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週刊『夏野総研』vol.310【ついに進み出した「au終焉へのカウントダウン」】
2018-11-30 08:00131pt【auの寿命を5年にした、「KDDI×楽天」悪魔の契約】 [第2回] 以前行ったビジネス分析で、楽天が携帯電話事業で行うべき戦略として「首都圏のネットワーク設備は自社で用意し、その他の地域はローミングで」という案を出していた。その際に「ドコモに回線を貸してもらう」という提案をお伝えしていたが、これは何もドコモに限った話ではない。ドコモは電波のカバー率が他社より若干高いとはいえ、基本的に大手3キャリアは横並び状態である。それでも、ドコモは比較的“政治力”が働きやすいため、楽天が組むとすれば可能性が最も高いのはドコモという見立てだった。 -
週刊『夏野総研』vol.309【au自滅。凶器は「自らのインフラ」か!?】
2018-11-23 08:00131pt【auの寿命を5年にした、「KDDI×楽天」悪魔の契約】 [第2回] 以前行ったビジネス分析で、楽天が携帯電話事業で行うべき戦略として「首都圏のネットワーク設備は自社で用意し、その他の地域はローミングで」という案を出していた。その際に「ドコモに回線を貸してもらう」という提案をお伝えしていたが、これは何もドコモに限った話ではない。ドコモは電波のカバー率が他社より若干高いとはいえ、基本的に大手3キャリアは横並び状態である。それでも、ドコモは比較的“政治力”が働きやすいため、楽天が組むとすれば可能性が最も高いのはドコモという見立てだった。 -
週刊『夏野総研』vol.308【auの寿命を5年にした、「KDDI×楽天」悪魔の契約】
2018-11-16 08:00131pt【auの寿命を5年にした、「KDDI×楽天」悪魔の契約】 [第1回] 2018年11月1日、KDDIと楽天による業務提携が発表された。大きな話題となったこのニュース。提携の狙いは、「両社のアセット(資産や資源など)を相互に利用し、それぞれの事業領域のサービス競争力をより一層強化すること」と報じられている。具体的にいえば、KDDIの持つ「通信ネットワーク」を楽天に提供し、楽天は自社が持つ決済基盤や物流基盤をKDDIに提供するという戦略だ。 -
週刊『夏野総研』vol.307【携帯ショップに導入すべき「蔦屋書店モデル」の全貌】
2018-11-09 08:00131pt【“高級版「格安スマホ」”という戦略】 [第4回] 肝となるのは、最高級のサービスであり、その軸となるのがショップづくりだ。そう考えていくと、魅力的な店舗づくりのために“書店を併設”するのは非常に有効だ。待ち時間に本が読めて、さらに美味しいコーヒーも飲めるようにする。つまり、蔦屋書店モデルを導入する。 -
週刊『夏野総研』vol.306【なぜ「パケホーダイ」を提供する格安SIMがないのか?】
2018-11-02 08:00131pt【“高級版「格安スマホ」”という戦略】 [第3回] ここでドコモの利益と利益率を見てほしい。2018年3月期で「利益:9870億円,利益率:20.7%」となっている。連結の数字でもあるため一概には言えないが、かなり単純に言うと「ドコモは現在の料金設定で20%近くの利益率を叩き出していること」になる。これは設備投資などを差し引いた額だ。高級版MVNOはドコモと同じ料金設定だが、ドコモのようにインフラ投資もインフラを提供や維持するための人件費も必要ない。利益率はドコモ以上を期待できることになり、余裕のある資金力を十分な回線容量に投資していく。
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