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週刊『夏野総研』vol.267【楽天のモバイル事業に「致命的に足りないもの」の実態】
2018-01-26 08:00131pt【楽天が携帯事業で直面する「3つの大きすぎる課題」】 [第5回] たしかに、この案は虫が良すぎる話だ。 そこで楽天がこの案を実現するには、総務省を“巻き込む”ことが欠かせなくなる。一見ハードルが高そうだが、不可能というわけではない。 -
週刊『夏野総研』vol.266【楽天、携帯料金の価格競争の末に待つ「まさか」の未来】
2018-01-19 08:00131pt【楽天が携帯事業で直面する「3つの大きすぎる課題」】 [第4回] 現在、ドコモ・au・ソフトバンクは3社合わせて約2兆円もの利益を叩き出しているが、その利益の主な源泉となっているのが、高額な料金体系である。実際に、ガラケーに比べてスマホの料金は高く、同じようなプランを比べてもスマホのほうが1000円程度高くなっているのだ。 -
週刊『夏野総研』vol.265【楽天”携帯事業”の明暗を分ける「独自○○」の存在】
2018-01-12 08:00131pt【楽天が携帯事業で直面する「3つの大きすぎる課題」】 [第3回] ここで今一度、楽天が取得を目指している帯域を思い出してほしい。1.7ギガヘルツと3.4ギガヘルツだ。つまり、楽天が晴れてこの2つの帯域を割り当てられたとしても、その帯域というのはFOMAスタート当初のドコモとさほど変わらない。そして、プラチナバンド獲得前のソフトバンクと同じような状況になってしまう。これは大きな、いや、大きすぎるハンデになってしまう。 というのも、プラチナバンド取得前のソフトバンクで、解約理由の1位に来ていたのが、「つながりにくいから」ということ。同じような理由から、楽天を避けるユーザは当然出てくるだろう。今でも、MVNOを「つながりにくいから」と二の足を踏む人は多い。電波状況は改善してきたとはいえ、それでもランチタイムや帰宅ラッシュ時にはつながりにくい状況は続いている。いくら料金が半分~3分の1になるとはいえ、やはり大手キャリアを契約し続ける人は多い。つまり、いくらMVNO並にリーズナブルなプランを提供しても、楽天と契約する人の数は限られる可能性が高いのだ。 -
週刊『夏野総研』vol.264【携帯電話の歴史が物語る、楽天“最大にして最恐”の課題】
2018-01-05 08:00131pt【楽天が携帯事業で直面する「3つの大きすぎる課題」】 [第2回] 報道によると、楽天が取得を目指す電波帯は1.7ギガヘルツと3.4ギガヘルツだ。実は、この周波数帯こそ、楽天がモバイル事業へ参入する際に立ちはだかる課題となる。私が思うに楽天には3つの課題があるのだが、なかでももっとも大きなものが、この周波数問題だ。
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