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一問一答「あなたは、どうすればもっと仕事や勉強の生産性を高めることができると思いますか?」【超生産的心理学】
2022-09-17 12:00330ptあなたは、どうすればもっと仕事や勉強の生産性を高めることができると思いますか?
今回は、自分の可能性を諦めそうになっている女性からの相談をもとに、皆さんの日々の生産性を高めるための心理学について解説させてもらいます。
Q. 30代女性ですが、幼い頃から母親に否定され続けて、ようやく親元を離れることができて何かに挑戦したいと思っているのですが、どうしても、もう30代だしと考えたり自分に対して母親と同じ言葉を投げかけてしまい挑戦することができません。どうすればいいでしょうか?
何かを始めるのに遅いということはないということが科学的に証明されています。
人間が何歳で成功しやすいのかという事を調べた研究があり、スポーツ選手や数学者のような特に若い人にとって有利になるような分野を除いては、人間というものは何歳で成功するのかはわからないということです。
同じ業界でも、20歳で成功する人もいれば30歳で成功する人もいて60歳で成功する人もいます。
ただ、ここには共通点がひとつだけあります。
それはずっと同じ生産性を保つということです。一定の生産性を保つことができているからチャンスが舞い降りてきた時にそれを掴み取ることができます。
この一定の生産性を保つことができない人は、そのチャンスが舞い降りてきても生産性が低くてそれを掴むことができないということが起きてしまいます。
ですから、大事なのは自分がいつ成功するのかということを考えるのではなく、生産性を保つことができればどこかで可能性が広がるということを理解しておくことです。
結局、続けるということが重要なポイントですから、30歳を過ぎてからだと遅いというのは無意識のうちに努力しない理由を作っているだけですから、その点を考え直していただけると良いと思います。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
仕事や勉強の質はどこで差がつくのか?
仕事や勉強では、集中することで効率が上がるのは当たり前のことです。
ですが、それだけでは世の中の仕事ができる人とできない人、勉強ができる人とできない人の違いを明らかにすることはできないと思います。
例えば、とても仕事がデキる他の人の10倍稼いでいる人がいたとして、他の人の10倍働いているとか、10倍効率がいい動き方をしているということはないと思います。
つまり、仕事の量の違いではなく質の違いで差が付いているわけです。
その仕事の質の違いは、本当に仕事をしている間だけの違いなのでしょうか?
あるいは、仕事のスキルの違いだけなのでしょうか?
このような視点で考えてみると、どうやら仕事ができる人は、仕事をしている時間以外の部分でもある特徴的なことをしているようです。
生産性ためのおすすめ
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カミングアウトと生産性
人はどうやらカミングアウトすることによって生産性が上がるようです。
自分の趣味や嗜好、言いづらいことをカミングアウトすることによって生産性が上がるということです。
自分の素のキャラを出して交渉した人とキャラを偽って交渉した人を比べると、自分の素のキャラを出した人の方が交渉結果が良くなるという話を紹介したことがあると思います。
この理由としては、自分を偽ったり本当の自分を隠そうとすると、そのために余計な脳のリソースが使われてしまい、本来必要な交渉に対して自分の能力を使うことができなくなるからでした。
つまり、何かを隠すということはパフォーマンスを考える上で足かせになります。
それであれば、足かせにならないように、全てをオープンにしてカミングアウトしてしまえばいいのではないかという研究はいろいろとあります。
そんな中で、自分の弱みや好きな下ネタをカミングアウトすることによって生産性が上がるという研究があります。
2019年にライス大学は65件の先行研究から、カミングアウトと生産性についてのメタ分析を行なってくれています。
この研究でのカミングアウトの内容としては、
「自分のメンタルの弱さ」
「体の障害やコンプレックス」
「性的な嗜好」
「自分の好きな下ネタのタイプ」
このような内容についてのカミングアウトの効果について調べています。
内面的なカミングアウト
その結果、まず、メンタルの問題や性的嗜好のように、外見的に確認できないような内容についてカミングアウトした場合、仕事の満足度が高くなり、仕事へのモチベーションも向上し、仕事中の不安感も減ったということが確認されています。
つまり、自分の内側に秘めている性的な嗜好や周りには見えないメンタルの問題など、外見で判断できないコンプレックスをカミングアウトすると、それだけで仕事の満足度が上がったり仕事へのコミットメントも高くなって、不安感も減るので生産性が高くなるということです。
外見的なカミングアウト
それでは、薄毛をカミングアウトしたりといった、外見的にわかる特徴についてのカミングアウトをした場合はどうなるのでしょうか?
周りの人から見てここがコンプレックスなのだろうと、外見的にわかる特徴についてのカミングアウトをした場合には、なぜか同じような効果はありませんでした。
自分の弱みを打ち明ける人は強い人
ですから、周りの人が知らないであろう自分の内側の問題やコンプレックスに関しては、それをカミングアウトすることで自分の生産性を高めることができるということです。
自分の内側に秘めた性的な嗜好やメンタルの問題のように、言いづらい自分の弱みやコンプレックスをカミングアウトしたり相談すると、自分の弱みを打ち明ける人は強い人だと思われます。
そして、弱みをオープンにできる強い人は信頼できる人だと思われます。
その結果、自分の内側の弱みのようなものが周りにバレてしまう不安感も減って、仕事に対する不安感もなく気持ちよく働くことができて、仕事での周りからのサポートも得ることができますので、効率よく仕事を進めていくことができるようになります。
カミングアウトのデメリットは?
さらに、この研究では、そんな自分の性的な嗜好やメンタルの問題について、カミングアウトした場合のデメリットについても調べてくれています。
いきなりそんなことをカミングアウトすると、嫌がられるのではないかと考える人も多いと思います。
ところが、カミングアウトによる悪影響はほぼ確認されなかったそうです。
僕たちが思っているよりも、僕たちの周りの人は、心の内側の問題に対するカミングアウトに寛容なようです。
理解して助けてくれる人が結構多いということです。
ですから、悪影響はほとんど無く、どちらかと言うとメリットがかなり大きいので、積極的にカミングアウトしていくのがいいのではないかと考えられる研究でした。
もちろん、周りの人がドン引きしてしまうレベルの性的な嗜好をいきなりカミングアウトすると、さすがにそれは悪影響が出てしまうかもしれません。
ですが、そんな性的な嗜好があったとしても仕事には関係ないはずですし、余程周りの人がドン引きするようなレベルでなければ積極的にカミングアウトするべきだと思います。
これは、このようなことをカミングアウトしても、それを受け入れてくれるような人と働くべきだと考えることもできます。
本当の自分を出しても、それを受け入れてサポートしてくれる人たちと働くことが、僕たちのモチベーションを左右しているということかもしれません。
趣味と生産性
仕事ばかりではなく趣味を楽しむことも重要だとよく言われますが、一体どんな趣味を持てば仕事の生産性が上がるのでしょうか?
仕事や勉強の生産性を高めてくれる趣味の選び方があります。
結論としては、仕事や勉強の生産性を考えるのであれば、
「仕事とかけ離れた趣味」
を選ぶようにしてください。
仕事とかけ離れた趣味を持っているほど、仕事に対する生産性が高くなるという研究があります。
シェフィールド大学の研究で、129人の様々な趣味に打ち込んでいる男女を集めて調べています。
彼らの趣味はかなり幅広く、例えば、ロッククライミングやお笑いなど、体をかなり使う趣味から文化的な趣味まで色々と集められています。
彼らがどれくらい趣味に時間を費やしていて、どれくらい真剣に取り組んでいるのかということや技術的なレベル、そして、仕事に対する自己効力感や実際の仕事のパフォーマンスなどについてチェックしています。
つまり、仕事と趣味の生産性やパフォーマンスについて調べたわけです。
趣味が仕事のパフォーマンスを向上させる!
全てのデータを分析してみたところ、普段よりも趣味に多くの時間を使った時には、仕事のパフォーマンスが増加するということが確認されています。
つまり、趣味に対して使う時間と真剣に取り組む度合いが増えれば、仕事に対するパフォーマンスや自己効力感が向上していたということです。
ですから、仕事が忙しい時には、趣味に費やす時間や労力を減らして乗り切ろうとする人が多いと思いますが、この点から考えるとどうやら逆効果のようです。
仕事が忙しくなりそうな時には、その忙しい時間の合間を縫ってでも趣味の時間を増やすようにしてください。
趣味の時間を増やさなければ、仕事のパフォーマンスも上がらなくなる可能性が高くなります。
趣味に本気で取り組むことができない人は、仕事にも本気で取り組むことができなくなるので、ただただ時間を無駄にしてしまうことにもなるかもしれません。
全ての趣味が仕事のパフォーマンスを上げるわけではない!
とはいえ、皆さんの周りにも、趣味ではかなりすごいレベルの人なのに、なぜか仕事になるとパッとしない人はいませんか?
このような違いが出る理由は一体何なのでしょうか?
ここには注意点があります。
全ての趣味が皆さんの仕事の効率を高めてくれるわけではありません。
趣味の選び方によって、仕事の効率にも違いが出るということです。
趣味の選び方その1 :仕事とかけ離れた趣味
まず、第一の条件として、趣味の内容が仕事とかけ離れたものでなければ、仕事の生産性が向上することはありません。
仕事と近い内容の趣味だった場合には、その趣味にいくら時間を使っても仕事のパフォーマンスは上がりません。
仕事と趣味がかけ離れている場合には、それぞれで使う脳のリソースが異なってきます。
例えば、普段頭を使う仕事をしている人であれば、あまり頭を使わず体を動かすスポーツなどを趣味にした方がいいということです。
そうすると、趣味を楽しんでいる時に、仕事で普段使っている脳のリソースを使わなくて済みます。
仕事とプライベートのメリハリが重要だと言われたりしますが、仕事と趣味の内容が近いと、そのメリハリを作ることが難しくなります。
例えば、動画を編集する仕事をしている人が、YouTube を見ることが趣味になると、どちらをしているときにも脳は同じような部分が活性化しています。
そうなると、仕事の間も趣味を楽しんでいる間も、脳の同じようなリソースがどんどん消費されていくようになります。
趣味の選び方その2 :仕事と近い場合には気楽に楽しむ
とはいえ、趣味が仕事に近い場合には、趣味をやめるべきだということではなく、この研究では、その場合には趣味はかなり気楽に行うようにした方がいいということも教えてくれています。
仕事のパフォーマンスを上げたいのであれば、仕事に近い趣味はかなり気楽に行うようにしてください。
例えば、本を書くことが仕事の作家さんが、趣味が読書だというのであれば、本を読む時には、その本から有益な情報を学ぼうと考えたり、自分の書いている作品の参考にしようとするのではなく、余計なことを考えずただ読書を楽しんだ方がいいです。
どのように仕事に使えるかということを一切考えることなく、楽しむことをしないと、趣味をいくら楽しんでも仕事のパフォーマンスに良い影響はありません。
よく仕事が趣味だという人がいますが、これもあまり良くありません。
仕事とプライベートを切り離すことができていないので、これが一番良くないと思われます。
この研究では、仕事と趣味の内容が近くて、その両方に真剣に取り組んでいる人についても調べてくれています。
このような場合、趣味に取り組めば取り組むほど仕事のパフォーマンスは低下していたそうです。
仕事と趣味が同じ脳のリソースを消費しているからです。
趣味は仕事で疲れた脳のリソースをリフレッシュする働きがあります。
それによって仕事でのパフォーマンスが上がります。
仕事とかけ離れた趣味を!
例えば、有名な研究者で仕事としても偉業を成し遂げているのに、演劇でも能力が高く賞を受賞しているような天才たちがいます。
これも仕事と趣味がかけ離れているからです。
このかけ離れているかどうかということを考える際には、一方のことに取り組んでいる時に、もう一方のことをやりたい欲求が出てくるかどうかで考えてください。
一般的に考えてジャンルは近いけれど、一方のことをしているのにもう一方のことを求めるのであれば、それはかけ離れたことだと言えます。
皆さんは、これから趣味を持つのであればできるだけ仕事とかけ離れたことにしてください。
そうでない場合には、できるだけ気軽に趣味を楽しむようにしてください。
ここから先は、さらに意外な仕事の生産性を高める方法について紹介していきます。
仕事や勉強を効率よく進めてパフォーマンスを高めていきたい方は、続きもチェックしてみてください。
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短時間で最高の成果を手に入れるための「科学的勉強法」
2019-05-22 11:50306pt2019/4/2配信ブロマガの再配信です
科学的に証明された教師も真っ青な最強の勉強法とは?
1. 圧倒的短時間で記憶の定着をはかるための復習法
「1:5の分散学習」
今から本番のテストまでの日数を5としたら、今学んでいることの1回目の復習までの期間が1となります。
本番までに35日間あったとしたら、最初の復習は、今勉強始めたとして7日後ぐらいにするのがベストです。
1回しか復習ができないのであれば、この比率が最も復習に適しています。
仮に、試験まで一週間だとしたら、今日学んだ内容の復習は1日から2日後にするのが良いとなります。
本番から逆算して復習していくことが大事です。
記憶というものは、どうしても消えていくものですから、繰り返し復讐するしかありませんが、大事なのは、本番にその覚えた記憶が最も出やすい状態にすることです。そのためには、この1:5の比率を守ってください。
2. たった一度の復習で42日以上記憶が保つベストな復習タイミングとは?
勉強する時には、参考書をただ見返すよりは、小テストや実際の問題を見返した方が効果が高いです。
勉強をしてから参考書などただ見直しをするだけの場合と、問題のどこで間違えたのか思い出すというように小テストを見直した場合、記憶に残りやすいのは小テストです。
小テストを復習に利用するだけで記憶の残存率は全く変わり、42日間経っても記憶の減衰が少ないということが分かっています。
手で書かないと覚えれないという人がいますが、実際はそんなことはありません。手で書くのではなく思い出す作業によって記憶は定着します。
ノート術でも分からなかったところや難しいところは問題化するというテクニックを紹介しましたが、これをするかしないかで記憶の定着が全く変わってきます。
小テストを見直す時には、試験までの時間がない時など時間がなければ書く必要はありません。ただ見て解き方を頭の中で想像してください。解き方がすぐ出てくるようであれば、その問題はもう OK です。
小テストを学校であまりしてくれない場合は、わざわざ買う必要もありません。参考書などで学ぶ時に空いてるところにクエスチョンを作って書くようにします。
参考書の中に書いてあることをノートにまとめたり、参考書の空いているところにまとめを書いたりする人がいますが、まとめではなく、クエスチョンを書くようにしてください。そのクエスチョンを使って小テストができるようにしておくことで復習が効果的になります。
3. その記憶を長期記憶に昇華させるためネ申の復習周期とは
1回復習した後はどうすればいいのか。徐々に期間を長くしながら復習する方法は正しいのか。実は効果がないことはないですが薄いです。
最初の1回目の復習は、先ほどの1:5の分散学習を守ってください。その後は、一定の周期にしてください。その1回の周期は7日間から10日間がベストです。
一定周期で小テスト形式で復習をしていき、ある一定回数以上に正解が出たらもう復習しなくてもいいというようにします。このようにすると記憶に定着しやすいです。
一定周期で復習をした人と徐々に復習の期間を長くした人たちを比較した実験では、一定周期で復習した人たちの方が最終のテストのスコアが高かったということです。
1回目の復習は分散学習に沿って1:5の比率で復習をする。それ以降は7日から10日間で一定の周期で復習をするということです。
続きの内容は・・・4. 使い分けることで最大の成果が出る2つの勉強スタイル5. 復習すればいいってもんじゃない!実は○回以上復習しても効果は変わらない6. 心理学が発見してしまった単語帳などのよくある暗記法の弱点とは7. 問題といたらすぐ答え合わせしなさいといった教師がスライディング土下座しなければいけない科学的根拠8. 数学ができるようになる方法はチェスに学べ9. 数学は問題集を木っ端微塵にするとあっという間にマスターできる10. まんべんなく記憶に残すための系列位置効果の使い方11. ポジティブステレオタイプを利用して、思い込みの力だけで成績を上げるには12. 本番前の頭真っ白の原因、ワーキングメモリー不足を3分で解消する方法
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