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週刊『夏野総研』vol.497【「世界で勝てる日本の産業」は何だ?】
2022-08-30 08:00131pt【「世界で勝てる日本の産業」は何だ?】 「日本がこれから勝負できる産業は何ですか?」という質問をされることがある。 その一つはインバウンド需要だろう。今はコロナの水際対策などもあり、観光業は厳しい状況だ。日本への観光目的の入国は団体ツアーに限られているため、多くの外国人が日本ではなく韓国やタイ、欧州を選んでいるという。だが、世界からの日本人気はかなり熱い。食に文化に清潔感……日本が世界に誇るこういった魅力を堪能しに、多くの外国人がやって来る。コロナが落ち着けば、観光業は日本の一大産業となるだろう。 -
週刊『夏野総研』号外【まもなく「夏野剛×中島聡」対談スタートです!】
2022-08-23 21:30 -
週刊『夏野総研』vol.496【「地域応援キャッシュレス」を舐めてはいけない】
2022-08-16 08:00131pt【QRコード決済の「ダークホース」】 〈その2〉 PayPayは普及率アップを図るべく、店舗側の手数料を長らく無料にしていた。この無料サービスに惹かれてPayPayを導入したお店も多かった。無料かつ、リーダも不要。QRコードをプリントアウトすれば、お客さんのスマホがリーダになってくれる。すると、初期費用はほぼ無料で導入することができた。 -
週刊『夏野総研』vol.495【QRコード決済の「ダークホース」】
2022-08-09 08:00131pt【QRコード決済の「ダークホース」】 〈その1〉 私は、PayPayなどのQRコード決済が「次世代の決済手段」と呼ばれることに懐疑的だった。これは今でも変わっていないが、最近注目され始めた「あるQRコード決済」には注目している。 それが「かながわPay」や「せたがやPay」といった自治体が運営する決済手段だ。「かながわPay」も「せたがやPay」もQRコードを使って決済を行う。かながわPayはd払いや楽天Payなどと連携しており、かながわPayのアプリ上からd払いや楽天Payなどを利用すると、専用のポイントがもらえる仕組みになっている。せたがやPayの場合はコンビニなどで現金を使ってチャージし、アプリ上からQRコードを読み取って決済を行う仕組みだ。 -
週刊『夏野総研』vol.494【岸田政権が抱える爆弾】
2022-08-02 08:00131pt【岸田“安定”政権の脆弱性】 〈その3〉 岸田政権にとってこれから国政選挙のない安定的な3年だが、同時に成果も問われる3年になる。 成果を出そうとすると、自民党内が満場一致ではないことにも手を出さないといけない場面も生まれる。例えば、夫婦別姓など女性の問題などに関するアジェンダは、自民党の中の保守派とリベラル派の意見は全く違う。このあたりが争点になってくると、自民党が内部から大きく揺らぐ。その際、岸田政権が「成果」を取るのか、「自民党のバランス」を取るのかで、次の国政選挙の様子は変わっていくだろう。
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