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一問一答「あなたは、富裕層にどんなイメージを持っていますか?」【真の富裕層と一般人の違い】
2023-05-02 12:00330ptあなたは、富裕層にどんなイメージを持っていますか?
今回はストレートにお金持ちになるにはどうすればいいのかという質問をもとに、真の富裕層と一般人の違いについて 心理学的に解説させてもらいます。
「Q. お金持ちになるにはどうすればいいでしょうか?」
勉強すればいいのではないでしょうか。
お金持ちになりたいという人は、そのほとんどは答えがわかっていることで悩んでいます。
いわゆるお金持ちや一定以上の経済的地位を持っている人は、答えがない問題で悩んでいます。
全く前例がない新しいビジネスを形にするにはどうすればいいのか、これから未来はどのようになっていくだろうか、このような今答えがまだないことを考え、答えを探すのが頭がいい人たちがすることです。
頭が悪い人は、調べれば本に書いてあるし、既に誰かがして結果がわかっていることでいつまでも悩んでいます。
あるいは、自分で挑戦して試してみればすぐに答えが返ってくるようなことに対して悩み続けています。
いつまでも悩み先延ばしした結果、ようやく答えを見つけた時には、その答えはすでに誰かが見つけたものです。
これが頭がいい人と悪い人の違いですから勉強した方がいいです。
勉強すれば考えなくてもいいことや、時間を費やさなくてもいいことを見つけることができます。
大人になってから重要なのはカンニングです。
他の人たちがすでに見つけた答えが様々な本に書いてあります。
大人になってからの勉強はそれらを使えばいいわけですし、カンニングしても問題ありません。
むしろ、本を使ってカンニングしても解くことができない問題をどのようにして解決するのかということが大人がするべき戦い方です。
そこを理解していないと人生は苦労するものになります。
以上がDaiGo 師匠からの回答でした。
真の富裕層と一般人の違いとは?!
お金持ちに近づくためには、ごく当たり前に思えることを確実に続けることが大切です。
ただし、これは年収で言うと3000万円ほどまでで、そこからさらに上を目指すとなると、より独特な行動も必要になってきます。
今回は日本人を対象にした研究をもとに、年収6000万円を超えるような真の富裕層たちの秘密に迫ってみたいと思います。
日本で本当の富裕層になるためにはどうすればいいのかを考えるためには非常に参考になる研究かと思います。
野村総合研究所が行った日本の富裕層のライフスタイルについて調べたデータがあり、それをもとに京都大学が因子分析し、一般人と富裕層の違いについて調べた研究があります。
このデータでは年収6000万円以上の富裕層を対象にしています。
年収6000万円となると月に500万円は稼がなくてはならないわけですから、普通に考えて、一般的な企業でサラリーマンをするのでは稼ぐのは難しいレベルです。
そこから行動パターンや生活パターンなど様々な違いが見えてきています。
富裕層ほどシビア
研究では様々な違いが明らかになっていますが、基本的には富裕層になればなるほど、あらゆることにシビアになります。
お金の使い方も人間関係も、仕事の上でも日常生活でも、あらゆることにシビアになります。
これはケチということではなく、収入が増えれば増えるほど、明確に使うところと使わないところを区別していくということです。
お金持ちは当然お金にシビアなわけですが、中途半端なお金持ちは、よくわからないところにお金を使ったりすることがまだあります。
お金持ちになればなるほど、それが1000円2000円のことであっても、本当に必要なことなのかをよく考えて使います。
例えば、一般的な消費者は、自分が使っている商品やサービスに対するこだわりがほとんどありませんでした。
自分で調べたり自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことをあまりせず、よく見かけるものや有名なもの、有名人がお勧めしてくれたものを選んでいるようです。
およそ7割の一般的な消費者は、自分の頭でよく考えることなく、よくCMで見かけるものや、なんとなく流行っているものを選んでいます。
お金持ちは流行に流されてものを選んだりお金を使うことはありません。
富裕層は自分のライフスタイルをしっかり理解していて、そのライフスタイルに合ったものや適切な商品を選ぶことができます。
一般的な消費者は自分にとって本当に必要なものが見えていないので、お金を稼ぐことができないし、世の中や周りに流されて余計なお金を使ってしまいます。
逆に、富裕層たちの2/3は商品やサービスへのこだわりがとても強かったそうです。
これは別に高級なものやブランドにこだわるということではなく、その商品やサービスが、本当にその金額に見合うものなのかをシビアに見ているということです。
芸能人や有名人でも、少し売れて年収が上がったぐらいで、自分の年収の半分ぐらいもする車を買ったりする人たちがいます。
これは真のお金持ちのお金の使い方ではありません。
例えば、日本で富裕層向けに作られているレクサスという車があります。
このレクサスに対して、本当のお金持ちほどLのマークがついただけで100万円も高くなるのはおかしいと考えている傾向が強かったそうです。
本当の価値に目を向けて、それが金額に見合わない場合には厳しい評価を下します。
富裕層はお金を持っているので、富裕層をターゲットにビジネスをすれば儲かると安易に考える人もいます。
ですが、富裕層ほど金額に見合う価値があるのかをシビアに見ています。
絶対に買わなくてはならない理由がなければ買わないし、お金を持っているからこそ選択肢が多く、いくらでも自分で良いものを選ぶことができると理解しています。
いわゆる成金の人はブランドものがやたらと好きで、特に自分のこだわりがあるわけでもないけれど、みんなにお金持ちだと思われたいから高級な服や時計を身につけています。 本当のお金持ちは、ブランドのマークやタグが付くだけで、こんなに値段が違うのはもったいないと考えます。
お金持ちは商品やサービスを選ぶ際に流行には流されません。 流行に飛びつく富裕層は全体の10%ほどしかいなかったそうです。
いわゆるお金持ちを想像する時に、お金を湯水のように使える人を想像する人もいるでしょうが、それはミーハーリッチと呼ばれて全体の10%ほどしかいません。
これは富裕層の中でもかなりレアな人たちです。
ところが、メディアはコツコツと頑張ってお金を稼いで節約をしている富裕層よりも、バンバンとお金を使う派手な富裕層を取り上げます。 そのせいで、富裕層はお金の使い方が荒いようなイメージが強調されていますが、一般の人たちがこれを真似すると当然破産します。
皆さんは流行に流されたりメディアや CM に惑わされないでください。 世の中で流行っているからという理由でお金を使うのはやめてください。
自分にとっての必要性やこだわりを持つようにしていただけたらと思います。 それができなければどんなに稼ぐことができたとしてもお金持ちにはなれません。
真の富裕層たちは別にお金持ちになったからお金にシビアになったわけではありません。
流行に流されず本当に自分に必要なものを選ぶことができるから、富裕層になることができたわけです。
これは仕事の選択でもビジネスの選択でも同じです。
仕事における判断も、時間の使い方もシビアに考えています。
毎日の運動習慣も人間関係も、シビアに考えて物事の判断をすることができるから富裕層になれるわけです。
物事の意思決定にシビアな基準を作ってください。
これが真の富裕層になるための大事なポイントになります。
富裕層の4つの分類
このような研究結果を踏まえて、研究チームは富裕層を4つに分類しています。
①プレミアムリッチ 38%
商品やサービスに対するこだわりはとても強いですが、時間をかけられないと考えているタイプの富裕層です。
物事や商品を選ぶ自分の基準は明確に決まっていて、絶対にそれ以外のことにお金を使うことはありませんが、意思決定に時間をかけることはありません。
要するに、こだわりが強いだけの人であれば一般人にもいくらでもいます。
こだわりが強いからといって、あれこれと悩み続けて時間を無駄に浪費しては意味がありません。
富裕層たちはそれは時間の無駄だとわかっているので、すぐに判断できる明確な基準をあらかじめ定めています。
例えば、DaiGo師匠の場合であれば、着る服を選ぶ時の基準は明確です。
シワにならなくて家で洗濯できて着心地が良いという3つの基準を満たしているかどうかだけです。
自分にとって本当に大切なことや明確な基準がはっきりしていると、物事を選ぶ際も迷うことなくすぐに決めることができます。
明確な基準を持っている人がプレミアムリッチです。
このプレミアムリッチの富裕層の特徴としては、信頼できる行きつけの店があり、安心して任せることができる店員から、決まったブランドを買う傾向があります。
確かに、高級店などでは、本当に大切なお客に対しては、いつも同じ担当の人が接客していることが多いと思います。
一定以上のお金を使ってくれる人には外商の担当の人がついて、その人が新商品や新しい情報をくれたりします。
日本のプレミアムリッチは、日本の富裕層の中でも特に高齢者の中に多いようです。
年齢が高い富裕層に多く、企業経営者や弁護士などに多いタイプだとされています。
日本の富裕層全体のおよそ38%を占めるとのことです。
②情報リッチ 24%
これはDaiGo師匠のようなタイプの富裕層です。
サービスや商品の提供者以外から情報を集めるタイプです。
言われたことを鵜呑みにすることがなく疑ってかかって、もっと良いものや方法がないのかを調べまくります。
商品やサービスの良し悪しだけでなく、価格に対しても本当に価値に見合うものなのかをしっかり調べて吟味します。
提供されている情報やデータ以外からも情報を集めて、商品やサービスを探すことを好きでしています。
自分の価値基準に見合う本当にベストなものを探すタイプです。
これは比較的若い富裕層に多いタイプだとされています。
6000万円以上稼ぐ富裕層全体の24%を占めるそうです。
③コンビニリッチ 24%
これは別にコンビニで贅沢スイーツをまとめ買いして喜んでいるような人のことではありません 笑。
コンビニリッチは、基本的に消費に興味がなく、物欲がないタイプの富裕層です。
お金を使うことに興味はなく、とりあえず用事を手っ取り早く済ませたいと考えるタイプです。
例えば、家具を選ぶのも面倒なので、すべてを任せることができる業者に丸投げしていて、服を選んだり家事や掃除をするのも面倒なので、お手伝いさんを雇って任せていたりします。
お金を稼ぐこと以外に興味がないタイプがコンビニリッチです。
これは全体の24%ほどを占めていました。
これは2005年の研究なので、最近ではもっと増えている気もします。
ミニマリストで物欲もなく、お金を稼ぐことだけが楽しいというタイプの若い富裕層たちです。
④ミーハーリッチ 14%
最後がメディアによく出てくるタイプのミーハーリッチです。
わかりやすい贅沢なものを好み、流行のものにいち早く飛びついて、限定品やブランド品を買い漁る富裕層です。
周りにみせびらかすためにお金を使うお金持ちです。
これは富裕層全体の14%しかいませんでした。
ちなみに、一般人の方がミーハータイプのお金の使い方をする人が多いです。
ボーナスが入ったからといって身の丈を超えるものを思い切って買ったり、ミーハー的な消費をする人は、一般人の中では34%もいたそうです。
メディアでもSNSでも、ミーハー的な消費でドヤる人がよく見られると思いますが、それに惑わされて一般人の人が同じようなお金の使い方をするとどうなるかは一目瞭然です。
消費傾向としては、プレミアムリッチと情報リッチのお金の使い方が、一般人よりも富裕層の方がおよそ倍も多いとされています。
ミニマリストを目指す人はコンビニリッチを目指してもいいと思いますが、どこを目指すかを考えておくのも良いのかもしれません。
いずれにしても、ミーハー的な消費はお勧めしません。
富裕層と中流層の違いとは?!
別のデータで、富裕層と一般の人の違いだけだと見えてこないこともあるので、その間の中流層についても調べています。
これは年収1000万円から、本当の富裕層に入っていくにはどうすればいいのかを考えるために参考になると思います。
ここでは金融資産1億円以上を富裕層と定義し、中流階級からやや上の年収700〜1000万円のレベルを中流層と定義しています。
ここからある程度稼げることができるようになった人が、本当の富裕層になるにはどうすればいいのかが見えてきます。
富裕層はコレクションよりも投資にお金を使う!
年収1000万ほどになると、自然とお金を使ったり消費することが増えていきます。
お金に余裕ができたからと車を買ったりする人も中流階級に多かったりします。
中流階級の人は、車のコレクションを趣味にする人が全体の32%もいたそうです。
中流階級の人は車マニアの人が多いようですが、金融資産を1億円以上持っている人となると、車のコレクションを趣味にしている人はわずか10%未満だけでした。
これもメディアの中では、お金持ちと言えばたくさんの高級車を並べているイメージが伝えられています。
ですが、実際にはこんなお金持ちもごく一部の人たちだけです。
どちらかと言うと、中流階級の人たちの方が車を並べて誇らしげにしていることが多いです。
本当の富裕層はそんなことはしません。
これはメディアが意図して行っていることです。
メディアは基本的にはターゲットとして多いところを狙っています。
富裕層向けのテレビ番組を作ったところで、そもそも富裕層はごく一部の人だけですし、富裕層はテレビなんて見ません。
一般の人たちや中流階級の人に興味をもたれるテレビ番組を作ろうとしています。
ですから、メディアはごく一部の10%にも満たない、一般人がイメージしやすいお金持ちに注目してテレビ番組を作っているわけです。
それによって多くの人が誤解をしています。
これが多くの人がいつになってもお金持ちになれない理由でもあります。
ごく一部の限られたお金持ちの生活を切り取ってメディアは情報を発信するので、中流階級になったぐらいで、自分もお金持ちのように車を並べたいと考えてしまいます。
それでお金持ちになれる人はほとんどいません。
車以外に関してはそれほど変わりませんでした。
例えば、アンティークや美術品、宝石などのコレクションに関しては、富裕層も一般の人もそれなりには多かったですが、それでも中流階級の人の方が10%ほど多くなっていました。
これはそれを買おうと思うと知識が必要だからです。
アンティークや美術品はネットで調べた知識だけでは足りませんし、見極める力が必要になります。
特にこれらは維持コストもかかりませんが、車となると維持コストが半端なくなります。
比較的値段も下がりにくく資産になる可能性も高いです。
それもあり、車に比べると富裕層が手を出す可能性も高いのだろうと考えられます。
それでも中流階級の方が多いです。
そんな中、本当の富裕層たちの趣味として1番多かったのは、投資と資産運用でした。
富裕層のうちなんと40.5%は投資と資産運用が趣味でした。
それに比べて、中流階級の人たちは、投資や資産運用を趣味とする人は13.9%しかいませんでした。
一般の人たちは、投資や資産運用が趣味だと言うと、お金のことばかり考えている人だと嫌悪感を持ったりする人も多いと思いますが、本当のお金持ちになりたいのであれば、ゴルフや車に手を出す前に、投資と資産運用を趣味にしないと可能性は低くなります。
この研究では投資に対する意識調査も調べられています。
中流階級の大半の人が、銀行や証券会社等が提供する商品やサービスはどれも同じだと考えていました。
この点に対しても本当の富裕層はとてもシビアに見ていました。
富裕層たちは銀行や証券会社等が提供する商品やサービスを見るときに、わずか数百円の手数料であっても敏感に反応するそうです。
厳しい目で見て金融機関を選別しています。
投資や資産運用では小さな積み重ねが大切です。
それなのに、そんなことは小さなことだと考えてしまうのが中流階級にとどまる人です。
本当の富裕層になるためには、限られた資産をもとにして、どれだけ多くの資産を築いていくことができるかに注力しなくてはなりません。
本当の富裕層たちは、この資産を増やすゲームに絶対に負けたくない思いが強いので、決して損をしないし、1円たりとも無駄な出費はしません。
富裕層に学ぶためのオススメ
富裕層について学ぶことは重要です。
皆さんが富裕層を相手にビジネスをする場合でも将来のことを考える場合でも、富裕層がどんな生活をして何を考えているのかということを理解しているのと理解していないのでは大きな違いになります。
ウェルス・マネジャー 富裕層の金庫番――世界トップ1%の資産防衛
こちらは世界トップ1%の富裕層たちが、どのようにして資産を運用したり資産を守ることをしているのかということを教えてくれる本です。
現実離れしたレベルではありますが、読み物としても面白い本だと思います。
ザ・ニューリッチ―アメリカ新富裕層の知られざる実態
こちらはとても参考になると思いますが、アメリカで生まれた今までとは違うスタイルで富裕層になった人たちが、どのように登場してお金を手に入れたのかということが学べます。
これをそのまま日本で取り入れることができるというわけではありませんが、新しく富裕層が生まれるということを理解することが重要です。
自分にも可能性があると考えて、どのようにして資産を作った人たちがいるのかということを学んでみてください。
最新版 投資信託はこの9本から選びなさい
投資初心者の方は、まず投資信託から始めた方がいいと思います。
こちらの本は結構古い本ではありますが、投資の基本的な考え方を学ぶ上ではとても良い本だと思います。
ここから先は、真の富裕層たちの学歴や所得源、働き方や不景気でも資産が増え続ける理由について解説させてもらいます。
ぜひ続きもチェックしてみてください。
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一問一答「あなたは、人がお金の代償として何を失うと思いますか?」【富裕層のダークサイド】
2023-02-09 12:00330ptあなたは、人がお金の代償として何を失うと思いますか?
今回は、自由と成功が欲しいという方の相談をもとに、本当の富裕層の実態と、彼らがお金と引き換えに何を失ってしまうのかということを解説させてもらいます。
「Q. 誰もしないことで結果を出して、人生で自由と成功をつかむにはどうすればいいでしょうか?」
多くの人が誰も成し遂げないようなことをしたい、自由に生きていきたいと言います。
例えば、市場価格で1本50万円から70万円ぐらいのワインがあったとします。
グラス1杯で8万円から10万円ぐらいの換算になるわけですが、そうなると普通の人から考えるとバカバカしいと感じると思います。
ですが、自分が本当にそれが好きで美味しいからと思い飲むのであれば別に関係ありません。
自分の価値を自分で決めることができない人は好きなことができません。
多くの人は、1杯10万円もするワインを飲むぐらいであれば他にできることがあると言います。おそらく99%の人たちはそんなのただの無駄遣いだと言います。
ですが、本当にそこに価値を感じて飲みたいと思うのであれば、99%の意見を無視して、そこにどんな理由や背景があり自分がそれだけの価値を感じているのかということを説明することで、自分の意見を自分自身で正当化することができなければいけません。
多くの人が周りと違うことがしたい、自由に生きていきたい、お金持ちになりたいと思っているのに、評価の部分だけはみんなを参照してしまいます。
そうなれば当然ですが、いつまでたっても新しいことなんてできるはずがありません。
誰もしないこと、みんながしないことをするからこそ成功するわけであり、みんながしないことをするからこそ自分は他人とは違う独自性を持っていて、みんなができないことをしているから自分は自分で人生を選んで決めていて自由に生きているという感覚を持つことができます。
それなのに、なぜか評価の部分だけはその他大勢に委ねようとしてしまいます。
みんなと違うことをすればディスられることもあります。
批判されたり炎上することもあります。
一瞬はみんなと違うことをしたいと思うけれど、それらの圧力に耐えることができず、他人と違うことの圧力に耐えることができず、結果的にできないことが増えていき結局諦めるわけです。
他人と違うことをしようとするのであれば、重要なのは自分の価値を自分で決めることです。
一般的な世の中で言われているモノサシや他人と同じような評価基準を全て捨てて、自分が本当にしたいことをするべきです。
そして、それが成功したかどうかということを見極めるためには、どんなポイントを見るのか、その価値の決め方も同時に決めておく必要があります。
ほとんどの人がうまくいかないのは自分のやりたいことだけを決めてしまうからです。
自分のやりたいことだけをやってみんなから評価されることを期待してしまいます。
そんなことがあるはずはありません。
みんなからもし評価されたということは、それはみんながいいと思うことであり誰でもしていることです。
みんながいいと思っているということは誰かが必ずしていることで、誰もいいと思わないことを最初にやって、その結果、自分自身の指標に基づき成功して、それが何年も経ってから周りに認められるわけです。
それにより人間は自分でやりたいことをやって自由に生きていくことができます。
周りがそれを認める頃には、最初に始めた人は周りの人よりもはるか高みに登っていますので、後からそれを追いかけようとしても追いつきません。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
人はお金と引き換えに何を失うのか?
お金持ちほどケチなイメージがあったり、サイコパスになりやすいというような話もあります。
富裕層には確かにそういったダークサイドもありますが、残念ながら人間は誰でもダークサイドを持っています。
そのダークサイドをどのように活用するかが、お金持ちになれるかどうかを左右するのかもしれません。
サイコパスなどのダークトライアドは、その性質によって残酷な決定もできるようになったりします。
サイコパスは他人の感情に鈍感なので、周りの人の気持ちを察することはできませんが、それと同時に、周りから非難や文句を言われたとしても動じることがありません。
もちろん、いわゆる犯罪者のような根っからのサイコパスは危険ですが、自分自身をコントロールすることができて、程よく機能的なファンクショナルサイコパスであれば、ビジネスで必要な時だけとかリスクを取る必要がある時だけサイコパスの特性を発揮するということもできます。
この性質をいい方向に使うことができれば、他人に流されなくなります。
皆さんがサイコパスになる必要はありませんが、サイコパスのように考えたり行動することができるようになります。
これができるようになっておいた方が人生は得です。
他人に振り回されることもなくなり、どんなときも自分の意見に自信を持って行動できるようになります。
ファンクショナルサイコパスは生きるのが楽になりますし、身近な人や大切な人にだけ、そのサイコパス性を抑えればいいだけなので、サイコパスの特性は使い方次第です。
このようなサイコパスの性質について、より理解を深めたい場合には、サイコパス研究で有名なケヴィン・ダットン博士の著書がおすすめです。
サイコパスの特性についてわかりやすく教えてくれます。
サイコパス 秘められた能力
例えば、決断力が高かったり言語能力が高いなど、サイコパスの行動の中にも使える行動は色々とあります。
それらの能力はサイコパスではない人たちも学べば身につけることができるものです。
サイコパスの持っている有益な部分だけを身につけてしまおうという内容ですので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
サイコパスに学ぶ成功法則
ダークトライアドほど富裕層になりやすい?
ダークトライアドについて調べた研究を見てみると、なんとダークトライアドほど富裕層になりやすいし、富裕層になればなるほど、ダークな性質が強調されていくということです。
もちろん、だからといって富裕層はみんな悪い人というわけではありません。
人間は誰でもダークな部分があります。
その部分を上手にコントロールすることが重要ですし 、コントロールすることができるから、メリットの部分を上手に活かすことができてお金を稼ぐこともできます。
全て使い方次第ということを頭に置いた上で、ダークトライアドと富裕層の特徴について知っておいてください。
ダークトライアドと富裕層の特徴についてまとめたレビュー論文を見てみると、より高級な車を運転している人ほど、交通量の多い交差点で他の歩行者や他の車を邪魔する傾向が確認されています。
高級車を乗り回すことができるお金持ちほど、歩行者に道を譲らなかったり、他の車よりも自分の車を優先するような行動をするということです。
高級車を乱暴に乗り回している人が時折いますが、これも富裕層のダークサイドが現れているのかもしれません。
さらには、社会的階層が高い人ほど、買い物の際にレジでお釣りを間違って多めにもらったとしても返さなかったり、様々な非倫理的な行動をとる可能性が高くなったともされています。
社会的階層が高くなればなるほど、ズルをしやすくなったり、他人が間違って自分が得をしても黙っておくような行動が増えるわけです。
他にも、サイコロを振るゲームで行われた実験も見てみると、社会的階層が高い人ほど、そのゲームで賞金を受け取るために頻繁に不正を行う傾向も確認されています。
ごまかすことができる状況であれば、社会的階層が高い人ほど不正に申告して、賞金をたくさんもらおうとしました。
ただし、これらのデータは因果関係を示すほどのものではありません。
富裕層になったために不正をする傾向が高くなったのか、もともと不正をする傾向が高い人が富裕層になったのかはわかりません。
富裕層がダークトライアドな理由
富裕層ではないお金に余裕がない人たちは、生物として考えた時に、周りと助け合う必要があります。
生物として群れの中で生きていくための本能として、みんなに好かれたいし、困った時には助けてもらえるように周りに親切にしようとします。
この本能があるから群れとして成り立ちますし助け合います。
ところが、富裕層になったり社会的な力を手に入れると、それが人として良いか悪いかは別として、誰かに助けてもらわなくても生きていくことができるようになります。
富裕層ももちろん助けてもらうこともありますが、富裕層の場合には残念ながら代わりがいます。
人脈が広いし他の代わりがいくらでもいるので、自分にとって重要な人以外を優遇したり、みんなと仲良くしようとする必要がありません。
お金を稼ぐことができるようになると、全員に好かれなくても生きていくことができるようになります。
それによって自然と不正を働いたり非倫理的な行動が増えていくわけです。
これはお金を手に入れると誰でもなる可能性があります。
シケた顔をしていると将来性がないと思われる?!
人間というものはパッと見た最初のイメージで相手の印象を決めてしまうものです。
相手の顔や体型など見た目を見て1秒もかからず相手の能力や将来性を判断してしまいます。
わずか50ミリ秒ぐらいで相手の印象を判断して、それによりその後の付き合い方を決めたりしてしまいますので、第一印象が悪い人は知らないうちに損していることもよくあるわけです。
表情と他人から見たときの社会的地位や将来性の予想には結構な関連性があるという研究もあります。
ネガティブな表情をしている場合には無表情の場合に比べて、「貧しそう」「いい仕事に就いていなさそう」「将来性がなさそう」というような判断をされていました。
つまり、怒りや悲しみ、不安というような一般的なネガティブな感情を持っていてそれを相手に感じさせる可能性があるような表情をしていると、それだけで相手からは将来性が低く見られるということです。
逆に、ポジティブで幸せそうな表情をしている場合には、人間としても社会的にも豊かで将来性が高そうだと思われる確率が高かったということです。
この研究では、表情がポジティブなのかネガティブなのかということだけであり、実際にその人がどんな人なのかということは関係なかったということも分かっています。
つまり、ステレオタイプが人間の判断の基準になっています。
第一印象だけはやたらといいけれど内面はどうしようもない人が結構いたりします。
それはサイコパスなどダークトライアドです。
人間の本能として、社会的な階級や経済的なレベルが低い人ほど、普段からネガティブなことを考えていることが多くて、社会的な階級や経済的なステータスが高い人ほど、ポジティブな体験や表情をしているというステレオタイプがあり、それに頼って相手を判断しているということです。
結局、それによってダークトライアドは人間関係で得をして、その結果としてお金持ちになっているという可能性もあります。
ですから、このステレオタイプがネガティブに働くことを避けたいのであれば、人と会う前にはポジティブな思い出を思い出してみたり楽しい気分になれるようなことをするようにしてください。
気軽にできることですが、自分の表情や印象で無駄に損をしないためには大切なことです。
サイコパスと富裕層
サイコパスと富裕層について調べた研究を見てみると、低所得の人は高所得な人よりも、他人の苦しみや苦悩に敏感に反応するということが示されています。
つまり、収入が高い人は他人の苦しみが理解できず、収入が低い人は他人の苦しみに敏感になります。
これも先ほど説明したように、低所得な人は周りの人と助け合う必要があるからです。
さらに、人は誰でも自分が経験したことでなければ感情的に理解することはできません。
例えば、生まれつきお金持ちの人は、貧しい人の気持ちを理解することはできません。
ですが、これは逆も成り立ち、お金がない人も富裕層の気持ちを理解することができません。
少し間違っただけで批判されたり、自分の言動に対して、知らない大多数の人が避難をぶつけてきたりする苦しみは理解できません。
人間は相手のことを想像できるかどうかではなく、自分と同じ感情に対しては他人の気持ちを想像しやすくなる性質があります。
つまり、低所得の人は自分が苦しいから苦しい人の気持ちが理解できます。
ところが、高所得の人は自分が苦しくないから苦しい人の気持ちがわからなくなります。
別の研究で、実験参加者にがんで苦しむ子供たちの動画を見せる実験が行われています。
それによって思いやりの感情を抱く傾向と、その感情によるホルモンの分泌の変化について調べています。
それによると、誰でも可哀想だと思いやりの感情を持ちそうな動画ですが、低所得な人ほど生理的にも思いやりの感情を強く持っていました。
やはり、お金を手に入れると他人と共感しなくなるようです。
例えば、お金持ちになった途端に奥さんと別れたりする人がいますが、これも夫婦の間でこのギャップが大きくなってしまうからです。
お金を稼げるようになるまでは、奥さんの気持ちを理解できて共感し合うことができたのに、急激にお金を稼ぐことができるようになったら、奥さんに対する共感力が著しく低下し離婚してしまうわけです。
お金持ちや著名人が不倫をしたりするのも共感力の低下なのかもしれません。
普通は、こんなことをすればパートナーが悲しむと想像できるところが、その能力が低下していくわけです。
他にも、面接官役をしてもらうという実験が行われていて、そこでも、低所得な人ほど面接の候補者役の人に対して、より相手のことを理解しようとしたり、相手に寄り添う言動が増えたということです。
富裕層は面接の場面であっても、候補者に対してそれほど興味を示すことはありませんでした。
これは逆の立場になって考えればわかることです。
自分が面接を受ける側であれば、面接官が自分に興味を持って寄り添って対応してくれたら嬉しいでしょうが、採用する側や会社を経営する側として考えると、いちいち相手の立場に寄り添って考えていると、面接の是非を判断したり会社を守るためにクビにしたりすることもできません。
経営者としては、いちいち全ての人に共感していては会社を守るための判断ができなくなります。
サイコパスの特性がないとビジネスで成功するのが難しくなるということが良いとか悪いではなく、どちらかと言うと、そういう人でなければ成功できなくなっている社会構造に問題があるのかもしれません。
人は成功すると他人の感情がわからなくなるという研究は他にも色々とあります。
お金を稼げば稼ぐほど他人に共感できなくなるというのは、どうやら避けようがないことなのかもしれません。
会社を経営したい人を雇う立場になると、サイコパス的に他人に共感しない人の方が有利になります。
他人に思いやりを持つことは大事ですが、思いやりを持ちすぎた結果会社をつぶしては、経営者としては一番良くない大失敗です。
性格は悪くても、会社として利益を上げる方向に導いている経営者の方がいいと考えることもできます。
ナルシストと富裕層
ナルシストと富裕層について調べた研究を見てみると、社会的経済的に地位が高い富裕層ほど、自分は他の人よりも価値があると考える傾向があるとされています。
要するに、社会的経済的に地位が高い人ほどナルシストだということです。
ある程度プライドが高く自分に自信がないと、他の人を率いることは難しくなります。
自分に自信がなく不安を抱えている人に、誰もついていきたいとは思いません。
自分に自信を持ち自分を表現できるのがナルシストの特徴なので、そういう意味では、経営をしたりお金を稼ごうと思ったら必要な性質でもあります。
ですから、重要なのは自分の大切な人や大切な関係でこの性質を出さないようにして、ビジネスや必要な場面だけで発揮することができるようになることです。
ビジネスとプライベートをしっかり区別した上で、必要なところでダークトライアドの性質をうまく利用できる人が成功するということが見えてきます。
『悪いヤツほど出世する』という本がありましたが、「悪いヤツ」が出世するのではなく、「悪いヤツになれる人」が成功するということです。
さらに、別の研究を見てみると、富裕層ほどナルシストな傾向があるというだけでなく、自分の欲望のために他人を操ることも多いようです。
つまり、ナルシストと言うと自分はすごいと思っているだけの人のように思われがちですが、自分はすごいとアピールしているわりに結構自分より偉い人にはゴマをすったりします。
この点がただ自信がある人とナルシストの違いでもあります。
自分は重要で特別な存在だと思っているけれど、上の人に対してはご機嫌を上手にとり権力への欲求を求めます。
さらに、自分の欲望のために他人を操ることを厭わないというのが心理学的なナルシストの特徴です。
ナルシシズムのレベルが上がると昇進のスピードは変わるのかということを調べた研究があり、ナルシシズムの標準偏差が1ポイント上がるごとにCEO になれる確率が29%も高くなるということがわかっています。
この研究ではいろいろな業界を調べています。
いわゆる出世争いが厳しそうな業界であればナルシストが出世するというのもなんとなく理解できるような気もしますが、業界によっては人と人との繋がりを大切にすることが重要になる業界もあるはずです。
ナルシストが出世しやすいかどうかというのは業界によるのではないかと考える人もいると思いますが、この研究によると、ナルシシズムの傾向とCEO になる確率は会社の種類や業界とは全く関係がなかったということです。
つまり、ナルシストのレベルがほんの少し上がるだけで社長になれる確率は29%も高くなります。
しかも、この特徴はどんな業界でも見られる傾向だということです。
特に大企業になり社員全員に目が届かないような組織になってしまうと、やはり会社の上層部にはナルシストが多くなってしまいます。
大企業になるほど上層部にはナルシストが増えるわけですが、それは企業としては決して良いことではありません。
例えば、ナルシストのレベルが高くなるほど、金融犯罪や粉飾決算など企業にとってマイナスにしかならない不正な行動をとりやすいということもわかっています。
このような点で考えると、ナルシストほど上に上がるという社会の構造自体に問題があると考えることもできます。
ダークトライアドは他人を操る力?
もちろんこれらの研究やデータも因果関係を示すものではありませんので、富裕層になるからダークトライアドになるのか、ダークトライアドだから富裕層になるのかということまではわかりません。
ですが、多くの研究者はどちらもあり得るのではないかと言われています。
マキャベリストもサイコパスもナルシストも他人を操ることに長けています。
いざとなれば法律の穴を掻い潜ったりルールを変えたりしてでも自分に都合よくすることができるマキャベリスト
周りから何を言われても自分を通して他人に何を言われても動じないサイコパス
自分に圧倒的な自信を持っているから人を導く立場であるべきだと考えるナルシスト
これら3つの性質は他人を操るために重要な性質でもあります。
これらによって富裕層になりやすいということと同時に、先ほど紹介したようにお金を稼げば稼ぐほど他人に対する共感力が低下していくというような関係が考えられます。
富裕層は場合によっては自分に都合よくルールを変えたりすることもします。
ズルや不正を働いたり他人を利用しようとするマキャヴェリズムの傾向が強くなります。
それと同時に他人の感情に鈍感で、残酷な決定も他人の批判もスルーすることができるサイコパス性も持っていて、それらの能力と自分に自信を持っているナルシストの傾向も持ち合わせています。
これが富裕層のダークサイドです。
人は平気で綺麗事を口にします。
道徳的なことを口に出したり、世の中がどうなればいいのかという話で理想を語るのは構いません。
口にするのは簡単ですが、人間の脳や本能はそんなに簡単には変わりません。
戦国時代であれば、自分の親や兄弟でさえも殺していたような人たちと僕たちの脳は大差ありません。
根本的に変わらない本能について受け入れて、それをどう利用していくのかが重要であり、それが富裕層とそうでない人を区別しているのではないかと思います。
ここから先は、一般的によく言われるお金持ちはケチという話が本当なのかということと、お金持ちと貧乏人の決定的な違いにまで掘り下げて解説させてもらいます。
見せかけのお金持ちではなく本当の裕福さを手に入れたいのであれば、ぜひ続きもチェックしてみてください。
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一問一答「経済的豊かさを手に入れるために何を大切にしていますか?」【お金が増える行動】
2021-09-28 12:00330ptあなたは経済的豊かさを手に入れるために何を大切にしていますか?
今回は、お金持ちになるにはどうすればいいのかというとても端的な質問をもとに、お金持ちになる人の特徴と、本当の富裕層たちがどのような特徴を持っているのかということを解説したいと思います。
Q. お金持ちになるにはどうすればいいでしょうか?
勉強すればいいのではないでしょうか。
お金持ちになりたいという人は、そのほとんどは答えがわかっていることで悩んでいます。
いわゆるお金持ちや一定以上の経済的地位を持っている人は、答えがない問題で悩んでいます。
全く前例がない新しいビジネスを形にするにはどうすればいいのか、
これから未来はどのようになっていくだろうか、
このような今答えがまだないことを考え答えを探すというのが頭がいい人達がすることです。
頭が悪い人は、調べれば本に書いてあるし、既に誰かがして結果が分かっていることでいつまでも悩んでいます。
あるいは、自分で挑戦して試してみればすぐに答えが返ってくるようなことに対して悩み続けています。
いつまでも悩み先延ばしした結果、ようやく答えを見つけた時には、その答えはすでに誰かが見つけたものです。
これが頭がいい人と悪い人の違いですから勉強した方がいいということです。
勉強すれば、考えなくてもいいことや時間を費やさなくてもいいことを見つけることができます。
大人になってから重要なのはカンニングです。
他の人たちがすでに見つけた答えが様々な本に書いてあります。
大人になってからの勉強はそれらを使えばいいわけですしカンニングしても問題ありません。
むしろ、本を使ってカンニングしても解くことができない問題をどのようにして解決するのかということが大人がするべき戦い方です。
そこを理解していないと人生は苦労するものになります。
お金持ちの6つの特徴
ドイツのミュンスター大学の研究でドイツに住んでいる130人の富豪を対象に行われたものがあります。
その結果6つの特徴が示されています。良いところが4つと悪いところが2つです。
1. 外向性が高い
外向性が高いというのは、要するに人見知りしないということです。
2. 開放性が高い
開放性とは好奇心のことです。
色々なことに興味を持ったり新しいものに興味を持ったりすることです。
3. 誠実性が高い
要するに仕事をする時には真面目に働くということです。
意外と真面目にコツコツ働くタイプが多いということです。
4. 神経症的傾向が低い
神経症的傾向とはメンタルの弱さです。
要するにメンタルが強く感情が安定しているということです。
外向性と誠実性と感情の安定は鍛えることができますので、お金持ちの性格は作ることができると言えます。
5. 協調性が低い
やはり、結構わがままだったようです。
お金を持ったからそうなったという可能性もありますし、もともと協調性が低いから人に流されず自分でビジネスをして成功したという可能性もありますのでなんとも言えませんが、協調性が低い方も大丈夫と考えることができます。
6. ナルシスト傾向が高い
自分のことが大好きでした。
ナルシストにも良いナルシストとそうでないナルシストがいて、良いナルシストは自分のことが好きでもっと好きになれるように努力するタイプです。
まとめると、
人見知りはせず好奇心旺盛で、真面目にコツコツするのが好きで感情が安定している。
そして、協調性はなくわがままだけれど、自立していて自分が好きで自分の能力を磨くタイプということです。
人間の性格は根本的には変えることはできなくても 、その人達が取りそうな行動パターンを意識するだけでもお金持ちには近づくのではないでしょうか。
お金持ちになる考え方を身につける
先ほど紹介したように、お金持ちには性格的な特徴もあり、そこから日常の物事に対する行動も変わってきます。
ですから、そもそもどのような考え方を身につければ、科学的に見てお金持ちになりやすいのかということを考察してみます。
「人生の目的」
人生のできるだけ早いうちからの対策が重要です。
カールトン大学などの行なった人生の目的と年収に関する研究を見てみると、どうやら若い頃から人生の目的がはっきりしている人は年収が高くなるようです。
この研究で被験者にどれぐらい同意するかということを尋ねるために使われた質問を紹介します。
みなさんも自分がどれだけ当てはまるか考えてみてください。
<1> 目的のない人生を送る人もいるが、私はそうではない。はっきりとした人生の目的を持っている。
<2>私はその日その日を生きていて、未来のことを本気で考えたことはない。
<3>時折人生でやるべきことはすべてやり遂げたと感じることがある。
人生の目的がはっきりしている人というのは、世の中には目的がない人生を送る人もいるけれど、自分ははっきりした人生の目的を持っていると考えていて、人生でやるべきことはまだまだたくさんあり、そのためにもこれからもっと成長しなければいけないと考えている人です。
つまり、目的がハッキリしていて計画性があり常に成長を求めているということです。
この研究では、参加者全員のパーソナリティテストを行った上で、人生の満足度やその人達の年収や資産までチェックしています。
その結果、人生の目的が与える大きな影響が4つのポイントから見えてきます。
ポイント1 :人生の目的の感覚が強い人ほど、年収も高く資産の量も多い
ポイント2 :10年後の再調査でも、人生の目的の感覚の強い人ほど年収と資産の量は増えていた
ポイント3 :人生の目的の感覚による年収のアドバンテージは、35歳までの若者に強く確認された
ポイント4 :人生の目的の感覚が標準偏差で1増えるごとに、9年間で資産に20857ドルの差が出る
まず、人間の性格や人生に対する満足度、教育レベルなどすべてを調整しても、人生の目的の感覚が強ければ強い人ほど年収も資産も増えるということです。
それは10年後の再調査でも確認されて、10年単位で考えても人生の目的が明確な人ほどお金を稼ぐことができるということです。
そして、そんな中でも特に人生の目的を明確に持つことで最も年収が高くなる時期としては、20歳から35歳の頃だとされています。
さらに、データによると人生の目的の感覚が標準偏差で1増えるだけでも、9年間で資産には200万を超えるほどの資産の差が出ていたということです。
研究チームによると、人生の目的感が長期的な目標を成し遂げるようなモチベーションを高めるのだろうと推測されています。
要するに、人生の目的がはっきりしている人ほど、自制心を発揮して長期的な目的のためにコツコツと頑張ることもできるということです。
皆さんも自分の人生の目的を明確に保つように努めてください。
自分と向き合い人生の目的を明確にするためには、Dラボでは、自己省察と知的謙遜の放送を参考にしてください。
特に自分の人生に何を求めるのかという自己省察によって、自分の人生に明確な目的を見出すことでお金も稼ぐことができるようになるということです。
富裕層の考え方と投資を学ぶためのおすすめ
文庫・スノーボール ウォーレン・バフェット伝 (改訂新版)〈上・中・下 合本版〉 (日本経済新聞出版)
これは世界一の投資家であるウォーレン・バフェットさんの自伝です。
彼の実際の考え方や、損をしないということがどういうことなのかが分かると思います。
投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識
市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学 (日本経済新聞出版)
この2冊はハワード・マークスさんの本ですが、バフェットさんも珍しく絶賛したという本になります。
普段から投資をされている方にはとても参考になると思います。
ブラックストーン・ウェイ PEファンドの王者が語る投資のすべて
名だたる世界トップクラスの経営者やビジネスマンたちに関わってきた、かなりの実績を持たれた方の本です。
ニューヨークタイムズのベストセラーにもなっていて、読み物としてもとても面白いと思います。
ウェルス・マネジャー 富裕層の金庫番――世界トップ1%の資産防衛
本当のお金持ちの世界とはどんなものなのかというようなことがわかる本です。
世界トップ1%のとんでもない金持ちの人達は、どのようにして自分たちの資産を守っているのかということが書かれています。
プライベートバンクは、富裕層に何を教えているのか?――その投資法と思想の本質
こちらは資産が1億円を超えたらそこからどう増やしていくのかということを学ぶことができる本です。
最新版 投資信託はこの9本から選びなさい
投資初心者の方にはこちらの本がおすすめです。
少し古い本ですが、考え方はそのまま使えますし十分に参考になると思います。
ここから先は、日本の富裕層の特徴について調べられた研究をもとに、より具体的にどんな考え方が大切になるのかということを解説していきます。
ほとんどの富裕層は、自分がどれだけの資産を持っているのかということをわざわざ公表する必要がありません。
そのため、このような知識はなかなか表に出ないものです。
人間にはお金の話をするだけで嫌な人に思われてしまうというようなバイアスがあります。
それにより当然ですが本当のお金持ちは情報発信しなくなり、そうなれば経済格差はますます広がっていきます。
真の富裕層についての理解を深めて自由を手に入れたいという方は、ぜひ続きをチェックしてみてください。
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