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週刊『夏野総研』vol.409【タダより高い「Googleのサービス」はない】
2020-11-24 08:00131pt【Googleが見せた「したたかさ」】
〈その2〉 無制限でのアップロードが撤廃されることを受け、「Googleフォトにアップロードした大量のデータを他のサービスに移すことができればいいのでは?」と思う人もいるかもしれない。しかし、iCloud(https://www.icloud.com/)にもMicrosoftのOne Drive(https://bit.ly/39977kX)にも無料で使用できる容量には上限がある。 -
週刊『夏野総研』vol.408【Googleが見せた「したたかさ」】
2020-11-17 08:00131pt【Googleが見せた「したたかさ」】 〈その1〉 いまや、ビジネスシーンにおいて無くてはならないクラウド。AWSがAmazonにとっての大きな収益源になっていることは広く知られている。では、我々に身近なクラウドサービスは何かと考えてみると、画像保存サービスが挙がるだろう。その筆頭といえるのが、『Googleフォト』だ。大きなシェアを獲得する同サービスに先日、大きな動きがあった。 -
週刊『夏野総研』 ニコ生書き起こし 【竹中平蔵さんって“悪者”なんですか?/会社に文句を言う前に、あなたは全力で働いているのか?】
2020-11-11 18:00131pt【竹中平蔵「東京を政府直轄地に」】
加藤:竹中平蔵さんが「東京を日本政府の直轄地にしてみてはどうか」という記事がありまして。
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◆竹中平蔵、菅総理への提言|東京を「政府直轄地」にせよ!
https://bungeishunju.com/n/n59ab16c3f43e
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夏野:それはアリだよね。いわゆるワシントンD.C.方式。ワシントンD.C.は政府直轄で、知事もいない。ワシントンD.C.は州じゃないから。
ゆっきゃん:竹中さんが言っているようなことが本当に起きると、何がどう変わるんですか?
夏野:自分たちの足元の都知事が国政と連動しないことがない。
加藤:コロナ対策で、全国の知事が知事会を開いて国の方針に反対したりしていましたけど……。
夏野:そういうのがなくなるよね。
ゆっきゃん:国の決定が東京都の決定になるみたいな感じですか?
夏野:いや、東京全体でやらなくていいと思う。例えば千代田区と港区と中央区だけでいいかもしれないし。
ゆっきゃん:その選択の基準は何ですか? -
週刊『夏野総研』vol.407【「激安プラン発表」も窮地に追い込まれる楽天】
2020-11-10 08:00131pt【3つの数字でわかる「ドコモ完全子会社化」の全貌】
というわけで、今回のドコモの完全子会社化は、英断と言える。しかし、現在のドコモ経営陣にとってみれば、最悪だろう。これまでは適当に“経営”していればお山の大将でいることはできていたが、今後はそれができなくなるのだから。 -
週刊『夏野総研』 ニコ生書き起こし 【脱ハンコの次は選択的夫婦別姓制度!?/「女性の敵は女性」説/サイボウズ青野社長の夫婦別姓訴訟】
2020-11-06 18:00131pt【脱ハンコの次は選択的夫婦別姓制度!?】 夏野:菅総理と河野大臣のもとで、規制改革はどんどん進んでいくよ。脱ハンコは俺が言い出して、まだまだ道半ばだけど、あとは河野大臣がバンバンやっているから。次は、夫婦別姓をやりたいなと思ってて。
ダメかな? だって、考えてみたらおかしいじゃん。ここにデータがあるんだけど、例えば25歳から29歳の女性の85%が働いているわけよ。考えてみれば、当たり前の状況だよね? でも、50年前には、この年代の女性はそんなに働いてなかったんだよ。そして、夫婦同棲はその頃にできた仕組みなんですよ。
では、それ以上の年代になるとどうか。30代〜40代の女性も8割近く働いている。で、何が言いたいかといえば、いまや結婚や出産しても働き続けている女性が8割以上になっている世の中ということ。でも、働き続けていくなかで、苗字が変わったら大変じゃん。
最近はもっとすごいことが起きていて。60歳から64歳の女性たちもかなり働いているの。もう60%くらい。男性もそうで、ものすごい働いている。こういう風な時代に変わっちゃったんだよね。この「変わった」というのも60歳以上のデータに関しては、2005年以降の話なんですよ。だからもう、前提が全然違う。
でね「苗字くらい通称でいいでしょ?」とか言うアホな国会議員がいるのよ。 -
週刊『夏野総研』 ニコ生書き起こし 【ネット同時配信の著作権手続き緩和/なぜ人はダークサイドに堕ちるのか?】
2020-11-05 20:30131pt【 なぜ人はダークサイドに堕ちるのか? 】
◆『ネット同時配信の著作権手続き緩和 文化庁が一転容認方針 3年の議論決着へ』 https://mainichi.jp/articles/20201006/k00/00m/010/327000c 夏野:これはもう大変だった。やっぱり文化庁がなかなか言うこと聞かないんですよ。 まずは、何が起きているのか。ようは、ネット配信で『NHKプラス』を見ると、著作権の処理ができていないからという理由で、「蓋かぶせ」が起きるんですよ。「この部分は著作権の関係でご覧いただけません」というメディアが14%くらいあるわけ。 では、なんでそんなことが起きるのか。地上波の電波で放送しているものは、著作権法上例外規定があるから、放送に関しては著作権の処理を事前にしなくても放送することができる。で、問題はネットでの同時配信のとき。地上波放送と同時にネットでも配信する場合、著作権の例外規定を同じように扱ってくれないんですよ。 でも、アーカイブは別としても、地上波とネットで同時配信する場合は「放送は放送」だよね。それって、電波で来ているのか、放送波で来ているのか。同じ電波だけど、携帯波なのか、インターネットの回線かの違いなんて、ユーザーにはどうでも良い話だよ。そもそも、地上波だって、ケーブルテレビで見ていると、“電波”で来ていないんだから。 そうすると、なんでネット配信の同時配信は認められないんだって話になって、それはやっぱりおかしいよね。 -
週刊『夏野総研』vol.406【ドコモ歴代社長が吸った「蜜」の味】
2020-11-03 08:00131pt2【3つの数字でわかる「ドコモ完全子会社化」の全貌】
[第4回] 前回、ドコモの完全子会社化の背景として「実は上場コストもかなり高い」とお伝えした。そのなかの「IRツアー」について、まずは触れていきたいと思う。現在のドコモでは、このIRツアーが“利権”になってしまっている。
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