめてくれています。 ①他人の散らかりは目に入るが、自分の散らかりは目に入らない 自分の一緒に住んでいるパートナーや家族について考えてみてください。 他人の部屋が散らかっていたり乱雑になっていると、やたらと気になったり目が行くと思います。 ところが自分のことにはあまり目が行きません。 他人の部屋は散らかっているように思え、自分の部屋はきれいに思えるバイアスがあります。 自分はきれいにしていて相手が散らかしているので、相手が片付けるのを待つスタンスになってしまいます。 その結果自分の片付けが疎かになります。 他人と比較して安心しているような状態です。 この問題を解決するためには、マインドセットを変えてください。 周りと比較して片付けをするかしないかを考えるのではなく、自分がお手本になると考えてください。 自分が周りの人のためのお手本になると考えます。 これは片付けだけでなく、仕事でもスキルを学ぶ場合でも同じです。 職場の雰囲気を変えたいとか、人生を変えるための習い事をしたいという場合でも、自分がお手本になろうと考えれば勇気を持って自制心を発揮することができます。 それによって他人に見られている感覚を持つことができます。 自分が周りの人のお手本になるマインドセットを持ってください。 それによって実際に片付けをしてみると、意外と家全体がきれいになったりすることがあります。 結局のところ周りが片付けをしていないのではなく、自分が片付けをしていなかっただけだったと気づくこともあります。 どちらかが悪いのではなく、お互い様だったことに気づけることもあります。 ②片付けに必要な認知リソースを過小評価する 人は片付けをしようとしたときに、すっきりと片付いた部屋を想像します。 ところが、実際に片付けをするとなると様々なプロセスが必要になります。 片付けはひとつのプロセスで終了するものではなく、小さな意思決定の連続です。 小さな意思決定を大量に行うのが片付けという作業です。 人はそれを過小評価しています。 ビジネスでも副業でも、成功するためにはそのプロセスは容易ではありません。 自分がそれをやりきって成功したところをイメージすると、達成した気分だけ高まりやる気がなくなります。 ダイエットでも、かっこいい肉体だけを想像しているとだんだんやる気がなくなってきます。 人はやろうと思っただけでやる気がなくなります。 結果ばかりを見て、その結果にたどり着くためのプロセスを疎かにして、小さな意思決定の連続を過小評価しています。 多くの人は片付けが簡単だと思い込んでしまうせいで、片付けをしようと思った瞬間に、大変さを感じてやる気が失われるわけです。 この問題を解決するためには、次のポイントに留意してください。 ポイント1:「どこに収納するか?」よりも「捨てるべきかどうか?」の質問を優先する 片付けは多くの意思決定の連続です。 捨てるべきかどうかは、YES/NOで答えられる質問です。 それに対して、どこに収納するかは、自由回答ができるオープンクエスチョンです。 そうなると認知的負荷が大きくなります。 ですから、まずは簡単に意思決定ができる2択で片付けをしてください。 どこに収納するかよりも捨てるか捨てないかで考えてください。 特に危険なのが、「これは何かに使えないだろうか?」と考え始めることです。 これも自由回答なので脳が疲れてしまいます。 それによって片付けができなくなります。 自由回答の質問を自分に投げかけることを避けてください。 ポイント2:中間ボックスを作る 捨てるか捨てないかだけでは迷って決められない人も多いと思います。 その場合は、中間ボックスを作って、その箱に3カ月先の日付を書いてください。 迷ったら全てそこに入れます。 その3カ月後の日付になったら、その箱を見てまだあったものは捨てます。 人はそのものが本当に必要かどうかを予測することが苦手です。 迷ったものは全て3ヶ月後の日付が書かれた箱にとりあえず入れておきます。 必要であればその箱から取り出すはずです。 3ヶ月後にもそこに残ったままのものは使わないものです。 これにより決断のプレッシャーを減らすことができます。 片付けのコツは、いかに決断のプレッシャーを減らすことができるかです。 ちなみに、YES/NOと中間ボックスの考え方は人間関係にも使えます。 自分のスケジュールや予定を見ながら、それを続けるべきか?止めるべきか?を考えて、中間ボックスも作っておきます。 3ヶ月後にも中間ボックスにあった予定や人間関係は、少なくとも当面は必要ないと考えることができます。 残りの解説については続きで解説しています。 自分にとって本当に大切なことに集中するために、ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたが、どうしても捨てられないものはなんですか?」【片付けが捗る心理学】

一問一答「あなたは、毎日をどんな行動で満たしたいですか?」【焦りをなくす時間術】

あなたは、毎日をどんな行動で満たしたいですか? DaiGo師匠の質疑応答でも、結局時間の使い方に行き着く相談は多いです。 今回は、将来死ぬのがもったいないという方の相談をもとに、毎日の焦りをなくし、有意義な時間で満たすための心理学を紹介させてもらいます。 「毎日楽しく幸せですが、将来死ぬのがもったいないと思ってしまいます。」 将来死ぬのがもったいないというのは、要するに、自分の生きている時間を最大化したいという意味だと思います。 であれば、そんなことを考えて悩む時間を行動することに使ってください。 人間関係でも仕事でも物でも何でも同じですが、無駄なものを捨ててみてはどうでしょうか? 捨てれば捨てたぶんだけ時間が手に入った感覚を得ることができます。 自分の時間を最大化したいのであれば無駄をなくすことをしてみてください。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 時間に追われて生きていくのか、時間を追い越すのか。 時間に対して常に余裕を持って生きている人たちがいます。
時間に余裕を持っているか、時間に追い立てられているか、この違いはただ単に暇かどうかということではありません。 
お金にどれだけ余裕を持っている人であっても、いつも忙しい忙しいと追い立てられていて幸福度が低い生活をしている人もいれば、お金に決して余裕はなくても、自然の中で家族とのんびり幸せに暮らしていて、時間に余裕がありながらも生産性が高い人もいます。 時間に追われていると、一瞬自分が有意義に時間を使っているような気になります。 
ところが、実際に長期的に幸福度や健康度を測定してみると、時間に追われている人の方が圧倒的に不幸で不健康です。 今回は時間に余裕を持って生きていくことができる方法についてです。
 時間に追われながら毎日仕事をするのではなく、ある意味時間を追い越して仕事するにはどうすればいいのかということを解説します。 
1日24時間という時間は変えられませんが、時間の使い方と働き方を変えるだけで、はるかに時間に余裕を持って生きることができるようになります。
 ハードワーカーで成果を出すことができるのはごく一部の天才だけ 多くの人が思ってるほど、時間に追い立てられている人は実際には仕事ができていません。
毎日時間がない時間がないと言いながら忙しく仕事をしている人は、仕事を頑張っているようには見えます。
 ところが、実際にはこのような人が大した成果をあげることもできていません。 ごく一部のミリオネア達は確かにハードワーカーです。 
そんな人達を見て、忙しく働いている人はかっこいいというようなイメージを持つ人が多いですが、それはごく一部の限られたミリオネア達だけの話です。 
そういう人達は特別なだけで、僕たちのような普通の人がそんな部分だけを真似しても意味はありません。 
1日の労働時間を普段の倍にしても集中力も生産性も下がらないような特別な人たちが、大企業のトップになったり何かで大きな成功を成し遂げてミリオネアになったりします。 普通の人たちが同じようなことをしようとすれば、健康被害が出たり集中力が落ちて、むしろ生産性は普通に働くよりも落ちてしまいます。
余計なミスをして被害が大きくなったり、そのようなデメリットが必ず出ます。 
そんな被害が起きないごくごく一部の天才たちが輝いて見えるだけです。 野球でもテニスでもゴルフでも同じですが、そんなスポーツを趣味にしている人は多いと思います。
そういったスポーツをしていて、そのスポーツのプロの選手と同じレベルの練習をしようとはしないはずです。 
ところが、これが仕事になると、多くの人がこれをしようとしてしまいます。
トップレベルの天才たちが1日10時間働くと聞くと、自分も同じぐらい働いて頑張らないといけない、週末も休んでいる暇なんてないと考えてしまいます。 時間に関してはこの問題が起きてしまいやすいです。
 スポーツの場合は、プロと同じ練習をしようとしてもできないことに気づくでしょうが、時間の使い方に関しては、ただ10時間働くだけであればだらだらと仕事をすることはできてしまいます。 
実際には、眠い目をこすりながらほぼ机の前に座っているだけであっても、何の成果も出ていなくても、10時間働くということはできてしまいます。 仕事でも人生でも成果というものは後からついてくるものです。
 スポーツやゲームのように成果はすぐ出るものではありませんので、時間を長く使うことによって、多くの人が一部の偉大な人たちに近づいているような錯覚を持ってしまいます。
 これは地獄につながる道です。 皆さんにもDaiGo師匠にとっての読書と同じように、これであれば何時間でも続けることができるということはあるかもしれません。
 それが自分の仕事に対して向いているごく一部の人たちだけが、それをしても生産性や集中力が下がらないだけです。 
にもかかわらず、なぜか世の中では仕事をガンガンする人たちがかっこいいと思われたり、ハードワーカーは素晴らしいと思われているので、皆さんもその方向に強制されてしまっています。 そんな一部の限られた天才ではない普通の僕たちが、どのような時間感覚を持って仕事と向き合えば、生産性を下げることなく成果も出て幸せに生きていくことができるのでしょうか。 人は住む場所によって年収が変わるが時間感覚は? 住む場所によって僕たちの年収が結構変わるという話は皆さんもご存知だと思います。 年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学 人は周りの人達や環境から多くの影響を受けています。
 住む場所によってお金に対する感覚が変わるというのは皆さんもなんとなくわかると思います。 では、住む場所によって僕たちの時間の感覚や時間に対する価値というものは変わるのでしょうか。
 それについて調べた研究も実はあり、これによると、皆さんの周りの人間がどれくらい働くかで皆さん自身の労働時間がかなりの部分決まってきます。 
周りにハードワーカーが多くて朝から夜まで毎日ガンガン働いているような人たちが多い所に行くと、そんな周りの人たちに影響を受けて時間感覚が歪み、時間が足りない時間が足りないと言いながら時間に追われている生活をするようになってしまいます。 地方ののどかな島に行ったりすると、島の人たちはみんなのんびりと暮らしているような感じがするでしょうし、皆さんもなんとなくわかることだと思います。 
実際に研究では、仕事に執着する人が多い地域とそうでない地域を比較すると、仕事にあまり執着していない地域に住んでいる人の方が、自分の時間をちゃんと大切にしているという傾向が確認されていて、その結果として幸福度も高い傾向があったということです。 仕事に執着している地域の人たちの方が、仕事を一生懸命しようと思っているわけなので、隙間時間も仕事を一生懸命しようとしますから、そういう人たちの方が時間の使い方に関してはシビアな感じもします。 
時間を大切にしそうな気もしますが、この研究を見ると、どうやら逆のようです。 仕事に執着している人達は実は時間をあまり大切にしない傾向があったということです。 そして、結果的に幸福度が低くなってしまいます。 
一方で、あまり仕事に執着することなく、ほどほどに稼ぐことができればいいという考え方をしている人が多い地域に住んでいる人の方が、時間を大切にする傾向があり、結果的に幸福度も高かったというわけです。 忙しい時ほど余計な事に時間を使ってしまう これは考えるとわかるような気もします。 
港区や六本木のあたりに行くと秒刻みのスケジュールで動いているビジネスマンがいたりします。
彼らは毎日仕事に執着して、秒単位のスケジュールで動いていることを自慢する起業家たちが、なぜか西麻布のバーで明け方まで飲んでいたりします。 
朝まで飲んでいたりすれば、睡眠時間が削られて当然生産性は落ちるでしょうし、そんなに忙しいのであればその時間働いていた方がいいはずです。
 秒刻みのスケジュールで働いていてそんなに仕事が大事なのであれば、その時間も働いていた方がいいのは間違いないはずですが、なぜか彼らはそんな行動をしてしまいます。 仕事に執着が強くてガンガン働くというところまでは問題ないわけですが、やはり働きすぎると生産性の低下やストレスの影響がどうしても出ますので、働き続けることができずどこかでギブアップしてしまいます。
 その時に、すぐに家に帰ってゆっくり休めばいいはずなのに、ストレスの影響により判断能力も低下していますので明け方まで飲んでしまうという悪循環が起きる愚かな行為をしてしまうわけです。 仕事に執着すると、確かに仕事に一生懸命向き合っている時はかっこいいとは思います。
時間をうまく使っているように見えます。
 ところが、それにより仕事を離れたところで時間を無駄にしやすくなってしまうということが、この研究から見えてくることです。 これは結構多くの人が思い当たることなのではないでしょうか。 
仕事が立て込んでいて忙しい時ほど、家に帰って早く寝ればいいのに Netflix を見てしまったり、テストの2日前で追い込みをかけて今日は2科目を頑張らなければいけないと思っている時に、なぜか北斗の拳をイッキ見してしまったりします。 これも全く同じで、人が切羽詰まった状況にいるとろくでもないことに時間を使いやすくなります。 プライベートな時間から幸せを感じづらくなる 他の研究でも、同世代の周りの自分と同じレベルの人達がめちゃめちゃ働いているという認識が強い地域に住む人達は、人付き合いやボランティア活動や休日の余暇の活動から幸せを得にくくなるという傾向が確認されています。 周りの人達が一生懸命働いていると思うと、そんな中で自分だけ遊んでいて差をつけられているような気がするとか、周りの人が一生懸命働いているし、この時間に仕事をしたり副業をすればもっと稼ぐことができるのではないかと頭によぎってしまいます。 
そうなると、せっかく家族と楽しく過ごしていたり、ボランティア活動や自分の趣味の活動をしていても、そこから幸せを感じづらくなってしまいます。 時間に切羽詰まっている人は、せっかくの休日にも休むことができず、そのためその状況のまま仕事に戻ってしまいます。 
そして、自分は仕事が趣味でもあるから、逆に休んでいるとストレスになってしまうというようなことを言ってしまうビジネスマンもいますが、それは寝られない自慢をしている同じようなビジネスマンに囲まれているからです。 そんな人達が住んでいる地域に住んだり、そういう同僚が周りにいると、普段の趣味や休日を楽しむこともできなくなってしまうということです。
こんなにも住む場所から影響を受けてしまうわけです。 仕事に対する考え方もかなり影響を与えます。
仕事に対しては勤勉さが何より重要で、仕事は真面目にコツコツとガッツリとするものだと考えている人が多い地域に住んでいる人は、やはり同じように休日や余暇を楽しむことができなくなるようです。 住む地域によってこんなにも人は影響を受けるわけです。 時間に追われる生き方をしたくないと思うのであれば、最近であればリモートをできるようになっている会社も増えてきているでしょうから、できるだけそういう仕事を選んで郊外でのんびり暮らすことができる場所に住む方が良いのではないのかということになります。
 そういう意味でも、これからはますます地方に移住するような人たちも増えるのだろうと思います。 豊かな時間の使い方の方程式とは? では、豊かな時間の方程式というものはあるのでしょうか。
 余裕を持って過ごすことができて、仕事でも成果を出せて幸せにもなれる、そんな方法はあるのかということについても調べられていますが、これによると、それは人によるので色々と試してみるしかないとされています。 これは時間の使い方というものが人間の価値観に依存するものだからです。
 つまり、自分の価値観に合った仕事ができるかということが重要になるということです。 人の価値観はそれぞれです。 
一生懸命働くことよりも自由な時間が確保できる方がいいという人もいるでしょうし、自由な時間はほどほどでもいいけれど、一生懸命働いていい生活がしたいという人もいます。 
これはその人の人生のステージによっても変わってきます。
30代前半まではガンガン働いて休んでいる場合ではないと思っているけれど、それは過ぎて結婚して子供もできたら家族との時間を優先したいと考える人も結構いると思います。 その人の価値観 人生のステージにおけるニーズ 優先順位 これらはその人と時々によって変わるものですから、それにより時間をどのように使うのかということに対する心の反応は大きく変わってきます。
 ですから、多くの人が使える絶対的な法則というものはありません。 自由な時間を得ることができる感覚の違い プリンストン大学などの先行研究によると、フリーになって働くことで自由な時間が増えたという感覚を覚える人もいれば、毎日必ずオフィスに行って一定時間そこで働くことにより時間が増えた感覚を得ることができる人もいたということです。 最近はリモートワークも一般化してきたので、なんとなくわかる人も多いでしょうが、DaiGo師匠のように自由な仕事の仕方をしていると仕事とプライベートのオンオフがはっきりしなくなるということはあります。
 それでもかまわないという人は良いのでしょうが、このオンオフがつけられない人はオフィスに入って働いた方が会社から帰った後に余計に仕事のことを考えなくてすみます。
その結果自由な時間が増えたような感覚を覚えるわけです。 
ですから、自分がこのオンオフを気にしないタイプなのか、それとも、しっかりと切り替えた方がいいタイプなのかということにより結構変わってくるわけです。 万人に通じる最適解というものはないわけですから、今まで紹介してきた時間に関するアプローチが色々あったと思いますので、それらを試してもらい自分が共感できるものを探してみてください。 
そんな中で試行錯誤しながら自分の最適解を見つけるしかありません。 例えば、家事代行サービスを使うことで時間をお金で買う方法もありますが、他の人に自分の家を触られることが嫌だという人もいると思います。
そんな人も、できれば一度試してみてください。
 そして、意外と良かったと思うのであれば続ければいいし、やはり嫌だったというのであればその理由を考えてみてください。
 その理由を考えれば上手に時間を買うこともできますし、自分の時間感覚を変えていくこともできます。 どうすれば時間に余裕を持てるようになるだろうかということを常に考えて試してみてください。
実際に余裕を感じたらそれを採用し続けてください。もし感じられなかったらやめてまた次を試せばいいだけです。 時間の豊かさチェックリスト 時間のストレスを感じる度に、これから紹介する6つのチェックリストに沿ってチェックしてください。
 それにより皆さんの時間ストレスを軽減することができます。 
これを手帳などにメモしてもらい、最近なんだか忙しい気がするとか時間に余裕がなくなってきたと思ったら、ちょっと時間を作ってこれを見直してみてください。 
これについては、続きで解説していきます。 自分の時間感覚が狂っている気がする人も結構いると思います。
 なんだか忙しく働いてはいるけれど、今ひとつ成果も出ないという人や、何年もガンガン働いてきたけれど全く成果も出ないし給料も上がらないという人もいると思いますが、時間の使い方というものは矯正することができるものです。 
時間に余裕を持つことができれば、新しいことを思いつく可能性も高くなります。 
それにより今抱えている問題に対する解決策も出てきやすくなります。 
まずは時間の余裕を作ることです。
時間に余裕のない人には新しいことはできません。新しいことができなければ現状を変えることはできません。 
まずは時間の豊かさチェックリストを試してもらい、時間の余裕を持っていただけたらと思います。
 ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたは、毎日をどんな行動で満たしたいですか?」【焦りをなくす時間術】

一問一答「あなたが、つい注意を持っていかれてしまうのはどんなことですか?」【生産性を高めるルール】

あなたが、つい注意を持っていかれてしまうのはどんなことですか? 今回は、人間関係が原因で退職することになったものの、残りの期間が怖くてしょうがないという方からの相談をもとに、注意力をコントロールして、仕事や勉強、運動や自分のやるべきことの生産性を高める方法を解説させてもらいます。 「Q. あと1ヶ月半で会社を退職します。退職理由は人間関係によるものです。残り1ヶ月半で何かミスをしないだろうかとか、先輩たちに陰口を言われないだろうかと毎日が怖いです。もっと堂々としていたいのですが、何かアドバイスをいただけないでしょうか?」 1ヶ月半ぐらいであれば普通に我慢できると思うので頑張ってもらいたいですが、おすすめとしては新しいことを何か始めてみてください。 人間関係でもどんなことでも同じですが、人間の人生というものは何に注目するかで決まります。 会社の人間関係で悩んで退職を決意したとなると、自分の注意力はほぼ全てが人間関係に向いています。そうなれば当然ですが人間関係が怖くなります。 怖いからずっとそればかりを考えて何度も確認するようになってしまいます。 一方で、自分が新しい習い事を始めて、それが毎日楽しくて仕方がないとなると、もっと楽しくて注意を向けることがあるので人間関係は気にならなくなります。 退職までの1ヶ月半の間に仕事に関わることでも趣味でもどんなことでもいいので、何か自分だけの目標を作ってもらい、そちらに全力で取り組んでみて下さい。 そうすれば、多少職場で何か言われたところで些細なことだと気にならなくなります。 自分の退職日を目安にゴールを設定してもらい、そこに向かって何か新しいことにチャレンジしてみましょう。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 集中力と注意力と生産性 仕事でも勉強でも毎日の生産性を高めることが大事だと言われますが、そのための集中力や注意力というものは実は微妙に違います。 例えば、お医者さんが手術をするときには集中力が必要になりますが、日常的に行う事務作業やそれほど集中力を必要としない作業にまで、常に集中力を発揮していると疲れてしまいます。 科学的な集中力と注意力は、いくつかの異なる要素に基づいた異なる概念です。 集中力は、一定の課題や活動に意識を集中させる能力を指します。 集中力が高い人は、長時間にわたって注意を散漫にせず、特定の目標に向けて思考や行動を集中させることができます。 集中力は、タスクの達成や問題の解決において重要な要素です。 一方、注意力は、外部からの刺激に対して注意を向ける能力を指します。 注意力が高い人は、周囲の情報や刺激に敏感であり、それらに適切に反応することができます。注意力は、情報の処理や環境の把握において重要な役割を果たします。 ですから、集中力は内的なプロセスに焦点を当てており、特定の課題や目標に向けて思考と行動を統合する能力を示します。 一方、注意力は外的な刺激に対する感受性と、それに対して適切に反応する能力を指します。 これらの能力は相互に関連しており、高い集中力を持つ人は通常、注意力も高い傾向があります。 ただし、注意力が高いからといって必ずしも集中力が高いわけではありません。 集中力と注意力は、独自の特徴を持つ能力です。 もちろん集中力を鍛えることも大事ですが、注意力をコントロールすることが生産性を高めることにつながるのではないかと最近の様々な研究で言われています。 集中力は、注意を一点に向ける能力です。 注意力は、自分が注意を向けたい一点に注意を向けて集中モードになることもあれば、逆に、今は注意を向けたくないところから注意を背けることもあります。 例えば、仕事に行く前に奥さんと喧嘩したとして、そのことにずっと注意を向けていると仕事の生産性も上がるはずがありません。 つまり、自分が注意を向けたいところに向けることができて、今は向けるべきではないところに注意を向けない力が注意力です。 生産性を高めたいのであれば注意力のコントロールが重要になります。 集中力という言葉を生まれ持った才能かのように使う人がいますが、実際にはそんなことはありません。 注意をコントロールする力と切り替える力が重要です。 そんな注意の切り替え方も含めて、注意力を高めるための10のルールを解説させてもらいます。 注意力を高めるための10のルール 研究者が論文の執筆の生産性を向上させるための方法についてまとめてくれた文献があります。 論文を書く作業には緻密で面倒な作業と興味の湧く作業が混在しています。 その注意を上手に切り替えることができなければ良い論文を書くことができません。 普通に仕事をしている人も、普段の仕事の中には楽しい仕事もあれば面倒な仕事もあると思います。 そこから注意力が必要なタスクに対しての生産性を高める方法を解説させてもらいます。 注意力のコントロールとしては勉強にも家事にも子育てにも使えると思います。 家事や子育てに忙しい人もいると思いますが、子供ややるべきことに対して注意を向けるときもあれば、リラックスして自分の楽しみに上手に切り替えることができなければ疲れてしまいます。 毎日の注意を上手に切り替えて、生産性を高める方法として役に立つと思います。 ルールその1:必ず確保できる時間で習慣化する 大抵の人は、仕事でも家事でも毎日ある程度決まった時間に決まったタスクをこなしていると思います。 習慣化する際には、毎日必ず確保できる時間帯を決めて、それを絶対に死守するというところから始める必要があります。 人間の脳は習慣的な行動に支配されています。 注意力のコントロールも習慣にコントロールされています。 例えば、うつ病や気分障害になって、気分のアップダウンが激しくなってしまった人であればわかると思いますが、いつもダウンする時間は大体決まっていると思います。 落ち込んでしまい仕事に手がつかなくなる時間帯が決まっています。 人は自分も気づかないうちに注意力に対して習慣化を行ってしまいます。 逆に言うと、それを脳に教え込めば注意力を上手にコントロールできます。 そのためにはまず必ず確保できる時間帯を決めてください。 例えば、仕事から帰ってきて新しいスキルを身に付けるための勉強をしたいのであれば、仕事から帰ってきて、どの時間帯にどれぐらいの時間であれば必ず確保できるかを考えます。 30分であれば必ず確保できるのであればそれでも構いません。 仕事から帰ってきてからの時間では疲れていて無理だと言うのであれば、朝起きてからの30分でも構いません。 寝る前の30分でも構いません。 必ず確保できる時間を決めて、そこで新しいスキルのための勉強をしたり読書をしたりとやることを決めてください。 時間が多い少ないではなく、必ず毎日その時間を死守することによって、脳に教え込むことができるようになります。 それが徐々に習慣化され、勝手に注意がそこに向くようになります。 自分のモチベーションを上げて勉強しようと思わなくても、気合を入れて読書をしようと思わなくても、やりたいと思っている行動ができるようになります。 副業を始めたりYouTubeやSNSの投稿でフォロワーを増やすのも同じです。 まずは時間を決めて注意力を向ける癖をつける必要があります。 それができないといつまでたってもツラいまま続けるしかなくなります。 人は普段とは違うところに注意を向けるときに大きなエネルギーを必要とします。 習慣化が苦手な人は、この注意を向ける時間帯がバラバラであることが多いです。 気が向いたらやるのでは、いつも大きなエネルギーが必要になります。 自分がやりたいと思っている作業に使う時間を決めてください。 できれば毎日、最低でも週に4日は確保するところから始めてください。 最初は短い時間でも構いません。 2ヶ月ほど経ってくればかなり慣れてきます。そこから徐々に時間を増やしていくことも難しくはありません。 ルールその2:集中できる環境をつくる 人の注意力は環境に依存しています。 行ったことがない場所や知らない土地に行くと、人はいろんなところに注意を向けて警戒します。 慣れた場所や自宅ではぼんやりとしたりリラックスしたりします。 人の注意力は環境に支配されています。 とは言え、わかっているけれど難しいという人も多いと思います。 環境を整えるためには以下の5つのポイントだけは留意してください。 ①気が散る要因を排除する スマホや漫画など、人の注意力を引きつけまくるものが溢れています。 その気が散る要因を必ず排除してください。 Netflixが気になってしまうのであれば、リモコンを遠ざけて目に入らないようにしてください。 ②集中できる場所をつくる/見つける 注意力をコントロールしやすい場所は人によって違います。 自分の部屋が適している人もいれば、カフェが適している人もいます。 家族もいるリビングが適している人もいます。 これは人によって違うので、自分が最も注意力をコントロールしやすい場所を探してください。 DaiGo師匠の場合であれば、ホテルや旅館などに行って、自分の所有物がなければないほど注意力をコントロールできると気づきました。 これは自分なりに試して見つけてください。 ③通知をオフにする スマホの電源や通知をオフにしてください。 通知をオフにしても見れるものがたくさんありますので、電源を切る方がいいと思います。 おすすめは電源を切った上で袋に入れて見えないところにしまってください。 それでもダメな場合は、緊急時だけは使うことができるこのようなアイテムを使ってみるのもいいと思います。 タイムロッキングコンテナ 禁欲ボックス スマホ依存対策 ゲーム中毒 ④後でやるメモ やるべきことに注意を向けているのに、その注意が切れる瞬間としては、スマホなど余計なものが気になってしまうこともありますが、他のやらなくてはならない仕事が気になったときがあります。 急に他のタスクが気になって注意がそれてしまいます。 緊急なタスクと感じても、緊急なことが重要ではないことの方が多いです。重要なことは緊急でないことの方が多いです。 他のタスクを思い出しても、それに注意力を奪われないように、後でやるメモに書き出すようにしてください。 メモに書き出しておくだけで注意力を奪われることがなくなります。 人は短絡的な生き物です。 すぐにやって結果が出るものや簡単に終わる仕事を優先してしまいます。 見た目で成果を感じられる筋トレを3ヶ月続けることよりも、やってすぐに結果が出る机の片付けを優先してしまいます。 人は目先の欲求に弱いです。 短期的な欲求に支配されそうになったときには、後でやるメモに書き出してください。 それができないと、人は永遠にどうでもいい仕事ばかりを続けて、本当に大事なことを先延ばしして、何も残らないということになります。 ⑤「今集中してやらなければならない作業をしているので、終わってから声をかけてもいいですか?」 職場などではこれを使うようにしてください。 同僚や上司に質問されたり話しかけられて、やむを得ず中断しなくてはならないときもあると思います。 そんな場合にはできるだけ早く作業に戻れるように、どうしても今は集中しなくてはならないことがあるので、終わったら声をかけさせてもらってもいいでしょうかとお願いしてください。 自分のデスクの横にホワイトボードを用意して、そこに「今は全力で集中しているので、何か用件があればここに書いておいてください」と見えるようにしておくのも良い方法です。 ルールその3:まず手をつけて、後で評価/修正する 人は先延ばしするときには、手をつけるかどうかを考えると同時に評価をしています。 それに手をつけようかと考えたときに、それを今やる必要があるかと考えます。 どれぐらい時間がかかるだろうかといろいろ考えます。 やる前から結果や評価を考えて先延ばししてしまうわけです。 手をつけてダメだった場合の心配もします。 これでは先延ばしばかりになります。 評価や修正は後でやればいいことです。 まずは手をつけてください。 仕事でも運動でも論文の執筆でもどんなことでも同じです。 あれこれと考えて最初から最高のものを作ろうとする人ほど、手をつけることなく先延ばししてしまいます。 完璧なものどころか何もできなくなります。 まずは取り組むことが大事です。 しかも、手をつけたとしても、その作業を進めることと、それがうまくいっているかどうか?本当にそれをやるべきかどうか?ということを同時に考えると、注意力は分散しています。 目の前の作業に注意力100%で向き合えばうまくいくのに、その作業に対する評価や価値に注意力が分散していてはうまくいくはずはありません。 人にとって評価はとても難しい作業です。 評価を同時に行おうとすると注意力は分散します。 習慣化も完璧な習慣を作るよりも、まずは手をつける習慣が大切です。 それをどれぐらい続けてどう発展させていくかは後から考えるべきです。 習慣化できてから評価や修正を行えばいいだけです。 ルールその4:トリガーを活用する 何をするべきかタスクに注目する人がいても、そのタスクの前のトリガーに注目する人はあまりいません。 ハビットチェーンの考え方に近いですが、「Aの行動をとったらその後にBを行い、BのあとにC…」とすると習慣を積み重ねていくことができます。 日常の中に違和感を設置するのも良い方法です。 例えば、「明日は朝起きてHIITをしよう」と決めたとします。 夜寝る前に、自分のお気に入りのワインの空のボトルをなぜかリビングに置いておいたりします。 普段とは違う日常があると、人の注意力は一気にそこに向けられます。 それによって、昨日の夜に決意したことを思い出すことができます。 人の注意力は一気に向けるところを決めて、そこから次のやるべきことに行動をつなげると、注意力の分散を防ぐことができます。 そのために違和感があるものをいつもとは違う場所に置いてみてください。 ルールその5:プリコミットメント やるべきことを習慣化して注意力のコントロールができるようになりたいのであれば、やるべきことをする前に、友人や家族にこれから始めると公言してください。 一緒に取り組む仲間でLINEのグループを作って、そこで公言してもいいと思います。 人は公言すると自分の発言に責任を感じるようになります。 最初に必ず確保できる時間を死守することと組み合わせてください。 必ず死守すると決めた時間が近づいてきたら、5分前に公言してそれから始めるという感じです。 いつもとは違う時間に公言していたらダラダラしていたのがバレてしまいます。 ここから先は後半の残り5つのルールを解説していきます。 ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたが、つい注意を持っていかれてしまうのはどんなことですか?」【生産性を高めるルール】

一問一答「あなたは、人間関係づくりにどんなイメージを持っていますか?」【人脈づくりの極意】

あなたは、「人脈づくり」にどんなイメージを持っていますか? 今回は寂しい感情についての相談をもとに、新しい人間関係を最速でつくるための心理学について解説させてもらいます。 「Q. 寂しい感情を感じたときにどうすればいいか教えてください。」 寂しさを感じたときに過去に答えを求めないでください。 人は寂しさを感じたときに昔の方が良かったと思ってしまいますが、昔の方が良かったと思ってしまうと人間関係や恋愛関係でも昔の関係に頼ってしまいます。 そうなると人はいつまでたっても未来に向かって進むことができなくなります。 寂しい原因は、自分の人間関係が全く成長していなくて新しい関係を作ることができていないからです。 だからといって、過去に戻っていては未来は遠ざかっていきます。 寂しさを感じたときには、その寂しさを埋めてくれる過去に頼るのではなく未来に手を伸ばすことが大切です。 会ったことがない人に出会える場に行ったり、行ったことがない場所に行ってみましょう。 それが僕からできるアドバイスです。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 人間関係の5つの思い込み 人間関係は作っても意味がないし面倒なものだと考えている人も多いと思いますが、その考え自体が思い込みです。 人間関係は面倒だと感じたとしても、それはどんな人間関係を作るかによって違ってきます。 僕たちは人間関係を作らなければ生きていくことができません。 どうせ作るのであれば良い関係を作った方がいいはずなのに、人間関係は面倒だとか苦手だと思い込んでしまうために、結果的に抱えざるを得ない嫌な人間関係だけを抱えていることが少なくありません。 これは自分のキャリアだけでなく人生においても大きなマイナスになります。 それを防ぐために人間関係における5つの思い込みについて解説させてもらい、価値ある関係を作るための方法まで紹介させてもらいます。 人間関係を作ることが苦手な人について調べたレビューがあります。 人間関係を作る上で必要なのは、才能や生まれつきのコミュ力、生まれ持った性格によるものだと考えている人も多いと思います。 ですが、このレビューによると、人間関係を作る上で最大の壁は、大抵の場合スキルではなく考え方の問題だとされています。 人間関係が苦手だったり下手なのはスキルの問題ではありません。 人間関係が下手になる思い込みや考え方、誤解を持っているからです。 誤解その1:人間関係づくりは時間の無駄だと思っている 定期的に新しい人間関係を作る場に出かけたり、親密さを増すために適切なコミュニケーションを取ったり、様々な人間関係づくりのやり取りがありますが、多くの人はこのような人間関係づくりは時間の無駄だと考えています。 皆さんには仕事上の関係や必要な人間関係がいろいろあると思いますが、実際には、必要のなさそうな人間関係も持っていなくてはなりません。 研究によると、皆さんの現在の仕事や職場などに直結する関係ではなかったとしても、長期的に見ると皆さんの人生やキャリア、パフォーマンスの改善に役立っていることが多いそうです。 つまり、今はそれほど興味がないかもしれません、特に仕事に役にたつわけでもないかもしれません、それでも軽くつながっておいた方が、本当に必要な人間関係だけつながっておくよりも、長期的に見るとプラスになるわけです。 人はだれでも変わりますし成長していきます。 人も変われば環境も変わるし、職場も変わると思います。 そうなったときに、それまで必要な人間関係しかなかったとしたら、自分の新しい状況で必要な人間関係をまったくのゼロからつくる必要に迫られます。 これが多くの人が人間関係づくりが面倒だと感じる大きな原因です。 普段から幅広く人間関係をつくっておけば、自分の状況や環境の変化が起きたときに、それまで付き合ってきた人間関係の中で変化させることができます。 ところが、小さな限られた関係の中だけでしか付き合わないとなると、自分や状況が少し変わっただけで、その人間関係に対して何か違う気がしたり不満を持ってしまいます。 しかもゼロから新しい関係を開拓しなくてはならないので、当然面倒ですしストレスを抱えます。 今直接関係のない人であっても、長期的に見ると自分を支えてくれる人かもしれません。 とは言え人間関係を広げすぎると面倒なのは当然です。 とりあえずは自分が重要視するテーマや戦略的な人生計画から見たときに重要だと思える相手にまずは接触してみてください。 そこから徐々に範囲を広げるようにしてみてください。 今自分にとって1番重要な関係や、つながりたい人との関係をまずは大切にします。 その自分が必要だと思う関係からの紹介で、その人の友達と会う機会を増やすようにしてください。 つまり、自分が必要だと思っている人とのつながりだけでなく、その人の友達とゆるくつながっておくと、その人間関係が先々活きてくる可能性があります。 無作為に人間関係を広げる必要はありませんが、今自分が必要だと思っている関係の一歩先まではつながっておくようにしてください。 誤解その2:人間関係の才能は生まれつきで変えにくいと思っている 人脈づくりは生まれつき外向的な人にとっては楽でうらやましいと思っている人が多いと思います。 内向的な人には人脈作りは向いていないと思っていると思います。 この考えも思い込みです。 この思い込みを持つと、当然人間関係をつくるために自分のリソースを使わなくなります。 使わなければ増えるはずがありません。 キャロル・ドュエック博士によると、対人スキルのような個人の属性は、生まれつき決まるものだと思っている人よりも、練習を重ねると伸びるものだと思っている人の方が、より多くの対人スキルを身に付けるための練習を重ねて、結果的に人間関係からの見返りを得ることが多くなるとされています。 生まれつき決まるものではなく練習によって伸ばせるスキルだと思うことができれば、当然その練習の量は増えていきます。 その結果多くの人間関係を得ることができて、その練習をしない人たちよりも人間関係から多くのリターンを得ることができます。 練習をした人の方が結果的に得をします。 これはお金の面でも時間の面でも仕事の面でも言えることです。 人間関係のスキルは生まれつきのものではありません。 筋肉と同じで、練習によって伸ばすことができるスキルです。 内向的な人には内向的な人の戦い方があり、外向的な人には外向的な人の戦い方があるだけです。 生まれつき決まるものという思い込みは捨てましょう。 誤解その3:人間関係は自然にできあがるものと思っている 友達というものは心と心がつながって自然とできるものだと考えていませんか? 人間関係は気の合う人同士の間で自然と生まれ、育っていくものと考えている人が結構いますが、これは完全に誤解です。 この考え方を持っている人にとっては、自分の人生やキャリアにとって必要な人間関係を戦略的に作ろうとする人は非倫理的な人のように感じると思います。 そんなことで出会った関係は本当の友達ではないと言うわけです。 この考え方を持っている人は似たもの同士の関係しかできません。 同じような人ばかりが周りに集まってしまいます。 同じような人が何度集まってどれだけコミニケーションをとったところで同じような結論しか出ません。 その結果、自分にも相手にも大した結果をもたらすことがありません。 これはお互いに傷を舐め合うだけの関係です。 自分にも相手にもメリットはなくただの時間の無駄で終わります。 何十年にもわたる社会心理学の研究によると、大抵の人は特に意識しないと、自分に似た相手や頻繁に会う相手としか交流しなくなります。 このような人間関係を心理学では「自己愛的で怠惰な人脈」と呼びます。 戦略的に考えて人間関係を広げるのは何の問題もありません。 意識しないと同じような人としか会わなくなります。 例えば、自分がしてみたいビジネスに必要な人間関係、何かしらの問題を抱えたときに必要だと感じた人間関係、そんな関係を新たに作ろうとするのは大切なことです。 仕事上必要な関係を求めるのは良いことです。 プライベートな関係だけでは自己愛的で怠惰な人脈になってしまいます。 そうならないためのスパイスとして仕事上の関係が活きてきます。 そこから一生の友達ができることも珍しくありません。 人間関係は自然とできるものではなく恣意的に作っていくものです。 誤解その4:人脈づくりは利己的なものだと思っている 人間関係づくりに努力をしない多くの人たちは、人間関係づくりは不誠実な行為だと思い込んでいます。 人脈やコネで物事をなんとかしようとしているズルい人だと考えています。 そんなのは実力ではないと批判しています。 それは人間関係における努力を怠っている人です。 人間関係づくりの努力をしている人は、人間関係というものは互恵関係であり、お互いにメリットをもたらすものだと考えています。 互恵関係がなければ長い関係は成り立ちません。 ですから、何十年も付き合っている良い関係がある人は、お互いにメリットをもたらす関係を保つことができる人です。 人間関係をつくろうと努力している人は、お互いにメリットをもたらす互恵関係を作ろうと努力している人です。 そんな人と付き合う方がメリットが大きいです。 この思い込みから脱却するためには、実際にやってみるのが効果的です。 実際に作ってみた人間関係が、自分だけでなく自分のチームや家族、友達など自分の身近な人にとっても価値があることだと実感すれば思い込みから逃れることができます。 人間関係づくりは利己的で自分のためだけのものと思い込んでいても、実際に人間関係をつくれば、自分の大切な人も幸せになります。 自分のチームや組織にもメリットがあると理解できると思います。 誤解その5:強い絆ほど価値があると思っている 多くの人は強い絆で結ばれた相手との関係こそが最も重要だと考えています。 これも誤解です。 強い関係で結ばれた相手が重要ではないということではありませんが、その関係こそが最も重要だというのは間違いです。 信頼感で満ちた長い関係も大切ですが、一方でデメリットもあります。 自分が長く付き合っている重要な人たちを大切にすることで、新しい関係を過小評価してしまう人が多いです。 つまり、確かに長く付き合っている大切な人たちとの関係は重要なものですが、だからといって弱い関係が必要ないわけではありません。 どちらも大切ですし、どちらにもメリットがあります。 上下関係があるわけではなく、その目的が違うだけです。 皆さんが今持っている人間関係の輪があるとして、その一番端っこにいる関係も重要です。 世の中を変えるようなイノベーション、皆さんの人生を変えるターニングポイントなど、新しいきっかけや知見を与えてくれるのはその人たちです。 強い関係は今を維持したり心を支えてくれるために必要です。 人生におけるイノベーションやターニングポイントを与えてくれるのは弱い関係です。 この2つは両方を大切にして、両方を使いこなせるようにしてください。 新しい出会いや弱いつながりがないと、新しいことを学ぶことも少なくなります。 今の自分から遠く離れたリソースにアクセスする機会も減ります。 そうなると人生が煮詰まります。 強いつながりと弱いつながりには同じように価値があります。 その両方を大切にしていきましょう。 短期間で人間関係を作る5つの方法 人間関係づくりの大切さが実感できたと思いますが、それがなかなか面倒だと感じている人も多いと思います。 それが簡単にできる5つのポイントを解説しておきます。 これがわかれば引っ越しをしたり転職や転勤をして環境が変わったとしても何の不安もなくなります。 そんな方法については、続きをチェックしてみてください。  

一問一答「あなたは、人間関係づくりにどんなイメージを持っていますか?」【人脈づくりの極意】

一問一答「あなたは、疲れが溜まったときに、どんなことをしていますか?」【超回復戦略】

あなたは、疲れが溜まったときに、どんなことをしていますか? 今回は、子育てにまつわる相談をもとに、忙しいけれど休むことができない人こそ実践してもらいたい疲労回復のための戦略を紹介させてもらいます。 「Q. 子育ては大好きで 5歳と3歳と0歳の3人兄弟を育てています。ここ1年ぐらいずっと疲れていて子供たちと思いっきり遊ぶこともできず、毎日寝かしつけるまで必死で余裕もありません。前のように生き生きと一人ひとりを見てあげたいのにすぐ怒ってしまいます。どうすれば毎日を前向きに楽しく子供と過ごせるのでしょうか?」 4人目を作って下さい。 実は、面白い研究があり、お母さんの負担がマックスになるのは子供3人目までです。 1人よりも2人、2人よりも3人とお母さんの負担は増えていきますが、4人目が産まれると「一人一人を真面目に見よう」という感覚が減ります。 それによって自然にお母さんの力が抜けて、子供たち一人ひとりに対して楽に接することができるようになります。 その結果、子育てが楽になるという研究があります。 今が一番お母さんの負担が大きい状態です。 一人ひとりを一生懸命みてあげたいと思う感覚が、自分を責めているということを覚えておいてください。 子供の将来は半分は遺伝子で残りの半分は友達などの人間関係で決まるもので、親の育て方でそんなに変わるものではありません。 その点では、親にできることはいい友達を作ってあげることぐらいです。 虐待などをしない限りは、親の育て方で子供の人生が変わることはありませんので気楽に考えてください。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 休めない人のための超回復戦略 皆さんの周りにもいませんか? 毎日朝から晩までがっつり働いているのにいつも元気な人や、疲れることは無いのだろうかと不思議に思ってしまう人がいると思います。 疲れから回復させるためには何もしない時間を作ることも大切です。 とは言え、何もしない時間が多くなりすぎると人間はダメになります。 人間は精度の高い時計を手に入れてから時間の無駄をやたらと気にするようになりました。 時間の無駄をなくすことが求められました。 工場での大量生産が主要な産業で、労働時間を増やせば増やすほど売り上げが増える時代であればそれでよかったかもしれません。 ところが今はモノも情報もあふれているので、たくさん働けば良い結果が出るわけではありません。 少なく働いて良いアイデアを出すことが大切です。 少なく働いて幸せに過ごすことができるのであれば、そちらの方が良いのは間違いありません。 そのためには人類が失ってしまった何もしない時間に対する考え方を取り戻すことが大事だと教えてくれるのがこちらの本です。 WHITE SPACE ホワイトスペース: 仕事も人生もうまくいく空白時間術 そのストレスや疲れがなかったの、いつのことか思い出せますか? いわゆるバーンアウトの状態になると、人はそこから戻ってくることがなかなか難しくなります。 その一歩手前の状態ぐらいまで疲れ切ってしまったときに、そこから速やかに回復して戻ってくるための方法について調べてくれた研究があります。 疲れからの回復と言われると、ただ布団に入って寝たりダラダラすることを想像する人が多いと思います。 もちろん睡眠は必要なことではありますが、睡眠だけでは、バーンアウトや自分の人生に疲れきってしまった状況の人が戻ってくるのは難しいです。 朝起きて肉体と精神の疲れが取れていない状況です。 追い詰められたような疲労感です。 この研究ではそんな疲労感から立ち直るためのリカバリーについて調べてくれています。 仕事におけるストレス症状としては、疲労感だけではなく不安を感じたり、様々な症状が起きてしまいます。 仕事によるストレス症状としてストレスホルモンであるコルチゾールの値が上昇します。 リカバリーとは、このコルチゾールの値をストレスがかかる前のレベルまで戻すためのプロセスです。 睡眠をとってダラダラ過ごせばそのレベルは多少回復するとは思います。 ストレスも不安も若干減るかもしれませんが、それだけではストレスがかかる前のレベルまで戻すことができません。 そもそもストレスがかかる前の状態がいつのことか思い出せない人の方が多いと思います。 ほとんどの人がリカバリーできていません。 旅行に行ってのんびりと過ごすことができても、家に帰ってくると逆に疲れることがあると思います。 これもリカバリーができていないからです。 「リカバリーのパラドックス」 人は最も消耗し疲れきって心身がリカバリーを必要としているときに、そのストレスに対策を講じる可能性と、向き合う能力が最も低くなってしまいます。 これをリカバリーのパラドックスといいます。 人は心身ともに疲れきって本当にリカバリーを必要としているときほど、その疲れから回復することが下手になってしまいます。 だからこそ疲れる前に休むことが大切です。 リカバリーの正しい方法を知っておくことも必要です。 その方法を知らないとリカバリーすることもできませんし、本当に疲れきってからではリカバリーすることが難しくなります。 リカバリーのパラドックスを克服するためには、自分なりのリカバリーの計画を立てておく必要があります。 これは人によって違います。 睡眠をとることは、ほとんどの人にとってある程度のリカバリー効果はあると思いますが、DaiGo師匠にとっては読書のリカバリー効果はかなり高いです。 読書が苦手な人にとっては、読書は集中力を必要とする疲れる作業だと感じる人もいます。 本当に心身ともに休まる活動は人によって違います。 自分にとって最適なリカバリーの方法を練っておく必要があります。 自分のリカバリー計画を練る4つのポイント 自分なりのリカバリー計画を練るためには4つのポイントがあります。 ①心理的に自分と仕事を切り離す 仕事しながら休むのではなく、時間的にも心理的にも仕事と切り離すことが必要です。 ②短時間の休憩を大切にする 疲れ切ったときには長時間の休憩が必要だと考える人が多いです。 短時間の休憩をおざなりにして、無理をしながら一生懸命働き長時間の休憩まで頑張ろうとすると、心も体も休まらなくなります。 ③好みのリカバリー活動を選ぶ 先ほど紹介したようにリカバリー活動は人によって違います。 自分なりのリカバリー活動を見つけておく必要があります。 ④習得活動を優先する 何かを習ったり新しいスキルを身に付ける活動を優先してください。 普段はビジネスに集中しながらオンとオフを明確に区別して趣味も充実している人もいますが、これも習得活動が多いおかげで上手にリカバリーできているわけです。 以上の4つのポイントが重要になります。 それぞれ詳しく具体的な戦略として解説していきます。 ①心理的に自分と仕事を切り離す 心理的に自分と仕事を切り離すことが最も重要です。 特に現代人はこれが下手になっています。 仕事に対する思考や自分のストレスの原因になっている要因のスイッチを切ることが大切です。 例えば、子育てがストレスの原因になっている人であれば、子育てのスイッチを切るのは難しいと思いますが、それができる時間を確保しておくようにしてください。 毎日朝から晩まで仕事に追われている人は、家に帰っても仕事のことばかり考えていることが多いと思いますが、それも仕事のスイッチを切る時間を作る必要があります。 内向的で人付き合いが苦手だけれど、仕事のために人付き合いも大切にしなくてはならない人であれば、人付き合いは人付き合いとして行いながらも、1人でこもることができる時間も必要です。 疲労感の原因になる仕事やストレスの原因になることがあると思います。 そのスイッチを切ることができるようにしておくことが重要です。 このスイッチに対する考え方だけでもかなり変わります。 研究によると、仕事のことを考えるだけでもリカバリーはどんどん遅れてしまいます。 仕事のことをずっと考えていると心も体も保てなくなります。 これがなかなか難しい人の場合であれば、自分が普段している仕事とは全く関係のない活動がお勧めです。 読書やジョギング、料理やゲームでもいいと思います。 特に料理はそれを仕事にしている人は少ないでしょうから、実際にやってみていただけると効果を実感できる人も多いです。 料理はある程度時間がかかります。 その間、料理を作ってみるといつの間にか癒されている自分に気付いたりします。 その活動が仕事を連想させるものだとリカバリーできなくなります。 DaiGo師匠の場合であれば、科学的な文献や本を紹介することもあるので、リカバリーとして小説を読んでいます。 どんなにリラックスできる活動であっても、それが仕事を連想させる活動だとリカバリーが遅れてしまいます。 ですから、リラックスできるけれど仕事を連想させる活動に1時間ダラダラと使うよりも、仕事とは全く関係のないかけ離れた活動を10分間行う方が効果的にリカバリーができます。 短時間でも構いませんので、毎日決まった時間に仕事とは全く関係のない活動に没頭できる時間を作ってください。 最初はモヤモヤしたり仕事をしなくてはならない焦りのせいで、数分間しかそれができないかもしれません。 それでも仕事から離れる時間が大切です。 最初は数分間しかできなかったとしても、仕事から心理的に離れることでリカバリーの効果を得ることができます。 そして、仕事から離れる時間を作っても、スマホを目の前にすると、つい仕事の連絡が来ていないだろうかと気になってチェックしてしまう人もいます。 料理をしようと思ってスーパーに行っても、ワインの仕事をしている人であれば、最近どんなワインが売られているだろうかとついチェックしてしまう人もいます。 このような仕事から離れることを妨げる要因を知ることも必要です。 大抵の人は仕事にスマホを使うことが多いので、スマホが仕事から離れることを妨げていることが多いです。 ですから、仕事から離れる時間だけは電源を切っておいたり見えないところに置いておくようにしてください。 寝ても疲れが取れない人は、寝室にスマホを持ち込んでいることが多いです。 リラックスする時間にはスマホの電源を切るか見えないところに置いてください。 皆さんにとって仕事を思い出すものは遠ざけておいてください。 ②短時間の休憩を大切にする 10分程度の短時間の休憩のことをマイクロブレイクといいます。 リカバリーにおける多くの人の誤解があります。 人はリカバリーするためには長時間の休憩が必要だと思い込んでいます。 ところが、まとまった休憩や休日は逆に疲れてしまったりします。 勉強中の休憩でも1時間も2時間も休憩してしまうと、逆にやる気がなくなってそのまま寝てしまったりします。 このマイクロブレイクを活用できる人は、日々の仕事のストレスや周囲からの要求などから回復することができます。 10分程度のマイクロブレイクによって人は驚くほどリカバリーすることができます。 子育てが大変な人も仕事が忙しくて休めない人も、受験勉強で忙しくて休めない人も、10分程度のマイクロブレイクを1日の中に配置することによって、リカバリー能力が圧倒的に上がります。 例えば、瞑想したりストレッチをしたり、体に悪くない栄養のある間食を摂ってみたり、ちょっとした料理を作ってみたり、同僚とおしゃべりをしてみたり、好きな本を読んでみたりしてください。 10分間だけ時間を決めて好きなことをするだけでも、人は仕事へのモチベーションや集中力が高まり、それは1日の終わりまで続きます。 集中力やモチベーションを維持して毎日のリカバリー効果を大切にしたいのであれば、10分程度の休憩を定期的にとってください。 多くの人は短時間の休憩を馬鹿にしています。 短時間の休憩ではやる気がなくなってしまうと考えてしまう人が多いですが、実際には逆です。 そして、休憩については多くの人が思い込んでいる誤解が他にもあります。 1日の早い段階ではまだ集中力があるので、早い時間に休憩をとる人は少ないと思います。 実際には、1日の早い時間にマイクロブレイクを取る方が大きなリカバリー効果を得ることができます。 1日の中であれば午前中からマイクロブレイクを配置しておいた方が良いですし、月曜から金曜日まで働いて土日休みの人であれば、土日まで走り続けるよりは月曜から休憩を大切にした方がいいです。 毎日の中でマイクロブレイクのバランスの良い配置を試してみてください。 1時間に1回とか2時間に1回とか、朝から10分間の休憩を入れるようにしてください。 午前と午後の間隔を変えてみてもいいと思います。 自分なりの適切なタイミングやバランスを探してください。 皆さんも毎日忙しいかもしれませんが、どんなに忙しくてもマイクロブレイクだけは入れてください。 それは早め早めにとってください。 仕事がデキない人ほど休むことを恐れます。 周囲の目を気にして休まず働いている人も多いと思いますが、それによってリカバリーは遅れ、結果的に生産性が下がってしまいます。 ここからは後半の解説と具体的なリカバリー計画の練り方を解説していきます。 ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたは、疲れが溜まったときに、どんなことをしていますか?」【超回復戦略】

一問一答「あなたが、 一緒に仕事をしたくない人はどんな人ですか?」【職場の人間学】

あなたが、 一緒に仕事をしたくない人はどんな人ですか? 今回は、彼氏の同僚が彼氏の悪い噂話を言ってくるという方の相談をもとに、職場で近寄るべき相手と距離を取るべき相手の見分け方について解説させてもらいます。 「Q. 彼氏の同僚で悪い噂話を耳に入れてくる人がいます。大丈夫だと信じたいですが、彼氏のことが心配になってしまいます。こんな噂話をしてくる人の心理とはどのようなものなのでしょうか?」 自分の近しい人の悪い話を入れてくる人がいると思いますが、そんな時は自分自身に問いかけてください。 自分にとって大事なのは、わざわざ人の悪い話を入れてくるような人なのか、それとも自分にとって大事なその人なのか、どちらですか? 例えば、その2人が崖の上にぶら下がっていて、どちらか1人の手を持って引き上げることはできるけど、どうしても別の1人は崖の下に落ちます。 どちらの手を引き上げますか? 気にする必要のないものを気にすることで、どんどん不幸になってしまう人が少なくありません。 自分が彼氏の悪い話を入れてくる人との関係と自分の彼氏との関係のどちらが大事でしょうか。 気にするだけばかばかしい話です。 その悪い話を入れてくる人の心理がどうなのかなんて気にする必要もありません。 僕は心理学が好きで人間の心について色々と勉強してきましたが、はっきり言って人間の心というものは読めなくても全く問題ないものです。 統計的にこういう行動をとりやすいということがわかればビジネスでは有利にはなりますが、目の前の人の心なんて読めなくても全く構いません。 それは、皆さんがそこまで理解しなくてはいけない人間関係はほとんどないからです。 その彼氏の悪口を言ってくる人の心理がわかったところで、1円の得にもなりません。 むしろ、人の悪い話なんて聞きたくないとはっきり言って、2度とそんな人が言ってくることがない状態にすることの方が重要で、その人のことを理解する必要は全くありません。 必要のないことを気にするのはやめましょう。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 人生は職場の人間関係で決まる 仕事の生産性については様々な研究がありますが、僕たちが仕事をする上で何に気をつければもっとも生産性を上げることができるのか? という議論は昔から行われています。 今回はその中でも最も重要になるであろう職場の人間関係についてです。 仕事に対する満足度や給料などが仕事に対するやる気を作り出していると思われていますが、給料では一瞬やる気が出たとしてもモチベーションが続かないので生産性にはあまり役に立ちません。 仕事に対する満足度をとても感じていたとしても、だからといってそれが仕事の生産性を上げてくれるかと言うとそれもどうやら怪しいという話もあります。 それであれば何が生産性を左右するのかと言うと職場の人間関係なわけですが、無駄に人間関係が多ければいいということでもありません。 皆さんも面倒な人間関係があったりすると思います。 自分の仕事の生産性を考える上で、どんな人間関係を選びどんな付き合いをすればいいのかということを解説させてもらいます。 多重的な人間関係が多いほど仕事のパフォーマンスは向上する! 仕事では「多重的な人間関係」が多い人ほどパフォーマンスが向上するということが確認されています。 ラトガース大学のビジネススクールが行った研究で、大手保険会社の301人のスタッフを対象に、仕事上で親しくしている10人の同僚と仕事以外でも付き合っている10人の同僚をリストアップしてもらっています。 そこからどんな人間関係を持っている人が仕事上のパフォーマンスが高いのかということを調べようとしたものです。 その結果、多重的な人間関係が多い人ほど仕事上のパフォーマンスが向上していたそうです。 この多重的な人間関係というのは、職場で親しくしている同僚と職場以外で親しくしている友人が重なっている状態です。 仕事上の関係は仕事だけ、プライベートな関係はプライベートだけと綺麗に分けている人がいると思います。 仕事とプライベートを綺麗に分けるのは、仕事に対する生産性で考えると逆効果です。 仕事で仲良くしている人とプライベートで仲良くしている人の重複が多ければ多いほど、その人の仕事の生産性は高くなっていたということです。 このような関係性が確認された理由としては、多重的な人間関係が多い人ほど、「興奮」「誇り」などのポジティブな感情が仕事中にもプライベートでも増えるからだそうです。 人間関係によってポジティブな感情が自然と増幅することにより、それが仕事上のパフォーマンスの向上に役立っているようです。 仕事だけと割り切るのではなく、プライベートでも仲良くすることができる人がいて、自分の趣味やプライベートなことを共有できている人が職場でもいるとなると、単なる仕事だけの関係ではないので、何かあれば自分を支えてくれる存在だと感じることができます。 それによって自分の仕事にも誇りを持てるようになり挑戦しやすい状態になります。 だからこそ、仕事とプライベートの人間関係が重なっている多重的な人間関係は重要だということです。 多重的な人間関係のデメリット ただし、多重的な人間関係にはデメリットもあります。 多重的な人間関係が多い人ほど、「感情的な疲労レベル」も高くなるという傾向がありました。 ストレスに弱い人や繊細な人は、仕事とプライベートの人間関係を綺麗に分けることが多いと思います。 それによって余計な人間関係のストレスを抱えないようにしようとしているのかもしれませんが、全体的に見ると、多重的な人間関係による仕事の生産性向上のメリットは、それによって受けるストレスのコストを上回っていました。 ですから、できる限り多重的な人間関係を作った方がいいです。 仕事上で付き合っている人とはプライベートでもできる限り付き合った方がいいです。 それによって多少増えてしまうストレスは、普段からのストレス解消を行うことでケアしてください。 ストレス解消法についてはこの2冊を紹介しておきます。 この2冊でストレス解消やリラックスできる習慣を身につけた上で、多重的な人間関係を作るようにしてください。 超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる―最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方 ストレスから逃げると僕たちは挑戦もしないし新しいこともしなくなります。 小さなストレスが、そのコストを上回るベネフィットを与えてくれる場合は自分から取りに行くようにしてください。 仕事の満足度とパフォーマンス 職場の人間関係だけでなく、自分自身の仕事に対する満足度も重要なのではないかと考えている人も多いと思います。 多少人間関係が悪かったとしても給料や待遇がよかったら仕事の満足度も上がって、その結果パフォーマンスも上がるのではないかと考える人もいると思います。 ところが、仕事の満足度とパフォーマンスには関係がないという研究も出ています。 ライト州立大学の研究で、過去に行われた5つのメタアナリシスを再検討して仕事の満足度とパフォーマンスの関係について調べています。 その際には、被験者の性格の違いが影響しないようにビッグファイブも調べて、その影響をコントロールしています。 その結果、仕事の満足度と仕事のパフォーマンスには関係がなかったということです。 仕事の満足度が高くなったとしても、それによってパフォーマンスが上がるわけではなかったということです。 そして、仕事の満足度とパフォーマンスに対して最も大きな影響を与えていたのは、組織内自尊感情というものでした。 個人の性格特性や自己評価の高さよりもそれを予測できるということです。 この組織内自尊感情というのは簡単に言うと「自分が認められている」という感覚です。 会社の中で自分の役割がちゃんとあり、自分らしく働くことができて周りから受け入れられていると感じられるかどうかです。 この組織内自尊感情が高くなれば、それによって仕事の満足度も上がりますしパフォーマンスも上がっていきます。 組織内自尊感情が重要なのであり、仕事の満足度だけをいくら上げてもパフォーマンスは上がらないということです。 「組織内自尊感情」 では、この組織内自尊感情とはどのようなものでしょうか。 4つのポイントとして説明することができます。 ポイント1 :組織の中で自分の役割がある まず自分が組織の中でちゃんと役割がある状態です。 例えば、自分には得意な分野があり、それを任せてもらっているというように、自分の役割がちゃんと明確になっているかどうかです。 これが明確になっていないというのは、自分が会社や部署の中で何を求められているのかがはっきりせず、なんとなく作業していて、手が空いたらよくわからないまま指示されてまた次の仕事というような状態になってしまうと、この組織内自尊感情が低くなってしまいます。 このような職場に行ってしまうと、仕事のパフォーマンスは上がらず結果を出すこともできませんし、仕事に対する満足度もだんだん下がってしまう可能性があります。 組織内自尊感情は従業員の内発的動機を高めるために重要だと昔から言われてきた指標です。 皆さんも組織内自尊感情を感じられるような職場を選んだり、それを感じられる人間関係を作ることを意識してみてください。 ポイント2 :組織の中で自分らしくいられる これは結構難しいことではありますが、2つ目のポイントとしては、組織の中で自分らしくいられるかどうかです。 例えば、DaiGo師匠の場合であれば、今しているように知識を紹介したり何かを学ぶことは、好奇心の塊のようなタイプですから元々好きな人間でした。 もしそんな師匠が会社員になるとしたら、その組織の中でもそれを保つことができるかどうかです。 要するに、好奇心をもって色々なことにチャレンジさせてもらえたり、新しい知識を学んだり経験することができて、実際にそれを使って仕事をすることができるかどうかです。 ポイント3 :組織で自分が受け入れられていると思える 3つ目のポイントとしては、自分が組織の中で周りの人から受け入れられていると思えるかどうかです。 僕もそうですが、人間には誰しもダメなところがあります。 人間というものは不完全な生き物ですから、致命的なダメなところもあれば少しダメなところもあり、逆に、飛び抜けて良いところもあり、様々な面を誰でも持っています。 そんな良い面も悪い面も含めて、組織の中で同僚達が自分を受け入れてくれているかどうかです。 わかりやすく言うと、自分のネガティブな面やコンプレックスといったものを組織の中でオープンにしても、それを受け止めてくれるかどうかです。 そんなことないと優しく言ってくれたり、それもそれでいいのではないかと肯定的に受け止めてくれるかということです。 そんな職場であれば、組織内自尊感情が高まるわけです。 逆に、自分の弱い面や悩んでいること、コンプレックスなどを職場の同僚やチームの仲間に言えない、言いづらいという感情がある場合には、組織内自尊感情は低いということになります。 例えば、DaiGo師匠の場合であれば、昔から時間を守れないとか遅刻しまくるというネガティブな面がありますが、チームの仲間たちは、そのマイペースなところも受け入れています。 その代わり、自分の得意なところでみんなに貢献したいと考えているわけです。 誰でもネガティブな面もあればポジティブな面もあります。 それらを含めて、職場の中でみんなに受け入れられているかどうかです。 ポイント4 :安心できる場所である 仕事をする上では不安がつきものです。 毎日新しいチャレンジをしたり時には失敗したり色々なことがあるわけですが、どんな時でもサポーティブな関係があるかどうかということが重要です。 挑戦する時も、成功する時も失敗する時も、周りの仲間が助けてくれるかどうかです。 何も挑戦しないことを安心できる環境だと勘違いしてしまう人がいます。 新しい事をしない、大きなミスにつながる可能性があることはしない、リスクを取らない、それを安心だと捉えてしまう人がいますが、それは安心ではなく単なる逃避に過ぎず逃げているだけです。 そうではなく、本当に仕事で安心できる場所というのは、助けてくれる人が近くにいる環境です。 自分が失敗した時には助けてくれるし、自分が挑戦しようとする時にも誰かがサポートしてくれる、どんな時も1人ではなくチームで戦える職場かどうかです。 人間関係を作る時にどんなことに気をつければ良い人間関係を作ることができるのでしょうか。 それと同時に、悪い人に騙されたり面倒な人間関係を抱えないことも重要です。 そのために役に立つ本も紹介しておきます。 人間関係を考える上で絶対に読んでもらいたいのがまずこちらです。 与えることが大事だと言われても、ただただ無償の愛を提供してしまうと、あっという間にヴァンパイアのような人たちが皆さんに群がって皆さんのリソースを奪っていきます。 人間は生きる時間も労力も限りがあります。 その限られたリソースをどのように使って人間関係を見極めればいいのかということを教えてくれる本です。 GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本) 悪いヤツほどなぜ出世するのかということがわかれば必要な対策をすることもできます。 もちろん、皆さん自身が悪いヤツらが使っている戦略を応用して出世するということもできます。 社内政治の中で生き残るために役に立つのがこちらの本です。 悪いヤツほど出世する そして、ブラック職場の見分け方も理解しておいてください。 ブラック職場で身を滅ぼさないために読んでおいてほしいのがこちらの本です。 ブラック職場があなたを殺す 生産性を上げる同僚の選び方 誰とでも仲良くするというのは確かに素晴らしいことです。 本当に誰もがいい人なのであればそのみんなと仲良くすることもできます。 残念ながら、世の中には皆さんにとって良くない人もいます。 ヨーク大学などが行った研究で、15年間にわたり社会保障行政のデータを用いて330の様々な職業に就いている数百万人の労働者とその同僚の賃金記録をチェックしています。 その結果、皆さんの同僚の平均的なパフォーマンスが10%上昇すると、皆さんの賃金は1%近く上昇するという傾向が確認されました。 皆さんの仕事のパフォーマンスが上がらなくても、同僚のパフォーマンスが上がれば皆さん自身のパフォーマンスも上がります。それによって賃金の上昇につながり、それがどれぐらい上がるのかと言うと1%ほどだということです。 ただし、その効果はその同僚がいなくなると消えてしまいました。 優秀な同僚がいれば皆さんのパフォーマンスも上がりますが、それはその同僚が転職したり辞めると消えてしまうということです。 これは優秀な同僚からのプレッシャーや良い影響を受けることが原因なのではないかと言われています。 ですから、同僚を選ぶことができるのであれば、すぐに諦めたり責任感がなかったりサボり癖がある人は避けてください。 優秀な同僚と付き合わなければ、良くも悪くも皆さんの生産性にも影響があります。 それは結果的に皆さんの給料にもつながることです。 ここから先は、職場で絶対に付き合ってはいけない人やチームで仕事をする際に生産性を高める方法などについて解説していきます。 ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたが、 一緒に仕事をしたくない人はどんな人ですか?」【職場の人間学】

一問一答「あなたは、大切な人が今どんなことを考えていると思いますか?」【超観察力】

あなたは、大切な人が今どんなことを考えていると思いますか? 今回は、彼女に冷められているように感じるという方の相談をもとに、観察力を鍛えるための方法を解説させてもらいます。 「Q. 彼女に冷められてるように感じるのですが、どうすればまた好きになってもらえますか? そもそもまた好きになってもらうことは可能でしょうか?」 可能ですが、一旦距離を置くか、いつもと生活リズムが違うなとか服装や髪型が変わったとか、何かしらの変化をもたらせない限りは難しいと思います。 マンネリというものは相手に対する観察や評価をやめたことにより起きるものです。 気になるものや新しいものに対しては常に観察し続けて評価するものですが、この人はこういう人だと安心してしまうと、その人のことを見なくなってしまいます。 そうなると、自分がどんなに努力しても評価してもらえないということになってしまいます。 再評価のプロセスに入るためには、今までの自分とは変わったというわかりやすい変化を見せる必要があります。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 観察力を身に付ける方法 直接会った相手でもオンラインでも使える観察力を身に付ける方法があります。 まず観察力といっても2種類あります。 分析してじっくりと観察する力と瞬間的観察力です。 相手をパッと見た瞬間に判断するのが瞬間的観察力です。 この瞬間的観察力は本来、人が誰でも持っている力です。 特に子供はその力が強く、ある研究では、子供は写真1枚からパッと見の印象だけで大統領に当選する人を見抜くことができたというものがあります。 船の船長さんの顔が大統領候補になっていて、どちらの船に乗りたいかと聞かれたら当選する候補者の方を選んだそうです。 人は本来およそ2秒ほどで相手のことを見抜くことができます。 ところが、大人になってくると思い込みや立場によって、余計なことを考えすぎてしまいます。 その結果観察力が落ちてしまいます。 大学生を対象に行った研究でも、ある教師の授業を受けてもらいその有能さを判断してもらっています。 その授業を1年間を通して受けてもらった場合と、その同じ授業を編集してたったの2分の動画にして、それを見てもらった場合で比べています。 1年間と2分でほぼ評価は変わりませんでした。 そんな観察力を人は使わなくなっています。 ネット上で余計な情報をわざわざ探して惑わされたり、肩書や学歴、職歴などを見て、それによって判断が歪められています。 ですから、普段から1日3分ほどでも構いませんので瞬間的な観察力を鍛えるトレーニングを行ってください。 トレーニングとしては、近くにいる人を見て特徴を紙に書き出してみてください。 もし今近くに誰か人がいるのであれば、その人の特徴について40秒間で10個以上書き出してみてください。 40秒間だと手を止めたらあっという間に過ぎてしまいます。 あまりあれこれと考えすぎると難しくなります。 これは別に相手に見せるわけではないので、思いつくまま自由に書いてください。 おそらく、これを実際にしてもらうと、悩みすぎて手が止まってしまう人やいろんなことを考えながらあまり手が進まない人がいます。 1つ書き出すたびに相手のことを見ながら書いている人も多いと思いますが、このトレーニングを続けていると一瞬見ただけで10個ほど書き出すことができるようになります。 ですから、慣れてきたら相手を一瞬見ただけで10個書き出すようにしてください。 通勤通学の時に電車の中で他の人を見てやってみてもいいと思います。 これを続けていただけると、自分が人のどんなところに注目しているかが見えてきます。 人は傾向として相手を見るときに顔と手に注目しがちですが、自分がどこを見ていて、他の人がどこを見ているのかもなんとなくつかめてきます。 そして、それに慣れてくると相手の仕草にも注目できるようになります。 最初に会って挨拶したときに目を逸したとか、相手のまぶたが少し上がったなど、細かい仕草にも目が行くようになります。 ちなみに、相手のまぶたが少し上がったというのは興味があるサインです。 それによって、相手が自分に好感を持っていると気づけます。 そして、このトレーニングは人に対してだけでなくビジネスでも役に立ちます。 行ったことがない街に行ったり海外旅行に行ったりしたら、自分のビジネスに関係がありそうなお店や施設に行った時に最初にこれをしてみてください。 オンライン上で競合他社についてこれをやってみてもいいと思います。 大事なのはあれこれと考えすぎないことです。 瞬間的にその特徴について書き出すようにしてください。 これを続けた先では、相手やそのビジネスへのこだわりや思い入れは何なのかと思考を巡らせてください。 その人のこだわりや思い入れが見てわかる部分に出ていないだろうかと考えることができるようになります。 そこまでできるようになると、相手のことを見抜くこともできるようになります。 現代人の身の回りには情報が溢れています。 情報過多の時代の1番の問題は「知っている」ことが容易になったため、知っているだけでやらない人が多いことです。 すべての知識は使わなければ意味がありません。 情報を取り入れて、それに惑わされて行動しないのであれば、それも意味はありません。 情報に惑わされることなく観察力を養ってください。 不安は観察力を高めてくれる 落ち込んでいる時には確かに行動力は落ちますが観察力が普段よりも高くなります。 落ち込んだ時にはくよくよと細かい部分がやたらと気になったりすると思いますが、こんな時はその方向を変えるようにしてください。 普段であれば気にならないような細かいことが気になるようになるわけですから、観察力や分析力が高まっているわけです。 自分を批判しているような人に対してその分析能力を向けるのではなく、自分がそのネガティブな状況から抜け出すための解決策の方向に向けるようにしてください。 不安の感情のメリットを理解することによって、自分の心にある不安があるからこそうまくいくと考えることができるようになります。 人は不安を感じるからこそ準備もできるし対処ができるようになるものです。不安というものは準備をする人のための最高のモチベーションです。 不安を感じない人は必ず失敗します。 2013年のハーバード大学の論文によると、不安な時に自分をリラックスさせようと思い一生懸命色々なことをする人がいますが、それは車で例えるならばアクセルを踏んでいるのにブレーキを一生懸命踏んでいるのと同じで全く無意味です。 だからこそ大事なのが不安に対する解釈です。 不安というものは自分が前向きになっている証拠であって、不安を感じているということは、今自分は大事なことに挑戦するために本気になっているのだと考えてください。 本気になっているから不安を感じているわけです。本気になれないことで、人は不安を感じるはずはありません。 実際に、この研究では、不安というものはやる気になっている証拠だということを説明された被験者たちは、人前で行うスピーチの出来が良くなったということが確認されています。 不安を受け入れた場合の方が上手に喋ることができるようになったということです。 感情に対する解釈によって、その感情から得られるメリットもデメリットも変わるわけです。 不安を感じやすい人は優柔不断なイメージがあるかもしれませんが、実際には、不安な人の方が決断力が上がるという研究もあります。 不安傾向の強い人ほどリスクを避ける傾向が強くなります。これはチャレンジをしないということではなく、リスクを避けるための準備に時間をかけているということです。 結果的に、取る必要のないリスクを避けて、準備は調査を重ねた上で絶対に取った方がいいリスクだけを見つけてそれを取ることができるわけです。 計算し尽くされたリスクだけを取ることができるということです。 今あるものもいつかなくなってしまうかもしれないと思っているからこそ、常に次の手を考えて動くことができます。 先のことを常に考えているから成長することができるし、先々他の人より大きな利益を得ることができるわけです。 不安を感じない人は、準備をすることができないのでむしろ不幸です。 不安な人ほど本番に強いという研究もあります。 不安の感情は集中力や周りに対する警戒心、観察力を高めてくれる機能がありますので、客観的に物事を見たり気づきを与えてくれる効果があります。 さらに、不安を感じやすい人ほどその場の空気を読むことができるということもわかっています。 他人の感情を読み取る能力も高いので、身近な人に裏切られるというような可能性も非常に少ないです。 不安を感じやすい人の方が気にしすぎる傾向が強いということでもありますが、逆に言うと、不安を感じにくいやたらと外向的な人は、身近な人に裏切られたりしても最後まで気づかなかったりします。 そういう意味では、経営者としては不安を感じやすい人の方が向いているとも言えます。不安を感じやすい人の方が予期せぬ事態にも柔軟に対応することができます。 不安の芽が出る前に日頃から準備をしていれば、いざ、小さな変化が起きて不安を感じた時には対処することができるからです。 その結果、本番やいざという時に強くなるわけです。 不安を感じやすい人のメリットは、そうでない人よりも準備や練習をしっかり行い、予想も事前に立てるから判断能力も高くなります。 ですから、不安の感情に対して見て見ぬふりをするのではなく、不安を受け入れて、その不安をコントロールして力に変えて、練習を重ねたり事前準備をすることが大切です。 それにより、実際に本番やいざという時に強くなります。 実際に、不安を感じやすい人の方が楽観的な人よりも面接や試験で良い結果を出すということもわかっています。 不安だから面接にうまくいかないと考える人もいるかもしれませんが、実際には逆です。 不安な人の方が、面接においても相手のことをちゃんと見て観察しているので、上手くいく可能性が高いわけです。 不安を感じやすい人ほど、 IQ テストなど様々な認知スコアが高いです。 特に、不安症の人は言語を操る能力が高いので、不安を感じやすい人の方が頭がいいということもわかっています。不安は知性が高い証拠です。 知性が高い人は、言語能力が高く未来のことをちゃんと考えます。 頭がいいからこそ先のことをちゃんと考えるわけです。 先に起こるかもしれない不安を頭の中で色々と考え、その不安を1つずつどんな不安なのか言葉で表現できます。 それにより、他の人よりも潜在的な危険に気づく可能性が明らかに高くなります。 気づくことができるからこそ対処しようとします。 それにより、不安に追い詰められているように見えるかもしれませんが、実際には、未来のことをちゃんと考えて起こりうる不安を具体的に言葉で表現し、しかるべき対処をしているので、実際には失敗しにくくなります。 悪い未来のイメージもはっきりと描くことができるからこそ、実際には成功する可能性が高いです。 不安は使い方次第です。 皆さんは正しい不安の使い方を理解することができたと思いますので、これから先、不安やネガティブな感情に襲われそうになった時には、その感情をどう使えばうまくいくのかということを考えるようにしてください。 今まではその使い方を知らなかっただけです。包丁も使い方を間違うと危険なものになってしまいますが、正しい使い方を知れば素敵な料理が出来上がるはずです。 「健全な神経質」 神経症的傾向が高くメンタルが弱い人は不安を抱えやすいです。 この不安の感じやすさと、物事をコツコツと成し遂げる誠実性が合わさると、なんと、体内の老化レベルや炎症レベルが低くなるということが分かっています。 不安を感じやすく常に体が警戒しているので、トラブルを未然に防いでくれたり、ストレス反応を和らげることができます。 つまり、不安を抱えていることがストレスなのではなく、不安を感じることによって、大きなストレスを未然に防いでいるということです。 ですから、人生として長期的にみるとストレスレベルが非常に低いです。 老化もしづらく病気も抱えにくくなり、結果的に幸せな人生を送れる可能性が高くなります。 不安を感じやすい人は、将来大きな失敗につながる芽に気づき早い段階で処理できます。不安を感じやすいからこそ、その芽が大きく育つまで放置することができないわけです。 ところが、不安を感じにくい楽観的な人は、大きな大木になるまで気付けないわけです。 どう考えても、ちいさな芽のうちに気づける方が幸せなはずです。 不安な気持ちを使って、将来の落とし穴や失敗を未然に防ぎそれに対処していくという「健全な神経質」という考え方を持って、頭の中に起きたネガティブな感情は、その使い方を考えてください。 無理にポジティブになろうとする必要なんて全くありません。 不安を感じやすくてもそのままで結構です。全ては使い方次第です。 自分のありのままの性格を使って、人生を成功に導くようにしていただけたらと思います。 「認知的エンリッチメント」 認知的エンリッチメントは、観察力を高めるためのトレーニング方法の1つです。 日常生活で認知的に刺激的な活動を行うことで、認知能力を強化することができます。 例えば、新しい言葉を学んだり新しい文化を学んだり、いつもとは違う種類の音楽を聴くことなどが挙げられます。 複雑なパズルを解くゲームや新しいスポーツを始めるなども効果的です。 脳の神経回路を活性化することによって、脳の可塑性を促進し、認知機能を改善することができます。 認知的エンリッチメントは、年齢や認知障害を問わず誰でも取り組むことができることです。 認知的エンリッチメントは、認知症の予防や治療にも有効であることが示されています。また、ストレスやうつ病の緩和にも効果的であることも言われています。 日常生活で認知的に刺激的な活動が大切で、これには継続的な取り組みが必要です。 読書で観察力を高める方法 普段の読書で観察力を高める方法もあります。 いきなり1ページ目から読み始めるのではなく、まずその本の著者のプロフィールを確認してみてください。 ここでもあまり余計なことは考えず、その人の性格を想像してみてください。 著者のプロフィールも軽く目を通す程度で構いません。あるいは、顔写真だけでもいいと思います。 ネットに溢れているような情報ではなく、自分のパッと見の印象を大切に想像してみてください。 その上で本を読み進めると、その著者と会話をしているかのように読書を楽しむことができるようになります。 読書は著者との会話です。 だから楽しく読み進めることができますし、読んだ内容が記憶に残りやすくなります。 最初に簡単なプロフィールから著者の性格を推定して、これから読み進めていくことによって、人に対する観察力も高まります。 読み進める途中や読み終わった後には、本の内容から考えて自分の推定が合っているだろうかと確認します。 読み終わった後にその人のホームページを見たり経歴をチェックしてみてください。 自分の観察力や推定した結果が正しかったのかを確認します。 自分が経歴やプロフィールの中でどんなことに惑わされやすいかも気付けるようになります。 ここから先は、DaiGo師匠も実践してきた観察力の高め方やコミュニケーションを深めるための方法について解説していきます。 ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたは、大切な人が今どんなことを考えていると思いますか?」【超観察力】

一問一答「あなたの食生活で、改善できる点があるとしたらどんなことでしょうか?」【人生変える野菜の力】

あなたの食生活で、改善できる点があるとしたらどんなことでしょうか? 今回は、顔のむくみを取りたいという方の相談をもとに人生を変える野菜の力について解説させてもらいます。 「Q. 顔のむくみを簡単に取る方法はあるでしょうか?」 野菜をいっぱい食べてください。 カリウムが多めの野菜や食材を食べるようにしてください。 病気などではなく、ただむくんでいるだけというのであれば、カリウムを多めの食事を心がけて運動をするようにしてください。 食事と運動と睡眠という当たり前のことをしっかり行なっていただければむくみも取れると思います。それでもダメなのであれば病院に行ってください。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 人生を変える野菜の知識 筋トレをする場合でも集中力を上げる場合でも、仕事で成果を上げる場合でも、野菜の知識が重要になります。 外食でもUber Eatsでもいいですが、体に良い野菜や自分に必要な野菜を摂ることが必要になります。 野菜には健康メリットだけでなく、集中力を高めてくれたりメンタルを安定させてくれたり、筋肉の成長を促してくれる効果などがあります。 今回はどんな野菜をどのように食べれば良いのかということを解説していきます。 今回紹介する内容を2週間しっかり行っていただけると人生は変わります。 拳2個分の野菜とフルーツでウェルビーイングが1.2倍に! 18歳から25歳の男女を対象に、普段の食事に野菜やフルーツを追加したらどんな変化が現れるのかを調べた研究があります。 普段の食事に対して拳2個分の野菜やフルーツを追加して2週間過ごしてもらったところ、毎日の疲れの感じ方や活力レベルが8.7%も改善していました。 拳2個分の野菜を増やすだけでも、人は疲れづらくなり活力が高まります。 さらにウェルビーイングは10.5%改善していました。 ウェルビーイングは、自分の失敗や欠点を受け入れて前に進むためのセルフアクセプタンスも含まれています。 その他、幸せで人生が楽しいと思える状態や対人関係、自分で自分のことを決めることができる感覚や問題やトラブルが起きたとしても自分は対処できると思える感覚、自己成長感や人生の目的など様々な要素を合わせてウェルビーイングと言います。 そのウェルビーイングが拳2個分の野菜を増やして2週間過ごすだけで10%以上も改善したわけです。 その上ポジティブな活動の量は18.4%も増加していました。 人はポジティブな思考よりもポジティブな活動が重要です。 ポジティブなことを思っていても行動しなくては意味がありません。 素晴らしいアイデアを思いついたり自分の人生を変えるための方法を学んだとしても、行動に移すことができなければ意味はありません。 拳2個分の野菜を増やすだけで、自分の頭の中にある自分の理想の人生のために必要なことを行動に移す量が18.4%も増えていたわけです。 自分の人生を変える行動をできるようにしたいのであれば、拳2個分の野菜やフルーツを増やすようにしてください。 野菜やフルーツには抗酸化物質が豊富に含まれていますので、体内の炎症を和らげてくれてメンタルを改善してくれます。 体に良い食事をしている意識を持てることによって、自分の人生に対するコントロール感も持てるようになります。 野菜やフルーツをしっかり食べることで幸福感が増すという研究は色々とあります。 幸福感が増すだけでなく、疲れづらい体になったり人生を変えるための行動も増えます。 しかもその効果はわずか2週間で得ることができます。 もちろん拳2個分の野菜やフルーツでとどまることなくもっと増やしていただきたいですが、まずは拳2個分の野菜とフルーツで効果を実感してみてください。 1日800グラムの野菜を食べた方がいいですが、いきなりそこまで増やすのはなかなか難しいと思います。 まずは拳2個分から始めていただけると、食生活を改善するための良いきっかけになると思います。 野菜を増やすとメンタルが改善する 50,000人を対象に7年間追跡した野菜の効果について調べた研究があります。 野菜を食べること以外の収入や健康状態などの要素を調整して、野菜やフルーツを食べることがメンタルにどれぐらい良い影響をもたらすのかを調べています。 メンタルが安定すると、人は苦難や逆境も乗り越えていくことができます。 仕事でも勉強でもモチベーションを一定に保ち生産性を維持することができます。 メンタルが不安定な人だけでなく、メンタルが安定している人にとっても、野菜やフルーツがどんなメリットを与えてくれるのかを理解できる研究だと思います。 それによると野菜やフルーツを拳1個分増やすごとにメンタルは改善するそうです。 つまり、先ほど紹介したように拳2個分の野菜やフルーツを増やすと幸福度が上昇するわけですが、そこからさらに拳1個分増やすたびにメンタルはどんどん改善します。 ここで言う拳1個分は、キウイフルーツであれば2個、りんごであれば1個、生の葉物野菜であれば1カップほど、調理した野菜であれば2分の1カップほどです。 葉物野菜などは調理したり潰したときの大きさが拳1個分だと考えてください。 それだけの野菜やフルーツを増やせば増やすほどメンタルは安定していきます。 普段の食事でもこれを覚えておいてください。 ある程度満腹感を感じていても、そこから拳1個分の野菜を増やすと人生は変わります。 野菜の定期便などを使うのもいいと思います。 Dラボの会員さんで「たま農園」さんという方が野菜の定期便をされているそうなので、こういったものを使ってみても良いのではないでしょうか。 https://tamafarm358.com/ 葉物野菜は筋肉の成長に欠かせない 緑の葉物野菜を食べる量が多ければ多いほど、筋肉の機能が発達していて優れているという研究があります。 葉物野菜に多く含まれている硝酸塩は血管を拡張させてくれます。 緑黄色野菜を食べることによって筋肉の機能が高まるのではないかという研究もあります。
12年間に及ぶ健康調査のデータを元に、3,759人を対象にして行われた研究で、硝酸塩の摂取量と筋肉の関係について調べています。 
硝酸塩は体内に入ると一酸化窒素に変わる成分です。
この一酸化窒素は血管を広げてくれたり筋肉の能力を高めてくれると言われています。 これは様々な食材に含まれていて、最も豊富に含まれている食材としてはほうれん草やビーツです。 ほうれん草やビーツを食べることによって硝酸塩を摂取することができて、それが筋肉のパフォーマンスを高めてくれると言われていたわけですが、この研究では、さらに筋肉を発達させてくれる効果もあるのではないかという視点で調べてくれています。 それによると、12年間というスパンでみても、硝酸塩の摂取量と筋肉の発達にははっきりとした相関があったということです。 その違いは驚くレベルでした。 硝酸塩の摂取量が多い人は、摂取量の少ない人に比べて、下半身の筋肉の性能と筋肉量が11%高く、歩行スピードも最大で4%速かったということが確認されています。
こんなにもほうれん草やビーツは僕たちの筋肉に影響を与えているわけです。 下半身の筋肉が11%も発達するというのはかなり大きな違いで、下半身の筋肉量は頭の良さに影響を与えるとも言われています。
 人間の脳はエネルギーを蓄えることはできませんので、血液でエネルギーを送る必要があります。
第二の心臓と呼ばれている太ももの大きい筋肉がポンプの役割をしてくれて、脳にたくさん血液を送ってくれるようになります。
それにより、「人間の脚力と頭の良さは比例する」ということが言われている研究もあるぐらいです。 筋肉の質や運動能力を高めることをしていただけると、同じ運動でもしんどさや疲労感はかなり変わります。 これは体感としても実感できるレベルですので、ぜひほうれん草やビーツをしっかり食べるようにしてください。 葉物野菜の摂取量と筋肉の発達には明確な関係があるようです。 運動量にかかわらず、硝酸塩が豊富に含まれている葉物野菜を食べることによって筋肉が発達するそうです。 葉物野菜をしっかり食べて適度な筋トレを行うようにしてください。 特に筋トレをする方は野菜はしっかり食べた方がいいと思います。 野菜の知識が人生を変える 野菜をしっかりと食べることが重要だと言われても、なかなかそれが難しいという人も多いと思います。 外食では野菜が少なくなりがちですし、野菜はどうしても時間が経つと痛んでしまい栄養素も失われてしまいます。 そんな野菜をたくさん食べる方法について調べてくれた研究があります。 11,247人の男女を対象に調べたところ、野菜の知識が豊富な人ほど野菜の摂取量が多かったそうです。 つまり、野菜に対する知識が豊富な人ほど野菜をたくさん食べるようになりますし、野菜をたくさん食べれるようになりたいのであれば野菜の知識を学ぶ必要があるということです。 研究では、健康を保つためにどんな野菜をどれぐらい食べればいいのかという知識のレベルと、実際の野菜の摂取量について調べています。 その結果、野菜の健康効果についての知識を知っている人ほど、野菜を食べている量が普段から多く、学歴も高く収入も増えて定期的な運動の頻度も多くなっていました。 逆に野菜の知識がない人ほど普段の野菜の摂取量が少なくなっていました。 12年間追跡調査したところ、1日94.6グラムほどの野菜の摂取量の差になっていました。 これはかなりの差です。 野菜の健康効果についての知識を学ばないと野菜の摂取量が少なくなってしまいます。 野菜の知識を学んで野菜をしっかりと食べている人との差はどんどん大きくなってしまいます。 12年間経つと1日100グラム近くの野菜の摂取量の差になります。 これは当然メンタルの安定や集中力の違いとなって現れます。 年齢を重ねれば重ねるほど超えられない壁になります。 皆さんの脳もメンタルも見た目の若さも変わってきます。 どうしても野菜を食べる量を増やすのが難しい人は「ながら食い」でも結構です。 キャベツを半玉食べるときには、Netflixを見ながら食べたり、逆にアニメを見るときにはキャベツを半玉食べなくてはならないとしてみてください。 普段の食事ではNGですが、サラダファイトに関してだけは良い方法でもあります。 野菜をしっかり食べるためのレシピなどについては、料理チャンネルでチェックしてみるのもいいと思います。 キャベツ半玉をいくらでも食べることができる鶏つくねのレシピなどが紹介されています。 https://daigovideolab.jp/cooking/landing 野菜は量が全て! 野菜については、生で食べた方がいいのか加熱した方がいいのか、いろいろ悩む人も多いと思いますが、イギリスのバイオバンクが12年間にわたり調べた研究によると、野菜はどんな食べ方をするかよりも量が全てです。 生野菜の方が若干有利ではありますが、重要なのはいろんな野菜をたくさん食べることです。 399,586人の男女を対象に12年間追跡調査したところ、野菜をたくさん食べれば食べるほど心疾患の発症率と死亡率が低下していました。 生野菜でも加熱した野菜でも、心疾患の発症率と死亡率に関係していました。 全体的に見ると生野菜の方が若干効果は高かったようですが、そんなに効果が大きく違うわけではありませんでした。 野菜は生野菜でも調理した野菜でも構いません。 どちらでもいいので大量に食べることが最善の戦略です。 冷凍野菜や加工野菜はどうなのだろうかと気になる人もいると思います。 これも結論としては気にする必要はありません。 冷凍野菜や加工野菜でも構いませんので、それらも含めてしっかりと食べるようにしてください。 一人暮らしでなかなか野菜を食べるのが難しい人などは、メインの野菜だけは決めてもらい、それ以外に関しては冷凍野菜などを上手に使うようにしてください。 冷凍野菜や加工野菜は確かに栄養素は若干減りますが、僕たちが普段の食事で食べる上ではそんなに効果に差があるわけではありません。 加工野菜であれば、カットして洗ったりしている段階で確かに栄養素は逃げていきます。 ビタミンCは30%ほど失われ、ビタミンB群に関しては50%ほど失われるそうです。 これだけを聞くとやはり加工野菜は良くないのかと考えてしまうでしょうが、皆さんが新鮮な野菜をお店で買ってきて自宅で茹でれば、同じぐらいのビタミンがどちらにしても減ります。 ですからカット野菜を食べても変わりません。 冷凍野菜については、確かに新鮮な普通の野菜よりも水溶性ビタミンの量などが減ってしまいます。 新鮮な野菜も採れたてですぐに食べれば栄養価満点ですが、収穫して時間が経てば経つほど栄養素はどんどん減っていきます。 冷凍野菜は冷凍した瞬間に栄養素は少なくなってしまいますが、冷凍した以降の栄養素の減りは少なくなります。 そう考えると、どちらもそんなに変わりません。 冷凍野菜でも加工野菜でも構いませんので、いずれにしても量を増やすことを大切にしてください。 ちなみに、カット野菜は塩素で洗っているので、それによって発がん性があるから食べてはいけないと言っている人もいます。 カット野菜の製造過程では次亜塩素酸ナトリウムを使って消毒しています。 これがクロロホルムを作り出して、それに対して発がん性があるのではないかと指摘されていて、それによって加工野菜は危険だと言っているわけです。 次亜塩素酸ナトリウムに10分間野菜を漬け込む実験が行われていて、それによると、カット野菜が出荷されるのと同じ段階で残留塩素は残っていませんでした。 クロロホルムも確かに生成されるけれど、それは0.07ppmほどなので水道水に含まれているのとほぼ同じ程度です。 国際がん研究機関の分類を見てみると、そのリスクとしてコーヒーと同じ分類をされていて、クロロホルムの発がん性に関してはまだ疑わしいとされています。 クロロホルムの発がん性に関する研究は依然として進行中であり、疫学的研究には限界があるため確定的な結論を出すことは困難です。 どちらにしても、そのあたりを気にするよりも、カット野菜でも構わないのでたくさん食べることの方が重要だと思います。 もちろん収穫したての野菜をその場で食べるのが1番ですが、それが難しい場合には冷凍野菜や加工野菜を使っても問題ありません。 ここから先はDaiGo師匠が実践している外食に行きまくっても太らない野菜の使い方や、野菜のメリットを最大化するための調理法など解説していきます。 ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたの食生活で、改善できる点があるとしたらどんなことでしょうか?」【人生変える野菜の力】

一問一答「あなたは、相手の信頼や能力をどこで判断していますか?」【外見から相手を見抜く】

あなたは、相手の信頼や能力をどこで判断していますか? 今回は、投資詐欺などに騙されないための質問をもとに、外見だけで相手を見抜く方法について解説させてもらいます。 「Q.投資詐欺や洗脳によるマルチ商法に騙されないための対処法はありますか?」 まず投資やお金のことを勉強してください。 マルチ商法の人たちが洗脳の技術を本当に使えるのであれば、もっとマルチ商法は広まっているはずです。 ですが、はっきり言って騙されるのは頭が悪い人だけです。 例えば、「新聞紙を42回折ると月まで届く」という話があります。 たった42回新聞紙を折るだけで月までたどり着くということです。 これを聞くと、新聞紙はすごいと思う人もいるでしょうが、実際にはそこまで新聞紙を折りたたむことはできません。 天文学的な数字にして現実離れした状態になっているのに、その数字との乖離に気づけない人が詐欺やマルチ商法に騙されてしまいます。 ですから、そのようなものに騙されてしまう人は、数学的な能力が低いかビジネスや投資を知らない人です。 ぜひ高校生ぐらいの数学を学びなおしてみてください。 それと同時に、本当に簡単なものでいいので投資やビジネスについての本を読んでみてください。 そうすれば、間違いなく意味がないものを見抜くことができると思います。 人は自分の失敗やミスを認めたくないものです。 自分が騙されたのは洗脳されたからだと思いたいだけです。 実際には、ほとんどの人が騙されたのは自分の無知が原因です。 自分の失敗から現実逃避するために、自分は洗脳されたと言っている人が一定数いるだけです。 皆さんは洗脳という言葉に惑わされない方がいいと思います。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 外見だけで相手を見抜く方法 あまり難しく考えずパッと見の印象で考えると相手を見抜くことができます。 そんな直感で相手を判断する方法があります。 とは言え、パッと見の印象で判断して良いことと悪いことがあります。 直感で判断して良いことと悪いことを理解しておいてください。 直感で感じた相手に対する印象に自信を持てる人と持てない人がいます。 自信を持てないのは余計なことをあれこれと考えているからです。 あまり難しく考えず直感的に判断すると、その判断は結構当たっています。 他人を判断するときの大きな誤解が3つあります。 1.人を見抜くには時間がかかる 相手のことを理解するためには長い付き合いが必要で、時間をかけないと相手のことはわからないというのは誤解です。 だから第一印象や見た目で相手を判断してはいけないと言われます。 ですが、心理学的には見た目は第一印象で判断した方が良い場合もあります。 余計なことを色々と考えるよりも、そちらの方が役に立つこともあるわけです。 相手が信用できる人なのか、相手は能力が高い人なのか、見抜くためには1秒もかからないと言われます。 恋愛対象になるかどうかも90秒で判断されると言われます。 一瞬で判断した方が正確な場合もあります。 人を第一印象で見抜く能力は生物としての本能でもあります。 子供たちを対象に大統領候補2人の写真を見せて、どちらが操縦する船に乗りたいかと質問した研究があります。 そうすると70%ほどの確率で大統領として当選する人の方を選びました。 人は相手の見た目を一瞬の判断で評価しています。 2.腹を割って話すことで理解し合える 長く付き合うことと同時に、相手と腹を割って話すことで理解しあうことができるともよく言われます。 これも実際には誤解で、直接会ってじっくりと話をするよりも、相手のSNSの投稿を見た方が相手のことを理解できるという研究もあります。 直接会うとバイアスにとらわれてしまうことも多くなります。 相手を理解するためには直接会う必要さえないかもしれません。 3.人を見抜くには特殊な才能が必要 3つ目の誤解は、人を見抜くためには特殊な才能が必要だというものです。 別にメンタリストのように特殊な才能や技術が必要なわけではありません。 人はそれができる能力をもともと持っています。 能力はもともと持っているけれど、余計なバイアスに惑わされてしまったり、直感で判断してはいけない場合もあることを理解していないだけです。 基本的に認知の罠を避けることができれば相手のことを見抜くことができます。 つまり、相手のことを見抜くためには時間は必要ありません。 相手がビジネスパートナーとして必要な能力を持っているかどうかも一瞬でわかります。 問題なのは、僕たちが一番最初の直感を信じることができないことです。 直接会わない方が相手のことを正確に見抜くこともできます。 さらに、相手のことを見抜くためには特別な才能も必要ありません。 微表情で相手の性格を見抜くことができるという研究もあったりしますが、実際には、細かな表情に注目すればするほど、相手のことが逆にわからなくなるのではないかとも言われています。 メンタリストも表情を見抜いているわけではなく、そこからプレッシャーを与えて相手を誘導しているだけです。 表情を見抜いていると思わせて、自白を強要させるテクニックです。 SNSの投稿から相手の性格を見抜く SNSではみんな理想の自分しか出していないと思われています。 SNSでは理想の自分ばかりしか出していないから嘘ばかりで、いくらSNSを見ても相手のことは見抜けないと思われがちですが、自分の最も強い性格的な特徴も現れています。 ビックファイブテストとSNSの関係について調べた研究を見てみると、大半の人は自分の本来の性格に近い投稿をする傾向があり、SNSの投稿を見たときに感じる直感的な印象はかなり正しいとされています。 相手の性格を見抜きたいのであれば、その人のSNSの投稿を見て直感的に判断すると結構当たるということです。 人は様々な性格特徴を持っているわけですが、そんな中でも最も特徴的な性格がSNSの投稿に現れます。 これはSNSにどんな投稿をしているかではなく、SNSの投稿から感じる印象が正しいということです。 SNSにどんな投稿をしているとこんな性格だということではなく、SNSの投稿から皆さんが感じる印象が正しいということです。 例えば、SNSに1日10回も20回も「感謝」という言葉が入った投稿をしていると、おそらく皆さんも暑苦しい人だと感じると思います。 その人と直接会うと、やはり暑苦しい人だったというようなことが結構あるわけです。 SNSで他人のあら探しをしたり人を批判してばかりいる人がいたら、その人と直接会っても、やはり相手は批判的で一緒にいて楽しくはない人です。 非常に浅はかで自分がない人が多いです。 例えば、名刺交換した相手がいて、その人がどんな人なのかといろいろ質問して関係を深めることも大事ですが、相手のSNSの投稿を見て自分の直感を信じる方が相手のことを見抜けたりします。 相手と初対面で会う前に相手のSNSの投稿を見ることができるのであれば、その投稿を見て皆さんが感じた最初の印象をメモしておいてください。 もしSNSの投稿を見て友達を大事にしそうな人だと感じたのであれば、それを直接会ったときに口に出してもいいと思います。 SNSの投稿から感じた印象を相手に投げかけると、結構な確率で当たります。 それによって会話が盛り上がったり関係が深まる可能性が高くなります。 自分の直感を信じるためにはメンタルの安定性も欠かせませんが、自分のメンタルが安定して直感を信じることができるようになれば、SNSの投稿から相手の性格を見抜くこともできます。 62.7%の確率で信頼できる人を見抜く ほとんどの人は一瞬の第一印象で相手を見抜くことができます。 いろんな人の顔写真を100ミリ秒ずつ参加者に見せる実験があります。 これは顔写真が一瞬映ったとは理解できる最低限のレベルです。 一瞬顔写真が映っただけの人について、その人がどれぐらい信頼できる人だと思うか質問しています。 その顔写真の中には、ノーベル賞受賞者や博愛主義者など、一般的に良い人だとされる人物が含まれています。 その結果62.7%の確率で見抜くことができました。 100ミリ秒しか見ていないのに信頼できる人を見抜いていたわけです。 人の信頼度は最初に感じた第一印象が結構正しいわけです。 とは言え、最初の直感を信じてはいけないケースもあります。 例えば、直感で犯罪者を見抜くことは難しいです。 先程と同じように一瞬だけ写真を見せる実験が行われていますが、犯罪者に関しては48.8%の正解率だったそうです。 本当にやばい人を見抜くためには直感は役に立ちません。 もちろん人にはやばい人を見抜く能力もある程度あります。 サイコパスとナルシスト、マキャベリストの傾向が高い人の写真を合成して作り、同じように一瞬だけ見てもらった研究によると、60%ほどの確率で言い当てることができたそうです。 信頼できる人で皆さんが付き合うべき相手かどうかは直感で見抜けます。 そこで皆さんの直感を信じても裏切られることは少ないでしょうが、やばい人かどうかを判断するときには一瞬の判断を信じない方がいいです。 72%の確率で性欲モンスターを見分ける 男性でも女性でも、なんとなくの最初の印象で性欲が強そうだと感じた場合、それは72%の確率で当たるという研究もあります。 性欲が強い人と強くない人の写真を合成して様々な写真を作って同じように一瞬だけ見てもらったところ、ワンナイトの関係や愛のない関係を求めたり、性欲に任せて次々とパートナーを変えたりする特性を見抜くことができたそうです。 写真から感じる性欲の強さを72%の確率で見抜くことができました。 人間の性欲はホルモンバランスによって決まりますが、人にはそもそも相手のホルモンバランスを見抜く能力があります。 相手の見た目からホルモンバランスを見抜いて、そこから性欲の強さを判断できるわけです。 つまり、自分の性欲の強さや性に求める特性に合わせて、相手に対する最初の印象から判断すれば良いということです。 あまりガツガツ来られても嫌だとか、浮気しやすい人は嫌だというのであれば、最初にそんな印象を感じたら、それは72%の確率で当たりますので避ければ良いわけです。 実は、男性でも女性でも、性機能や性的欲求というものは個々の性格によって変わるものです。 ですから、決して無理をする必要はありません。 そのあたりも含めてお互いに合う人と付き合えばいいわけです。 そういう意味でも、最初に相手の性欲を見抜いておく必要もあります。 ビッグファイブにまつわる研究の中では、真面目にコツコツと続けることができる誠実性が高い人の方が、ワンナイトできる可能性が高くなるようです。 全員のビックファイブテストと経験人数や子供の有無について調べた研究によると、男性でも女性でも外向性が高い人ほどワンナイトする確率が高くなり、子供がいる可能性も高かったということです。 特に男性の場合には、この外向性に加えて協調性、または誠実性、いずれかが組み合わさるとワンナイトの確率がかなり上がるということもわかっています。 ですから、女性の場合は外向性の高さがあればモテるしワンナイトの可能性も高くなるわけですが、男性の場合には、ただ外向性が高いというだけではチャラいだけになります。 
外向性の高さに、人当たりの良さや優しさのような協調性が組み合わさるか、あるいは、真面目でストイックにコツコツと物事を成し遂げることができる誠実性が組み合わさるか、このどちらかが必要になるわけです。 内向的な男性の場合には、協調性または誠実性のいずれかが高くなれば、ワンナイトの確率が高くなるということも確認されています。 外向性を高めるよりも、誠実性の方が性格特性としては改善しやすいので、瞑想やマインドフルネスを行い誠実性を高めるのが良いのではないでしょうか。 ルックスから相手を見抜く 自分の体型にコンプレックスがある人ほど、病気がちになったりメンタルを病んでしまう可能性も高く、肥満になりやすいです。 これは別に痩せなくてはならないとか、顔にコンプレックスを持っていてはいけないということではありません。 自分の体型もルックスも、それを受け入れることができていれば何の問題もありません。 ありのままの自分を受け入れると同時に、自分の努力によって変えられる部分に注力することが重要です。 努力によってある程度理想に近づいた自分を認めるのがセルフコンパッションです。 これは自分の性格的な特性も同じです。 ネガティブな性格特性があったとしても、それを受け入れた上で、同時に改善することができる部分に注力するようにしてください。 そして、もし皆さんの体型やコンプレックスをからかうような人が周りにいた場合には、その人との関係は切った方がいいです。 肥満をからかう友人がいると太りやすくなるという研究もあります。 ルックスがいい人や誰が見てもわかる成功者には、ハロー効果が働きます。 誰にでもわかる素晴らしい特徴がある人には、他の部分までよく見える効果が働きます。 学生であれば先生からの評価も高くなりますし、社員であれば上司からの評価も高くなります。 それゆえ収入が高くなったりする傾向もあります。 この見た目の良さによるハロー効果は年齢を重ねるほど強く働くようになります。 ルックスが良いことにより周りからの評価が高くなると、それによって年齢を重ねるほど自分に自信を持つことができるようになります。 その自分に対する自信が年齢を重ねるごとに積み重なります。 もちろんデメリットもあります。 例えば、美女になればなるほど高い地位の仕事に就きにくくなります。 男性の場合は、イケメンであればあるほどリーダーシップを発揮しやすくなり高い地位に就きやすくなります。 これは美女が高い地位に就くと周囲からやっかまれる可能性が高くなるからです。 女性は美女に対して40%も厳しい評価を下すので、イケメンに比べると不利になってしまいます。 そのためかイケメンが選挙で勝つことはあっても美女が選挙で勝つことはそうありません。 さらにイケメンや美女は気をつけなければならないポイントもあります。 見た目が良い人は健康的に見えます。 それによって医者の診断が甘くなりやすいデメリットもあります。 医者もイケメンや美女を目の前にするとハロー効果が働いて、健康だろうと思い込んでしまうわけです。 さらに、イケメンや美女であれば人が集まってきて友達が多そうな気もすると思います。 ですが、ここで考えてみてください。 豊富な人脈を持って自慢している人はイケメンや美女でしょうか? イケメンや美女は遺伝子としても優秀なので周囲にプレッシャーを与えます。 そのため逆に人が遠ざかってしまいます。 イケメンや美女は意外と友達が少なかったりします。 ということは、イケメンや美女を狙いたいのであれば、イケメンや美女だけれど自分にそれほど自信がない人に、どうアプローチすれば心に響くかを考えてください。 例えば、「期待されすぎてプレッシャーになることはありませんか?」「周囲からの期待が高すぎて悩むことはありませんか?」と質問してみてください。 イケメンや美女はハロー効果によってそんな悩みを抱えている可能性が高いです。 子供の頃から大人に可愛がられたとか、上司からの評価が高かったなど、もちろんメリットも多いですが、ハロー効果による周囲からの過大評価に悩んでいることが多いです。 ここから先は、子供たちが持っている人を見抜く能力についてと、そもそも騙されやすい人と騙されにくい人の違いは何なのかということについて解説していきます。 ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたは、相手の信頼や能力をどこで判断していますか?」【外見から相手を見抜く】

一問一答「あなたは、どんな時に何もやる気がしない状態になりますか?」【無気力状態脱出法】

あなたは、どんな時に「何もやる気がしない状態」になりますか? GW明けでなんとなくやる気が出ないという人も多いのではないでしょうか? 今回は、毎日が無気力のまま過ぎていくような気がするという方の相談をもとに、何もやる気がしなくなる無気力状態を脱出する方法について解説させてもらいます。 「Q. 好きなことも見つからずやりたいこともありません。毎日が無気力のまま過ぎていくようです。どうすればいいでしょうか?」 まず好きなことや楽しいことが見つからない理由を覚えておいてください。 人は手をつけてある程度上手くなったり、ある程度成果が出たことにしか楽しいという感情を見出すことはできません。 やりたい仕事がないと言っている人がよくいますが、それは仕事を始めていないからで当然です。 仕事の楽しさや意義や面白みというのは、ある程度仕事を続けて成果が出てから判断するべきです。 ある程度成果が出た段階で面白くないというのであれば、その仕事は辞めてもいいと思いますが、まだ始めてもいないとか成果も出ていない段階で、好きかどうかとか面白いかどうかということを判断するのは早計です。 ですから、ある程度割り切って始めてみてそれから判断した方がいいと思います。 これは仕事でも趣味でも全く同じです。 やる前から楽しいかどうかなんてわかりません。 いざやってみたら楽しくてハマってしまうことは結構あります。 好きなことや楽しいことが見つかってからそれを始めようと思っている考え方自体を直さない限りは、一生それは見つかることはないと思います。 それはワインを飲む前からその味がどうだろうかとばかり考えて、1本も飲んでいないのに好きなワインがないと言っているようなものです。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 休み明け、ダルくないですか? 休み明けの疲れが抜けない状態というのはよくあると思います。
休み中にアクティブに遊んだり動いたりすると、その疲れが残るということは普通にあり得ますが、そもそも休みの間に特に何もしていないし、ただゴロゴロしていただけなのに、なぜか疲れている人がいると思います。 この原因は何なのでしょうか? 普通に考えると3つの原因が思い浮かびます。 1. 具体的な疲れが残っている場合 休みの間にアクティブに遊びすぎたり動きすぎた場合に具体的にその疲れが残っている場合で、これはよくあるパターンです。 これは時差ボケのようなもので、これは休日の隠れたデメリットです。 2. 生活リズムの変化 休日は普段と生活リズムが変わると思います。 例えば、平日は早起きして出勤し深夜まで起きている人が、休日になると昼ぐらいまで寝たり、深夜まで夜更かしするようになったりします。 これをすると生活リズムが狂います。 このズレた状態も良くありませんが、その状態を強制的に戻さないといけなくなるのが、いわゆる休み明けで、このせいで頭がぼんやりしたり調子が出ないということが起こります。 3. ただの運動不足 休みの時に家から出ない人は運動不足になりがちです。 例えば、車で通勤した場合と電車で通勤した場合でどちらの方が健康的なのかということを調べた研究がありますが、車で通勤するよりは電車で通勤した方がどちらかというと健康的だということです。 電車通勤だと満員電車のストレスやデメリットがあるにも関わらず、車の方が健康に良くないという結果が出ています。 これは、電車通勤だと意外と階段の上り下りをしていたり、荷物を持って歩いていたりするので、結構運動になっているということです。 
そういったことも含めて、普段最低限の家から出て運動するということをしていた人たちが、それをしなくなった時に体にダルさが生まれやすくなります。 肩こりや腰痛などもかなりメンタルの問題が大きく、運動不足の人は脳が暴走してしまい、実際にはどこも体が悪くないのに、なんとなく痛みを感じるということが起こる場合があります。 休み明けの対策は? こういったことは、連休など休みが長くなると余計に起こりやすくなります。 このようなダルさは結構長く続くものですから、ちゃんとした対策をしないとかなりの時間を無駄にしてしまいます。 仕事だと取り返しのつかないようなミスをしてしまうこともあり得ます。 これら3つの状況を解決するためには、結論としては・・・運動です。 疲れを取るため、生活リズムのズレや寝不足を解消するために最も良い方法は運動です。
最近では肩こりや腰痛に対する治療法として運動も取り入れられているぐらいです。
 もちろん肉体的に怪我をしたり損傷している場合は別ですが、そうではなく特に理由はない慢性的な腰痛や肩こりの場合は、かえって体を動かしたほうが解決するということが様々な研究によりわかっています。 やる気が出ない時、どうしようもないダルさを感じる時、そんな時に最も良いテクニックは運動だということです。
どんな運動でも結構ですが、最も簡単にできておすすめするのは階段の上り下りです。 「10分間の階段上り下り」 ジョージア大学で、睡眠時間を1日6時間以下に制限されて睡眠不足で全くやる気が出ないような状態の人たちに階段を上ってもらうという実験を行なっています。 その効果をカフェインの効果と比較したものです。3日ずつの間隔をあけてクロスオーバー実験を行っています。 
最初の3日間は、いつものように仕事をして50ミリグラムのカフェインを飲んで、次の3日間は、いつものように仕事をしてプラシーボのカフェインの入っていない薬を飲んで、最後の3日間は、いつものように仕事をして10分間だけ階段の上り下りをするということを行いました。 これにより参加者のモチベーションや脳のワーキングメモリや頭の回転を測る指標に対して、どのような違いが出るのかということを調べました。 その結果、このような生活リズムがずれたことによる問題や寝不足に対しては、カフェインもプラシーボもあまりその効果に大した差はありませんでした。 主観的な疲れもほとんど同じぐらいでしたので、疲れが取れたと感じる効果もあまりなかったということです。 
ところが、10分間の階段の上り下りでは、寝不足の疲れが消えてエネルギッシュになったり、ワーキングメモリが回復したり、肉体も活動的になりやる気に満ち溢れた状態に戻ったということがわかっています。 しかも、カフェインの場合は、集中力や覚醒度が増すのに20分かかると言われますが、階段の上り下りは即効性がかなり高いです。 
階段を10分ぐらい上り下りして体を動かすだけで、すぐに気分がスッキリします。 ちょっとした散歩や階段の上り下りだけでも朝の早いうちにすることをおすすめします。 それ以降の時間を有意義に過ごせるようになります。 このダルさの問題というものは、ダルくてやる気が出ないからだらだらと無駄に時間を過ごしてしまい、それにより自己嫌悪感が出て、さらに余計にやる気がなくなってしまい、また余計に無駄に時間を過ごしてしまうという悪循環が余計によくありません。 今回の実験での階段の上り下りは、自分のペースで普通に上り下りしているだけです。 10分間で30階分ぐらいの階段となるそうですが、自分のペースで上り下りするぐらいならできるのではないでしょうか。 もちろんペースを上げたい方は早く上り下りしても結構です。
強度は自分に合わせて考えながら、ぜひ試してみてください。 「無気力状態」脱出法 誰でもやる気が出ない日があります。
人は大抵の場合いつもとは違うルーティンになるといつもと違うことが起きます。 
その結果本当にやる気がない状態になることもあります。 休み明けのダルさややる気が出ないだけであれば、運動によって本来の状態に戻すこともできます。 ですが、失敗や挫折によって無気力状態になることもあります。 勉強や仕事で一生懸命頑張ったけれど、結果や成果に結びつかなかったことでやる気がなくなることもあるわけです。 仕事でずっと頑張ってきたけれど評価されないとなるとやる気がなくなることもあります。 逆に、頑張ったことで成果や実績を感じることができれば、人はどんどんやる気が出てきて前に進んでいくことができます。 ですから、失敗したときにどんな反応するのか、「失敗反応」に対して、失敗したときの自分の感情を上手にコントロールする方法を知っていると、失敗したとしても前に進み続けることができます。 人は失敗しないことは無理です。 成功すればやる気が上がり失敗すればやる気が下がるので、失敗を避けると緩やかに下降する人生になってしまいます。 キャロル・S・ドゥエック博士の『マインドセット「やればできる! 」の研究』にあるように、やればできるという考え方を持っている人は、実際にモチベーションも上がるし成功しやすいということがわかっています。 人間はやればできるという感覚を持っている方が、レジリエンスも高まり心が折れても元に戻る能力も高くなり、モチベーションも上がり判断能力も高まる上に、実際の能力もパフォーマンスも高まります。 マインドセット「やればできる! 」の研究 身体化された認知 創造性というのは才能ではなく心の状態です。 今までなかったような新しいアイデアを生み出せる人は自分たちとは違う能力を持っていると思いがちですが、常に創造的な人はいません。 
創造的な才能を持っているから創造的な人というわけではなくて、たまたま創造的な、クリエイティブなことを考えやすいような心の状態になっているというだけです。 つまり、クリエイティブというのは才能ではなく心の状態です。 その状態に自分の心理状態を持っていくことができたら創造性を発揮できます。 芸術家や音楽家の方がひらめく時はどういう時ですか?と聞かれると、大抵すぐに答えることができます。 それは自分がどういう態勢や環境にあるとひらめきやすいかをわかっているから、それに近づけて考えることでひらめこうとしています。 自分がクリエイティブだったときの場所や姿勢、ポーズや服装を意識して、自分のクリエイティブポーズを探してクリエイティブになってください。 スティーブジョブズやマークザッカーバーグもそうですがいつも同じような服装や組み合わせをするクリエイティブな人がいます。 いつも服を変える人よりも服装を固定していると差がわかりやすくなります。 同じような服装や環境で同じようなことをしているのにクリエイティブになるときとそうでないときがあり、そこには何か違いがあるはずでその違いは何なのかと考えるとクリエイティブになれるスイッチに気づきやすくなります。 
そのスイッチがわかるからこそ自分を強制的にクリエイティブにすることができるわけです。
自分の判断力が高かったとき、物事がうまく進んでいたとき、やる気が出ていたとき、どのような状況だったのかを考えてください。 記録から自分を知る そういう意味では、勉強しようと思って机に向かってもなかなか集中できないという人がいますが、その人にとっては机に向かっているその状況は集中できる状況ではないということです。 リビングのこの場所だと集中できる、図書館のあの席だと勉強がはかどる、電車に乗ると角の席だと寝てしまうけれど真ん中の席だと眠るわけにもいかないから英単語の勉強をいつもしているというように、環境によって人間の行動は結構決まっているものです。 集中できない場所ではいつも集中できないということです。 もし集中できる時もあれば集中できない時もあるというような環境があるのであれば、どこに違いがあるのかということを考えてみることが大切です。 自分の集中力が高まる、クリエイティブになる、やる気になれる、そのような環境を記録しておくことがとても大事になります。 例えば、予定表にどこでどのような状況でどれぐらい集中できたかというようなことを記録するようにしてください。 それにより自分でやる気スイッチを探すことができるようになります。 やる気スイッチは、自分の体の状態や自分を取り巻く環境などによっても決まってきます。 自分の頭の中にあって見えないものではなく、意外と自分や自分の周りを客観的に見渡してみるとやる気スイッチをいれてくれる環境があるものです。 部屋により思考パターンが変わるという研究もあります。
ミネソタ大学カールソンスクールの研究で、天井が高いところだと抽象的かつクリエイティブな考えになります。 つまり、ざっくりと物事の方向性を決めたり将来の方向性を考えたり、普通の人が思いつかないようなアイデアを思い浮かびたいという時には天井の高いところで考えを巡らせた方がいいということです。 ですから、散歩をしながら、もはや天井もない青空の下で考えを巡らせてみたり、天井の高い図書館などで考えてみた方が新しいことを思い浮かんだり抽象的な思考が働きやすくなります。 逆に、狭い区切られたような個室では具体的で細かい思考が働きやすくなります。 細かい作業をしたりするべきことが決まっている1つの作業に集中したいというときにはそういった空間の方がいいということです。 
皆さんの会社の会議室の天井は高いでしょうか?
もし新しいアイデアがなかなか出ないとかいつも煮詰まってしまうというのであれば環境を見直した方がいいかもしれません。
自分の環境を上手に利用してマインドセットや自分の気分を変えていくことがとても重要です。 スマホが人のやる気を奪う? スマホが人のやる気を奪っているのではないかという説がありますが、これは若干正しいです。 スマホを触ると下を向いたり体を閉じたような姿勢になってしまいがちです。 皆さんがモニターがこの高さになっていなかったとしたら、それを整えるだけで、仕事や勉強に粘り強く取り組む確率が2倍まで上がる可能性があります。 ポイントになるのは姿勢です。 
1984年にテキサスA&M大学の研究で、参加者を2つのグループに分けて、一方のグループには背中を少し丸めて目線を下にした状態で3分間過ごしてもらいました。 ちょうどスマホを持っているような姿勢で手元を見ているような感じです。
もう一方のグループには、背筋を伸ばして目線をまっすぐにしてもらい3分間待機してもらいました。 
わずか3分間だけ、背中を丸めて下の方を見ていたグループと背筋を伸ばしてまっすぐ見ていたグループに分けて過ごしてもらいました。 その後に全員に別の部屋に移動してもらい、幾何学的なパズルを解いてもらいました。 いわゆる謎解きのようなパズルをいくつか解いてもらいました。 
ただ、このパズルには細工がしてあり、大半のパズルはいくら頑張っても解くことができないように作られていました。 この決して解くことができない問題に対して、参加者たちがどれぐらい粘り強く取り組むことができるのかということを調べようとしたものです。 その結果わかったこととしては、たった3分間パズルを解く前に、背筋を伸ばして待機したグループは、猫背になっていたグループに比べて、その解けない問題を解くために2倍近くも粘り強く取り組み集中することができていたということです。 たった3分間です。 
たった3分間良い姿勢をとるだけで、そうでない場合に比べて2倍も目の前の勉強や仕事に対して粘り強く頑張ることができるようになるということです。 この実験で、なぜわざわざ解くことができないパズルを加えているのかというと、能力の差が影響しないようにするためです。
もともと頭がいい人の場合は、次々と問題を解いていくでしょうから参考にならないけれど、いずれにしても解くことができない問題に対して、どれぐらい粘り強く取り組めるのかということを調べようとしたからです。 これは逆に諦めが悪くなっているだけなのではないかと考える人もいるかもしれませんが、人生の問題というものは、そのほとんどはすぐには解くことができないものです。
しかも、それを解くことができたのかどうなのかもわかりません。 人間が抱える問題というものは解くことができない問題がほとんどですから、このような解くことができない問題に対する忍耐力や集中力、粘り強く取り組むことができるGRIT:諦めない力は、人間が人生で成功するために必要な能力でもあります。 やる気が出ない、やる気が続かないというのであれば、自分を無駄に責める前に身の回りの環境について考えてみるのも良い方法です。 やる気が足りない最大の理由 やる気が足りない最大の理由は具体性の欠如です。 やる気が出ない、やる気が足りない、これは「具体性が足りない」と言い換えてください。 自分が具体的にどんな行動をどのように行うのか、どのようなステップで進んでいくのかを明確にすることが足りていないということです。 目標は具体的に決めていたとしても、行動の具体性が足りないことがあります。 例えば、数学の勉強をするつもりだったけれどやる気が出ないとしたら、どの数学のテキストをもとにどの問題をどれぐらいの時間かけて解いていくのか、どんな順番で問題を解いて、どのタイミングで答え合わせをするのか、計画と言うよりも具体性が足りません。 人は自分の頭も体も自分の思い通りに動かせると思っていますが、0から100まで具体的にしておかないと人は行動できません。 抽象的なことに対しては行動を起こすことができません。 特に習慣化されていない行動や新しいことに対しては、バカバカしいぐらいにステップを細かく具体的にする必要があります。 例えば、統計の本を読んで勉強するのであれば、家に帰ってから本を読むまでのステップを細かく具体的にしていきます。 1.家に帰ったらすぐに本を取り出して1日20ページは読む 2.面白い記述があったら、それを自分の言葉に言い換えてノートに書き出す 3.問題集として使えるように、専門用語のマインドマップを最低10個は作る 4.前日のマインドマップで答え合わせをする 誰が見ても同じ行動ができるレベルで行動を具体的にしてください。 細くすればするほど行動しやすくなります。 ここから先は、モチベーションを保つための3つのポイントと、実際にテレビの世界から離れ今も挑戦し続けている過程でモチベーションを保っているDaiGo師匠がこれまで実践してきたワークなども紹介していきます。 ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたは、どんな時に何もやる気がしない状態になりますか?」【無気力状態脱出法】
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メンタリストDaiGo

慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。 人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。著書累計300万部。

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