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2019年11月の記事 20件

(再配信)幸せになる仕事の選びかた9つの法則〜Oxford大学式 キャリアと職業選択の科学

今の時代に、一つの仕事をずっと続ける人は、ほとんどいないと思います。 キャリアアップのためには転職も必要になったり、転職を重ねてスキルアップにより独立したり起業する人も多いわけです。 自分がどのようにキャリアを重ねていくべきなのか、どのような仕事を選べばうまくいくのかということを誰でも知りたいはずです。 今回は、前半で自分に合う仕事をどのように探せばいいのか、後半でどうすればキャリア選択がうまくいくのかという内容を紹介します。 仕事でどのようなキャリアを重ねるかということは人により違います。 ひたすらエリート街道を進みたいという人もいれば、無理をすることなく自由を大切にしたいという人もいます。 今回は、どのような人であっても、幸せに生きるための仕事選びとキャリアの作り方になりますので、多くの方に役立つ内容になるかと思います。 ▼その仕事で自分は上手くやっていけるか事前に分かるの? 就活の場合は、どこにも働き口がないと困るので、とりあえず就職するということもあると思いますが、転職の場合は、就きたい仕事や条件のいい仕事を選んだり、自分にもっと向いている仕事を自分で考えると思います。そういう意味で、転職をする方が職業選択としては有利なのではないかと考えられます。 アイオワ大学の研究をもとに、転職後(就職後・独立後)に自分がその仕事でパフォーマンスを発揮することができるのかということを事前に調べる方法があるのかということを説明します。 仕事を選ぶ時には誰でも迷うはずです。自分がその仕事でうまくやっていけるのか、その仕事は自分に向いているのか、就活の時も、転職や独立をする時も、悩むと思います。 結論としては、悩んでも無駄です。 1998年にアイオワ大学が行った研究によると、自分がその仕事でパフォーマンスを発揮することができるかということを事前に予測することは全く不可能だということが分かっています。 職業適性検査なども色々とありますが、実際にその仕事でパフォーマンスを発揮することができるかどうかということは事前に予測することができないので、悩むだけ無駄だということです。 この研究では、過去85年間に行われた職業適性研究から、信頼性の高い19件の研究を選んでメタ分析を行っています。 その結果として、職業の適性を図るための様々なテストがありますが、相関係数が0.6を超えるものがありませんでした。つまり、調べることで次の仕事でパフォーマンスを発揮することができるかどうかを事前に確認することができるものはなかったということです。 【実際にその仕事に就いた後にパフォーマンスを発揮することができるかどうかということとの相関】(1.0:完全な相関/0:全く相関がない/−1.0:完全な逆相関) ワークサンプルテスト(責任のあるインターンのようなもので、実際に仕事の一部を体験):0.54 IQ テスト:0.51 事前に質問を決めるタイプのインタビュー(いわゆる面接):0.51 ピアレーティング(グループディスカッションによる他者評価):0.49 職業知識テスト:0.48 インテグリティテスト(企業への忠実性を図るテスト):0.41 事前に質問を決めないタイプのインタビュー(いわゆる役員面接):0.38 似たような職業の経験:0.18 学歴:0.10 筆跡テスト:0.02 年齢:−0.01 面接などで使われているほとんどのテストにおいて、その人が、実際に仕事に就いた後にパフォーマンスを発揮するかどうかを判断することができないということが分かったということです。 要するに、やってみないとわからないということです。 やってみないとわからないわけですから、大事なのは自分に合っている仕事に就くことではなく、実際に仕事をしてみて、その仕事の方法を工夫していくことで自分のキャリアをより満足できるものにしていくことです。  1つの仕事で人生が決まるわけではありません。先々自分の天職と呼べる仕事を見つける場合も、独立や起業をする場合も、キャリアというものは繋がっていくものです。そういう意味で、大事なのはどんな職業に就くか選ぶことではないのかもしれないということです。 当然ですが、僕たちは働くために生きているわけではなく、幸せになるために働いています。では、幸せになるためのキャリアはどのようにして作ればいいのでしょうか。 2018年にオックスフォード大学のウィリアム・マッカスキル博士が、幸福なキャリアを送るためにはどうすればいいのかということをサーベイし、そのポイントを9つの法則として纏めてくれています。 ここから先の、皆さんのキャリアをより幸せなものにする方法を知りたい方は続きをどうぞ。  

(再配信)幸せになる仕事の選びかた9つの法則〜Oxford大学式 キャリアと職業選択の科学

(再配信)自分を操る超記録術~計画より記録が自制心を高める

人生を変える 記録の力 posted with amazlet at 19.11.26 メンタリストDaiGo 実務教育出版 売り上げランキング: 214 Amazon.co.jpで詳細を見る 皆さん、色々な節目において目標を立てると思いますが、そもそも何のために目標を立てるかと言うと、自分のやるべきことを明確にするためです。では、なぜやるべきことを明確にするかと言うと、明確にすることで達成するためです。 ということは、目標を立ててでも達成できなければ何の意味もありません。 どうすれば達成する確率が高まる目標を立てることができるのかということが、とても重要になります。 ところが、目標をどんなに上手く立てたとしても、目標達成率は上がりません。 どうすれば目標達成率が上がるかと言うと、大切なのは記録です。記録をとるということが、目標達成のためには、計画を立てるよりもはるかに大事です。 事細かに記録をしていくことで、人間はモチベーションが上がるし達成に向けて続けることができるようになるということです。 ▼なぜ記録が大切なのか 記録をすると意志力が高まります。物事を記録することで、自分をコントロールする能力や自分を客観的に見る能力が高まります。 あらゆる記録は意志力を高めます。 元々人間はセルフモニタリング能力といい、自分を客観的に見る能力を持っています。この能力が高い人ほど、物事を冷静に進めることができて、ダイエットや色々なことがうまくいくっていうことが分かっています。 このセルフモニタリング能力を高めるにはどのすればいいのかという研究がいくつかあります。 有名なものでは、1981年に注意力と自己制御というタイトルの論文があり、この中の実験で、ダイエット中の参加者たちに、お菓子を好きなだけ食べてもいいと言った時に、鏡を目の前に置いた状態でお菓子を食べさせたグループと、何もなく普通にお菓子を食べさせたグループでは、明らかに鏡がある場合の方が、ダイエット中の人たちはお菓子を食べませんでした。 つまり、人間は自分が見えている状態を意識すればするほど、自分をコントロールする力が増えるということです。 他にも、2015年の論文によると、鏡の前で食事をしてもらったグループと、普通に食事をしてもらったグループで比べると、鏡を前にして、自分が食べているところが見える状態だと、高カロリーな食品に手を出す確率が1/3まで減ったということです。 ですから、一歩引いて自分のことを客観的に見えている状態を作ることが、目標達成のためには重要だということです。 POINT▶︎ 記録=自分を客観的に見るために最適なテクニック 多くの人は、今日どれぐらいの時間を何に使ったかを分かっていないものです。自分が今日した仕事や勉強がどれくらい進んだのかということを理解できていないと、先ほどの鏡がない状態だと言えます。鏡がないと自分をコントロールできなくなってしまいます。 客観的に自分を見る能力を鍛えて、自分をコントロールする力を養うために最も大事なのが記録です。 計画や目標を立てることは、もちろん大事です。計画や目標を立てることで、今何をするべきかが見えてきますが、それが分かってもなかなか実行できないのが人間です。 分かっているのにできないのは、自己コントロール能力がついてきていないからです。それは客観的に自分を見る力、つまり、記録が足りなかったということです。 僕の場合であれば1日3回振り返ります。お昼・夕方食事をする前・寝る前の1日3回行動した内容をアップルウォッチの音声入力でカレンダーに記録します。そうすると振り返る回数が増えて、足りなかった時間や効率が悪かった時間を把握することができるようになります。 人は常に自分を客観的に見ようと思ってもなかなか見れないものです。それを後からでも振り返ることができるように、記録することが大事だということです。 スタンフォード大学のケリー・マクゴニガルさんも同じようなことを言われていて、人間の意志の力というものは、三つに分かれているとされています。 1. やる力:やるべきことをやり抜くための力 2. やらない力:やめたい習慣を止めるための力 3. 望む力:重要な目標を思い出すための力 この3つが大切です。やるべきことをやるための力、やってはいけないことを止めるための力、そして、自分が何をやるべきなのかということを意識して定期的に思い出す力が大事だということです。 自分が何をするべきなのか、自分が時間を何に最も使うべきなのか、ということを常に思い出すことによって、人間は正しい行動をとることができるようになります。 記録を取ることで、この自分のやるべきことを意識することができます。 自分の目標としていることを記録し続けることが大事です。勉強であれば勉強量、ダイエットであれば体重や食事量、そういったものを記録し続けることが大事です。 今回は、何をどのように記録し続ければいいのかということを徹底的に解説していきます。 目標の達成率を科学的にアップさせるための3つの記録のポイントと、目標の達成度を高めるための記録の仕方などを解説させてもらい、皆さんがより少ない労力で目標を達成するための方法から、様々な記録を使ったみなさんが前に進むためのテクニックを紹介していきます。 ご覧になりたい方は続きをどうぞ。 

(再配信)自分を操る超記録術~計画より記録が自制心を高める

(再配信)人間関係から投資判断にまで使えるペンシルベニア大学式12のデバイアスガイド

2013年にペンシルベニア大学が行なった研究で、デバイアス(バイアス解除)の文献を洗い直してガイドラインを設けてくれたものがあります。 この研究では、バイアスが起きる原因を明確に特定してくれています。 人間には、システム1(直感で瞬間的に物事を決めるシステム)とシステム2(論理的に物事をゆっくり考えて決めるシステム)があり、この2つのシステムの対立がバイアスを生み出しているということです。 僕たちは、直感で決めて失敗することもあるし、じっくり考えたのに失敗することもあります。 皆さんが、思い込みに左右されないためのガイドラインを紹介します。 これにより、まず人間関係が楽になります。人間関係は変な思い込みによりこじれるものです。 さらに、職業選択や投資、恋愛など、人生の様々な場面において、バイアスにより失敗をして、そこから大きな損につながることを無くすための12のチェックリストです。 毎回毎回分かっているのにダメな男に引っかかる、何度も何度も転職しているのにいい仕事にたどり着けない、分かっていたはずなのに投資チャンスを逃してしまう・・・なぜこんなことが起きるのでしょうか。 人間は変化を嫌うものです。変化したくないので、同じ選択ばかりを繰り返してしまいます。新しい視点が生まれないように、脳は皆さんに錯覚を与えてきます。これに打ち勝つ方法を紹介します。 1. 教育 まずはデバイアスの基本ですが、バイアスの存在を知ることです。 正しくそのジャンルのことを勉強すればするほど、バイヤスにかかりにくくなります。例えば、経済学部の学生を対象にした調査で、経済学を長く学んでいる人ほど、サンクコストバイアスに強くなったり、サンプル数の少ない統計データに対しても、警戒心が強くなるということが分かっています。つまり、経済について勉強すれば、経済に関するバイアスにはかかりづらくなるということです。 ところが、そのジャンルの専門家がバカなことを言うこともあります。これはなぜ起きるのでしょうか。 それは、勉強し続けることが必要だからです。 勉強時間の長い人の方がバイアスにかかりにくいということが、ラボの実験でも確認されていますし、統計や経済を少し勉強するだけでも、その直後からバイアスの回避する能力が高くなります。簡単な統計の本でもいいので、読んでおくことをお勧めします。勉強するとその直後からバイアスを回避する能力は高まり、その後、2〜3週間にわたってそれは続きます。 ただし、勉強を続けないと、再びバイアスに飲み込まれやすくなります。 専門家がバイアスに引っかかりバカなことを言い始めるのは、勉強を続けていないからです。自分は分かっていると考えることで、バイアスに引っ張られてしまいます。残りの2〜12のデバイアスのテクニックを知りたい方は続きをどうぞ↓ 

(再配信)人間関係から投資判断にまで使えるペンシルベニア大学式12のデバイアスガイド
科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜

メンタリストDaiGoの「Dラボ」の知識をより活用したい方のためのブログです。 ※紹介する本のAmazonリンクはアソシエイトリンクを使用しています。

著者イメージ

メンタリストDaiGo

慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。 人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。著書累計300万部。

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