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週刊『夏野総研』vol.092【「スケール=デメリット」“総合”家電メーカーが迎える終焉】
2014-06-27 09:00131pt【「スケール=デメリット」“総合”家電メーカーが迎える終焉】 [第一回] 「アンブレラ経営」。これは日本の家電メー カーの特徴であり、企業という大きな“傘”のなかに数多くの部門が存在している状態のこと。アンブレラ経営のもとでは、テレビ・洗濯機・炊飯器・冷蔵庫な どが事業ごとに縦割り、もっと言えば「たこつぼ」になっている。経済が着実に成長を遂げていた高度経済成長期には、この経営モデルが大きな効果を発揮して いた。 -
週刊『夏野総研』vol.091【国内スマホメーカーを没落へと導いた真犯人】
2014-06-20 09:00131pt【究極のAndroidスマホのつくり方】 [第三回] では私が今からスマホを作るとしたらどんなスマホにするだろうか。 現状では、多くの経営者やリーダーが万人向けや平均を狙っている。そのような経営者にとってみれば、独創的なアイデアやデザインはリスクと思ってしまう のだろう。たしかに、無難な製品を作っていれば仮に失敗しても言い訳はしやすい。だが、考えてみて欲しい。平均的なユーザーは、「機能やデザインは今のま までよい」と思う人がどうしても多くなってしまう側面がある。商品開発でのキーポイントは、“マーケティングを鵜呑みにしない”に尽きるのではないだろう か。 -
週刊『夏野総研』vol.090【なぜ日本メーカーにiPhoneが作れないのか?】
2014-06-13 09:00131pt【究極のAndroidスマホのつくり方】 [第二回] ガラケーの機能や使い勝手をきちんと網羅したAndroid端末を開発・販売するために、メーカーがやるべきことはたくさんある。ジャンルを分けるとしたら、「UI」「機能」「クラウド」「目玉機能」だ。 -
週刊『夏野総研』vol.089【究極のAndroidスマホのつくり方】
2014-06-06 09:00131pt【究極のAndroidスマホのつくり方】 [第一回] ここ数年、日本メーカーのスマホ事業撤退が相次いでいる。NECやパナソニック、東芝といえば、日本のモバイル端末市場を牽引してきたメーカー。これらの名だたるメーカーでさえも、シェア獲得が困難になり、出荷台数の減少という窮地に立たされたのだ。
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