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一問一答「あなたがもっとも外見やルックスを気にするのはどんな時ですか?」【恋愛心理学】
2021-12-07 12:00330ptあなたがもっとも「外見やルックス」を気にするのはどんな時ですか?
今回は、外見も内面もイケメンになりたいという方の相談をもとに、恋愛において外見やルックスが気にならなくなる心理学について解説させてもらいます。
Q. 外見も内面もイケメンになるにはどうすればいいですか?
性格や喋り方によって見た目を良く感じさせることはできます。
そういう意味では、以前にも紹介した親切な男になりましょうといった話や、外見的な印象を超えるためのコンプレックスの科学も参考にしていただきたいですが、やはり、健康を考えることが大切だと思います。
運動のテクニックや食べ物の選び方も考えることが大切です。
おすすめは、運動と睡眠と食事を整えながら、性格的な部分と行動の部分でモテる男の特徴を身につけるということをしてもらえれば、自分のパートナーなど特定の人から見たらイケメンになれます。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
「なぜかモテない」を作り出す要因とは?!
「モテる」という言葉は、広く万人にチヤホヤされるという意味と、特定の人に好かれるという意味の2つの意味で使われています。
DaiGo師匠も言っていたように、特定の人からモテることを考えるほうが重要です。
この特定の誰かではなく、広く万人からモテない人の特徴が分かっています。
このような人は得てして同性にもあまりモテないものです。恋愛でも友人関係でも悲しい結果になります。
ただし、これは外見や容姿と違い改善することが出来る特徴が多いです。
この特徴を理解して、改善したり普段から気をつけておくと、恋愛でも人間関係でも失敗することが少なくなります。
シドニー大学を中心とした「関係性破壊要因」と題された研究で、人として付き合いたくない人の特徴を調べています。
嫌われやすい特徴を項目として整理して49タイプに纏め、2744人の男女を対象に、どのタイプが嫌かを調査することによって、モテない人の特徴とそれぞれの項目が重視される度合いを調べました。
ワースト17位:カラダがたくましくない 6%
ワースト16位:カラダがたくましすぎる 9%
ワースト15位:既に子供がいる 14%
ワースト14位:子供を欲しがらない 14%
ワースト13位:無愛想 14%
ワースト12位:喋らなさすぎる 14%
ワースト11位:喋りすぎ 23%
ワースト10位:自分の意見を決して曲げない 33%
ワースト9位:性欲が低い 33%
ワースト8位:テレビの見すぎ、ゲームのし過ぎ 33%
ワースト7位:自信がない 40%
ワースト6位:ベッドテクが下手 46%
ワースト5位:会うために3時間以上かかる場所に住んでいる 49%
ワースト4位:ユーモアのセンスがない 54%
ワースト3位:貧しすぎる 63%
ワースト2位:怠け者 66%
ワースト1位:不潔・服装がだらしない 67%
これがモテない人の特徴ランキングです。
「親切なのにモテない」の原因とは?!
いつもDaiGo師匠も言っているように、モテるためにはどんな特徴よりも親切さが重要です。
親切な人がモテるのであれば、自分は結構親切にしているのになぜかモテないという人もいると思います。
2006年のサウスカロライナ大学の研究で、同じように優しい人でもモテる人とモテない人の違いは何なのかということを調べています。
親切で優しいのにモテない人は、結論としては、共感能力が高すぎる人です。
共感能力が高すぎる人は、親切でもモテないことがあります。
相手が自分に魅力を感じてくれていたとしても、いざ付き合ったり口説くためには押しの強さが必要になります。
ここで共感能力が高すぎると、相手の事情や相手の気持ちを優先しすぎてしまいます。
逆に、共感能力がない場合には、相手の事情は関係なしにアタックすることができます。
ですから、付き合った後には親切で共感能力が高い方がいいですが、共感能力が低い方がアタックはしやすいわけです。
こんなことを言ったら嫌われるかも、
こんなことを言って迷惑だったら申し訳ない、
このようなことを考える人も多いでしょうが、それは共感能力が高すぎるということです。
相手の気持ちを察し過ぎてしまい、結果的に関係が始まりません。
恋愛が始まれば、親切だし共感能力が高いので良い関係を続けることができますが、その恋愛を始めることができないわけです。
ですから、優しさや親切さは重要ですが、恋愛を始める時だけは、相手の事情や気持ちばかりを考えているとチャンスを逃すかもしれないし、いつまでたっても恋愛が始まらないということを覚えておいてください。
それがなかなか難しいという人も多いと思いますが、そんな口説く方法についても後半で解説させてもらいます。
他人への親切や寛大な行動が外見への評価も上げる?!
寛大で優しいと感じられる行動をとるだけで、実は、見た目に対する評価まで上がってしまうということが分かっています。
皆さんが周りに親切にしたり寛大な印象を受ける行動を取った後に、外見に対する評価をしてもらった場合と、特に何もすることなく、ただ外見に対する評価だけをしてもらった場合で比べると、寛大な印象を受ける行動を取った時の方が外見に対する評価が高くなるということです。
それは親切にした相手からの評価が上がるということではなく、直接何かをされたわけでもない人が、それを見ていると外見に対する評価が上がるということです。
寛大で他人に優しい態度をとることができる人は、イケメンまたは美女だと思われる傾向が高くなるということをペンシルベニア大学の研究が示してくれています。
これは心理学でよく言われるハロー効果というもので、ひとつの秀でた部分があると他の部分もすごいと思われやすいということがあります。
見た目がいいと、性格もおそらくいいだろうし育ちもいいのだろうと考えやすくなります。
この逆も成り立って、性格が良く優しくて寛大だという印象が先にあれば、それに影響を受けて外見に対する評価も高くなるとされています。
つまり、外見やルックスに対する評価を高めたいのであれば、親切で寛大な人だという印象を周りに与えるようにしてください。
研究では、ボランティア活動をしている情報を知っていると、それによって評価が高くなる可能性もありますので、ハロー効果を取り除いても、普段から人に優しく寛大な行動をとるようにしていれば、外見に対する評価が高くなるのかということも調べています。
その結果、若者であっても高齢者であっても、ボランティア活動をしている人の方が、ルックスに対する高い評価を得るという傾向が確認されています。
つまり、みんなに見られていないところで他人に親切にしたり、誰かに見られているわけでもないところで、ボランティア活動をしたり慈善活動をすることによって、人はなぜか外見が良くなっていくということです。
この優しさや寛大さと外見的な魅力の間には双方向の関係が確認されたそうです。
他人への親切や寛大な態度が最強の美容法!
もちろん、いくら他人に親切にしたからと言って整形したかのように顔が変わったりするわけではありませんが、人間の魅力というものはかなり複雑なものです。
人間の魅力というものは、表情の作り方や喋り方、身のこなしなど様々な要素が複雑に絡み合い外見的な魅力に影響を与えています。
この様々な要素の中に、他人への親切や寛大な行動をとるということが含まれているということです。
より魅力的だと判断されている人ほど、他人に親切で寛大に接する可能性が高く、他人により多くを与え親切な人ほど、外見的にも魅力的だと思われるということです。
「やさしさ」という技術――賢い利己主義者になるための7講
親切や優しさについて書かれた本でスウェーデンで話題になりベストセラーになった本ですが、こちらもかなり参考になると思います。
寛大さや優しさを求めている方にはぜひ読んでもらいたい本です。
ここから先は、さらに皆さんが自分の外見やルックスを無駄に気にするのではなく、イケメンや美女に負けない良い恋愛をするための心理学を解説していきます。
ぜひ続きをチェックしてみてください。
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