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2021年4月の記事 13件

一問一答「自宅での生産性を高めたい」【最強のデスクの整え方】

あなたは日々の生産性を高めるために、どのように環境を整えていますか? どんな工夫をしていますか? 今回は、 自宅での生産性を考えた場合にカーテンをどのように選べばいいのかという相談をもとに、皆さんの仕事や勉強の生産性を高める環境についてまとめてみたいと思います。 特に今は自宅で仕事をしたり勉強したりする時間が増えていると思いますので、そんな新しい環境で生産性を高めるために参考にしていただけたらと思います。 Q. 「自宅の生産性を考えた場合にカーテンはどのように選べばいいですか?」 この相談に対してのDaiGo師匠の答えは以下の通りでした。 僕の場合は、寝室は遮光カーテンにしていて、それ以外のリビングなどの部屋は、外から見ると中は見えないけれど光は入ってきて背景も若干透けて見えるようなカーテンを使っています。 昼間に過ごす場所は太陽の光ができるだけ入ってくる環境にしたほうがいいですし、夜寝る場所はちゃんと遮光カーテンなどを使った方がいいとは思います。 カーテンの遮光力で選ぶようにするといいのではないでしょうか。 ちなみに、創造力を高めるためのカーテンの色などについても以前紹介したことがあります。 僕の場合は植物が好きですので観葉植物を置いていますが、例えば、部屋のカーテンを緑色にしたり、普段使っている文房具を緑色にするぐらいでも創造性は上がるということも分かっています。 ということでした。 陽の光で目覚める 特に、通勤や通学がなく自宅で過ごすとなると、余計に朝起きるのが面倒だという人も多いと思います。 朝スッキリ起きることができるようになりたいとか、朝起きてすぐに行動できるような目覚めの良い朝を迎えることができたらいいと思ったこともあるのではないでしょうか。 これがなかなか難しくなってしまうのはほとんどの人が音で朝起きるからです。 人間は外部の刺激によっても目覚めていくわけですが、これは音ではだめです。 朝起きる時に目覚まし時計やスマホのアラームを使っている人は多いでしょうが、これらの音で起きるのはあまりおすすめはしません。 人間が音で起きる時というのは本能としては外部から攻撃をされた時と認識します。 この攻撃によって起きる時というのはそこから逃げるための最低限の機能しか目覚めさせてくれません。 ですから、光に当たることによって脳や身体全体の神経系を目覚めさせる必要があります。 おすすめとしては、音で起きても構いませんがその後に光にあたるようにしてください。 会社や学校に行くまでに少なくとも15分から20分ぐらいは歩きながら太陽の光にあたることができるルートにしたり、ベストなのは光で目覚める方法だとも思います。 SwitchBot スイッチボット カーテン スマートホーム DaiGo師匠はこれを使って朝目覚めるようにしています。 このようなカーテンロボットは結構音が大きくて気になるものも多いですが、これはそんなに音も気になりませんし、徐々にカーテンを開けてくれたりすることもできるのでゆっくりと目覚めるには最適だと思います。 ゆっくりと光で目覚めるというのが重要なので、これを使って15分から20分前から徐々に光を自分に当てて目覚めていくというのがいいと思います。 睡眠の質に関する研究では、人間は高級マットレスの上で寝ようが、極端な話コンクリートの上で寝ようが、床の上で寝ようが睡眠の質はさほど変わらなく、むしろ、睡眠の質を左右していたのは掛け布団の重さだったということがわかっています。(メンタルが不安定な人限定の話ですが) 自分の体重+(体重の10%)+1kg程度の重いブランケットを掛けて寝たほうが睡眠の質が上がるということです。一般的にはマットレスが睡眠の質を上げるということがよく謳われていますが、結構眉唾なのではということです。 そのあたりに関しては、明確な答えがないので、寝ることに関して何が出来るかと考えた際、はるかに大事なのは寝るタイミングや遮光カーテンを使うとか起きる時は日光を浴びるというような起き方ではあります。 置くだけで創造力が増すものとは? 人生での成功のためにもモテるためにも大切なアイデアを手軽に高めるための方法を紹介します。 他の人が考えたことがないアイデアを考えたり、今目の前にあるアイデアをもっと面白くする工夫していく力がこれからはもっと重要になっていきます。 さらには、アイデアが豊富だったり発想力のある人の方がモテるという研究もあります。 創造力が豊かな人の方が、人生の困難にぶつかったとしてもアイデアや発想力を持ってそれを乗り越えていくことができます。人生を生き抜いていく能力が高い人の方が、女性から見ても頼りがいのある人に見えるわけです。 あるものを目の前に置くだけでアイデアが出やすくなるということが分かっています。 アイデアが出やすくなるものとは、師匠の答えにもありましたが・・・ 観葉植物です。 観葉植物の効果には色々とあり、人間をリラックスさせてくれたり心を落ち着かせてくれる効果もあります。 例えば、窓から緑が見える病室に入った患者さんの方が病気から治るのが早かったり、刑務所でも窓から緑が見える監獄の受刑者の方が病気にかかりづらくなるなど、様々なデータが確認されています。 元々人間は緑に囲まれて生活していましたので、自然と緑を求めるようになり、緑がある場所だとリラックスできるのではないかと色々な研究者が言っています。 テキサス A & M 大学の研究で、この緑の効果とアイデアについて調べてくれています。 普段人が働いているオフィスに観葉植物を置いた場合と置いていない場合を比べたところ、観葉植物を置いているだけで、いいアイデアを思いつく確率がなんと15%もアップしたということです。 アイデアを思いつく確率が15%アップと言われても、自分は仕事で新しいアイデアを求められてもいないし、独立したり起業するわけでもないし、アーティストでもないから発想力も必要ないという人もいるかもしれません。 ですが、アイデアを作り出せる人は、様々な難しい問題に対しても柔軟に色々と試して最終的には良い解決策を導ける人です。 アイデアを生み出す力や発想力というものは、現代における最強の問題解決ツールと言えます。 ですから、そのためにも緑が大切なわけです。   緑の様々な効果 師匠の場合は植物が好きですので観葉植物を置いていますが、部屋のカーテンを緑色にしたり普段使っている文房具を緑色にするぐらいでも創造性は上がるということも分かっています。 観葉植物については他にも色々な研究があり、観葉植物をオフィスに置くと、働いている人達の疲労感やストレスが減り、頭痛や咳、肌の乾燥まで改善するということが確認されています。 オフィスに観葉植物を置けば置くほど、働いている人たちが病気になる確率まで減ったということです。 経営者の方は社員の健康の為にも必ず観葉植物は置いた方がいいでしょうし、自宅で仕事や勉強をしているのであれば、観葉植物を置いてみるのもいいのではないでしょうか。 小さな鉢植えでも結構ですのでデスクの上に置いてみてはいかがでしょうか。 お勧めとしては、ポトスは育てやすいですし空気をきれいにする効果をNASAが確認していますので、このあたりから試してみるのがいいと思います。 集中できる子ども部屋のつくり方 色というものは人の心理状態に大きく影響を及ぼします。 子供部屋の場合に使う色としておすすめしたいのは、ブルーです。 青系の色は心を落ち着かせる一方で「時間の経過を遅く感じさせる」効果があります。 つまり、1時間勉強したつもりでも、実際には1時間半経っている、というようなことを起こすのがブルーです。 集中力と充実感が得られるので勉強部屋に向いているわけです。 壁の色はオフホワイトがベスト ちなみに、壁の色は白がいいと思われがちですが、輝くような白に囲まれているとストレスになります。 緊張感を和らげ、気持ちを落ち着かせるために壁の色は落ち着いたオフホワイトが最適です。 壁の色を変えるのが難しいなら、机に向かった時に目に入る壁に自然の風景や淡い色合いのポスターを貼るといいでしょう。 ここまでは、カーテンの質問をもとに太陽の光や色の効果を生産性に活かすための方法を紹介させてもらいました。 ここから先は、さらに自宅のデスクやオフィスの環境を整えるための様々な方法について掘り下げていきます。 知りたい方は続きをどうぞ。  

一問一答「自宅での生産性を高めたい」【最強のデスクの整え方】

一問一答「投資とギャンブルの違い」【投資の心理学】

あなたはお金を増やしたいと思いますか? それは、なぜですか? 今回は、ギャンブルをやめることができないという相談をもとに、師匠の考える投資とギャンブルの違いから、投資の心理学についてまとめてみたいと思います。 Q. 「ギャンブルをやめられません。最低賃金労働者ですがギャンブルを勉強し給料以上のお金を手に入れられる時もあります。でも、ギャンブルが悪いと世間的にもあり隠したいという気持ちもあります。ギャンブルが悪いと思わない自分と悪いと思う自分がいます。DaiGoさんはどう思いますか?」 という相談でした。 これに対しての師匠の答えは以下の通りです。 僕はギャンブルはやりません! 海外のカジノで遊びでしたことはあります。 それでもいつも計算して無理をせずにするので、大体4倍ぐらいにしています。それで儲かったお金は全部弟へのお土産に使います。 僕が投資が好きでギャンブルが嫌いな理由は、ウォーレン・バフェットの名言にあります。 「目玉が飛び出るようなどんな金額であっても、最後に0をかけたら0になる」と言われています。 つまり、途中でどんなに儲かったとしても、最後に0をかけたら0になってしまいます。だからギャンブルはダメだと世界一の投資家であるウォーレン・バフェットも言われています。 ギャンブルは確かにスリルもあって楽しいと思います。 ただ、僕がギャンブルが嫌いな理由はもうひとつあり、そこに運が入ってくるからです。 自分が立てた戦略やロードマップの通りに進んだことに何よりも喜びを感じます。 運に左右されて当たりハズレの波に入っているというのは、自分でコントロールできていません。 ですから、僕はもっと自分でコントロールできることに頭を使って、それで大きな成果を手に入れるということをしたほうがいいのではないかと思います。 遊び程度にやるにはいいですが、はっきり言って僕にとってギャンブルは面白くありません。 人生を自分の力で切り拓くという方が幸せな人生な気がします。 ということでした。 コロナの影響もあり、投資に挑戦を始めたという人も結構多いと思います。 あるいは、先行き不透明な時代に投資を始めたいと思っている人も多いと思います。 今回はそんな方のために投資にまつわる心理学をまとめてみたいと思います。 運が悪い人は失敗するべくして失敗している まず、ギャンブルでも投資でも、普段の生活の中でも、運が悪い人の特徴について紹介します。 運の良し悪しは完全に確率だと思っている人もいると思いますが、実は、例えば、ギャンブルの運の良し悪しも自分の努力や自分の選択で結構コントロールすることができるということが分かっています。 運の良し悪しはもちろん確率的な部分もありますが、当たる時は確率的で、外れる時は外れるべくして外していることが結構多いものです。 例えば、無駄にリスクが高い投資やギャンブルに手を出したり、自分が勝てる勝算もないのに余計なことに手を出してしまい、しかも、それに気づかないというバイアスが人間にはあります。 そのバイアスが強く出てしまうと、無駄にリスクが高いことに手を出してしまい失敗するべくして失敗します。結果として、運が悪いと考えるわけです。 このような状況になってしまう条件を説明させてもらい、皆さんに無駄な運の悪さを避けていただけたらと思います。   自ら運を下げる条件 チューリッヒ大学の行った研究で、その運を下げてしまう条件とは睡眠不足だということが分かっています。 1日5時間以下の睡眠になってしまった日は、人間は無駄にリスクが大きい決断をしてしまいます。しかも、自分がリスクが大きい決断をしていて部が悪いということに気づかないということです。 この研究では、18歳から28歳の若者たちを対象に、半数の人達には毎日5時間だけの睡眠時間で睡眠不足の状態を作ってもらい、残りの半数には8時間眠ってもらい、それぞれ一週間過ごしてもらいました。 つまり、睡眠不足が一週間続いた人たちとそうでない人たちを比べて、その決断の違いを調べたわけです。 この一週間の間に複数回のリスク志向テストを行いました。 このリスク志向テストとは、冷静に考えれば損か得かということが分かるような決断をしてもらい、どれぐらい一か八かの無駄なリスクに頼るのかということを調べるものです。無駄にリスクを追い求める人は、冷静に考えれば分かるような期待値を判断できなくなってしまいます。 その結果、睡眠不足が長くなればなるほど、実験参加者たちは無駄にリスクが高い決断をするようになったということです。 リスクが高いのを承知で、その決断をしているのではあれば問題はありませんが、睡眠不足が起きている場合には、自分がリスクが高い決断をしているということに気づいてもいませんでした。自分は睡眠不足ではない十分に睡眠がとれている状態であっても同じ決断をすると自信満々に答えたということです。   大切な決断はしっかり眠った日に 睡眠不足になればなるほどリスクを無駄に追い求めてしまうわけです。ところが、自分ではリスクを追い求めていることに気づくこともできない状態になっています。 リスクを取ったり大きな賭けに出ることが好きな人もいるかもしれませんが、リスクをとるとしても、その決断はせめてよく眠った日に行った方がいいと思います。 睡眠不足の状態が続くと、人生を投げ出すような感覚になってしまい、実際に長期的な研究では年収が下がってしまうとか、友達が減ってしまうということも分かっています。 運がいい自分になりたいのであれば、まずは睡眠をしっかりとることを意識してください。 ギャンブルはストレス発散にはならない ! ギャンブルをストレス発散としてしている人もいるかもしれませんが、実際にはそんな効果はありません。 ギャンブルが好きな人も結構いると思います。 今回の一問一答の相談者の方のように、ギャンブルがやめられないという人も多いと思います。 はっきり言って、ギャンブルはとても疲れるものです。脳がかなり働く上にドーパミンやアドレナリンが出まくり、コルチゾールが分泌されストレス反応が強く生じています。 この影響によりギャンブル狂いの人は老化が進むと言えるぐらい、体には良くないものです。 リスクに対してドキドキするというのが、いわゆるギャンブルですので、スマホのゲームなのでも近いようなことが起きるのではないかと現代では言われています。 ギャンブルはやはりストレス発散にはならないということです。 休日だからパチンコでも行ってこようか・・・ というのはお勧めできません。 リスク志向が高まる時期 女性がギャンブルにハマりやすくなる時期というものも分かっています。 これは女性だけでなく、男性もそれを理解した上で女性に接することができるようになるべきだと思います。 ダルハウジー大学の研究で、53人の女性を対象に生理によってリスク行動が変わるのかということを調べた実験があります。53人というと少ないと感じるかもしれませんが、なんとこの53人の女性というのは、全員がギャンブルにハマっている人達です。 ギャンブルでのリスク行動の変化を調べようとしたものです。 全員の女性ホルモンのレベルや生理周期を計測し、ギャンブルでのかけ方の変化を調べ、この二つの変数がどのように関わるのかということを調べたわけです。 結論としては、女性は、特定の時期にギャンブルをする場所に行きやすくなり、さらに、より大きなリスクを取りやすくなるということが分かっています。ですから、海外のカジノなどでも、女性の方が男性よりも大きく賭けたりすることがあるようです。 そんな時期とは、排卵期です。排卵期ほどギャンブルに行きやすくなり、より大きなリスクのある賭けか方をするということです。 ちなみに、女性がギャンブルに行きやすくなるのは、月経前でイライラが起きている時でもあります。この時も結構危険です。イライラしている時というのは、人間は判断能力が落ちるものですから、ギャンブルに行くと危険です。 浮気が起きやすいのも、月経前でイライラしている時や排卵期ですが、男性が一番気をつけるべきなのは排卵期です 月経前でイライラしている女性は、自分のパートナーよりも比較的しょぼい男性にいきがちです。ところが、排卵期での浮気というのは、自分の魅力を最大限に活かして、自分のパートナーよりも上のレベルの男性を落としたりします。 それで、もし上手くいってしまうと男性は捨てられる場合もありますので、そんな時期には女性に特に親切にした方が良いのではないでしょうか。 努力しないために現実を見ないようにしているだけ 人間は自分が持っていないものに対して、可能性や自分の問題を解決するものがあると考えて、現実を見ないようにしてしまいます。 低収入の人間の方が、なぜかタバコを吸う確率が高く、酒浸りになる可能性も高いということが分かっています。低収入の人が、自分はお金がないからうまくいかないと考えると、お金が理由と考えているので努力をしません。 自制心のない人が、一生努力をしないで自分の自尊心を保つための唯一の方法は、無駄にお金を使って自分がお金がないという状況を作ることです。 そうすると、いつになってもお金がないので、努力をする必要がないわけです。 細かいところやギャンブルにお金を使って、お金をなくすことで、お金がないという状況に頼ることができます。 それにより自分が努力をしなくてもいい状況を作っています。 それがどんなことであっても、最初から知識や経験を持っている人なんていないわけですし、時間がない、お金がない、知識や経験がないというのは、ほぼ嘘です。 もちろんギャンブルを楽しむ程度にするのは構いませんが、お金があれば幸せになれると言っている人は、今努力して幸せを手に入れようとしないことの言い訳を探しているだけです。 経営者なども同じようなことに陥りがちです。 お金を手に入れてしまうと、その使い方を考えません。お金というものは道具であって、その使い方を間違えると不幸になることもありますし、使い道を間違えるとただの無駄になり、幸せにもなれないにもかかわらず、自分はお金を持っているから幸せなんだと思い込むことによって、使い道を考えないということがよく起きます。 ここまではギャンブルの危険性と大切な判断を間違わないための知識を紹介させてもらいました。 ここから先は、さらに投資で役に立つ心理学を解説していきたいと思います。知りたい方は続きをどうぞ。  

一問一答「投資とギャンブルの違い」【投資の心理学】

一問一答「人はいくら稼げば自信を持てるのか?」【若い時にすると人生変わること】

あなたが、もっと早く始めておけばよかったと後悔していることはどんなことですか? あるいは、自分の子供や若い人にできるだけ早いうちにしておいた方がいいと勧めたいことはどんなことですか? 今回は、自分に自信を持つことができず、その原因は社会的立場からくる感情だと考えて、仕事を頑張って年収をあげてみたものの、いつまでたっても自分に自信を持つことができないという方の相談をもとに、人生の早いうちにしておいたほうがいいこと、若いうちに始めておけば人生が変わることについてまとめてみたいと思います。 Q. 「私は自信がなく、社会的立場からくる感情だと考えました。仕事を頑張り1000万を超えましたが、自信については変わりません。ずっとこの気持ちと戦うしかないのでしょうか。」 という質問でした。 これに対して、DaiGo師匠の答えは以下の通りでした。 自信があるないということと収入は関係がありません。 資産が100億とか1000億とかいった人でも、やはり自分に自信のない人はいます。 関係ないだけでなく、別に自信がなくてもなんとかなります。 重要なのは能力があるかどうかです。 僕も自分に自信があるのかと聞かれたら、ある面ではあるけれどある面ではないと答えます。 自信がないからといって問題があるのかといったら別に問題もありません。 そう考えると、今のように僕が何も怖くないように思えるようになったのも、月収で5000万円超えた頃です。 詳しく学びたい場合には、日本語版は絶版になっているので英語が読める方は英語版を読んでいただきたいですが、 『Confidence: How Much You Really Need and How to Get It』 日本語版:『自信のない人は一流になれる』 こちらは素晴らしい本です。 自信なんてなくていいと思える本です。 大事なのは自信ではありません。 僕は月に5000万円を超えた辺りからもういいかなと思えるようにはなりましたが、これは完全に病気だと思います。 自信というものは、自分で自分を認める指標を持っているかどうかだけです。 ですから、自信の正体はセルフコンパッションです。 その点で考えるとこちらの本でもいいと思います。 マインドフル・セルフ・コンパッション ワークブック 人は成功することができたら自信を持つことができると思います。 でも実際はそうではありません。 自分でやっていることを認めて、それができるようになった時に初めて自信というものが生まれて、自分のしていることを自分で認められる技術がセルフコンパッションです。 それがないと、どんなにお金を稼いでも自分を認めることはできません。  僕は大学生の頃に30歳までに年収1億円を超えたいと、よくわからない目標を立てていました。 年収1億円というと、月収で考えると800万円は超えないといけないわけですから、月収800万円というと、誰かの年収に匹敵するぐらいですから結構めちゃくちゃな金額です。 何の根拠もないのにそれを目標と考えて、年収1億になれたら毎年宝くじに当たっているようなものだから、それで生きていくことができると豪語していました。 ありがたいことに僕はテレビに出始めた最初の年収が1億ぐらいでした。 今の亮吾くんのようにたくさんテレビに出ていたので、年収1億を超えましたが、それで自分に自信を持つことができたかというと一切何も変わりませんでした。 これができたら自信を持つことができると思っている人は、今の自分を否定していて、今の自分がたどり着けない目標を立てて、そこに行ったら自信を持てるかもと考えているわけで、自分を自分の力で苦しみ、迷い、考えながら認めるという作業を先延ばししているだけです。 自分と向き合って、自分を自分の力で認めるということを先延ばししています。 ところが、成功していくと徐々にですが追いついていきます。 1億なんて無理だと思っていたのに1億稼いだら、また向き合わなければいけなくなります。そこでどちらにしても向き合わないといけなくなり、これは結構辛いものです。 そうなると、やはり月収1000万円ぐらいないとダメなのではないかと考え始めます。 結局いつまでたっても自信を持つことはできなくなります。 ですから、自分と向き合って自分を認めるという作業を始めましょう。 ということでした。 結局、どんなに年収が上がったとしてもお金を稼ぐことができたとしても、自分と向き合って自分を認めるということをしないと自分に自信を持つことはできないということでした。 自分に自信を持つということに関しては、こちらの一問一答でも以前に解説していますので、その点についてはこちらを参考にしてみてください。 科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜 一問一答「未来に不安を感じたら」【自信をつけるために捨てるべきもの】 人が人生をより良く生きるためにも、成功するためにも、できるだけ若いうちにしておいた方がいいことはたくさんあります。 自分を認めるという作業と同じように、結局向き合わなければいけない時が来るものもありますし、避けて通ることで、いずれその代償を追ってしまうようなこともあります。 今回は、人生で出来るだけ早い段階でしておいた方がいいことについてまとめてみたいと思います。 若い頃の失敗体験 若い頃の失敗が将来の成功を左右するという研究があります。 ノースウエスタン大学などの研究で、キャリアにおける早い段階での失敗というものが、実は長期的な視点で見た時に成功する確率と関係しているという結果が確認されています。 つまり、若いうちにたくさんの失敗を経験しておくと、長期的に見た時には成功する確率が上がるのではないかということがいわれているわけです。 この研究では、1990年から2005年にかけて、アメリカの国立衛生研究所にオファーされた助成金を調べています。研究者達は国に対して助成金を申請して、研究内容が認められたらその助成金は交付されます。世の中から認められるような研究をしていたり、評価の高い研究をしている人は、それに必要なたくさんの助成金がもらえるわけです。 逆に言うと、その助成金がもらえないと研究者は研究ができないわけですから困ってしまう人もいます。 このような助成金がもらえる人ともらえない人を調べて、その人たちが将来にどのような研究をするのかということまで調べれば、人は失敗をバネにして成功することができるのか、それとも、若いうちも助成金を貰い続けている人が、そのまま将来的にも良い研究と助成金を貰うことを続けることができるのかということが分かるであろうと考えたものです。 ギリギリのところで助成金を獲得することができた人とギリギリのところで惜しくも助成金を獲得することができなかった人を比較しています。 ですから、能力としてはそれほど変わらないはずなのに、ギリギリの境界線の近くにいる人たちを分けて、全ての研究者たちが、10年間の間にどのようなキャリアを形成し、どのような研究をするのかということを調べています。 論文を発表した量や論文の影響力を測る指標にもなる引用回数も調べて、助成金を獲得できなかった失敗経験が将来の良い論文を書くために何かしらプラスに働くのかということを確認しようとしたものです。 その結果、若い頃に助成金の獲得に失敗している経験者は、若い頃に助成金の獲得に成功している研究者たちよりも、10年間追跡してみたところ、影響力の高い論文を生み出す確率が6.1%も高かったということが分かっています。 つまり、若い頃に失敗をしておくと、10年間など長期的な視点で見た時には実は成功しやすくなるということが示されたわけです。 若いうちの失敗によって挫折したり、それによって仕事が嫌になってしまう人もいるかもしれませんが、若いうちに失敗している方が、同じ頃に成功している人達を置い抜ける確率も高くなります。 もちろん、失敗したことでそこで諦めてしまっては何もなりませんが、若い頃の辛い体験や苦い経験というものは、その後もめげることなく努力を続けることができれば、10年ほど経った時には、それまで順風満帆に過ごしてきた人たちよりも、それを乗り越えた経験が大きな力になるかもしれないということです。   失敗を乗り越える経験が長期的には大きな力に! このような悔しい経験や辛い経験が、実際に将来に生きたという人も少なくないはずです。 このような現象について、研究チームのコメントとしては、もちろん、早い段階で失敗した人は離職率が上がるということで、結果的に能力が高い人だけが残ったことによって、成功確率にこれだけの差がついたのではないかという考え方もあるだろうけれど、データを詳しく見てみると、失敗した経験に負けることなく研究を続けた人達は、平均して、かつ長期的にずっといい成績を収め続ける確率が高くなる傾向があったということです。 ですから、失敗したことで離職して絶対数が減るのではないかという指摘はもっともではありますが、実際には、失敗に負けることなく続けるということが、個人の能力やキャリアの違いに結びつくということを研究者たちは言っているわけです。 長期的にその仕事を続けるのであれば、若いうちにはたくさん失敗をしておいた方が、そして、それを乗り越えるという経験を積んでいた方が、将来的には成功する可能性が高くなるということが示されたとても希望のある研究です。 なぜ失敗がこのような違いに現れるのかということに関しては、詳しくは分かっていませんが、やはり、失敗することでもっと頑張ろうという気持ちが生まれたり、逆に、早い段階で成功してしまうと努力を怠ってしまうことにつながる可能性もあります。 人生でもビジネスでも、長期的に見ると誰でも失敗はしますし、調子よく進んでいたこともうまくいかなくなってしまうことも必ずあります。 このような時に、若い頃の辛いことや厳しいことを乗り越えた経験があると、例えば、あの頃に比べるとまだマシと考えることもできて、前に進むことができるようになるわけです。   「人生の後半は人生の前半の努力で決まる」 そういう意味では、若い頃の失敗体験というものは実は人生を通して財産になると言えます。 失敗を糧にして粘り強さや努力を継続する癖を獲得することがとても重要なのではないかと思います。そのような癖があるかないかによって、将来的に見ると才能の違い以上の大きな差になるのではないかと思われます。 偉人たちの名言でも、人生の前半においては生まれ持ったもので決まるけれど、人生の後半というものはその前半においてした努力によって決まると言われています。 失敗を乗り越えていくという経験こそが重要だということです。 念のために言っておきますが、だからといって意図的に失敗すればいいのかと言うとそういうことではなく、失敗するかしないかのギリギリのラインを攻めることが大切です。 それにより万が一失敗してもそれはモチベーションが上がることに繋がるということを覚えておけば、失敗が怖くなくなるはずです。 それによって挑戦することが怖くなくなりますし、万が一失敗してもモチベーションが失われずに済みます。 どちらにしてもモチベーションを維持できる戦略を ですから、今回のこの研究結果や知識というものは、そんな時のモチベーションのために使った方がいいのではないかと思います。 どちらに転んだとしても得をするような心理的な場合分けをしておくのがおすすめです。 例えば、何かしらの仕事がうまくいったとしたら、自分の努力が実ったと考えて、もっと頑張ろうと自分を奮い立たせてそれをモチベーションに次に進み、逆に、失敗した場合には、失敗したけれどその挫折を乗り越えることによって、10年後の自分の成功確率が上がっていると考えて、それをモチベーションに次に進むわけです。 そうすると、成功しても失敗しても、どちらにしてもモチベーションとして利用できて得をするようになります。 このようにモチベーションを長期間にわたって保つためには、失敗を乗り越えていくことが必要で、その乗り越えるためには失敗が実は成功に繋がるということを知っておくことがとても重要です。 若いうちももちろんですし、歳を重ねても失敗することは誰でもあります。 すべてが順調に進んでいるように見えてもその中に失敗もあるわけです。 人生の成功において重要なのは、このような成功や失敗の結果にかかわらず、どちらの結果が訪れたとしても、それをモチベーションに変えて、障害を乗り越えたり前に進むための戦略を身につけていくことができるかということで、これこそが長期的な成功を左右するものです。 成功した時には油断せず 失敗した時にはそれを乗り越える力をつける とはいえ、人は誰でも失敗した時にそれをモチベーションにつなげる方が難しいものです。 これはレジリエンスといって、逆境を乗り越えるための力であり、それを鍛えておくことが必要です。これを鍛えておかないと、小さな失敗であってもふさぎ込んでしまって、必要な対策を打つことができなかったりより大きな失敗につながってしまうこともあり得ます。 このレジリエンスを鍛えておくことが、失敗をたくさん乗り越えて行くための力にもなります。 失敗を恐れたり失敗を隠そうとするのはメンタルが弱いからです。レジリエンスを鍛えておくということもとても重要です。 失敗とは、学ぶことを放棄した過去のこと 大事なのは、失敗するかどうかとか、挫折するかどうかということではなく、そこから何を学ぶかです。 失敗とは、学ぶことを放棄した過去のことです。 これはDaiGo師匠が、子供の頃のいじめ、受験の失敗、テレビの世界での人間不信と仕事の放棄、これらの挫折から学んだことです。 師匠も、これらの挫折がなければ今はありませんでした。 皆さんも過去の失敗なんてありません。そこから何を学ぶかです。 窮地に陥ったら、そこから自分にとって一番大事なものは何なのか、全てを失った時に手元に残るものは何なのか、これを見極めるために窮地というものがあります。これを利用しないことは、とてももったいないことです。 今まで挫折したことがある人、今挫折している人、あるいは、これから先に挫折するかもしれない人は、この話を思い出してください。 きっとそこから答えが見つかるはずです。 <子供も大人も効率よく学び成長するためのおすすめ本> 学び方の学び方 勉強をする時にこういうことを意識したら効率よく進められるとか、こういうやり方を使うと集中力が上がって勉強がはかどるとか、読書スピードが上がるというような、一貫した方法を自分で持っていない人に特におすすめの本です。   例えば、勉強に対する集中力の本を読んで実践すれば、確かに集中力はつきます。 ただそれは集中することができた時だけです。 怠け癖があって手をつけることができなければ、いくら学んで実践しようとしても集中力を発揮することはできません。 スタートが遅い人が集中力の本を読んで集中力を身につけたところで意味がありません。 ですから、一通りの方法を理解して実践すれば、そこから自分に足りない部分やもっと高めたい部分は見えてきます。 そこからひとつひとつの専門書に進めばいいわけです。 このような内容の本は今まであまりありませんでした。 実際に教えることがとても上手な先生が、内容をかなりシンプル化して学び方の本当に最低限の部分だけ、効率よく学ぶためにはどうすればいいのかということを教えてくれる本です。 より良い人生のためにできるだけ早いうちにしておくべき行動とは? ここからは、若いうちにしておくと人生が変わる行動について解説していきます。 これは大人になってから行なっても効果がないわけではありません。 出来る限り人生の早めの時期に始めておくと、自分の人生において非常に有利な状況になる行動について紹介させてもらいます。 今皆さんが何歳だったとしても、自分の人生をより良くしようとまず思った時に、まず一番最初に何から手をつけたらいいのかがわからないという人もいると思います。 例えば、ダイエットをしようと思った場合でも、ある程度健康的な体型の人がよりバキバキな体まで絞りたいという時と、太っている人が健康的な体型まで痩せたいという時では、何から始めればいいのかということは当然変わってきます。 まずは食事制限から始めた方がいいのか、食欲の暴走をまずは止めるためにプチ断食から始めた方がいいのか、それとも、筋トレで基礎代謝を上げるようにしたほうがいいのか、有酸素運動をメインに行った方がいいのかなど、人によっても違いますしライフステージや状況によっても違います。 Dラボでも、人生を変えるテクニックとしてたくさんの知識を紹介してきましたので、逆に、多すぎてどこから手をつけたらいいのかがわからないという意見をいただくこともあります。 ですから、今皆さんがこの瞬間から人生をより良い方向に変えたいと思うのであれば、まずは何から手をつければいいのか、あるいは、皆さんにお子さんがいるとか、皆さん自身がまだ人生の序盤の段階だというのであれば、今何をしておけば人生の後半で有利になるのかということを解説できればと思います。   人生の挑戦・問題に向き合う際に基礎となる力 今回紹介する行動のは、僕たちが人生を変えて行こうとか新しいことに挑戦しようと思った時に、その大元になる基礎を作ってくれるものです。 最も大切になる土台の部分ですから、これがきっちりできていないと、砂の上に城を建てるようなものですから、いくら頑張ってもうまくいかないということになってしまいます。 人間はどのような方向に進むかとかどんな人生を求めるのかといったことによって、当然ですが、求める知識は変わってきます。 メンタルを強くした方がいいのか、集中力を高める方がいいのか、創造性を鍛えた方がいいのか、それとも性格を改善する方向に取り組んだ方がいいのか、それぞれ人生の目的に応じてたくさんあるわけです。 ですが、今回紹介する知識に関しては最も重要になる基礎の部分ですから、全ての方におすすめしたい内容になります。 この基礎をまずしっかり整えておけば、後がとても楽になります。 まず、皆さんの人生を変えたりより良い方向に進めるために、まず、できるだけ人生の初期に行っておくべき行動は、それは読書です。   ポイント:読書力をつけましょう 読書の大切さについては師匠も何度も紹介してきました。 読書については、読書によって頭が良くなるとか知識が手に入るとかメリットは理解していると思いますが、そのようなメリットだけではありません。 実は、僕たちが人生で抱える問題のほとんどを、その読書による知識ではなく、読書という行動をとったことにより得ることができる副産物がたくさんあり、それが解決してくれるということです。 ですから、読書がとても大切です。 読書でどんな能力が手に入ると思いますか? 読書は筋トレと同じで、最初から難しい本や分厚い本を読めるわけではありません。 ですから、子供や今まであまり読書をしていなくて苦手な人は、最初は別に無理をする必要はなく薄い本から始めればいいわけです。 英語の勉強を始める時も同じなはずです。 最初は絵本に近いような本当に簡単な本から始めると思います。 それと同じように徐々に徐々に鍛えて慣らしていくのが読書です。 集中力や忍耐力を少しずつ身につけながら、徐々に徐々に難しい本や分厚い本も読めるようになり、専門書や哲学書などいろいろな本も読めるようになるわけです。 「読書力」を早めに鍛えておく ですから、ただ読書が大切だということではなく、出来るだけ早めにこの読書力を高めておくことが大切です。 人生のできるだけ早い段階から本を読むという練習を始めておいた方がいいです。 早めに本を読む力を鍛えておくことによって、人生のさまざまな問題を解決しやすくなります。 読書で得られるものとしては、読書により僕たちの人生の質が上がります。 人生における幸福度や満足度が上がるということです。 これはどんなジャンルの本でも構いません。本を読み切る能力を身につけることが大切だということです。 本人だけでなく家族みんなに良い影響が! 読書をすればするほど人生の質は上がるし、社交性も身につき、家族まで幸せになるということが分かっています。 ですから、親も子供も本を読むことによって、その家族みんなの人生の質も上がるし、社交的になるので、家族の中でももちろんですが家族の外でも上手にコミュニケーションが取れるようになり、人間関係は良くなることで幸せになります。 家庭において本を読むということはとても重要なことになるわけです。 読書をすることにより年収が上がるとか、年収が高い人ほど読書をするといった研究はたくさんありますが、香港大学の研究で、過去に行われた読書と子供の発達に関する研究から質の高い19件の研究をピックアップしたメタ分析があります。 これは家族単位で行われた研究で、子供だけでなく、その親や兄弟に対してもどんな影響が与えられるのかということまで調べています。 3264組の家族を対象にしたもので、メタ分析ですから信憑性としては結構高めのものになります。 それぞれの研究で対象になった家族は、15から584組の間に分かれていて、主には3歳から6歳の子供に本を読ませたらどんな影響があるのかということを追跡したものです。 チェックしたポイントとしては、子供のメンタルの状態と同時に親や家族のメンタルの状態の他に、人生の満足度やストレスのレベル、授業中に騒いだりいじめをしたりといった問題行動がどれくらい起きるのか、人生の成功において必要になる能力そして以前にも紹介した感情のコントロール能力などをチェックしています。 過去の研究では、読書をすることによって子供の学習能力が上がるとか、脳機能が高まることにより集中力が高まるおいたことが示された研究は、今更紹介するほどでもないぐらいにたくさんあります。 読書によって学習能力が高まるとか脳機能が高まるというのは当然として、今回の研究では、読書により、その子供の人生や家族の人生がどれぐらい変わるのかということを調べようとしたわけです。 読書で問題行動が減り問題解決能力も高まる 読書でコミュニケーションが上手になり人間関係が良くなる その結果わかったこととして、子供が本を読めば読むほど、子供の問題行動はどんどん減っていき人生の質も高まり、問題解決能力も高まり、対人コミュニケーションが上手になることで人間関係も良くなっていたということが確認されています。 どんなジャンルの本を読んでいたとしても、読書によって人生の質は高まるし問題解決能力も高まり、対人コミュニケーションも上手くなるということです。 このような話をすると、時々極論を言ってきて全部漫画でもいいのかと言う人もいます。 ですが、読書が好きな人は漫画だけを読むということはないと思いますので、いろいろな本を読むべきだとは思いますが、一応漫画でも問題はないと思います。 この研究では少なくとも漫画だけという極端な状況は想定されていないとは思います。 親や家族にとっても読書は大切! この研究では子供だけではなく親に対する影響も調べています。 3歳から6歳の子供が対象になっていますが、親が一緒に読書をしたり親が読み聞かせをするということもあります。 この一緒に本を読むということをした親や子供に読み聞かせをした親は、なんと自尊心が高まるという効果が確認されています。 ここでいう自尊心というものは、いわゆるプライドのようなものではなく、簡単に言うと自分を認めることができる能力です。 今の自分をそのまま認めることができる能力を心理学では自尊心と呼び、親のその力が読書によって高まったということです。 ですから、親自身の適切な自信を身につけるためにも、子供に本を読み聞かせしてあげたほうがいいということです。 子供に本を読んであげたり子供と一緒に本を読むことによって親の自尊心も高まります。 子供が夢中になっている本や子供の課題図書をバカにせず親も一緒に読んでみるというのは、親にとってもプラスになるわけです。 子供と一緒に読書をした親は自尊心が高まり、子供との関係もより良くなり、さらに人生の質も向上していたということも分かっています。 忙しいとか疲れている親こそ読書をするべき! さらに、それだけではなく仕事に対しても良い影響が表れていました。 仕事に忙しいお父さんもぜひ子供に読み聞かせをしてあげましょう。 なぜかと言うと、それによって子供や家族との関係も良くなるというだけではなく、なんと毎日のストレスが減少してうつ症状まで軽くなったということが分かっています。 ですから、忙しい人ほど、しんどい人ほど、仕事で疲れている人ほど、ママ友との関係や学校での関係や親戚との関係でストレスが溜まり悩みを抱えている人ほど、子供と一緒に読書を楽しんだり子供に読み聞かせをしてあげるべきです。 これを毎日した方が、親は自分の行動や自分の人生に自信を持てるようになるし、当然子供との関係が良くなるだけでなく、周りの人との人間関係も良くなり人生の質も高くなる上に、ストレスが減って鬱になる可能性も減ります。 読書とは家族みんなですべきことです。 本を読む本人だけではなく、家族単位で調べているというのがこの研究の興味深いところで、読書というものが両親のメンタルにまでいい影響を与えるということが分かったわけです。 当然ですが、メンタルにいい影響が与えられストレスが減ったり自尊心が高まるというのは、人間関係や仕事に対しても大きな影響を与えることですから、親子で一緒に本を読むという行為は、家族全員の幸福度を高める行為になります。 この研究における効果量としては、激烈に大きな効果が出るという数字ではありませんが、確実に良い影響はあると言えるぐらいのデータになっています。 いずれにしても読み聞かせや一緒に読書をするというのは、家族みんなにとって良いことなのは間違いないのではないでしょうか。   子供向けの本や絵本からでも十分です! 絵本も、子供の頃に読んだことがある絵本であっても大人になってから読むと、深いストーリーを感じたりすることもあると思います。 例えば、『100万回生きたねこ』という絵本がありますが、これも大人になってから読むと考えさせられることも結構あります。 ですから、絵本に限らず子供向けの本だからといってバカにせず読んでみるのも良いのではないでしょうか。 100万回生きたねこ (講談社の創作絵本) 大人になると、書類などの定型文やSNS などの短文しか読まなくなり、ちゃんとした本を読んでいない人も多いと思います。 子供の本も結構バカになりませんので、読まないよりは絶対に読んだ方がいいと思います。   読書のメリットは万人が得られるもの! そして、この読書というものの素晴らしいところとしては、読書のメリットは文化や収入や育ちに関わらず得ることができるものです。 ですから、どのような育ちであっても、どんな文化圏で生まれたとしても、収入の高い人であってもそうでない人でも、変わらず読書のメリットは得ることができるということです。 万人向けのメンタルや人間関係の改善のための方法としては、読書が最も最適だと言われています。 読書のメリット:成功に必要な言語能力が高くなる! この論文で引用されている他のデータも結構興味深いものがあり、例えば、26人の子供を対象にした実験を見てみると、最先端のテクノロジーが使われたおもちゃで遊んでいる子供よりも、本や昔ながらのアナログなパズルやボードゲームで遊んだ子供の方が、言語能力が高くなったという結果が確認されています。 ですから、人間が会話をしたりしゃべる能力に関しては、アナログなツールの方が鍛えることができるということです。 これは、だからといってスマホを絶対に与えてはいけないということを言っているわけではありませんが、テクノロジーを使ったスマホやおもちゃを与えるよりも、読書や昔ながらのパズルを一緒に楽しんだ方が言語能力は高くなるということです。 この言語能力が高くなるということは、人生においても成功しやすくなるということです。 子供の人生の成功にも必要な言語能力を高めたいというのであれば、子供と一緒に読書をしたりアナログなおもちゃで一緒に遊ぶといいのではないでしょうか。 読書のメリット:成功に必要な創造性が高くなる! 他には、3歳から5歳の子供19人を対象にした実験を見てみると、これは小規模ではありますが、読書を行った後に子供たちの脳を MRI でスキャンしたところ、脳の創造性に関わる領域が大きく活性化をしていたということが確認されています。 ですから、普段から読書をしている子供の方が創造性が高くなるということです。 大人でも読書をすることによって創造性は高まりますが、この創造性が高くなるということは、新しいことを考えたり新しいことに適応していくためには絶対に必要な能力ですから、そこにはやはり読書は欠かせないということです。 新しいことに挑戦していきたい大人も新しい環境に適応していこうとする若い人ももちろんですが、今の子供たちが大人になる頃には、今よりももっと変化が激しい時代になっているはずですから、そんな変化の激しい時代に対応して、新しいことに挑戦していきながら AI にたくさんの仕事が奪われる状況になっても、オリジナリティを発揮して価値がある人生を子供たちに送ってもらいたいと思うのであれば、読書をしておかないといけないのではないかということが今回の研究から示唆されたわけです。 こんなにも読書というものは人生におけるたくさんの問題を解決してくれるということです。 このような研究ではどんな本を読めばいいのかということまでは触れられていませんが、自分の好きな本を読めばいいと思います。 大事なのは、1冊を読み通す能力をできるだけ早く鍛えておくことです。 本を読むということに慣れておくことを人生のできるだけ序盤でしておくと、人生の後半においては大きなメリットが出てきて有利になります。 大人でも活字が苦手だという人は今からでも全然遅くはありません。 本を読むということに慣れれば慣れるほど、メンタルも安定して自尊心も高まり収入も上がるし人間関係も良くなります。 皆さんもぜひ家族みんなで読書を楽しんでみましょう。 人生を考えるために役に立つおすすめ本 おすすめの本として、人生の初期の段階でしておくべき事や自分の人生や子供の人生を考えるために役に立つ本をいくつか紹介しておきます。 人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計 これは若いうちの行動が人生をどれぐらい決めるのかということを教えてくれる本です。 若い人は今のうちに何をしておけば人生がイージーモードになるのかということを理解できますので、ぜひこちらを読んでみてください。 すでに20代を超えてしまったという人も、読んでもらえれば自分の若い頃に何が足りなかったのかということを理解して、今からでも追いつくのも遅くないと思います。 マインドフルネスストレス低減法 瞑想は注意力のコントロールのためのものですが、この瞑想は読書ととても似ているものです。 瞑想では自分の注意が余計なところにそれたらそれを戻すということを行うトレーニングですが、これは読書も同じで、読んでいて関係のないところに注意が逸れてしまった時には、それを本の内容に戻すということをすることにより読書力を鍛えることができるものです。 ですから、この瞑想と読書を一緒に学ぶということを行うと、効率よく読書継続力を高めることができると思います。 そのためにもこちらの本はおすすめです。 脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方 これは師匠の人生を変えた1冊でもありますが、運動をすることによって脳細胞を増やすという内容になっていて、師匠はこれを読んで運動するようになってから、実際に本を読むスピードも読んだ内容を記憶に残す力も、本の内容をまとめる力も格段に上がったので、まずはこの本を読んでみるのもいいと思います。 非才!―あなたの子どもを勝者にする成功の科学 いくら読書を頑張ったところで、それでもやはり天才には勝てないとか、生まれつきの優秀な人には勝てないというようなことを言う人もいると思います。 そんな人はぜひこちらの本を読んでください。 もちろん成功している人の中にはいわゆる本当の生まれつきの天才もいます。 ですが、成功している人を見ると決してそんな天才ばかりではありません。 では、どのようにして彼らは天才と呼ばれるような成功を成し遂げたり、生まれ持っての天才を超えるような成果を成し遂げたのかということを理解できる本です。 ここまでは、人生をよりよく進めるために、成功するために、できるだけ早いうちに経験しておいた方がいいことについて紹介させてもらいました。 ここから先は、それにより具体的にできるだけ早いうちに始めておいた方がいいことについて解説していきます。 今の自分が何歳であっても、自分の人生をより良く生きるために役に立つ内容ですし、もちろん、これは若い人や子供たちのためにも参考になる内容です。 知りたい方は続きをどうぞ。  

一問一答「人はいくら稼げば自信を持てるのか?」【若い時にすると人生変わること】

一問一答「新しい環境での勉強や仕事がはかどらない」【効率化の科学】

あなたは、いま新しい生活環境の中で仕事や勉強を効率よく進められていますか? あるいは、効率的に進められるようにどんな工夫をしていますか? コロナの影響だけでなく、新年度が始まり新しい環境で仕事や勉強に取り組んでいる人も多いと思います。 今回は、会社の命令で資格取得の勉強に取り組んでいるけれど、コロナの影響でセミナーなどが中止になり、自宅での勉強がなかなかはかどらないという相談をもとに、仕事や勉強を効率よく進める方法についてまとめてみたいと思います。 Q. 「33歳会社員です。会社から損保の資格を取るよう命じられているのですが、コロナの影響でセミナーが中止になり、過去問などもあまりないので問題集をひたすら解いて勉強しています。ですが、なかなか暗記ができず途中で集中力も途切れて、思うようにはかどりません。このペースでは試験までに間に合わないのではないかと焦っています。できれば今年クリアしたいので、暗記力と記憶力を高める方法があれば教えていただけないでしょうか。」 という質問でした。 同じような状況で悩んでいる人も多いと思います。 これに対してのDaiGo師匠の答えは以下の通りです。 暗記力や記憶力を高める方法については、Dラボで「超効率勉強法」を学んでもらいたいですが、人が勉強する時にとても重要なのは、 悔しい感情を味わうということ 運動をしながら勉強をする 教えるつもり勉強法 この3つがとても重要です。 僕は本や論文を読むときも、皆さんにどのようにこれを解説したら面白いだろうかということを考えながら読んでいます。 面白い内容を皆さんに伝えるために、3分から5分ぐらいにまとめるとしたらどのようにできるだろうかというようなことを考えながら読んでいます。 頭の中でリライトや再構成をしながら読んでいるので、本や研究の内容もすぐに出てきます。 集中力が途切れてしまうので、ステッパーとスタンディングデスクを買ってもらい、本を読むときも勉強をするときもステップを踏みながらしてもらえると、本を読むスピードもかなり変わります。 中程度の運動をしながら勉強をするというのが記憶力も上がり一番良いと思います。 誰かに教えてあげるということも大事です。 同じように試験を控えている人を探したり、情報発信をするというのでもいいと思います。 自分が勉強している内容をまとめて、Twitter に忘備録として投稿するというのでも同じような効果を得られると思います。 ということでした。 自宅での勉強や仕事でやる気を出すための方法がわかる心理テスト 心理テストといっても、科学的な論文をベースにしたもので、簡単な5つの質問に答えてもらうだけで、皆さんのやる気の出し方がわかるというものです。 ハイディ・グラント・ハルバーソンさんの『Focus: Use Different Ways of Seeing the World for Success and Influence』という素晴らしい本があります。 仕事に起きるやる気というものはどのようなことに左右されるのかということを調べた研究など集中力に関することが解説されている内容になっています。 その中で、人間の仕事に対するやる気というものは大きく分けて2つのタイプに分かれるということが紹介されています。 この2つのタイプというものは、当然ですが、その時々のシチュエーションにより異なってくることです。 例えば、仕事の時とプライベートの時とでは違うタイプだったりする人もいます。 ですから、仕事・人間関係・恋愛・運動・・・というように分けて考えた方がいいとは思います。 それぞれのシチュエーションごとに、自分にとって最適なやる気の出し方が見えてくるというのが今回の内容になります。 それがたった5つの簡単な質問で見えてきます。 アタック型とディフェンス型の2つのタイプ 仕事に関しては、人間はアタック型とディフェンス型の2つのタイプに分かれます。 それぞれに効率的なモチベーションの出し方があります。 これにより判断した方が、その人が仕事でやる気を出すことができるのかどうなのかということを判断しやすく、このアタック型とディフェンス型でやる気の出し方も違うので、自分自身がやる気を出したいという時に、自分がどちらのタイプなのかということを理解しておけば、効率的なやる気の出し方も見えてきて、それにより仕事も非常にはかどるというものです。 これの面白いところが、家ではアタック型だけれど会社ではディフェンス型という人もいれば、家ではディフェンス型だけれど会社ではアタック型という人もいたりします。 このあたりを考えていただけると、結構いろいろな所で使うことができると思いますので、自分がアタック型なのかディフェンス型なのかということを、場所やシチュエーション、一緒に働く人などに分けて考えてみてもらえると、自分の時間や集中力をうまく使えるようになると思います。 状況やシチュエーションにより異なるわけですが、基本的にはどちらかのタイプに分かれます。 それを調べるための方法を皆さんに紹介していきます。 このアタック型とディフェンス型の理論をもとに5つの質問をします。 どちらがいいとか悪いということではありませんので、あまり深く考えず直感で答えてみてください。 それぞれ2択で答えてもらいますので A と B の数を数えてください。 質問1 :仕事で最も重要なものは達成感と責任感のどちらですか? A :達成感 B :責任感 質問2 :仕事で重視するのは挑戦と慎重さではどちらですか? A :挑戦 B :慎重 質問3 :仕事において常に最高点を目指しますか? それとも、合格点を目指しますか? A :最高点を目指す B :合格点を目指す 質問4 :仕事で何か問題を抱えたり考える必要が生じたときには、他人と違う視点やアイデアを模索し、クリエイティブに考えるタイプですか? それとも、様々な情報を集めて分析していくタイプですか? A :クリエイティブ B :分析 質問5 :自分が仕事を始めたり何か新しいことを始める時には、ひとまず始めてみてから考えるタイプですか? それとも、始める前にじっくり考えるタイプですか? A :行動してから考える B :じっくり考えてから行動する A と B の数を数えてください。 A と B のどちらが皆さんは多かったですか? Aの数が多かった人はアタック型になります。 B の数が多かった人はディフェンス型になります。 それぞれでモチベーションの出し方が異なります。 アタック型の人のモチベーションの出し方 アタック型の皆さんは、基本的には何かに勝利したり競争に勝利するために頑張るタイプです。 ですから、競争心が激しく勝利のために取り組むことが多い人です。 何かを手に入れたり、達成感を感じるということが仕事における目標になり、それが仕事における一番のモチベーションにつながります。 そのため、ご褒美やインセンティブがもらえるかどうかということが結構影響を与えるので、このアタック型のタイプの人は、その仕事をこなしたら何が手に入るのだろうかということを意識してください。 それはお金が手に入るということだけでなく、例えば、新記録とか賞がもらえるなど、何か形になるようなインセンティブがあるかということを考えると、モチベーションが出てきやすくなります。 アタック型の人はインセンティブを意識しましょう。 他にも、大きな夢や大きな目標を好んでリスクを取る傾向があります。 ですから、自分がモチベーションが下がってきたという時には、その目の前の仕事のずっと先にはどんな大きな夢があるのかということを思い出せば、モチベーションが上がりやすくなります。 やる気が出なくなってきたという時には、大きな目標も時々意識するようにしましょう。 さらに、このアタック型の人は、仕事をどんどんもっと効率的に進めようとする傾向があります。 ですから、仕事を効率化していくということにモチベーションを感じるので、仕事効率化することでもっと大きな成果を出そうと考えることで、アタック型の人はよりモチベーションが高くなり成果につながりやすくなります。 アタック型の人の基本的な性格としては、比較的ポジティブな人が多いようです。 問題が起きたり何か新しいことを始める時には、他の人とは違う考え方をしようとする人が多いので、クリエイティブの人が結構多いとされています。 ただし、デメリットもあり、ケアレスミスやうっかりしたミスが多い傾向もあります。 クリエイティブな人は注意散漫になることが多くなるので、いいアイデアは出てきやすいですが、やはり、ゆっくりと慎重にしなくてはいけないような作業は苦手です。 さらに、物事に対してあまり突き詰めて考えない人が多いので、見切り発車で始めてしまい後から考えればいいという人が多いです。 ですから、クリエイティブさが要求されるような仕事であれば構いませんが、慎重さや正確さが必要とされるような仕事の場合では、それが得意な人をパートナーにしたり、任せる相手を考えた方がいいと思います。 あるいは、見切り発車で行動しても構いませんが、実際に行動した後には数字で分析するということを意識しておかないと、ミスや失敗が増えてしまうということを覚えておいてください。 このアタック型の人は周りからの評価によって意外と伸びるタイプです。 これは周りからの評価だけでなく、自分自身が進んでいるという感覚でも構いません。 ですから、周りの人に賞賛されたり評価されるとモチベーションは高くなるでしょうし、自分の進歩を記録することにより、それを意識することでやる気が出てきます。 自分の仕事やプロジェクトの進み具合を進行表にして、その進捗が見えるようにすれば、モチベーションは続くようになります。 その進捗に合わせて、小さな目標を達成するたびに小さなご褒美を自分に用意しておけば、よりモチベーションは続きやすくなります。 ディフェンス型のモチベーションの出し方 ディフェンス型の人は、競争に負けないために働く人たちです。 分かりやすく言うと、アタック型の人は1位になるために頑張り、ディフェンス型の人は最下位にならないために頑張ります。 このディフェンス型の人は、達成感というよりも義務感や責任感を大切にします。 仕事をちゃんとこなすということが最終的な目標で、リスクを取ってトップを目指すよりは70点や80点でいいというように、程よい位置に目標を置いて取り組むタイプです。 そういう意味では現実的なタイプなので、ディフェンスが他の人にはあまりかっこいいイメージはないかもしれませんが、社会の中で着実に生きていこうとか、安定した収益を上げていこうと考えた場合には、ディフェンス型の人の方が必要になります。 失敗やミスを恐れる傾向が結構強いので、基本的には、大きなリスクに挑戦することはありませんが、どこから手をつけていけばいいかとか、どこから手をつければ合格点を得ることができるのかということをちゃんと考えて進めるので、合格点以上は確実に叩き出してくれるタイプです。 大きな変革などは得意ではありませんが、コツコツと安定して積み上げることで成果につながるということに関しては、このディフェンス型の人は得意です。 ですから、アタック型の人が大きく成功したり失敗したりする人生を歩むことに対して、ディフェンス型の人は、いきなり大きな成功や飛躍は目指せませんが、毎日確実にレンガを積み続けていくように取り組んで、いずれ大きな城を作ることもあり得ます。 ディフェンス型の人は、仕事に対しては基本的に注意深く正確に行うタイプです。 慎重に物事を進めるので、仕事のスピードはあまり速くはありませんが、ミスは少なくなります。 ただし、クリエイティブな能力としては少し低くなるので、仕事においては分析したり問題解決における事例を探したりすることが多くなると思います。 ですから、クリエイティブさが足りないと思うのであれば、Dラボでも紹介している発想力を勉強してもらったり、時には、一旦分析は置いておいて目の前のことを面白く考えたらどうなるだろうかという視点も意識してみてください。 そもそも面白く考えるということができない場合には、例えば、自分の好きなお笑い芸人がその目の前の仕事はプロジェクトを進めるとしたらどうするかということを考えてみてください。 もしくは、そんな人やクリエイティブな人が横にいたら、今何て言うだろうかということを考えてみてください。 そのような工夫をすることで、クリエイティビティを補うというのもいいのかもしれません。 ディフェンス型はこのように現実的なタイプですので、あまり大きな夢を語ったり意識したり、過度にポジティブな意見や評価を与えたり賞賛されると、それは逆効果でモチベーションが下がります。 どちらかというと、正確な評価や今自分がどれくらいの位置にいるのかということを正確に把握することにより、モチベーションが上がっていくタイプです。 これは他人からの評価も同じなので、例えば、皆さんがディフェンス型の人を部下にもったり、ディフェンス型の人に相談された時には、あまりポジティブなことを言い過ぎるとやる気がなくなってしまう場合もあります。 ですから、変に気を使って良い評価ばかりを言うのではなく、現実的でリアルな数字をフィードバックしてあげた方がやる気が上がると思います。 このディフェンス型の人はミスや失敗をなくすということを求めています。 アタック型の人が仕事の相談をしてきた時には、「それはすごい成果が出る可能性がある!」と言ってあげた方が喜ぶ一方、ディフェンス型の人は失敗をしたくないわけですから、「ここは改善の余地があるので、ここだけ直せば失敗する可能性が減る」というような改善点を伝えるアドバイスをした方がモチベーションが出てきます。 このアタック型とディフェンス型はどちらかということではなく混ざることもあります。 例えば、あるビジネスにおいてはアタック型だけれど、別のビジネスにおいてはディフェンス型になるということもあります。 もともとはディフェンス型だけれど、状況や環境により余裕ができたりすることでアタック型に変わるということもあり得ます。 ですから、今自分の目の前にある仕事では自分はどちらのタイプなのかということを考えてもらえると、やる気を出しやすくなると思います。 今回は、タイプに応じたやる気の出し方について紹介させてもらいました。 自分自身のやる気を高めるためにも、周りの人のやる気を高めるためにも、ぜひ使っていただけたらと思います。 モチベーション上げるために役に立つ本をいくつか紹介しておきます。 マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力 これは別にマネージャーでなくてもとても参考になる本です。 人間のモチベーションがどこから生まれるのかということについて解説してくれています。 超効率的!勉強時間を最小化するライトナー法 科学的に正しいとされている勉強法の中から学生から社会人まで簡単に使うことができるシンプルな方法を紹介させてもらいます。 ライトナーシステム 1970年代にドイツで科学者たちが開発したテクニックです。セバスチャン・ライトナーが提案したもので単語帳の最も効率的な使用方法です。 これはいわゆる間隔学習を取り入れていて、これはずっと同じものを集中して勉強するよりも感覚を開けて勉強した方が効果的だというものです。 同じ単語帳をずっと繰り返していると、その中には当然すでに覚えている内容と覚えていない内容が出てきます。覚えきれていない内容を集中し勉強した方がいいし、すでに覚えているものは何度も繰り返す必要はないわけです。 勉強法の効率化はとても簡単で、皆さんが覚えていないことや忘れやすいことをたくさん勉強するようにして、ある程度覚えているものに関しては復習する反復期間を長くしていくことが最も効率的です。 ライトナーシステムでは、引き出しや箱、クリアファイルでもいいですが、最低でも3つできたら5つぐらい用意してください。 仮にA、B、Cの3つの箱を用意したとします。そこに単語帳を入れていきますが、入れ方にルールがあります。 最初は全部 A に入っています。 Aに入っている単語帳を見て正解したら Bに入れます。そして、 Bに入っている単語帳を復習して正解したらCに入れます。 逆にAで正解してBに一度行ってもBで復習した時に間違えたらAに戻ります。これをもっと増やして5つぐらいで行ってもいいですし、ただこれを繰り返すだけです。 この箱ごとに復習間隔が変わります。Aの箱は毎日復習し、Bの箱は例えば3日おき、Cの箱は一週間おきというように自分で決めておきます。 そうすると覚えられないものは毎日繰り返すことができて、一度正解すると3日おきになり、それでもし間違えたらまた毎日繰り返す方に戻るし3日おきで覚えていたら1週間おきでいいというようになります。 この3つの箱の中をいったりきたりさせることによって効率よく苦手なものだけを覚えることができるようになるというものです。 ちなみに、3日おきとか1週間おきというのが面倒な人は曜日で決めるのも良いかと思います。 例えば、Aの箱は毎日、Bの箱は月木だけ、Cの箱は日曜日にだけ復習するという感じです。 自分が覚えているかどうかによって復習間隔をコントロールするのが間隔学習のテクニックです。 この勉強法を使うと自分が間違えた問題に対して勉強時間の大半を使うことができるようになります。それにより結果としては総学習時間を抑えることができるという事が分かっています。 箱で分けるのが面倒、今更単語帳を作るのも面倒、そんな人もいると思います。そんな場合は分散学習帳というアプリがあります。皆さんがより効率的に勉強できる無料のアプリです。 よろしければ使ってみてください↓ <分散学習帳> 分散学習帳は、科学的根拠のある学習法『分散学習』によってムダのない復習によって記憶に定着させてくれる学習アプリです。 iPhone Android 仕事を楽しくするジョブ・クラフティング 仕事でも勉強でも日々活動的に取り組むためには、ジョブクラフティングの考え方も重要になります。 Dラボでは、科学が認めた転職テク【ワーキングアイデンティティ】入門として詳しく解説していますが、これは仕事を自分で創造・加工するというような意味です。 楽しい仕事を探そうとかやりたい仕事を探そうという、いわゆる「好きを仕事に」ということもよくいわれますが、人生の満足度という点では、好きなことを仕事にするのは難しいのでそれで苦悩するぐらいであればジョブ・クラフティングを使って今自分の目の前にある仕事を楽しくしたほうがいいのではと言われています。 119名の医者や看護師を集めてジョブ・クラフティングのトレーニングに関するセミナーを3時間程度行った実験があります。 習ったテクニックを使って自分の仕事を楽しくするように促した上で、それぞれの仕事に戻ってもらいました。 その3ヶ月後にどのようなテクニックを使った人たちが最も仕事が楽しくなったのかを調べました。 つまり、もっとも効果的なジョブ・クラフティングのテクニックは何なのかを調べたわけです。 被験者の医者や看護師たちを3つのグループに分けました。 チャレンジ・シーキング(挑戦を求める) 自分の仕事に結びつくボランティアに参加したり、あえて病院の委員会に参加したりという今まであまりやったことのない作業を取り入れたグループ。 リソース・シーキング(仲間とのつながりを求める) 今まで相談することもなかった同僚に意見を求めたり、助けを求めたりすることで絆を深めることを取り入れたグループ。 デマンド・レデューシング(効率化) 効率的な働き方を考えたり仕事を人に任せてみたり負担や問題の量を減らしていこうとする取り組みをしたグループ。 この結果、どのグループが仕事に対するモチベーションが最も高まったのか? デマンド・レデューシング(効率化)が最もモチベーションが上がったように思われますが、実際に最もモチベーションが上がったのはチャレンジ・シーキング(挑戦を求める)でした。 今までやったことがないことに取り組むチャンスを与えることが働く人たちのモチベーションを高めることにつながったわけです。人間は新しいことをしたい生き物です。 新しいことに挑戦して自分が成長し前に進んでいる感覚を感じたいわけです。この感覚を感じられないとモチベーションは上がらないし疲れていきやる気が無くなってしまいます。 皆さんが仕事に飽きてしまっていたりやりがいを感じないのであれば、ルーティンワークになってしまい新しいことにチャレンジしていないことが問題かもしれません。 DaiGo師匠は、よく飽き性の人は勝ち組だと言います。 師匠は余計な仕事や手間といったやらなくてもいいことは全て無くします。そうすると暇になりますからその時間で新しいことに挑戦することを続けていくから人間は前に進むことができるし、モチベーションも上がっていくものです。 師匠は、1年を振り返る時に「何をやってよかったか?」「何をやらなくてよかったか?」を振り返るようにしています。 自分がやらなくてもいいことに共通点を見出して、それは来年無くしていこうとします。逆に、今年上手くいったことに対しては、来年は自動化して手間を最低限まで減らして次のことに挑戦しようとします。 デマンド・レデューシング(効率化)をして手間を減らして、そのままにしておくと、人間は空いた時間で余計なことを始めてしまいます。 やらなくてもいいことを全部減らして、空いた時間でやったほうがいいかもしれない、でも今までやったことはないことに挑戦していくことで、チャレンジ・シーキング(挑戦を求める)につなげていくべきです。 効率化や無駄をなくすことも大事ですが、無駄をなくすというのは根本的に判断から無くす事が大事で、時間を貯金することはできませんから、さらにその空いた時間で新しい挑戦をしていくことも合わせて取り組むことが大事です。 これにより、可能性もモチベーションも手に入れることができます。 ここから先は、より具体的に仕事や勉強の効率化を進めるために役に立つ知識を紹介していきます。 日々の仕事や勉強をより効率的に進めて成長していきたいという方は続きをどうぞ。  

一問一答「新しい環境での勉強や仕事がはかどらない」【効率化の科学】

一問一答「会話が盛り上がらない」【超トーク力】

あなたが楽しく会話をしたい相手は誰ですか? そのために何から始めますか? 今回は会話を楽しむことができないという学生の相談をもとに、会話の実践的なポイントについてまとめていきたいと思います。 Q. 「高校生男子です。最近会話に困ります。コミュ力がないのだと思いますが、話題を思いつかない、話を広げられない、自分も楽しめないし相手も楽しそうじゃないという事に悩んでいます。これらを改善する方法、コミュ力が下がってしまう行動を教えてください。表情も大切ですか? あと、たまに人の話を聞かない、理解力がないと言われますが、これも原因でしょうか? また、ラジオを聴くと良いと聞いたのですがこれは本当ですか? あと、話しかけやすい人になるためにすることなどはありますか? いっぱい聞いてすみません。」 特に学生の頃に同じような悩みを抱えた人も多いのではないでしょうか。 皆さんであればどのようにアドバイスしてあげますか? これに対してのDaiGo師匠のアドバイスは以下の通りです。 結論から言いますが、喋り方は技術なので大丈夫です。 僕もいじめられっ子でコミュ障でしたしオタクで、今でも人と話すのは全く楽しいとも思いませんが、それでもコミュニケーション技術だけはあります。 外向性は後から技術として身につけることができるものですから、まずは安心してください。 Dラボの「超トーク力」というシリーズで、会話スターターについて解説しています。 会話を始める時や気まずくなった時に、どのような話題から入ると相手が話しやすくなるかという話題のセットがあります。 自分の考え方も盛り込んでこのセットを作っておけば、カードを出していくかのようにそれを出していくだけで会話がうまくいきます。 ですから、話すのが上手くなりたいのであれば、まずはこの会話スターターから勉強してみるといいと思います。 まずは相手が話しやすい会話とその順番についてこれで勉強してみてください。 そして、理解力が足りないという点については、相手が話を聞いてくれているという感覚を持てていないことが原因です。 本当に理解力がある人は、逆に話を聞いていないと思われるものです。 IQ が高すぎる人は、人の話を聞き返すこともありませんしリアクションもしません。IQ が高すぎて全て当たり前の事を言っているように思えるわけです。 全て理解しているのに、相手からすると話を聞いていないように思われます。 人は完全に理解してる時にはリアクションしないものです。 「1+1=2ですよ」と力説されても誰もリアクション取れないようなもので、理解力が高いかどうかではなく、それは表現力の問題です。 そのためには傾聴というテクニックを学んでください。 私はあなたの話を聞いているというアピールを伝える話の聞き方があります。 ポイントとしては、 *口出しをしないで短く頷き続ける *短い質問を繰り返して、相手に聞いているという印象を与える *相手の話した内容をコンパクトにまとめて相手に自分の理解が正しいか確認を取る ということになります。 会話スターターと傾聴のテクニックを勉強してみてください。 ということでした。 いわゆるトーク力というものについては、一問一答でも以前に解説させてもらったことはあります。 科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜 一問一答「自分の考えを言葉にするのが苦手で・・・」【超トーク力】 コミュニケーション上の問題というものには悩んでいる人も多いでしょうし、トーク力を身につけることができれば当然人間関係も変わり人生も変わります。 今回は新刊の発売を記念して、トーク力について、特に会話の中での実践的なポイントについてまとめてみたいと思います。 超トーク力 心を操る話し方の科学 好感を持たれる会話の特徴とは?! 印象のいい会話の特徴について紹介させてもらいます。 男性は女の子にモテたいと思うでしょうし、女性は気になる男性と親しくなりたいなど思うことが多いかとは思います。 そもそも人間には好みというものがあります。 相手に対しての好みがあるので、例えば、頭がいい人が好みという女性や面白い男性が好みという女性もいるでしょうし、物静かな人が好きという人もいれば、よく喋る明るい人が好きという人もいるわけです。 このような好みは無数にあるわけですが、異性との会話において、印象が良くなり素敵だと思わせるための話し方や会話のコツというものはあるのかということを紹介させてもらいます。 話の仕方がうまいかどうかというものは実は関係ありません。自分から話す必要はほとんどありません。 この紹介する方法を実践していただけると、明らかに相手からの印象が良くなったり、次の機会につなげやすくなります。 例えば、合コンやたくさんの人数で会った時に、気になった相手がいて次に2人で会いたいと思った場合に、どんなことに気をつけていればいいのかということです。 このような研究はたくさんありますが、今回参照している研究によると、相手がなんと1.5倍も次の誘いに乗ってくれる可能性が高くなるということです。   次の誘いに応じてくれる可能性1.5倍! 2017年のハーバード大学の研究で、お見合いパーティーのデータから110人分の会話記録を洗い出し、異性から人気のある男女にどのような特徴があるのかということを調べてくれています。 これによると、最も人気のある男女の特徴は共通したものでした。 それは、「相手への質問の量」の多さでした。 相手に対する質問の量が多ければ多い人ほど、2回目のデートに応じてくれる可能性が高くなったということです。その傾向はおよそ1.5倍も高くなるということでした。 この次の誘いに応じてくれるというのがとても大切です。 人間というものは何度も会ったり接触回数が多くなれば多くなるほど、相手のことを好きになるという傾向があります。 ですから、いかにコンタクトをたくさん取ることができる状態を保つことができるかというのが、大切になるわけです。 今自分が行なっている会話というものは、相手との次の会話のために、相手との次に行う会話は、次のさらに次の会話のために、というように沢山の会話のキャッチボールをできることがとても大事です。 このキャッチボールはお互いにする必要があります。どちらか一方だけがしていてはだめだから、そのお互いのキャッチボールをするために質問の量が大切になるということです   オンラインでも同様の傾向が! 他にも、オンラインチャットを調べた研究もあり、300人の男女を対象にしたものです。 オンラインチャットで初対面の相手と15分間の会話をしてもらうという実験を行なっていて、これでも全く同じような結果が確認されています。 15分間のチャットの中で9回以上の質問をした人は、質問をする数が少ない人に比べて、格段に相手への印象が良くなったということが分かっています。 ですから、今は直接人と会う機会が少ないという人も多いでしょうが、直接会うオフラインであっても、ネット上でのオンラインであっても質問の数を多くするということがとても大事だということです。 自分は話すことが苦手だとか会話に自信がないという人もいると思います。 男性でも女性でも異性を目の前にすると何を話していいのかわからないという人も少なくはないと思いますが、そのような方は質問をするのが良い方法だと思います。 この質問というものもその方法が大切です。 女性は分かると思いますが、合コンなどで男性がおそらく仲良くなりたいと思っているからかと思われても、ひたすらに質問を投げかけてくるのが少しうざいと感じることがあるかと思います。もちろん、親密度に応じてしてはいけない質問というものもあるからです。 とはいえ、自然な会話の質問であれば問題ないと思いますし、そのような質問であれば、基本的には質問の数が増えれば増えるほど印象は良くなるものです。 是非参考にしてみてください。 誤解されない人の会話術とは? 余計な誤解を生むことなく人間関係を良好にするためには、相手に無駄な誤解を与えないことが重要です。 誤解されやすい人と刺されにくい人は何が違うのでしょうか。 誤解されるということは、結局自分の意図していることが伝わっていないということです。 そして、喋り方が不信感を感じさせるようになっていて誤解が生じているということもあります。 ということは、問題は相手の理解度を上げるということと、相手に信頼感を与えるということになりますが、もうひとつあって、勝手な誤解というのも生まれます。 表現力と理解力により伝わっていない 不信感が伝わり信じてもらっていない 記憶違い 人間の記憶とは結構適当なものです。 DaiGo師匠は、記憶力を高めるために様々な方法をとっていますが、それぐらい努力しないと人間の記憶は簡単に消えてなくなりますし記憶違いというものは起きやすいものです。 ですから、誤解されない会話を心がけようとするのであればこの3点が重要になります。 相手の理解力を高める 信頼感を感じさせる 記憶に残りやすい喋り方をする 例えば、この「ポイントが3つ」というような伝え方も3パートリストといって、わかりやすい喋り方は記憶に残ります。記憶に残るから誤解されることも少なく意図も伝わりやすいということです。 そして、これらのためにとても簡単で皆さんも使っている方法ですが、ちゃんと使いこなせていないことが多いテクニックがあります。 それは、 ジェスチャーです。 2011年にカラマズー大学が会話中のジェスチャーは説得力や理解度を高めるのか、ということを調べる実験を行ってくれています。63件のデータから2396人分の情報をまとめたものです。 その結果、ジェスチャーを使うことで、あらゆる点からコミュニケーションが円滑に進むということがわかりましたが、主にジェスチャーは5つのポイントで皆さんにメリットを与えてくれるということが分かっています。 ジェスチャーが生み出す5つの効果 1. 相手の理解度が高まる ジェスチャーを使った方が相手がメッセージを理解する確率が高まります。効果量は0.61でした。 つまり、ジェスチャーを使いながら話した方が相手が自分の伝えたいことを理解してくれる確率が高まるということです。 2. 具体的な話題が伝わりやすくなる ジェスチャーは抽象的な話題の理解度も高めてくれますが、具体的な話題の方がジェスチャーの効果はより高まることが分かっています。 ですから、難解で抽象的な話題をジェスチャーを交えて伝えることでも、もちろん効果はありますが、具体的な話の時にジェスチャーを使うとより効果は高まるということです。 ジェスチャーの効果を高めたいのであれば、より具体的に話すようにしたほうがいいし、どうしても抽象的な内容になってしまう時はよりジェスチャーをはっきりと使うようにしないとそれでも伝わりにくいということです。 3. シンプルで簡潔な話であってもより伝わるようになる どんなにシンプルで簡単に伝わるような話であってもジェスチャーを使った方がいいということが分かっています。 例えば、三角形のような地形を説明するのであれば、両手で三角形を実際に作って説明した方が説得力もあがりますし理解度も信頼感も高まります。 4. 信頼関係を築きやすい ジェスチャーを使う話では、使わない話よりもラポールが築きやすいということが分かっています。 つまり、ジェスチャーを使った場合と使っていない場合を比べると、ジェスチャーを使っている人の方が信頼されやすいし誤解もされにくく、お互いに助け合うような関係が作りやすかったということです。 ですから、ジェスチャーを使わないということは人間関係においてとても損なことです。面接やあらゆる場面でもジェスチャーは使った方が良いといえます。 5. 相手の記憶力を高めることができる ジェスチャーを使うことで記憶力を高めてあげることができます。 上述したようにジェスチャーを使うことで聞き手の理解度や説得力も上がりますが、皆さんの話している内容が相手の長期記憶に結びつきやすく応用力も高まります。 ですから、先生や講師といった相手に物事を教えるような人であれば、できるだけジェスチャーを使った方が相手の理解度を高めることもできるし、その内容を長期記憶に入れやすくなり、さらに、その先の記憶をどのように使うかという応用力までも高めることができるということです。 誤解されたくない、信頼されたいというのであれば、この5つの効果を理解した上でジェスチャーを最低限使った方が良いかと思います。 ここから先は、第一印象がやたらといいカリスマと呼ばれる人たちの研究をもとに、相手からの印象が良くなり関係を深めていくトーク術について解説していきます。 関連する知識も併せて紹介させてもらいながら、より実践的に皆さんの日常で使っていただけるように解説させてもらいますので、是非続きをチェックしてみてください。  

一問一答「会話が盛り上がらない」【超トーク力】

一問一答「目標は1つに決めてはいけない」【目標達成の極意】

あなたの目標は何ですか? その目標は、本当に唯一のもので他に可能性はないのでしょうか? 今回は、悩みや相談ではありませんが、師匠のオクスフォード留学をやめた理由をもとに目標というものについて掘り下げて考えてみたいと思います。 Q. 「弟子です。家にテレビありません。昨日ネットで師匠のアナザースカイを初めて見ました。思わず3回見入ってしまいました。改めてすごい人なんですね。オックスフォードの教授にいつでもこの大学に大歓迎だよホテルもいらない。と歓迎された時留学を迷いませんでしたか?このコロナの暗いニュースの中とても嬉しい映像を見せていただきありがとうございました。」 そんな相談というよりも嬉しいメッセージでしたが、これに対してDaiGo師匠の答えは以下の通りです。 最後に嬉しいメッセージをありがとうございます。 実際にあれから毎年オックスフォードには行っていますし、あの時にそう言っていただいたホランダー先生とは定期的にお会いさせてもらってはいますし、ご自宅にも遊びに行かせてもらったこともあります。 先生にそう言って頂いて僕も留学したいと心から思いました。 当時テレビの仕事もあったので一度日本に帰ってきて、仕事を整理してオックスフォードに留学したいと思いました。 そして、翌年オックスフォードに行った時に出会ったのが、今僕のリサーチも手伝ってくれている大黒君です。 この大黒君がとてもいい人で、彼はざっくりと言うと真のエリートの研究者です。プロのピアニストでありながらも、同時にトップレベルの研究者でもある人です。 彼にオックスフォードに留学したいという話をしたら、実際にオックスフォードで研究をされている日本人の人達を集めてくれて、僕がオックスフォードにいる間にちょっとした食事会を開いてくれました。 僕は当時オックスフォードに留学して研究をしたくて仕方がなかったので、そこに集まっている人達は自分が理想と考えている状況にいる人たちです。そんな人達とゆっくり話す機会を大黒君が設けてくれたわけです。 それまで僕はオックスフォードに留学したら人生が変わると思っていました。 それまでテレビに出てメンタリストとしてパフォーマンスしてもインチキなのではないかと言われたり、心理学の話をしても特に専門家でもありませんから批判されたりもしました。 専門家でもないのに偉そうに話していると専門家でもない人達から叩かれて、そんな状況がとても嫌でした。 今ではそんなことは何も気にしませんが、当時の僕はそれをとても気にしていたので、オックスフォードに留学して心理学の博士号を取れば状況はよくなると考えました。 そんな状況で自分がまさに憧れている状況にいる人たちと会えました。そんな自分が理想と思えるような状況にいる人たちに会えば何か変わるだろうと思い会いに行きました。 ところが、ここで衝撃的な出来事が起きました。 僕から見たら憧れる生活をしている人達ですから、どんな生活をしてどんな悩みを抱えているのかということを質問してみたところ、例えば、大学の指導教員の教授と意見が合わず苦しんでいる人もいれば、自分がしたい研究があるけれど却下されたり、学会の派閥のような問題でできないことがあったり、同じように人それぞれ悩んでいました。 僕は研究者としては研究して成果さえ上げれば生きていくことができる実力社会だと思いたかったし、そんなフェアな世界だと思っていたわけですが、実際にはそんなこともなく、当時僕がいた芸能界とそれほど変わらないどころか、それよりもひどいような柵がある社会でした。 彼らにやはり将来研究者になりたくて一生懸命研究しているのかと質問してみました。 博士号を取るためになぜそんなにも頑張っているのか、その先に何を求めているのかということを質問してみたところ、多くの人が博士号を取らないとずっと研究してきたので就職できないと答えました。 これは考えれば当然のことですが、多くの人が就職のために博士号を取ろうとしていたわけです。 僕はオックスフォードに住みたかったし、自分の好きなことを探求するために時間を使いたいと思い描いていました。 決して、指導教員の先生のご機嫌をとったり意味がない作業を任されたり、柵のある世界で生きていきたいと思っていたわけではありません。 結局僕は研究者になりたいのではなく、自由に生きていきたいと思い、かつ、オックスフォードに住むことができるだけの資金力を求めていたということに気づき、それでオックスフォードの留学をやめることにしました。 留学するのではなく、オックスフォードという土地も好きだったので、そこに家を買うことができればいいわけです。投資家ビザというのがあるのでそれを買うことができて自由な生活ができればいいわけです。 当時はそんなお金を作ることもできなかったので、そこから色々と考えて試行錯誤した結果今の自分があります。 世界中どこにいても生きていける仕事を作ることに取り組んできたおかげで、コロナの状況により収益下がるどころかむしろ上がっているぐらいです。 そのおかげで自由に生きていくことができていますし、オックスフォードに家を買おうと思えば買うこともできるぐらいになりました。 そこで学んだのは目標を1つに決めてはいけないということです。 人はその目標を目指している途中でもっといいものを見つけることがあります。 僕は1つの目標にすがる人はとても弱い人だと思います。かつての僕がそうでした。 オックスフォードに留学したらみんなが認めてくれるのではないかと考え、オックスフォードに行って博士号を取れば周りが認めてくれると考えていました。 結局は自分のメンタルが弱かっただけです。結局批判してくる人達は自分の言いたいことを言っているだけで、それを気にしていてはキリがないことでした。 博士号を持っているか持っていないかということは関係ないし、僕よりもはるかに優秀な研究者の人たちは山のようにいます。 もちろん、僕を指示してくれる研究所の人たちも大勢いますが、専門家でもないのに何を偉そうに言っているのかと僕を叩いてくる人もいます。 僕からしたら毎日当たり前のように動画で知識を紹介しているのも、どちらにしてもいつもしていることですから簡単なことですし、なぜ研究者の人たちはそれをしないのかと考えると、結局は説明能力がないとようなことが理由でした。 自分ができないのに人を批判していただけなのです。 そう考えると、クリティカルシンキングの考えを持てば、自分の事も色々な角度から見ることができます。 自分の一箇所について批判したり叩かれたとしても、他の切り口から見ることが出来れば違う価値に気づくことも出来ますし可能性に目を向けることもできます。 そんな自信を持つこともできたので、自分の可能性を信じて求める方向に向かって取り組むことができました。 ということでした。 自分の目標に向かって進んでいる人もいると思います。 コロナの影響により目標の変更を余儀なくされた人もいると思います。 新年度を迎えて新たな目標に向かって進み始めた人もいると思います。 どんな場合であっても、この師匠のオックスフォード留学をやめた話は覚えておいてもらいたいと思います。 目標を1つに決める人は弱い人です。 成功した人たちはみんな自分を正当化します。 夢を追いかけたから成功した、たったひとつの夢に向かって一途に突き進んできたから自分は成功したと、本来は違うことがやりたかったとか、後悔した人生における負の部分を見せることができる人はそうはいません。 そして、その取り繕った自分の人生を見せて子供たちにも大きな目標を持つべきだとゆったりします。 成功≠大きな目標・夢 成功したいなら大きな目標を掲げるべき、一貫性のある目標を追いかけるべき・・・これらは嘘です。 特にこれからの時代を背負う子供たちにこのような嘘をつくのはそろそろやめて欲しいです。 今目の前のやりたいことに全力を注ぐことが大事なことで、今を生きるということが僕たちが幸せになる唯一の道であり、時代は変化していくわけですから子供の頃になりたかった職業と大人になってからなりたい職業は変わるわけです。 例えば、幼稚園の子供がファイナンシャルアドバイザーになりたいとか、投資家になりたいとかいうわけがないわけです。それはただ知らないからです。 幼稚園でも小学生でも中学生でも高校生の進路指導でもそうです。 まだ知らないことの多く、少ない選択肢の中で夢を決めようとさせることはどうなのでしょう。 高校の進路指導の先生でも、多くの人は自分自身は最初から先生になるために生きてきたかのように生徒に向かって将来を急かすわけです。 何が望む仕事なのかが分からないわけです。どんな仕事があるかなんてわかりません。子供達からすると彼らが大人になった時には今ある仕事の半分はなくなっています。その頃から何か1つを目指すということはただのリスクでしかありません。具体的な目標を立てるということはリスクです。   大きな目標を掲げると人も企業も・・・ このような研究はたくさんあり、例えばデューク大学の2011年の論文では、業績の低いダメな企業ほど大きな目標を掲げているケースが多いということが分かっています。 実際に業績の良い企業ほど大きな目標は立てず、生産性の悪化に繋がりそうなリスクを減らしたり、無駄を減らすことに取り組んでいました。 無駄を減らして、いざ挑戦したいことやチャンスが見つかった時に、全力を傾けることができる準備をしておくということがポイントだったわけです。 大きな目標を立てるということは、今が辛いから未来に希望を託しているだけです。 今はできないし今は可能性はないけれど、大きなビジョンだけは持っていると、現在から目を背けようとしているだけです。 これが基本的な問題です。 大人や成功している人たちが夢を持てとか大きな目標を持ちましょうと言っていることはすべて嘘です。間違っている考え方です。自分をかっこよく見せようと正当化しているだけです。 皮肉なことに、そのような変化のリスクに耐える力がない人ほど、今目の前にあることをおざなりにしている人ほど、大きな目標を立てるということが分かっています。 他にも研究があり、ハーバード大学ビジネススクールのワーキングペーパーでは、大きな目標を立てれば立てるほど、失敗しやすくなったり目先の利益を優先してしまい、利益を損なったりモチベーションが破壊されてしまうとか、不正やズルをするようになってしまうということが分かっています。   想像力を持って今目の前のことに集中するだけ 基本的には今やりたいことをやるべきです。 僕達に大事なのは想像力を持って今に集中することとです。 今やるべきことが決まったらそのことに全力で集中します。それでもし違うことがしたくなったり、もっといい可能性を見つけたり、得意なことが見つかったとしたら乗り換えればいいです。今やりたいことをやり続けることです。 ただし、今までやってきたことを無駄にすることだけはしないようにしてください。これを無駄にする人が結構多いです。 一貫性が素晴らしいのはルールが固定されている世界だけです。 例えば、スポーツの世界のようにルールが極端に変わることはなく固定されているのであれば、その中でひたすら努力した人がうまくいく可能性が高くはなります。 ですが、ビジネスは世の中がどのように変わっていくかによって、あっという間に流れが変わってしまいます。 思考が固まり柔軟性がなくなった時点で変化に対応できなくなってしまいます。スポーツや伝統芸能のような特殊な分野であれば別ですが、貫くことは全く美学ではありません。 だからこそ目標というものは曖昧に立てないといけません。 曖昧に立てておいて変化と柔軟性を常に許容し、想像力を持って取り組んでいくしかないわけです。これがなければ僕たちが実際に夢を叶えることはありませんし、今の時代に固定化された夢を追う必要なんてありません。 なのに、未だにみんな夢を追えと言い続けています。 実際に、天職と呼べる職業や、この人はこの仕事をするために生まれてきたような人がいますが、このような人たちがどのようにしてその職業に出会ったのかというと、「偶然」というのが一番多い答えでした。   今に全力で生きる! 今熱中できることを探すということを大切にしてください。 そう考えると目標設定が結構楽になります。長期目標を立てようとか、大きな目標を立てようとすると難しくなってしまいますが、今とことん熱中することができることを探すと考えてください。 その中で、特に好きというわけではないけれど仕事だから続けないといけないというようなことは、できるだけ短時間で終わらせることができるように工夫と改善をしてください。 効率化すると続けることができるようになります。やるべきことをとことん効率化した上で空いたすべての時間を使って今やりたいことをやりましょう。今に全力で生きるということがこういうことです。 想像力を持って今を全力で生きることができていると、必ず可能性が見えてきます。これが未来につながります。これが目標であり成果であり夢です。 未来が分からない以上僕たちに夢は分かりません。 今に集中しましょう。 昔は大企業に入れば一生安泰という時代もありましたが、今はそんな時代ではありません。会社どころか業界ごと突然なくなることもあり得る時代です。そんな時代に1つの会社や1つの職業にこだわることは愚策でしかありません。 昔は固定電話があれば事足りていた時代がありましたが、皆さんが今使っているスマホを5年後も使っていると思いますか?10年後に使っていると思いますか?10年後となるとそもそもスマホ自体がなくなっている可能性すらあります。 変化を許容し想像力を持って今に集中することが未来も可能性も夢も手に入れるための唯一の方法です。   転職を繰り返す人へ よく転職を繰り返していたりコロコロと仕事が変わるのが良くないと気にしている人がいますが、問題はありません。ただ、注意点があります。 コロコロ仕事が変わっていて成功していない人、成果が出ていない人の特徴は3つあります。この3つを避けてください。 1. その業界である程度慣れてある程度の成果が出るまでの期間は続けましょう 僕たちが情熱を持ったりやる気になる状態はしばらく続けていないと起こりません。 情熱を持って仕事をしている人や自分の仕事が天職だと思っている人たちを調べた調査によると、彼らは最初から情熱を持っていたわけではなく、仕事をある程度続けていくことによって、そこから情熱を見出すことができるようになったということです。 つまり、情熱というものは発見するものです。ですから、その仕事を続けて探さないといけません。 2. 同じような業界ばかりを転々とするのはやめましょう 例えば、ずっとアパレルの業界だけで転々としているとかしていると、人間関係も大きくは変わりませんし基本的なオペレーションも変わらないので新しい発見がありません。結局同じところにいて悶々としているのと同じ状態になってしまいます。 多くの人が同じ業界に転職しようとしがちですが、これでは転職を繰り返す人のメリットが得られません。新しく手に入る経験や人間関係がないのに地位だけが落ちていってしまいます。 3. 夢を変えても経験を無駄にしないようにしましょう 特定のジャンルには特定の知識しかありません。そこに外部から違う知識や経験を持ち込んでそれを上手くマージすることができれば爆発的な新しいアイデアが生まれることにつながります。 転々と仕事を変える時には、以前の仕事である程度の成果を出してその知識を手に入れ、スキルを身につけた上で全く違う業界に行き、そこで前の業界で学んだことを活かすことができたら、これを繰り返せば繰り返すほど可能性をかき集めることができるわけです。 想像力を持って今目の前のことに集中していれば、想像力があるから常に自分のスキルの新しい使い道を探すこともできて、今まで自分がやってきたことを別の業界で役に立てることができるわけです。想像力を持って今目の前のことに集中しているからこそ、過去の知識と今これから手に入れる知識が合わさり自分にしかない新しい知識が手に入るものです。 これで生まれるのが新製品であり新しい業界です。これで生きていくのが新しい世界です。 これが未来であり夢です。 ですから、想像力を持って目の前のことに集中することが全てということです。 目標設定の罠 視野が狭くなる ゴールを絞り込むことで他のチャンスや可能性が見えなくなるということが起きます。 例えば、自分はこの会社でこれを成し遂げて成功するんだ!年収1000万円になるんだ!と決めたとします。 普通の会社で年収1000万円というとかなり難しいです。フレキシブルな考えの人であれば、年収1000万円にするためには会社でするルートもあれば自分で起業するルートもあるし、会社の本業と副業を合わせるルートもあるから、自分なりに考えながらチャレンジしていこうと考えます。 このように手段を曖昧にした目標にすれば可能性が見えます。ところが、今の会社で目の前の仕事を頑張る!昇進する!とゴールを絞り込むとこれにより可能性を逃すことになるということです。 ですから、目標を決めるのは良いですが目標を達成するためのルートを少なくとも3つ以上は持たないと意味がありませんということを僕はいつも言っています。目標を立てるときは視野が狭くなっていないかどうかを考えるようにしてください。 目標設定でモチベーションが下がる 大きな目標を設定するとモチベーションが下がる可能性があります。大きな目標は当然なかなか達成できないものです。ですからなかなかモチベーションが続きません。 例えば、年始に大きすぎる目標を立てて2月頃にはヤバイかもと思い始め5月頃の1年が半分終わろうかとした頃に目標が全く進んでいなくて、もう今年はダメだと!と諦めるのが5月病です。 このような大きな目標に挫折するとメンタルへのダメージも大きいです。 ですから、目標を達成するためには、例えば、1年の目標として立てるのであればその内の4〜6ヶ月はその目標を達成するためのスキルや達成するために必要な能力を高めるための時期だと考えて、最初から無理な目標を立てないことが大事です。 いろんなことに手をつけていき手応えを確かめる期間を設けて、その先が見えてから目標を決めていくというのが良い方法です。 目標設定で長期的な利益が損なわれる 目標を設定すると、その目標に向けて達成しようとゴールに向けて頑張ります。そのゴールに向けて進もうとするあまり、例えば1年の目標では利益がなくとも、10年の目標で考えた場合には、より良い道があるのに気づかず見逃してしまうことが起きます。 つまり、DaiGo師匠のオックスフォード留学と全く同じですが、目標をガチガチに決めすぎると、将来的、長期的に損をする可能性があります。 師匠のように、長期的な利益や自分の可能性を考えておかないと、短期的な目標に縛られて結果損をしてしまいます。 目標設定をすると失敗の可能性を高める 先程例に出した5月病になった、諦めかけている人たちが何をするかというと、ギャンブルで負け越した人たちと同じような行動を取ります。 つまり、最初に大きな目標を立てて見通しが厳しくなり達成が危うくなったら無謀なことをしてしまうようになります。 取るべきでないリスクを取るようになってしまいます。その結果、コツコツと無理をせず続けていけばリスクなく達成できたにもかかわらず無謀なことをして失敗するようになります。 自分の能力を地道に上げていき成長・達成すればいいのに、リスクの高いところに手を出してしまいかえって失敗してしまうということが起きますから気をつけましょう。 目標設定は倫理観を損なう 目標に近づけば近づくほど、その目標を達成するためにはどんな手段でも取ろうとしてしまいます。 つまり、目標を設定している人のほうが目標を達成するためには倫理的ではない行動や非人道的な行動をとりがちということです。 しかも、その目標達成に対する思いが強ければ強いほど、その行動を自分が許容するようになってしまいます。 例えば、ネットワークビジネスで失敗する人です。これで成功する!と思いが強すぎて、まわりの人間関係が壊れていることに気づかず結果的には失敗しているということが起きます。 目標を設定すると学ばなくなる 目標を設定すると、その目標を達成しさえすればいいと考えてしまい、関連する成績やスコアの方に目がいってしまいます。 その結果、自分がした小さな経験や失敗から学ぶことをしなくなります。 成果・成績・ノルマ・・・などしか目に入らなくなり、経験から学ぶということを出来なくなるということです。 失敗から学ぶことをせず、振り返っている暇はない、すぐまた行動しなくては!と考えてしまいます。 学ぶ気持ちがなくなってしまうと、結果的に自分のスキルアップが出来なくなり意味も無くなります。 ご紹介したこれらは、当然といえば当然のことですが、目標設定することにも副作用があります。ただただ目標を持てばいいとか、目標を大きくとかいうことではなく、良い側面があれば悪い側面もありますので、それを知っておかないと痛い目にあうこともあります。デメリットも理解した上で正しい目標設定をすることをおすすめします。 ここまでは、目標というものについてその危険性も含めて紹介させてもらいました。 結局、師匠の経験からもわかるように、人生において理想とする結果や成果を求めるのであれば、目標は1つに絞るのではなく、柔軟性を持った上で長期的な視点と自分の可能性に常に目を向けることが重要だということでした。 あなたの目標は何ですか? その目標は、本当に唯一のもので他に可能性はないのでしょうか? もう一度この質問を自分に投げかけてみてください。 視野を広く自分の可能性に目を向けることができているでしょうか? 今は何かと1人で時間があるという人も多いと思います。 これを機に目標について見直したり、自分のさらなる可能性についてゆっくりと考えてみるのも良いのではないでしょうか。 上記の質問に対する皆さんの答えや知識の実践などあればニコニコのコメント欄で教えてください。 ここから先は皆さんが目標を達成して人生を変えるために役に立つであろうテクニックを解説していきます。 より具体的なテクニックを身につけ、目標達成率を高めていくための方法を知りたい方は続きをどうぞ。  

一問一答「目標は1つに決めてはいけない」【目標達成の極意】

一問一答「苦手な人の克服法」【対人能力】

あなたは苦手に思う人がいますか? その人に対してどのように接していますか? 今回は、自分の苦手な人が近づいてくると警戒して避けてしまうという人からの相談をもとに、人間関係や対人能力について考えてみたいと思います。 Q. 「僕は苦手な人が近づいたり目が合うと警戒してしまいます。そしてその人に会わないように行動することばかり考えてしまいます。これを直す方法があれば教えて下さい。」 これに対してのDaiGo師匠の答えは以下の通りです。 これは普通に対人不安ですから、Dラボで「コミュ力を高める「対話不安」克服法〜自信満々に会話する他人の秘密」の動画を見てもらうのが一番早いと思います。 それを紹介した上でどうすればいいかというアドバイスですが、いきなり苦手な人が近づいてきたり目が合うと警戒してしまうというのは誰でもそうですし、普通のことです。 自分がそのような人に不安を感じるということは認めてもらって構いません。 それが駄目なことだと思ってしまうと余計に嫌になってしまいますので、それはまず普通のことだと思ってください。 僕は正直それを直す必要はないと思いますが、自分にとって嫌な人や害を与えてくる人を避けるというのは、それで生きていくことができるのであれば全く問題のないことだと思います。 ですが、そんな苦手感覚や意識が嫌だというのであれば、先制攻撃を仕掛けるというのが一番いい方法です。 その苦手な人に自分から挨拶したり声をかけたりするという方法です。ともすれば、その相手に親切な行動をとるという克服法です。 相手をもはや味方にしてしまうような方法になります。 アメリカのとある大統領が議員だった頃の話で、自分に対立する議員がいました。 その対立する議員と激しく対立している状況で、攻撃してくる苦手な議員に対して丁寧な手紙をしたためました。 その手紙では、あなたが貴重な本を持っていると耳にしたので、その本を貸していただきたいという旨を丁寧に伝えました。 その手紙を受け取った対立していた議員さんは、丁寧に書かれた手紙出し一応建前もあるので、そのお願いに了承し本を貸しました。 そして、その本を貸してもらった議員は、その本を一生懸命読んで本の感想と感謝の手紙を添えて本と一緒に返したそうです。 相手は苦手な人で避けるべき相手です。 その相手に対して先制攻撃で丁寧な手紙を書いて、本を借りて感謝の手紙を添えて送ったわけです。 そうしたところ、その敵対している議員は、討論している中で「彼の言っていることにも一理ある」と言い始め、徐々に態度が変わり始め最終的にはとても親しい友達になったということです。 人が苦手意識を持つと自分自身の行動が変わります。 その人に会わないように行動したりその人のことを避けようとします。 もしかしたらその相手は最初は何も思っていないのかもしれません。ところが、その人を避ける行動を取り始めると、その行動は自分の事を嫌っていると相手に思わせることになります。 そうするとその相手は本当に敵になってしまいます。 では、これを防ぐにはどうすればいいのかと言うと逆をすればいいわけです。 自分から先制攻撃で挨拶をしたり、ちょっとした親切なことをしたり、仕事の合間であれば何かちょっとした差し入れをしてみるのもいいと思います。 先ほどの議員さんの例であれば、普通は敵対している相手に本を貸したりはしません。 ところが、それをすることで、自分が助けた相手だからその相手を好きになり、露骨に敵対していた相手であってもだんだんと態度が軟化していずれ味方になるというわけです。 このようにして苦手な人はなくしていくというのが一番いい方法です。 最初はなかなか難しいと思いますので、まずは初対面の人やエレベーターでたまたま一緒になった人と軽く挨拶をしたり、世間話をするぐらいのところから始めてもらい、最終的に自分が嫌な人にまでそれを拡張していくというのがいいと思います。 ということでした。 師匠の話していたアメリカの議員さんの例え話は、この2人の議員はかなり激しく批判試合いがみ合う関係だったそうです。 そんな状況にも関わらず、丁寧な手紙で本を貸してほしいという旨を伝え、本を借りただけでなく内容もしっかり読んだ上でその感想とお礼の手紙をまた丁寧に相手に送りました。 その結果として、対立候補で強烈な批判をしていたその議員は中立的な立場に変わったということです。 考え方を否定し強烈な批判をしていたにも関わらず、それを受け入れて相手を認めたということです。 敵対していたけれど、本を貸すという敵に塩を送ることをして、それに対してまた感謝をされたわけです。 そうすると、本を貸すという行為で相手を助けた事実は変わらないので、ここで認知的不協和の解消が起きて、相手にもいいところがあるというような考えを持つようになったわけです。 認知的不協和の解消は心理学では有名な理論ですが、簡単に言うと、人間の脳は基本的に矛盾を嫌うものなので、何か矛盾が起きたらその辻褄を合わせようとします。 普通に考えると、自分にとって自分を助けてくれている相手の方がありがたいわけで、自分のことを助けてくれる相手のことを好きになるべきで、本来は好きな相手だからその人を助けるとなります。 ところが、自分が苦手な人や嫌っているような相手を助けたとしたら、その人を助けたという事実は変わらないので、人間の脳はその矛盾を解消しようとして、自分の信念や感情の方を変えようとします。 それにより、その助けた相手に対して「自分はその相手のことをよく思ってはいなかったけれど、よくよく考えてみると言っていることもまともだし、この人にもいいところがあるのだろう。きっとその相手のことを自分は本当は好きだったから助けたのではないか。」と思い始めるわけです。 これは、ハートフォードシャー大学のリチャード・ワイズマン氏の研究でも同じようなことが示されています。 嫌われるのが怖くて周りからの頼みごとを断ることができないとか 、周りからも好かれたいし社会的にもいい立場でいたいから頼みごとに対してNOと言えないという人もいると思います。 ですが、人間が好きになるのは、自分を助けてくれる相手ではなく「自分が助けてあげる人」だということが確認されています。 皆さんが好意を持っていたり好かれたいと思う相手がいたとして、ほとんどない人はその人に親切にしようとか助けようとすると思います。 それも大事なことではありますが、実際には、その人に皆さん自身が助けてもらった方が関係は深まるということです。 人は助けてもらえばもらうほど周りから好かれるようになります。 あなたは苦手に思う人がいますか? その人に対して、どのように対応しますか 師匠も言っていたように、本当に苦手な人に対して急に親切なことをしたりするのは難しいかもしれませんが、まず、その苦手意識や相手に対する嫌な感情というものが、自分の単なる思い込みなのかもしれないということも考えてみてください。 アメリカの対立候補のように激しく敵対するような関係であっても、いつのまにか仲の良い友達のようになれるわけです。 その苦手意識や相手に対する嫌な感情が、単なる思い込みでなかったとしても、もしかすると自分から先制攻撃を仕掛けることでとても貴重な人間関係になるかもしれません。 皆さんの決意表明でも結構ですのでニコニコのコメント欄で教えてください。 あなたは周りに助けてもらっていますか? 「いい人いい人どうでもいい人」と言われるように、どんな頼みごとでも聞いてくれるし、いつも助けてくれるけれど、なぜか恋愛対象にならなかったり、とても良い人なのは間違いないのに、なぜか人間関係でいつも損をしているという人もいますが、なぜこのようなことが起きてしまうのかというと、それは助けてもらっていないからです。 相手を助けてあげてばかりで助けてもらっていないので、助けていることで自分は相手のことをどんどん好きになります。 しかも、自分はこれだけ助けているのだから、相手も自分のことを大事に思ってくれているはずで、きっと助けてくれると期待度をどんどん上げています。 ところが、助けてもらうことがないと、相手からの好意は上がってはいないわけです。 そうすると、友達だと思っていたのに土壇場で裏切られてしまったとか、友達だと思って接していたのに、相手はそれほど自分に対して好意を持っていなかったというような寂しいことが起きてしまいます。 実際に、自分が友達だと思っている相手がその人のことを友達だと思っている確率はおよそ50%だとも言われていますので、このような悲しい状況が生まれてしまうわけです。 ですから、人間関係の中では、特に親しくなった相手に対しては助けてもらうということも忘れないようにしてください。 上手に助けてもらう技術 ですから、大事なのは「上手に助けてもらう技術」で、これが他人に好かれるための一番大切な技術です。 どうすれば相手がYESと言ってくれるのか、どのようにすれば頼みごとを受け入れてくれるのか、このような説得の技術を一番使うべき時というのが、頼みごとを相手にする時です。 相手に小さな頼み事や小さな親切をお願いして、それを助けてもらいます。このような時に説得の技術を上手に使うことができれば、助けてもらえる確率がアップします。 そして、この説得の技術を使うことと合わせて、あまり手間のかからない相手が応じてくれやすいトピックを選んで助けてもらうことがとても重要になります。 いかに周りに助けてもらうかということを考え、かつ、相手にあまり負担を与えない細かいことで見つけてもらうということが、実は良い人間関係を作り、他人に嫌われないようにするためにも一番強力なテクニックです。 大抵の人はこの逆をしてしまいます。 好かれたいと思って周りのために一生懸命色々尽くしますが、いずれ限界がきていっぱいいっぱいになって人間関係に疲れてしまうということが起こります。 しかも、こんなにも頑張ったのに周りからはあまり好かれないし、人間関係を作ることができていません。これはなぜかと言うと、助けてもらうことをしていないからです。 小さな頼みごとを説得の技術で積み重ねる 大抵の人が説得の技術や交渉のテクニックをとても大きなものに使おうとしてしまいます。 師匠が説得の技術は交渉のテクニックの話をすると、なかなか日常生活で使うことがないというようなことをよく言われます。 講演で話していても、自分は生活の中で交渉なんてしないということを言う人がいますが、これはとんでもないことです。 小さなことを積み重ねていくために使うのが交渉や説得の技術です。 そんな小さなことで助けられれば助けられるほど、僕たちは周りの人から好かれるようになるわけです。助けてもらうためにこそ、皆さんは説得の技法を使うようにしてください。 一生懸命に他人の頼みごとばかりを聞いて、他人にお願い事をするのを遠慮ばかりしている自分は、NOと言えないから頼みごとを聞いてばかりだけれど、相手に頼み事はしないという人がいますが、助けてもらわないと好かれないわけですから、本当に自分のことを好きになってくる人があまり寄ってこなくなります。 その一方で、頼めば何でもやってくれる人だとみなさんが思われてしまうと、皆さんのことを利用しようとする人ばかりが周りに寄ってきます。 つまり、他人に頼み事をして助けてもらうということをしない人は、人間関係におけるリスクまで背負ってしまうということになります。 他人に好かれないので、いざという時に助けてくれる人がいなくなってしまいますし、他人の頼みごとは聞いてばかりいるので、それを利用しようとする人ばかりが集まってきます。 周りの人に頼み事をしないというのは、お互いに助け合ったりする関係がなくなってしまい、人間関係に苦しくなってしまうということに繋がります。 そもそも人間というものは弱みで愛される生き物ですから、むしろ、自分の弱みや苦手なところを見せることによって、上手に助けてもらうことが大切です。 「助けやすい人」になるようにしてください。 師匠の場合であれば、本をたくさん読んでいてなんでも知っているようなイメージを持たれやすいですが、当然ですが知らないことはたくさんあります。そんなことがあった時には興味を持って教えてもらうようにしています。その方が助けてもらうことで好かれることにもなります。 上手に助けてもらう3つのテクニック とはいえ、他人に助けてもらうことにどうしても抵抗があるという人もいると思います。 助けてもらうというのもなかなか難しいし、お願いしても断られたらどうしようかとか、相手の負担になってしまうのではないかそういうことを気にする人もいると思います。 相手の負担にならずに、かつ、断られてしまうということがないように、上手に周りに助けてもらうための3つのテクニックを紹介しておきます。これはかなり大事なポイントでもありますので、是非押さえておいてもらいたいと思います。 1. 頼みごとは相手にもメリットがある まず、他人にお願い事をするのは悪いことではなく、むしろ、相手にとってメリットがあることだということを理解しておいてください。 つまり、皆さんがお願い事をして相手がそれに応えてくれた時には、皆さんだけがメリットを得ているわけではなく、相手にも心理的に大きなメリットがあるということを考えてください。 頼みごとをするということは相手にとって良いことだということを理解しておいてください。 他人に頼るということに対して他力本願というような嫌なイメージを持つ人も少なくないです。他人に頼ってばかりだと批判する人もいるわけです。 皆さんが頼み事をした相手がそれをどのように思っているのかということは、相手の立場に立って考えないとわかりません。相手の立場に立って考えると分かってくることですが、頼み事には面倒な場合と面倒でない場合があります。 面倒な頼み事で頼られることほど嫌なことはありません。例えば、これは師匠に書類の整理をお願いするようなもので、誰でも苦手なことや嫌なことで頼られると、それほど嫌なものはありません。 では、逆にどんな頼みごとであれば快く受け入れるでしょうか。 それは「自分の得意なこと」です。 自分の得意なことで頼られた場合に関しては、それにより自分が尊重されているとか、自分が認められているという感覚を得ることができます。それによって自尊心も高まるし、自分が周りに認められていて頼られていることで存在価値があると感じます。 頼みごとをすることによって、相手の存在価値を認めてあげるということができるわけです。 師匠の場合であれば、心理学的な対処方法について聞かれたりアドバイスを求められると、水を得た魚のように知識を紹介することができます。そうすると、とても満足をしています。自分が勉強したことが多くの人の役に立っていて、自分が必要とされているという感覚をやることができます。 この必要とされているという感覚というものは、人間はお金を出してでも手に入れたいと思っていて、それでもお金を出してもなかなか手に入れることができない感覚です。 ですから、ポイントとしては、相手のことをちゃんと観察し理解して、相手が持っている高い能力や得意なこと、あるいは、相手が自尊心を刺激されるようなジャンルを把握して、そこに対して助けを求めるようにしてください。 例えば、パソコンが好きで得意な人にパソコンの話を相談したり、スマホや SNS の使い方がうまい人にはそういう頼み事をしたり、おしゃれで美味しいお店に詳しい人がいるのであれば、週末に彼女と行きたいお店を教えてもらうとか、このようなことだけでも、相手に対して大きな心理的な満足感を与えることができます。 ちなみに、これができるようになると歴史上の成功者と同じような成功もできるかもしれません。 師匠も時折例えに出す人ですが、アメリカの鉄鋼王のアンドリュー・カーネギー氏のお墓には、ある言葉が掘られているそうです。アンドリュー・カーネギーさんは、鉄鋼で大きな成功を成し遂げた人ですが、鉄鋼に関してはそこまで詳しい知識は持っていなかったそうです。ところが、彼は自分の周りに鉄鋼の知識をたくさん持っている人達を集めて成功しています。 自分よりも優れた者を自分の周りに集めし者ここに眠る 見たことはないので本当かどうかはわかりませんが、このような逸話があるそうです。 やはり、上手に周りに助けてもらう人ほど、強いチームを作ることもできて大きな成功を成し遂げることもできるということです。 皆さんも、「助けてもらうということは相手を認めること」だということを忘れないようにしてください。 2. 頼みごとは意外と断られない そして、頼みごとは意外と断られることはないという事実を知っておいてください。僕たちが思っているほど人間は頼み事を断ることはありません。 ほとんどの人は自分が誰かに頼みごとをしようとする時には、相手に断られたら気まずいとか考えてしまいますし、それにより実際に頼み事をしない人が多いと思います。 実際にはそんなことはありません。 これも先ほどと同じように、自分が頼みごとをされる側であればどのように感じるかということを考えると見えてきます。 断るのはとても気まずいと思うはずです。 つまり、僕たちは頼みごとをするときに断られてしまったら嫌だなと考えるわけですが、頼まれる側は、頼まれたことを断るのは気まずいものです。もちろん、お金や労力がかかりすぎることであれば別ですが、そうでなければ出来る限り助けてあげたいと思うわけです。 僕たちが思っている以上に頼みごと断るコストは大きいものです。 ですから、相手が断らない可能性は高いですし、実際にお願い事をした時に、それを断られる確率は僕達が思っているよりもかなり低いということが様々な研究によりわかっています。 人が相手にかなり面倒なお願いをする場合どうなるのかという研究を見てみると、実際よりも半分の確率ぐらいでしか相手が YES と答えてくれないと思っているということです。 つまり、僕たちがお願い事をする時に相手が YES と答えてくれるであろうと考えている確率は、実際にお願い事を聞いてくれる確率の半分程度になってしまいます。 要するに、僕たちが想定している確率の2倍ぐらいの確率で相手はYESと答えてくれるということです。 しかも、仮に断られた場合であっても、元々頼まなかった時と同じ状況に戻るだけですから、そもそも頼まない手はありません。 相手は、僕たちが思っている想定の2倍も相手は YES と答えてくれる可能性があるし、しかも、仮に断られたとしても、あっさりと納得しておけば元々の状況に戻るだけです。 お願い事を相手が受け入れてくれた場合には、相手から好かれやすくなるわけですから、しない手はありません。 このようなお願い事の研究では、とても時間や手間がかかるアンケートをお願いしたりすることで実験を行いますが、今回はみなさんにそんな面倒なお願いをしてほしいというわけではありません。 小さな親切を相手に求めるだけで構いません。 ほんの些細な親切を求めることを回数を重ねるようにします。相手に好意を持ってもらいたいからお願いをしているわけですから、ハードルを極力下げた小さな頼み事で構わないわけです。 そんなに大きなお願い事をするわけではありませんから、実際にはもっと高確率で皆さんのお願い事を受け入れてくれるはずです。 3. 返報性の暗示 最後のポイントとしては、自分が頼られてばかりで困っている人が使えるテクニックですが、そもそも、頼み事ばかりされていて、いい人いい人どうでもいい人になっているというような場合にはどうすればいいのでしょうか。 自分が頼られてばかりの場合には、相手に返報性の暗示というものを埋め込んでください。暗示を埋め込むと言うとかなり怪しい感じもしますが、実際にはとても簡単なものです。 頼みごとを引き受ける場合に取るべき行動が2つあります。 <その場で自分も何か頼み事をする> 頼みごとを引き受けるときには、その場で自分も何か頼み事をするようにしてください。 これはとても強力なテクニックです。 まず相手が頼み事をしてきた時にそれを引き受けるわけですから、その時点で皆さんはとてもいい人です。 そして、代わりにこれをお願いしたいというようなお願いを皆さんがすると、仮にそれを相手が引き受けない場合には、相手はとても嫌な人になってしまいます。 このような相手の罪悪感を使って相手をコントロールするという方法は、昔からかなり悪い人たちが使ってきているものですが、今回は皆さんが頼られてばかりで困っているという場合を想定していますので、このような場合であれば使ってもいいと思います。 頼みごとを引き受けるときには、代わりの頼みごとをするというようにすると、自分の労力を増やすことなく相手との関係を築いていくこともできますのでおすすめの方法です。 <将来の約束を取り付ける> 頼みごとを引き受けるときに代わりに何かお願いをしようとしても、そのお願いすることが特にないという場合もあると思います。 そのような時は、困った時はお互い様だから引き受けるよ、もし自分が困った時には助けてくれるよねというような内容で返してください。   これは具体的な方がいいので、例えば「もちろん引き受けるよ、逆に、俺が家族の都合で早く帰らないといけない時とか大事な時には助けてくれるよね、俺たち友達だよな」と答えておきます。 この時に大事なのは、相手に「そうだよ!」と言わせることです。 このように困った時はお互い様だから、自分が困った時にはお願いを聞いてくれるよね?と尋ねて将来の約束を取り付けてください。 わざわざ口で言わなくても、相手は持ちつ持たれつできっと助けてくれるだろうと考えてしまいますが、このようにお願い事をされた時に、自分が困った時には助けてくれるよねという事を確認しておくと、実際に困った時に助けてくれる確率が上がるという研究もあります。 これはギブアンドテイクのドライな関係のようにも見えますが、普段からこれをしておくとお互いに助け合う関係になることができますので、結局は親しい関係になれるということになります。 ここまでは師匠の紹介していた先制攻撃から、それにより苦手な人や嫌な印象を持っている人を克服する方法と、そんな人だけでなく身の回りの人と助け合うことができる関係を作るための方法について紹介させてもらいました。 ここから先は、対人不安を克服して対人能力を高めるための方法について解説していきます。 知りたい方は続きをどうぞ。  

一問一答「苦手な人の克服法」【対人能力】

一問一答「やる気がどうしても出てこない」【モチベーション】

あなたは今どんなことに自分のモチベーションを向けていますか? そして、そのモチベーションを保つためにどんな工夫をしていますか? 今回は、どうしてもやる気が出ずかなり追い込まれた状況になっている人からの相談をもとに、人のモチベーションについてまとめてみたいと思います。 Q. 「ここ数ヶ月全くやる気が起こらず、貯金を使い果たして家賃も滞納し今月マンションを出ていかないといけない状況です。病気でしょうか? 厳しくアドバイスをいただけないでしょうか。」 かなり厳しい状況のようですが、これに対してのDaiGo師匠のアドバイスは以下の通りでした。 やる気が出ないだけでここまで行くというのは逆に凄いと思います。 普通であれば、恐怖感や不安感に突き動かされるものですが、それがないということは逆に言えば鋼鉄のハートを持っているのかもしれません。 そう考えると、まずは運動から始めてみるのが良いのではないでしょうか。 運動さえもやる気が起こらず自分が変わる気もないと言うのであれば、僕の放送を観てお金もないのにスーパーチャットをして質問してくることはないと思うので、本当にやる気が出ない時は物理的に血流を上げるというのが一番いいのではないでしょうか。 スクワットやバーピージャンプから始めてみて、無理やり血流を上げてやる気を引き出すというのは良い方法だと思います。 それでもどうしても無理だという場合には、少し安直ではありますが、マンションも出ていかないといけないということですから禅宗系のお寺に行ってみるのも良いのではないでしょうか。 瞑想やマインドフルネスの泊まりがけのコースを体験してみてください。 現代人には、身の回りにやる気を奪う刺激物がたくさんあります。 スマホや広告などあらゆるものにやる気を奪われている状態なのに、自分は全くやる気が出なくて駄目な人間だと思い込んでしまう人が結構います。 泊まりがけのコースに行けば、この超常刺激と呼ばれる余計な外部の刺激を取り除く環境に自分をおくことができるので、お勧めとしては2週間から3週間ぐらいのコースを探して行ってみるのもいいと思います。 他には、かなり久しぶりの友達に連絡を取ってみるというのもいい方法です。 人間の性格というものは半分は人間関係で決まりますから、付き合う人が変われば、それだけで性格もやる気も変わる可能性はあります。 あとは、成長マインドセットについて学んでみるのもいいと思います。 マインドセット「やればできる! 」の研究 成長マインドセットではなく硬直マインドセットになっていると、人はどうしてもやる気が出ないものです。 マインドセットが原因なのであれば、こちらの本を読むことで何とかできるかもしれません。 ということでした。 まとめると、 運動で血流を上げてやる気を引き上げる 瞑想やマインドフルネスの泊まりがけのコースに参加して超常刺激を取り除く 久しぶりの友達に連絡を取り人間関係を変えてみる 成長マインドセットについて学ぶ この4つの切り口を紹介していました。 今回は、相談者の人ほど追い込まれた状況ではなくても、人それぞれ様々な状況でモチベーションについて悩んで力になることはあると思いますので、参考になるであろう知識をいくつか紹介させてもらった上で、師匠の紹介している4つについてまとめてみたいと思います。 本業と副業を両立させてハイブリッドモチベーションを手に入れる 本業とは別の副業を行うことによって、人間関係も良くなり本業も副業も両方の仕事の効率が上がるという研究があります。 未だに副業を禁止にしている企業も結構あるようですが、これはもはや時代遅れと言わざるを得ません。 この研究では、このような古い企業でよく言われるように、本当に副業をすることによって本業に対するモチベーションが落ちてしまうのかということを調べています。 同じような研究はいくつかありますが、どの研究を見ても、複数の仕事を持っている人はどちらの仕事も同じようにモチベーションが高かったということが示されています。 本業と副業を両立させているハイブリッドワーカーは、本業でも副業でも同僚や仲間を助けるモチベーションが高いという傾向が確認されています。 ここがとても重要なポイントだと思います。 副業を持っている人の方が本業の同僚や仲間に対して協力的になれるし、協力的になるから自然と人間関係も良くなります。 そう考えると、そもそも企業としては副業を禁止にするどころか、副業を推奨、もしくは義務化した方が良いのではないかと思えるぐらいの結果が確認されたとも言えます。 社内の人間関係を良くして、協力的な組織を作りたいのであれば、副業ができる状況にするのが効果的だということです。 皆さんももし副業をするのであれば、それにより大した利益にならなかったとしても、本業での人間関係を良好にしてくれる可能性はあります。 さらに、本業に対するモチベーションも下がりません。 本業と副業の両方をしているハイブリッドワーカーは、本業も副業も同じように高いパフォーマンスを発揮するということが分かっています。 一方の仕事がもう一方の仕事に悪影響を与えるということはこの研究では確認されていません。 主婦の方も人間関係のために副業をおすすめ このように考えてみると、本業と副業を両立している人は確かに時間の使い方もうまくなりますし、これは主婦の方でも同じことが言えると思います。 専業主婦だけをしている人よりも、専業主婦をしながら副業として投資をしているとか、専業主婦をしながらヨガの先生をしている、専業主婦をしながら料理教室をしているとような人の方が時間の使い方が上手ですし、そんな人と話していても心に余裕があるように感じるものです。 子育ても家事も大変でしょうし、そんな中で色々なことをして周りから考えると大変なことのように思えますが、それを両立しているからこそ人間関係において協力的になるのだと思います。 それにより良い人間関係を保つことができて、効率よく物事を進めることができるのだと思います。 主婦の方も人間関係のためにも副業を始めるというのは良いことだと思いますし、それはストレス発散にもなるのでなおさら良いのではないでしょうか。 注意するべき点も ただし、ひとつだけ注意する点もあります。 どうしても家庭と仕事の対立という問題を抱える可能性は高くなると言われています。 必ずしもその問題が表面化するというわけではありませんが、家庭に対するケアを忘れないように心がけていないと、本業と副業の両方をしている人はどうしても忙しくなってしまうために、家庭に対する配慮が足りなくなる可能性があるということです。 この点だけ注意しておけば、副業はした方がいいということを様々な研究が示しています。 家庭の環境を良くするためのコミュニケーションテクニックとしてはアサーションもあります。 アサーションのテクニックも併せて使いながら副業を行うようにすれば、副業によるメリットの部分だけを得ることができるのではないでしょうか。 やる気を38%も引き上げる方法 モチベーション研究でとても有名なアイエレット・フィッシュバック氏の調査で分かったことがあります。 以前話題になった『やり抜く力 GRIT(グリット)』という本がありましたが、この本のアンジェラ・ダックワース氏もこの研究には携わられています。 この研究の中では、様々な実験も行われていますが、簡単にまとめると、僕たちがもし自分のモチベーションを上げたいのであれば、自分のやる気を上げる方法がないかと人に尋ねるのではなく、やる気が上がらなくて困っている後輩に対して、自分だったらどのようにアドバイスするかということを考える、つまり、やる気をあげるのであればアドバイスをもらうのではなく他人にアドバイスをしなさいということです。 4つの実験で構成されていますのでそのうちの1つを軽く紹介します。 318人の学生を2つのグループに分けて、片方のグループにはやる気のない下級生や後輩にアドバイスをする手紙を書いてもらい、もう一方のグループには自分の先生からモチベーションを上げるにはどうすればいいのかというアドバイスを手紙でもらいました。 後輩にアドバイスをしたグループ 先生からアドバイスをもらったグループ の2つのグループに分けました。 その結果、後輩にアドバイスをしたグループの圧勝だったということです。 書いた手紙の内容としては、後輩にアドバイスをしたグループは、後輩たちのモチベーションが上がらない、意欲が上がらないというような、様々な相談が書かれた紙を渡されて、それに対してひとつずつ答えていき、みんなの悩みに答えるような感じです。 先生からアドバイスをもらったグループは、例えば勉強をしようとしてもやる気が出ない時には、自分が全力を出した時の経験を思い出してみようとか、工夫できるところはないか考えてみましょうというような、よくあるアドバイスをもらいました。 どちらのグループも週に1回の実験のセッションに参加してもらい、3週間ほど続けました。3週間の介入を行い勉強量を測定しました。 2つのグループの実際の勉強量を比較したわけです。 結果としては、後輩にアドバイスをしていたグループの方が38%も多く勉強していました。 これは単なるモチベーションだけの話ではなく実際の勉強量が38%も多かったということです。 週に1回アドバイスを誰かにするだけで自分のモチベーションが継続的に上がるわけです。   モチベーションアップに必要なものとは? ちなみにこの研究の他の実験は、ダイエットや貯金、転職や職業探しということに対するモチベーションを調べています。 結果としてはどれも同じようなことが確認されています。 モチベーションのタイプや目的、自分の行動目的にかかわらず、他人にアドバイスをあげようそういうことをしたグループの方があらゆる成績が良かったということです。 ですから、 困っている時こそ他の人にアドバイスをしましょう! 研究者のコメントとしては、他人にアドバイスをあげようとすると、自分の頭の中でどういう行動を取るべきなのかとか、そのために何をすればいいのかということを考えます。 漠然と勉強しなくてはとか、本を読まなくてはとか、行動しなくてはと考えている人はどこから手をつけていいのかが分からない人がほとんどです。 具体的な行動が頭の中で組み立てられていないわけです。だから行動に繋がらないとなります。 ところが、このアドバイスを与えるということをすると、自分だったらどうするかとか、どうすればうまくいくのかということを頭の中でシミュレーションしなくてはいけないので、それだけでもモチベーションが一歩進んだ状態でスタートすることができるということです。 具体的なアクションを思い描くということと、実行意図というモチベーションアップに欠かせない要素が刺激されるので効果があるのではないかとされています。 勉強をする場合も仕事をする場合も、行動を起こしたいのであればその行動するためのメリットや理由を書き出すというよりも、具体的なプロセスを書き出した方が行動は早くなるという話がよくありますが、これと同様に具体的な行動に落とし込めるかどうかが大事ということです。 逆にアドバイスを受けるのはどうなのかということですが、モチベーションが下がっている時にアドバイスを受けるのはあまり良くありません。 困った時に専門知識を持っている人からアドバイスを受けるのはいいですが、モチベーション自体が下がっている時に上からアドバイスを受けると、逆にやる気がなくなってしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。 これはモチベーションが下がっている時に、上からアドバイスを受けると自分の能力自体が低いという感覚に陥ります。 能力が低いというような印象を持ってしまい下手をすると心に傷を負う人もいます。 ですから、他人にアドバイスをするのであれば、どうするのかを考えてみてください。 アドバイスは求めていない人にアドバイスをしてはいけません。他人にアドバイスを求められるような場所に行って、自分の経験やうまくいった方法を考えてアドバイスをするだけで、皆さんのモチベーションはどんどん上がっていくし、求めてアドバイスをもらった人たちも喜んでくれるはずです。 皆さんも自分のモチベーションを上げるために色々な人にアドバイスをしてみてください。 休日を充実させてモチベーションを上げるには 自宅で過ごす時間が増えている人も多いでしょうが、何にも考えずに休日を過ごすのは勿体ないです。 なんとなく過ごした場合の旅行やイベントで得た喜びはたった2週間しか続かないと言われています。 エラスムス&アイダホ大学の研究でこれを11週間に延ばす方法があります。 休日を充実させて過ごす事でモチベーションが上がって、より良い仕事が出来る様になって、きちんと成果を出せるようになる。 そうする事で、またいい休日を過ごす為のお金を稼ぐ事も出来るようになります。 休日の喜びを増やすには3つのCが必要です。 Challenge(チャレンジ):挑戦 Controllability(コントローラビリティ):自分の思い通りに動くという意味 Careful planning(ケアフル プランニング):綿密な計画を立てる これを満たすだけで、モチベーションが上がる様になります。 旅行をしたり、新しいことに取り組むことで脳が刺激されて幸福感が上がり、モチベーションが上がります。 ただ旅行に行くだけだと幸福感の継続は2週間しか持ちません。 ではどうすればその幸福感を継続させることが出来るのでしょうか?   幸福度を持続させるあることとは ドイツの研究でわかったことがあり、あるることをした人たちだけは例外で旅行やイベントで得た喜びが続いていたということが分かっています。 そのあることとは『計画』です。 旅行だけに限らず、休みの日や自宅で過ごす時間の計画は綿密に立てた方が良いということがわかっています。 これはどういうことかというと、人間は想像力を働かせて計画を立てるのが好きだからです。 人間は自分の人生を自分でコントロール出来ているという感覚を持てば持つほどモチベーションも幸福度も上がります。 休みの日にどんな行動を取って、どういったことをするのかを綿密に、絶対に自分の無理のない様に、確実に目標を達成出来る程度の計画を立てると良いわけです。 ポイントは、綿密に時間を決めてスケジュールを立てるんわけですが、ギチギチにして無理をしてはいけません。ギチギチに予定を詰め過ぎて、思った様に予定が進められなかったとなるのは最悪です。 自分の思った通りに予定が進まなかった場合、それがストレスの原因になります。 詰め込みすぎず、予定していることと同じ時間、例えば2時間映画を観たら、次の予定までの何もしない時間を2時間取ると良いです。 予定の詰め込み具合は半分くらいが理想的です。 終わりの予定時間を入れなくても、始まりの予定時間はきっちり入れておきましょう。その予定が上手くいくと、色んな事が上手くいく感覚になります。自分の思った通りの理想通りの素晴らしい1日を過ごすことが出来たという感覚がとても大事です。 自分の人生を自分でコントロールすることができているっていう感覚を持つことによって、モチベーションと幸福度が高くなるというのは、生産性の高い起業家の場合も同じです。 生産性の高い起業家は自治性(自己コントロール感)を最も重要なモチベーションとして持っているということが分かっています。 自分で自分の未来を選択したい、自分で自分のなすべき仕事を決めたい、という仕事における自由を求めた人たちは、モチベーションが最も高かったということです。 他の人に左右されるのではなく、自分の力で自分の未来を切り開き、自分の人生は自分でコントロールしたいという欲求が起業家にとっても重要だったわけです。 皆さんも休日や自分の時間を上手に使って日々のモチベーションをアップしながら幸福度を高めてください。 いくつかモチベーションを上げるために役に立つであろう知識を紹介させてもらいました。 ここから先は、DaiGo師匠のアドバイスにあった4つのポイントについてさらに掘り下げていきたいと思います。 運動で血流を上げてやる気を引き上げる 瞑想やマインドフルネスの泊まりがけのコースに参加して超常刺激を取り除く 久しぶりの友達に連絡を取り人間関係を変えてみる 成長マインドセットについて学ぶ モチベーションを保ちながら自分のやるべき事を達成し、日々成長していきたいという方は続きを是非チェックしてみてください。  

一問一答「やる気がどうしても出てこない」【モチベーション】

一問一答「あなたは恋愛とは何だと思いますか?」【恋愛依存症】

あなたは恋愛とは何だと思いますか? あなたにとっての理想の恋愛関係とはどんなものですか? 今回は、現実の恋愛に疲れて2次元にハマって、その方が楽だと思ってしまっている方からの相談をもとに、恋愛依存症についてまとめてみたいと思います。 Q 「現実の恋愛に疲れて二次元にハマっています。今の方から気楽なんですがダメだと思うので3次元に戻ってくるにはどうしたらいいでしょうか?」 という相談でした。 皆さんの周りにも2次元や2.5次元、芸能人やアイドルに恋をしてしまっていると言っている人はいませんか? これに対してのDaiGo師匠の答えは以下の通りでした。 まずはっきり言います。 2次元は恋愛ではありません! 2次元の恋愛から3次元の恋愛に戻るにはというようなことを言われていますが、それは恋愛というものを間違えています。 2次元の世界では、相手が何か反応を返してくれるわけでもありませんし、その反応全て自分の思った通りにコントロールすることができるものです。 恋愛というものはそういうものではありません。 恋愛では相手のことを理解してあげないといけないし、自分の子ども理解してもらいやすくコミュニケーションしなければいけません。 自分の感情も相手にわかってもらわないといけないし、相手の感情もわかってあげないといけません。 そのやり取りがない時点で、それはもう恋愛ではありません。 もちろん、それはエンターテイメントとして好きなのはいいですが、それは恋愛とは呼びません。 双方向のやり取りもないし、お互いの感情を理解し合う必要もないので恋愛ではありません。 そもそも自分が今までしてきたことは恋愛ではなかったとセットしてもらい、ちゃんと恋愛のことを考えた方がいいと思います。 アイドルや芸能人に恋をしているということを言う人もいますが、これも全く同じで恋ではありません。 それは一方的な思いですから、言い方は悪いですが一方的な感情という意味ではストーカーと変わりません。 恋愛というものは、相手の感情が自分に向いてきたことを理解して、自分の感情も相手に伝えるということが大事になります。 そういう意味では、例えば、ヒモ男やホストと付き合っているという女性がいたとして、そのだめ男はその女性に好き放題言ってお金の無心をしたりしている状況で、自分の気持ちを相手はわかってくれないし、相手が何を考えているのか自分もわからないというのであれば、それはもう恋愛が終わっています。 もはやそれは恋愛とは言いません。 2次元やアイドルに恋をしたというようなことを言っている人は、おそらく恋愛依存にハマっています。 そういう人は恋愛依存について学んでみてもらえると、自分がしていることが恋愛依存だということに驚き気づくことができるでしょう。 結局問題なのは、それを好きだったりすることや対象になるものが悪いのではなく、自分の心構えの問題です。 ということでした。 意外と多いし他人事ではない恋愛依存症 今回の相談者の方もおそらく自分が恋愛依存症だとは全く思っていなかったのではないでしょうか。 自分がしているのは恋愛であり、その対象が2次元になっているということが問題なだけで、まさか自分が恋愛依存症だとは考えてもみなかったと思います。 恋愛依存症と言われると、自分は恋愛依存症にはならないとか、自分には関係のない話だと思う人も多いとは思いますが、恋愛依存症というものは決して珍しいものではありません。 自分には関係ないと考えず自分事として考えていただけたらと思います。 恋愛で拗らせている人自体も結構多いでしょうし、多くの人が恋愛依存症になり得ます。 若い人は4人に1人が恋愛依存症になっているというデータがあるぐらい恋愛依存というものはかなり根深い問題になっています。 もちろん恋愛のピークは20代の頃とされていますので、それらを除く幼い年齢の人たちや年配の人たちを加えて全体人口で見ても3%から10%ぐらいの人たちが恋愛依存症になっていると言われています。 これが恋愛のピークである20代の頃には25%を超えるとも言われているわけです。 この数字はノースダコタ大学などが行った研究による統計ですからアメリカでの数字ではありますが、日本ではもっとひどいのではないかと思います。 日本人では不安を感じやすい人が結構多いですから、恋愛依存に苦しんでいる人はもっと多いのではないかと推測することができます。 ですから、これは結構身近な問題なんだと考えていただけたらと思います。 今回は、そんな恋愛依存にならないために、そして、苦しい恋愛にしがみつくことがないようにするための方法を解説させてもらいたいと思います。   恋愛による不安で拗らせる人 恋愛依存までにはならなかったとしても、恋愛のせいで仕事にならなかったり集中できないということは珍しくないと思います。 これは恋愛初期には起きづらいものです。 女性の場合であれば恋愛を始めることにより女性ホルモンが分泌されやすくなり、それによりスタイルが良くなったりやる気が出るということが多いですし、男性の場合であれば、女の子にモテると思い一生懸命仕事したりするなどポジティブな面が多いです。 ところが、付き合っている中では、彼女が機嫌が悪いから仕事に集中できないとか、彼氏が帰ってくるのが遅いので、仕事と言いながら遊んでいるのではないかと不安で自分の仕事が手につかないということも起きてきます。 このように自分の中でネガティブな問題を勝手に作ってしまっている人がいます。 このような拗れてしまうタイプの恋愛も恋愛依存に含まれます。 この恋愛に関する非合理的な思考にどのように対処すればいいのでしょうか。 今回の内容は、男女関係によりメンタルに悪影響が出てしまう全ての問題に対してのものですし、そんな可能性のある全ての人に理解しておいてもらいたいものです。   いい恋愛と悪い恋愛、いい夫婦関係と悪い夫婦関係 まず、恋愛をしていて苦しいと思った時には、それは恋愛依存だと考えた方がいいです。 実は、いい恋愛と悪い恋愛、いい夫婦関係と悪い夫婦関係を綺麗に区別することができる指標があります。 それは人間関係の増減です。 いい恋愛関係やいい夫婦関係ができるとお互いに安心感が生まれます。 そんな良い関係が生まれると自分のことをどんな時も味方してくれる相手ができます。そんな相手ができると人間関係において自信を持つことができるようになります。 つまり、自分のことを認めてくれる人がいていざという時に頼りになる人がいると考えられるようになるわけです。 そうなると自然と人間関係が広がっていきます。 色々な人と堂々と会話をすることもできるようになるでしょうし、周りの目を無駄に気にすることもなくなり人間関係も広がるわけです。 実際に、若い頃に恋愛を豊富に経験している人の方が、人間関係において堂々と行動することができるようになるし、人間関係におけるトラブルを抱える可能性も少ないということも分かっています。 要するに、恋愛というものは人間関係のための訓練にもなっているということです。 にもかかわらず、恋愛関係において残念な方向に進んでしまう人は、人間関係においても残念なことになってしまう可能性が高いということです。 悪い恋愛や悪い夫婦関係になると、お互いに人間関係を制限するようになってしまいます。 例えば、当然夫婦の時間や一緒に子育てに取り組む時間も大切ではありますが、旦那さんが子育てをするかどうかという問題と仕事上の人間関係とは全く関係がありません。 付き合っている時に彼女の男友達が気になって男がいる飲み会には行ってほしくないというようなことを言う人もいますが、それも恋愛の問題と人間関係の問題は全く別の話です。 恋愛関係の崩壊の指標は「人間関係の縮小」です。   恋愛における2人の関係の善し悪しを見るのであれば、お互いの人間関係の状況を見れば良いということです。 お互いの友達や人間関係をシェアして、互いに人間関係を広める方向に進めば、恋愛関係や男女関係は崩壊しづらくなります。 これは当然ですが、お互いの周りの人間関係が繋がっていて、そんなたくさんの人間関係の中に自分たち2人の関係があるという状態になるので、自然とその関係を大切にして維持しようとするはずです。 ところが、これが2人だけの関係となると、何かあればそれを簡単に捨てることも出来ますし、容易に崩壊しかねないわけです。 ですから、タレントさんや有名人など特殊な事情がある場合を除き、周りに対して付き合っていることを隠す人とは絶対に付き合ってはいけません。 彼女がいるのに彼女がいるということを隠して周りに言わない人もいると思いますが、特殊な事情がない限りは付き合わない方がいいとは思います。 人間関係をシェアしてくれるかどうかということや、付き合うことによって人間関係が増えるかどうかということが男性でも女性でも大切です。 例えば、女性であれば、結婚して家事が大変だったり子育てが大変だったりするのも分かりますし、それに対して旦那さんに協力を求めるのも当然だと思いますが、そこから旦那さんの仕事関係の付き合いや友達との付き合いを制限するようなことまで言ってしまうと、それは自分から関係を崩壊する方向に進めていることになります。   若者の4人に1人は恋愛依存 2019年にノースダコタ大学などの研究チームが、恋愛依存症に関する様々な研究をもとに分析を行ってくれています。 恋愛依存に関する研究というものは非常に難しいもので、自分が恋愛依存症になっているかどうかということには気づきにくいものですし、自分の恋愛に対して客観的に見れる人はそうはいません。 恋愛依存症を明確に裏付けることができるテストがあるわけでもないので、それについて科学的に明らかにするというのはなかなか難しいものだということです。 <恋愛依存の定義> まずは恋愛依存の定義についてですが、どのような状態に陥ったら恋愛依存と考えることができるのかということもこの研究の中では教えてくれています。 恋愛依存症 - 苦しい恋から抜け出せない人たち こちらの本を読んでいただけると恋愛依存にも色々なタイプがあるということを理解できると思います。出会いに連絡があり 恋愛依存症には色々なタイプがあり、依存の仕方にも人によって違いがありますので、定義するのはなかなか難しいものではありますが、大まかな共通点もあり一応定義してくれています。 「1人以上の恋愛相手に対する不適応で過剰な関心によって特徴づけられる行動パターン」 これが恋愛依存症です。 恋愛依存と言うと一途なイメージがあります。 彼氏のことで頭がいっぱいだとか彼女のことしか考えられないというようなイメージがあると思います。 ですが、実際にはそうではなく恋愛依存は1人の場合もありますが1人以上の場合もあります。 例えば、彼氏のことが気になってどうしようもないのだけれどホストにもハマってしまうというような状況です。 本当の意味での一途というものは、相手のために何かをしてあげたいとか相手の幸せや成功を願うものです。 これが本当の一途というものなはずですが、恋愛依存症の人は違います。 相手に対する一途というものは自分の心を満足させるためにしていることです。 そのために、その対象が複数になっていることが結構あるということです。 例えば 、彼氏のことがとても好きだけれど彼氏が相手にしてくれない時には自分が寂しいので、その寂しさから逃れるためにホストにハマるというようにポートフォリオを組んでいます。 結局のところ恋愛依存というものは自己中だということです。   一途でまっすぐな恋愛と恋愛依存症の違い この恋愛依存症が進むと一途な状況とは全く違う状況になります。 この進んだ先を考えると、それが恋愛依存症なのか、一途でまっすぐな恋愛なのかが分かります。 相手が恋愛依存症になりやすいのかとかストーカー的になってしまいやすいのかということは、過去の恋愛を尋ねることによってそれを見抜くこともできます。 恋愛依存症になりやすいタイプの人も最初はただの一途な人に見えます。 相手のために色々なことをしようとしますし、相手の関心を一生懸命引こうとします。 ですが、これは先ほど紹介した通り相手を満足させるためではなく自分の心を満足させるための行動です。 ですから、最終的にどのようにするかというところを見ると分かりやすいものです。 相手のために頑張って一途に尽くす人は、相手といい関係になったり相手が得をしたりするはずです。 ですが、恋愛依存はそうはならず、結果的に自己コントロールが効かなくなり相手に対して当たり散らしたり、他の行動や関心の放棄というものをしてしまいます。 この他の行動や関心の放棄というのは、例えば、仕事や友人関係などを放棄し始めるということです。 恋愛依存症の人は自分のコントロールが効かなくなり、その恋愛と相手の関心を引く以外の行為を全て放棄します。   ホストにハマって自己破産したりする異常なまでにホストに貢いでしまう人がよくいるようです。 借金をしてまで貢いで人生崩壊してしまう人がいますが、このような人はまさに恋愛依存症です。 自分の人生における最も重要なところにお金を使ったりするべきですし、人生においてはもっと重要なところがたくさんあるはずです。 もちろん恋愛も大切ですし、自分の好きな人を幸せにするというのも素敵な行為には違いありませんが、人生というものはそれだけではありませんし、仮に恋愛というものがなくても良い人生を歩むことはできるはずです。 ですが、それにもかかわらず、すべてを捨ててまで依存的になり全てをそこに注いでしまうわけです。 恋愛依存症にはこのような行動パターンが共通点として見えてきたということです。 ですから、恋愛依存症の人は一見すると一途な人のように見えますが、異常なまでに相手の関心を引こうと頑張り、結果としては暴走して自分をコントロールできなくなり、その相手に依存すること以外のすべてを投げ出すような行動を取り始めます。 これが恋愛依存症の正体です。 意外と多い恋愛依存症の兆候 自分はそこまでの失敗はしないと考えるかもしれませんが、そこには入り口があります。 最初は相手との恋愛関係が仕事に少し影響が出るというぐらいかもしれません。 恋愛がうまくいかないから仕事に対してのやる気が出ないとか、友達との関係や人間関係に影響が出るということがあれば、それが恋愛依存症の入り口ですから気をつけてほしいということです。 「1人以上の恋愛相手に対する不適応で過剰な関心によって特徴づけられる行動パターン」 この定義を聞くと、そこまで恋愛にどっぷりとハマったことはないという人が多いと思います。 多くの人がそう考えると思いますが、恋愛依存症というものは若い人たちにとっては起きる可能性が非常に高いものです。 4人に1人ということですから20代の前半の人たちは特に気をつけた方がいいと思います。 ただし、恋愛依存症の診断基準についてはコンセンサスが取れていないということもありますので、この25%というのがどこまで信憑性があるものなのかということはわかりません。 これはもっと多い可能性もありますし少ない可能性もあります。 ですが、若い人の場合には4人に1人は恋愛依存症になりかねないと考えておくのがいいと思います。 相手が恋愛依存症になって苦しむことも もちろん自分が恋愛依存症にならないように気をつけることも大事ですが、相手が恋愛依存症ということにも注意しておく必要があります。 男性は基本的には20代であれば5歳年下を求め30代になると8歳年下を求め、40代では10歳年下を好み50代では15歳年下を好むと言われています。 ですから、男性の皆さんは恋愛依存症の相手にハマってしまう可能性が結構あると考えたほうがいいと思います。 恋愛依存症の相手は反転すると恐ろしいことになりかねません。 愛と憎しみというものは紙一重だという人もいますが、恋愛依存症の人は相手が自分のものにならないのであれば他の誰にも渡さないというような方向に考えてしまいかねません。 「自分の手に入らないのであればいっそのこと・・・」というようになってしまう人が結構多いので、見分けることができるようになっていないと結構危ないわけです。 では、そんな危険なことにならないためにも相手が恋愛依存症かどうかを見分けるためにはどうすればいいのでしょうか。 「所有欲求が出る」 これはストーカーの見分け方にもつながるものですから覚えておいてもらいたいポイントになります。 ポイント1:愛情を求める時間や確認の頻度が増える 恋愛依存の兆候としては、相手に対して愛情を求める時間や相手が愛情を持っていることを確認する頻度が増加するということがあります。 男性でも女性でも、私のことが好きかとやたらと尋ねてくる人がいると思いますが、愛情を求めたり確認する時間が徐々に増えてきます。 普通の恋愛を考えていただくと分かると思いますが、お互いに付き合っていると当然お互い大切な存在ではあっても、愛情を確認するような頻度は徐々に減るはずです。   普通であれば慣れてくるにしたがって徐々に減るはずのものが、恋愛依存症の人は逆に増えてしまうということです。 慣れてきて相手が愛情を持っていることを言ってくれなくなると不安を感じ始めるわけです。 自分以外の相手がいるのではないかと考えたりし始めてどんどん確認してくるようになります。 この確認をするのは不安によるものです。 ですから、恋愛の初期の頃には普通にあるものではありますが、恋愛依存症の人は相手が自分のものだと確認するために一生懸命愛情を求める時間を増やしてきます。 これを見抜くためには LINE をチェックするとすぐにわかります。 LINE を送ってくる頻度が増えてその感覚がどんどん狭まっていきます。 この様子が見て取れた時には少し気をつけた方がいいのかもしれません。 ポイント2:関係がなくなる孤独感や絶望感を感じる 恋愛依存症の人は自分のものだと思っているものが離れていくのが怖いわけです。 そのため関係がなくなることを異常に恐れますし、一緒にいないと他の人に取られてしまうのではないかと不安を感じるようになります。 そうなると孤独感や絶望感をひたすらアピールしてくるようになります。 例えば、たまたま仕事で忙しいだけの時に自分にかまってくれないということを主張してきたり、週に1度か2度は会えているはずなのに全く会えないと主張してきたりするようになります。 ポイント3:相手を所有したがる これが出てきたら最も危険です。 恋愛依存症の人は結局のところ「あなたは私のもの」ということを言いたいわけです。   これはさまざまなかたちで現れます。 例えば、自分の歯ブラシを家に置いていくとか、キスマークをつけようとする人がいると思いますが、これはまさに所有欲求の現れです。 身に付けるものや形として残るものをやたらと相手に渡して、それを常に持っておいてほしいというようなことを求めるということもあると思います。 本来であれば、恋愛というものは付き合っているという形ではなく2人の関係が良いかどうかという事の方が重要なはずです。 これは恋愛でも結婚でも同じだと思いますが、2人の関係が良くお互いに一緒にいたいという気持ちがあるから一緒にいるはずです。 その結果、ペアルックを着たりお互いにプレゼントしあったりすることもありますが、あくまでそれは結果としてあることです。 ところが恋愛依存の人はこの結果からいきなり求めます。 できることならば相手に自分の名前のタトゥーを入れたいというような危険な人たちです。 ポイント4:相手がいないとモチベーションが下がる パートナーがいないとモチベーションが下がるということもあります。 例えば、今週は会えなかったから全くやる気が出なかったとか、寂しくて全く仕事も手につかなかったという人もいれば、次に会える日を楽しみに今週頑張ったという人もいると思います。 この違いが重要な見分けるポイントでもあります。   パートナーがいないと異常にモチベーションが下がってしまうというのが恋愛依存症の特徴です。 これは結構多いと思います。 次に会えることを楽しみに考えて頑張るというのが普通だと思います。 これは当然ですしそれは会うことができる時間が特別な時間だからです。 ここに対する考え方が恋愛依存症の人は違います。 恋愛依存症の人にとっては会えるのが当たり前です。相手が常に自分のそばにいるのが当たり前です。 それは自分の所有物だからです。 恋愛依存症の人にとっての恋人はもはやペットと同じです。 そこにいてくれるのが当たり前で、その人がいないと何もやる気がしないというようになります。 いったい何様のつもりだという気がしますが、実際にこのようなことが起きるのは珍しいことではありませんので、このような所有欲求を相手が見せ始めた時には気をつけるようにしてください。 あなたの恋愛の価値観をチェック 恋愛の価値観というものは、人間関係や仕事にも大きく影響を与えるものです。 ウエストバージニア大学の研究で、恋愛の価値観というものは大きく分けて6つに分類することができるとされています。 恋愛の価値観その1 :エロティックタイプ 恋愛に対して情熱を求める人がエロティックタイプです。 恋愛というものはやはり情熱で、燃えるような感情を求めるタイプです。 具体的には、肉体的な身体の美しさを重視して、ドラマや映画に出てくる恋愛のような精神的な一体感を求める傾向があります。 恋愛の価値観その2 :ゲームタイプ 恋愛はゲームだと考える人がゲームタイプです。 恋愛で駆け引きをするようなタイプで、相手に対する執着が少なく自分のプライベートを守ろうとする傾向が高くなります。 恋愛では惚れた方が負けだというような恋愛に勝ち負けを持ち込もうとするような人たちがこのゲームタイプです。 恋愛の価値観その3 :フレンドタイプ 友達関係から恋愛に発展していくことが多いというのがフレンドタイプです。 心理学では友好的恋愛と言いますが、友達から少しずつ仲良くなり恋愛に発展したり結婚したりするということを求めるタイプです。 逆に言うと、燃えるような感情や熱い感情はあまりなく、一緒にいてなんとなくリラックスできるとか一緒にいて楽しいから付き合ったり結婚を考えたりして、最初から家族のように進んでいく恋愛をする人です。 恋愛の価値観その4 :マニアックタイプ 恋愛というものは苦難の連続であり試練だと考えるタイプです。 相手の感情を確認できないと気が済まないような人で、それが出来ないと不安になってしまうという人がマニアックタイプです。 恋愛というものはたくさんの苦難を乗り越える必要があるもので、そこでは浮気されるかもしれないし関係が悪くなるかもしれないし、恋愛というものは結構辛いものだと考える人はこのマニアックタイプの可能性が高くなります。 そして、相手の感情を確認できないと不安になってしまいますので、本当に私のことを好きかというようなことをやたらと聞いてくる人は完全にマニアックタイプだと思います。 恋愛の価値観その5 :プラグマティックタイプ 恋愛に対して理性を持ち込もうとするタイプです。理性的に恋愛を考えようとします。 相手のことを本当に信頼できると思わない限り、心の内を明かすことはありません。 ですから、恋愛で付き合ってもあまり自分のことは話してくれないというような人は、このプラグマティックタイプの可能性が高いです。 絶対にこの人は裏切らないと思えるまでは心をオープンにすることができません。 過去の自分の経験や感情を明かすことができなかったり自分の趣味嗜好について教えてくれないという場合には、プラグマティックタイプの可能性が高いということになります。 相手が本当に信頼できる人なのかということを判断するまでにかなり時間がかかるタイプです。 恋愛の価値観その6 :アガペータイプ 恋愛において相手のために尽くすことが好きなタイプです。 相手に対して尽くすことが好きで相手のために何かしてあげたいけれど、だからといって、別に相手に何かをして欲しいわけではないという人が、このアガペータイプになります。 相手に対して見返りを求めることなく相手のために行動を取ろうとするタイプです。 以上の6つのタイプについて紹介させてもらいましたが、皆さんはどのタイプでしょうか? 情熱を求めるエロティックタイプ ゲームだと考えて割り切るゲームタイプ 友達から徐々に発展するフレンドタイプ 恋愛は苦しみの連続だと考えるマニアックタイプ 恋愛は理性だと捉えて本当に信頼できるまで心の内を明かさないプラグマティックタイプ 相手のために尽くす系のアガペータイプ まず、マニアックタイプは当然嫉妬深くて、相手の愛情を失うことを極度に恐れますので、最初は尽くしたりいろいろなことをしてくれますが、一定以上関係が続くとその相手を完全に縛り付けたくなります。 自分のものにしたいとか檻に入れて飾っておきたいというような感情を持ってしまいます。 そうなると、相手を精神的に自分に引きつけようとして、わざと相手に対してジェラシーを与えて愛情を確認しようとする傾向が出てきます。 男性であっても女性であってもかなり面倒な相手です。 そして、ゲームタイプは、恋愛は駆け引きだと考えて割り切って付き合い、自分のプライベートを守る傾向があるわけですから、嫉妬や妬みのような面倒な感情はあまり感じないような気がしますが、実は最も嫉妬深いタイプです。 ゲームタイプは自分のプライベートを優先するため、恋愛で相手と距離を置こうとする気持ちがあります。 普通であれば、彼女や彼氏が家に遊びに来てくれたり週末一緒に過ごそうとなると楽しいものですが、ゲームタイプの人は、家でゲームをしたいとか友達と飲みに行きたいからとわざと距離を置こうとします。 恋愛において相手と距離をおきたいという気持ちがありながらも、その相手を恋愛の関係としてつなぎとめておきたいという気持ちもあるわけです。 つまり、自分の時間が大事だからとあまり近づいてほしくないと言いながら、相手には常に家で待っていろというようなことを言うようになります。 つまり、この距離を置きながらその相手に自分の支配下に入ってもらうためには、相手に嫉妬させる必要が出てきます。 ですから、男性であれば自分の周りには女性がたくさんいるというようなアピールをわざとします。 普通に考えれば、できるだけ一緒にいる時間を長くして関係を良くしていけばいいにもかかわらず、わざと突き放すというようなことをしながら、自分の周りにはその相手がいなくても代わりになる相手がたくさんいるというようなアピールをすることによって相手を支配しようとするわけです。 これもかなり怖いタイプだと思います。 皆さんがこれから一緒に仕事をしようとか仕事で組もうとか、友達になろうとかいずれ恋愛関係になるかもというような人と話す時には、恋愛に対してどのような考えを持っているのかということを質問してみると、嫉妬や妬みの感情で面倒な人間関係の問題を抱えてしまう相手を見抜くこともできると思います。 ここまで恋愛依存症の傾向と恋愛に対する価値観を解説させてもらいましたが、ダメな恋愛の負の連鎖から抜け出せない人も結構多いのではないでしょうか。 後悔するとわかっていてもいつもひどい男ばかりに引っかかってしまう いつもネガティブな感情ばかりを抱えて苦しい恋愛をしてしまう 既に終わった関係だと分かっているけれど脱け出すことができない コロナを言い訳にまともに連絡もくれないのに別れられない DaiGo師匠の質疑応答でもこのような恋愛にまつわる相談は結構多いです。 師匠の言葉にもあったように、変わるべきなのは自分自身であるということに気づいてください。 いつか彼が気づいてくれたら幸せになれる・・・ 彼が変わってくれれば幸せになれるのに・・・ このように考えるのではなく、「自分が変わらなくてはだめだ」と考えることができれば、ダメな恋愛の負の連鎖を断ち切ることができる日は近いはずです。 大切なのは、 結局は自分がどうしたいのか?  幸せになりたいのか?  ということを自分に投げかけて、自分自身と正面から向き合うことです。 その自分と向き合う時間はしんどいと思いますが、その一時の苦労に耐えるのか、それとも、永遠に続いてしまう苦しい恋と戦うのかということを考えて、ポジティブな方向に自分を変える勇気を持ちましょう。 あなたにとっての理想の恋愛関係とはどんなものですか? あなたの考える理想の恋愛や理想の関係について教えてください。 基本的に恋愛をしていて苦しいと思ったらそれは恋愛依存です。そんな恋愛依存から抜け出した経験なども合わせて、ニコニコのコメント欄で教えていただけたらと思います。 ここから先は、恋愛依存の原因とその改善のための方法について詳しく解説していきます。 もうこれ以上苦しい恋愛をしたりダメな恋愛を繰り返さない方法について知りたい方は、続きをどうぞ。  

一問一答「あなたは恋愛とは何だと思いますか?」【恋愛依存症】

一問一答「あなたの考える才能とはなんですか?」【成長し続ける心理学】

あなたの考える才能とは何ですか? 今回は、質疑応答でDaiGo師匠の考える才能とは何か? という質問と師匠のその答えをもとに、日々成長し続けるために必要なことについてまとめてみたいと思います。 Q. 「DaiGoさんにとっての才能とはなんですか?」 あくまで僕が思う才能ですが、僕はみんなが思うようないわゆる才能はないし、いじめられっ子だったし最初からうまくいったわけでもありません。 今でもこんなに勉強は好きだけれどそれほど勉強ができたわけでもありません。 才能とは一言に尽きます。 「努力が嫌いな人たちの言い訳」 というのが僕にとっての才能の定義です。 これはあくまで科学的ということではなく僕にとっての定義です。 「才能はいつも、努力することが嫌で、自分の頭で考えることが嫌で、自分には才能がないからという言い訳を作って、努力をやめたい、楽に生きたい、他人にぶら下がって生きたいと思う臆病者たちが使う言い訳」 これが僕にとっての才能の定義です。 僕はいつも何かをやろうと思った時に、自分がそれに才能がないかも、あの人は才能があっていいなというようなことが頭によぎるたびに、この言葉を自分にぶつけてきました。 これは愚か者にとっての最高の言い訳だと。 自分は愚か者になっていいのだろうかと。 才能があるかなどうかなんて関係ありません。 自分の欲しいのは成果です。その成果を手に入れるためにあらゆる手段を使えばいいです。 才能がないのであれば、才能以外の手段を使ってその成果を手に入れればいいだけ。 それは、努力でも、習慣化でも、使えるものを使って未来をつかめばいいわけです。 ですが、多くの人がそれをしません。 なぜかと言うと、「才能」という言葉は非常に便利な言葉だからです。 ですから、はっきり言って僕は才能というものは信じません。 科学的にはありますが、僕は自分のことにとっては才能は愚か者の言い訳以外の何者でもないと思って生きています。 ということでした。 あなたは才能を言い訳にしそうになったことがありませんか? それはいつどんなことに対してでしたか? DaiGo師匠は、今までDラボを中心に、才能や生まれ持った状況を言い訳にすることなく皆さんが前に進むための知識について様々な切り口で紹介してきました。 内向的な人がその才能を開花させるための心理学 無駄に自分を責めることなく生きていくための方法 孤独で友達がいない人の隠された能力 カリスマや天才たちのように第一印象をよくする心理学 努力がクセになる性格に変えるための方法 普通の才能で成功するための方法 努力を継続するための習慣化のテクニック 発達障害の隠された能力とそれを活かす方法 あらゆる切り口でみなさんの人生をより良くするために役に立つであろう 知識を紹介してきました。 まだまだ他にもたくさんありましたし、皆さんが強く記憶に残っている知識もあると思います。 強く皆さんに思って欲しいのは、これら全てが師匠が言っている「成果を手に入れるために使える才能以外の手段」だということです。 師匠はそれぞれの皆さんの人生に合わせて使える知識を皆さんが使いやすいように解説してきました。 それを使って、才能を言い訳にすることなく皆さんが求めている成果を手に入れて欲しいと思っているからです。 あなたはどんな知識や手段を使って何を手に入れますか? あるいは、実際にどんなことを手に入れましたか? 皆さんの知識の実践や参考になった放送などあればニコニコのコメント欄で教えてください。 今回は、才能を言い訳にすることなく日々成長し続けるために必要なことをまとめてみます。 前提として、努力は技術でありスキルです! 努力が続かず悩んでいる人も結構いると思いますが、それを自分の努力する力がないからだとか、そもそも努力の才能がないからだと思い込んでいる人が少なくありません。 ですが、はっきり言って努力というものは技術でありスキルです。 その方法を理解して練習して身につけることができれば誰でもできることです。 誰でも少しずつ続けることによって自分や自分の人生を変えていくことができて、それが努力であり、その努力というものはスキルであり技術です。 努力というものはその方法さえ身につけることができれば人の可能性は広がります。 最初のうちは、その努力の方法を知ったら色々なことに手を出してみることが大切です。そんな中で自分が本心からそれをしてみたいというものを見つけたら、そこに努力の技術を使っていけば当然ですがあとは勝手にスキルがあがっていきます。 それが運動やスポーツであっても、語学や資格の勉強であっても自分の進歩を認識することができます。 最初は小さな努力から始めて、その努力を一定以上続けることができたら、その後はスキルが上昇していくので、人は自分の成長を感じると、自然とどんどんモチベーションを感じるようになり、さらに続けてスキルアップしていくことができます。 ですから、自分のスキルの上昇を認識することができるレベルまで努力を続ける方法を使えるように理解しておけば、その後は勝手に成長し続けることができるわけです。 大勢の人が、その自分のスキルの上昇を認識することができるレベルまで、努力が続かないような行動をわざわざしたり、そんなマインドセットを作っているから努力が続かないだけです。 努力が続かない理由その1 :完璧主義による先送り 人間は完璧にやろうとかちゃんとやろうとか、準備が整ったらやろうと考えてしまうと、どんどん行動できなくなってしまうものです。 完璧主義というのは完璧であるという意味ではなく、「完璧ではないという理由ですべてを先送りにする性質」のことです。 結局、自分を認めることができない人が完璧主義に逃げてしまいます。 もっと状況が整わないと・・・ こんな中途半端な状況で行動して失敗したくない・・・ というような思いから行動しなくなり先送りします。 つまり、ありのままの自分や今の自分を認めることができず自己否定の感情を持っているために、状況がもっと整ったらとか、お金に余裕ができたら、才能があったら、もっとうまくいくだろうと考えてしまいます。 そのために行動しなくなるというのが完璧主義による先送りです。 これを防ぐためにはセルフコンパッションの技術を学ぶことが大切です。 マインドフル・セルフ・コンパッション ワークブック 努力が続かない理由その2 :他者比較による甘えと絶望 師匠がいつも言っているように、他人と比較することは簡単に不幸になることができるものです。 自分よりも下の人と比べると自分に対する甘えになります。 自分よりも上の人と比べると、あの人はあんないい暮らしをしているのに、あの人はあんなに素晴らしい才能を持っているのに、それに比べて自分はなんて惨めなんだと絶望につながります。 他人と比べると、自分に対する甘えか絶望のどちらかしかなく、どちらにしても不幸な未来しか待っていないわけです。 皆さんは過去の自分と比べる方向にシフトしてください。 過去の自分と比べて努力を続けることができる自分になるための方法としては、モチベーションについて学んでみるのもいいと思います。 マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力 それが嘘であっても、小さなことでもいいので、人は自分が前に進んでいるということを実感することが唯一のモチベーションを保つ方法だということを教えてくれる本です。 努力が続かない理由その3 :悪い友達による自己コントロール能力の低下 努力しようと思い何かを始めてみたけれど、ついつい他のことをしてしまったり、注意が別のところに移ってしまうという人も多いのではないでしょうか。 これは自分の注意をコントロールする自己コントロール能力が欠如しているから起きるものです。 自己コントロール能力というものは高めることができて、いくつか方法がありますが、最も手軽で確実な方法としては人間関係を変えることです。 人間の性格というものは周りにいる人でかなり変わるものです。 自己コントロール能力のためには、人間の性格の特性の中で物事をコツコツと続けたりするために必要な誠実性が重要になると言われています。 自己コントロール能力は周りの人間の影響をかなり受けやすいものですから、仕事でも勉強でも、自己コントロール能力が高く自分の決めた習慣を必ず守り、物事をコツコツと続けることができる人の隣で仕事や勉強をするだけでも、それを進める能力は20%ほど上がると言われています。 仕事ができる人の隣に座るだけで、仕事の効率が1.2倍から1.3倍ほどにもなるということです。 人が知らないうちに周りの人から影響を受けています。 自分の自己コントロール能力がないというのは自分のせいだけではないかもしれません。 努力が続かないのは自分のせいだけではないかもしれないので、あなたが選んでいる周りの人間関係を見直してみるというのもひとつの処方箋ではあります。 人間関係をリセットして自由になる心理学 (詩想社新書) コミュ障でも5分で増やせる超人脈術 人間関係を整理するためにはやはりこの2冊がおすすめです。 今ある人間関係をリセットして余計な関係をなくすということと同時に、新しい人間関係を手に入れるということを合わせて考えるようにしてください。 人間関係を見直すためには、余計な関係を見極めて切る方法と新しい関係を作る方法の両方が必要になります。 努力が続かない理由その4 :計画錯誤による計画倒れ 人は何かの計画を立てるときにかなり甘く見積もってしまうものです。 ある仕事に1時間ぐらいかかると感じたとしたら、それは実際には2時間ぐらいかかると考えた方がいいです。 人は自分の能力を高めに見積もってしまうせいで、自分の仕事が早く終わると思い込んでしまう計画錯誤が起きてしまいます。 実際には自分ができると思っていることの半分ぐらいにすると丁度いいぐらいです。 ここでは、あえて挫折したり失敗する日をあらかじめ用意しておくということも重要になります。 そんな正しく計画を立てて努力を続けることで成功にたどり着くためには、こちらの本で計画術について学んでみるのもおすすめです。 倒れない計画術:まずは挫折・失敗・サボりを計画せよ! 努力が続かない理由その5 :誘惑による注意散漫 この誘惑による注意散漫が努力が続かない原因になっている一番の原因なのかもしれません。 別に悪い人間関係があるわけでもないのに、注意散漫になり努力が続かないというのであればこれを疑ってみた方がいいです。 人が物事に集中したり注意を示して行動や努力をするということは、かなり環境に依存するものです。 人間関係に限らず周りの環境によって行動がかなり変わってきます。 自分の行動を変えたいとか努力が続く自分になりたいと思うのであれば、環境を見直してみるというのも良い方法です。 自宅や仕事場の環境を整えるためにはこちらの動画がおすすめです。 Dラボ - 最強のデスクー仕事や勉強がはかどる机まわりの環境の整え方 努力を報われる努力にするために  そう言われても、頑張っているのになかなか結果が出ないという人も多いのではないでしょうか。 そんな報われない努力から脱出して報われる努力をできるようになるにはどうすればいいのかということについても紹介しておきます。 自分の能力は鍛えることで向上していくことができるし、自分の未来の可能性は無限大で自分で道を決めていくことができるというしなやかさを持ったマインドセット:成長マインドセットについては、皆さんもよく覚えていることだろうと思います。 逆に、自分の能力はもともと決まっていて、後からどうにもならないというのが固定マインドセットですが、この2つのマインドセットは、場面や状況により結構変わるものです。 しなやかに可能性に敏感になり自分を信じることができる時もあれば、別の場面では、固定マインドセットになることもあると思います。 例えば、ビジネスではいつも自信はあるけれど、恋愛では無理だと考えるような人も多いのではないでしょうか。 勉強はできるけれど運動は無理というように、自分で可能性を決めつけてしまうことが人にはよく起きます。 ですから、今の自分のマインドセットを常にチェックし続けることが大事です。 報われない努力をしている人には、この2つのマインドセットが常に切り替わるものだということを分かっていない人が多いです。 例えば、今自分の目の前にある仕事は新しい可能性なんてないと決めつけてしまったり、自分は常に成長マインドセットを持っているはずなのに、それでも報われないのだからどうしようもないと考えてしまいます。 自分はしなやかな成長マインドセットを持っているという思い込みが、逆に硬直させているということもあるわけです。 人は誰でも、やればできると可能性を信じる時もあれば、やっても無理だと感じる時があり、これは常に切り替わっています。 今自分はどちらにいるのかということをまずは認識することが大切です。 報われない努力から報われる努力に変えるためには3つのポイントがあります。 ポイントその1 :継続的な努力 がむしゃらに一夜漬けのような努力ではなく毎日続けることができる無理をしすぎない努力が大切です。 継続的な努力により一定のパフォーマンスを発揮し続けることができる人が成功をつかむ人の特徴です。 ポイントその2 :正しい戦略 どうすれば最短で自分の目標を達成できるのか、どうすれば自分のやっていることを正しく進んでいると認識することができるのかということを考える戦略が必要です。 例えば、毎日筋トレをやろうと決めるのではなく、何時に行うのが一番習慣になりやすいのか、一番筋肉がつきやすいのはいつなのかということを考えるべきです。 戦略なき努力は無駄になりやすいものです。 ポイントその3 :リソースの有効活用 正しい戦略を考えた上で、自分が持っているリソースや才能というものを有効活用した状態で行う継続的な努力が重要です。 それを考えることなく、ただやればできると考えて行うのががむしゃらな努力で、これは考えればわかると思いますが当然無駄な努力に繋がりやすいものです。 成果や結果に結びついているプロセスに注目 この3つのポイントを踏まえた上で、成果や結果に結びついているプロセスに対して注目することが重要です。 子供のマインドセットを鍛えようとする研究でも、子供に対して成果を褒めては駄目だということが分かっています。 成果につながったプロセスを褒めることが大切です。 良い点を取ったことをただ褒めるとズルをしやすくなり勉強量は減りますが、毎日勉強していたことが良い点を取ることにつながったと毎日勉強していたプロセスの努力を褒めると、その努力はより継続的になり結果も出やすくなります。 これは大人も同じです。 ただやればできると考えて成果だけを見ているとモチベーションが下がってしまいます。 成果を追うのではなく、普段行なっている行動の結果として成果が伴っているのであれば、そのプロセスは間違っていないということですから、それを続けるようにしてください。 成果が伴っていないと言うのであれば、工夫や改善を考えるようにしてください。 その工夫や改善に対して戦略を立てるために結果や成果を利用するのはいいですが、がむしゃらに気合いや根性で結果や成果だけを追い求めている努力は報われません。 どのようなことに対する努力であっても、少ない仕事量で同じ成果が上がるのであればそちらの方が良いはずです。 成果や結果に結びついている活動や行動は何なのかということに常に注目するようにしてください。 そこから使える戦略を見いだすために努力をしてください。 いい戦略や方法が見つかったら、それを習慣化して無理なく継続できるようにして続けていきましょう。 ここまでは、才能を言い訳にすることなく、努力を続けて常に成長していくためにはどうすればいいのかということを解説をさせてもらいました。 あなたは今努力が報われていないと不安になっていませんか? その努力が報われない理由は何だと思いますか? 報われる努力にするために、今から何を始めてみますか? 皆さんのこれまでの知識と実践でも、これからの決意表明でも結構です。 もちろんどんな些細なことでも構いませんので教えていただけたらと思います。 ニコニコのコメント欄で教えてください。 ここから先は、さらに推し進めて、才能を言い訳にすることなく努力を続けることができる人になるための方法について詳しく解説していきます。 知りたい方は続きをどうぞ。  

一問一答「あなたの考える才能とはなんですか?」【成長し続ける心理学】
科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜

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メンタリストDaiGo

慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。 人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。著書累計300万部。

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