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記事 16件
  • (再配信)週40時間の自由を作り出すための超時間術~時間認知のゆがみを矯正して失われた時間を取り戻すには

    2020-10-07 17:00  
    306pt

    週40時間の自由を作り出すための超時間術
    ~時間認知のゆがみを矯正して失われた時間を取り戻すには
    時間を上手に使いましょうとかよく言われますが、僕たちは失われている時間には結構無頓着だったりします。
    お金の場合でも、たくさん稼ぐためや使い道を考える投資の本などはたくさんあるのに、無駄に出て行っているところへの対策をしようと考える人が少ないものです。ということを考えて出させていただいたのがこちらの本です。


    週40時間の自由をつくる 超時間術
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    みなさんのおかげで大変評判も良いということですので、この本で触れてないことも含めて紹介させていただきます。
    ▼時間がないのは時間認知のゆがみが原因!
    僕たちが時間について考える時には、余計な時間をなくしてうまく時間を使う方法を考えようとか効率よく時間を使おう、そこから時間を作り出そうとしますが、そうではなく、実は時間認知が歪んでいることによって本当は時間があるのにないように感じてしまうのではないか。
    そんなに働いていないのに、自由な時間も作れるのに、リラックスしていないせいで自由な時間も楽しむこともできず、あるのにないと感じているのではないかという疑問が生まれました。
    これは確かで、忙しい人でも時間はあるよと言いながらも誰よりも忙しかったり、とても忙しくて本当に1日に1時間ぐらいしか自由な時間がないのにその限られた時間をゆったりと過ごしている人もいます。
    逆に、自由な時間がたっぷりあるのに忙しい忙しいと何もせず言ってる人もいるわけです。
    仕事が上手だとか下手だとかいうことではありません。
    これは時間の認知、時間をどのように捉えるのかという感覚によって違いが出てきています。
    時間は皆が一率に持っているもののように見えますが、実際には感じ方が違うことで意味が変わってきます。
    これは他のことでも同様で、例えばワインのラベルを変えるだけで人間は感じる味さえも変わってきます。このような人間の認知の歪みに関しては様々なところで確認されていましたから、自然な発想としてこれは時間でも同じことが起きるのではないかということを考えたのがこの本を出すきっかけになりました。
    調べてみると、人間は認知の歪みにより正しく時間を感じることができなくなることがあるということがわかりました。
    僕たちの労働時間は実際には増えていません。現代人は忙しいと言われながらもそんなには増えていません。忙しいと思っている人も実際にはそんなに働いてはいません。にもかかわらず僕たちは週に40時間もの時間を無駄にしています。
    時間の認知が正しく行われないことによってこんなにもたくさんの時間を無駄にしているわけです。
    ですから、効率的な仕事術を手に入れる必要もないし新たに時間を生み出す必要もないしやることを減らす必要もないとなります。もちろん効率を求めることは併せてできればより良いに越したことありませんが、ただ歪みを正してあげれば週40時間の失われた時間を取り戻すことができます。
    ▼やるべきことがちっとも終わらない「時間飢饉」状態を抜け出すには
    ビジネスの時間管理において、近年社会心理学の世界でよく話題に出てくることですが「時間飢饉」とか「時間汚染」という考え方があります。
    時間がないと考え時間に対する渇望のようなものが時間飢饉です。この言葉が最初に使われたのはミシガン大学のパーロー氏の1992年の論文です。現代では働いてる人たちの多くがやることが多すぎるのに時間がなさすぎると書かれていますから、1992年段階で既にこのような考え方が生まれていたわけです。
    今ではスマホができたり新たな技術が生まれることによってこの時間がないという感覚は僕達の中にもっと強まっているという気はしますが、人間は昔から忙しさを感じている人が多かったということです。
    ミシガン大学のその後の追試(2000年と2002年の論文)によって、この時間飢饉の感覚が組織の生産性を大きく下げているのではないかということが確認されています。
    時間がないことが生産を下げるとか時間がないからやるべきことができないと考えていますが、そうではなく、やるべきことは多くあるのに時間がなさすぎると思っていることによって目の前のことに対する生産性が下がり、それによりいつまでたっても仕事が終わらないようになるし目の前のことにも手がつかなくなり仕事は終わらなくなってしまい、その結果時間が足りないという感覚がより強くなる。そして、時間が足りないというその感覚がまた生産性を下げるので仕事が終わらなくなる・・・となります。
    時間飢饉の感覚が生産性を下がるから結果がついてこなくなるということが起きます。
    もちろんやるべき事があまりにも多すぎるとか、時間があまりにも足りなさすぎるという時は別ですが、やるべきことが多すぎるわけでもないし時間が足りないというわけでもありません。
    時間飢饉の感覚によって生産性が低下していることが問題ですから、実はやるべきことはそんなにない、時間も結構あるという感覚を持つことによって、かえって仕事も進むようになるし時間も保つことができるようになるということです。
    これが今回のこの本で一番言いたかったことです。
    僕たちはもっと時間があったらいろんなことができると思いがちですが、そうではないわけです。時間はあります。この感覚を皆さんにも身につけてもらいたいと思います。
    ▼時間認知はどのようにして歪んでいくのか?
    「時間飢饉」
    2015年にデューク大学が時間飢饉の心理に関する研究を行っています。123人の男女を対象にお金や仕事に関するトラブルを想像してもらい、それにより人間の時間飢饉の感覚はどのように起きるのかということを調べたものです。 
    その結果、コンフリクト(競合する、ぶつかる、葛藤する)という概念があり、ゴールに対するコンフリクトが大きくなるほど切羽詰まった感覚や焦りが生まれてやることはたくさんあるのに時間が足りないという感覚に襲われ、その結果時間飢饉が起きるということがわかりました。
    このコンフリクトが時間飢饉の原因だということです。
    コンフリクトとは、例えば・・・

    子供との時間を過ごしたいのだけれど、自分の給料を上げるために資格の勉強したい。
    老後のために貯金をしたいけれど今欲しいものがある。
    ダイエットしたいけれど目の前に食べたいケーキがある。

    このような、同時には2つの目標を達成できないような競合してしまうものがコンフリクトです。これが生まれると時間飢饉が起きます。
    やるべきことが多くても1つずつ片付けていくことができれば結構物事は終わるものです。ところがそれぞれが競合するものであったらどれから手をつけていいかが分からなくなってしまうわけです。全てが両立していないという感覚が焦りを生み、やるべきことがたくさんあるのに時間が足りないという感覚を作ってしまいます。
    この対策としては色々な方法がありますが、僕の場合は自分の目的に全てを繋げてしまうというテクニックを使っています。そうすることでたくさんのことをやっていても競合するコンフリクトを防いでいます。
    例えば、ニコニコの放送をすることは知識の定着に役立ちます。知識の定着ができると本を書くときにもとても役立ちます。いい本を書くことができればコンサルタントの仕事も入ってくるようになります。その際企業から実際にもらう悩みやビジネスを作る時には心理学の知識は役立ちます。僕の人生の目的は知識の最大化ですから、本や論文を読んでいる時は一番幸せな時です。ということは自分の自由な時間も担保することができる。というように全てが繋がっています。こうなると何も悩むことはなくなります。
    これが最も効果のあるテクニックです。
    自分の人生の目的を決めて全ての行動をそこにつなげてしまうというテクニックです。
    これはリフレーミングともいい、自分のやっている仕事や活動が自分の人生の目的にどれぐらい繋がるのか、自分のしている1日の行動のその全てが人生の目的に繋がっているということが分かるとコンフリクトはなくなり生産性は上がり新しいことも次々とできるようになります。
    ですから、僕は毎日よく働くなと言われますが、そもそも働いているという感覚がないわけです。これが僕の人生だからです。全ての行動が自分の人生につながっているからです。この感覚を持つことができるとコンフリクトはゼロになります。
    問題なのはやるべきことがたくさんあることではありません。人生の目的はこれだというやるべきことが分かっていないから矛盾する目標を自分が持っているわけです。そのコンフリクトによってやるべきことが多いという時間飢饉が生まれています。
    自分の人生の目的を考えてやるべきことを整理することから始めるべきです。1つの目標につなげていくようにすればいいということです。
    コンフリクトする目標を立ててしまうと時間飢饉の感覚は強くなっていき、時間の浪費に対する罪悪感やゴールを達成できないことの恐怖がストレスを生むようになり、その結果実際よりも時間が足りないという感覚になってしまいます。
    時間飢饉の原因はコンフリクトによるストレスです。
    ですから、ストレス対策もこの時間飢饉には効果があります。
    以前紹介しましたが、時間が足りないと感じている時には他人に親切にするといいということが分かっています。余裕があるという感覚を持つことができて実際に時間を上手に使うことができるという研究があります。他人に親切にすることによって自分が社会に必要とされているという感覚を得たり感謝されることによりストレスを発散することができます。それにより時間飢饉の感覚が下がるので生産性が上がり自分の仕事もはかどるということです。
    時間のない人ほど他人のために時間を使った方がいいということです。
    今まで計画術の話も何度かしてきましたが、この時間術と計画術の話は結構かぶっていて、計画する時にもコンフリクトが起きないような目標の立て方をすることがとても大事です。
    漫然とただやるべきことを to do リストなどに入れて行くと何が起きるかというと、コンフリクトが生まれ、いつまで経っても終わらないということが起きます。両立させるにはどうすればいいのか、あるいは、片方の目標をリフレーミングさせることによって目標を1つの行動で成り立たせることにはどうすればいいのかということを考えるのが大事です。
    目標を立てる時にはコンフリクトが起きていないかということに注意をして立てることが重要です。
    「時間汚染」
    時間飢饉の感覚をもたらす者にもう1つ時間汚染というものがあります。Contaminated Timeという概念があり、これはメリーランド大学のジョン・ロビンソン教授が提唱しているものです。
    今目の前でやっていることがあるにも関わらず、その時間の合間合間に人に話しかけられたり LINE が鳴ったりどうでもいいことを思い浮かべたりというように何度も何度も分断されることが起きます。このように分断され時間が細切れになることが時間汚染です。
    つまり、まとまって1つのことに集中できたりのんびりと1つの事を楽しむことができるはずなのにそこに余計なものが入ってきて時間が細切れになることで時間汚染が起きるわけです。
    これは、要するにマルチタスクです。色々な事を同時にしようとすると時間が分断されます。これが時間飢饉の感覚を加速させるということが分かっています。
    しかも、分断された時間は脳の前頭前野(ネガティブな感情を処理したり理性を司る)にストレスを与えてしまい、それにより扁桃体(苛立ちや恐怖といった感情を生み出す)が活性化し、時間が足りないという不安や焦りが生まれてその結果時間飢饉という感覚が起きるということです。
    ですから、時間を分断しないようにすることが大事です。
    自宅でゆっくり映画を見ているのに LINE をする人、読書している最中でもスマホの通知が鳴ったらすぐチェックする人がいますが、これは危険です。
    普段自分がプライベートでのんびりしている時間なのにわざわざ自ら時間汚染を起こしているわけです。それにより時間飢饉が起きてしまい、最近仕事が忙しくてプライベートな時間が全く取れないと言う結果を自分で引き起こしています。せめて、自分のプライベートなゆっくりする時間ぐらいは時間汚染が起きないようにした方がいいです。
    できるだけ分断されることなく一定の時間同じ行動をとることによってストレスというのは対策できるものです。
    ストレス対策の話でも紹介しましたが、ミネソタ大学の研究で本を読まない人が1日に30分ゆっくり読書する時間を作るだけで僕たちのストレスは68%も減少することが分かっています。
    この時間の分断を防いだり、すでに時間飢饉を感じてしまった時にこの時間飢饉の感覚を抑えて生産性が下がらないようにして目の前のことに集中するにはどうすればいいのか?
    簡単にわずか数分で時間飢饉の感覚から抜け出す方法があります。
    続きの内容は・・・▼わずか2分で時間飢饉の感覚を15%も減少させるテクニックとは?「時間飢饉のリフレーミング」「時間飢饉と親切」▼ある写真を見るだけで時間認知が修正される?
     
  • 1回読むだけで記憶に残る!最強の読書「メタ認知読書術」

    2020-08-27 16:59  
    306pt
    本当に理解力を高めるための読書術には、どんなものがあるのかという研究は色々と行われています。2013年にハジェテペ大学が過去に行われた様々な読書術研究の中から信頼性が高い研究を15個選び出して、本の理解力を高める方法を徹底的に調べたレビュー研究があります。
    そこから、本の理解力を高める読み方が分かっています。
    大きく分けて6つのテクニックがあり、これらを使うと理解力は高まります。
    6つの読書テクニック

    プレディクティング(Predicting):本の内容を予測する
    ビジュアライジン(Visualizing):視覚的に想像する
    コネクティング(Connecting):自分の知っていることや本の内容を結びつける
    サマライジング(Summarizing):要約する
    クエスチョニン(Questioning):自分に対して本の内容を質問する
    インフィリング(infilling):行間を読む

    1. プレディクティング(Predicting)
    その本に書いてある内容を予測する手法です。
    普段から書籍のタイトルや著者・目次・帯などから、皆さんもどんなことが書いてあるかを想像するとは思いますが、記憶に残すためのポイントとしては、自分の過去の経験や自分がすでに持っている知識を使って、その本にどのようなことが書いてあるのかを予測するということが重要になります。
    もちろん、タイトルや目次を見ながらでも結構ですので、まずは、どのようなことを書いてあるのかを予測してください。
    自分の知識と結びつけて物事を見るようになるので、予測力も鍛えられますし、自分の知識や予測とどれぐらい違っていたのかということを後からチェックできるので、意外性が記憶として残ります。
    サプライズや意外だったことは記憶に残りやすいというのは、納得できると思います。
    最初に予測があるからこそサプライズがあります。最初のプレディクティング(Predicting)がないと、予測を裏切るということは起きないので意外性はなく記憶に残りにくくなります。
    ですから、最初に予測することを行ってください。
    さらに、大切なのは、実際に読み終わった後に、自分の予測がどれぐらい正しかったのか自己採点しないといけません。それをすることなくただ目次を見て予測するだけでは意味がありません。
    こんな内容が書いてあるだろうとか予測した内容をメモしておくとか、記録しておくといいです。
    重要なところを音読すると記憶に残りやすくなるという研究もありますので、ぼくのおすすめは、この目次のこの部分はこんなことが書いているのではないかなという予測をスマホの音声認識機能でメモする方法です。記録せずに記憶だけでこの採点をしようとすると、バイアスも働いて正しく採点できませんので全部でなくとも自分が興味がありそうな一部だけでもいいので記録しておきましょう。
    ポイントとしては・・・
    自分の知識や経験に基づいて予測をする
    予測を記録しておく
    読み終わった後に予測の自己採点をする
    2. ビジュアライジン(Visualizing)
    自分が読んでいる内容を頭の中に思い浮かべてみる作業です。登場人物の行動や姿とかをイメージしたり紙に書き出してみるというのが基本です。小説であればみなさん自然としていると思います。
    実用書だと後から内容を聞かれても思い出せないという人でも、ストーリーのある小説だと説明できるものです。
    参考書や実用書で内容を思い出せないのはビジュアライジングしていないからです。
    当たり前ですが、いい小説は映画のように登場人物の姿や行動などを映像として想像しながら読みますから記憶に残るわけです。
    最近流行っている漫画でわかる◯◯シリーズはこのビジュアライジングをしやすいから手軽に読めます。
    実用書や教養書、専門書や参考書も方法が違うだけでビジュアライジングができます。
    論理構造をマインドマップのように絵でイメージをします。例えば、前提→解説→結論を絵でイメージします。
    例えば、この研究は前提がこれ、意外な実験としてこういったものがあって、結果はこうなったという論理構造を頭の中に映像で想像します。
    ガリレオのノートも絵のようになっています。検索すると出てくると思いますから見ていただくと論理構造が絵のようになっています。
    実際に学生の方達におすすめしたいのが、テスト勉強をするときにテスト範囲の内容をA4の紙一枚に纏めてみてください。
    試験前に何枚も何枚もプリントを見返したりしている人がいますが、そうすると、焦ってしまって全く記憶に残らないものです。ところが、A4用紙1枚に試験範囲の内容の用語や単語だけでいいので、ビジュアライジングして纏めておいて試験前にそれを見返すと、記憶を引き出しやすくなります。これだけでもテストの結果はよくなります。
    一度学んだことであれば、ビジュアライジングしておくことで記憶を引き出しやすくなりますから、これだけでもテストの成績はあがります。
    テストの前日にテスト範囲の内容をビジュアライジングしてまとめるというのもおすすめです。
    皆さんも覚えていたはずなのに思い出せないものも、何かヒントがあると思い出すことがあると思います。それは忘れているわけではなく思い出せないだけです。人間は本を読んだり勉強した直後はパーツ一つ一つは覚えているものですが、組み立てる設計図をビジュアライジングして、それを組み上がった状態でイメージできるようにしておかないと思い出すことができないわけです。
    残りの4つのテクニック・・・ 

    コネクティング(Connecting):自分の知っていることや本の内容を結びつける
    サマライジング(Summarizing):要約する
    クエスチョニン(Questioning):自分に対して本の内容を質問する
    インフィリング(infilling):行間を読む

    を知りたい方は続きをどうぞ。
     
  • (再配信)まだマーカー使ってるの?本当に効く勉強法アクティブラーニング入門

    2019-11-13 11:50  
    306pt
    本当に効く勉強法アクティブラーニング入門
    冒頭の無料枠部分は・・・
    ブログ▶︎https://daigoblog.jp/activelearning/
    動画▶︎https://youtu.be/RNNLJGbcfU0
    効果的な勉強法とそうでない勉強法を徹底的に調べた研究があります。
    2013年にケント州立大学が過去の様々な学習方法をレビューしてくれています。そこからよく使われている10の学習方法を選び、効果が高いものと低いものに分けて、その効果の高低を分けるポイントとは何なのかということを追求しようとしたものです。
    よく使われている学習方法10
    1. インテロゲーション
    単純に情報をうのみにするのではなく、疑問を持ち自分で調べてみる
    2. 自己解説
    得た情報が、自分が既に知っている情報や知識と関係があるのかということを調べる
    3. 要約
    要点をまとめる
    4. ハイライト・アンダーライン
    大事なポイントにマーカーや線を引く
    5. キーワードメネモニック
    キーワードをピックアップする
    6. テキストイメージング
    テキストの内容を図としてイメージする
    7. 再読
    何度も読み返す
    8. 模試
    テストや問題をつくる
    9. 分散学習
    勉強時間を細切れにしてジャンルを織り交ぜて勉強する
    10. インターリービング
    ひとつの勉強の間に様々なパターンの学習を行う
    効果が高い学習方法TOP3
    模試
    分散学習
    インターリービング

    特に、模試と分散学習が効果的ということです。
    結局、重要になるのは、「能動学習」。
    自分の頭を使って考えることが重要です。受け身になった瞬間に人間は覚えることができなくなるので、自分の頭を使って情報を複雑化して覚えるアクティブラーニングが重要ということです。
    学生の方はもちろん、社会人になっても使えるアクティブラーニングのテクニックを紹介します。
    これから受験生になるお子さんがおられる方も、人に教える場合には、まずは自分で使えるようになってください。説得力もかなり変わってきます。
    短時間で効率よく学びたい人にはお勧めの方法です。実践的なアクティブラーニングのテクニックを知りたい方は続きをどうぞ。
    ※ブロマガは、システム上入会月以降のブログが読み放題となりますので、お早めの入会をお勧めします。
    ■記事が見れないなどの不具合についてのお問い合わせは、ニコニコヘルプまで個別にお問い合わせください。 https://bit.ly/2UXc7hT サイト内の下部にある「サポートに問い合わせする」より、お問い合わせくださいますようお願いします。
     
  • (再配信)意志の力に頼らずに行動力を上げて「やりきる心理学」

    2019-10-30 11:50  
    306pt
    ▼やりきる心理学
    何かをやりきるというのは大変なものです。
    目標の立て方など色々な方法により達成率を上げることはできますが、それを知らずに、がむしゃらにやると余計に苦労してしまいます。
    ずっと疑問なことではありましたが、学校の授業では、道徳とか総合とか教えてくれても目標達成のための授業はしてくれません。教えることができる人がいないというのが答えになりそうですが、不思議で仕方がありません。
    以前、講演に行った際に「うちの生徒はダメなんで・・・」というようなことを言う教師がいて、喧嘩したという話を紹介したことがありますが、教師の方が間違っています。
    心理学の世界でも言われることですが、適切な教育を施すことによって、ほとんどの子供はある程度の知能レベルまで持っていくことができます。生徒のことをダメだと決めつけてしまっている学校と教師がダメなだけで、生徒に可能性がないわけではありません。
    タイプ分けが好きな教師もいますが、それは結局、やる気がある生徒とそうでない生徒の見分け方を知りたいと思っているだけで、やる気がない生徒をやる気があるようにさせるのが教師の仕事です。見分けることで自分ではなく、やる気のない生徒のせいにしたいという気にしか感じません。
    タクシーに乗って、目的地に着かないのをお客の乗った場所が悪いとでも言っているようなものだと思います。僕が講演に行って盛り上がらなかったのを観客のせいにするのもありえないわけです。
    そんな面倒な人達にはできるだけ関わらない方がいいと思いますが、やる気のある人たちのために、意志の力に頼ることなく自分の目標を達成するにはどうすればいいのかということを紹介します。
    今回の参考文献はこちらです↓
    より掘り下げて勉強したい人や、今日は他の人のやる気を引き出す話までは触れられませんのでそのあたりを知りたい方は読んでみてください。



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    ハイディ・グラント・ハルバーソン博士は意思力の研究ではなくモチベーション、動機づけの研究をされている方で、モチベーションと目標達成の専門家です。どうすればやる気が上がるのかだけではなくどうすれば目標達成に向けてモチベーションを維持できる心理状態にすることができるのかということを調べられていて、これはおすすめの本です。
    素晴らしい本なので、これを読んでいただいても結構ですが、より分かりやすくまとめて紹介します。ここから先の内容は・・・誘惑に負けそうになった時には?目標は具体的・高難易度のほうが能力UPwhyとwhatの思考法を使い分けて、難しいことにも挑戦できる
    自分のフォーカスタイプを知ればやる気も思いのままに
    意志の力なしで行動できる!条件型目標の立て方
     
  • (再配信)週40時間の自由を作り出すための超時間術~時間認知のゆがみを矯正して失われた時間を取り戻すには

    2019-08-13 11:50  
    306pt

    週40時間の自由を作り出すための超時間術
    ~時間認知のゆがみを矯正して失われた時間を取り戻すには
    時間を上手に使いましょうとかよく言われますが、僕たちは失われている時間には結構無頓着だったりします。
    お金の場合でも、たくさん稼ぐためや使い道を考える投資の本などはたくさんあるのに、無駄に出て行っているところへの対策をしようと考える人が少ないものです。ということを考えて出させていただいたのがこちらの本です。


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    みなさんのおかげで大変評判も良いということですので、この本で触れてないことも含めて紹介させていただきます。
    ▼時間がないのは時間認知のゆがみが原因!
    僕たちが時間について考える時には、余計な時間をなくしてうまく時間を使う方法を考えようとか効率よく時間を使おう、そこから時間を作り出そうとしますが、そうではなく、実は時間認知が歪んでいることによって本当は時間があるのにないように感じてしまうのではないか。
    そんなに働いていないのに、自由な時間も作れるのに、リラックスしていないせいで自由な時間も楽しむこともできず、あるのにないと感じているのではないかという疑問が生まれました。
    これは確かで、忙しい人でも時間はあるよと言いながらも誰よりも忙しかったり、とても忙しくて本当に1日に1時間ぐらいしか自由な時間がないのにその限られた時間をゆったりと過ごしている人もいます。
    逆に、自由な時間がたっぷりあるのに忙しい忙しいと何もせず言ってる人もいるわけです。
    仕事が上手だとか下手だとかいうことではありません。
    これは時間の認知、時間をどのように捉えるのかという感覚によって違いが出てきています。
    時間は皆が一率に持っているもののように見えますが、実際には感じ方が違うことで意味が変わってきます。
    これは他のことでも同様で、例えばワインのラベルを変えるだけで人間は感じる味さえも変わってきます。このような人間の認知の歪みに関しては様々なところで確認されていましたから、自然な発想としてこれは時間でも同じことが起きるのではないかということを考えたのがこの本を出すきっかけになりました。
    調べてみると、人間は認知の歪みにより正しく時間を感じることができなくなることがあるということがわかりました。
    僕たちの労働時間は実際には増えていません。現代人は忙しいと言われながらもそんなには増えていません。忙しいと思っている人も実際にはそんなに働いてはいません。にもかかわらず僕たちは週に40時間もの時間を無駄にしています。
    時間の認知が正しく行われないことによってこんなにもたくさんの時間を無駄にしているわけです。
    ですから、効率的な仕事術を手に入れる必要もないし新たに時間を生み出す必要もないしやることを減らす必要もないとなります。もちろん効率を求めることは併せてできればより良いに越したことありませんが、ただ歪みを正してあげれば週40時間の失われた時間を取り戻すことができます。
    ▼やるべきことがちっとも終わらない「時間飢饉」状態を抜け出すには
    ビジネスの時間管理において、近年社会心理学の世界でよく話題に出てくることですが「時間飢饉」とか「時間汚染」という考え方があります。
    時間がないと考え時間に対する渇望のようなものが時間飢饉です。この言葉が最初に使われたのはミシガン大学のパーロー氏の1992年の論文です。現代では働いてる人たちの多くがやることが多すぎるのに時間がなさすぎると書かれていますから、1992年段階で既にこのような考え方が生まれていたわけです。
    今ではスマホができたり新たな技術が生まれることによってこの時間がないという感覚は僕達の中にもっと強まっているという気はしますが、人間は昔から忙しさを感じている人が多かったということです。
    ミシガン大学のその後の追試(2000年と2002年の論文)によって、この時間飢饉の感覚が組織の生産性を大きく下げているのではないかということが確認されています。
    時間がないことが生産を下げるとか時間がないからやるべきことができないと考えていますが、そうではなく、やるべきことは多くあるのに時間がなさすぎると思っていることによって目の前のことに対する生産性が下がり、それによりいつまでたっても仕事が終わらないようになるし目の前のことにも手がつかなくなり仕事は終わらなくなってしまい、その結果時間が足りないという感覚がより強くなる。そして、時間が足りないというその感覚がまた生産性を下げるので仕事が終わらなくなる・・・となります。
    時間飢饉の感覚が生産性を下がるから結果がついてこなくなるということが起きます。
    もちろんやるべき事があまりにも多すぎるとか、時間があまりにも足りなさすぎるという時は別ですが、やるべきことが多すぎるわけでもないし時間が足りないというわけでもありません。
    時間飢饉の感覚によって生産性が低下していることが問題ですから、実はやるべきことはそんなにない、時間も結構あるという感覚を持つことによって、かえって仕事も進むようになるし時間も保つことができるようになるということです。
    これが今回のこの本で一番言いたかったことです。
    僕たちはもっと時間があったらいろんなことができると思いがちですが、そうではないわけです。時間はあります。この感覚を皆さんにも身につけてもらいたいと思います。
    ▼時間認知はどのようにして歪んでいくのか?
    「時間飢饉」
    2015年にデューク大学が時間飢饉の心理に関する研究を行っています。123人の男女を対象にお金や仕事に関するトラブルを想像してもらい、それにより人間の時間飢饉の感覚はどのように起きるのかということを調べたものです。 
    その結果、コンフリクト(競合する、ぶつかる、葛藤する)という概念があり、ゴールに対するコンフリクトが大きくなるほど切羽詰まった感覚や焦りが生まれてやることはたくさんあるのに時間が足りないという感覚に襲われ、その結果時間飢饉が起きるということがわかりました。
    このコンフリクトが時間飢饉の原因だということです。
    コンフリクトとは、例えば・・・

    子供との時間を過ごしたいのだけれど、自分の給料を上げるために資格の勉強したい。
    老後のために貯金をしたいけれど今欲しいものがある。
    ダイエットしたいけれど目の前に食べたいケーキがある。

    このような、同時には2つの目標を達成できないような競合してしまうものがコンフリクトです。これが生まれると時間飢饉が起きます。
    やるべきことが多くても1つずつ片付けていくことができれば結構物事は終わるものです。ところがそれぞれが競合するものであったらどれから手をつけていいかが分からなくなってしまうわけです。全てが両立していないという感覚が焦りを生み、やるべきことがたくさんあるのに時間が足りないという感覚を作ってしまいます。
    この対策としては色々な方法がありますが、僕の場合は自分の目的に全てを繋げてしまうというテクニックを使っています。そうすることでたくさんのことをやっていても競合するコンフリクトを防いでいます。
    例えば、ニコニコの放送をすることは知識の定着に役立ちます。知識の定着ができると本を書くときにもとても役立ちます。いい本を書くことができればコンサルタントの仕事も入ってくるようになります。その際企業から実際にもらう悩みやビジネスを作る時には心理学の知識は役立ちます。僕の人生の目的は知識の最大化ですから、本や論文を読んでいる時は一番幸せな時です。ということは自分の自由な時間も担保することができる。というように全てが繋がっています。こうなると何も悩むことはなくなります。
    これが最も効果のあるテクニックです。
    自分の人生の目的を決めて全ての行動をそこにつなげてしまうというテクニックです。
    これはリフレーミングともいい、自分のやっている仕事や活動が自分の人生の目的にどれぐらい繋がるのか、自分のしている1日の行動のその全てが人生の目的に繋がっているということが分かるとコンフリクトはなくなり生産性は上がり新しいことも次々とできるようになります。
    ですから、僕は毎日よく働くなと言われますが、そもそも働いているという感覚がないわけです。これが僕の人生だからです。全ての行動が自分の人生につながっているからです。この感覚を持つことができるとコンフリクトはゼロになります。
    問題なのはやるべきことがたくさんあることではありません。人生の目的はこれだというやるべきことが分かっていないから矛盾する目標を自分が持っているわけです。そのコンフリクトによってやるべきことが多いという時間飢饉が生まれています。
    自分の人生の目的を考えてやるべきことを整理することから始めるべきです。1つの目標につなげていくようにすればいいということです。
    コンフリクトする目標を立ててしまうと時間飢饉の感覚は強くなっていき、時間の浪費に対する罪悪感やゴールを達成できないことの恐怖がストレスを生むようになり、その結果実際よりも時間が足りないという感覚になってしまいます。
    時間飢饉の原因はコンフリクトによるストレスです。
    ですから、ストレス対策もこの時間飢饉には効果があります。
    以前紹介しましたが、時間が足りないと感じている時には他人に親切にするといいということが分かっています。余裕があるという感覚を持つことができて実際に時間を上手に使うことができるという研究があります。他人に親切にすることによって自分が社会に必要とされているという感覚を得たり感謝されることによりストレスを発散することができます。それにより時間飢饉の感覚が下がるので生産性が上がり自分の仕事もはかどるということです。
    時間のない人ほど他人のために時間を使った方がいいということです。
    今まで計画術の話も何度かしてきましたが、この時間術と計画術の話は結構かぶっていて、計画する時にもコンフリクトが起きないような目標の立て方をすることがとても大事です。
    漫然とただやるべきことを to do リストなどに入れて行くと何が起きるかというと、コンフリクトが生まれ、いつまで経っても終わらないということが起きます。両立させるにはどうすればいいのか、あるいは、片方の目標をリフレーミングさせることによって目標を1つの行動で成り立たせることにはどうすればいいのかということを考えるのが大事です。
    目標を立てる時にはコンフリクトが起きていないかということに注意をして立てることが重要です。
    「時間汚染」
    時間飢饉の感覚をもたらす者にもう1つ時間汚染というものがあります。Contaminated Timeという概念があり、これはメリーランド大学のジョン・ロビンソン教授が提唱しているものです。
    今目の前でやっていることがあるにも関わらず、その時間の合間合間に人に話しかけられたり LINE が鳴ったりどうでもいいことを思い浮かべたりというように何度も何度も分断されることが起きます。このように分断され時間が細切れになることが時間汚染です。
    つまり、まとまって1つのことに集中できたりのんびりと1つの事を楽しむことができるはずなのにそこに余計なものが入ってきて時間が細切れになることで時間汚染が起きるわけです。
    これは、要するにマルチタスクです。色々な事を同時にしようとすると時間が分断されます。これが時間飢饉の感覚を加速させるということが分かっています。
    しかも、分断された時間は脳の前頭前野(ネガティブな感情を処理したり理性を司る)にストレスを与えてしまい、それにより扁桃体(苛立ちや恐怖といった感情を生み出す)が活性化し、時間が足りないという不安や焦りが生まれてその結果時間飢饉という感覚が起きるということです。
    ですから、時間を分断しないようにすることが大事です。
    自宅でゆっくり映画を見ているのに LINE をする人、読書している最中でもスマホの通知が鳴ったらすぐチェックする人がいますが、これは危険です。
    普段自分がプライベートでのんびりしている時間なのにわざわざ自ら時間汚染を起こしているわけです。それにより時間飢饉が起きてしまい、最近仕事が忙しくてプライベートな時間が全く取れないと言う結果を自分で引き起こしています。せめて、自分のプライベートなゆっくりする時間ぐらいは時間汚染が起きないようにした方がいいです。
    できるだけ分断されることなく一定の時間同じ行動をとることによってストレスというのは対策できるものです。
    ストレス対策の話でも紹介しましたが、ミネソタ大学の研究で本を読まない人が1日に30分ゆっくり読書する時間を作るだけで僕たちのストレスは68%も減少することが分かっています。
    この時間の分断を防いだり、すでに時間飢饉を感じてしまった時にこの時間飢饉の感覚を抑えて生産性が下がらないようにして目の前のことに集中するにはどうすればいいのか?
    簡単にわずか数分で時間飢饉の感覚から抜け出す方法があります。
    続きの内容は・・・▼わずか2分で時間飢饉の感覚を15%も減少させるテクニックとは?「時間飢饉のリフレーミング」「時間飢饉と親切」▼ある写真を見るだけで時間認知が修正される?
     
  • (再配信)腕立て1回から始める「いい習慣を量産する技術」

    2019-07-30 11:50  
    306pt
    腕立て1回から始める「いい習慣を量産する技術」

    一切運動をしたことがなかった僕でも習慣の力を使うことで腹筋を割ることもできました。
    腹筋を割るために使ってもいいですし、ダイエットにも語学や新しい何かを学ぶことにも使えます。何かを続けることによって達成することができるものであればあらゆることに使うことができる習慣化のテクニックについて紹介します。

    <冒頭部分>
    動画▶︎https://youtu.be/H2aaHPZ-67w
    ブログ▶︎https://daigoblog.jp/small-habits/

    <概要>
    小さな習慣から始めていく

    まずは嫌だと感じる感覚を麻痺させる

    飽きてしまい終わらないように、小さな変化を取り入れる

    脳にとって最も効率がいいこととは、習慣化により慣れている行動
    ゆっくりとした変化を好むのは、人間は大きな変化に対して適応していないから
    どんなに疲れていてもちゃんと習慣化できてさえいれば自動的に行うことができる

    この先の人生を変える小さな習慣を具体的にどのように作っていけばいいのかという内容は続きをどうぞ↓↓↓続きの内容は・・・▼小さな習慣の3つの条件▼悪い習慣がストレスを、ストレスが悪い習慣を繰り返させる負のループを抜け出すには▼習慣化の兆しを見極めれば、着実にいい習慣を量産できる▼3日坊主の原因「熱意逓減法則」を打ち破るには
     
  • (再配信)理由もなくやる気が出ない「無気力状態」脱出法

    2019-06-19 11:50  
    306pt
    1. なんとなくやる気が出ない本当の理由は
    キャロル・S・ドゥエック博士のマインドセット「やればできる! 」の研究にあるように、やればできるという考え方を持っている人は実際にモチベーションも上がるし成功しやすいということが分かっています。
    このマインドセットの作り方が大事になってきます。キャロル・S・ドゥエック博士のマインドセットは成長マインドセットといって内容が深いので後日改めて紹介します。
    人間はやればできるという感覚を持っている方がレジデンスも高まり心が折れても元に戻る能力も高くなりモチベーションも上がり判断能力も高まる上に、実際の能力も高まるということが分かっています。
    とはいえ、このやればできるという感覚を作るには時間もかかりますので、その中でも比較的簡単に能力を鍛えていく方法を紹介します
    もっとも簡単にマインドセットを作る方法、よく「やる気スイッチ」とか言いますが、どこにあると思いますか?
    実は、やる気スイッチは背中にあります。
    正確には、背骨、姿勢がマインドセットを操っています。実際にいくつかのポーズや環境によって僕たちのマインドセットは変えることができます。
    その姿勢の作り方を紹介します。
    まずは、クリエイティブポーズを覚えてください。創造性というのは才能ではなく心の状態です。今までなかったような新しいアイデアを生み出せる人自分たちとは違う能力を持っていると思いがちです。
    ところが、人間は常に創造的な人はいません。創造的な才能を持っているから創造的な人というわけではなくて、たまたま創造的な、クリエイティブな事を考えやすいような心の状態になっているというだけです。つまりクリエイティブというのは才能ではなく、心の状態です。その状態に自分の心理状態を持っていくことが出来たら、創造性を発揮できます。
    クリエイティブポーズの取り方です。
    それは、創造性を発揮していた時のポーズを取ることです。自分が面白い事、いいアイデアを思い付いた時のポーズを覚えておいてください。その時のポーズを取るとクリエイティブになるという事が実際にわかっています。
    これは身体化された認知というものが関わっています。
    認知というのは、身体の動きによって左右されます。
    例えば、考えるポーズを取っている時は、ポーズを取っていない時より粘り強く考え込んだり取り組むことが出来ます。
    芸術家や音楽家の方がひらめく時はどういう時ですか?と聞かれると、大抵すぐに答える事が出来ます。それは自分がどういう態勢や環境にあるとひらめきやすいかという事をわかっているから、それに近づけて考えてひらめこうとしています。自分がクリエイティブだったときの場所や姿勢、ポーズや服装を意識して、自分のクリエイティブポーズを探してクリエイティブになってください。
    スティーブジョブズやマークザッカーバーグもそうですがいつも同じような服装や組み合わせをするクリエイティブな人がいます。いつも服を変える人よりも服装を固定していると差が分かりやすくなります。同じような服装や環境で同じようなことをしているのにクリエイティブになる時とそうでない時があり、そこには何か違いがあるはずでその違いは何なのかと考えた時にクリエイティブになれるスイッチに気づきやすくなります。
    そのスイッチが分かるからこそ自分を強制的にクリエイティブにすることができるわけです。
    自分の判断力が高かった時、物事がうまく進んでいた時、やる気が出ていた時、その時がどのような状況だったのかを考えるといいと思います。
    そういう意味では、勉強しようと思って机に向かってもなかなか集中できないという人がいますが、その人にとっては机に向かっているその状況は集中できる状況ではないということです。
    リビングのこの場所だと集中できる、図書館のあの席だと勉強がはかどる、電車に乗ると角の席だと寝てしまうけれど真ん中の席だと眠るわけにもいかないから英単語の勉強をいつもしているというように環境によって人間の行動は結構決まっているものです。
    集中できない場所ではいつも集中できないということです。
    もし集中できる時もあれば集中できない時もあるというような環境があるのであれば、どこに違いがあるのかということを考えてみるといいです。
    自分の集中力が高まる、クリエイティブになる、やる気になれる、そのような環境を記録しておくことがとても大事になります。
    例えば予定表にどこでどのような状況でどれぐらい集中できたかというようなことを記録するようにしてください。それにより自分でやる気スイッチを探す事が出来るようになります。
    やる気スイッチは、自分の姿勢によっても決まってきますが自分の体の状態や自分を取り巻く環境などによっても決まってきます。自分の頭の中にあって見えないものではなく、意外と自分や自分の周りを客観的に見渡してみるとやる気スイッチをいれてくれる環境があるものです。
    スマホばかりを触っている人は無気力になるとか、やる気を蝕むのではないかと言われますが、正しい部分もあります。
    スマホを触るときは若干猫背で体を閉じたような姿勢になります。これは自信がないポーズですからそれによりやる気をそいでしまうのではないかと言われています。
    自信満々なポーズや姿勢の良い状態でいる方が判断能力は上がるものです。
    基本的には脳の判断能力や頭の回転の速さややる気というのは血流が大きな影響を与えています。
    仕事中や勉強中に眠くなるとコーヒーを飲むことが多い人もいると思います。血流という点では、それよりも少し激しめの運動を短時間だけする方がおすすめです。階段を30秒間ダッシュしたりすることで無理矢理血流をあげてアドレナリンを出した方がコーヒーを飲むよりもはるかにやる気スイッチが入るという研究もあります。脳に血流を回すということがとても大事です。
    その他、集中力を鍛えるには、若いうちに心肺機能を鍛える事が大事です。15歳くらいまでにしっかりと心肺機能を鍛えている方がより集中力を高める事が出来て、やる気スイッチも入りやすくなります。お子さんには、塾に通わせるよりまずは心肺機能を鍛える運動をさせることをお勧めします。
    部屋により思考パターンが変わるという研究もあります。
    ミネソタ大学カールソンスクールの研究で、天井が高いところだと抽象的かつクリエイティブな考えになります。つまり、ざっくりと物事の方向性を決めたり将来の方向性を考えたり、普通の人が思いつかないようなアイデアを思い浮かびたいという時には天井の高いところで考えを巡らした方がいいということです。ですから、散歩をしながらもはや天井もない青空の下で考えを巡らせてみたり天井の高い図書館などで考えてみた方が新しいことを思い浮かんだり抽象的な思考が働きやすくなります。逆に狭い区切られたような個室では具体的で細かい思考が働きやすくなります。細かい作業をしたりするべきことが決まっている1つの作業に集中したいという時にはそういった空間の方がいいということです。
    皆さんの会社の会議室の天井は高いでしょうか?
    もし新しいアイデアがなかなか出ないとかいつも煮詰まってしまうというのであれば環境を見直した方がいいかもしれません。
    自分の環境を上手に利用してマインドセットや自分の気分を変えていくことがとても重要です。
    続きの内容は・・・2.やる気が出ない時に足りないものとは?3.モチベーションの整え方4.やらされている感をなくす技術、ジョブ・クラフティング5.失敗反応を利用すれば、もうミスで心が折れることはない 
  • まだマーカー使ってるの?本当に効く勉強法アクティブラーニング入門

    2019-06-05 11:50  
    306pt
    本当に効く勉強法アクティブラーニング入門
    冒頭の無料枠部分は・・・
    ブログ▶︎https://daigoblog.jp/activelearning/
    動画▶︎https://youtu.be/RNNLJGbcfU0
    効果的な勉強法とそうでない勉強法を徹底的に調べた研究があります。
    2013年にケント州立大学が過去の様々な学習方法をレビューしてくれています。そこからよく使われている10の学習方法を選び、効果が高いものと低いものに分けて、その効果の高低を分けるポイントとは何なのかということを追求しようとしたものです。
    よく使われている学習方法10
    1. インテロゲーション
    単純に情報をうのみにするのではなく、疑問を持ち自分で調べてみる
    2. 自己解説
    得た情報が、自分が既に知っている情報や知識と関係があるのかということを調べる
    3. 要約
    要点をまとめる
    4. ハイライト・アンダーライン
    大事なポイントにマーカーや線を引く
    5. キーワードメネモニック
    キーワードをピックアップする
    6. テキストイメージング
    テキストの内容を図としてイメージする
    7. 再読
    何度も読み返す
    8. 模試
    テストや問題をつくる
    9. 分散学習
    勉強時間を細切れにしてジャンルを織り交ぜて勉強する
    10. インターリービング
    ひとつの勉強の間に様々なパターンの学習を行う
    効果が高い学習方法TOP3
    模試
    分散学習
    インターリービング

    特に、模試と分散学習が効果的ということです。
    結局、重要になるのは、「能動学習」。
    自分の頭を使って考えることが重要です。受け身になった瞬間に人間は覚えることができなくなるので、自分の頭を使って情報を複雑化して覚えるアクティブラーニングが重要ということです。
    学生の方はもちろん、社会人になっても使えるアクティブラーニングのテクニックを紹介します。
    これから受験生になるお子さんがおられる方も、人に教える場合には、まずは自分で使えるようになってください。説得力もかなり変わってきます。
    短時間で効率よく学びたい人にはお勧めの方法です。実践的なアクティブラーニングのテクニックを知りたい方は続きをどうぞ。
    ※ブロマガは、システム上入会月以降のブログが読み放題となりますので、お早めの入会をお勧めします。
    ■記事が見れないなどの不具合についてのお問い合わせは、ニコニコヘルプまで個別にお問い合わせください。 https://bit.ly/2UXc7hT サイト内の下部にある「サポートに問い合わせする」より、お問い合わせくださいますようお願いします。
     
  • 短時間で最高の成果を手に入れるための「科学的勉強法」

    2019-05-22 11:50  
    306pt
    2019/4/2配信ブロマガの再配信です
    科学的に証明された教師も真っ青な最強の勉強法とは?
    1. 圧倒的短時間で記憶の定着をはかるための復習法
    「1:5の分散学習」
    今から本番のテストまでの日数を5としたら、今学んでいることの1回目の復習までの期間が1となります。
    本番までに35日間あったとしたら、最初の復習は、今勉強始めたとして7日後ぐらいにするのがベストです。
    1回しか復習ができないのであれば、この比率が最も復習に適しています。
    仮に、試験まで一週間だとしたら、今日学んだ内容の復習は1日から2日後にするのが良いとなります。
    本番から逆算して復習していくことが大事です。
    記憶というものは、どうしても消えていくものですから、繰り返し復讐するしかありませんが、大事なのは、本番にその覚えた記憶が最も出やすい状態にすることです。そのためには、この1:5の比率を守ってください。
    2. たった一度の復習で42日以上記憶が保つベストな復習タイミングとは?
    勉強する時には、参考書をただ見返すよりは、小テストや実際の問題を見返した方が効果が高いです。
    勉強をしてから参考書などただ見直しをするだけの場合と、問題のどこで間違えたのか思い出すというように小テストを見直した場合、記憶に残りやすいのは小テストです。
    小テストを復習に利用するだけで記憶の残存率は全く変わり、42日間経っても記憶の減衰が少ないということが分かっています。
    手で書かないと覚えれないという人がいますが、実際はそんなことはありません。手で書くのではなく思い出す作業によって記憶は定着します。
    ノート術でも分からなかったところや難しいところは問題化するというテクニックを紹介しましたが、これをするかしないかで記憶の定着が全く変わってきます。
    小テストを見直す時には、試験までの時間がない時など時間がなければ書く必要はありません。ただ見て解き方を頭の中で想像してください。解き方がすぐ出てくるようであれば、その問題はもう OK です。
    小テストを学校であまりしてくれない場合は、わざわざ買う必要もありません。参考書などで学ぶ時に空いてるところにクエスチョンを作って書くようにします。
    参考書の中に書いてあることをノートにまとめたり、参考書の空いているところにまとめを書いたりする人がいますが、まとめではなく、クエスチョンを書くようにしてください。そのクエスチョンを使って小テストができるようにしておくことで復習が効果的になります。
    3. その記憶を長期記憶に昇華させるためネ申の復習周期とは
    1回復習した後はどうすればいいのか。徐々に期間を長くしながら復習する方法は正しいのか。実は効果がないことはないですが薄いです。
    最初の1回目の復習は、先ほどの1:5の分散学習を守ってください。その後は、一定の周期にしてください。その1回の周期は7日間から10日間がベストです。
    一定周期で小テスト形式で復習をしていき、ある一定回数以上に正解が出たらもう復習しなくてもいいというようにします。このようにすると記憶に定着しやすいです。
    一定周期で復習をした人と徐々に復習の期間を長くした人たちを比較した実験では、一定周期で復習した人たちの方が最終のテストのスコアが高かったということです。 
    1回目の復習は分散学習に沿って1:5の比率で復習をする。それ以降は7日から10日間で一定の周期で復習をするということです。
    続きの内容は・・・4. 使い分けることで最大の成果が出る2つの勉強スタイル5. 復習すればいいってもんじゃない!実は○回以上復習しても効果は変わらない6. 心理学が発見してしまった単語帳などのよくある暗記法の弱点とは7. 問題といたらすぐ答え合わせしなさいといった教師がスライディング土下座しなければいけない科学的根拠8. 数学ができるようになる方法はチェスに学べ9. 数学は問題集を木っ端微塵にするとあっという間にマスターできる10. まんべんなく記憶に残すための系列位置効果の使い方11. ポジティブステレオタイプを利用して、思い込みの力だけで成績を上げるには12. 本番前の頭真っ白の原因、ワーキングメモリー不足を3分で解消する方法 
  • (再配信)DaiGo流ノートの取り方講座

    2019-05-14 11:50  
    306pt
    ※2019/4/2に配信したブロマガの再配信です
    1. 記憶に残すためのノートの取り方
    ノートは記録のためではなく記憶のためにとるものです。ただ記録するだけであればボイスレコーダーでもいいですし、スマホで写真を撮ったり動画を撮るほうが楽ですし、そもそも検索すれば、ほとんどのことは出てきます。
    そういう時代だからこそ、読んだ本の内容もしっかり覚えておくことも大事かと思います。
    無理に暗記したりするのではなく、自然と覚えられる方法で、短時間でノートを取り、しかも、それが記憶にも結びつくような方法です。
    ノートは一冊にまとめる。
    ルーズリーフではなく通常の綴じられたノートで一冊にまとめて使うのが、とても重要です。
    日記やスケジュールも紙で使っているのであれば、それらも含めて教科やジャンルごとの区別もなく全て一冊にまとめるようにしてください。
    まとめるためのルールは1つだけで、全て時系列でまとめるということです。
    メリットは3つあります。
    <メリット1> 復習がしやすい
    人間はとっさの判断やアイデアを出す時には、記憶していることに引っ張られることが多いので、記録ではなく記憶することが大事です。必要な時に欲しい情報が出てくるようにするための方法は、ひとつしかなく、復習する回数を増やすことです。
    ノートが一冊だと、いつでも復習することができます。電車の中でパラパラとめくってみる、寝る前などに前日のノートや一週間前のノートを振り返るということも、もしノートが何冊もあると面倒になります。
    さらに、ノートを分けていると持ち歩かなくなり復習もしなくなります。
    僕はノートは一冊だけで、財布は持ってなくても常にノートは持ち歩いています。
    ノートは持ち歩いたり開きたくなるようにノートカバーにこだわったり、自分のお気に入りのものにするのがおすすめです。それだけでも復習する頻度は上がります。
    <メリット2> アイデアが混ざる
    僕の場合であれば、数学の勉強する時も語学の勉強する時もありますし、読書の記録などをする時もあります。そうすると、例えば、数学の話から文学の話になり、文学から英語の話になったりしますから、復習をするときも同様に、いろんなジャンルにわたって復習するようになります。そうすると、新しい発想が生まれたり、飽きずに復習をすることができます。
    <メリット3> 使い切ることでモチベーションが上がる
    ノートは最初は薄めのものをお勧めします。それは最初のうちは使い切ることで達成感を感じる頻度を増やした方が継続できるからです。
    おそらく、教科ごとにノートを分けていた場合、使い切らなかったノートも結構あったかのではと思います。分けるとこのようなことは誰にでも起きます。
    そして、使い切ったノートは捨てずにとっておいてください。
    人間は空間と物事を結びつけて記憶する傾向があります。ですから、ルーズリーフや電子書籍だとこれが起きないわけですが、あのノートのこの辺にあったなとか、半年前に使っていたあのノートのこの辺りにあったはず、ということが記憶を助けてくれます。このように位置と結びついた記憶は忘れ難いものです。酔っ払っても家に帰れるのは、この位置に結びついている記憶だからということもあります。
    ノートの面積は発想の広さですから、できるだけノートは大きめをお勧めします。1つの画面の中に入ってくる情報量が多ければ多いほどアイデアも生まれやすくなります。
    とはいえ、常に持ち歩くことも重要ですので、普段のバッグに入るサイズで極力大きいものというのがいいのではないでしょうか。 
    ※ノートはきれいに取ろうとしない 
    綺麗に取ろうとすると余計なことは書かないようにしようとなってしまいます。せっかく脳が新しいアイデアや突飛な普通では思いつかないようなこと、その場では意味のわからないようなことが出てきたとしても、綺麗に書こうとすると書けなくなってしまいます。ですから、思いついたことを全て書くぐらいでいいかと思います。
    続きの内容は・・・3ワードノート術長期記憶に入れる方法