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2023年1月の記事 13件

一問一答「あなたが、思い出すことができず悔しかったのはどんな時ですか?」【記憶定着法】

あなたが、思い出すことができず悔しかったのはどんな時ですか? 今回は、読みたい本がたくさんあるのに積ん読してしまうという方の相談をもとに、勉強したり学んだりした内容をしっかりと記憶に定着させるための方法について紹介させてもらいます。 「Q. 読みたい本がたくさんあり溜まっていってしまいます。何か良い方法はあるでしょうか?」 本の最初と最後をまず読むようにしてみてください。 積ん読で悩んでいる人にいつもおすすめするのは、本の最初と最後の1章でもいいのでまずは読む方法です。 人間は空白や欠落を嫌う生き物なので、最初と最後を読むとその間が気になります。 それが読み通すモチベーションになります。 読みたい気持ちが高まる上に記憶に定着もしやすくなるのでおすすめです。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 やらなきゃ損する12の記憶定着法 知識や情報を覚えたら、それを覚えた後にしなくてはならないことがあります。 どうしても思い出せない時の思い出し方についても紹介させてもらいます。 1. 次の情報を覚える前に40秒だけリプレイ 効率良く勉強しようと考えると、ひとつの勉強を終わらせたらすぐ次に取り掛かろうとしがちです。 間の余計な時間はなくして、ゴリゴリと必死に勉強しようとする人も多いですが、特に難しいことを覚えたら、次に進む前に目を閉じて40秒だけそのことを思い出してみてください。 サセックス大学の研究で、男女の参加者を集めて動画を26本見てもらいました。 半分のグループには、動画を見終わった後に目を閉じて40秒だけその内容を復習してもらいました。 その後2週間時間をあけて、見た動画の内容をどれぐらい覚えているかチェックしました。 2週間経てば大抵のことは忘れてしまいますが、目を閉じて頭の中で動画のリプレイをしただけで、2週間経っても多くの人がその内容を覚えていました。 ところが、この40秒のリプレイをしなかった場合には、ほとんどの人がその内容を綺麗に忘れていました。 たった40秒頭の中でリプレイするだけでも、記憶への定着の仕方は全く違ったということです。 ちなみに、頭の中でリプレイした場合でも、内容を声に出した場合でも効果は同じだったそうです。 勉強した内容でも本で読んだ内容でも、学校や電車の中だと、どうしても声に出してリプレイするのは難しい状況が多いと思います。 そういった場合は、目を閉じて40秒だけリプレイすると、それだけでも記憶の残り方がかなり違うと思います。 研究チームによると、事故や犯罪の目撃者が、その状況や内容を正確に思い出すためにも応用できると言われています。 事故や犯罪、何かしらの決定的な瞬間を目撃した際に、多くの人はその記憶を改ざんしてしまいます。 その記憶の改ざんを防ぐために、覚えておかなくてはならないことを見た時には、その場で目を閉じて頭の中でリプレイすると、その出来事に対する記憶を定着させることができます。 これは授業を受けている場合でも読書している場合でも使えます。 オンラインの授業を受けているのであれば、一旦再生を止めて頭の中でリプレイすることもできますし、教室で授業を受けているのであれば、重要なポイントについて先生が話している様子を要所要所でリプレイするようにしてください。 ちなみに、人の名前を覚えるのが苦手だという人の場合であれば、相手が名刺を渡したり名乗っている時の映像を想像して頭の中でリプレイします。 相手の注意がこちらからそれているタイミングで上手に使えば、人の名前だけでなく様々な場面で使えるテクニックだと思います。 2. あえて忘れる努力をする 人は忘れようとすればするほど記憶に残りやすくなります。 ギーセン・アンド・マールブルク病院の研究で、手術前の患者さんを対象に複数の単語を覚えてもらう実験を行っています。 一生懸命覚えてくださいと伝えた場合と、同じように単語を見せて忘れるように努力してくださいと伝えた場合で比べています。 この実験の患者さんはてんかんを抱えていて脳内に電極を埋め込む必要がありました。 それによって覚えようとしている人と忘れようとしている人の脳の違いについて明らかにしようとした研究です。 その結果、忘れようと意識すればするほど、記憶を司る上で非常に重要な働きをしている背外側前頭前野や海馬で、脳波の振動数が上昇して、忘れようとしているのにより脳が活性化していたということです。 さらに、忘れようとしている人の方が覚えようとしている人よりも10%も多く単語を覚えていました。 ですから、勉強や読書をしていて、大切な内容を覚えたと思ったら、それを忘れる努力を適宜してみてください。 どうやったらそれを忘れることができるだろうかと考えていただけると、それだけで10%も多く記憶に定着させることができます。 例えば、読書をしていて重要な部分を覚えたと思ったら、その中でどのポイントを忘れたら思い出せなくなるだろうかと考えてみてください。 自分が覚えた記憶のウィークポイントを探してみてください。 ウィークポイントを見つけたら、それについて一生懸命忘れる努力をしてみてください。 致命的な忘れ方をするとしたら、どの辺りを忘れることがが原因になるだろうか? 内容を間違えて覚えるとすると、どんな間違え方をするだろうか? 自分の間違いについて想像するだけでも、忘れる努力をすることと同じような効果が期待できます。 3. 覚えた後は5分だけ歩く 記憶に定着させたい内容を覚えたら、その後に5分だけ散歩したりステッパーを踏んでみてください。 それだけでもかなり記憶への残り方が違います。 ニューサウスウェールズ大学の研究で、平均年齢20歳程の男女を対象に、見知らぬ中年男性の顔と名前を覚えてもらうという実験を行っています。 片方のグループには普通に覚えようとしてもらっただけで、もう一方のグループには、覚えた後に5分間だけステッパーを踏んでもらいました。 その結果、やはりたった5分でも歩いただけで記憶への残り方が全く違っていました。 そして、男性に比べて女性の方が、歩いたことによる記憶への定着率の向上の効果は著しく大きくなっていました。 男性の顔と名前を覚えるという実験だったので、女性の方が覚えやすかっただけという可能性もありますが、いずれにしても覚えたら歩くということは結構重要です。 実際に、エビデンスベイストの教育を行っている海外の教育機関では、授業時間を増やすことよりも、運動時間を増やすことの方が重要だということに気づいています。 ところが、日本も含めて多くの学校では授業時間を増やして休憩時間を減らそうとしているので、子供たちから運動するための時間を奪っています。 本当に増やすべきは運動の時間です。 勉強と勉強の間の体を動かす時間を増やすことによって、学んだことの記憶への定着率も上がることが十分に期待されています。 運動と記憶力は密接に関わっています。 記憶力を高めたいのであれば運動量を増やすことを意識してみてください。 4. 15分の昼寝 特に午前中に一生懸命勉強した日は絶対に昼寝をしてください。 リューベック大学の研究で、2種類のイラストを見せて覚えてもらう実験を行っています。 間に40分の時間を空けて異なる2種類のイラストを見せて、半数の人たちには、その間で昼寝をしてもらいました。 学習の間に昼寝を入れる効果について調べたところ、昼寝をしなかったグループは60%のイラストを覚えていましたが、昼寝を間に15分入れるだけで、なんと85%も覚えていたということです。 ですから、午前中に勉強した時には、昼寝をしてから午後の勉強に取り掛かるようにしてください。 それをするかしないかだけで、25%も記憶の残り方が違ってくるということです。 これから試験に臨む学生さんや新しいスキルを身につけるために勉強している社会人の皆さんは、昼寝を上手に使う方が間違いなく本番で力を発揮することができるはずです。 人は情報を一度インプットするだけでは記憶としては定着しません。 一度インプットするだけではまだ脆い状態ですが、記憶の再活性化が起きることによって記憶に定着しやすくなります。 だからこそ何度も思い出すことが重要なわけですが、覚えたかどうかをチェックするために問題集にしにくい情報もあります。 仕事のスキルや会話のスキルなど、いわゆるソフトスキルは覚えるために問題集を作るわけにもいかなかったりします。 ところが、このような情報も含めて、昼寝には記憶の再活性化が起こりやすくなるという効果があります。 記憶が大脳新皮質に移り長期記憶に変わります。 ですから、午前中勉強したら昼寝をはさんで午前中の内容を記憶に定着させ、午後に勉強した内容は夜の睡眠で記憶に定着させるようにしてください。 眠くなくても記憶の定着のために昼寝をすると考えてください。 眠れなくても目を閉じて横になるだけでも効果は期待できますので、勉強の合間の昼寝を習慣にしてください。 5. スクワット 足の大きな筋肉を使った運動をすることによって、記憶力が上がります。 職場などでも使いやすいテクニックだと思います。 ジョージア工科大学の研究で、46人の男女を集めて180枚の写真を見て記憶してもらう実験を行なっています。 半数の参加者には、ジムにあるレッグエクステンションを使って50回足を使う運動をしてもらっています。 残りの半数の参加者は、同じような椅子に座っただけで特に運動していません。 その上で2日後に記憶のテストを受けてもらっています。 180枚の写真の内容を2日後にチェックされるわけですので、ほとんどの内容を忘れてしまいそうな気もしますが、運動しなかった参加者の写真の認識率は50%だったのに対して、足を鍛える運動をした参加者の認識率は60%でした。 記憶力を高めるためには足を使う運動が重要です。 研究者によると足の運動でなくても構わないようです。 運動することによりドーパミンが出て高揚した状態になります。この状態は特に感情と結びついた記憶が定着しやすくなります。 ですから、物事を覚えた後に運動してもいいですし、運動した後に勉強しても効果が期待できると思います。 運動して気分が高揚している時には、その前後で覚えたことが記憶に定着しやすくなります。 例えば、90分勉強したら、休憩時間にスクワット50回して、その後また90分勉強したら、2分から3分ほどバーピーをして、その後また90分勉強したら、次は15分昼寝をして、そこからまた90分勉強したら、次はまたスクワット50回…というサイクルを繰り返していただければ、それぞれの記憶同士が絡み合って混乱することがなくなります。 記憶はちゃんと区別して綺麗に記憶に定着させておかないと、バラバラになって必要な時に取り出せなくなってしまいます。 ですから、まずは昼寝をはさむタイミングを決めて、その上で、それ以外の勉強と勉強の間には運動を入れるようにしてください。 これはすぐに効果が出ることですので、明日からと言わず今日から取り入れてみてください。 7. 大事なことを覚えたら5分から15分何もしない 大事なことを覚えたら、スマホなどを触ったりもせず本当に何もしない時間を5分から15分ほど取ってください。 無駄な時間が記憶を定着させてくれるということが確認されています。 これは100年以上前から研究で示されている内容ですが、その後の様々な実験でも効果が確認されています。 例えば、ドイツの研究を見てみると、休憩を取らずにひたすら勉強した場合よりも、合間に6分間の休憩を取りながら勉強した方が、学習内容が2倍程も記憶に定着していました。 休憩を挟まなかったグループは28%しか内容を覚えていなかったのに、合間に6分間の休憩を取りながら勉強すると、勉強した内容の50%近くを覚えていたそうです。 最近は休憩中にスマホを触ったり余計なことをしている人が多いと思います。 本当に何もしないでぼーっとする時間が定期的にある人の方が記憶力が高いのではないかという研究もあります。 何もしないでぼーっとする時間を定期的に挟む人は、覚えた時から1週間経っても記憶に定着している確率が高かったそうです。 しかも、これは年齢にも性別にも寄らないで確認されている内容です。 大人でも子供でも誰でもした方がいい記憶のテクニックです。 本当に何もしないという現代人が忘れがちな行動が記憶を定着させてくれます。 人の脳はインプットと記憶の定着を同時にすることはできません。 これを分けて行わないと、いくら一生懸命勉強しても記憶に定着させることができません。 ガリガリと勉強して勉強と休憩のメリハリをつけることができない人は、脳がインプットと記憶の定着の切り替えがうまくできなくなっています。 記憶の定着をブーストさせる3つのポイント この本当に何もしない時間で重要な3つのポイントを紹介させてもらいます。 ポイント1 :薄暗く静かな部屋でじっと座る できるだけ視覚情報と聴覚情報が入ってこない環境を整えて下さい。 できない場合は、アイマスクとノイズキャンセリング機能の付いたイヤホンを用意してください。 インプットする情報がない状態にすることが重要です。 ポイント2 :スマホ禁止 この何もしない時間には絶対にスマホを触らないでください。 通知もならないようにして目に入らないところに置いておいてください。 ポケットに入れておくこともおすすめしません。 スマホが鳴るかもしれないと考えるだけで、脳はインプットモードになってしまいます。 勉強した後にスマホを触るのも、せっかくの勉強の効果を妨げてしまうだけです。 ポイント3 :過去も未来も想像しない 本当に何もしない時間ですので、過去や未来の出来事について考えてしまうと、それもインプットモードになってしまう原因です。 どうしても余計なことを考えてしまう場合には、瞑想と同じように自分の呼吸に注目してみてください。 ここから先は、HIITなど激しい運動と記憶力についてや、簡単なのに意外と効果がある記憶の定着法についても紹介させてもらいます。 最後に、どうしても思い出せない時の記憶の引っ張り出し方についても紹介させてもらいますので、仕事でも勉強でも、記憶力を高めて効率よく覚えておくべきことを記憶に定着させるための方法について、ぜひ続きもチェックして学んでみてください。  

一問一答「あなたが、思い出すことができず悔しかったのはどんな時ですか?」【記憶定着法】

一問一答「あなたが、つい考えすぎてしまうことはどんなことですか?」【反芻思考対策】

あなたが、つい考えすぎてしまうことはどんなことですか?  今回は、なんとなく気分がモヤモヤしてしまう時の対処法についての相談をもとに、ネガティブな感情に振り回されないための反芻思考対策について解説させてもらいます。 「Q. 最近なんとなく気分がモヤモヤしてしまう時が多いです。何か対策はあるでしょうか?」 とりあえず自然に触れるか、できれば山登りしてみてください。 現代人は無心になる時間が著しく減っています。 スマホの通知が気になったり、過去の後悔や未来の不安に悩まされたり、外から入ってくる情報や刺激に振り回されてしまい、ずっとネガティブなことが頭で繰り返される反芻思考が起きてしまったりします。 皆さんもずっと同じことに悩まされたり不安になった時には、とりあえず山登りをしてみるのがおすすめです。 山登りをしている間は、足元に気をつけないと転んでしまいますし、道に迷ってもいけないので、当然余計なことを考えている余裕はありません。 それによって反芻思考を止めることができるという効果があります。 反芻思考を止めるというのはうつ病の改善にも役に立つことですから、くよくよ悩んでしまう自分を改善するために、土日に山に登るというのはとても良いことだと思います。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 「反芻思考」になりやすい人 内向的で人とコミュニケーションをとるのが苦手ということと同時に、メンタルが弱く神経症的傾向が高い人ほど、ネガティブな経験を思い出しやすく反芻思考と呼ばれる状態になりやすいという研究があります。 これは逆に考えると、外向性のなさについて改善するか、メンタルが弱い状況をどうにかするかのどちらかの対策をとる、あるいは、両方に対しての対策をとることによって反芻思考を改善することができるということです。 人間の性格というのは半分は産まれた瞬間に遺伝子により決まってしまうので、それほど改善することができないのではないかという人もいますが、この2つの要素についてはかなり改善することができるということもわかっています。 反芻思考に陥った時に取りやすい行動 反芻思考でネガティブな状況になった時に取りやすい行動として、男女それぞれに特徴があります。 反芻思考になった時に男女それぞれで取りやすい行動の特徴があり、そこまで理解しておけば、それが大切な人であればケアをしてあげることもできるようになります。 反芻思考になった時に女性が取りやすい行動 女性の場合は反芻思考になった時に、それに立ち向かうための方法として思考の抑圧というものを使います。 つまり、そんなことを考えてはいけないと自分の思考を抑えようとします。 しかし、実際にはこれをしてしまうと余計にネガティブな思考が強まってしまう可能性が高いです。 反芻思考になった時の男性が取りやすい行動 一方男性の場合は少し違いがあり、男性の場合は思考の抑圧をしようとする人も中にはいますが、女性ほどではありません。 男性の多くが反芻思考に立ち向かうための戦略として使うのは、ポジティブな記憶を思い出すという方法が多いです。 このポジティブな記憶を思い出すというのは若干は反芻思考の改善に役に立ちます。 ですから、男性の場合は反芻思考が起きてしまった時にこのポジティブな記憶をうまく思い出すことができた場合には、それを止めることができてうまくいっているケースが結構あります。 男性と女性、それぞれの特徴も理解した上で、ケアしてあげたり寄り添う言葉をかけてあげるようにしてみてください。 繰り返すネガティブ思考を止める8つの方法 嫌なことがあったり、過去の嫌な経験が思い出され、ネガティブな考えがずっと頭の中で繰り返されてしまう反芻思考に悩む人も多いと思います。 反芻思考はメンタルにダメージを与えますし、それを放置しておくと最終的にはそれが原因でうつ病になりかねません。 うつ病の一番の原因は反芻思考なのではないかと言われるぐらい危険なものだとも言われます。 とはいえ、この反芻思考は誰にでも起こります。 その程度や頻度は違いますが、ずっと思い出しては「なんであんなことをしてしまったのだろう」と悩むことは誰にでもあります。 トラウマまではいかなくても、嫌なことを思い出してしまい、そのせいで仕事や勉強が手につかなくなってしまうこともあります。 この反芻思考を止める方法について紹介させてもらいます。 この対策について知っておいていただければ、嫌なことがあっても立ち直りやすくなりますし、ネガティブな感情を引きずることが少なくなります。 反芻思考の3つの手軽な対策 ハーバード大学のダニエル・ウェグナー博士が、反芻思考をやり過ごすための手軽な方法について教えてくれています。 ダニエル・ウェグナー博士は、シロクマ実験を行い、何かを考えないように努力すればするほど、かえってそのことが頭から離れなくなる皮肉過程理論(皮肉なリバウンド効果)を提唱した方です。 どれもとても簡単なテクニックですが、非常に効果が高く科学的にも実証されているものです。 ぜひ試してみてください。 方法その1 :気をそらせるものを探す 当たり前のことと考える人もいるでしょうが、考えてはいけないと思えば思うほど、そんなことを余計に考えてしまいます。 大事なのは何かを見ないようにするのではなく、他に注目できるものを探すことです。 頭の中から特定の思考を消すことはできません。 ですから、どうしても注目してしまうものがあるのであれば、別の注目するものを探せばいいということです。 好きな仕事をしたり映画を見たり、猫と遊んだりしていると嫌なことを忘れられます。 この時嫌なことは頭の中にありますが、そこに自分の注意が向いていない状態です。 違うところに自分の注意を向けてあげれば、反芻思考のネガティブな影響を軽減することができます。 アニメを見るとか筋トレをするとか、どんなものでも構いません。 一定時間だけ夢中になれるゲームをするなどでもいいと思います。 10分間だけ自分に合った難易度でテトリスのようなパズルゲームをプレイすると、余計なプレッシャーを和らげることができるという研究もあります。 不安や緊張も、不安や緊張に注意が向いているから、それがプレッシャーになって本番で実力を発揮することができなかったりします。 ですから、不安に向いている自分の注意を切り替えるのにテトリスが役に立つということです。 これと同じように繰り返される反芻思考にも効果があります。 あらかじめ手軽にできる夢中になるものを用意しておいてください。 ネガティブな感情は消そうとするのではなく、注意を向ける対象を変えるということを覚えておいてください。 方法その2 :後回しにする 人はネガティブな感情にとららわれてしまいがちですが、もしみなさんが次にネガティブな感情が湧いてきたら、「そのことについて次にいつ考えるか?」予定を決めてください。 とりあえず、明日の通勤時間にもう一度考えようというように、予定に入れて後回しにします。 実際にカレンダーやスケジュールに「◯◯について考える」と予定を入れてください。 たったこれだけのことですが、様々な研究により効果が確認されている方法です。 ネガティブな感情や思考だけでなく、部屋の片付けをしなくてはならないとか、別に考えなくてもいいことをつい考えてしまうことはあると思います。 ずっとそのことが気になりながら、勉強したり読書していると、ずっと頭の中がモヤモヤした状態で目の前のことが頭に入りません。 このような状態で集中できない時には、それについて予定を決めて後回しにすると、頭の中でモヤモヤがなくなりやるべきことに集中できるようになります。 余計なことをしそうになった時も、頭の中にネガティブな思考が湧いてきた時もこの方法が使えます。 反芻思考が湧いてきたら、後でその反芻思考をしようと決めて、いつそれをやるかスケジュールに入れてください。 ダイエットや禁煙を邪魔する悪い習慣も同じです。 禁止すると余計に欲しくなります。 禁止するよりも先延ばしすることによって目先の欲求に抗うこともしやすくなります。 逆に、語学の学習や新しいスキルの習得など、人生においてやるべきことだとわかっていることがあっても、なかなかできないのも同じです。 人は先延ばしにすると、その行動をしなくなります。 方法その3 :マルチタスク対策 反芻思考をしやすい人はマルチタスクになりやすい人です。 集中力のある人は、ネガティブなことが思い浮かんだとしても、注意がそれたことに気づいて元に戻すことができます。 ですから、シングルタスクを習慣化することによって、僕たちは反芻思考を止めることができます。 反芻思考に負けないためにもマルチタスクはやめた方がいいです。 人は複数のことを同時に行うとすると、脳に負荷がかかりすぎてメンタルの余裕がなくなってしまいます。 それによってネガティブな感情を処理する能力が下がってしまいます。 Dラボの「シンプルライフ」のシリーズで、物を捨てることによるメリットについて解説しました。 物が減ると迷うことがなくなります。 物がたくさんあって迷うのもマルチタスクです。 やりたいことや気になることが思い浮かぶだけでも、脳に余計な負荷がかかって生産性が下がります。 仕事でも趣味でも、あれもこれもと手を出すのではなく、ひとつに絞ることで達成確率を高めることができるだけでなく、失敗したとしても、それを乗り越えて次の挑戦に向けて進んでいくことができます。 物事をもっとも速やかに終わらせる方法として、過去をさかのぼってみても、偉人たちの名言に複数の事を同時に進めて終わらせましょうというような言葉はほとんどありません。 サミュエル・スミスの言葉です。 「山積みの仕事を手っ取り早く片付ける方法は一度にひとつずつ取り組むことだ」 もちろん、複数の異なる世界で大きな成功を成し遂げている偉人たちも多くいます。ですが、彼らはほとんどシングルタスクです。ひとつの時期にひとつのことに極限まで集中して成果を出しているわけです。 目の前の取り組んでいることと頭の中を一致させるという意味でのシングルタスクが大事です。 肉体と精神のやっていることが違うと当然集中できないし目の前の作業も進まない上にミスも多くなります。 意識と肉体を同じ場所においてください。 「今この場所にいて」「目の前のこと」に集中する! これを意識することが最高のシングルタスクです。 シングルタスクを極めるのであれば、こちらの本が役に立ちます。 ひとつずつのことに集中して短時間で高い生産性を出すためにはどうすればいいのかということを解説してくれている本です。 SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる 反芻思考と戦う方法 心理学者のイーサン・クロス博士が教えてくれる反芻思考と戦う5つの方法があります。 この方はメンタルコントロールに関する非常に有名な権威です。 Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法 そもそもなぜ人間には反芻思考というものがあるのでしょうか? 反芻思考はメンタルにダメージを与え人から行動力を奪ってしまいます。 人の生存や子孫の繁栄のために不要な特性であれば、人類の長い歴史の中で淘汰されてなくなっていたはずです。 クロス博士の著書は、その意味から理解し対策しようというものです。 Dラボの「ACT」のシリーズでは、頭の中に湧いてくる思考や感情を否定すると、余計にそれが強くなってしまうと紹介しました。 ネガティブな感情もポジティブな感情も否定するのではなく受け入れるということでした。 反芻思考の正体は頭の中の独り言です。 人間は大半の時間を頭の中の独り言で使っています。 ここから先はクロス博士が教えてくれる反芻思考の本来の目的と、そこから考える反芻思考の対策について具体的に解説していきます。 余計な思考や気分に振り回されることなく、変化と成長のために行動していきたいという方は、ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたが、つい考えすぎてしまうことはどんなことですか?」【反芻思考対策】

一問一答「あなたのこれはやらかしたなぁと思うネタはどんなことですか?」【ゴールデンブリッジ戦略】

あなたのこれはやらかしたなぁと思うネタはどんなことですか? 今回は、同僚の退職を踏みとどまらせる方法についての相談をもとに、相手の意見や判断を変えるための会話術について紹介させてもらいます。 奥さんや旦那さんの考えを変えたい、親や家族の考えを変えたい、身近な人の考えや態度を変えたいという相談もよくあります。 相手の考えや態度を変えさせるための会話術についてです。 「Q. 人間関係を理由に辞めようとしている同僚の退職を上司に止めるように言われて悩んでいます。どうすればいいでしょうか?」 無理だと思います。 人間関係を理由に退職しようとするということは、結局、自分のことを理解してくれる人がいないから辞めるわけですから、自分が理解者になってあげるくらいしか方法はないと思います。 ということは、上司からの指示で退職を止めようとしているということがバレた瞬間に、その人から見たら敵になってしまいます。 会社を辞めようとしている人を止めるのは難しいものです。 上司の方もおそらくしていると思いますが、そのような説得をする時に、ほとんどの人は理由を尋ねます。 Whyで質問をすると、人は今自分が考えていることを正当化する理由を探そうとするものです。なぜ辞めるのかと尋ねると辞める理由を色々と考えると思います。 そのようにして相手に辞める理由をいろいろと考えさせてしまうと、それにより人間は自分の考えに固執するようになってしまいます。 では、どのような質問をすればいいのかと言うと、Whatの質問です。辞める目的を尋ねてください。 例えば、もっと良い人間関係の会社に行きたいとか、もっと会社の中での裁量権が欲しいなど、目的が色々とあるはずです。 理由ではなく目的を尋ねて、会社を辞めて何をしたいのかということを質問して、その目的が会社にいてもできるのではないかということに相手に気づかせると、意見を変える可能性も出てくる場合もあります。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 ゴールデンブリッジ戦略 ハーバード・ネゴシエーション・プロジェクトというものがあり、交渉術について研究してくれています。 交渉や説得、営業などを成功させる必須条件として「ゴールデンブリッジ」を作り出せるとされています。 それによって相手との関係が極めて良くなり、抵抗している相手に対しても信頼関係を作って意見を変えることもできます。 まさに、自分と相手の間に黄金の橋渡しをするイメージです。 相手との間に強力な信頼関係ができていたら、かなり気心が知れた友達と同じぐらいに信頼感を与えることができます。 これは相手の信念に介入するテクニックになりますので、かなりのレベルのセルフコントロール能力が必要になります。 自分をちゃんとコントロールして、相手との間に黄金の橋渡しをするところまで頑張らなくてはなりません。 基本的には、会話をしている最中にその相手に対して「社会的な恥をかかせない」ということがポイントになります。 いかに相手の面目を保ち、恥をかかせることなく会話を進めるかということが基本になります。 難しい相手との会話でいかに信頼関係を勝ち取るかということは、相手に恥をかかせることなく、「この人は自分の面目を保ってくれる人だ」と思わせることが必須条件になります。 これができれば、相手が無駄なプレッシャーを感じたりすることがなくなります。 プレッシャーを感じることもなく気心が知れた相手であれば、皆さんも自分の残念な話や失敗談、どうでもいいバカ話なども気軽にできるものです。 自分の無知を認めることができたり、自分の信念を変えることさえもできます。 つまり、態度を変えてくれない人、説得に応じてくれない人は、説得に応じるのが嫌というよりも、自分が間違っているということを認めてしまったら、それによって自分はダメージを受けてしまうのではないかという恐怖心を持っています。 人が自分の無知を認めることができず間違いを認めるのも苦手なのは、それによって自分が恥をかきたくないからです。 ということは、逆に考えれば、皆さんが相手を説得したり交渉する際に、「自分は絶対にあなたに恥をかかせない人間だ」ということをちゃんと伝えることができれば、相手は自分が間違っていることに気づいて、自分の考えを変えることができます。 多くの人は会話をしていると自分が間違っていることに気づきます。 それに気づいているけれど認められないだけです。 だから交渉も進まないし、誰が考えても考えを変えるべきようなことであっても、相手が納得してくれない状況が生まれてしまうわけです。 これは人の恥をかきたくないという思いがあるからです。 新しいことに挑戦するのが怖いという人も失敗した時に恥をかきたくないからです。 日本人の新しい語学を学ぶことに対する抵抗が強いのも、ちゃんと喋らないといけないと考え変な英語で恥をかきたくないからです。 そんな恥をかきたくないという感情を上手にコントロールしてあげれば、相手はこちらが求める合理的な判断をしてくれるようになります。 今回は皆さんが相手との間に黄金の架け橋をするための7つのポイントについて解説させてもらいます。 1. 自分のされたいことをせよ 相手に恥をかかせないように会話をしようとすると、丁寧に伝えようとしたり、礼儀正しく会話をすることが重要だと考える人も多いと思います。 社会的なルールやマナーを守ろうとする人も多いでしょうが、それでは相手の恥をかきたくないという感情を払拭することはできません。 むしろ、礼儀やマナーをガチガチに気にしていると、相手も余計に緊張したりプレッシャーを感じてしまいます。 失敗や間違いを認めざるを得なくなった時に、それが自分だったとしたら皆さんはどのように相手にしてもらいたいと考えますか? 想像してください。 自分が相手と同じ状況になった時に、どんな言動をしてもらいたいのかということを考えてください。 自分が追い詰められて謝らなくてはならなくなった時、自分の間違いを指摘されて間違いを認めざるを得なくなった時、皆さんはどのように声をかけてもらいたいですか? これだけでも相手に伝えるべきことが想像できます。 自分でも間違ったり言い過ぎたことは理解しています。 それでも一度感情的になった手前素直に謝ることができないわけです。 そんな皆さんを否定したり反発している人ばかりの中で、皆さんの気持ちに寄り添って理解を示してくれた人がいて、その人がそっと声をかけてくれたとしたら、素直に自分の考えていたことを話したりすることもできると思います。 ちなみに、上級者になると、あえて相手を追い込む状況に持っていってプレッシャーをかけた上で、最後に助け舟を出して間違いを認めさせるという方法もありますが、これはかなりレベルが高いのでやめておいた方がいいと思います。 皆さんがもし相手を追い詰めてしまった場合も同じように考えてください。 もし自分が追い詰められた状況であれば、どんな声をかけてもらいたいだろうかと想像して、その言葉を相手にかけてあげてください。 間違っている人に、それは間違いだと反論したり自分の意見をぶつけても相手は変わりません。 ですが、本音で優しく理解を示してくれた上で、「でもね…」と正論を話してくれる人は、相手を反省させた上で行動を変えさせることができます。 頭ごなしに自分の意見をぶつけてくる人は、余計に相手の態度を固くしてしまうだけです。 自分が苦しい時に救われた名言を覚えておくこともおすすめです。 相手が苦しい時には、自分の経験やその名言について触れながらやさしく解きほぐすことも効果的です。 「意固地な者とは他人に受け入れられなかった弱者であり、また他人の評判などを気にしない強者のみが、凡人には弱さと見られるようなあの優しさを持つことができる。」/マルセル・プルースト 2. 外交的手榴弾の禁止 人は相手が間違っていることが確定したと思った瞬間に、その相手に罰やペナルティを課すべきだと考えます。 それを外交的手榴弾と言います。 「ほら、やっぱり!」 「だから言っただろ!」 「やっぱり自分の言った通りになった!」 「そんなこともわからなかったの?」 「そんなことも想像できなかったの?」 このような発言をして相手を追い詰めた経験はありませんか? これが自分の上司であれば、追い詰められたらその場では謝るかもしれませんが、心の中では絶対にやり返してやろうと考えています。 相手の意見を変えたいと思っているのに、相手の間違いを認めさせるような言葉を投げつけてしまうと、相手は結局抵抗しかしなくなります。 重要なのは相手が自分の間違いに気づいて考えを変えてもらうことです。 相手の意見を変えたいと思うのであれば、間違いには自分で気づいてもらうしかありません。 より詳細な内容を聞くための質問を投げかけたりしながら、矛盾や間違いに自分で気づいてもらうようにするしかありません。 他人の意見を変えるのが上手な人は、論破ではなく質問が上手な人です。 つまり、相手の代わりにクリティカルシンキングをしてあげます。 いろんな角度から相手に質問を投げかけてあげて、その質問に答えながら自分で気づくようにしてあげてください。 そして、相手が間違いに気づきはじめたと感じたら、未来志向の会話で話題を変えてください。 例えば、「これからどうすれば良くなるか一緒に考えよう」と話題を変えていくのが良い方法です。 相手の意見を変えるのであれば、相手を責めることはNGです。 相手が意見を変えても、相手を責める必要はありません。 「相手を黙らせたからといって、相手の意見を変えさせたわけではない。」/バーナード・ショー 3. 雰囲気の描写 相手とのやり取りが険悪になったり意見が衝突して平行線になることもあると思います。 お互いに譲ることができない状況で雰囲気が悪くなることもあると思います。 会話が白熱しすぎてしまった時には、「会話がヒートアップして雰囲気が悪くなりましたね」と、その場の雰囲気を描写するようにしてください。 その場の雰囲気を描写するだけで、会話のヴィパッサナー瞑想のような効果があります。 人は感情に飲まれてしまう生き物です。 感情に飲まれて自分たちが話していることに夢中になってしまいます。 それによって雰囲気が悪くなってしまったことにもほとんどの人は気づくことができません。 そこで雰囲気が悪くなったことを描写すると、相手もそれに気づくことができて、本当に大事な話題や本題について話そうとすることができます。 雰囲気が悪くなったら、その雰囲気をそのまま描写するということを覚えておいてください。 特にこの方法は、皆さんが第三者で他の人同士が白熱しすぎた状況で役に立ちます。 どちらの側にも応援になるような言葉をかけることができない状況の中では、その場の雰囲気を描写してください。 どちらに対しても「落ち着いて話してください」などと言う必要はなく、その場の雰囲気を描写するだけです。 特に目上の人に落ち着いてくださいと言ったところで、余計にヒートアップするだけですから、ただ雰囲気を描写するだけにしてください。 これも指摘するのではなく相手に自然と気づかせるだけです。 「議論から最大の利益を得る 唯一の方法は、 議論を避けることである。」/デールカーネギー 4. 明示的同意 これは普通の会話でも大切にしてもらいたいポイントですが、相手の意見に同意しているということを明示してください。 例えば、相手が「みんなが脱税なんてせずに公平に税金を納めることを望んでいる」と言っていたとしたら、実際には公平というのがどう定義されるかによっても変わってくるとしても、自分にとっての定義や自分の意見は別として、普通に考えて同意できる内容ですから、「私もそう思います、私と同意見ですね」と逐一言葉にして伝えてください。 お互いが同じ意見を持っている、お互いには共通点がある、そう感じられることを都度言葉にしてはっきりと伝えてください。 最近「私もそう思います」「私も同じ意見です」などと、はっきり言ったことを思い出しますか? 人は相手と自分が同じ意見だということをわざわざ言わないのに、「私は違うと思う」「私はあなたとは違う」ということははっきりと言ってしまいます。 明示的同意はしないのに反論ばかりしている人が多いです。 今日からは、同意は明示して、反論は暗示してください。 反論や疑問が思い浮かんだら、詳細を尋ねる質問を投げかけて、暗に自分から気づくようにしてあげるだけです。 相手との同意や共通点ははっきりと明示してください。 過去に見つけた共通点を再度明示するというのも使えるテクニックです。 そして、共通点について相手に質問するというのも使えます。 例えば、以前に動物が好きという話で盛り上がっていたとしたら、「そういえば…」と思い出したかのように、共通点に触れる話を振ります。 「垣根は相手がつくっているのではなく、自分がつくっている。」/アリストテレス 説得のためのおすすめ 『影響力の武器』シリーズの共著者の方の本ですが、人に影響を与え心を動かす情報発信者の共通点について教えてくれる本です。 情報発信者(メッセンジャー)の武器:なぜ、人は引き寄せられるのか ここから先の残りのポイントと、皆さんが実際に説得や交渉だけでなく、日常の会話でゴールデンブリッジ戦略を使えるようになるための方法について知りたい方は、ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたのこれはやらかしたなぁと思うネタはどんなことですか?」【ゴールデンブリッジ戦略】

一問一答「あなたは、どんな人が投資に向いていると思いますか?」【マネーリテラシーテスト】

あなたは、どんな人が投資に向いていると思いますか? 今回は、学生のうちに投資の勉強をすることについての相談をもとに、投資向きの性格がわかるマネーリテラシーテストから、初心者が始めてみるための投資の心理学について解説させてもらいます。 「Q. 学生のうちに投資の勉強をすることについてどう思いますか?」 絶対にするべきとても良いことだと思います。 投資の神様と言われるリーマンショックでも大金を稼いだウォーレン・バフェットは、幼少期からビジネスをされていて、10歳の頃から投資もしています。 この方の書かれた『スノーボール』という本があり、投資はスノーボールを作るのと同じだと言われています。 雪玉は早い段階から転がし始めた人間が一番大きな雪玉になるとされています。 ですから、本当に少額でも構わないので、自分の自由にできるお金があるのであれば、できる限り早いうちから投資を始めることが、投資で成功するための一番の近道だと言われています。 親から反対されることもあると思いますが、特に近しい人から何の反対もされないことは、別に新しいことではないと考えた方がいいですし、親自身も投資をしていて反対しているのであればわかりますが、そうではないのであれば、自分がしたことがないから恐れているだけですので、それは気にしなくていいと思います。 文庫・スノーボール ウォーレン・バフェット伝 (改訂新版)〈上・中・下 合本版〉 (日本経済新聞出版) 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 投資は、まずは手をつけてみるのが一番です。 少額でもいいのでお金を入れて始めてみてください。 始める時には、全額を失うような気分になってしまうので怖いと思います。 FX やビットコインはおすすめしませんが、普通の株式投資では価格の変動はそれほどありません。 価格変動のことをボラティリティと言いますが、これがやたらと大きい無駄にリスキーな投資に手を出さない限りは思っているよりも安全です。 まずは安心なところから始めてみて、まずはお金に対する興味を持ってください。 単純緊急性効果の罠 世の中にある緊急なことはそれほど重要なことでもありませんし、本当に重要なことが緊急であることも少ないです。 本当に緊急で重要なことであればもうしているはずです。 まだしていないことで本当に緊急なことは、それほど重要なことではありません。 例えば、明後日に有効期限を迎える割引クーポンがあったら、どのように感じるでしょうか? 早く使わないともったいないと考える人も多いでしょうが、それは本当に重要なのか考え直してみてください。 緊急なことはそれほど重要なことではありません。 本当に重要なこととしては、皆さんが10年20年かけて仕事のスキルを高めていったり、幸せで温かい家庭を作ることであったり、投資や英語の勉強など、皆さんにもそれぞれあると思います。 間違いなく皆さんの人生にとって重要なことなのに、それが本当に緊急なのかと考えると、今日始めても明日始めても同じではないかと感じてしまいます。 人にとって緊急なことは重要ではありませんし、本当に重要なことは緊急ではありません。 人間には単純緊急性効果という性質があり、緊急なことはやらなくてはならないことだと思ってしまいます。 緊急なことと重要なことを分けて考えることができていません。 それに気付かないと、人生の大部分の時間をどうでもいい重要でないことにばかり費やしてしまいます。 緊急なことばかりに時間を奪われてしまい、結果的に何もなすことができない人生になってしまいます。 みなさんは何かやらなくてはならないと思った時には、「それは本当に重要なことか?」と自分に問いかけてみてください。 緊急かつ重要なことはそんなにありません。 逆に、重要なことは緊急であることが少ないので、ちゃんと意志の力を持って始めることができなければ、いつになっても物事を達成することはできません。 人生のための勉強や読書も投資もこれと同じです。 マネーリテラシーテスト 皆さんがどれくらい投資に向いているか判定できるマネーリテラシーテストを紹介しておきます。 2015年にミズーリ大学コロンビア校が2009年にアメリカで実施されたマネーリテラシー診断のデータを使い、一般的な投資家のマネーリテラシーレベルとターゲットデートファンドの投資率を調べています。 マネーリテラシーはお金に対する知識で、ターゲットデートファンドというのは、資金を必要とするタイミングを決めて、そこまでに段階的にリスク資産を減らして最終的にはリスク資産をゼロにしていくという投資です。 老後の資金など、資金が必要になるタイミングに向けて段階的にリスク資産を減らしながら安定資産を増やしていくことを自動で行なってくれる投資がターゲットデートファンドです。 若いころにはある程度リスクを取ることもできますが、年齢を重ねるにつれて当然リスク許容量も減ってきます。 リスクがある投資と安定した投資の割合を自動で調整して 、資産を必要とするタイミングに向けて長期的に行う投資がターゲットデートファンドです。 資金が必要になるまでの時期が長ければ長いほどリスクを取れるようになり、初心者でも手を出しやすい投資です。 テキサス大学のパーソナルファイナンス研究者であるマイケル・ギルメット博士によると、基本的に投資の知識や経験がない人が投資を始めるのであれば、個別の株式を買うより、まずはターゲットデートファンドから始めた方がいいと言われています。 投資の経験や知識が多い人は、経験や知識が少ない人よりも22%多くターゲットデートファンドを選んでいたそうです。 それによって大きなミスが少なくなります。 リスクが少ない状態で投資の世界に入ることができるので、一番最初に始めるのであればターゲットデートファンドがおすすめだということです。 この研究で使われたマネーリテラシーテストを紹介しておきます。 全部で6問ありますので、それぞれあまり難しく考えず即答で答えてみてください。 何問正解できるかで、皆さんのマネーリテラシーを確認することができます。 元のデータはアメリカのものですが、おそらくは日本の場合はアメリカよりもマネーリテラシーは低いと思いますので、皆さんが投資を始める際に、どれぐらいお金に対してまともな判断ができるのかということについて参考になると思います。 全部で6問あります。 紙とペンを用意して、あまり難しく考えずできるだけ即答で答えてください。 1. 年間2%の利子を稼ぐ貯蓄口座に100ドルが入っています。 5年後はいくらになりますか?  以下の4つから選びなさい。 ・102ドルより多い ・102ドル ・102ドルより少ない ・わからない 2. 預金口座の金利は年間1%で、インフレ率が年間2%です。 1年後に口座に入っているお金を使って、今日よりもより多くのものを買うことができますか?それとも今日と全く同じですか?それとも買えるものの量は減っていますか? ・多く買える ・同じ ・買えるものが減る ・わからない 3. もし金利が上がったら、債券の価格はどうなるでしょうか? 上がる?下がる?同じまま?それとも無関係? ・上がる ・下がる ・同じまま ・無関係 ・わからない 4. 以下の文章は正しいでしょうか? 「通常、15年間の住宅ローンにおいては、30年間の住宅ローンよりも高い月々の支払いが必要です。しかし、ローンの期間に対する総利息は少なくなります」 ・正解 ・間違い ・わからない 5. 以下の文章は正しいでしょうか? 「通常、自社株を1株買えば、株式投資信託よりも安全な利益を得ることができる」 ・正解 ・間違い ・わからない 6. あなたがローンとして1000ドルを借りていて、複利計算で年2割の金利を請求されるとします。もしあなたが何も払わなかった場合、あなたの借金が2倍になるまで何年かかりますか? ・2年未満 ・2~4年 ・5~9年 ・10年以上 ・わからない それぞれ答えることができたら先に進んでみてください。 答え合わせ 以下がそれぞれの答えになります。 1. 年間2%の利子を稼ぐ貯蓄口座に100ドルが入っています。  5年後はいくらになりますか?  (答え)1. 102ドルより多い 2. 預金口座の金利は年間1%で、インフレ率が年間2%です。 1年後に口座に入っているお金を使って、今日よりもより多くのものを買うことができますか? (答え)2. 買えるものが減る 3. もし金利が上がったら、債券の価格はどうなるでしょうか? (答え)3. 下がる 4. 以下の文章は正しいでしょうか? 「通常、15年間の住宅ローンにおいては、30年間の住宅ローンよりも高い月々の支払いが必要です。しかし、ローンの期間に対する総利息は少なくなります」 (答え)4. 正解 5. 以下の文章は正しいでしょうか? 「通常、自社株を1株買えば、株式投資信託よりも安全な利益を得ることができる」 (答え)5. 間違い 6. あなたがローンとして1000ドルを借りていて、複利計算で年2割の金利を請求されるとします。もしあなたが何も払わなかった場合、あなたの借金が2倍になるまで何年かかりますか? (答え)6. 2〜4年 6問中何問正解したかで、皆さんのマネーリテラシーがわかります。 日本よりもマネーリテラシーは高いであろうアメリカの国民の中で、どれくらいの位置にあるのかがわかります。 結論としては、アメリカでは平均で3問正解ということでした。 これを上回れば平均よりもマネーリテラシーがあると判断されます。 5問以上正解できたのは全体の37%ということです。 5問以上正解できた人はマネーリテラシーがかなり高めです。 ちなみに、直近の2016年の結果は3問以上の正解できた人はたったの39%だったということですので、アメリカでもマネーリテラシーはどんどん下がっているということかもしれません。 ここでは自己評価のデータも出されていますが、マネーリテラシーが高いとされたのは実際には37%だけだったのに、76%もの人が自分がマネーリテラシーが高いと判断していたそうです。 この自分の評価が実際よりも高くなっている人の割合は、過去のデータを見ると徐々に増えてきています。 さらに、2009年のテストでは自分のマネーリテラシーが高いと思っている人は67%だけでしたが、これが2016年になると76%にまで上がっているので、実際のマネーリテラシーは下がってきているにも関わらず、自分たちにはマネーリテラシーがあると自信過剰になっているようです。 いわゆるダニングクルーガー効果が起きているわけです。 このアメリカのデータを心理学的に考察してみると、この頃は徐々にアメリカの景気が回復している時期です。 その景気の回復と同時に、人々の当時の判断は徐々に甘くなり、自分たちはマネーリテラシーがあると勘違いし始めているということです。 3問以上正解した人は投資に挑戦してみるのもいいと思います。 それより低かった場合には、まずは基本の勉強から始めてみてください。 ここから先は、投資詐欺に騙されやすい人の特徴とほとんどの投資家が陥ってしまいやすい分散投資の失敗、そして、心理学的に投資に向いている人と向いていない人の特徴について解説していきます。 ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたは、どんな人が投資に向いていると思いますか?」【マネーリテラシーテスト】

一問一答「あなたは、どんなスキルを身につけたいですか?」【超記憶力】

あなたは、どんなスキルを身につけたいですか? 今回は、 副業をしたいけれど特にスキルもなく踏み出すことができない方の相談をもとに、勉強や読書、スポーツなど、あらゆるスキルを効率的に習得するための記憶力について紹介させてもらいます。 「Q. 30歳で副業したいとは思っていますが、特にスキルもなく何から手を出したらいいのかわからず足踏みしてしまいます。何か助言をお願いします。」 1回目は流行りのものに手を出してみてください。 その1回目で面白さや面倒さを学んでください。 流行りの副業に手を出してみたら、その中で面倒な部分や嫌な部分が見えてくると思います。 そこを削って稼ぐ方法を探していけばいいと思います。 流行りのものに手を出すと大抵失敗します。 流行りのものにはそれにマッチしている先駆者がいます。 その状態だと、よほど才能があったりしない限りは上を抜くことはできません。 流行っているものは、その先駆者がいるからこそ流行っています。 例えば、YouTube もHIKAKIN さんやヒカルさんがいなければ、ここまで発展するためにはもう少し時間がかかっていたと思います。 圧倒的な勝者が生まれたからこそ、その業界が話題になります。 副業も同じなので、流行っている副業に手を出すと大抵失敗します。 失敗はするでしょうが、あがいてみてください。 あがいている中で、自分にとって面倒な部分や苦手な部分が見えてきます。 その苦手な部分や面倒な部分がない仕事を探したり、それを外注する方法はないかと考えてみることができます。 そこから自分に合った副業が見つかります。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 スキルアップにのための9つの記憶術 人間の記憶力というものは、情報をただインプットできるだけでは意味がありません。 意味がある情報をインプットして、使える形にしていくことが重要です。 そんな「使える知識」としての記憶力を高める方法として、先日の一問一答でも解説させてもらいました。 一問一答「あなたが、今欲しい“使える知識”はどんなものですか?」【超記憶力】 今回はそんな使える記憶力を高める方法の中でも、スキルアップに役に立つ記憶力について解説させてもらいます。 意味がある記憶を作ることができるようになると、人の細かな情報を覚えていくこともできて、人間関係からのメリットも大きくなりますし、様々な情報が頭の中に入っているのでアイデアも出やすくなります。 記憶を正しく覚えることができるので、ゆがんだ過去に惑わされて鬱になったりすることも減ります。 実際には良いことも楽しいこともあったはずなのに、記憶は改ざんされるから人は苦しみます。 今回は、特にスキルアップに役に立つ9つの記憶力にまつわるテクニックを紹介させてもらいます。 1. 意図的な練習 ひたすら紙に書いて覚えるとか、何度も口に出して丸覚えするような覚え方には意味がありません。 学生の時に一生懸命勉強したことが頭に残っていなかったとしたら、それは意図的な練習が足りなかったからかもしれません。 重要なのは正しく情報を記憶しようとすることではなく、自分がどこを間違えたのかを明確にすることです。 正しい情報をひたすら覚えようとすると、その場では丸暗記ができるかもしれませんが、それは使える記憶としては 残りません。 目の前に何かしらの問題があるのであれば、まずは自分なりの答えを考えます。そして、それが間違っていたとしたら、間違った部分を理解して、なぜ間違えたのかということを明確にしておく必要があります。 自分の間違いを分析することが、使える記憶力を高めてくれます、 重要なのは間違うことです。 そして、それよりもさらに重要なのが間違いを分析することです。 『Beginners: The Joy and Transformative Power of Lifelong Learning』という本があります。 より最速で新しいスキルを学ぶための研究をまとめた本ですが、チェスやポーカーなどのゲームを学ぶ時にも意図的な練習の高い効果が確認されています。 多くの人はひたすら頭に入れようとするので、とにかく長い時間勉強や練習をしたり、ひたすらゴリゴリと学んでいれば成果が出ると考えてしまいます。 チェスのスキルを身につけようとする際も、ひたすら長い時間チェスのトレーニングをしているよりも、プロの戦略を見て、「自分とはどこが違うのか?」「自分はどこを間違えたのか?」ということを分析したり、自分の間違いに注目した方がはるかに効果的にスキルを身につけることができます。 使える形の記憶のためには間違いに注目する必要があります。 ですが、ほとんどの人は自分の間違いに目を向けるのが怖いので、自然とこの意図的な練習をしなくなります。 人は間違いに向き合うことで認知能力を高めることができます。 若い時から認知能力を高めておくと、60代になっても30代の状態を保つことができたという研究もあるぐらいです。 ですから、人が常に成長していくためには、自分の間違いや矛盾にひたすら向き合っていくしかありません。 間違った時に凹む必要はありません。 それは使える知識を身につけているということです。 積極的に間違えてどんどん挑戦していけばいいだけです。 2. 繰り返しと反復練習は違う 使える知識のために重要なのは、繰り返しがない反復練習です。 これを混同している人が多いですが、物事を記憶するために何度も何度も同じことをするのではなく、身につけるための行動や学習に変化をつける必要があります。 同じ方法でひたすら覚えるのではなく、何か覚えることができないのであれば、1回目2回目3回目…と違う方向から調べたり違う覚え方を試していきます。 人が学習したりスキルを身につける時に、同じ方法だけで繰り返していると、記憶を引き出すための手がかりがひとつしかないような状態になってしまいます。 何かの拍子にその手がかりがなくなってしまうと、それ以降そこに繋がった記憶は思い出せなくなります。 手がかりを増やしていくからこそ、その情報は使える知識として記憶に定着します。 いろんな角度から覚えて、いろんな方法で学んだ知識というものは、複数の手がかりに繋がった記憶です。 ひとつやふたつ手がかりがなくなったとしても、それは記憶としてしっかり定着しています。 同じ方法で繰り返すのは意味がありません。 何度も反復する必要はありますが、その方法に変化をつけていかなくては意味がありません。 3. 間違いをひたすら繰り返す 問題集を解いている時でも、スポーツなど何かのスキルを身につけたい時でも、本を読んでいる時も、忘れたりミスした部分だけを集中的に繰り返してください。 忘れた部分をいろんなやり方で繰り返します。 最も効率的なピアノの練習法について調べた研究があります。 それによるとトップのピアニストとそうでない人には練習の方法に大きな違いがありました。 トップのピアニストは、練習でミスをするたびに間違った部分に注目して、なぜそこを自分が間違えたのかを徹底的に考えていました。 なぜ間違えたのかと自分を責めるのではなく、建設的に自分のミスのパターンを分析していました。 そのミスのパターンを矯正するために何度も何度もその部分を繰り返していました。 そして、それをただ同じやり方で繰り返すのではありません。 例えば、ピアノを弾くスピードを変化させたり途中でペースを変えたりしながら、自分が間違いやすい部分を変化をつけながら練習していました。 さらに、本当に自分のミスパターンを矯正できたか確認するためにもひたすら繰り返していました。 一方で、トップのピアニストではない人たちは、間違えたにもかかわらずそのまま最後まで曲を弾いたり、間違えたところは苦手な部分だから今は置いておいて、とりあえず最初から最後まで曲を弾こうとします。 多少間違えても最初から最後まで曲を弾いた方が気分は良くなります。 自分のミスに向き合うよりも、得意なところも含めて最初から最後まで曲を弾けた方が当然気分はいいわけです。 気分は良くなっても上達はしません。 人は間違って悔しさを感じている瞬間が一番記憶に残ります。 これは勉強でもスポーツでも同じです。 感情の鮮度を大事にした勉強法や練習法をしているかどうかが、使える記憶やスキルのためには重要なポイントになります。 本を読む場合でも同じです。 忘れたり思い出せなかった部分があったら、別に全部一冊丸々読む必要はなく、思い出せなかったパートや章を重点的に読み直した方が効率的です。 ですから、以前に読んだ本を読み直したり復習する時には、まずは目次を見ながらある程度具体的な内容を思い出せるかどうかをチェックしてみてください。 内容が思い出せなかった部分だけ読み直して復習するようにしてください。 4. 女は言語化・男は抽象化 男性と女性で記憶の仕組みが違いますので、同じ情報であっても男性と女性で覚え方を変えた方が効率的です。 女性は情報を言語化してください。 男性は情報を抽象化してください。 カロリンスカ研究所の行ったメタ分析で、男性と女性の記憶力の違いについて調べています。 一般的には、記憶力としては男性よりも女性の方が高いようです。 男性は頑張らないと女性の記憶力には負けるかもしれません。 特に言語的な情報については女性の方が記憶力が高いです。 言葉や文章、特定のフレーズを記憶したり、物を置いた場所やストーリーの内容について記憶することに関しては女性の方が優れているようです。 ということは、女性は情報を記憶しようとする時には、そこに覚えやすそうなキャッチコピーやタイトルをつけたり、ストーリーとして言語化すると記憶に残りやすくなります。 匂いなどの感覚情報を覚えるのも女性の方が得意ということですので、このような感覚を刺激するのも女性にとっては効果的なようです。 一方で、男性の場合は抽象的な内容やイメージを記憶するのは男性の方が得意なので、特定の場所に行くまでの道順や数学の理論など、抽象的な概念については男性の方が記憶に残りやすくなります。 女性は覚えにくいものをできるだけ言語化してください。 男性は覚えられないものがあったら、それをグラフやフローチャートにすると覚えやすくなります。 5. ストーリー化する 男性でも女性でもストーリーにすると記憶に残りやすくなります。 およそ2,500人の小学生を対象に、進化論について教えるという実験を行なった研究があります。 全体を2つのグループに分けて、一方には身近なところから教えました。 例えば、自分たちの体を見ながら人間の骨がどのように進化してきたのかというようなことを例に出して、進化論を説明しました。 身近な話題を使って進化論を説明したグループです。 もう一方は、三葉虫がどのように進化して絶滅していったのかというストーリーから説明しました。 進化論は難しいですし当然馴染みのある人はそんなにいません。 人は馴染みがない知識や苦手科目を勉強する時には、どうやらストーリーで学んだ方が記憶に残りやすいということがこの研究から示されました。 それぞれの小学生に別の方法で進化論についての授業を行い、その後に学んだことをテストしてみたところ、その結果に研究者たちは驚いたそうです。 子供達にとっては馴染みも興味もない生き物であったにも関わらず、ストーリー形式で教わった場合の方が、進化論への理解も深まっていたということが確認されています。 それぞれで子供たちの脳の動きに何か違いがあるのかということもチェックしています。 その結果、物語やストーリーで説明された場合には、身近な例で説明された場合に比べて、脳のさまざまな場所が同時に活性化していたということが分かっています。 つまり、ストーリーで学ぶことによって、人間の脳全体を使ってインプットすることができるわけです。 だから記憶の定着としても有利になるのではないかと考えられています。 さらに、プリンストン大学が人間が相手に説明したりコミュニケーションをしている時の脳の状態をチェックしています。 例を使って事実をわかりやすく説明した場合には、人間の脳はデータ処理中枢というところが活性化していました。 ところが、入ってくる情報が物語の場合にはもっとすごいことが起こります。 物語の場合には、人間の脳はデータ処理中枢だけではなく感覚中枢というところも活性化しました。 ですから、普通に事実を勉強しようとすると、脳はデータ処理中枢だけが活性化しますが、物語として勉強しようとすると、人間の感覚まで刺激されて、脳内にはドーパミンなどやる気やモチベーションを作り出してくれるホルモンが分泌されるようになります。 それによりモチベーションと記憶力が上がります。 何か新しい分野を学んだり苦手科目を学ぶ時には、物語にしたりストーリーとして学ぶことで記憶力とモチベーションが上がります。 歴史本よりも歴史ストーリー本、歴史ストーリー本よりも歴史漫画本の方が記憶に残りやすいというのは、皆さんもなんとなくわかると思います。 これはストーリーによって脳が刺激されるからです。 苦手科目や自分が抵抗を感じる分野を学ぶのであれば、このストーリーにするということを試してみてください。 ここから先は、 簡単にできてより実践的にスキルアップしていくためのテクニックについて紹介させてもらいます。 残りの4つのテクニックも使ってスキルアップしていきたい方は 、ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたは、どんなスキルを身につけたいですか?」【超記憶力】

一問一答「あなたが、思わず心を開いてしまう人はどんな人ですか?」【信頼感のための12のNot to Doリスト】

あなたが、思わず心を開いてしまう人はどんな人ですか? 今回は、女性の警戒心を取り除く LINE のやりとりについての相談をもとに、恋愛だけでなくビジネスや営業の場面でも役に立つ信頼関係を築く方法について解説させてもらいます。 「Q. ナンパした相手の警戒心が取れていません。LINE のやりとりで信頼関係を築くコツを教えてください。」 LINE に関しては、Dラボでモテるファーストメッセージについて解説した動画がありますので、そちらを参考にしてもらいたいですが、自分の話を長々とすることだけはやめてください。 自分の話をするのは相手に安心をしてもらうためではありません。 自分の話をするのは相手の話を聞くためです。 例えば、自分の兄弟の話をしたら相手の兄弟の話も聞くことができます。 自分の休日の過ごし方を話したら相手の休日の過ごし方も聞くことができます。 自己開示は相手の話を聞いてもいい流れに持っていくためにするものです。 自分の話をして信頼してもらいたいと考えるのではなく、自分の話をきっかけに相手から聞きたい話を聞くようにしてください。 自分がどれだけプライバシーな話をしたかということによって、人間は相手に対する信頼や安心感を感じることができます。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 営利目的の壁 営業やビジネスの話をする際、商品やサービスを売りに来ているということを当然相手は理解しています。 お金目的だと判断されると、人は当然それをシャットアウトします。 商品やサービスがどんなに良かったとしても、お金目的だと思われた瞬間に商談は終わるという研究もあります。 全く同じコーヒーを出していたとしても、「NPO 団体が非営利で作ったコーヒーです」と言われた場合と、「一般の企業が作ったコーヒーです」と言われた場合では、コーヒーの味さえも変わってしまうそうです。 非営利目的で作られたコーヒーは美味しいと評価されます。 これぐらい営利目的だということを突破するのは難しいということです。 ビジネスの場面では多くの人がこの営利目的の壁を突破できていません。 では、どうすればこの壁を突破して相手の懐に入っていくことができるのでしょうか? そのためには「傾聴」が重要になります。 傾聴のテクニックについてはこちらの一問一答も参考にしてみてください。 一問一答「あなたは人の行動を変えられると思いますか?!」【聞き上手の力】 ただ、傾聴のテクニックを使ってもうまくいかなかったり、相手の話をただ聞くだけで終わってしまったという人もいると思います。 実は、傾聴する際にやってはいけないことがあります。 営業力を上げる12のNot to Doリスト 1. 頭の中で違うストーリーを展開しない 相手の話を聞いているフリをしている人がいます。 相手が話しているのに自分の頭の中で空想や妄想をしている人です。 映画を見たりしている時にも、違うことを頭の中で考えたりしています。 これと同じように、相手が話している時に頭の中で違うストーリーを展開している人が結構います。 相手の話に全力でマインドフルに集中できる人と集中力がなくて違うことに気が逸れてしまう人を比べると、相手からの印象はまったく違うという研究があります。 自分の頭の中の妄想をストップして、相手の話にマインドフルになるだけでモテるようになるという研究もあるぐらいです。 お金目的だと思われている時点で相手からの印象は最悪です。 相手からすると、商売が目的で自分の話になんて興味がないと思っています。 ですから、頭の中の空想や妄想をストップするだけで相手からの印象はかなり変わります。 マインドフル・リスニングという瞑想のようなスタイルで相手の話に集中するという方法があり、それについて学ぶのであればこちらの本がとても参考になります。 こちらはとても読みやすいですし、相手の話に興味を持って聞くというのはどういうことなのかがしっかりわかると思います。 ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] マインドフル・リスニング (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ) 瞑想を行ってマインドフルになれるようにすることももちろん効果的ですが、相手の話を聞く際には、話の内容だけでなく相手の声のトーンや抑揚など、相手の話のディテールに集中するようにしてみてください。 集中して相手の話に聞き入っている印象を持たれるようになります。 話を聞いている時に、話とは全く関係のないストーリーが頭の中で展開していないかチェックしてみてください。 傾聴のテクニックにもあった、定期的に相手の話の内容を短く要約して、自分の理解が間違っていないか確認するための質問を使うようにもしてみてください。 そして、相手の話を聞いている際には、相手との共通体験を探すようにしてください。 自分との共通点を意識していると自然と集中できるようになります。 2. 頭の中で反論しない 人は自分の頭の中で考えていることが相手にバレていないと思っています。 ですが、実際には、人は相手が頭の中で考えていることをある程度は見抜くことができます。 もちろん考えている内容を見抜くことは難しいですが、自分の意見に対して相手がポジティブなのかネガティブなのかはある程度見抜いています。 相手の脳が反論モードになっていると人はそれをなんとなく察知します。 相手が話している内容に対して「それはちょっと違うな」と心の中で考えていると相手にはバレます。 とはいえ、相手の意見を全て受け入れる必要があるということではありません。 ポイントとしては、疑問は持っても反論は持たないようにしてください。 「それは違う」「間違っている」ではなく、 「なるほど、この人はそう考えるんだ」「なぜそう考えたのだろう?」 と疑問を持ってください。 相手の意見に疑問を持つのは構いませんが、反論を持つと相手にバレます。 相手の話を聞く時には、自分の脳を反論モードではなく「疑問モード」「興味モード」に切り替えてください。 それによって自然と相手の話により集中することができるようになります。 反論モードになると相手の話を聞かなくなります。 興味もなくなるので、いつのまにか違うストーリーが頭の中で展開されます。 相手が自分とは違う意見を言っていたとしても、頭の中で反論するのはやめましょう。 もし相手の意見を変えないといけないという場合も、反論するのではなく興味と疑問を持って質問していくようにしましょう。 相手が間違っているのであれば、自分でその間違いに気づくように質問を投げかけていくことが大事です。 興味を持った疑問や質問は失礼にはあたりません。 3. ネガティブ(特に怒り)に飲まれない 営業職としては外向的で楽観的な人が向いているとよく言われたりします。 これはネガティブな感情に飲まれやすいかどうかでかなり変わってくるからです。 ネガティブな感情に飲まれると、相手の言っていることも全てネガティブにとらえてしまいます。 相手が言っていることがネガティブだと感じると、落ち込んで潰れるか、自分の方が正しいと意固地になって、時には怒りをぶつけてしまいます。 営業とは心理的に距離を縮めて信頼してもらうための作業です。 ネガティブな感情にとらわれてしまうと、相手はそこまで別にネガティブでもないし、顧客になりうる人であるにも関わらず、その可能性を無下につぶしてしまうことになります。 相手の話を聞いている時には、相手の意見や性格を推測していろいろ考えたくなるとは思いますが、自分の判断がネガティブ思考やストレスによって歪んでいないかチェックしてみてください。 自分の感情に対して客観的に判断することが大事です。 話している時にネガティブな感情を感じたとしたら次のように自分に質問を投げかけてみてください。 「それ、八つ当たりではありませんか?」 自分のストレスによってネガティブに捉えていたことに気づければ、そこで方向転換することもできます。 人は怒りの感情を感じていると自分が正しいと思い込みます。 怒りは相手を叩いて攻撃する感情ですから、仕事に限らず、怒りの感情を感じれば感じるほど振り上げた拳の落としどころがわからなくなります。 自分が正しいと思い込むので、結果的に商談も話し合いも失敗しやすくなります。 とはいえ、客観的になるというのは難しいと思いますので、クリティカル・シンキングを意識してみてください。 複数の観点から物事を見る練習をしていると、ネガティブな感情に飲まれることも少なくなります。 そのためにはこちらの本を参考にしてみてください。 悩む力ー天才にすら勝てる考え方「クリティカル・シンキング」 それも難しい場合には、少なくとも呼吸に集中してください。 怒りを感じると呼吸は浅くなります。 それに気づいて逆にゆっくりと呼吸するようにしてみてください。 人がゆっくりと呼吸している時に怒るのは難しいです。 頭ごなしに否定されたりすると怒りの感情が湧いてきたりするのもわかります。 そんな時もネガティブな感情に飲まれるのではなく、ゆっくりと深呼吸して感情を落ち着かせてみてください。 ゆっくりと深呼吸を2回から3回するぐらいでも感情に飲まれなくなります。 4. アドバイスは最後までしない 特に営業では自分に専門知識があるのでアドバイスをしがちです。 ですが、人は求めていないのにアドバイスをされると「自分を否定された」と感じます。 専門家であれば尚更求められてもいないのにアドバイスをするともったいないと考えてください。 特に男性は女性に対して偉そうにアドバイスをしてしまいがちです。 女性は自分のことを理解してくれる人と付き合ったり仕事を一緒にしたいと思っていることが多いです。 そのような場合は相手の感情に寄り添う傾聴のテクニックを使って感情を引き出してください。 それからアドバイスを求められた時に、必要な情報を提供することが大事です。 もちろん、相手に対する気遣いや優しさとしてのアドバイスは必要な時もあるでしょうが、ビジネスの場面で下手にアドバイスをすると、上から目線で商品を押し売りしようとしているように思われます。 基本的には感情に寄り添って共感を示してください。 3回求められたらアドバイスをするぐらいで丁度いいぐらいです。 5. 単調な相槌を打たない 話を聞いていないのに相槌を打つ人が結構います。 集中して話を聞いていないし内容を理解もしていないのに、ただの作業として相槌を打っています。 これは自分でするか、そんな人を想像してみてください。 聞いていないのに相槌を打つと、相槌を打つパターンが均一になります。 テンポも全く同じになり、話を聞いていないことはすぐにバレます。 もし話を聞きそびれた場合は、それを正直に言って聞き直した方がいいです。 ちゃんと話を聞いているけれど、そこだけ話を聞き逃したと思われます。 興味も疑問もないのにただ相槌を打っているというのは、かなり信頼を失いかねません。 ただ首を振るだけが相槌ではありません。 シンプルな質問や要約を投げかけるリアクションのパターンをいくつか考えておくことも大事です。 6. 次の話を考えない 相手が喋っている時に、その話が終わったら自分の鉄板ネタの話をしようと考えたりしている人が多いです。 このリハーサルのような行為をしていると信頼を失います。 自分の次の話を考えているということは、目の前の相手の話から注意がそれている状況です。 相手の話から注意がそれると、相手はそれに気づきます。 これは話が上手い人ほど陥ってしまう残念な現象です。 例えば、飲み会の場では話題の中心になったり、喋るのも上手でコミュニケーション能力も高いのに、なぜか営業では売れなかったり、ビジネスで信頼を築くのが下手な人がいます。 それは相手の話を聞くことではなく、自分が喋ることばかりを考えているからです。 対策としては、相手から質問を投げかけられるまではひたすら話を聞くことをトレーニングだと思ってしてみてください。 質問に関しては何を聞かれるかわからないから準備ができません。 相手から質問が飛んでくるまではひたすら傾聴です。 鉄板ネタの引き出しを増やしておくことも使えると思います。 いくつも引き出しがあるのであれば、わざわざ相手が話している時に準備する必要がありません。 ここから先は、さらに信頼関係を深めるために避けてもらいたいポイントを解説していきます。 誰とでも仲良くする必要はありませんが、どうしても心を掴まなくてはならないタイミングや人もいると思います。 その時にチャンスを逃さないために続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたが、思わず心を開いてしまう人はどんな人ですか?」【信頼感のための12のNot to Doリスト】

一問一答「あなたは、毎日を楽しむために、どんなことを大切にしていますか?」【人生楽しむ心理学】

あなたは、毎日を楽しむために、どんなことを大切にしていますか? コロナ禍以降、多くの人が将来への不安を抱えストレスを感じながら過ごしています。 そんな中、同じことをしていても、楽しめる人もいれば楽しめない人もいます。 過去の経験は間違うと偏見や先入観を生み出します。 そうなるとチャンスも出会いも失ってしまいかねません。 今回は、人生を楽しむコツについての質問をもとに、同じ人生でもより楽しんで幸せに生きていくための心理学について解説させてもらいます。 「Q. 人生を楽しむコツを教えてください。」 好奇心を発揮することではないでしょうか。 人間は新鮮なものにしか楽しみを発揮しないということがあります。 常に新鮮さを感じられるように工夫するか、新しいものを探し続けて挑戦する好奇心が必要だと思います。 好奇心を発揮することが人生を楽しむコツだと思います。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスです。 同じ人生をより楽しむための心理学 普段の生活が変わらなくても人生の質を高める方法はあります。 意外と小さなことが人生の満足度を左右しています。 お金と目標設定 お金を追い求めることも重要ではありますが、あまり求めすぎるのも人生の満足度という点ではよくありません。 金銭的野心が大きすぎると、それは現実とのギャップから不満につながり、余計に自己実現から遠ざけることになってしまいます。 今の年収が500万円なのに、いきなり年収1億を目指しても苦しくなるだけです。 これはあまりに現状からかけ離れた目標を掲げるのがよくないということです。 今の現実を受け入れた上で、現実的に成長していける目標を掲げるようにしてください。 まずは現状を把握した上で、そこから自分のベースラインを決めてください。 例えば、読書でもまだ読んだことがない本をいきなり自分で読もうとするのは無理です。 現実的に考えてどれぐらいのペースであれば読めるのかということを把握した上で、そこからスピードを10%ずつ早くしたり、読む量を10%ずつ増やしたりすることで、徐々に成長していくものです。 この増やす割合としては、2回に1回ぐらいは成功するぐらいがベストです。 半分は成功するけど半分は失敗するぐらいのペースで増やしていくのがちょうどいいです。 ハーバード大学の研究で 、失敗と成功が半々の時に人は最もやる気が出るとされています。 皆さんの今年の目標について、ここで少し振り返ってみてください。 スケジュール帳などを見ながら、2日に1回ぐらいは成功しているのであれば、難易度としては最適だということです。 それよりも成功頻度が多いのであれば、目標をもう少しだけ上げてもいいでしょうし、成功よりも失敗の方が多いのであれば難しすぎるので、少しだけ下げてもいいと思います。 目標だけでなく期待度を高くしすぎることは人生の満足度を下げてしまいます。 期待と現実にズレがあると満足度は15%低下してしまうという研究もあります。 「足るを知る」という言葉がありますが、現実的に自分が持っているものに目を向けて人生を楽しむことを考えるようにしてください。 成功体験にとらわれるな! 人は良くも悪くも上手くいったことは続けることができます。 逆に、一度上手くいってしまうと、同じところに執着してしまう時もあります。 ビッグウィン仮説と言いますが、人は大きく勝利すると思考が凝り固まってしまうものです。 ギャンブルについて調べた研究を見てみると、ギャンブルでも人は大当たりすると、どんなに負けが続いていてもギャンブルを続けてしまうということが指摘されています。 最初に大当たりした人は72回もギャンブルを続け、最初に大当たりしなかった人は58回で切り上げたそうです。 過去に成功するとその方法を続けたくなります。 組織でも個人の仕事の方法でも同じことが起きてしまいます。 自分の成功や仕事の方法に固執してしまうと、それ以降のチャンスを見逃してしまいます。 これは投資でも同じです。 たまたま投資が上手くいって、2倍や3倍に成長したとしたら、その成功体験は「自分の資産が2倍や3倍になる」ということを想像させます。 1回の勝利に固執して同じ方法を続けるので、損切りできなくなったり、結果的に残念なことになります。 煮詰まったら休憩せよ! レミニセンス効果と言われるものですが、休憩には記憶に残りやすくなったり学習効果を高めるメリットがあります。 働く時間を減らせば減らすほど人間はもっと成果を出すことができます。 必死で毎日長い時間働いている人ほどうまくいかないのは、皆さんもなんとなくわかることだと思います。 受験生でも、毎日必死に勉強しないといけない、そうすることでしか受験に合格することはないと強迫観念にとらわれて頑張っている人もいると思います。 それではうまくいかなくなってしまいます。 5分とか10分でもいいので上手に休憩を取る必要があります。 とはいえ、ダラダラと休憩ばかりしていたり、休憩してもやる気が復活しないという人もいるのではないでしょうか。 ウィーン医科大学の研究で、休憩を取った場合と取らなかった場合で、どのくらいパフォーマンスが変わって、どんな休憩の取り方がベストなのかということを調べてくれています。 研究チームによると、当然ですが、休憩をとると労働時間や作業時間はその分減ります。 ところが、一般的な仕事や勉強についての成果はプラス5%になっていました。 そして、そのクオリティはプラス8%にもなっていました。 休憩はやはりかなり大事なようです。 休憩には、この成果やクオリティを上げてくれる以上のメリットもあります。 この研究では、仕事終わりの疲労感も減少しています。 休憩による疲労度の減少効果としては、その休憩をとった直後にしか得られないものだと考える人が結構います。 休憩を取ったら、その直後の集中力が上がったりやる気が出るだけだと考える人がいますが、休憩を取った場合の方が、休憩を取らずに同じ作業量をこなした場合に比べて、仕事や勉強が終わった後の疲れ方が全く違います。 休憩を取らないと、それにより疲れが溜まりやすくなってしまい、結果的に毎日のやる気を奪ってしまいます。 自分の主観的な疲労度を軽減する効果もあるわけです。 まず当然ですが、どんな休憩方法であっても休憩を取らない場合に比べて活力や認知機能が高くなり疲労感が減るという効果は確認されました。 どんな休憩方法であっても休憩を取らないよりはメリットがあります。 そんな中でも、最も活力がアップしたのは軽い運動を行う休憩でした。 ストレッチや軽い運動を行う休憩が最も活力が高くなり、認知機能も高くなって頭の回転が速くなっていました。 さらに疲労感も減少していたそうです。 受験生や頭脳労働をされている方は、休憩時間には軽い運動をするのがいいのではないでしょうか。 休憩の効果を最大限に得るためにはそんなに激しい運動をする必要もないようです。 研究チームによると、6分から10分程度のストレッチや軽いジョギングがベストだそうです。 簡単なストレッチや軽い縄跳びぐらいでいいそうです。 ジョギングのようにその場で軽くジャンプをするだけでもいいと思います。 これだけでもかなりの回復効果を得ることができるそうです。 1日20分で集中力1.5倍! 瞑想によって集中力を鍛えることができます。 アメリカのGRE(Graduate Record Examination)という日本でいうところの大学共通テストがありますが、瞑想することによって、このスコアも上がったという研究があります。 瞑想は難しいという人もいると思いますが、小学生を対象に行われた研究もあります。 算数のテストを行う前に10分間だけ呼吸に注目して簡単な瞑想をしてもらいました。 それによって計算ミスが減ったりテストのスコアが良くなったということが確認されています。 これはとても簡単で呼吸を21回カウントするだけです。 自分の呼吸に意識を集中してください。 余計なことを考えてしまってもいいので、それに気付いたらすぐにまた呼吸に意識を集中してください。 息を吸って息を吐いたら1カウントです。これを21までカウントしてください。 もっと効果を得たい場合には、21まで数えたらまた1から数えてください。これを繰り返すだけです。 この21までというのが結構ポイントで、20のような切りのいい数字よりも21のように中途半端な数字の方が意識を集中できるそうです。 別に23でも27でも構いませんが中途半端な数字の方がいいと思います。 ちなみに、毎日瞑想するのが難しいという人は、1日にたった20分だけでもいいので、この方法で呼吸に集中する時間を作るようにしてみてください。 これを週に4回行うだけでも、集中力が1.5倍になったという研究もあります。 呼吸をカウントするだけですので、とても簡単ですし子供もできるのでおすすめです。 成功は努力?運? 成功した人を見た時に、皆さんはそれが努力によるものだと考えますか?  それとも 、運が良かった人だと考えますか? 幸運に関する研究では、自分が運が良いと思っている人の方が視野が広がり結果的に幸運が舞い込む可能性が高くなるとされていますが、成功は努力の結果だと考えている人の方が、幸運によるものだと考える人よりも真面目にやるべき事をコツコツと続けて最後までやりきることができると言われています。 成功するためには努力も大事だけれど、結局は運が大事なんだと考えている人は、最後までやるべきことに取り組む確率が減り、途中で投げ出してしまう可能性が高くなります。 運も大事だけれど、結局努力の方が大事だと考えている人は、諦めることなく最後まで取り組むことができるので、実際に成功をつかむ可能性が高くなります。 自分が運が良いと思うことが大事です。 ただ、成功をつかむためには運よりも努力が大事だと考える人の方が真面目に取り組むことができます。 ということは、皆さんが物事が上手くいった時には「努力した結果だ」と考えてください。 そう思えるように、運に任せるよりも努力が成功につながると考えてください。 年始にお詣りに行ったり神頼みもした人も多いでしょうが、運に任せる人は努力が続かなくなります。 神様に誓いを立てるという人もいるでしょうが、どうせ誓うのであれば、自分の家族や同僚に公言したりする方がいいのかもしれません。 人生を楽しむためのおすすめ サイコロジー・オブ・マネー――一生お金に困らない「富」のマインドセット 一生お金に困らない人もいれば、とんでもない大金を稼いでもそれを一瞬で失ってしまうような人もいます。 豊かになることよりも「豊かであり続けること」が大事です。 貧しい状態から豊かになり、それを維持するにはどうすればいいのかということを教えてくれる本です。 お金にはそんなに興味がないという人でも、お金について学ぶことができる素晴らしい本だと思います。 ちなみに、この本と一緒に読むと、より人生が変わるであろう本も紹介しておきます。 DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール 人は死ぬ時に大金を残しても意味はありません。 例えば 、死ぬ時に3億円を残したお金持ちがいたとします。 そのお金持ちは、死ぬ前に3億円分の労働をしなくても良かったわけです。 早めに働くことを終わらせれば、それだけ人生を楽しむことができたはずです。 死ぬ時に3億円を持っていても、その3億円で明日を買うことはできません。 ここから先は、恋愛や結婚で長く幸せに過ごす方法や、科学的に運気を上げる方法から本当に幸せになる方法まで解説していきます。 今年一年楽しく過ごしたい方はぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたは、毎日を楽しむために、どんなことを大切にしていますか?」【人生楽しむ心理学】

一問一答「あなたは、どんな人と一緒に働きたいですか?」【職場の人間関係】

あなたは、どんな人と一緒に働きたいですか? 今回は、どんな職場に行っても必ず1人は嫌な人がいるという悩みを抱えた方からの相談をもとに、職場の人間関係でミスらないための心理学を解説させてもらいます。 「Q. どの職場に行っても必ず1人は嫌な人がいるのはなぜでしょうか? それとも自分がそんな人を必ず1人作っているだけでしょうか?」 1人ならまだいいのではないでしょうか。 聖書に出てくる有名な言葉があります。 キリストが奇跡の力で人々の難病を治すというストーリーがありますが、難病を治した10人のうち2人はキリストにお礼を言います。6人は別に何も言わず、2人は文句を言って帰って行ったとなっています。 バカは2割ぐらいはいるので、皆さんが付き合うべきは全体の2割で、皆さんが付き合ってはいけないのも全体の2割、どうでもいい相手が6割です。 付き合うべき2割を探すというのが人生というゲームだと思います。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 職場の人間関係と人生 人間関係での社会的反芻思考 職場の人間関係は重要です。 基本的に仕事による人間関係を円滑にすることで社会的なストレスを軽減することができます。 つまり、仕事上の業務に対するストレスより、仕事で関わる人間関係のストレスの方がはるかに大きいということです。 こういった人間関係の悩みでは社会的反芻思考という現象を起こします。 人間関係の悩みはなかなか解決するものではありません。簡単に大きく変わるものではないのは容易に考えられると思います。 人間は良くも悪くも今の人間関係を維持しようとしがちですから、一旦関係が構築されるとそこから変わることが難しくなります。変わらないから、反芻思考が起きて繰り返してしまうわけです。 多くの場合、一度してしまったミスや失敗によって、この人はダメな人だといわゆるレッテルを貼られるようになってしまい、反芻思考を繰り返してしまいます。 人間は自分の貼ったレッテルを守り維持しようとしてしまいます。 ダメな人だと思うと、ダメなところを探すようになってしまい、当然予想通りの結果しか出てこないし考えなくていいから楽なわけです。 このような反芻思考により評価されてしまうと、何をやっても怒られるとか、いつも同じような注意を受けるというようなストレスのループにつながってしまいます。 コミュニティーへの帰属意識 そして、コミュニティへの帰属意識が重要になってきます。 同じコミュニティに帰属しているという意識が満足度を高め、仲間たちと仲良くしたいという気持ちにもつながります。 コミュニティへの帰属意識が高ければ高いほどやりがいも高まりストレスも少なくなります。 どんな仕事をしているかよりも、一緒に働いている人たちをどのように感じているのかの方が大切です。 会社の同僚たちへの不満ばかり言っているような人は満足度は低くなるわけです。 自分の所属しているコミュニティに対して不満しか持っていないような人は自分もダメになってしまいます。 ウォーレン・バフェットが言っていたように、どんな仕事をしていくら稼ぐかよりも誰とともに働くのかが非常に大事です。 職場で味方を見分ける方法 基本的には、3回仲良くなろうと試みて無理だったら諦めても構いません。 普通の人間関係でも同じですが、3回会うと人は相手に対するイメージが固定されます。 逆に言うと、3回会って話しても仲良くなれない相手とは、それ以上は難しいということになります。 もちろん、これは簡単に話をするだけではなく、普通に考えて、これだけ話したり一緒に食事をしたりすれば仲良くなれるだろうというイベントを3回以上続けても変化がない場合は、次に行った方がいいというだけです。 ということは、少なくても3回は自分からチャレンジするようにしてみてください。 職場の中では、コミュニケーションにミスしたり、過って悪いイメージを持たれてしまうこともあると思います。 もちろん、直属の上司だったり関係を改善しなくてはならない相手であれば別ですが、そうでない場合には、諦めて次に行った方がいいかもしれません。 京都大学の研究で、一度ついてしまった悪いイメージを覆すために頑張るよりも、新しい人脈を開拓した方が労力としてもコスパとしても良いのではないかという結果が示されています。 新しい人間関係を作ることと同時に、嫌われても大丈夫と思える感覚を持つようにしてください。 もちろん失敗した時には謝罪することも必要です。 謝罪しても嫌われたり関係を改善するのが難しいのであれば、諦めて次に行くことも大切です。 努力無しで仕事が早く終わる方法 仕事の能力というのは伝染します。これはハーバード大学が約2,000人のオフィスワーカーを対象に行なった実験によりわかっています。 自分と違うタイプの「仕事の出来る人」の隣りにいると、本人も特に認識することなく自分の作業効率も上がり処理スピードも向上するということです。 オフィスでの配置や誰の隣りにいたのかということが、仕事でのパフォーマンスにどの程度影響したのかを調べた研究を見てみると、仕事の能力・生産性の10%は隣りにいる人で決まっているということです。 この論文では、オフィスワーカーを3つのタイプに分類しています。 オフィスワーカーの分類3タイプ ①生産型ワーカー たくさんの仕事をこなす人です。質よりも量をこなしていくタイプで、全体の25%程度がこのタイプでした。 ②品質型ワーカー クオリティを重視する人です。クオリティの向上に時間を費やし、その分仕事量は多くなく、たくさんの仕事をこなすというよりは質を高めたりブラッシュアップするタイプで、全体の25%がこのタイプです。 ③アベレージワーカー 生産性も平均的、質も平均的といういたって普通の人で、50%がこのタイプでした。 この3つのタイプに分けて、オフィスの中でどのような配置で座って仕事をしているのかを調べたところ、誰の隣で働くと良いのかということがわかりました。 ①生産型ワーカーと②品質型ワーカーが隣に座って仕事をすると、生産性は17%向上し、作業効率も17%向上しました。 つまり、ガンガン仕事をこなしていくタイプの人と、コツコツと積み上げていくタイプの人が隣りに座って仕事をすると皆さんの生産性まで上がるということです。 ちなみに、平均的な人の③アベレージワーカーが①生産型ワーカーや②品質型ワーカーの隣りに座っても10%程度の効果がありました。 しかも、この効果は座席を変えるとすぐに効果が現れました。 ということは、席が決まっていない会社であれば、早く仕事を終わらせたいという日は仕事の出来る人の隣に座るとその瞬間から自分の生産性も上がり仕事も早く終わるようになるということです。 ただし、同じタイプの人同士が隣りに座ったら生産性の向上は見込めません。自分と違うタイプの仕事をこなす人の隣に座ることをおすすめします。 仕事のできないネガティブな人の隣に座るとどうなるのかと言うと、これだけで圧倒的に生産性が下がります。ネガティブな影響も受けますので気をつけて下さい。 人間の仕事ぶりは隣にどんな人が座るかに影響を受けます。 ちなみに、1人で仕事をしている人は猫と一緒にいると良いです。 猫がそばにいるだけで人間の生産性は33%も向上するということがわかっています。 職場での自己開示 職場で仲良くなろうと考えた時に、無駄な飲み会に参加すれば良いということではありません。 仲良くなりたいのであれば、できる限り2人きりであって自己開示するようにしてください。 飲み会やたくさんの人がいる場で自己開示するのは難しいものです。 2人きりで話している時の方が、親密な関係を築くための自己開示がしやすくなります。 例えば、昼食に誘ってみたり営業に行く時に同行させてもらったりしてみてください。 自己開示のしやすさについて調べた研究を見てみると、その場の人数が増えれば増えるほど自己開示は難しくなります。 飲み会では別に仲良くなれません。 好奇心を鍛えると社内の対立が減る! 好奇心を鍛えると社内での対立が減るということが研究により判明しています。 やたらと好奇心が溢れて、子供のようにいつもなんでなんで?と質問してくるような人がいたとしたら普通に考えるとうざいと感じると思います。 ところが実際には違います。好奇心を発揮して色々と質問してくる人はめんどくさいイメージがありますが、実際には、好奇心を持っている人の方が他人の立場で物事を推定しやすくなります。 ですから、ビジネスをする場合でも、自分の立場だけでなくお客様や他の見ている人たちがどのように考えるのかということにまで考えが及ぶそうです。 好奇心が他人の立場で考える能力を高めてくれるので、自分のスタンスだけにとらわれることがなく相手の考え方も理解することができるので、無駄なトラブルが起きることが減り無駄な社内の対立も減って、結果的に楽に仕事をすることができるようになるということも言えるわけです。 自分が相手の立場だったらどのような行動をするか、自分が相手と同じような場所に座って同じようなことを言われたとしたらどのように答えるかということを考えた方が、ただ単に相手が何を考えているのかということを想像するよりも、はるかに相手の思考を読みやすくなるという研究もあります。 好奇心というものは相手の心理状態を推定する上でも大事なことですので、交渉なども上手くなるということが言えるのではないでしょうか。 相手の立場に立つことができるということももちろん大切なポイントではありますが、好奇心が強い人は情報を共有する可能性が高いと言われています。 リーダーシッププログラムについて調べた研究を見てみると、好奇心を鍛えられた人たちはそうでない人たちに比べて情報共有をするようになっていたということです。 別にそれを意識しているわけではないのに、自分の考えていることや新しい情報を組織やチームに対して積極的に共有するようになり、その結果、組織やチーム自体のパフォーマンスが高まるということに繋がっていました。 周りの人達の意見をちゃんと聞くようになったし、周りの人達もそれに触発されて他の人の意見を聞くようになったそうです。 ですから、皆さんの職場でなかなか他の人の意見を聞いてくれないという人や自分の意見ばかりを通そうとする人がいたら、皆さんの好奇心を発揮するとその人たちもそれに触発されて他の人の話を聞くようになる可能性も結構あるということも考えられます。 コミュニケーションをスムーズにして人間関係の面倒さをなくすという意味でも、好奇心というものはとても重要になってくるということです。 就職や転職でミスらないためのおすすめ 職業選択を考える上でまずは読んでいただきたいのがこの本です。 科学的に正しい職業の選び方について教えてくれます。 科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方 ブラック企業に入ってしまうと、人はどんどん判断力を失いリソースを奪われてしまいます。 その可能性に気付いたら出来る限り早く抜け出す必要があります。 このような企業を見抜く方法と、今そんな会社にいてなかなか抜け出すことができない人が抜け出すにはどうすればいいのかということについてはこちらの本が役に立ちます。 ブラック職場があなたを殺す 職業選択で重要な能力としては決断力もあります。 自分の人生や収入を左右する判断をすることは勇気がいることです。 ただ、この決断力というものは技術なので誰でも学べば高めることができます。 その高め方を解説したのがこちらの本になります。 超決断力ー6万人を調査してわかった 迷わない決め方の科学 ここから先は、さらに職場での NG 行為や職場選びの基準、職場で無能な上司や同僚がいた時の取扱いから相手の気分を害してしまった時の対処法まで詳しく解説していきます。 職場の人間関係で面倒を抱えたくないという方は、ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたは、どんな人と一緒に働きたいですか?」【職場の人間関係】

一問一答「あなたが、今欲しい“使える知識”はどんなものですか?」【超記憶力】

あなたが、今欲しい“使える知識”はどんなものですか? 今回は、仕事や勉強でどこから他人に相談するべきなのかという質問をもとに、使える知識として記憶力を高めていく方法について解説させてもらいます。 「Q. 勉強や仕事では、どこまで自力で解決しようとして、どこから他の人に相談するべきなのかということにいつも悩みます。何か良い方法はあるでしょうか?」 自力で解決することは確かに大事です。 受験勉強で、数学は暗記科目だから、答えがわからない時にはすぐ人に聞いた方がいいという本がありましたが、これは科学的には嘘です。 人間というものは、悔しさなどネガティブな感情によって、それが長期記憶になって残るものです。 ですから、思い出せないことが悔しいとか感情を作ってから人に聞くと頭に定着しやすくなります。 悔しさによって人の記憶に刻まれるということを覚えておいてください。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 記憶力を高める3つのポイント 記憶力はトレーニングによって鍛えていくことができる能力です。 筋肉と同じように、どんなに運動やスポーツのコツを詳しく知っていたとしても、筋肉がなければ運動やスポーツとは結びつきません。 筋肉や体力と同じように記憶力は鍛えなければなりません。 記憶力に必要な要素は3つあります。 1.インプットする力 2.効率よくアウトプットする力 3.日常的に記憶力が高くなる習慣 つまり、インプットする力とアウトプットする力の両方を鍛えながら、普段から記憶力が高くなるような習慣も身に付けることができて、初めて甚大な記憶力を手に入れることができます。 とはいえ、今はスマホで検索すればすべての情報が手に入る時代です。 記憶力というものはただ情報を詰め込むだけということではなく、記憶力を鍛えればアイデアも出やすくなります。 頭の中にあるイメージや情報を必要な時に引き出すことができるようになるので、適切なタイミングで適切な知識を出せるようになります。 それによってアイデアが出やすくなったり判断能力が上がったり、人間関係でも恋愛関係でも役に立ちます。 当然ですが、質問に即答で答えたり必要な情報が瞬時に出てくるので、それによって周りからはカリスマ性が高いと思われるようになります。 ですから、記憶力が高い人は人生がイージーモードになります。 そして、正しく過去の記憶を思い出すこともできるようになるので、過去の苦しい記憶が日を追うごとに歪んでしまい自分を苦しめることも無くなります。 記憶を扱う能力が高くなるということなので、トラウマや過去にとらわれることも少なくなります。 インプットは勉強時間の2割から3割 使える知識を考えるのであれば、絶対にしなくてはいけない学習法として、「検索練習」という学習法があります。 これはビジネスでも使えますし、受験や試験対策としても使えます。 様々な資格試験なども含めて、全ての試験のための勉強法に使えるものです。 これは簡単に言うと、苦しい思いをして頑張って思い出すという勉強法です。 単語帳を作ったり問題集を解いたり、一問一答の問題も全て検索練習です。 本番でアウトプットできる勉強をしたいのであれば、「ひたすら苦労してアウトプットする」という練習をしておく必要があるということです。 苦労して頑張って頭の中から引っ張り出す時間を増やさないと、実際に本番で使える知識にはならないわけです。 インプットの量よりもアウトプットの量を増やすようにしてください。 具体的には、インプットを2割から3割ぐらいにして、アウトプットする時間を7割から8割ぐらいにしてください。 ここまでアウトプットする時間を増やしていないと、本番で使える知識として記憶に定着しません。 知識を使える形で覚えたいのであれば、インプットは2割から3割です。 それ以外はひたすら検索練習をしまくってください。 問題集を解いたり、友達とクイズのように問題を出し合ったり、すぐに答えを見ないで限界まで考える時間を作って下さい。 どうしても思い出せないというような悔しい思いを重ねながら、苦労して思い出す練習が大切です。 これはさまざまな研究でも実証されていることです。 人はテストなどの本番になると緊張やストレスを感じます。 このストレスというものは、人が記憶の中から情報を取り出す能力を著しく下げてしまいます。 試験の時や本番で頭が真っ白になるということもあると思いますが、本来は取り出すことができるはずの情報を取り出すことができなくなっているから、それにより焦ってしまい、焦れば焦るほど情報が更に取り出すことができなくなり、本来であれば解ける問題も解けなくなってしまいます。 検索練習の効果について調べた研究を見ると、検索練習を行った学生は、そうでない学生と同じだけの時間勉強しているのに、1.5倍も記憶に定着していたということが確認されています。 ですから、毎日何時間も一生懸命ひたすら勉強するのではなく、インプットする時間は1時間ぐらいに決めて、それ以降はひたすら問題集を解きまくったり検索練習をする時間にした方が、使える記憶としての脳への定着には効果的です。 かなり複雑な情報でも、検索練習を行っておけば思い出すことができる率は高くなるそうです。 受験や試験を控えている方は、この検索練習のための時間を増やすようにしてください。 ちなみに、勉強や復習のためにノートを活用している人も多いと思います。 このノートの使い方についても、効率が悪い使い方をしている人が結構多いです。 効果的なノートの取り方についてはこちらの本も参考にしてみてください。 あなたの知識を驚くべき結果に変える 超戦略ノート術 効率的にインプットする方法 まずは効率的にインプットする方法を6つ紹介させてもらいます。 学習や記憶に関する先行研究をベースに、記憶力を高めて効率的に学ぶ方法についてまとめた研究があります。 勉強法については、アンダーラインを引いたり何度も再読することは意味がないということを皆さんもご存知だと思います。 勉強の場合でも仕事の場合でも、テキストや資料の特定の部分を強調したりすることは、記憶としては意味はありません。 これらは非常に受動的な学習法で、記憶のためには自分の頭の中にある情報をいかに引き出すかが重要になります。 能動的に思い出す頻度を高めることが重要だということです。 ですから、いくら再読したり内容を強調したところで、テストや本番での安心感を促す効果しかありません。 記憶には全く残りません。 1.自分に問いかける 物事を記憶に残すためには情報の関連性を作ることが重要になります。 自分事にしたり身近な例を作ったり、自分との関連性が必要です。 その関連性を作る最も簡単な方法として、自分に問いかけたり自分に対して説明するという方法があります。 例えば、テストやミーティングの前に何かを覚えなくてはならないのであれば、自分に対して疑問を投げかけてみてください。 「なぜこうなるのだろう?」 「なぜこのようなデータが出たのだろう?」 「なぜこのような結果が出るのだろう?」 自分に対して疑問を投げかけて、疑問を持った状態で調べるようにしてください。 普段から常に自分に疑問を投げかけるようにしてください。 2.他人に説明する 皆さんもよくご存知のように、人に教えるつもりの学習法は効率的に頭に残ります。 実は、自分に説明するということとこれを組み合わせると効果は最大化します。 つまり、他人に教えるだけでなく、自分にも説明した上で他人に教えると記憶に残りやすくなるということです。 自己説明と他者説明では、少し説明の仕方が変わります。 人は他人に説明する時にはシンプルに物事を説明しようとします。 それによって、自分に説明しようとする時とは違う思考が生まれます。 同じ内容を2つの違った視点から見直すようになるので、結果的に結びつきが増えて記憶力が上がります。 他人に説明することによる記憶力の向上についてはその理屈はよくわかっていませんが、おそらくは、他人に見られているという感覚が記憶力の向上につながっているのではないかと考えられます。 例えば、同じ内容であっても、それを小学生に説明する時には? 高校生に説明する時には? 社会人に説明する時には? 自分よりも年上の人に説明する時には? と年齢によって説明対象を分けてみてください。 それぞれ相手を想像しながら説明すると、それだけでかなり記憶に定着するようになります。 同じ事を何度も何度も学ぶよりも、やり方を少しずつ変えて学んだ方が記憶に定着します。 これは他人に教えるつもり勉強法でも同じことが起きて、相手を変えてバリエーションを増やして説明することで、使える知識として記憶に定着するようになります。 3.間違いがわかるフィードバック 後から自分の記憶が正しかったか振り返ることは重要ですが、重要なのは間違いがわかるタイプのフィードバックだけです。 人が最初から答えを見ると覚えません。 自分が覚えているつもりになっていることがあったとしたら、いきなり答えを見るのではなく、それについてじっくりと考えて悩んだ上で答えを見てください。 それで間違っていたとしたら、人間の感情を司っているエリアが刺激されます。 それによって感情が誘起されて記憶が残りやすくなります。 だからこそ間違いを恐れないでください。 記憶力に関しては間違えなくなるまで間違えてください。 もちろん、法律を犯すような間違いはよくありませんが、そうでない場合には、間違えなくなるまで間違えればもう間違わなくなります。 それぐらいの心づもりで恐れずにどんどん間違えてください。 ここから先は、皆さんが日常的にできる記憶力をおよそ2倍にもする方法について解説させてもらいます。 勉強を頑張っている学生の方にも、新しいスキルを身につけたり更に飛躍するために新しい知識を学んでいる社会人の方にも、読書によってもっと使える知識を身につけたいという方にも参考になる内容です。 ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたが、今欲しい“使える知識”はどんなものですか?」【超記憶力】

一問一答「あなたは、これからどんなことにお金と時間を投資したいですか?」【人脈と投資の技術】

あなたは、これからどんなことにお金と時間を投資したいですか? 今回は、離婚調停中でなかなか離婚に応じてくれないという問題についての相談をもとに、僕たちがどのように未来のための投資をすれば幸せになれるのかということを考察していきます。 「Q. 夫のパワハラと不倫が原因で離婚調停中ですが、夫がなかなか離婚に応じてくれません。応じてもらうためにどのようなアプローチがいいのでしょうか?」 まずパワハラと不倫が原因になっているのであれば、おそらくはその証拠さえあればいいとは思いますが、いずれにせよ弁護士の人に任せた方がいいと思います。 裁判ははっきり言って自分でしない方がいいです。 裁判によって消耗するのは結局のところお金と時間だけです。それが終わったところで裁判によって幸せが訪れるわけではありません。 証拠の確認や条件面など色々あると思いますが、そういう面倒くさい過去の清算にまつわることはできる限り弁護士の方に任せて、それと同時に、自分は未来に向けた投資にも時間を使うようにしてください。 細かい部分は弁護士の人に相談しながら進めてもらいたいですが、新しい出会いや次に向けた行動もしながら、離婚の調停を進めるというのが一番合理的なのではないでしょうか。 自分の時間を無駄にしないようにだけ気を付けていただけたらと思います。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 客家大富豪の教えから考察する「人脈と投資の技術」 華僑に占める客家の割合は1割にも満たないと言われていますが、客家は華僑の富の30%を所有しているそうです。 世界経済を裏で動かすといわれる人物を輩出している客家に伝わる教えから、豊かに生きるための人脈と投資の技術について考察していきます。 こちらは投資初心者の方には特におすすめです。 ストーリー形式で18の金言から商売や投資の極意だけでなく人生の生き方も学べます。 投資やビジネスに興味はないという人も読んでいただけると、かなり感じるところがあるはずです。 客家(はっか)大富豪の教え 人に振り回されず、人に動いてもらうにはどうすればいいか? 人は基本的に自分に似た人に好意を持ちますし、自分の人生を豊かにしてくれるのはごく一部の親しい人間関係です。 とはいえ、お金持ちと近づきたいという人も多いでしょうが、客家には、「金持ちとばかりつるんでいるとバランス感覚を失う」という教えがあります。 普通の人と話すのはチャンスだから、あえてエコノミークラスに乗るそうです。 ここで重要なのはエコノミークラスに乗ることではなく、隣の人に話しかけてみることです。 飛行機だけでなく、様々な場面で近くに人がいたら「隣の人と話す習慣」を作ってみてください。 日本では近くの人に話すことに抵抗感があったり、逆に失礼なのではないかと考えてしまう文化があります。 海外では人に話しかけることに対するハードルがとても低いです。 話しかけて気まずい感じがしたら、そっと離れればいいだけです。 ビジネスには大義が必要 一緒にビジネスをしたり、将来のための人脈が欲しいのであれば、どこにチャンスや出会いがあるかわかりません。 出会いがあっても、その出会いを有益な人脈やチャンスに繋げることはまた別の話です。 特に、ビジネスでは他人の金儲けをわざわざ手伝いたい人はいませんので、そこには大義が必要になります。 この大義というのはとてもシンプルな話で、「そのビジネスが誰を幸せにしているか?」ということを明確にしておくということです。 例えば、「このビジネスで一緒に稼がない?」と言われるよりも、「このビジネスで自分と一緒に世界を変えないか?」と言われた方が、当然、興味が出てきます。 そのためには、そのビジネスが誰を幸せにするのかということを考える必要があるということです。 信用できる相手を見分ける 信用できる相手を見分ける方法も重要です。 遅刻をする人とはビジネスをしないという人も結構いると思いますが、これは結構正しいようです。 「大きな約束は誰でも守りますが、差が出るのは小さな約束をどれだけ守れるかだ」という教えが客家にはあります。 もちろん、時間にルーズな人は逆にクリエイティビティが高いという傾向もありますので、クリエイティビティが求められる場合には、そうでない場合もあるとは思います。 そして、「家族を大事にしない人間は信用するな」という教えもあります。 自分にとって最も身近な人間である家族を大事にすることができない人は、友人や仲間を大事にすることもできません。 客家の人たちは、なかなか人を信用しないからこそ、一度信頼関係を築くことができたらその友情は永久に続くそうです。 パーティーなど人が多いところでは、誰とでも仲良くなれる外向的なパリピと親しくなりたいと考える人が多いでしょうが、あまり人と積極的に話すことが苦手な人と親しくなった方が、将来的には信頼できる深い関係になれる可能性も高いです。 これは、少ない友達と深く付き合うからです。 本当に信頼できる人を見つけて、その人たちに依存するわけでも振り回されるわけでもなく信頼関係を深めていくことが大切です。 人脈もお金も振り回されないことが重要です。 周りに流され自分が動くのではなく、自分が集団を動かして人生を切り拓く必要もありますから、自分の頭で考えて人を動かすことができる人と付き合うようにしてください。 お金も全く同じで、お金の事ばかりを考えている人はお金に振り回されている人です。 お金に振り回されるのではなく、お金に働いてもらうことを考えるようにしてください。 人を動かす「3」の魔力とは? 客家の教えの中にも出てきますし、優れた名作は三部作であることが多かったりするように、「3」という数字は重要です。 相手を説得する時の根拠も、プレゼンで説明するポイントも、迷ったら3つにしてください。 例えば、広告も3回同じものを見ると購入意欲が出てくると言われます。 「最近これが流行っている」と人が感じるのも、一定の期間に3人から同じ話を聞くと、人はそれが世の中で流行っていると考えるようになるからです。 これを人間関係に使うのであれば、本当に仲良くなりたいと思う人がいるのであれば、その人の身近な人に少なくとも3人は、その人の長所や優れたところを話しておく必要があります。 時には嘘を本当にする勇気も! 客家には「一人を永遠に騙すこと、大勢を一時的に騙すことは可能だが、大勢を永遠に騙すことは不可能」という教えもあります。 例えば、人から頼みごとをされた際に、その分野の知識がないからといって、自分にはできないと答えるとチャンスを逃すこともあります。 知ったかぶりをすればいいということではありませんが、「知っている」「できる」と言い切ってから、その後必死に学んだり調べたりすることも時には必要です。 時には嘘をつくこともあったとしても、それを真実にできるように努力してください。 DaiGo師匠が、メンタリストとしてパフォーマーだった頃には、ビジネスの相談を受けた時に同じように対応したこともあります。 ビジネスの経験があると言い切った上で、短期間の間にそれが本当になるように必死に努力しました。 同じように嘘を本当にして大成功したのがビル・ゲイツです。 Windows が完成しているわけでもないのに、商品があるかのように話していました。 それから実際に作ったというのは有名な話です。 嘘を本当にする勇気があるのであれば、嘘もハッタリも時には必要です。 限られたものを取り合うマイナスサムゲームではなく、市場を拡大するプラスサムゲームに投資せよ! ビジネスには3つのタイプがあります。 ①マイナスサムゲーム お互いに足を引っ張り合い、どんどん価格が下がっていくようなビジネスです。 ②ゼロサムゲーム 分母が限られていて、それを取り合うビジネスです。 新しい価値を創造するのではなく、既にあるビジネスから仲介することで手数料を取るようなビジネスです。 市場全体として分母が下がっている業界も同じです。 ③プラスサムゲーム 自分がビジネスをするとしても投資をするとしても、このビジネスが重要です。 その企業の業績も伸びているし、 市場全体としても拡大しているビジネスです。 みんなで協力することによって、よりパイが拡大していくようなビジネスにこそ価値があります。 投資するべきはプラスサムゲームです。 ここでいう投資はお金だけでなく勉強や時間も含めてです。 市場全体として拡大している業界について勉強するべきですし投資するべきです。 例えば、これから先の日本経済が不安だから、今から英語の勉強をして海外に出るための準備をするというのはプラスサムゲームです。 ディスカウントはせずに価値を創造して徐々に規模を拡大することが重要です。 実際に、急な事業拡大でほとんどの経営者は借金返済のための人生を送るようになります。 莫大な資産を持っていても、それをはるかに上回るような借金を持っていては意味はありません。 それは本当に幸せなのでしょうか? 予想できない未来ではなく、予想できる未来に投資せよ! 投資というのは将来の予測をして、その予測が当たったらお金になるという非常にシンプルなゲームです。 ポイントとしては、ギャンブルなど予想できないものに投資するのではなく、学習や訓練によって予想確率を上げられる未来に投資することが重要です。 専門知識を学んだり、少しずつ行動することで感覚をつかんだりスキルを身につけ成功確率が上がっていくかどうかです。 学習や訓練によって予想確率を上げることができる未来に、皆さんの時間やリソースを投資してください。 これは投資する業界や企業を選ぶ時も同じです。 例えば、メタバースの業界が伸びそうだから自分もそこに投資するというのではなく、自分でその業界のビジネスを勉強して、自分の頭でより良い未来を予測することができるとなったら投資するようにしてください。 少ない金額やリソースで、自分の予測が当たっているのかということをテストしてから、大きく挑戦するというのも大事です。 そして、ここで予想する未来というのは、近い未来のことではなく遠い未来のことです。 次の iPhone がどうなるのかはよくわからなくても、10年先のiPhone がどんなものになっているのかということは色んな想像ができると思います。 近い未来のことは予想しづらいですが、10年先20年先のことであれば想像できると思います。 遠い未来にはトレンドがありますが、近い未来にトレンドはありません。 マクロな視点は学習や訓練によって鍛えることができます。 ここから先は、ビジネスだけでなく様々なチャンスを掴んだり、人生を変える人間関係を手に入れる方法について解説していきます。 ビジネスや投資だけでなく、より豊かに生きるためには欠かせないものばかりです。 ぜひ続きもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたは、これからどんなことにお金と時間を投資したいですか?」【人脈と投資の技術】
科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜

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著者イメージ

メンタリストDaiGo

慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。 人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。著書累計300万部。

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