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  • 一問一答「あなたは浮気をしたことがありますか?」【不倫の心理学】

    2021-11-13 12:00  
    330pt
    あなたは浮気をしたことがありますか?
    浮気や不倫で後悔しないためにどんなことに気をつけていますか?

    皆さんは浮気をしたことがあるでしょうか?
    実は、浮気や不倫というものは決して珍しいものではなく、自己申告レベルでも、女性で40%、男性で50%程度は浮気を経験したことがあるというデータもあります。

    芸能人やタレントが浮気や不倫をしたというニュースが出るたび、その人を非難したり叩いている人も多いですが、そのおよそ半数は、自分も浮気をしたことがあるか、今しているか、これから先にする人たちですから、そもそも叩く権利がない人です。

    今回は、そんな浮気や不倫の問題について、結婚前の交際中に浮気をしていたことが発覚して悩んでいる方からの相談をもとに、浮気の問題で傷つかないための心理学について紹介させてもらいます。

    Q. 妻が結婚前の交際中に浮気していることが発覚しました。結婚生活を続けていこうと日々頑張っていますが、時折そのことを思い出してつらくなり離婚した方がいいのか悩んでいます。相手の過ちを受け入れる良い方法はあるでしょうか?

    相手が浮気をしたかどうかということと、自分が相手のことを好きかどうかということは関係ないのではないでしょうか?

    僕は自分のパートナーがいたとして、仮に浮気されたところで何とも思いません。
    肉体関係を結んだぐらいのレベルで離れるぐらいであれば、最初から結婚しなければいいと僕は思います。
    他の人と1回や2回関係を持ったところで何か変わるのでしょうか?

    そもそもパートナーというのは、つらいことを乗り越えていくための関係です。
    相手が間違うこともありますし、自分が間違うこともあります。
    たとえ相手がひどい間違いをしたとしても一緒にいることができるということを考えてから、僕は、するとしたら結婚すると思います。
    それが許容できないのであれば、結婚するべきではなかったということではないでしょうか。

    結婚する際の最低要件は相手を許せるかどうかです。
    自分が相手のことを好きかどうかということと、相手が自分を好きかどうかということも全く関係ありません。
    どうしても嫌なのであれば離婚すればいいでしょうが、僕は相手が他の人と1回や2回関係を持ったぐらいで別れるのであれば最初から結婚しません。


    夫婦・カップルのためのアサーション: 自分もパートナーも大切にする自己表現
    こちらの本は参考になると思います。

    考えてもらいたいですが、肉体関係をこえるような精神的な関係があるからこそ結婚するはずです。
    夫婦になり長い年月をともに暮らせば、当然ですが、お互いに歳もとり肉体的な関係の頻度も減ってきます。
    そんな中、たくさんの思い出を重ねてお互いに共通の友人がいたりたくさんの積み重ねがあるはずです。
    そんな関係でありながら、他の人と1回や2回関係を持ったぐらいで別れると言うのであれば、そもそもそんな相手とは結婚しない方がいいと僕は思います。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    見切りをつけるべき男女関係の5つの特徴

    DaiGo師匠への相談では、浮気や不倫の問題についてのものも結構多いです。
    男女関係は何かと難しいわけですが、ずっといい状態が続くということもなければ、最初から悪かったということもないはずです。
    どうしても浮き沈みがあるわけですが、その中でどのようにして2人が関係を保っていくかということが重要になってくるわけです。

    浮気や不倫の問題だけでなく、男女の関係が終わる時というのは、様々なきっかけがあります。
    その兆候として、気をつけておいて欲しい5のポイントについてまずは紹介しておきます。

    ポイントその1 :キスが最近減ってきた

    満足度が高い夫婦であっても逆に浮気や離婚が増えてしまうということもあり、夜の生活に対する満足度というものは夫婦関係の良さのバロメーターにはならないということが分かっています。

    それでは、何が2人の関係の良さを示してくれるのかというと、それがキスの頻度です。
    キスの回数が多いカップルや夫婦は、そうでないカップルに比べて問題も起こしにくいですし、浮気や不倫のリスクも少なく離婚や破局のリスクも減るということと同時に、関係に対する満足度も有意に上がるということが分かっています。

    付き合い始めた頃や結婚したての頃に比べて、皆さんのキスの頻度はどうでしょうか?
    明らかに回数が減っていたり、そもそも最近いつしたのかも思い出せないという状況でしたら、それはかなり危険な状態かもしれません。

    ポイントその2 :浮気を疑われた

    人間というものは面白いもので、自分が浮気をすると相手の浮気を疑うようになるということがあります。
    いわゆる自己投影というものですが、人間には自分自身を相手に移して似ているところがあるかということを気にする癖があります。
    人間は、未知のものを理解しようとする時に、自分とどれぐらい似ているのかということから判断しようとします。
    自分に無い要素というものはなかなか判断がつかないものです。

    ですから、昔は浮気を疑うようなことは全くなかったし、自分自身も全く疑われるようなことをしていないのに、急にパートナーが浮気を疑い始めたとしたら、それは本人が浮気をしている可能性が高いということになります。
    もちろん、それだけで相手が浮気をしていると断定できるわけではありませんが、そもそも他人の浮気を疑うということ自体関係としては終わりだと思います。
    当然ですが、それは相手を信じることができていないということだからです。

    急に浮気を疑い始めたら関係は終わりだと思った方がいいのかもしれません。
    相手が皆さんに対しての気持ちが冷めているのか、浮気をしているかのどちらかの可能性が高いです。

    ポイントその3 :友達が浮気や不倫をした

    浮気や不倫というものは薬物中毒のようなもので、繰り返す人は何度でも繰り返すということがあります。
    浮気を繰り返していつまでたっても治らない人など、浮気をしやすい人の特徴としては色々とありますが、その人自身の性格というよりも人間関係の方が浮気のしやすさと相関しています。

    浮気や不倫が多かったり、男遊びや女遊びが好きな友達が皆さんのパートナーの周りにいた場合には、皆さんのパートナーも浮気や不倫をしてしまう可能性は高くなるということです。

    ポイントその4 :最近急に収入が上がった

    人間には、自分がお金を充分に持っていると感じると、より魅力的なパートナーを探し始めるという傾向があります。
    急な収入の上昇には気をつける必要があります。

    ポイントその5 :声をかけてもスマホを触り続けることが多い

    自分がパートナーに声をかけても、そのままスマホを触り続けることが多くなった場合には気をつけた方がいいです。あなたに冷めているか浮気をしているかの可能性が高いです。

    長続きする男女関係とそうでない男女関係について調べた研究によると、良い関係であるカップルや夫婦、あるいは、いい関係が続くカップルや夫婦であれば、パートナーが10回声をかけたとしたら9回手を止めてくれます。

    ところが、破局しやすいカップルや夫婦の場合や、状況がかなり悪くなっているカップルや夫婦の場合には、パートナーが10回声をかけたとしてもそのうち3回しか手を止めてくれないということです。

    ぜひあなたも試してみてください。

    浮気や裏切りについて学ぶおすすめ本

    今回のおすすめの本としては、浮気や人間の裏切りについて理解を深めるために役立つであろう本をいくつか紹介しておきます。

    相手は変えられない ならば自分が変わればいい: マインドフルネスと心理療法ACTでひらく人間関係 (単行本)
    パートナーの浮気を疑ってしまう人もいるでしょうが、まずは自分を変えることが大切です。
    実際に浮気しているのであれば別ですが、気になってしょうがないというような方はこの本をぜひ読んでみてください。


    マインドフル・セルフ・コンパッション ワークブック

    浮気男ばかりに引っかかてしまうというような方にはこちらの本がおすすめです。
    失恋した後などにはこの自己評価が下がってしまうわけですが、この自己評価が下がっていると変な相手にひかかってしまいます。

    ですから、そんなやばい相手に引っかからないためにも自分の自己評価を高める必要があります。
    自分を受け入れて自信を高めるためにはセルフコンパッションが大切になります。


    恋愛依存症 - 苦しい恋から抜け出せない人たち
    すでに今しんどい恋愛をしていたり、つらい恋愛から抜け出したいという方には、こちらの本をおすすめしておきます。


    信頼はなぜ裏切られるのか―無意識の科学が明かす真実

    夫婦関係が良ければ浮気もしないだろうと考える人もいるかもしれませんが、それも実際には間違いです。
    ひとえに人間関係や環境によるものが大きいということです。
    そんな環境について学ぶのであればこちらの本がおすすめです。

    浮気と離婚の価格

    人生におけるライフイベントでの幸福度を金額に換算するという研究があり、それによると、「浮気の価格」はおよそ400万円ほどとされています。

    浮気をして裁判になり損害賠償を請求された際の金額がおよそ400万円ぐらいとされています。
    もちろん、財産分与や非がある場合や、慰謝料などを請求される場合もありますので、一概には言えませんが、この研究ではそういうことは関係なく、本人の幸福度のアップダウンによって測ったものです。

    女性の離婚のダメージ

    女性が離婚することにより受けるダメージをお金に換算すると -4,977ポンドです。これは当時のレートで日本円に換算するとおよそ74万円です。

    女性が離婚により受ける幸福度の低下は意外と少ないということです。
    確かに、失恋や別れた時も同じだと思いますが、女性の方が結構早く立ち直ることができたり、新しい彼氏ができたりすると以前の彼氏のことはすっかり忘れているということも多いような気もします。
    女性は割と立ち直りが早いということがこの研究からもわかることです。

    女性はわずか74万円のダメージで離婚するということですから、男性の皆さんは気をつけた方がいいのかもしれません。

    男性の離婚のダメージ

    女性が受けるダメージが74万円だとしたら、それに比べて男性はどれぐらいのダメージだと皆さんは思いますか?

    なんと、男性の離婚で受けるダメージをお金に換算すると-61,116ポンドでした。これは日本円に換算するとおよそ916万円です。
    女性に比べて12倍程度のダメージがあるということです。

    ですから、離婚によって女性は74万円のダメージしか受けませんが、男性は916万円分もの精神的なダメージを受けるわけです。
    1000万円近く失った時と同じぐらいのダメージがあるということです。
    男性の皆さんは離婚にはくれぐれも注意した方がいいと思います。

    ここから先は、さらに浮気にまつわる意外な心理学から、男女別の浮気の防ぎ方まで解説していきます。
    浮気で苦しまないために、ぜひ続きをチェックしてみてください。