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2018年1月の記事 4件

週刊『夏野総研』vol.265【楽天”携帯事業”の明暗を分ける「独自○○」の存在】

【楽天が携帯事業で直面する「3つの大きすぎる課題」】 [第3回]  ここで今一度、楽天が取得を目指している帯域を思い出してほしい。1.7ギガヘルツと3.4ギガヘルツだ。つまり、楽天が晴れてこの2つの帯域を割り当てられたとしても、その帯域というのはFOMAスタート当初のドコモとさほど変わらない。そして、プラチナバンド獲得前のソフトバンクと同じような状況になってしまう。これは大きな、いや、大きすぎるハンデになってしまう。  というのも、プラチナバンド取得前のソフトバンクで、解約理由の1位に来ていたのが、「つながりにくいから」ということ。同じような理由から、楽天を避けるユーザは当然出てくるだろう。今でも、MVNOを「つながりにくいから」と二の足を踏む人は多い。電波状況は改善してきたとはいえ、それでもランチタイムや帰宅ラッシュ時にはつながりにくい状況は続いている。いくら料金が半分~3分の1になるとはいえ、やはり大手キャリアを契約し続ける人は多い。つまり、いくらMVNO並にリーズナブルなプランを提供しても、楽天と契約する人の数は限られる可能性が高いのだ。

週刊『夏野総研』

i-modeを生み出しNTTドコモに一兆円を超える利益もたらすだけでなく、絶対に無理と言われた『ニコニコ動画』を黒字化させた男、夏野剛。そんな男の“頭の中”を唯一覗けるのが、週刊『夏野総研』。ニュースキュレーションに始まり、既存ビジネスの解説や、読者からの質問への回答。最近飲んだワインに至るまで、夏野剛の全てを凝縮してお届けします!  講演に参加しないと聴くことのできない、ニュース&ビジネス情報が4回読めて月額525円。スキルアップを目論むビジネスマンにとって欠かせない存在です! 【発行周期】月4回、毎週金曜日発行予定(各月第5金曜日/GW/盆・年末年始を除く)。臨時号外あり。

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夏野剛

’65年生まれ。NTTドコモ在籍時に’99年に「iモード」、その後「iアプリ」「デコメ」「キッズケータイ」「おサイフケータイ」などの多くのサービスを立ち上げる。 ’05年執行役員、’08年にドコモ退社。現在は慶應大学 政策・メディア研究科の特別招聘教授を務める傍ら、ドワンゴ、セガサミーホールディングス、ぴあ、トランスコスモス、グリー、DLEなどの取締役を兼任。ダボス会議で知られるWorld Economic Forum の“Global Agenda Council”メンバー。 ’09年から’13年までHTMLの標準化機関であるW3Cのアドバイザリーボードメンバーを務める。

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