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2022年3月の記事 14件

一問一答「あなたが会話で最近後悔したのは誰とのどんな会話でしたか?」【実践的マインドコントロール】

あなたが会話で最近後悔したのは誰とのどんな会話でしたか? 売り言葉に買い言葉で言い合いになってしまったり、ついつい意見を戦わせてしまい、険悪なムードになったり結果的に後悔することは誰でも経験があるのではないでしょうか? 今回は、人間関係の問題についての相談を元に、話を聞かないような相手であってもその考えや行動を変えさせるための会話術について紹介させてもらいます。 日常生活の中で使える実践的なマインドコントロール術です。Dラボでは全部で4回に分けて放送した内容になりますので、かなりの文量になりますが、保存版として活用いただけたらと思います。 大切な人との良好な関係を保つためにも、面倒な相手の意見や考え方を変えるためにも役立ててください。 Q. 人の欠点を指摘してくる頭の悪い人がいます。対応策を教えてください。 相手に対して同じことをしてみてはどうでしょうか。 相手が人の悪いところを指摘したり自分のことを棚に上げているということを、みんなの前で指摘してあげればいいと思います。 例えば、自分がその人に何か指摘されたとしたら、自分の悪いところは素直に認めてください。 その指摘は素直に認めて改善するということを伝えた上で「ところで、あなたにも・・・・」とストレートに指摘してみてください。 その人がどれだけの事を棚に上げて他の人の欠点ばかりを指摘しているのかということを理解できるように問い詰めて、それは一体どういうことなのか質問してみればいいと思います。 ここでのポイントは売り言葉に買い言葉になるとただのケンカになってしまいますので、他の人を巻き込むことを忘れないで下さい。 その人がどれだけ周りの人に迷惑をかけているのか、嫌な気分にさせているのか、それをはっきり伝えて1対多数の構図にしてください。 自分のことを棚に上げる人はかなり弱い人ですから、そうなると何の反論もできなくなると思います。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 実践的マインドコントロール術 マインドコントロールと言われると、怪しい宗教団体が信者を操るために使ったことで有名になったということもあり、あまりいいイメージを持っていない人の方が多いと思います。 実際には、他人を心変わりさせる方法という意味になります。 ですから、相手が「コントロールしようとしている」と感じた時点でマインドコントロールではありません。 「私はマインドコントロールされた」と気づいているのであれば、それはコントロールされていません。 人間は誰しも他人にコントロールされるのは嫌ですから、コントロールしようとしているということがわかれば抵抗することができます。 最も強力なマインドコントロールは、相手が「コントロールされた」「誘導された」ということに気づかないマインドコントロールです。 今回は、そんな相手の心を変えるための9つの方法について紹介させてもらいます。 もちろん、本格的にマインドコントロールを学ぼうとするとかなり難しい分野です。 今回は初級編として、皆さんの日常生活の中で相手の心を上手に変えるための方法についてです。 先日紹介させてもらった「柔らかい交渉術」をマスターしてもらえれば相手の心に入っていくことができます。 相手の心に入った後、その相手の心に気づかれないように影響を与えていく方法になります。 科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜 一問一答「あなたが信頼関係を一番築きたい相手は誰ですか?」【やわらかい交渉術】 相手が主張したり考えていることに、自ら疑いを向けるように誘導するテクニックになります。 議論したり意見を戦わせていると、話せば話すほどお互いが自分の主張に固執するようになります。 相手の考えを変えたいのであれば、相手と意見を戦わせる必要はありません。 相手の話を聞きながら、相手が自分の間違いに気づく質問を投げかけることで、相手の考え方を勝手に変えて行く方法があります。 特に頑固な相手や人の話を聞いてくれない相手にも使うことができるテクニックです。 相手の主張や意見を否定したりするわけではありませんので、目上の人や敵に回すと怖い人に対しても使うことができます。 ちなみに 、相性のいいテクニックとしてはこちらの本がおすすめです。 こちらは説得をしようとか相手の心を変えようと思う前段階で、実際に説得できるかどうかが大きく変わるという本です。 PRE-SUASION :影響力と説得のための革命的瞬間   相手の心を変えるための9つのテクニック 1.無知のモデル化 2.単語のすり合わせ 3.調整された質問 4.道徳的一致 5.ネット上の議論 6.影響フォーカス 7.認識論的質問 8.ラーニングフレーム 9.13の「べがらず」 それぞれ何回かに分けて詳しく解説していきますが、どれも強力なテクニックですので、ひとつずつ練習してみていただけたらと思います。 1.無知のモデル化 これは相手の考え方を改めて詳しく説明してもらうテクニックです。 例えば、相手の意見が間違っていると感じた時に「それは間違っているのではないですか?」と言うと、相手は「そんなことはない。自分は正しい!」と反論したくなってしまいます。 それを防ぐために、「詳しく理解できていないので、その部分をもう一度説明してもらっていいですか?」と伝えます。 相手に改めて詳しく説明してもらうわけですが、人は他の人に説明すればするほど理解が深まります。 説明していることの理解が深まると、自分が言っていることの矛盾に気づけるようになります。 相手に詳しく説明させることで、「自分が意外と無知だった」ということに気づかせるテクニックです。 研究では、不法移民を対象にしています。 不法移民の問題に対して強い意見を持っている人に以下のように無知のモデル化を使っています。 「不法移民を強制送還することには賛否両論あると思います。その政策がどのように実施されて誰がコストを払うのかという議論がされていますが、私はこの議論に対して強い意見を持てるほど具体的なデータや情報を持っていません。ですから、すいませんが詳しく教えていただけませんか?」 どちらにしても、特にこのような政治的な問題に対してあまりに強硬的な意見を持っている人には関わりたくないと思います。 とはいえ、同調するわけにも否定するわけにもいかないという時もあると思いますので、そのような時は詳しいデータや根拠について教えてもらうようにしてみてください。 大抵の場合、そのような強行的すぎる意見を持っている人は大して詳しく知りません。 ですから、相手は説明すればするほど自分の意見に対する自信を失っていきます。 2013年に行われた研究を見てみると、政治的に偏った意見を持っている参加者に、政策がどのように実施されてどのような影響を与えているのかということを詳しく教えて欲しいとお願いしています。 そうすると、説明させればさせるほど、政治的に極端な力を持っている人がどんどん程々の意見に変わっていったということです。 人は詳しく理解していないから極端な意見を持つことができます。 その極端な意見を変えさせたいのであれば、その間違いを否定すると相手はどんどん強硬な姿勢になります。 自分はあまりよく知らないからと無知を装って相手に詳しい説明をさせてください。 説明させればさせるほど相手は自分の無知に気づきます。 これは人間にあるバイアスによるものです。 ほとんどの人間は「自分は物事の仕組みや世の中の仕組みを実際よりもよく理解している」と信じ込んでしまいやすいバイアスを持っています。 人は誰でも自分は物事をよく理解できていると思い込んでしまいます。 ところが、詳しいところを教えて欲しいと掘り下げて質問されていくと、意外と理解できていないことの方が多いです。 人は自分が理解できていない部分があると認識できると、強い意見を言いたくても間違っていたら怖いので言えなくなります。 よほどサイコパスのような相手でない限りは、この無知のモデル化を使うと態度は軟化していきます。 無知のモデル化のメリット メリットその1 :相手の弱点を探ることができる これを使うと詳しいところを掘り下げて質問していくわけですから、相手にたくさん話をさせることができます。 こちらは相手の話をただ聞いているだけで、相手が持っている情報の不足している点や間違っている点に気づくこともできます。 議論を戦わせるような相手であっても、これによって相手の弱点を探ることができていると考えれば、かなり面倒な人の意見でも黙って聞くことができます。 メリットその2 :相手からの好感度が上がる 相手の話をたくさん一生懸命聞くことにより相手から好感度を引っ張り出すこともできます。 それによって、相手が極端な意見を持っていることと別のことでお願いをすると、応じてくれる可能性も高くなります。 相手の弱点を探りながら相手の態度を軟化させることができますので、無知のモデル化は日常生活の中でも結構使えるテクニックです。 メリットその3 :相手は強要された感覚を持たない そして、相手は強い意見を持っているわけですから、どちらかと言うと相手の方が自分の考えを強要しようとしているようなやり取りになります。 ところが、実際には相手の考えの矛盾点を自分で気付かせるように誘導しているので、どちらかと言うと操っているのは皆さんです。 ですから、相手は自分の考えを変えることを誰かに強要されたという感覚を持つことなく、自分で自分の考えに勝手に疑いを持ち始めます。 ですから、立場が上の人や目上の人であっても、お客様やクライアントであっても、無知のモデル化を使うことができます。 皆さんは話を聞いているだけで、相手が勝手に変わっていきます。 もし相手がそれでも変わらなかったとしても、相手の意見の矛盾点に気づけたり相手からの好感度を高めることができます。 その場で相手の意見が変わらなかったとしても、相手には確実に自分の考えに対する疑念の目を植え付けることができています。 無知のモデル化の4つのポイント 無知のモデル化はとても強力なテクニックですが、これを使うにあたっては4つの重要なポイントがあります。 実際の実験でも、この4つの重要なポイントさえ守っていれば極端な人の意見さえも変えることができています。 ポイント1 :素直にわからないと言う これがなかなか出来ない人が多いですが、自分がわからないと素直に言ってください。 素直にわからないと言った方が、謙虚さと誠実さのアピールになります。 逆に、相手がわからないと言った時には、それを褒めるようにしてください。 極端な力を持っている人がわからないと言った時に、ついついそこを攻めたくなるかもしれませんが、相手がわからないと言ったことは認めてください。 そうすると、相手は自分のわからないことを言いやすくなります。 わからないことを認められると態度を変えることができます。 わからないことを批判されると態度はより硬直します。 ポイント2 :はぐらかされたら同じ質問を自分にしてもらう 自分の痛いところを突かれると話をはぐらかす人がいます。 そんな時は、この同じ質問を自分にしてもらうという方法が使えます。 例えば、相手がアジア人に対して新型コロナを広めたからと差別的な考えを持っている人だとします。 相手がそんな人であれば次のように質問してみてください。 「アジア人が新型コロナで差別されるのは当然だと思われていますか?」 そうするとおそらく相手は曖昧なことを言ったりはぐらかします。 「新型コロナがアジアから始まったことは確かだけれど、感染を広めないということを考えるとアジア人と距離を取るのは否定することはできないのではないか…」 ここで相手に対してイエスかノーではっきりと言ってくださいと言ってしまうと相手を責めることになってしまいますので、次のように言ってみてください。 「逆に私にアジア人が新型コロナで差別されるのが当然だと思うか質問してくれませんか」 相手がその質問をしてくれたら次のように答えてください。 「いいえ、当然だと思いません。差別するべきではないと私は考えます。それでは、あなたが新型コロナでアジア人が差別されるのが当然だと思うか答えて下さい。」 つまり、相手に逆に質問させて自分が明確にイエスかノーではっきりと答えます。 その上でもう一度相手に質問をすると、相手も明確に答えるしかなくなります。 イエスかノーかはっきり答えない人がいた時に、どちらなのかはっきり答えて下さいと言っても相手は余計にはぐらかすだけです。 無駄に難しい言葉を使って曖昧なことを言ったりします。 そうならないために逆に自分に同じ質問をしてもらうというテクニックです。 ポイント3 :自分の無知を認めてから質問 相手に質問をする時には、まず最初に自分には十分な知識がないということを認めてください。 皆さんがその分野について専門家だったとしても、知らないこともあるかもしれません。 自分が明確に強い意見を言えるほど十分な知識がないということを認めてから質問してください。 そうした方が相手が十分な理解がないということに気づきやすくなります。 こちらがわかっている内容を質問するようになると、相手は自分が試されているように感じてしまいます。 そうするとバトルになってしまいますので、自分が十分な知識がない前提で質問するようにしてください。 その方が相手も十分な知識がないということに気づきやすくなります。 ポイント4 :実際に無知のモデル化を体験しておく 人間は新しい知識を手に入れなければ態度を変えることはできません。 人が年齢を重ねれば重ねるほど頑固になるのは、自分が知識が足りないと感じる経験が少なくなるからです。 そうなると自分が既に知っている世界の中で生きていくことになります。 ですから、自分に対してまずは無知のモデル化を体験しておくことが重要になります。 例えば、iPhone のカメラや部屋のエアコンなど、どのような仕組みで動いているのか意外と理解できていないことが日常生活の中にも結構あります。 普段触れているけれどちゃんと調べたことがない仕組みや技術について1つ選んでもらい、それを本で読んだりネットで調べたりして学んでみてください。 できるだけ詳しく調べて、それを他の人に話すということをしてみてください。 勉強すれば勉強するほど自分には知らないことがあるということに気づけます。 なぜ人が知っているつもりになってしまうのかということを解明してくれている、とても面白い本がありますので、こちらもチェックしてみてください。 知ってるつもり――無知の科学 2.単語のすり合わせ どちらの言っていることも甲乙つけがたいような難しいテーマについて議論している人がいますが、これは難しいテーマについて激論しているように見えても、実際にはお互いが使っている言葉の定義が違うために意見が平行線になっているだけということが結構あります。 例えば、「私は政府が嫌いだ」と言っている人がいたとします。 ですが、実際にはその人は政府が嫌いなのではなく、その人が表している政府というものは、「汚職をする人がいる」「官僚の力が強すぎる」「権力が集中していて国民の声は届かない」「無駄な規制が多い」など、政府全体ではなく何かしらに不満があることが多いです。 言葉の定義が違うと、当然ですが意見が平行線になるわけです。 これは別に嫌いなものではなく好きなものでも一緒です。 政府について肯定的な意見を持っている人がいたとしても、それぞれの言葉の定義について確認していなければ議論の意味はありません。 建設的な議論をしたり相手に自分の主張を受け入れてもらうためには、まずは相手が使っている言葉を定義してください。 その上で自分の言葉も定義して、それをすり合わせておく必要があります。 ここが食い違っていたらどんなに議論しても平行線です。 ここから先は単語のすり合わせの解説と全部で9つのすべてのテクニックを解説します。 Dラボでは4つの放送で解説された内容を凝縮したものになっています。 ぜひ続きをチェックしてみてください。  

一問一答「あなたが会話で最近後悔したのは誰とのどんな会話でしたか?」【実践的マインドコントロール】

一問一答「これからの時代の就職や転職で、あなたは何を重要視して選びますか?」【就職と転職】

これからの時代の就職や転職で、あなたは何を重要視して選びますか? コロナ以降、就職や転職で大きな影響を受けている人も多いと思います。 今回は、自粛期間中に頂いた転職についての相談を元に、就職や転職を有利に進めるための心理学について解説させてもらいます。 Q. 転職を考えていますがおすすめの業種はありますか? おすすめの業種と言われると難しいですが、僕がもし考えるとしたら、やはり最先端系の仕事に就きたいと考えると思います。 今は新しいことを学ぶことができる時期ですので、この時期に新しいことを学び新しいスキルを手に入れておいて、それを武器に転職をする方がいいのではないかと思います。 自粛中には何もしない人がほとんどだと思います。人は不安になると何もせず立ちすくんでしまうものです。 そんな時にみんなに流されることなく能力を向上することに努めることができれば、この状況が終わった時に抜きん出ることも出来ると思います。 短期的に考えるのであれば、このコロナショックが終わって経済が戻った後に、改めてニーズが増えたり求人が増える業種は何だろうと考えて、そこに手を打っておくことがいいのではないかと思います。 もちろん、当然ですが就職以外の道も探っておくこともいいと思います。 時間は普段よりはあるわけですから、複数の事をプラスアルファでしてみるのがいいのではないでしょうか。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 「組織内自尊感情」 仕事での実際のパフォーマンスに対して、働いている人の性格や仕事に対する自己評価の高さよりも、大きな影響を与えているのが組織内自尊感情だと言われています。 この組織内自尊感情とはどのようなものでしょうか。 4つのポイントとして説明することができます。 就職や転職で職場を選ぶ際の参考にしていただけたらと思います。 ポイント1 :組織の中で自分の役割がある まず自分が組織の中でちゃんと役割があるという状態です。 例えば、自分には得意な分野があり、それを任せてもらっているというように、自分の役割がちゃんと明確になっているかどうかです。 これが明確になっていないというのは、自分が会社や部署の中で何を求められているのかがはっきりせず、なんとなく作業していて、手が空いたらよくわからないまま指示されてまた次の仕事というような状態になってしまうと、この組織内自尊感情が低くなってしまいます。 ポイント2 :組織の中で自分らしくいられる 2つ目のポイントとしては、組織の中で自分らしくいられるかどうかです。 例えば、好奇心の塊のような人であれば、その好奇心をもって色々なことにチャレンジさせてもらえたり、新しい知識を学んだり経験することができて、実際にそれを使って仕事をすることができるかどうかです。 ポイント3 :組織で自分が受け入れられていると思える 3つ目のポイントとしては、自分が組織の中で周りの人から受け入れられていると思えるかどうかです。 人間には誰しもダメなところがあります。 人間というものは不完全な生き物ですから、致命的なダメなところもあれば少しダメなところもあり、逆に、飛び抜けて良いところもあり、様々な面を誰でも持っています。 そんな良い面も悪い面も含めて、組織の中で同僚達が自分を受け入れてくれているかどうかです。 ポイント4 :安心できる場所である 仕事をする上では不安がつきものです。 毎日新しいチャレンジをしたり、時には失敗したり色々なことがあるわけですが、どんな時でもサポーティブな関係があるかどうかということが重要です。 挑戦する時も、成功する時も失敗する時も、周りの仲間が助けてくれるかどうかです。 何も挑戦しないことを安心できる環境だと勘違いしてしまう人がいます。 新しい事をしない、大きなミスにつながる可能性があることはしない、リスクを取らない、それを安心だと捉えてしまう人がいますが、それは安心ではなく単なる逃避に過ぎず逃げているだけです。 そうではなく、本当に仕事で安心できる場所というのは、助けてくれる人が近くにいる環境です。 自分が失敗した時には助けてくれるし、自分が挑戦しようとする時にも誰かがサポートしてくれる、どんな時も1人ではなくチームで戦える職場かどうかです。 就職・転職を有利に進める条件とは?! 就職や転職で悩む方は多いと思いますが、就職や転職で有利になる活動やスキルなどが最近の研究でも色々とわかってきています。 これがわかれば今の仕事にとらわれなくなります。 例えば、職場での人間関係が悪いとか、自分の人生でのプランが変わった時に、転職する際の不安や恐怖にとらわれなくなります。 自分がどこにいてもやっていくことができるための準備ができます。 学生さんもコロナの影響もあり就職難な状況だと思います。 このような場合にも、自分が企業から求められるようなスキルを持っていれば、そこでの不安や恐怖もなくなります。 今回は、就職でも転職でも有利になる心理学的な要素について解説させてもらいます。 就職や転職の中でも、面接に関してはこちらもチェックしてみてください。 面接官の心を操れ! 無敵の就職心理戦略   今回は、このような話ではなく、学生さんであればどのような学生時代の過ごし方をすればいいのか、転職であれば、どのようなところに気をつけて、どんな経験を積んでどんなスキルを身につけておけば、将来他の会社に転職するとなった時に有利になるのかという内容です。 就職では自己分析が重要といわれますが、自分を客観的に見る方法については過去にも紹介させてもらっています。 今回はその部分は省いて解説させてもらいますが、興味がある方はこちらの本をチェックしてみてください。 Audible であれば無料体験で全部聞くことができる対象になっています。 超客観力 転職の欲望を決める要素とは?! チューリッヒ工科大学などの研究で、503名のマネジメントプログラムの卒業生を対象に、最大で44年間もそれぞれの教育レベルや経歴についてチェックしています。 そこからどのような人が就職や転職で有利になるのかということを調べた研究です。 この研究から様々なことが確認されていますが、まず、転職したくなる人の特徴が見えてきています。 できれば同じ仕事をずっとしたいという人もいれば、同じ仕事をずっとするのは苦手ですぐに転職したがる人もいると思います。 この転職への欲望を決める要素が確認されたということです。 人間の新しい経験に対する欲望を決める性格特性を開放性といいますが、好奇心が強くてあきっぽい性格の人は普通に考えると転職を繰り返しそうな気がします。 この開放性が転職に影響を与えそうな気もしますが、この開放性の傾向や好奇心の強さは、転職を希望する傾向とはあまり関係がなかったそうです。 さらに、教育水準の高さや失業率の低さというようなものも、組織を変えたい気持ちやその会社での自分のポジションを変えたいという欲望には関係するけれど、転職を希望するかどうかにはあまり関係なかったということです。 転職への欲望を決める第一要素は年齢 結局のところ、転職への欲望を決める第一要素は年齢だったそうです。 多くの人は若い時ほど転職を希望する傾向がありました。 若ければ若いほど他の仕事についてみたいと考える傾向が強かったということです。 ですから、若い頃に転職を繰り返したり、本当にやりたいと思う仕事がなかなか見つからないという人もいると思いますが、それをあまり心配する必要はないようです。 年齢がある程度上がってくると、人間は自然と転職への欲望が減ってくるそうです。 若い頃は色々な経験を積むために転職を繰り返すのも別にいいと思います。 年齢を重ねていくと、自分がこれを一生続けたいと思う仕事が見つかるときがあります。 若い時に転職をしたくなるのは普通のことです。 とはいえ、転職をする際に余計なリスクは取りたくないはずです。 前の会社の方がまだ良かったというようなことにはなりたくありません。 転職しようと会社を辞めたのに、どこの会社にも就職する事が出来なかったらとても怖いです。 だからこそ、ここから先は転職の成功を決める要素について説明していきますので、今後のためにも覚えておいていただけたらと思います。 就職と転職の成功率を高める7つの力 ポイントその1 :教育レベル まずは当たり前ではありますが、教育水準の高さと転職市場でのポジティブさを比較すると、やはり優れた教育を受けている人の方が転職で成功しやすくなるそうです。 良い大学を出るとか良い教育を受けるというのは、やはり就職や転職で有利になります。 学歴が関係ないという状況下であっても、基礎学力や水準の高い教育をどれぐらい受けているかということが重要になってくるようです。 将来どんな仕事に就くとしても、教育レベルは高いに越したことはないわけです。 これは後から勉強するという考え方でもいいと思います。 社会人を続けながら大学に通ってみるということもできるわけです。 社会人でも通信教育の大学に通ったりして次の転職に備えるというのも良い方法です。 ポイントその2 :メタ認知とポジティブ感情 ミズーリ大学などが行った研究で、327人の求職者を対象に3つの調査を行っています。 最初の調査ではその人たちの性格特性と人口統計情報を測定しました。 続く調査では、ポジティブな感情をどれくらい持ちやすいかということと、自分を一歩引いて見ることができる行動をどれくらいできているのか、そして、雇用成果などを測定しています。 3回目の調査では、2回目の調査から3ヶ月後に就職や転職にどれくらい成功したのかということを測定しました。 そこから、就職活動や転職活動で成功しやすい人の特徴が見えてきました。 どうやらメタ認知とポジティブ感情が就職の成功に関わっていたということです。 メタ認知とは、自分で冷静に計画を考え、その計画に基づいて行動して、そして、その計画がほんとにうまく進んでいるのかということを客観的に振り返ることができるかどうかということです。 このメタ認知行動ができる人は、履歴書の提出や一次面接などの就職活動の初期の時点で非常に有利になるということが確認されています。 自分の計画や行動を客観的に見ることができたり、それを振り返って改善することができる人ほど、就職活動の初期段階で有利になるということです。 一方、就職活動の初期の段階以降についてはポジティブな感情が重要になります。 人間のポジティブな感情を維持する能力が後半で就職活動の成功に影響を与えます。 嫌なことがあっても落ち込むだけではなく、その嫌な中にもポジティブなことを見つけることができたり、失敗することがあったとしても、それを学ぶ機会だと捉えて気持ちを切り替えて前に進んでいくことができる能力です。 苦しい中でもポジティブな感情を維持する能力が、2次面接や最終的な内定を乗り越える際に大きな役割を果たすということが確認されています。 このポジティブ感情は、基本的には外向性の高さと誠実性の高さが影響を与えます。 外向性の高さと誠実性の高さがポジティブな感情を維持してくれます。 研究チームによると、これらの傾向は常識的なことのように見えるが、実際には一般的ではないと言われています。 つまり、計画を客観的に振り返ることが重要だと言われていても、その常識的なことを多くの人ができていないということです。 ほとんどの人は、戦略を持たず、自分の計画を評価しません。 戦略もないまま就職活動や転職活動を始めて、自分の計画がうまくいったかどうかを振り返ることもないわけです。 さらに、自分の計画を振り返って、どうすればもっと上手く進めることができるかどうか検討することもありません。 ほとんどの人は戦略も計画も考えないし、それを振り返ることもしないから同じ失敗を繰り返します。 これがいつまでたっても就職や転職で成功することがない人や、良い仕事にいつまでたっても就くことができない人の特徴です。 このメタ認知の鍛え方については、こちらの本を使ってみてください。 自分の考えや自分の行動を様々な視点で見る能力をクリティカル・シンキングと言います。 これを鍛えれば自分を客観的に見るために効果的だと思います。 悩む力ー天才にすら勝てる考え方「クリティカル・シンキング」   残りの3つ目以降のポイントについては、続きで詳しく解説しています。 ぜひチェックしてみてください。  

一問一答「これからの時代の就職や転職で、あなたは何を重要視して選びますか?」【就職と転職】

一問一答「あなたが信頼関係を一番築きたい相手は誰ですか?」【やわらかい交渉術】

あなたが信頼関係を一番築きたい相手は誰ですか? 今回は、LINE のやりとりで信頼関係を築く方法についての相談を元に、初対面から深い関係まで使える信頼関係を深める為の会話について解説させてもらいます。 もちろんオンラインで使える方法もありますが、日常会話でこれが出来れば初心者の相手でも信頼関係を作ることができます。 初対面の相手であればもう一度会いたいと思われるでしょうし、写真関係であれば、より関係を深めて本当の信頼関係を作ることができます。 ぜひ参考にしてみてください。 Q. ナンパした相手から連絡が来ましたが、LINE でやり取りをしていると、まだ警戒心が拭いきれていないと感じています。LINE のやりとりで信頼関係を築くコツを教えてください。 LINE に関しては、Dラボでモテるファーストメッセージについて解説した動画がありますので、そちらを参考にしてもらいたいですが、自分の話を長々とすることだけはやめてください。 自分の話をするのは相手に安心をしてもらうためではありません。自分の話をするのは相手の話を聞くためです。 例えば、自分の兄弟の話をしたら相手の兄弟の話も聞くことができます。 自分の休日の過ごし方を話したら相手の休日の過ごし方も聞くことができます。 自己開示は相手の話を聞いてもいい流れに持っていくためにするものです。 自分の話をして信頼してもらいたいと考えるのではなく、自分の話をきっかけに相手から聞きたい話を聞くようにしてください。 自分がどれだけプライバシーな話をしたかということによって、人間は相手に対する信頼や安心感を感じることができます。 以上が、DaiGo師匠からのアドバイスでした。 自然と相手に好かれる超交渉術 交渉術と言うと、ガチガチの交渉を想像しがちだと思いますが、僕たちの日常は思っているよりも交渉の連続です。 関係を有利に進めたり相手の行動を変えるというよりも、普段のやり取りの中で相手に親近感を感じさせることで、いざ何かを交渉する必要がある時にも自然と話がスムーズに進むこともあります。 相手の心の内側に上手に入って信頼感を作り、ガチガチの交渉をしなくても相手が皆さんの望みを聞いてくれたりする柔らかい交渉術について今回は紹介させてもらいます。 あまり強気な交渉をして相手に嫌われたくもないけど、相手に譲ってばかりで損をしたくないという人が多いと思います。 柔らかい交渉術で相手の心の内側に入れば、相手は交渉を仕掛けられたとか説得されたと思っていないのに、結果的に皆さんが望む状況を作り出すことができます。 例えば、仕事ではガチガチの強気の交渉をするけれど、プライベートでそれをすると相手に嫌われるから、良い人間関係を作るためには相手に譲ればいいと考えてしまう人もいます。 ただそれでは本当に良い人間関係はなかなか手に入りません。 仕事でもプライベートでも柔らかい交渉術によって、自分の都合のいいように周りが自然と動いてくれる状況を手に入れることができます。 あるいは、お互いがお互いにとって都合が良い関係を作ることができます。 つまり、柔らかい交渉術というものは交渉しなくてもいい交渉術です。 ポートランド州立大学のピーター・ボゴシアン氏が、交渉についてとても興味深い研究をいくつかされています。 例えば、オレゴン州の刑務所に収監されている人、宗教の強硬派など、普通のなめらかな会話をすることが難しい相手との困難な話題をいかに上手に進めることができるのかということを調べています。 ですから、この柔らかい交渉術は、面倒な親戚や親との関係、やっかいな上司や同僚などの困難な関係も含めてあらゆる関係に対して使える方法です。 困難な相手に普通に交渉しようとすると、当然ですがまともに会話は成り立ちません。 柔らかい交渉術であれば、相手は交渉を仕掛けられているとは気づかないので、自然と皆さんの提案を受け入れてくれたりします。 誰とでも会話をスムーズに進めるための7つのベーシックテクニック どんな相手とでも会話をスムーズに進めるための7つのベーシックテクニックがあり、これらを覚えるだけでも日常会話がかなりスムーズに進むようになります。 日常会話では、あまり考えずに会話が進むこともありますので、このベーシックテクニックをしっかり身に付けることが重要です。 ベーシックその1 :会話の目的を決める 本当に何気ない日常会話であれば必要ありませんが、少なからず議論の必要がある会話の場合には、まずは会話の目的を決めてください。 この会話の目的を決めていないと、話がいつのまにか脱線したり余計なところで地雷を踏んだりします。 親しい友達や家族との会話であれば問題ないでしょうが、特に相手が苦手な人の場合には、何かしら目的があるから会話をするはずです。 必要があるから仕方なく会話をするのでしょうから、そのような時には必ず目的をはっきりさせることを覚えておいてください。 会話の目的の候補 会話の目的について決めるのが要因になるようにいくつかの目的の候補を紹介しておきます。 目的その1 :相互理解 相手の立場を理解することを目的としていますが、必ずしもお互いが合意する必要はないというものです。 自分と相手の意見が違うと気付いた時に、相手はなぜそのように思っているのだろうと疑問に思い会話をします。 相手の考え方を知ることが目的です。 会話をするときに相手を丸め込むことを考えて会話をする人がいますが、そうなると相手は当然ですが抵抗して喧嘩になってしまいます。 意見が違う場合も、この相互理解のポジションを取ることは重要です。 目的その2 :相互学習 お互いが異なる意見を持っているとして、どのようにしてその結論に至ったのかを知ることが目的です。 相互理解と相互学習は似ている感じがすると思いますが、相互理解の場合にはお互いの立場を理解するだけです。 相互学習は、どのような経緯があってその結論に至ったのかということです。 異なる意見があった時に、そこに至る経緯を知ることで、どこに食い違いの原因があるのかが見えてきます。 目的その3 :真実の探求 会話を通じて、何が正しくて何が間違っているのかをお互いが考えて、お互いが間違っている考えをお互いに直し合います。 例えば、ビジネスの場面で、そのプロジェクトがなぜうまくいかなかったのかということを話し合うのであれば、この真実の探求を目的にする必要があります。 目的その4 :介入 これは結構難しいので慣れてからにした方がいいですが、相手の考え方や信念を変えることが目的です。 相手の誤解を正したいとか考えを変えたいということを目的にして会話をすることが結構あると思いますが、介入を目的にした会話はとても難しいので、これを目的にしている場合にはかなり気を付けた方がいいです。 目的その5 :印象付け これは日常会話に最も近いと思いますが、会話の相手や周りの人からの自分の印象を良くすることが目的です。 自分の印象を良くすることを考えた時には、ナルシストのように自分はすごいというところをアピールする人がいますが、そんなことをするよりも、傾聴のテクニックを使って相手の話を聞いた方が遥かに印象が良くなります。 自分の印象を良くすることを目的にしていたのに、自分ばかり話していたのでは目的がずれています。 目的を考えると、そのような自分にも気づいて改善することができます。 目的その6 :強制 これは目的があるというより誰かに会話を強いられている状況です。 例えば、接待で会話をしなくてはいけないとか上司の話に付き合わないといけないというような時です。 このような時に強制されていると感じたら、それがなぜなのかを考えてみてください。 仕事上相手からの印象を良くしたいという感情が見えてきますので、強制されて会話をしているその時間からどんな利益を得ることができるか考えてみてください。 そう考えると会話の糸口も見えてきます。 もちろんこれ以外の目的でも構いませんが、どの会話の目的であっても、まずはこれをはっきりしていないと会話の土台を作ることができません。 自分の印象を良くしようと思っているのに、自分ばかりが話しては意味がありませんし、お互いの立場を明らかにしようとしているのに、相手の立場ばかり話を聞いて自分の立場を伝えなければ意味がありません。 目的がはっきりしていないと会話の土台を作ることができません。 目的は複数でも構いませんし、会話の途中で変更してもらっても構いません。 いずれにしても、「会話のゴールは何なのか?」を 特定しておく必要があります。 ベーシックその2 :会話相手をパートナーとみなす 朝鮮戦争が起きた時にアメリカ兵が北朝鮮に捕虜にされ、そのアメリカ兵が北朝鮮に寝返ったということが結構起きました。 この寝返った人たちを調べた調査によると、北朝鮮に寝返ったアメリカ兵のほとんどは強制的に寝返ったのではなく、柔らかい交渉術で結果的に寝返っていました。 ほとんどの人が、捕虜の収容所の人から何かしらの親切な行為を受けていたり、思いやりを感じるような言葉をかけてもらっていました。 自分の気持ちに共感してもらったり、捕虜であっても尊厳や敬意を持ってちゃんと人として扱ってもらっていたそうです。 捕虜として捕まっているような状況であっても、少し優しくされるだけで人は簡単に寝返ったりすることがあります。 会話相手を尊重してパートナーとみなすという行為は、捕虜が寝返ってしまうぐらいの力があります。 人間関係を良好にしながら会話を進めることができて、その先で相手の意見が変わったり皆さんにとって都合がいい考え方をしてくれるようになります。 会話相手をパートナーとみなす方法 ポイント1 :会話の目的を変える 会話の目的を「言い負かす」「論破する」「自分の主張を通す」「勝利する」というようなことではなく、「相手のことを理解する」という目標に移す必要があります。 どんなに腹が立つ相手だったとしても、会話の目的を「相手を理解する」ことに移してください。 例えば、どう考えても頭がおかしいことを言っていると感じたとしても、「なぜそんなことを言っているのだろうか?」と考えてください。 自分に対して敵対的な発言をしていたとしても、「なぜそんな発言をするのだろうか?」と考えて、その発言の原因に興味を持ってください。 相手に言い返したり感情的になるのではなく、相手がその発言をするに至った経緯や原因を追究していきます。 「答えを学ぶ」方向に切り替えると、相手を自然とパートナーとして扱うようになります。 相手をパートナーとして扱うということは「相手に興味を持つ」ということです。 自分と意見の違う人や頭がおかしいこと言っている人から学べることは何もないと考えがちですが、人が頭がおかしくなってしまう原因は気になりませんか? 少し気になるから質問してみようぐらいの感覚で相手に興味を持つと、表面的には相手を会話のパートナーとして扱っていることになります。 ポイント2 :相手をパートナーとみなす行為はあくまで原因を探る行為 会話相手をパートナーとみなす行為は、相手の考えを自分が受け入れたり、相手の意見に同意して自分の意見を変える行為とは全く違います。 相手に興味を持って原因を探る行為は、負けを認めるとか自分の意見を変えるということではありません。 その点は間違わないようにしてください。 相手が間違った意見を持っているとしても、なぜそんな意見を信じているのかということを理解するために一緒に考えていく行為が相手をパートナーとしてみなすということです。 そう考えると、全ての人間が会話のパートナーになり得るわけです。 この考え方を持っているだけでかなり会話が楽になります。 相手の考え方の原因にフォーカスを当てて会話をしてみてください。 相手の話を聞いて理解し寄り添うことによって他人を動かすテクニックは、傾聴と言われFBI でも使われるテクニックです。 これに関しては、ビジネスでもプライベートでも役に立つであろうおすすめの本がありますので、良ければこちらもチェックしてみてください。 謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か ベーシックその3 :親しみやすさの構築 初対面の相手と会話を交わす場合には、まずは親しみやすさの構築を意識してください。 さまざまな会話に関する研究を見てみても、会話の最初の数分を「親しみやすさの構築」に使った方が人間関係が良好になるということが示されています。 親しみやすさの構築のための7つのステップ まずは親しみやすさを構築して頂けると、相手の心に入っていくこともできるし、相手から強引な交渉を仕掛けられることもなくなります。 ステップ1 :本題を避けて会話する 議論のテーマなどがあった場合に、その内容から会話を始めることはやめてください。 結論から先に言うのは信頼関係がある時だけです。 まずは自己紹介やアイスブレイクに時間を使ってください。 ステップ2 :相手の動機と興味を探る アイスブレイクの後は相手の動機や興味を探る質問をしていきます。 大抵の人は、自己紹介やアイスブレイクが終わったら「それでは本題に‥」と進めてしまいます。 議論の余地がある話題を話すにはまだ早いです。 人間は自分に興味を持ってくれる相手に親しみやすさを感じます。 ですから、親しみやすさを構築するためには、相手の色々なことに興味を持って質問する必要があります。 相手の動機や興味を探る質問を投げかけてください。 相手が大事にしているものやこだわりがあるものに対して質問してください。 例えば、「自由な時間や休みの日には仕事以外で何をしていますか?」と質問してみるのもいいと思います。 いきなりプライベートの過ごし方を聞くと不自然ですが、この質問をすると自然とプライベートな話題になっていきます。 そうすると、相手の趣味や価値観が見えてきますので、相手の興味や動機を探りやすくなります。 他には、相手が今熱中しているものやハマっているものや、学生の頃や親しい人からはどのように呼ばれているのかというような質問もいいと思います。 その人の情熱や心が動くものが見えてこないと、効果的な質問はできません。 会話する時間が短くても、プライベートな話を引き出せば引き出すほど親しみやすさは構築できます。 残りの5つのポイントと4つのベーシックテクニックについては、続きで詳しく解説しています。 ぜひチェックしてみてください。  

一問一答「あなたが信頼関係を一番築きたい相手は誰ですか?」【やわらかい交渉術】

一問一答「あなたがつい耐えられなくなることは何ですか?」【忍耐力の鍛え方】

あなたがつい耐えられなくなることは何ですか? ダイエットをしているのに甘いものを食べてしまう。 より良い人生に何が必要かわかっているのに、なぜかいつも目先の誘惑に負けてしまう。 誰でも日々の日常の中では感情的になったり誘惑に負けそうになることがあると思います。 当然ですが、誘惑に負けそうになったり怠けそうになった時にも、それに耐え、やるべきことを続けることができる人でなければチャンスをつかむこともできません。 今回は、学校での勉強が実生活では意味がないように感じるという方の相談をもとに、忍耐力の重要性と鍛え方について解説させてもらいます。 Q. 学校の勉強は数年間も実生活で使わないものを学ぶような気がしてもったいないと感じています。それであればお金の稼ぎ方を教えた方がいいと思いますが、どう思われるでしょうか? 確かに中学も高校も大学も行かなくてもお金を稼ぐことはできます。 ただ、それができる人は相当才能に恵まれている人だけです。 人は仕事をしようとする上でもお金を稼ごうとする上でも、やらなくてもいい事や意味がないように感じる事も必ずやらなくてはいけない時があります。 本当に成功して自分で好きな仕事だけを選ぶことができるようになれば、自分が無駄だと感じることはしなくてもいいかもしれません。 ですが、誰でも仕事をしようとする時には最初は意味のないことしかさせてもらえません。 当然ですが、能力が高い人に意味のある大事な仕事を任せて、失敗するかもしれない人にはそれなりの仕事しかさせません。 大事な仕事は能力が高い人のところに集まります。 社会に出てからすぐに出来る仕事はあまり意味がないことばかりです。 よほど才能や能力が秀でている場合を除くと、ほとんどの人がそんな仕事を最初に任されます。 中学や高校の頃の勉強というものは意味はありますが「意味がわからない」ものです。 社会に出ると、意味もわからないものをやらなくてはいけない時期が必ずあります。 中学や高校の頃のそのような勉強に耐えることもできない人は、社会に出るとほとんどの人はそれに耐えることができないと思います。 学校の授業というものはそういうトレーニングとしての役割にもなっています。 よほど才能がある人以外は、今は意味がわからないでしょうが、いつか価値があるかもしれないことを自分がこなしていく練習だと思って学校に行った方がいいと思います。 忍耐力がなければチャンスを待つこともできない 忍耐力と言われると、ただただ耐える力だと考える人もいるでしょうが、忍耐力がない人は人生で問題を起こしがちです。 人生では一瞬で結果が手に入るものや手軽に成果が出ることはそんなにありません。 これは仕事でも勉強でも言えることです。 ビジネスでは、楽をして簡単にお金を稼いでいるように思われている人もいますが、そのような人も大抵は見えないところで驚くほどの努力をしていますし、そう見せているだけで他の人にはできないレベルで毎日働いていたりします。 上場企業の社長を見ながら、立場があるだけであんなにもお金を稼いで羨ましいと考える人がいますが、ほとんどの人は彼らのハードワークに耐えることができません。 ほとんどの人は耐える力がないために大きな責任を負うこともできませんし、いつか訪れるチャンスを待つこともできなくなります。 もちろん、自分が何も悪くない状況に耐える必要はありません。 自分が手に入れたいものがあったり、人生で大きなものをつかみたいと思っている時に、耐える力がなければ凡庸な人生を送るか騙されるかのどちらかです。 耐える力を考えず、手軽に簡単にお金を稼ぎたいなんて思っている人は、騙そうとしている人からすると一番簡単に騙せる人です。 耐える力がない人は、稼ぐための方法を学ぼうとすることがなく、安易な方向に進んでしまうので簡単に騙されてしまうわけです。 しかも、騙された後に自分が騙されたことにも気づけません。 自分に忍耐力がないので、騙されてしまった自分に向き合うこともできないからです。 今回は、皆さんが忍耐力を鍛えるための方法について紹介させてもらいます。 心理的な方法からトレーニングまで様々な方法を紹介しますので、その中で自分に合っているものを使ってみてください。 不快さに耐えることで脳が変わる なぜわざわざ不快さに耐える必要があるのかと疑問を持つ人もいるでしょうが、不快さに耐えることで人間の脳は変わるという研究があります。 スーパーエイジャー(健康的長寿者) 高齢者なのに若い人と同じレベルの健康を維持している人たちがいます。 このスーパーエイジャーについての研究は最近結構増えてきていて、例えば、スーパーエイジャーの人は中高年の人よりも脳のサイズが大きいとも言われています。 他にも、スーパーエイジャーのエピソード記憶が50代から60代の人と同じレベルだったという研究もあります。 スーパーエイジャーの人たちの脳は大脳皮質が他の人よりも分厚くて認知機能が衰えにくいとされています。 スーパーエイジャー17人の脳をMRI で調べた実験によると、細かく見ると大脳皮質だけでなく、前帯状皮質や島皮質など脳のさまざまなエリアが大きかったそうです。 それぞれの脳の部位をつなぐ場所が発達しているので、脳の様々な情報の行き来がスムーズになり、それにより結果的に歳をとっても若い人と同じレベルの脳機能を保っているということです。 人間の脳が成長しきるのが50代の頃だと言われています。 物事の判断を司る前頭葉も言語能力を司る側頭葉も年齢を重ねるにつれて成長していき、そのピークが大体50代の頃だとされています。 スーパーエイジャーたちは、その50代の脳のレベルを維持していたということです。 ですから、50代の頃までは脳の成長を維持しないといけません。 ただ、ほとんどの人はそれを維持することができないか、50代の頃を過ぎて脳が老化して縮んでいってしまいます。 スーパーエイジャーについては、遺伝的な要素もありまだまだ研究途中ではありますが、そこに近づくためには「自分にとって不愉快なレベルの負荷」を脳にかけるという方法がいいのではないかと言われています。 忍耐力がある人は脳をいい状態で維持することができます。 脳の機能が上がるからこそ、もっと大変な事にも耐えることができるようになりそれに挑戦することができます。 これを繰り返しながら脳を成長させることで、何歳になっても成功することもできるし、何歳になっても成長し続けるスーパーエイジャーに近づくこともできます。 現時点でのスーパーエイジャーになる一番いい方法は、何かに一生懸命取り組むことだと言われています。 人間の脳の重要なエリアは、難しいことや困難なことに打ち込んだ時に発達するそうです。 ですから、楽なことばかりに手を出していると脳は発達しません。 この脳を発達させるための困難なことは、精神的なことでも肉体的なことでもどちらでも構いません。 激しい運動や頭を使う難しい知的作業を行うと、人間の脳は萎縮することなく健康を保つことができます。 脳の活動量が増えるとネガティブな感情を味わう 脳の活動量が増えれば増えるほど、疲労感や挫折感、イライラなどのネガティブな感情を味わいます。 ですから、自分が自分の脳を鍛えることができているかどうかを確認したいのであれば、毎日の生活の中で疲労感や挫折感などを味わうことができているかどうかを考えれば良いということです。 確かに、仕事でも勉強でも一生懸命取り組んでいる時には、疲労感や挫折感を感じることはあります。 「こんなに頑張っているのになぜうまくいかないのだろう」と感じることが結構あるはずです。 試行錯誤を繰り返すからこそ、疲労感や挫折感を味わいます。 自分が不愉快だと感じるぐらいのレベルの苦痛を脳が感じない限りは、脳が成長することはないということです。 心と体を健康的に保つには忍耐力が必要 心と体を健康的に保つためには、脳が苦痛を感じることは避けられません。 トラウマによって創造性が向上するということもあります。 トラウマを乗り越えた先に起きる人間の圧倒的な成長のことを PTSG(心的外傷後ストレス成長)と呼びます。 トラウマを乗り越えたことによって人生観が変わったり、自分の考え方が大きく変わったことで、より強いメンタルと人生に対する考え方を身につける人たちがいます。 これも苦痛を乗り越えた先に人としての成長があったわけです。 体に軽いストレスを与えることによりミトコンドリアが増えるホルミーシスも同じです。 体にストレスを与える運動を行うことによって、BDNF(脳由来神経栄養因子)という物質が分泌され、新しいことを学習するスピードが早くなったり脳が若返る作用があると言われています。 仕事の意味を感じるためにも苦しみが必要だとも言われています。 人が成長するためには苦痛を避けることはできないようです。 であれば、その苦痛に耐える方法を学ぼうというのが今回の内容です。 忍耐力をつけるためのおすすめ本 耐える力を身につけるためのおすすめの2冊を紹介しておきます。 こちらは以前にアンジェラ・ダックワースさんの『やり抜く力 GRIT』という本が流行りましたが、それの実践版なので使いやすくて役に立つと思います。 実践版GRIT(グリット) やり抜く力を手に入れる アダム・グラントさんとFacebook最高執行責任者のシェリル・サンドバーグさんが出されたこちらの本も参考になります。 シェリル・サンドバーグさんは様々な逆境を乗り越えて今があります。それをどのようにして乗り越えてきたのかという話と科学的な知見がまとまっています。 OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び   ずっと苦痛に耐え続けるのは誰でも難しいことですから、習慣化できることは習慣化するようにしてください。 今回紹介する忍耐力を鍛えるためのトレーニングも、自然と耐えることができるような習慣を身につける方がいいと思います。 忍耐力を上げるための方法を習慣化することができれば、ただただ苦痛に耐え続けるということではなく、自然と毎日の生活の中で忍耐力を鍛えていくことができます。 この習慣化についてはこちらの本を使ってみてください。 Amazon の Audible であれば無料体験で全部聞くことができるようになっています。 短期間で〝よい習慣〟が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術 10分日記で忍耐力アップ! いきなりハードルの高いことを紹介すると挫折しやすくなってしまいますので、最も簡単な方法から紹介させてもらいます。 意外と簡単なことで人間の忍耐力は鍛えられます。 10分間毎日日記を書くだけで忍耐力が鍛えられるという研究があります。 2007年のハーバードビジネススクールの研究で、238人の知識労働者を集めて1日10分だけ時間を使い毎日の日記を書いてもらいました。 この実験で使われた日記は、そんなに難しいことではなく毎日5つのポイントについてその日のことを記録するだけです。 ポイント1 :自分の感情や気分の変化 1日の間で自分の気分がどのように変化したかということを書くだけです。 これは細かく書いても構いませんが、朝と昼と夜の気分を書くぐらいでもいいと思います。 ポイント2 :モチベーションレベル その日のやる気を点数で評価してみてください。 例えば、今日のやる気は10点満点で言うと8点ぐらいという感じです。 その理由も簡単に書いてください。 ポイント3 :職場環境 その日の職場環境について感じたことを書いてください。 職場環境というのは、物理的なことでも人間関係でもどんなことでも構いません。 良かったことでも、もっと改善してほしいというようなことでも構いません。 ポイント4 :仕事(勉強)内容 その日にどんな仕事(勉強)をしたかです。 ポイント5 :1日を通して心に残ったこと プライベートも含めてその日1日を通してどんなことが心に残ったか書いてください。 たったこれだけのポイントについて日記に書くだけです。 別に日記帳でなくてもスマホにメモするだけでも構いません。 実験ではこの10分の日記を4ヶ月続けてもらっています。 その後に効果を確認してみたところ、様々なメリットがありました。 メリットその1 :焦点の明確化 自分の長所や自分が最も喜びを感じられる行動、最も自分が活躍できる仕事など、自分の強みや喜びなどをはっきりとさせることができたそうです。 人は自分が喜びを感じられることややりたいことであれば耐えることができます。 自分が好きなスポーツでどうしても習得したいテクニックがあったとしたら、練習がどんなに苦しかったとしても耐えることもできるはずです。 自分の焦点が明確になることで、人は耐える力が身につきます。 メリットその2 :忍耐力の向上 自分がこれから進むべき道と、自分がこれまでどのように道を進んできたかということが日記により理解することができます。 これによって、新しい道を進むときの困難に対しても対処法を思いつきやすくなります。 今自分の目の前にある困難に対して、自分がこれまで進んできた道とこれから進む道に視点を向けることで、自分を奮い立たせることができるようになります。 さらに、自分のこれまでの過去の中で目の前の困難を乗り越えるために必要な経験や知識がなかったか考えることもできるようになります。 メリットその3 :個人的成長 たった10分日記をつけるだけであっても、毎日の自分に対して改善点が見えてきたり新しい視点が見えてきます。 自分が伸ばしていきたい能力が考えられるようになったり、自分がどのように成長していきたいか見えてきます。 日々の成長のためにも日記は役に立つということです。 日記をつけるだけで忍耐力が身について、自分の成長にも繋がります。 DaiGo師匠の場合は、スマホで Google カレンダーの同じ時間に毎日予定を入れて、その予定の時間になったらそこに記入するようにしています。   今回は忍耐力を鍛えるメリットとその方法について解説させてもらいました。 忍耐力を鍛える方法やトレーニングはまだまだあります。 続きで詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。  

一問一答「あなたがつい耐えられなくなることは何ですか?」【忍耐力の鍛え方】

一問一答「あなたは何が経済的な幸運を左右すると思いますか?」【運を味方につける】

あなたは何が経済的幸運を左右すると思いますか? 今回は、運気を高める方法についての相談をもとに、経済的な幸運をつかむための方法について解説させてもらいます。 Q. DaiGoさんがされている運気を高める方法を教えてください。 別に何もしていません。 運気を高めるというのは、純粋に成果につながりやすい行動を増やすというだけです。 僕がしていることがあるとすれば、自分または他人のミスを記録しておいて、そのミスを二度としないと決めることです。 多くの人が幸運になるための方法や運気を上げる方法ばかり気にしていろいろとしますが、そんなことをするよりも、大きなミスがなければ人間はずっとチャレンジすることができますし、ビジネスでも投資でもチャレンジし続けることができれば成功する確率が高くなります。 人間が成功したいと思うのであれば、トライする回数を増やして、そのトライする行動を継続できるようにすればいつかは幸運を掴むことができます。 そういう意味では、運気を高めるためにこれをするべきだというようなことはありません。 運気の良し悪しというものはありません。成功する人は成功するべくして成功するだけです。 大切なのはトライする回数を増やすということぐらいだと思います。 人生における幸運の掴み方 運が良くなりたいという人は多いと思いますが、ギャンブルのような純粋な確率に対する運の良し悪しというものと、人生における運の良さというものは全く違うものです。 人生における運の良さというものは、自分がどれだけチャレンジしたかということによります。 もちろん、結果的にはそのチャレンジからどれぐらい成功することができたかが重要です。 宝くじの場合には他の人よりも100倍チャレンジしようと思えば100倍のお金が必要になりますが、人生においては時間は平等というわけではありませんので、同じ時間の中でも100倍チャレンジできる人も中にはいます。逆に、普通の人よりも1/100しかチャレンジできない人もいます。 限られた時間の中で、できるだけたくさんのチャレンジをすることでチャンスを掴むことができるようになるだけです。 やはり数をたくさん撃つことによって当たりくじを引きやすくなるというのが、人生の前半におけるゲームのポイントだと思います。 失敗が怖い、まだ完璧でない… ここに多くの人が失敗するポイントがあります。 ほとんどの人が歳を重ねてから無駄に数を撃とうとします。 そして、成功しているわけでもないのに、数を撃つことを渋る人もいます。 別に何も失うものがあるわけではないのに、失敗を恐れたり十分な準備ができていないなどと言い訳をして挑戦しない人がいます。 このような人は当然ですが成功しないわけです。 別に失うものもなく無限にサイコロを振ることができる時にサイコロを振る必要があるわけで、それにより一定以上の資産や立場を手に入れて、そこで初めてリスクに目を向けて渋ることも視野に入れるべきで、守るべきものが何もない人間が挑戦を渋る意味は何もありません。 人生における幸運の掴み方というものは、純粋確率の運の良し悪しとは考え方が違ってきます。 お金持ちたちの幸運の掴み方 お金持ちや経済的に成功した人たちは、一体どのようにしてその幸運を掴んだのでしょうか? 今はとても時代の変化が激しくなっています。 科学的に見ても、実力よりも幸運の方が重要になってきています。 もちろん、「運も実力のうち」という言葉もあるように、実力や幸運をどのように捉えるかによっても変わるとは思います。 とはいえ、その程度の差はともかくとして、実力だけではなく運を掴む力も必要です。 どのような人がその運を掴みやすいのかという研究をベースに今回は紹介します。 経済的に成功した人が、そうではない人とどのような考え方の違いがあり、その幸運をどのようにして掴んだのかということです。 人生は、宝くじやギャンブルのように完全に運で決まるわけではありません。 ある程度実力も必要なわけですが、そんな中でも、自分の考え方を変えたり自分の努力や工夫によって幸運に近づく方法はあるのでしょうか。 経済的幸運を掴むための本 経済的成功を掴むためには絶対に読んでおいてもらいたい本をいくつか紹介しておきます。 MIND OVER MONEY―――193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実 お金に関する研究をこれだけガッツリとまとめてくれている本はあまりありません。 お金について学ぶのであればまず読んでもらいたい本です。 「幸せをお金で買う」5つの授業 (中経出版) いくらお金を手に入れても幸せになれない人は結構います。 お金をどのように手に入れるかよりも、どちらかと言うと、お金をどのように使うかということによって僕たちの幸せは決まってきます。 こちらはどんなお金の使い方をすれば人は幸せになれるのかということを教えてくれる素晴らしい本です。 幸せになるお金の賢い使い方を教えてくれます。 運は操れる (望みどおりの人生を実現する最強の法則) 幸運を掴む方法についての研究は色々とあります。 幸運を掴むための確実な方法がわかっているわけではありませんが、そんな中でも、自分の運をある程度高める方法については、こちらも参考にしてみてください。 成功する人は偶然を味方にする 運と成功の経済学 こちらの本は、成功する人は運がいいのではなく偶然を自分の力で上手に味方にすることができる人だということを教えてくれる本です。 こちらも結構面白いですしとても参考になると思います。 ダーウィン・エコノミー 自由、競争、公益 こちらも偶然と経済的成功について学ぶのであれば参考になると思います。 裕福な人ほどナイスバディとのワンナイトがお好き 人間の恋愛の好みは経済力によって変わるという研究があります。 人間の幸せが何によって決まるのかという研究は色々とあります。 切ない話ですが、これは経済力についての他人との比較により結構左右されるようです。 つまり、自分の周りにお金持ちばかりがいると、少しぐらいお金を稼いだぐらいでは幸せになれません。 自分よりも経済的に劣る人がいるとわかっているから人は幸せになることができます。 貧富の差についてはいつの時代も常に社会的に問題視されます。 もしこの貧富の差が本当にゼロになったら、人は誰も幸せを感じることができなくなるのではないかという議論もあるぐらいです。 これは人間の残念な性質によるものですが、恋愛や結婚でも同じような問題が起きることがあります。 恋愛で誰かと付き合ったり結婚した時に、自分がどれだけ幸せに感じることができるかということは、自分の周りの人の恋愛状況や結婚したパートナーとの比較によります。 年収3千万円の男性と結婚して悠々自適な生活をして自分は幸せだと思っていた人も、身の回りにもっとお金持ちの年収10億円100億円といったお金持ちと結婚している人に囲まれるようになると、自分の状況は何も変わっていないのに急に不幸だと考え始めます。 人間は思っている以上に他人との比較によって幸せを感じます。 特にお金に関してはこの傾向が強くなるという議論が昔からありました。 経済力の比較で恋愛の選択も変わる?! 恋愛での選択やパートナー選びでも他人との比較が影響を与えるのではないかということを調べた香港大学の研究があります。 異性と長期的に交際している大学生182人を対象に、その半数の人には他の参加者よりも裕福だと信じさせて、残りの半数には他の参加者よりも経済的に貧しいと信じさせました。 それぞれに思い込ませた上で、今のパートナーに対する恋愛の満足度を質問しています。 自分が裕福だと思っている人、自分が貧乏だと思っている人、それぞれが自分のパートナーに対してどれだけ満足しているのかということを質問しています。 これは思い込ませているだけであり実際に経済的な差があるわけではありません。 自分の主観的な経済的な豊かさが変わっているだけですが、自分が裕福だと思った男性は自分が貧しいと思った男性よりも、現在のパートナーの身体的な魅力に満足していないと答える傾向が高かったそうです。 さらに、短期的な恋愛やワンナイトに興味を持っていると答える確率が高くなりました。 つまり、特に男性は自分が裕福だと思ってしまうと、自分が今付き合っているパートナーのスタイルに満足していないと考え始めます。 自分はもっとスタイルがいい美女と付き合えるはずだと思ってしまいます。 それと同時に、短期的に割り切った関係に興味を持ち始めます。 お金を持てば持つほど、男性はパートナーに対するスタイルや見た目にこだわるようになり、短期的な恋愛や浮気に興味を持ち始めます。 これはなんとなく皆さんもわかる話だと思います。 お金がなかった頃から付き合っていて支えた女性との関係と、お金を稼げるようになってから付き合った女性との関係では、その関係性が少し違うことが結構あると思います。 だからといって全員が浮気をするというわけではありませんが、残念ながら、お金がある時とない時では実質的な選択肢の幅は変わると思います。 それが恐ろしいことに思い込みだけでも変わるということがこの研究が示していることです。 特に結婚したり長期的な関係として考えるのであれば、見た目や外見だけでなく性格や内面も重要になるはずだと僕は思います。 では、一方で女性はどうだったのでしょうか。 女性の場合には、自分を裕福だと思っていても自分を貧乏だと思っていても関係ありませんでした。 それによって男性への外見的な要求が高くなるということはありませんでした。 男性の場合は、主観的な経済力によって女性に対する外見やルックスの要求は高くなる傾向があり、女性の場合には、男性に対する外見やルックスの要求は高くなりませんが、男性に対するキャリアや経済力や社会的ステータスには厳しくなる傾向はあったそうです。 男性も女性も、自分が経済的に豊かだと思っている場合には、レベルの高い異性と付き合うことは簡単だと考えてしまうようです。 お金持ちになればなるほど短期的な恋愛を求めてしまうということですから、そうなるとどちらが幸せなのかわからなくなります。 長期的な関係を築きたいとかいい関係を長く続けたいと思う場合には早めに結婚した方がいいのかもしれませんし、美女と結婚したいとかステータスの高い男性と結婚したいという場合には、ある程度自分の経済的な自信を持てるようになってから結婚した方がいいのかもしれません。 もちろん価値観は人それぞれですが、このような傾向があるということですからこの研究内容も参考にしていただけたらと思います。 お金持ちは何を求めて幸運を掴むのか?! ここからは経済的な成功を掴む人が何を考えて幸運を掴むのかということを紹介していきます。 裕福な人が何を求めて仕事に向き合っているのかということを調べた研究があります。 結論としては、裕福な人は「比較」または「自由」を求めるということが確認されています。 エジンバラ大学などが行った研究で、719組の双子のデータをもとに裕福さと幸福度の関係について調べています。 それによると、ただ自分の収入や資産が増えただけでは幸福度には関係はなかったそうです。 つまり、収入やお金が増えただけでは人間の幸福度は高くはならないということです。 とはいえ、誰でも今よりももっと裕福になれたらきっと幸せになれると思うはずです。 それはお金だけでは実現できないことで、幸せになるためには別でもたらされるものが必要です。 裕福な家庭を調べてわかったことは、自分たちがとらえている経済状況と生活コントロールレベルが人生の満足度と関係しているということです。 つまり、「自分は他人よりもお金を持っている」と信じることができて、それによって「自分は自由に生活をコントロールすることができる」と思えるおかげで幸せを実感することができるということです。 要するに、お金を稼ぐこと自体が人生の満足度を高めてくれるわけではなく、「自分が他人よりもお金を持っている」と信じることができて、「お金があるからこそ自分の意志で自由な生活を選ぶことができる」と思えることで人生の満足度は高くなるということです。 お金持ちは自由を求めるという話がよくあります。 「他人よりももっと自由になりたい」という欲求が、お金持ちたちを動かす欲求になっているようです。 同様に、お金で幸せを買うことはできないが、お金で不幸を消すことができるということも確認されています。 日常の面倒な作業を省くことができたり、病気になった時に良い医療を受けることができたり、健康な食生活や環境を選ぶことができるようになるとか、色んな要素があるとは思いますが、不幸や面倒なことを消すためにお金を使うというのは人生の満足度を高めるために役に立つようです。 そういう意味では、お金を稼ぐこと自体ではなく、「お金を持っていることが自由につながっている」という感覚を主観的に持つことができる人は幸せになれるわけです。 あくまで観察研究ですから因果関係は不明ですが、研究者のコメントによると、「他人との比較に喜びを覚える人や自分の生活に自由を求める人ほど、お金を求めることによって幸せになれるのでモチベーションが高まり、そのモチベーションによって裕福になるのではないか」という解釈もできると言われています。 何を持って幸せを感じるかは人それぞれです。 お金がなくても幸せになれる人はいますが、そんな中でも、他人との比較に喜びを覚えたり自分の生活に自由を求める人ほど、そのモチベーションが高くなるので裕福になる可能性が高くなるのではないかということです。 「自由を求める!」 他人との比較に喜びを覚えるというのは、それがいずれ不幸に繋がってしまう場合もあります。 比べようと思えばいくらでも他人と比べることはできます。 自分よりも下と比べれば怠けるだけですし、自分よりも上と比べようと思えばいくらでも上の人はいるので絶望を感じることもあります。 ですから、皆さんにおすすめなのは「自由を求める」ことです。 もっと自由な選択を求めるということが幸運を掴むためのポイントではないかと思います。 ここから先は運と経済的な成功の関係性についてさらに詳しく解説していきます。 続きもぜひチェックしてみてください。  

一問一答「あなたは何が経済的な幸運を左右すると思いますか?」【運を味方につける】

一問一答「あなたが行動力を発揮したいことはどんなことですか?」【超行動力】

あなたが行動力を発揮したいことはどんなことですか? もうすぐ春ですが、今年の目標を諦めかけていませんか? 勉強でも仕事でも同じですが、続けることでしか結果が出ないものはたくさんあります。人生を変えたいのであればなおさらです。 今回は、両親が亡くなって何もやる気が出ないという方の相談をもとに、具体的に「なぜやる気が出ないのか?「どうすればやる気が出るのか?」ということを解説させてもらいます。 Q. 母が亡くなり2年も経たない間に先月父も亡くなりました。 外に出て軽い運動ぐらいしたいと思いますが、何もかもやる気になりません。 どうすれば精神的に安定するでしょうか? あまり難しく考えなくていいと思いますが、せめて散歩ぐらいは行った方がいいと思います。 ポイントとしては、やる気が出ないと「あれができない」「これができない」と考えてしまうと、人間は何もできなくなります。 「やる気」というものは、それが出てから行動するものではなく、体を動かしたり行動すると出てくるものです。 昔、作業興奮の原理と言われましたが、人間は体を動かすことによってアドレナリンやドーパミンが出てきます。 やる気は後から出てくるものです。 ですから、最初はやる気がない状態でできる方法を考えるしかありません。 例えば、軽い運動をしたいのであれば、運動しやすい格好でしか生活しないとしたり、運動するための服や靴をあらかじめ玄関に出しておくという方法もいいと思います。 20秒以上短縮して自分が望んでいる行動をできるようにしてください。 これによってどのような状況下でも、その行動ができる確率が高くなる20秒ルールというものがあります。 いつもよりも20秒早く運動を始められるようになっていれば、運動できる確率もその運動が継続される確率も高くなります。 まずはそこから始めてみてはいかがでしょうか。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 皆さんの今年の目標の進捗状況はどうですか? やりたいことや目指していることがあったのに諦めかけていたり、やるべきことがあるのにどうでもいいことに時間を使ってしまって後悔している人も結構いるのではないでしょうか。 今度こそはやる気を出して頑張ろうと思っていたはずなのに、なぜか毎年同じような目標を掲げて、毎年同じように今頃諦め始めて、結果的に今年も去年と同じように1年を過ごしてしまう人が多いと思います。 これは根本的に「なぜやる気を出すことができないのか?」ということに目を向けて、具体的な対策をしないからです。 もちろん、時間の使い方であったり様々な要因があると思いますが、そんな中でも、今回はやる気ホルモンであるドーパミンを出すことができていない人の対策について紹介します。 ドーパミンは勉強や仕事に集中したり、継続して努力を続けることで成果が出ることに対しては必ず必要になってくるホルモンです。 現代人はドーパミンが減りやすい ところが、このドーパミンは現代人は減りやすくなっています。 ドーパミンが減れば、当然やる気がなくなったり仕事や勉強も先延ばしして、何かをしている時にも嬉しいとか楽しいという感覚が減ってしまいます。 やる気を発揮して没頭する時間がなければ、毎年毎年同じような目標を掲げて、結果的に無駄な時間ばかりを過ごしたような気がしてきます。 これがドーパミンが不足している人の特徴でもあります。 多くの人が自分の過去を振り返って何もできなかったことに対して「あっという間だった」と考えます。 なんでこんなに時間が経つのが早いのかと焦りが生まれます。 これはドーパミンが不足しているからではないかと言われています。 しかも、ドーパミンが不足すると気分のアップダウンが増えてしまいます。 やる気がある時とない時の差が激しくなります。 スイッチが入らないと行動できない人は、実はドーパミン不足が原因です。 ドーパミンが不足すると記憶力が低下するという現象も確認されていますし、ドーパミンが不足するとカフェインなどの中毒にもなりやすくなります。 ここまでのダメージを受ければ当然ですが、何もできないまま時間だけが無駄に過ぎていきます。 今回はドーパミンを増やす行動や習慣について解説させてもらいます。 ドーパミンの不足は様々な原因によって起きます。 例えば、睡眠不足や加工食品・ジャンクフードの食べ過ぎなども原因なので、ドーパミン不足は現代人に特有の問題と言えます。 睡眠不足はドーパミンの減少だけでなく様々な問題を引き起こしてしまいますので、睡眠に不安を感じる方や睡眠を改善したい方はこちらをチェックしてみてください。 賢者の睡眠 さらに、根本的に健康から考えたい場合にはこちらの本を使ってみてください。 こちらは Amazon の Audible であれば無料体験で全部聞くことができる対象になっています。 最高のパフォーマンスを実現する超健康法 これらを使って睡眠や健康は必ずご自分でケアしてください。 ドーパミンを増やす6つのメリット まずはドーパミンを増やすことによるメリットを理解してください。 毎回毎回人生を変えると意気込んで変身願望を持つ人が多いですが、願望を持つだけでは人生は何も変わりません。 具体的な戦略と行動がなければ人生は変わりません。 だから、なんとなくテンションがあがった年末年始に無茶な目標を立てて、1月には計画が少しずつ狂い始め、2月から3月頃にかけて完全に無理なのではないかと考え、4月から5月の間にとどめを刺されます。 さらに、それ以降の半年間は無駄なことばかりに時間を費やします。 これで多くの人が毎年毎年人生が変わらないまま同じような人生を繰り返しています。 これを防ぐために、ドーパミンを増やすことによるメリットとその具体的な方法を理解してください。 ドーパミンを増やすメリットその1 :性格が前向きになる ドーパミンと性格についての研究は結構いろいろとあります。 1980年代ぐらいから行われていて、古典的な研究で外向的な性格とドーパミンの関係を調べています。 それによると綺麗に相関していて、ドーパミンの量が増えれば増えるほど性格が外向的だったということです。 一方で、うつ傾向とドーパミンの量には関係がなかったそうです。 ですから、うつ傾向が高いから、うつ病になったことがあるから、ドーパミンの量が低いということはありません。 ドーパミンを増やす生活をしていると自然と性格が外向的になります。 性格が内向的だからという理由で問題を抱える人はこれで解決するかもしれません。 最近の研究では、ドーパミン受容体の量が少ない人はドーパミンの恩恵を受けにくいということが言われていますが、この受容体が少ない人は、自分を大切にしなかったり性格が冷酷、社交を恐れる傾向も確認されています。 ドーパミンを増やすことによって、外向的になり新しい人間関係も増やしたり、今の人間関係が楽になる可能性があります。 ドーパミンを増やすメリットその2 :成功しやすくなる ドーパミンを増やすことによって、ビジネスでの成功や経済的な成功の可能性を高めることもできるかもしれません。 ドーパミンと社会的ステータスの関係について調べた研究があります。 ドーパミンの影響を受けやすい傾向と社会的な地位の高さについて調べてみたところ、相関係数が0.71だったということです。 ドーパミンの量が多い人は社会的にも成功しやすくなるようです。 もちろんこれはドーパミンの量が多いから社会的に成功したのか、社会的に成功しやすい人がドーパミンの影響を受けやすいのかという問題はありますが、ドーパミンの可能性を感じさせてくれる研究だと思います。 ドーパミンを増やすメリットその3 :収入が上がる ドーパミンと裕福さについて調べた研究もあります。 ドーパミンの受容体の数と職業のポジションについて調べたところ、ここでも明確な相関関係が確認されています。 ドーパミンが増えれば増えるほど収入が高くなる傾向がありました。 もちろん、これも先ほどと同じで、収入が高くなればなるほどドーパミンが増えるのではないかという指摘も考えられますが、他にもドーパミンの影響を受けやすい人ほど学歴が高くなるという研究もありますので、ドーパミンの影響を受けやすい人ほど裕福になると考えても良いのではないかと思います。 おそらくは、ドーパミンの恩恵を受けやすい人は、勉強でも仕事でも物事を頑張るようになり、結果的に社会的地位や収入が高くなる可能性は十分にあるような気がします。 ドーパミンを増やすメリットその4 :新しいチャレンジをするようになる なかなか一歩踏み出すことができなかったり、新しいことにチャレンジしたいと思っていても、なかなかそれができないまま、ずるずると時間だけが過ぎているという人は、ドーパミンを増やすことによって新しいチャレンジができるようになるかもしれません。 ドーパミンが増えることによって新奇探索傾向が高くなります。 新奇探索傾向は、知的好奇心の高さや何かを知りたいとか体験したいという欲求です。 特に、今のように時代の変化が早い時代には、この新奇探索傾向が人の成功を左右します。 新奇探索傾向が高ければ高いほどリスクを取るようになり、ミスや失敗や損失を恐れる気持ちが減るので具体的な行動が増えます。 新奇探索傾向とドーパミンの関係について調べた研究を見てみると、遺伝的にドーパミンの量が多い人は、その36%ほどに新奇探索傾向が高い傾向が確認されています。 ドーパミンの量が多い人は新しいものが好きで新しいことに手を出すのが好きです。 新しいものが好きで外向的な性格だったということです。 ドーパミンを増やすメリットその5 :モチベーションが上がる ドーパミンの量が多いと社会的に成功するという原因のひとつでもありますが、やはりドーパミンはモチベーションを高めてくれます。 これがやる気ホルモンと言われる理由ですが、人が行動を起こすためにはやる気が必要です。 何か行動を起こさなければいけないとわかっているのに行動できないのは、行動につなげるためのドーパミンが不足しているからです。 ドーパミンの量が多い人は、いろいろと考える前に高いモチベーションで行動を起こします。 ドーパミンは脳の報酬系に働きかけて気分が良くなります。 気分が良くなれば自然と行動できるようになります。 さらに、ドーパミンは嫌悪感のスイッチをオフにしてくれるので、それもありモチベーションが上がります。 ちなみに、遺伝的にアドレナリンの量が多い人は、そうでない人よりも創造性が高く知的な分野でも芸術的な分野でも成功しやすいという話もあります。 ただ、アルフレッドノーベルのように、大きな成功を収めている人ほど、「人類を愛することはできても、人間を愛することはできない」というようなことを言われていることが多いです。 これもドーパミンの量が多いことによって、罪悪感のスイッチをオフにしていることが少なからず関わっているのかもしれません。 ドーパミンの量の多い人は感覚的な体験よりも抽象的思考を好む傾向があります。  2016年のレビュー論文では、ドーパミンの量が少ない人ほど努力しなくなるということも確認されています。 努力量も減って新しい事に対する興味も無くなってしまうので、毎日言われたことや同じようなことばかりをして残念な人生を送ってしまいます。 時間があっという間に過ぎてしまうというのは、楽しいことであればいいことではあります。 楽しいことをしていて時間があっという間に過ぎるのは構いませんが、毎日当たり前にしている習慣的な行動だけしかしていなかったら、当然ですが何もしていないのに時間があっという間に過ぎたように感じます。 しかも 、その毎日の習慣的な行動も工夫や改善をすることなく、ただ同じようにこなしているだけでは、1日も1年もあっという間に終わります。 ドーパミンを増やすメリットその6 :記憶力と集中力が上がる ドーパミンは人間の脳の記憶と集中力を司る部分にも関わっています。 ですから、ドーパミンの量が多い人は記憶力や集中力も高くなり、行動力が上がるだけでなくそこから多くのことを学べるようになります。 やる気がない時に勉強しても頭に入らないということがあると思います。 これはドーパミンが不足しているからです。 ドーパミンはワーキングメモリと長期記憶の両方を高めるということを示した研究もあります。 新しいことを学んだり新しいスキルを身につけたいという方は、このドーパミンを増やすというのは必ず必要なことのようです。 ドーパミンを増やすメリットその7 :若返る ドーパミンによって行動力が上がり脳も活性化します。 新しいことに挑戦して人間関係も増えますので、老化対策としての効果もあります。 ですから、ドーパミンは、男性でも女性でも、今新しいことをしたい人でも特にしたいことがない人でも重要な物質です。 ドーパミンを増やす方法 それでは、人生の様々な可能性を高めてくれるであろうドーパミンを増やすにはどうすればいいのでしょうか。 かなりたくさんの方法を紹介しますので、気になるものから試して頂いて、ご自分に合うものを探していただけたらと思います。 心理的な方法からサプリなどまで紹介しますので、サプリなどに関しては参考としていくつかアイテムを紹介しておきますのでチェックしてみてください。 ドーパミンを増やす方法その1 :運動 まず一番最初にしなくてはいけないのは運動です。 ドーパミンを増やしたいのであれば、間違いなく一番効果が期待できるのは運動です。 例えば、2016年のポルトガルの研究を見てみると、1時45分から50分程度の有酸素運動を週に3回のペースで行うことによって、16週間でドーパミンの働きを不活性化する酵素であるCOMT(カテコール-O-メチルトランスフェラーゼ)の働きがおさまるということが確認されています。 これによってドーパミンの量が増えます。 1時45分から50分程度の有酸素運動を週3回のペースで行なっていただけると、確実にドーパミンの量は増えていきます。 これは軽いジョギング程度でもいいですが早歩きぐらいでも構いません。 おそらくはウェイトトレーニングなどでも効果はあると思いますので、自分なりにこれだという運動を決めてもらい、45分から50分程度を少なくとも週に3回ぐらいは行うようにしてください。 ドーパミンを増やす方法その2 :親切 「人助け」をしましょう! 人助けをすることによってドーパミンが分泌されるという研究があります。 他人のためになる行動をとったり、利他的な行動をとると、当然ポジティブな気分になると思います。 人に親切にしたり人のために役に立つことをすることにより自分の気分が良くなります。 北京大学などが行った研究で、見返りを期待せずに他人に親切にするという行為が、人間に対してどんな影響をもたらすのかということを調べています。 その結果、どうやら見返りを求めずに他人を助けることによって人は痛みに強くなり、それにより日々の人生が楽になったり、痛みを伴うようなことにもチャレンジしやすくなるということが分かっています。 つまり、見返りを求めず人助けをすることにより強い人間になることができるということです。 研究チームは、これがドーパミンの分泌によるものだと言われています。 人生を「幸せ」に変える10の科学的な方法 この本の著者のソニア・リュボミアスキーさんは幸福に関する研究をされている有名な方ですが、この方の研究によると、他人に親切にすることでドーパミンが分泌され、これを継続的に行うと、普段からの気分が改善したり、寿命が延びるというような様々な効果も確認されています。 自分へのご褒美は自分の中で完結し、無くなってしまいますが、他人への親切は、そこから新しい人間関係が生まれたり、継続的な喜びを供給してくれるものになる可能性があります。 ですから、他人への親切が、自分への親切よりも効果が高いのではないかとされています。 やる気が出ない時は、ほんの些細なことでも結構ですので誰かに親切にしてみましょう。 親切には他にも様々な効果があります。幸福感の増加・ストレス耐性やストレス解消・寿命を延ばすなど良いことばかりです ドーパミンを増やす方法はまだまだあります。 日常的に使える具体的な方法を紹介しますので、続きもぜひチェックしてみてください。  

一問一答「あなたが行動力を発揮したいことはどんなことですか?」【超行動力】

一問一答「あなたは生産性を高めるためにどんなことを心がけてますか?」【ワークブースター】

あなたは、仕事や勉強の生産性を高めるためにどんなことを心がけてますか? 今回は、生産性を上げる食材についての質問をもとに、仕事でも勉強でも使える皆さんの生産性を加速させるための方法についてまとめてみたいと思います。 Q. 生産性が上がるおすすめの食材はありますか? これは難しいところですが、血糖値が大きく上がらないものの方がいいとは思います。 血糖値が急激に上がるとやはり眠くなったりもしますので、僕の場合は、生産性を上げるためにはコーヒーとテアニンを使ってはいます。 コーヒーと濃いめのお茶の組み合わせが結構生産性を上げてくれます。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 仕事の生産性は伝染する 仕事の生産性というのは伝染します。これはハーバード大学が約2,000人のオフィスワーカーを対象に行なった実験によりわかっています。 自分と違うタイプの「仕事の出来る人」の隣りにいると、本人も特に認識することなく自分の作業効率も上がり処理スピードも向上するということです。 この実験では、IT系やテクノロジー系の2,000人のオフィスワーカーを選んで、2年間の被験者の働きぶりを調査しました。 この調査では、オフィスのどこにデスクがあるのか?隣にどんな人がいるのか?を含め、仕事上のポジションの変化や仕事に対する熱心さ・モチベーション、更には、ひとつのタスクをこなすのに使った時間や、その際に人の助けを借りたかどうかや、顧客満足度まで幅広く調査されています。 (IT系やテクノロジー系を対象としたのは統計を取りやすいからだと考えられます) オフィスでの配置や誰の隣りにいたのかということが、仕事でのパフォーマンスにどの程度影響したのかを調べたわけです。 その結果として、仕事の能力・生産性の10%は隣りにいる人で決まっているということがわかりました。 この論文では、オフィスワーカーを3つのタイプに分類しています。 オフィスワーカーの分類3タイプ ①生産型ワーカー たくさんの仕事をこなす人です。質よりも量をこなしていくタイプで、全体の25%程度がこのタイプでした。 ②品質型ワーカー クオリティを重視する人です。クオリティの向上に時間を費やし、その分仕事量は多くなく、たくさんの仕事をこなすというよりは質を高めたりブラッシュアップするタイプで、全体の25%がこのタイプです。 ③アベレージワーカー 生産性も平均的、質も平均的といういたって普通の人で、50%がこのタイプでした。 どのタイプの人の隣で仕事をすると良いのか? この3つのタイプに分けて、オフィスの中でどのような配置で座って仕事をしているのかを調べたところ、誰の隣ではたらくと良いのかということがわかりました。 ①生産型ワーカーと②品質型ワーカーが隣に座って仕事をすると、生産性は17%向上し、作業効率も17%向上しました。 つまり、ガンガン仕事をこなしていくタイプの人と、コツコツと積み上げていくタイプの人が隣りに座って仕事をすると組織としても生産性は飛躍的に上がるということです。 ちなみに、平均的な人の③アベレージワーカーが①生産型ワーカーや②品質型ワーカーの隣りに座っても10%程度の効果がありました。 しかも、この効果は座席を変えるとすぐに効果が現れました。 ということは、席が決まっていない会社であれば、早く仕事を終わらせたいという日は仕事の出来る人の隣に座るとその瞬間から自分の生産性も上がり仕事も早く終わるようになるということです。 ただし、同じタイプの人同士が隣りに座ったら生産性の向上は見込めません。 自分と違うタイプの仕事をこなす人の隣に座ることをおすすめします。 仕事の出来ないネガティブな人の隣に座るとどうなるのか?これだけで圧倒的に生産性が下がります。このようなネガティブな影響も受けますので気をつけて下さい。 人間の仕事ぶりは隣にどんな人が座るかに影響を受けるわけです。 DaiGo師匠のように一人で仕事をしている人は猫と一緒にいると良いです。猫がそばにいるだけで人間の生産性は33%も向上するということがわかっています。 働く時間を減らせばもっと成果が出る! 働く時間を減らせば減らすほど人間はもっと成果を出すことができます。 必死で毎日長い時間働いている人ほどうまくいかないのは、皆さんもなんとなくわかることだと思います。 受験生でも、毎日必死に勉強しないといけない、そうすることでしか受験に合格することはないと強迫観念にとらわれて頑張っている人もいると思います。 それではうまくいかなくなってしまいます。 ベストな休憩は? ウィーン医科大学の研究で、休憩を取った場合と取らなかった場合で、どのくらいパフォーマンスが変わって、どんな休憩の取り方がベストなのかということを調べてくれています。 研究チームによると、当然ですが、休憩をとると労働時間や作業時間はそのぶん減ります。 ところが、一般的な仕事や勉強についての成果はプラス5%になっていました。 そして、そのクオリティはプラス8%にもなっていました。 休憩はやはりかなり大事なようです。 休憩を取らないで頑張り続けるのは、むしろ時間を無駄に使って成果もクオリティも下げてしまうことです。 仕事でも勉強でも休憩は必ず取るべきだというのが科学的な常識です。 休憩には、この成果やクオリティを上げてくれる以上のメリットもあります。 この研究では、仕事終わりの疲労感も減少しています。 休憩による疲労度の減少効果としては、その休憩をとった直後にしか得られないものだと考える人が結構います。 休憩を取ったら、その直後の集中力が上がったりやる気が出るだけだと考える人がいますが、休憩を取った場合の方が、休憩を取らずに同じ作業量をこなした場合に比べて、仕事や勉強が終わった後の疲れ方が全く違います。 休憩を取らないと、それにより疲れが溜まりやすくなってしまい、結果的に毎日のやる気を奪ってしまいます。 自分の主観的な疲労度を軽減する効果もあるわけです。 そして、これも当然ですが、休憩を取ることによって学習効果も高くなります。 人間の脳は休憩をしている時に学習したことを記憶に定着させますので、休憩を取らずに頑張るというのは学習効果を下げてしまうだけです。 適切な休憩をとることで記憶力も高くなりますし、休憩している間に人間の無意識が解決方法を探してくれて問題解決能力も高くなります。 さらに、肩こりや腰痛のような全体的な不快感を感じることも少なくなります。 現代病と言われるような疲れも軽減してくれるわけです。 不安感も軽減されると言われていますので、休憩を取らない理由はないと言えます。 この研究では、10分程度の短い休憩を挟みながら長時間の講義を受けてもらう実験を行いました。 その際に、あいだに挟む休憩を3種類に分けています。 軽い運動を行ってもらう休憩と体に対してリラックス効果があると言われている瞑想を行ってもらう休憩、そして、座ったままの休憩の3種類です。 休憩をしないグループも合わせて、それぞれにどんな効果の違いが現れるのか調べています。 軽い運動の休憩がベスト! その結果、まず当然ですが、どんな休憩方法であっても休憩を取らない場合に比べて活力や認知機能が高くなり疲労感が減るという効果は確認されました。 どんな休憩方法であっても休憩を取らないよりはメリットがあります。 そんな中でも、最も活力がアップしたのは軽い運動を行う休憩でした。 ストレッチや軽い運動を行う休憩が最も活力が高くなり、認知機能も高くなって頭の回転が速くなっていました。 さらに疲労感も減少していたそうです。 その他の休憩も疲労感の軽減に対しての効果はありました。 瞑想を行う休憩の方がただぼんやりと休憩するよりも疲労感の軽減効果は高くなっていましたが、それだけでなく活力や認知機能まで高くなる休憩の方法は軽い運動を行う休憩だけでした。 特に頭の回転の効果は重要なポイントだと思います。 仕事でも勉強でも僕たちが休憩を取るときというのは、なんとなく頭がぼんやりして集中できなくなったり、目の前の問題に煮詰まっている時だと思います。 脳をリフレッシュさせるために休憩を取るのだと思いますので、そのための休憩の方法としては、リラックスを考えたり、ただぼんやりするというよりも軽く体を動かした方がいいということです。 受験生や頭脳労働をされている方は、休憩時間には軽い運動をするのがいいのではないでしょうか。 最高の休憩とは?! 休憩の効果を最大限に得るためにはそんなに激しい運動をする必要もないようです。 研究チームによると、6分から10分程度のストレッチや軽いジョギングがベストだそうです。 簡単なストレッチや軽い縄跳びぐらいでいいそうです。 そういう意味では、仕事や勉強をする時にはそばに縄跳びを置いておいてもいいですしジャンピングジャックをしてもいいと思います。 ジョギングのようにその場で軽くジャンプをするだけでもいいと思います。 これだけでもかなりの回復効果を得ることができるそうですので、ぜひ皆さんも試してみてください。 仕事を加速するワークブースター もっと仕事に集中して働けるようになりたいとか、仕事で成果を出せるようになりたいと考える方は多いと思います。 ただ、実際に仕事で成果を上げるためには、どこから手をつければいいのかがわからない方も結構いるのではないでしょうか。 それが簡単にできる方法と、根本的に仕事の成果につながる能力ついて解説させてもらいます。 仕事で成果を出すためには、どこに力を注げばいいのかがわかると思います。 上司との関係で在宅勤務の効率は変わる! 在宅勤務やリモートもますます増えていると思いますが、在宅勤務はほぼ全ての人にメリットがあります。 できるならば在宅勤務ができる会社を選んだ方がいいですが、在宅勤務で生産性が上がる人もいれば、あまり変わらない人もいます。 結論としては、職場での人間関係が面倒だったり上司が嫌な人の場合は在宅勤務を選んでください。 イリノイ大学などが行った研究で、様々な組織の323人の従業員と143人の上司から得たデータを分析して、従業員と上司の関係と在宅勤務の効果について調べています。 仕事に対する向き合い方は色々とあると思います。 タスクベースの仕事であってもコンテクストベースの仕事であっても、どちらにしても在宅勤務は効果があったそうです。 タスクを完了させることが重要になる仕事であっても、チームワークが重要になる仕事であっても、どちらの場合でも在宅勤務によりパフォーマンスは向上したということです。 100%在宅勤務でなくてもいいので、どちらかと言うと在宅勤務がメインで時々会社に出社するぐらいの方が、個人の仕事を終わらせることだけでなく社内のやりとりも効率的になるのではないかということです。 つまり、在宅勤務は職場での人間関係が苦手な人が良い人間関係をつくるために非常に良い制度だと考えられます。 ただし例外がありました。 上司との良好な関係を築いている社員に関しては、在宅勤務を選んでもそうでなくても仕事のパフォーマンスにはさほど変化はありませんでした。 ですから、在宅勤務のメリットとしては、上司との関係が少なくとも良好とは言えない人はパフォーマンスが上がりますが、上司との関係が良好な人は在宅勤務でもあまり変わらないということです。 どちらにしてもマイナスはないので全般的には在宅勤務のメリットはあるようです。 特に、上の人との人間関係が苦手だというような人は、在宅勤務が選べる仕事を選ぶことによって、上司との関係がうまくいかないことによって不当に評価を下げられたりするリスクが減ります。 職場での人間関係が面倒になることもあると思います。 そういう意味では、いざという時に在宅勤務によって改善する余地を残せる会社の方がいいのかもしれません。 ゲームで職場のチームワークが向上する! チームワークを高めたいのであればゲームをするべきだという研究があります。 テレビゲームと生産性について調べたブリガムヤング大学の研究では、全員初対面の352人の男女を集めてランダムにチームを作ってソーシャルゲームを行ってもらう実験を行なっています。 他のチームとそのゲームのスコアを競ってもらいました。このゲームは簡単に言うとテキストベースの情報をもとに行う謎解きゲームのようなものです。 そのゲームを行う前にチームを3つに分けています。 チームワークが必要なテレビゲームを行ったグループ そのゲームで良いスコアを取るためのディスカッションを行ったグループ 座学で静かにゲームについて学んだグループ その結果、チームワークが必要なテレビゲームを事前に行っていたグループが最もスコアが高くなっていました。 高いスコアを取るためのディスカッションをしたりゲームについて学ぶよりも、関係がないテレビゲームで遊んだチームの方がスコアが高かったわけです。 仕事をする場合でもこれは同じです。 どうやってチームワークを高めるか話し合ったり、仕事で結果を出すための方法について学んだりする事もあると思います。 ですが、この研究から見ると、チームワークが必要になるゲームがそのための練習になるのではないかと考えられます。 チームワークというものは仕事の中で育まれると思われがちですが、実際には仕事の外で鍛えることもできるのではないかということを教えてくれる研究です。 これは初対面の参加者で確認された研究ですので、顔見知りのチームでどのような効果が出るのかはわからないとも考えられますが、初対面の人のチームワークが少しゲームをするだけで高まるのであれば、顔見知りの人も定期的に一緒にゲームをしてみるのも良いのではないでしょうか。 そんなチームワークが必要になるゲームとしては、定番ではありますがこれらがおすすめではあります。 エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション【同梱特典】 Dead by Daylight 公式日本版 -Switch 【CEROレーティング「Z」】 テレビゲームが苦手だという方はボードゲームでもいいと思います。 チームワークやコミュニケーションを育むという点ではこちらのボードゲームが役に立つと思います。 ホビージャパン コードネーム 日本語版 (2-8人用 15分 14才以上向け) ボードゲーム いずれにしてもゲームは意外と人間のコミュニケーションを起動するのに役に立つようです。 仕事でチームワークを育むと言っても、仕事ではなかなかすぐに結果が出ないということがあります。 仕事ではそれなりの時間が必要になりますが、ゲームであれば短時間でチームで結束して成果が実感できます。 それがチームワークが必要になるゲームのメリットなのだと思います。 スクリーンタイムは2時間まで! テレビゲームの話をしましたが、もちろんこれも使いすぎは良くありません。 スクリーンタイムは2時間までという研究もあります。 いわゆるデジタルガジェットに触れながら仕事をする人が多いと思いますが、このようなモニターを見すぎるのはよくないとよく言われます。 ゲームでもスマホでも同じですが、このデジタルガジェットの使用は、適量を守ればむしろ幸福度は上がるかもしれません。 オックスフォード大学の研究で、15歳前後の男女12万人を対象に全員の幸福度をチェックした上で、ゲームやテレビ、パソコンやスマホなどのデジタルガジェットの使用頻度についてチェックしています。 スマホや SNS の使用については、使えば使うほど幸福度が下がるということがよく言われてきましたが、むしろ適量を守れば使わない人よりも幸福度が上がっていたということです。 ですから、先ほどのようなチームワークが必要なゲームを行う場合であっても、この適量を守るようにしてください。 この研究で示されている適量は最大でも以下の通りです。 ゲーム :1日1時間40分まで スマホ :1日1時間57分まで テレビや映画 :1日3時間41分まで ネットや SNS :1日4時間17分まで これがリミットで、超えると幸福度が下がります。 もちろん、これは全てに最大の時間まで使っていたら1日があっという間に終わってしまいますので、個別に最大の時間まで許容できるということではありません。 例えば、ゲームを1時間したのであればスマホは1時間までにしておこうとか、映画を2時間見るからスマホは1時間までにしておこうというように調整してください。 これは使えば使うほど幸福度が上がるという意味ではありません。 幸せに生きることができている人は自然とスマホの利用時間は2時間以内ぐらいになると考えておいた方がいいと思います。 クイズとリーダーボード リーダーボードというのは、ゲームの中でスコアやランキングが確認できる一覧表のようなもののことです。 スウィンバーン工科大学の研究で、394人の学生を対象にスマホ学習用アプリを開発して実験を行なっています。 この学習用アプリは、授業で学んだ内容をテストするために定期的にクイズが出されてそれに答えるアプリです。 アプリのデータベースには、学生のアプリの使用回数やクイズに対する反応速度、正解するまでに間違った施行回数などが確認できるようになっています。 クイズに正解するごとに一定のポイントが貯まるとバッチが貰えて、その成果がリーダーボードで確認できるようになります。 学期の期間中このアプリを使って勉強をしてもらったところ、クイズ機能とリーダーボード機能の付いているこのアプリを使った学生は、アプリを使用しなかった学生に比べて、平均で7.0%も高い成績を達成していたということです。 学生の記憶の定着率も向上して、前の学期と比べて12%ほど改善していました。 新しいアプリを使ったことによってやる気になっただけという可能性もありますが、シンプルなゲーム性を持たせることで学習効率を上げるというのは結構効果がある方法なのかもしれません。 ゲーム感覚で学びながら自分の進捗がわかるようになるというのは、ゲーミフィケーションとしても僕たちの生産性を高めるためには役に立つようです。 仕事でも勉強でも使える生産性を上げる方法はまだまだあります。 続きは今回のおすすめの動画で詳しく解説していますので、そちらもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたは生産性を高めるためにどんなことを心がけてますか?」【ワークブースター】

一問一答「あなたはわかりやすい説明は何で決まると思いますか?」【例え話の極意】

あなたはわかりやすい説明は何で決まると思いますか? 例え話を上手に使ってわかりやすい説明ができる人は、モテる上にビジネスでも有利になります。 しかも、自分の知識を深めることにも役に立ちます。 今回は、そんな例え話の極意について、面接での上手なアピール方法についての相談を元に解説させてもらいます。 Q. 未経験で新しい業界に挑戦したいと思っています。面接で自分のやる気と自信をうまく伝える方法を教えてください。 やる気と自信があるのであれば、「そのやる気と自信がどこから来るのか」ということを伝えないと、なかなか伝わらないと思います。 基本的に、面接では人間は自分と似ている人間を選ぶ傾向がありますので、僕の場合であれば、ただただやる気と自信がありますということを言う人は選びません。なぜかと言うと、僕がそういうタイプではないからです。 僕は、やる気頼みにしてはいけないと思っていますし、どんなにやる気のない日であってもできることしかしませんし、できる方法を考えるようにしています。 自分の自信を過信しすぎる人とも仕事はしません。なぜかと言うと、自分とあまりにも違いすぎるからです。 ですから、転職しようと思い相手に理解してもらいたいと思うのであれば、まずは相手を見てください。 相手の考え方や重要視しているものを見て、相手の価値観を見極めて、そこにアプローチすることが一番良い方法だと思います。 エビデンスで語るようにするか、表現力を鍛えるといいのではないでしょうか。 以上がDaiGo師匠のアドバイスでした。 例え話が上手い男はモテる 人は自分が知らない話を聞くのは退屈です。 説明のよほどうまい人の話であれば、みんな喜んで聞いてくれますが、ほとんどの人はそうではありません。 ですから、既に知っている内容や理解している話を聞く方が楽しいし、少なくとも相手が何を言っているのかは理解できるので退屈はしないわけです。 ところが、僕たちは相手を喜ばせようと考えて、相手がその話題に戸惑ってしまうということに目を向けないときがあります。 DaiGo師匠のアドバイスにもあるように、相手を見て相手の考え方や重要視していることを理解しながら、コミュニケーションを取ることが重要です。 人は結局、話し手の説明力の範疇で伝えることができる話の内容でなければ相手は興味を持ちません。 だからこそ例え話が上手い男はモテるわけです。 男性でも、自分がいかにビジネスで成功しているかというような話を一生懸命女性に話している人がいますが、女性が共感を持てないことを興味を持ってもらえるように話すことはかなり難しいです。 重要なのは相手を見て理解すること。 そして、それに合わせて相手に伝えるための力を鍛えることです。 ぜひ気をつけてください。 説得したいなら例え話が9割 極端な意見や自分の考えに強烈に凝り固まっている人に理解してもらいたいのであれば、例え話を多用するようにしてください。 例え話を増やせば増やすほど相手の態度は変わりやすいです。 本当に9割は例え話だと考えてください。 具体的な人物の名前を出したりストーリーを展開してください。 これによって人は自分の考え方を変えやすくなります。 理論やデータを使うよりも、例え話やケーススタディを使った方がはるかに相手の意見は変わりやすいです。 売りたい商品のメリットよりも伝えるべきこと 自分の商品やサービスを売りたい場合にも同じです。 大抵の人は、何か物を売りたいという時にその商品のメリットや、それがどんなにいいものなのかということをアピールすると思いますが、それよりももっと大事なことがあると言われています。 例え話は商品やサービスを売る時にも使えます。 売りたい商品のメリットを伝えるよりも、「相手が既に知っていることと自分の商品を結びつける」ということをする方がはるかに効果が高いです。 「皆が知っていることといかに結びつけるか」 すでにみんなが知っていることと結びつけることによって、商品やサービスが売れるようになるというのがリンキングというテクニックです。 例えば、今では iPhone は誰でも知っている商品ですが、最初に出た iPod はなかなか売れませんでした。 今のように爆発的な売れ行きはなかったはずです。 スティーブ・ジョブズが iPhone を発表する時に、電話とウォークマンとインターネットを使える端末を再発明すると言われ、その既にある3つの機能を兼ね備えた携帯電話だとしました。 これもまさに既に知っていることとの結びつけです。 今までにないまったく新しいスマートフォンだということを言うのではなく、既にみんなが使っている3つの機能が1つにまとめられていたらどんなに便利なのかというようなことをアピールしたわけです。 これにより新商品に対する抵抗を減らし大きな売上につなげたわけです。 実際に過去の実例やデータを見ても、この既にみんなが知っている何かと結びつけるということはとても重要なことです。 さらに、理解してくれないとか話を聞いてくれない人に対して良い例えの使い方があります。 相手が好きなことや知っていること、世の中で流行っていることを例え話に使うようにします。 自分の興味がないことでも、スマホで検索すると例えに使える内容やエピソードがすぐに出てきますから、例え話に相手の持っている知識を使うようにしてください。 これにより説得力も上がりますし、相手から見た有能さや信頼感も高めてくれます。 更には、自分の興味のないことも調べるようになるのでこれにより新しい知識も手に入れることができます。 DaiGo師匠も例え話を探すのに興味のないことでもいろいろと調べます。 自分の好きな心理学の知識の例として様々なジャンルの知識を得るようにしています。興味のないジャンルは誰でも面白くないですし、なかなか学ぶ気にはなれないものですが、これにより新しい知識も興味を持って学べるようにもなります。 わかりやすい説明のためのおすすめ本 対人のスピーチやプレゼンなど人に何かをアピールするという時に、どのようなしゃべり方や動きが伝える力を高めてくれるのかという点では、こちらの本がおすすめです。 TED 驚異のプレゼン 人を惹きつけ、心を動かす9つの法則 本当に話が通じなくて困るというような方は、まずはこちらの本から選んでみるのもいいと思います。 あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫) 相手の記憶に残って誤解されない話し方、相手が思わず行動を変えたくなる話し方ができるようになりたいという方はこちらの本も役に立つと思います。 プロフェッショナルは「ストーリー」で伝える 例え話と相手の理解度に合わせた話し方 相手に伝わる解説のためには、自分の解説力を高めることも重要ですが、常に相手の理解度に気を配る必要があります。 相手がどれぐらいの難易度の言葉を受け入れることができるのかわからない状態で解説していては、それでどんどん話が進んでいってしまうと授業で内容についていけないのと同じような状態になってしまいます。 相手がまだ足し算や引き算がわかっていない状態で、いきなり微分積分の話を始めてしまうと誰でもついて行くことができません。 ですが、何かを伝えないといけないと思うと自分が話すことばかりに一生懸命になってしまう人が多いです。 相手がどれくらい理解できていて、どこまで伝わっているのかということを理解していません。 これをわかっていないと、変な誤解を生んでしまったり、何度も説明しているのになぜわかってくれないのかと考えてしまいます。 相手に伝わらない理由は「どこまでわかっているのか」ということを話し手の側がわかっていないからです。 相手の理解がついてきていない状態で、どんなに正しくても難しい概念や内容を解説しても伝わるはずがありません。 そんな相手に伝わる解説力のための誰でも例え話が上手くなる方法と、相手の理解度に合わせて話し方を変える方法を紹介させてもらいます。 例え話が上手になって相手の理解度も把握しながら喋ることができるようになれば、解説力も普段の会話の伝える力も高くなります。 例え話が上手くなるメタファートレーニング まずは例え話が上手になるトレーニングについてです。 複雑な概念や難しいことを相手に上手に解説するためにはメタファー(Metaphor:隠喩)が欠かせないと言われています。 ジョージア大学のメーガン・モーガン博士が提唱しているトレーニングを紹介させてもらいます。 全部で4つのステップで構成されています。 1. テーマブレスト 2. 自由連想 3. 自由結合 4. 表現化 この4つのステップを経ていくと、誰でもわかりやすい例えや面白い例えができるようになります。 ステップ1 :テーマブレスト まず何かしらのテーマを決めてください。 皆さんが例えたいテーマについて、その特性や特徴、役割やメリット、そこからどのようなことを感じるのかということを考えて1人でブレーンストーミングを行ってください。 要するに、皆さんが例えたり誰かに伝えたいと思っている概念について、そのメタファー(隠喩)になる言葉を書き出していきます。 例えば、「時間」という概念について考えてみてください。 時間について考えるのであれば、「遅い」「早い」「流れる」「相対性理論」「伸縮」「変化」「進歩」「人工」「タイムアウト」「タイマー」「スピード」「レース」「アラーム」・・・ 時間と関連するキーワードをひたすら考えるという感じです。 慣れたら頭の中で出来るようになると思いますが、それまでは紙に書き出すようにしてください。 この段階では、あまり難しく考えず役に立ちそうにない言葉でも自由にどんどん考えてください。 たくさんの数を書き出すのがポイントです。 目安としては20個から30個ぐらいは必要だと思います。 ステップ2 :自由連想 ステップ1で書き出した特徴や特性について、それを眺めながら連想できるものを付け加えていきます。 それぞれのキーワードに対して、さらに離れた概念や言葉を考えていきます。 例えば、「時間」に対して「伸縮」というキーワードを思いついていたとしたら、「伸縮」から「輪ゴム」という言葉も思いつくと思います。 ステップ1で書き出した関わりの深い概念や言葉を見ながら、それぞれについて連想できる言葉をつなげていきます。 ここまで出来たら、皆さんが伝えたい概念とその周辺の概念や言葉、そこから派生するあまり関係のないキーワードも書き出すことができました。 ここまではあまり難しく考えずひたすら書き出すだけです。 これも20個から30個くらい考えていただけると面白い広がりになります。 ステップ3 :自由結合 伝えたい概念の周辺にある言葉とそこから派生したキーワードを眺めながら、ここまで来てはじめて「例えとして使えそうなものはないか」ということを考えます。 例えば、「時間」→「伸縮」→「輪ゴム」と連想していたとしたら、「時間とは輪ゴムのようなものだ」と例えることもできます。 物理の世界には、超弦理論というものがあります。 世の中にはプランク長と呼ばれるそれ以上短くできない長さがあります。その長さの紐が輪ゴム状になっていて、それが様々な方向に振動します。その振動する方向によって物質ができているという概念です。 僕たちの世の中は3次元に対して時があり4次元があると言われていますが、実際に宇宙に存在する現象を全て説明しようとすると11次元ないとダメだと言われています。 この11次元のうち縦横の長さと時間以外の部分が見えないぐらいのレベルまで縮んでしまい、今の世界でできていると説明する理論です。 ざっくりとした説明ですが、その11次元を作る時にプランク長の輪ゴムが基本単位として物質が存在すると想定して、その輪ゴムが伸び縮みする方向によってそれぞれの次元ができているという考え方です。 こうなると「時間とは輪ゴムのようなものだ」ということもあながち間違いではないとも言えたり話も広がります。 上手な例え話を作ろうとするのではなく、普段からこのような連想によるトレーニングを行っておいてください。 そうすると、必要な時に良い例えが思いつくようになります。 当然ですが、最初はスベることもあります。 ですが、それも練習だと思って続けていると、相手によって刺さる例え話がわかるようになります。 自由連想と自由結合では面白い連想をしようと思わなくていいです。 自分で面白い例え話が出来たと思ってもスベる場合もありますし、自分ではイマイチかと思っても意外と相手に刺さる場合もあります。 人前で話してうまくいったものは意識しなくても記憶に残ります。 重要なのはたくさんのメタファーを自分の中でトレーニングして作っておくことです。 ここでは自由に遊んでください。 先ほどの「時間とは輪ゴムのようなものだ」のようにあるキーワードから自由に結びつけて遊んでください。 ステップ4 :表現化 思いついた表現をひとつのセンテンスとしてまとめていきます。 先ほどの例であれば、「時間とは輪ゴムのようなものだ」と言われてもピンとこないので、そこに説明を追加してもいいと思います。 例えば、「時間とは輪ゴムのようなものだ。輪ゴムの様に時に長くなることもあれば短くなることもある。」と表現することもできます。 人間はそもそも様々な概念を結び付けて覚えるようにできています。 子供の頃には、物事をそのまま記憶することができますが、大人になって以降はそのまま覚えるのではなく既存の知識や経験と結びつけて覚えていきます。 人は物事の共通点や類似点にかなり注目する性質があります。 ですから、このメタファーを使って例え話をされると人はそこに注目しやすくなります。 それによって記憶にも残りやすいですし、わかりやすい説明にもなるわけです。 人間は物事の共通点にもともと興味を持っているので、そこに注目した説明や例え話をすることで面白いと思ってくれます。 物事の共通点や法則をまとめて作られたのが科学です。 全ては共通点や違いを認識する人間の本能があったからです。 ですから、このメタファートレーニングは一生ものです。 パラフレージング(Paraphrasing:言い換え) 解説が上手だったり話をまとめることが上手な人は言い換えが上手な人です。 相手の話していることに対して「つまり、それは◯◯ということですね」と上手に言い換えることができて、相手になるほどと思わせることができます。 DaiGo師匠もここを意識して論文に書いてある内容を皆さんにできるだけわかりやすく伝えたいと思っています。 これは相手によってどのように表現すればわかりやすくなるのかということを考える必要があります。 ここからは既にある考えを自分の言葉に言い換えるためのトレーニングについて紹介させてもらいます。 これによって、相手が使いやすくすることも面白くすることも、逆に、わざと難しくすることもできます。 そんなトレーニング方法については続きで紹介していきます。ぜひそちらもチェックしてみてください。  

一問一答「あなたはわかりやすい説明は何で決まると思いますか?」【例え話の極意】

一問一答「人生で何が将来の年収を決めていると思いますか?」【成功する子】

人生で何が将来の年収を決めていると思いますか? 今回は前回に引き続き、子供の将来のキャリアを決める要素についてですが、何が将来の成功を左右するのかということを考えると、大人にとっても子供にとっても役に立つ内容です。 そんな人の将来を決める要素について、正直腹の立つ親についての相談を元に解説させてもらいます。 Q. 親に認められたいです。 大学の勉強がつまらなくて中退してしまったため、5年間責められ続けています。中退した時に絶対にまともな人にはなれないと言われましたが、今は外資系の企業で翻訳者として勤めています。それでも未だに顔を合わせる度に大学に入り直せと言われています。 第二言語もネイティブレベルまで身につけることができましたが、そのことさえも凄いとは思われていません。才能も含めて認めてもらう方法はないでしょうか? はっきり言います。 バカにすごいと言われて胸を張ってはいけません。 バカはすごいものとすごくないものがわからないからバカなんです。そんなバカな人に認められるために努力するというのは、自分の価値を下げることに繋がってしまいます。 バカでもわかるレベルにわざわざ自ら降りて行くことに何の意味があるでしょうか?! それは言わせておけばいいと思います。 僕も最近でこそ YouTube で結構知ってもらったので、僕はどんなことをしているのかということを広く知られました。 ニコニコをメインにしていた頃は、ニコニコの登録者数は会員さんしかわかりませんので、僕がどれくらい稼いでいるかということはほとんどの人にはわかりませんでした。 そうすると、周りからは最近テレビでも見ないしちゃんと食べれているのかと心配してくる人もいました。 その時でも既にニコニコの登録者数も何万人といましたので、毎月数百万円のお金がコンスタントに入ってきていて、企業のコンサルティングやもちろん本も出していましたので、年収としても1億円ぐらいはありました。 にもかかわらず、それを知らない人が僕を下に見て心配してくるわけです。 その人に、今僕がこんな仕事をしていてこれぐらい稼げているということを言っても、相手はそれでも安定しないから心配だと言ってきます。 そうなるとその人に何を言っても無駄だと感じました。 何を言っても、自分は一応大手企業でサラリーマンをしていて安定しているので、それに比べて君は大変だと僕に言いたいだけですから、僕はバカなんだなと思い放っておきました。 そんな人を説得する意味はないのでやめておきましょう。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 子供の将来を決めることとは? 前回、親と友人と学校で子供の未来が決まってしまうという話をさせてもらいました。 科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜 一問一答「今のあなたに役立っていると思う子どもの頃の経験はどんなことですか?」【成功する子の親と家庭環境】 今子育てをしている中で、あるいは、いずれ子育てをすることになった時に、どのようなことに気をつければ子供の未来が良くなるのか? 今学生の方であれば、どんなことに気をつけて生活していけば、自分が将来社会に出てからのキャリアが拓けるのか? そんな内容を研究を元に解説させてもらいます。 子供の頃に身につけることができる能力の中で、大人になってからも役に立つ能力としては、コミュニケーション能力や他人の感情を推定する能力など、いわゆるソフトスキルと呼ばれている人から習うことが難しい能力です。 他人との関わりの中で身につけていく能力がソフトスキルです。 このソフトスキルの重要性と身につける方法については、こちらの本がとても参考になると思います。 非認知能力と呼ばれるソフトスキルは明文化するのがなかなか難しいものです。 本で学んだり人から教わるのが難しい非認知能力を身につけることによって、大人たちの格差によって子供の将来の差が生まれる問題を乗り越えて行くにはどうすればいいのかということ教えてくれます。 生まれた環境や家柄によって未来を諦めないための方法が学べます。 私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む   小学校から始まる各教育課程でどのようなことをすれば将来のキャリアは良くなるのでしょうか? 例えば、子供の習慣で未来の給料が決まるという研究もあります。 もちろん研究は今後反対の内容を示す研究も出てくる可能性があります。ですから、これを参考にしながら自分なりに試す姿勢を忘れないでください。 絶対不変の真実というものはありませんので、その点は気をつけて頂けたらと思います。 小学校と中学校での行動習慣がキャリアを決める! 子供たちの将来のキャリアの成功を予測する上で、学校が果たす役割について調べた研究があります。 海外なので区切りが日本とは違いますが、1,007人を対象に小学校1年生から5年生と中学校6年生から8年生の学校での経験を調査して、小学校や中学校での行動や経験が将来のキャリアに影響を与えるのかということを調べています。 その結果、子供の頃の成績が良いとやはり将来のキャリアは良くなる傾向がありました。 もちろん、小学校中学校の成績が良かったから必ずしも良いキャリアに就くというわけではありませんし、小学校中学校の成績が悪かったからといっていい仕事に就けないというわけではありません。 そういうわけではありませんが、小学校中学校の成績は未来のキャリアにつながる可能性が高いようです。 ちゃんと学校に通って平均以上の成績を収めている子供は、大学でもより高い学位を取得する可能性が高かったとのことです。大学院の学位を取得する確率が有意に高くなっていました。 海外なので ABCDEF で成績が評価されますが、小学校中学校の頃に成績で一番上の評価を得ていた人たちのうち、38.1%の人は大学院の学位を取得していました。 さらに、そこから就職したり社会に出てからは、より多くの収入を得る傾向があり、自分の人生にも満足している可能性が高かったそうです。 小学校中学校の頃にちゃんと勉強していた子供は、やはり、大人になってからも物事を続けることができる人になっていたということです。 大学院まで行かなければいけないということではありませんが、大学院を卒業するとなると自分で決めた研究などをちゃんと続けることができないといけません。 へこたれることなく物事を続けることができる力が育まれていないと大学院の壁を突破するのは難しいです。 小学校中学校の頃に成績が良かった子供は、4割もの確率でその壁を突破できるということです。 小学校中学校で平均的な成績だった子供は、その22%から27%が高校卒業後に正式な教育を受けることを断念していたということも確認されています。 高卒で仕事をしたり専門学校に行っていたということです。 日本は少子化ですし大学が海外に比べてたくさんあります。 どこの大学でもいいとなれば行けると思いますが、海外では大学に行かないで働く人も結構多いです。 さらに、幼少期に成績が D や F であまり良くなかった子供で、大学院まで行って学位を取得した人は20%だけだったそうです。 ですから、小学校や中学校の頃にどれぐらい勉強して成績が良かったかということは、将来どれぐらい勉強や物事をちゃんと続けることができるかということを結構決めているようです。 収入の差が開き始めるのは中学生から?! 別に大学院まで行く気はないとか、子供にそこまでは求めないという人も結構いると思いますが、給料の面から見てみたらどうなるのでしょうか。 小学校の成績に関して言うと、給料の差に影響を与えるのはわずかでした。 成績が平均以上の子供が平均で38,355ドルの年収だったということですから、日本円で言うなら440万円ほど稼いでいました。 平均以下の成績だった子供は、平均38,049ドルの年収だったということですので、日本円で3万円ほどの差しか付いていませんでした。 小学校の成績では、給料の差が出るほどまでは影響はなかったということです。 ところが、中学校からは急に差が開き始めます。 中学校で D や F であまり成績が良くなかった子供は、将来の年収は平均30,419ドルだったのに対して、中学校の時に成績が優秀で A をとっていた子供は、それに追加で平均11,000ドルも多い年収を稼いでいました。 つまり、小学校の成績が良くても悪くても、年間で3万円ほどの年収の違いにしかならないのに、中学校での成績が良い人と悪い人の将来を追跡して年収を比べてみたところ120万円から130万円もの違いがあったということです。 将来のキャリアを考えるのであれば、中学校からはそれなりのレベルのところに行った方がいいのかもしれないと考えられます。 幼少期の行動と習慣で人生が決まる! もちろん、学校で良い成績を取ることが重要なわけではありません。 日本でも東大に毎年何人も入るような有名な中学校もあります。そんな中学校で A の成績を取るのと、そうでない学校で A の成績を取るのではかなり違います。 一体何が重要なのでしょうか? どうやら幼少期の教育と習慣が将来のためにはとても重要のようです。 幼少期の教育が人生の大きな範囲で重要だと考えている両親のもとで育った子供は、やはり将来最も高い給料を得ていました。 平均で42,533ドルもの年収を得ていました。 ですから、子供の頃には勉強はそんなにできなくてもいいのではないかという親の元で育った子供に比べて、幼少期の教育も大事だと考えている親の元で育った子供は、将来の年収が高くなる可能性があったということです。 毎日勉強するためには、子供は遊んだりゲームをしたい気持ちを抑えて一定時間机に向かう必要があります。 つまり、学校の成績自体というよりも「習慣」が重要だということです。 自分をコントロールする練習によって良い習慣を身につけることができます。 皆さんが自分の生まれた境遇や運命に打ち勝ちたいと思うのであれば、この習慣しかありません。 人は運命の奴隷ですが、唯一習慣だけが運命を変えることができます。 子供の頃に良い習慣を作る練習をどれだけしたかということが将来の年収を決めます。 子供の頃に良い習慣を身につける練習ができなかったとか、いつも三日坊主になりがちだったという方は、別に今からでも遅くありません。習慣を身につけるテクニックをこちらの本で学んでみてください。 Amazon の Audible であれば無料体験で全部聞くことができる対象になっています。 短期間で〝よい習慣〟が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術 幼少期の習慣よりも、のびのびと遊べばいいと考える人もいると思います。 年収だけでもないし幸せになってくれたらそれでいいという人もいると思います。 ところが、そんな考えを持っている両親のもとで育てられた子供は、最終的に人生の満足度が最も低くなり、人生の満足度で言うとボトム35%に入っていました。 自分に対しても子供に対しても、幼少期の習慣はそんなに大事ではないと考えている人は、人生の満足度もかなり低くなってしまう可能性があります。 子供の頃に勉強をするのは良い習慣を身につけるための練習になります。 ただひたすら勉強すればいいということではありませんが、将来幸せになるために必要な練習をしているわけです。 もちろん勉強ではなくても構いません。 続けないと成果が出ない事をコツコツと続ける練習が大切です。 さらに、幼少期の学校生活が人生の満足度に大きな影響を与えたと考えている人は、全ての回答者の65%よりも満足度が高い傾向も確認されました。 学校生活が人生の満足度に大きな影響を与えたと感じているということは、学校での生活に何かしらの大きな意味を感じていたということだと思います。 学校での人間関係が良かったとか素晴らしい経験ができたとか、そこに意味を見出しています。 このような人は人生における満足度が高くなるようです。 DaiGo師匠の場合は、幼少期にあまり良い思い出はありませんが、そんな時期があったからこそ今があるとも考えられます。 そういう考え方でもいいと思います。 モーニングルーティンを守る! 幼少期の習慣や行動によって結構人生が変わるようです。 子供の頃にはどんなことでもいいので何かを続けることが大事ですが、おすすめはモーニングルーティンを守るという習慣を考えてみてください。 朝起きて必ずやることを決めておくことによって1日が充実するという研究もあります。 例えば、朝起きてベッドメイキングをするというだけでも効果があります。 テキサス A & M 大学の研究で、およそ400人の社会人を集めて3週間にわたって彼らのモーニングルーティンについて調査しています。 モーニングルーティンと言っても別に特別なことではなく本当に簡単なことも含めています。 朝起きたらコーヒーを飲むとか、軽い筋トレやストレッチをするなど、どんなモーニングルーティンを持っているのかチェックしています。 モーニングルーティンを守っている日もあればそうでない日もあると思います。 その傾向についてもチェックして、その後のメンタルの変化や仕事に対するモチベーションの変化を調べています。 要するに、モーニングルーティンを守った日と破った日で、メンタルや仕事のやる気にどんな変化があったのかということを調べたわけです。 毎日朝起きたらコーヒーを飲む人が、たまたまその日にコーヒーが切れていて飲めなかったということもあると思います。 こんな些細なモーニングルーティーンを守れなかっただけでも大きな影響があったそうです。 本当に単純で何の影響も与えないよう日課を破っただけでも、参加者たちはメンタルのダメージが増してやる気がなくなったり1日での効率が下がっていました。 それ以外のベッドメイキングなどほんの些細なモーニングルーティンでも同様の傾向が確認されています。 時間通りに起きるとか朝食を作るとか、通勤の時に新聞を読むなど、いつもやっている事をしなかった途端にその日の生産性が低下していたということです。 毎日やっている習慣というものはある程度人間の脳が自動的に行ってくれています。 それができないことで脳がパニックを起こします。 脳の自動化システムが崩れてしまい、脳が無駄にエネルギーを使わなくてはいけなくなります。 毎日の習慣によって脳が余計なところにエネルギーを使うことを防ぐことができます。 これによって毎日新しいことに挑戦したりできます。 これが子供の頃から積み重なっていくと、当然ですが大人になってから大きな違いになります。 お子さんには朝の習慣を作らせてあげてください。 皆さんもモーニングルーティンは大事にしてください。 あまり欲張ると達成できないことが増えてしまうので、確実に毎日こなすことが出来るレベルで結構です。 朝起きて必ずすることを家族で決めておくというのも良い方法だと思います。 ここから先は高校時代以降に大切なことやこの週末にぜひ親子で一緒に、あるいは、パートナーと一緒にしてもらいたいことなど解説していきます。 将来の成功に必要なソフトスキルについて知りたい方はぜひ続きをチェックしてみてください。  

一問一答「人生で何が将来の年収を決めていると思いますか?」【成功する子】

一問一答「今のあなたに役立っていると思う子どもの頃の経験はどんなことですか?」【成功する子の親と家庭環境】

今のあなたに役立っていると思う子どもの頃の経験はどんなことですか? 今回は、子育てにまつわる相談をもとに、子供が将来成功するために子供に対してできることについてまとめさせてもらいます。 子供がいる親御さんはもちろん将来子供を育てる予定の方にも参考になりますし、大人になってからできることももちろんありますので、まだ子育てをする予定がない方にも参考にしていただけたらと思います。 Q. 子育ては大好きで 5歳と3歳と0歳の3人兄弟を育てています。ここ1年ぐらいずっと疲れていて子供たちと思いっきり遊ぶこともできず、毎日寝かしつけるまで必死で余裕もありません。前のように生き生きと一人一人を見てあげたいのにすぐ怒ってしまいます。どうすれば毎日を前向きに楽しく子供と過ごせるのでしょうか? 4人目を作って下さい。 実は、面白い研究があり、お母さんの負担がマックスになるのは子供3人目までです。 1人よりも2人、2人よりも3人とお母さんの負担は増えていきますが、4人目が産まれると「一人一人を真面目に見よう」という感覚が減ります。 それによって自然にお母さんの力が抜けて、子供たち一人ひとりに対して接することができるようになります。 その結果、子育てが楽になるという研究があります。 今が一番お母さんの負担が大きい状態です。 一人一人を一生懸命みてあげたいと思う感覚が、自分を責めているということを覚えておいてください。 子供の将来は半分は遺伝子で残りの半分は友達などの人間関係で決まるもので、親の育て方でそんなに変わるものではありません。 その点では、親にできることはいい友達を作ってあげることぐらいです。 虐待などをしない限りは、親の育て方で子供の人生が変わることはありませんので気楽に考えてください。 以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。 子供の将来のキャリアのために親ができること 子供には将来いい仕事に就いてもらいたい、お金で苦労しないようになってもらいたいと考えると思います。 何をすれば子供が将来キャリアで苦労することなくいい仕事に就いて成功するのか親御さんは気になると思いますし、いずれ子育てをされる方にとっても気になることだと思います。 子育てに関してはやはりこちらの本がおすすめです。 成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか 子供の将来のキャリアのための3つのポイント 今回は、子供の将来のキャリアのためのポイントをまとめていきたいと思います。 まず、子供の将来のキャリアを決めるのはほとんどが3つのポイントで決まります。 ポイント1 :両親 ポイント2 :友人 ポイント3 :学校 この3つが揃うと将来素晴らしいキャリアを手に入れる確率が一気に上がります。 このどれもが自分は充実していなかったから人生オワコンなのかと言われるとそういうわけではありません。 それを覆して成功するための方法もありますので安心してください。 国立職業教育研究センターの研究で、14,251人の15歳の学生を対象に全員が25歳になるまで追跡調査しています。 高校卒業後の進路やキャリアの成功を左右する要素を調べようとしたものです。 その結果、両親と友人と学校によってキャリアがほぼ決まるということが確認されています。 ポイント1 :両親の影響 両親の子供に対する願望は色々あると思います。 しっかり勉強して欲しいとか、いい大学に行ってほしいなど両親の子供に対する願望と両親自身の教育レベルが高いほど、子供は将来より高いレベルの教育まで進学する確率が高くなりました。 これは当たり前といえば当たり前のような気もしますが、その影響はかなりの違いのようです。 両親が子供の大学進学を望んでいる場合、子供が大学に進学する確率が4倍も高くなります。 さらに、親が大学以外の進路を望む生徒に比べて高等教育へ進学する確率は12倍になります。 もちろん、大学に進学してもしなくてもいい仕事に就く人もいればそうでない人もいますが、とりあえず大学だけは出てほしいという親もいれば、それ以外の選択肢もあっていいと考える親もいます。 この両方のパターンをを比べてみたところ、両親が大学進学を望んでいる生徒は高等教育へ進学する確率が明らかに高くなったということです。 両親が子供には大学に進学してもらいたいと思っている方が実際に進学する確率が高くなるわけです。 ですから、両親が子供に期待しすぎるのもあまりに放任主義になってしまうのも考えものですし、どんな職業を選ぶかは無限の可能性がありますが、両親は大学だけは出てほしいと子供に対して期待している方が、子供たちはちゃんと勉強して大学に進んでくれるようです。 大学に行かなければダメだということではありませんが、高学歴な両親ほど子供の学業に関心を持つ傾向も確認されました。 仕事と学歴は関係ありません。 もちろん学歴があった方がいいし教育レベルは高い方がいいですが、学歴はなくても自力で未来を切り拓いていい仕事に就くことはできます。 ですが、子育てに関しては、両親の学歴が高ければ高いほど子供が学業に興味を持つ確立が高くなるということです。 ということは、今お子さんがいない方もいずれ子供をもった時に皆さんの学歴が影響してくるわけです。 ポイント2 :友人の影響 大学受験の時にも友達と教えあったり一緒に勉強したりすると思います。 このような友人の大学進学計画も学生たちの大学進学の意思決定や成績と相関していたそうです。 いつも言っていることですが、人間の性格というものは半分は遺伝子で生まれた瞬間に決まり、残りはそのほとんどが友達関係で決まります。 親が子供のためにできることも確かにありますが、学歴や成績を考えた時にも友達からの影響はかなり大きいようです。 ポイント3 :学校の影響 学校との関係もとても重要です。 教師との協力関係や学校での学習に対する両親の関心、部活動やクラブ活動への参加など、学校に対して前向きな姿勢になれるようなポジティブな経験が大切だということです。 このような学校に対して前向きな姿勢が勉強に継続的に取り組むことができることに強く相関していました。 学校にいい思い出がある人は勉強を続けることができるので、将来的にキャリアに就く可能性は十分に高くなります。 手に職をつけることを目指すのはリスキー! この研究では「手に職」を目指した人たちがリスキーな人生を送っているということも確認されています。 15歳の時点で高度な技術が必要な職業に就きたいと思っていた生徒は、そのおよそ半分が25歳の時点でその目標を達成できていませんでした。 15歳の頃に職人になりたいと思っていると、その後10年経っても半分の人はその職人にはなれない可能性が高いということです。 ですから、目標や夢が大学を卒業してからでも問題がないのであれば、基本的には大学は出ておいた方が良いのではないかと考えられます。 女性は専門職で成功しやすい! この研究では、男性よりも女性の方が専門職で成功する確率が高く、女性の52%が自分が目指す高い地位の職業に就いていました。 男性は39%だったということですので、女性の方が能力的にはかなり有利なのかもしれません。 この一連の結果について研究チームは次のように言われています。 調査に参加した若者の大半が25歳になっても自分が目指していた職業に就くことはできていなかった。 これは「10代の頃の不確実性」と関係があるのではないかと言われています。 社会的にも経済的にも恵まれていない家庭もあれば、海外では人種差別もあります。 このような場合どうしても大学に進学したり良い職業に就く確率は低くなります。 だからこそ、自分の周りに自分を信じてくれたり自分の強みを見つけてくれる人が必要です。 学校やコミュニティとのつながりを感じさせてくれる人がいないと、子供たちの能力が高くなるのは難しくなります。 つまり 、両親も友達も学校も、これらの人間関係やコミュニティが子供たちの将来のキャリアを決めるということです。 いいキャリアを送る子供を育てるために必要な5つの条件 人間関係やコミュニティが重要だと言われても、具体的にできることには限界があります。 ここからは両親ができることについて解説していきます。 ネブラスカ大学リンカーン校の教育心理学者ケネス・キーウラ博士が先行研究をまとめて、いいキャリアを持つ子供を育てるためには何が重要なのかということを調べてくれています。 そこから5つの条件が見えてきます。 両親がこの5つの条件を整えてあげると、子供は将来的に良い仕事に就く可能性が高くなります。 条件その1 :幼い頃から努力を始める 将来のキャリアのためには特定の努力を幼い頃から始めることが効果的なようです。 チェスやフィギュアスケートなどで活躍する天才たちを調べたところ、調査対象になった24名のうち22名の人が2歳から5歳までにそれを始めていたそうです。 先行逃げ切り型で成功する人も多いようです。 ただ、逆の事例として成功している人もいます。 こちらは以前にも紹介したことがある本ですが、幼い頃に始めるよりも最近では知識の幅の方が重要なのではないかと言われています。 幼い頃から同じことだけをずっと続けるのではなく、様々な経験をすることによってそれらがまとまって自分の道を切り拓くことができると言われています。 RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる ですから一概には言えませんが、幼い頃から「何かに対する努力」を始めることが重要です。 テニスの選手になるわけではないけれど幼い頃からテニスを頑張ってみたり、サーフィンの選手になるわけではないけれど幼い頃からサーフィンを一生懸命やってみるというのはいいことだと思います。 スポーツだけでなくこのような努力は大切だと思います。 何かひとつの物事に打ち込む経験というものは、大人にとっても子供にとっても強い自信になりますし、メンタルの安定や集中力の向上にも役に立ちます。 レジリエンスも鍛えられますので、どんなことでもいいですから幼い頃から何かに対する努力を始めてください。 それが色々と変わっても構いません。 何かに打ち込んだ経験がたくさんあると、それが最終的にまとまって将来何かに挑戦する時に役に立ちます。 残りの4つの条件だけでなく親が子供のためにできることはまだまだあります。 それらについては続きをぜひチェックしてみてください。  

一問一答「今のあなたに役立っていると思う子どもの頃の経験はどんなことですか?」【成功する子の親と家庭環境】
科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜

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著者イメージ

メンタリストDaiGo

慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。 人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。著書累計300万部。

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