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2020年2月の記事 17件

(再配信)迷いがなくなる【内的自己省察スキル】を高める8つの方法

前回自己省察について解説させてもらいました。 自分がどういう人間で、自分が何をしたくて、何を目指しているのかということを分かっていること、そして、それを日々確認し、自分が本当にしたいことを理解していると、人生の満足度は上がり、仕事の生産性も上がるなどさまざまなメリットがあります。 幸せな生き方を手に入れるために、自分がどのような方向に進みたいのかというように自分を知ることが重要です。 これと合わせて、知的謙遜といって、自分の能力がまだまだだと考えず、自分は何でも知っていると考えてしまうとそれ以上成長がなくなってしまいますので、成長とそれによる成果を出し続けていくためにはこの知的謙遜が重要になります。 知的謙遜は Google の入社試験でも重要視されるパラメーターのひとつです。 知的謙遜の能力を高めることによって、常に成長していくことができて、さらに、自己省察ができることによって、自分の求めているものや目指しているものがはっきりして、自分とはどういう人間なのかということが分かるようになりますので、迷いがなくなります。 要するに、この2つが揃うと、幸せに生きることができて、迷うことなく成長し続けることができるわけです。 【神回確定】自分を知る6つの質問と価値観リスト~ニューメキシコ大学研究から 動画で見るならこちら▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1570307703 ブログで見るならこちら▶︎https://ch.nicovideo.jp/mental/blomaga/ar1819856 この中で紹介させてもらった「自分を知る6つの質問と価値観リスト」のワークをまだされていない方は、そちらをされてから、今回の内容に進んでください。 ターシャ・ユーリック氏が作った組織心理学の研究組織であるユーリック・グループが2017年に「内的自己省察」という、自分の内面とどのように向き合っているのか、自分のことをどれくらい理解することができるのかという自分を知ることの精度を高めていくための方法に関するレビューを行ってくれています。 なんと、それを8つのテクニックとしてまとめてくれています。 自分というものがはっきりと見えてくると迷いがなくなってきます。自分が求めているものや自分がしたいことがはっきりしてきて、逆に望まないものもはっきりとしてきます。 こうなると、実際に求めるものも手に入りやすくなりますし、成果や結果が手に入るのも早くなります。 自分を客観的に見る自己省察のスキルを高めるための8つのテクニックを紹介させてもらいます。 1. 「なぜ」より「何」を重要視する 自己省察ができず自分を見失いがちで、自分を責めることで無駄にメンタルを病んでしまう人は、人生において何かのトラブルを抱えたり嫌なことがあった時に、「なぜこんなことをしてしまったのだろうか」「なぜこんなことが起きるのだろう」「なぜ自分はこんな目にあうのだろう」というように、「なぜ」という言葉をよく使います。 もちろん、「なぜ」という言葉も、使い方をうまくすれば重要になる言葉ではあります。例えば、「なぜ」と考えた方が思考がクリアになったりしますし、アインシュタインも「なぜ」という問いはその答えの100倍重要だというようなことを言われていました。 ですが、自分を知るために関しては、トラブルが起きた時に「なぜ」という言葉を使わない方がいいということです。 トラブルや嫌なことが起きてその状況を変えたいと思ったとします。今の仕事や今の人間関係に関する状況を変えたいと思ったとします。 そのような場合は、「なぜ自分は今の人間関係が嫌なのか」「なぜ自分は変えたいと思っているのか」と考えるのではなく、「自分が置かれた状況の何が今の現状を変えたいと思わせているのだろう」「何に満足することができず現状を変えたいと思っているのだろう」「何を求めて現状を変えたいのだろう」というように「何」を使って自分に質問をしてみてください。 これにより自分についての正確な情報を得る確率が高くなるということが分かっています。 「なぜ」を使うと、それは自分を責める方向に自分の内側を見つめることにつながってしまいます。 自分が変えたい変わりたいと思っている時には自分に対しての不満があるわけです。そんな時に、「なぜ」を使ってしまうとネガティブな方向ばかりに目が向いてしまいます。そして自分を責めてしまうと逆効果になるだけです。 そうではなく、「何」を使うことで、それは具体的なアクションにつながりやすくなります。 具体的な行動につながりやすくなるのは、「なぜ」ではなく「何」だということです。 以前紹介しましたが、「なぜ:Why」を使うと思考が抽象的になり、「何:What」を使うと思考が具体的になります。 これを自己省察のテクニックとしても使うことができるわけです。 (抽象化)Why思考:意義や大きな夢や理想 (具体化)What思考:現実主義や障害やタスク 意志の力に頼らずに行動力を上げて「やりきる心理学」 動画で見るならこちら▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1489471517 ブロマガで見るならこちら▶︎https://ch.nicovideo.jp/mental/blomaga/ar1747872 実際に、「何」で自分に対して問いかけることで、生産的な解決策を思いつきやすくなるということが分かっています。残りの7つのテクニックを知りたい方は続きをどうぞ↓ 

(再配信)迷いがなくなる【内的自己省察スキル】を高める8つの方法

(マインドマップを追加し再配信)いい人のふりしてあなたを攻撃してくる「カバートアグレッション」への対処法

カバートアグレッション(Covered aggression):隠された攻撃性 冒頭の無料枠部分は・・・ ブログ▶︎https://daigoblog.jp/covered-aggression/ 動画▶︎https://youtu.be/oEfqmBvYQyU カバートアグレッションとは、善意を装って攻撃してくるパーソナリティ(性格)のことです。 この人たちは、善意を装って攻撃をしてくるので、周りも責めることができないし、一見悪いことをしてるようには見えない状態で追い詰めてくるので、みなさんが気づいていない場合もありますし、対処も難しいので、苦しんでいる人も多いはずです。 無知を装い暴露する人、被害者を装い罪悪感を誘う人・・・ 責めれば関係は崩壊しますし、余計に面倒なことになります。こうやって対処しようのない状況を作って、みなさんをコントロールしてきます。 普通の対処法ではどうにもできないこのカバートアグレッションについて、2010年パーソナリティ心理学のジョージ・サイモン博士が過去の文献レビューを行って、その対処法をがっつり調べてくれています。結構長い記事になります。初回配信時には2記事になっていたものをひとつに纏めています。まずは軽くマインドマップで整理を〜 ▼マインドマップが拡大できない場合はこちらをどうぞhttps://bmimg.nicovideo.jp/image/ch2640412/674845/9c8e0aaca0253d454db2e571071fe6150768bdef.jpgここから先のカバートアグレッションの特性と具体的な対処法について知りたい方は続きをどうぞ。  

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(マインドマップを追加し再配信)メンタル弱い性格を変える10の介入行動

★好評につき、再配信です! ↓にマインドマップも追加しております。メンタルの弱い性格を変えて、感情を安定させるにはどうすればいいのでしょうか? 2018年に南メソジスト大学が行なった15週間の介入実験で判明した内容です。 全員のビッグファイブを調べた上で、その中から自分の変えたい性格を選んでもらいました。その内、自分の神経症的傾向をなおしたいと思った人に、特定のある行動をとらせたところ、15週間で神経症的傾向が高い参加者の性格が、本人たちが変わりたいと思っているメンタルが強く望ましい方向に変わったというものです。 メンタルが弱いと言っても色々な意味合いがありますが、 例えば、緊張や不安に弱いというのはわかりやすい特徴ですが、感情が不安定になりやすいという特徴があります。 経営者の人ですぐに怒ったり激昂する人がいますが、この人たちはメンタルが弱い部類に入ります。態度が大きいということとメンタルが強いというのは違います。メンタルが強いというのは「動じない」ということです。 メンタルの強い人になるということは、 感情を安定させることができて、それによりパフォーマンスが安定するので、生産性も安定するということですから、これは、成功するためには欠かせない性格特性のひとつです。 そんな自分を手に入れるのはどうすればいいのかということです。 「動じない心」には、他にもメリットがあります。僕もテレビに出始めた頃は会ったこともない人に色々とネガティブなことを言われたり書かれたりしましたが、今は全く気になりません。筋肉少女帯の大槻ケンヂさんも本の中で良いことを言われていて「有名になるということは、会ったこともない人に殺したいほど憎まれるということ」だと言われていました。いろんなことを言う人がいましたが、それにいちいち動じていてはきりがありません。 有名になると急に一方的にいろんな人に知られるようになるというだけで、誰でも長い間にいろんな人と会っていくと必ずその中には嫌な人もいます。そんな人にいちいち注意力や時間や労力を持って行かれては損でしかありません。 ではどうすれば良いかというと、メンタルを強くして我慢するとかではなく、気にすることなく動じないようになることが大切です。 このようなことに悩んでいる人も多いかと思いますので紹介させてもらいます。 実験では被験者を2つのグループに分けます。 片方のグループはコントロール群なので何もしません。 もう一方のグループは自分の性格を変えてくれそうな10のアクティビティの中から毎週4つずつ選んでもらい実践してもらいました。 今回この10のアクティビティを紹介しますので、皆さんもこの中から毎週4つずつ選んで(被っても結構です)実践してみてもらえたらと思います。 毎週4つというのは覚えておいて忘れず続けることでができるのが4つぐらいが限界だというだけですので3つでも結構です。実験では参加者たちはこれを15週間行うことでメンタルが強い望む自分を手に入れたということです。まずは・・・マインドマップで内容の確認を。 メンタルが弱い自分を変えるための10の行動 メンタルを強くしてくれるアクティビティを紹介します。僕もテレビに出始めた頃メンタルがやばくなった時期もありました。 そんな時にどうすれば良いかと悩み、いろんなことを試しましたが、今回ご紹介する内容と同じようなこともしました。 性格について考える時に多くの人は、自分のメンタルがもっと強かったら挑戦するのに、自分がもっと外交的だったら人の輪の中に入って話もするのに・・・と考えがちですが、性格で行動が決まるというだけではなく、行動から変えると性格も変わるということで、今回紹介する介入行動がまさにこれです。 いろんな本でも心を強くするためにこんなことをした方が良いということは、無数の方法が紹介されていますが、今回紹介する10の行動は科学的に効果があるということが証明されている方法ですので、どこかで聞いたことがあるようなものもあれば、そうでないものもありますが、それを区別して理解しておくことが大事です。 1. 朝目が覚めたら「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」と自分に言い聞かせる 朝目が覚めた時に「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」と自分に言い聞かせてください。これだけです。 スピリチュアルぽいとか、当たり前だと思うかもしれませんが文面が大事です。 「今日は楽しい行動を選ぶように心がけよう」です。 今日は楽しい行動をするように心がけようではなく、楽しい行動を選ぶように心がけようです。 これを自分に言い聞かせる時には、普段は楽しい行動も選択肢の中にあるのに、自分はメンタルの弱さのために楽しくない行動を選んでしまっている。つまり、自分の前に常に選択肢はあり、その中から自分がより楽しいと思える選択肢を人の目を気にすることなく自分で選択しようということを言っているわけです。 例えば、会社の仲間で飲み会に行った時に最初のオーダーのとりあえずビールと「ビールの人?」と言われ自分はビールが飲みたいわけではなかったけれど、ついつい手をあげてしまったということがありませんか? ランチの後のコーヒーか紅茶のどちらにするかと聞かれて、他のみんながコーヒーだったから、紅茶が飲みたかったけれど合わせてコーヒーにしたということがありませんか? これがメンタルの弱い人たちの特徴です。 目の前に自分にとって楽しい選択肢がありそれがわかっているにも関わらず、他人の目を気にしたり他人を気遣ってしまうために、わざわざ無駄に譲ってしまっています。 このような、つまらないとか無駄だと自分でわかっているのに、わざわざその選択肢を選ぶことをやめましょうということです。それを朝決意するということです。 これはもうひとつポイントがあり、メンタルの弱い人が結構しがちで朝に決してしてはいけないことがあります。朝起きた時に今日は何か嫌なことが起こりそうだとか何かしんどいことが起きそうだなとネガティブなことを考えてしまうと人間の IQ は下がります。自ら認知能力を下げていることになりますので、そういう意味でも朝の習慣としてはおすすめです。 2. 辛いことがあった時には深呼吸をしましょう 何か辛いことがあった場合には何度か深呼吸をしましょう。これも当たり前のような気がするかと思います。ところが、多くの人はこれをしていません。 人間は呼吸によってメンタルをコントロールしています。 僕たちは心臓の動きや血液の動きや体温といったものは無意識にコントロールされていて意識的にそれらをコントロールすることはできません。そんな中で意識でも無意識でもコントロールされているものが呼吸です。 ですから、呼吸をコントロールすることにより、人間のメンタルは変えることができるのではないかという説が数多くあります。この行動は自分のメンタルを変えたいという時にも非常に重要だということが分かっています。 何か辛いことがあったら何度か深呼吸をしましょうという非常にシンプルな行動ですが、ストレスを感じたら2〜3分でいいので少し落ち着いてゆっくり深呼吸をするだけでストレスは半減するということが分かっています。それほどまでに呼吸は重要だということです。 胸に手を当てて考えてみてください。実際に普段深呼吸を意識して行なっていますか。 呼吸は大事なものであり深呼吸もいいということはわかっていても、多くの人は意識してこの深呼吸をなかなかしていないものです。これは思っている以上にもったいないものです。 ちなみに、 緊張している時には深呼吸を吐くことから始めてください。 まずはゆっくりと力を出し切ってください。そうすると自然に吸うことはできます。人間は息を吸っているときは交感神経が働くので緊張しますが、息を吐いている時には副交感神経が優位になるのでリラックスできます。 緊張している人がリラックスしようと深呼吸を吸うところから始めてしまうと、余計に緊張してしまいヘタをしたら過呼吸になってしまいます。緊張している人は、まずは息を全て吐き出すところからはじめてください。 吸う時間と吐く時間の比率も大事です。リラックスする時は吐く時間を長くしてください。逆に朝起きた時や気合を入れたい時には吸う時間を長くしてください。そうすると活力が湧いてきます。自分のメンタルをコントロールするために呼吸をうまく使ってください。 緊張を解いたりリラックスするために大切だとわかっていたこの方法が、性格を変えるためにも効果があるということがこの研究で分かったということです。 今回大事なのは、呼吸が大事だということは分かっているとは思いますが、これを心がけて行動を変えていくだけでメンタルの弱さという性格まで変わっていくということです。 いつも言っているとおり、人間は、自分の行動にどのような意味があるのか、どのような効果があるのかということを分かっていないと、そこから十分な効果を得ることができません。呼吸を変えるだけで継続すれば性格まで変わるということを認識した上で実践していただけたらと思います。 ここから先の内容は、基本的には、ストレス対策やメンタルを安定させるために使える方法ですが、神経症的傾向を改善してメンタルの強い自分になるための行動の残りを紹介していきます。  

(マインドマップを追加し再配信)メンタル弱い性格を変える10の介入行動

主観的類似とアソビゴコロで一瞬で友達を作る技術

類は友を呼ぶというけれど、何が似ていれば印象が一番よくなるのか <冒頭部分> 動画▶︎https://youtu.be/jZp4OJ7Re_g ブログ▶︎https://daigoblog.jp/playful-connections/ <概要> 友達として、恋人として、仕事の仲間として、人と人が仲良くなるためには何が大切なのか? →帰属意識を高める類似性 どんな共通点で人は距離が縮まるのか? 1. 生活背景 2. 態度や信念 3. 趣味や休日の過ごし方 4. コミュニケーションスタイル 5. パーソナリティー 6. 見た目の特徴 人生に対する考え方とコミュニケーションスタイルの2つが共通していれば共通しているほど、相手との距離は効率的に短くなる! 共通点と言っても相手と全く同じ思想や人生観を持っている必要はなく、客観的な類似ではなく主観的な類似を作り出すことができればいいだけ。*コントラスト効果で強調*強調するために相手と違う表の面を見せておいて、自分の深い話になった瞬間に自分の表面をひっくり返し内側を見せる。 類は友を呼ぶと言いますが、さらに、似ているだけでは意味がないという真実から、笑いのセンスはなくても、関係を一瞬で深める方法などまで知りたい方は、続きをぜひご覧ください。 

主観的類似とアソビゴコロで一瞬で友達を作る技術
科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜

メンタリストDaiGoの「Dラボ」の知識をより活用したい方のためのブログです。 ※紹介する本のAmazonリンクはアソシエイトリンクを使用しています。

著者イメージ

メンタリストDaiGo

慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。 人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。著書累計300万部。

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