世界的なトランプ効果:各国や企業はすでに動き始めているGlobal Trump effect: Countries and companies are already making moves(axios)
トランプ次期大統領はあと 2 か月間は依然民間人ではあるが、差し迫った大統領就任により、すでに世界は大なり小なり変化しつつある。
全体像: トランプ大統領は、保護主義の拡大、米国の海外支出と介入の減少、そして国家間の条約上の同盟よりも指導者間のイデオロギー上の同盟の方が重要になり得る新たな序列の到来を予感させる。世界中の PM や CEO にとって、無駄にする時間はない。
韓国のユン・ソクヨル大統領は、トランプ大統領がプレーしたい場合に備えて、自分のゴルフクラブを倉庫から取り出している。
台湾当局者らは、トランプ大統領(自治島が中国からの保護を望むなら「我々に金を払う」べきだと言っている)に
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普遍的人権を御旗にした国境をなくそうとするグローバリズムと国家主権を御旗にしたナショナリズムの戦いが民主主義国同士の間での戦いが苛烈になっている。
西欧では、イタリア、英国、フランス、ドイツなどは移民とマイノリティの是非で国論が分かれ紛争が絶えなくなっている。米国でも激しい戦いが展開され、マスコミ、多国籍企業、移民の企業幹部などが民主党を全面的にバックアップしてきた。一方賃金と物価が上がり生活が圧迫され困窮している多くの米国民が共和党をバックアップした。米国のマスコミだけでなく米国民主党によって洗脳された日本のマスコミ、官僚、政治家が人権グローバリズムに感化されている。顕著な事例は、自民党総裁選であり、米国エマニエル大使の工作が成功し人権グローバリズムの石破氏が日本伝統を重視する高市氏を抑え選ばれた。自民党員、企業が高市氏を選びながら、米国民主党の日本代理人である岸田前首相が逆転の仕掛けを見事に成功させた。
今後激しく戦った米国政治が日本でどのような影響を及ぼすかが重要な視点なのでしょう。マスコミ、官僚、政治家は感化の程度が高いが正常な感覚を維持している国民と企業が、マスコミ、官僚、政治家と遊離し当面の間は混乱し政治的空白が生じるのでしょう。そんな馬鹿なことをしている時ではないが、米国の政治の一方に加担した付けがあまりにも大きいといえる。
いくら馬鹿なトランプであっても高関税で米国を助けることは出来ないことくらいは前回で十分勉強したハズです。
米国の最大の問題は自ら生み出した財政の行き詰まりと米国が管理する資本市場の崩壊リスクです。そのソフトランデイングによる解決は中国との連携するしかありません。
来るべき世界は中国と米国の歴史的な和解が成立して驚愕するでしょう。
天才的な事業家であるイーロン・マスクはそのことを考えており、トランプと習近平の握手を世界に見せてくれるでしょう。
キッシンジャーがニクソンを毛沢東に会わせ、毛沢東に市場経済を採用させ今日の中国を作りました。トランプは中国と連携してMAGAを実現するのです。
イーロン・マスクはプーチンとは30回会ったと言われています。彼はプーチンから中国歴史上の国共合作のポイント、ニクソン/毛沢東の握手の意味を縷々教えて貰ったはずです。それはあたかも安倍晋三がネオコンとシオニズムの脅威をプーチンから教わったみたいに。
>>1
視野が狭いですね。高市氏は野田氏、前原氏と同様に嫌中軍国主義者です。
岸田氏が高市氏を敗北させたのは岸田氏の根にある反戦感情(宏池会)です。
トランプ政権誕生がほぼ確実と思われる現下の日本の空気感は、私の印象では、パックスアメリカーナの基本は変わらず、だから日米同盟のあり方も変わらない。だが、トランプになると、なんか無理難題を吹っ掛けてくるんじゃないかなー、それが心配、みたいなカンジではなかろうか?
つまりは、冷戦時代と地続きの対立の構図の上に、それでもアメリカの覇権や西側G7による「ルールによる秩序」が支配する世界というイメージ。この時代錯誤なイメージが今だに日本の時代認識ではないか?
だが、まずトランプのアメリカ第一主義は、覇権放棄を意味する。その証拠がウクライナ停戦の主張だ。ウクライナ戦争継続は、軍産複合体やネオコンの覇権維持政策に他ならない。だからこそ、軍産複合体やネオコンらは、トランプ就任前に、必死の戦争継続エスカレーション策として、ロシアへのアメリカ製長距離ミサイル兵器の使用許可を下した。トランプによる停戦を潰したい、と。だから、別の角度から見ると、このウクライナ戦争敗北は、アメリカ帝国にとって、覇権低下を確実なものにする事態ということだ。
いずれにせよ、トランプは覇権にこだわりがない。だから、中国やイランに対して、アメリカ帝国第一の観点から、強固論をぶつけるだけであろう。また、親イスラエルなのも宗教右派のメンタリティーによるものではないか?
そして、欧州ではウクライナ敗北必至。西アジアでは、ロシアとイランの関係強化、中国とサウジアラビアの関係強化等を背景に、アメリカ帝国の中東での影響力低下も歴然としている。東アジアでは、BRICSやSCOを牽引する中国のパワーは高まるばかりだ。
要するに、アメリカ帝国の覇権低下は隠しようがないし、トランプはアメリカ帝国の覇権を放棄するつもりでいる。それが現下の世界の趨勢だ。
この時代認識がまるでない一方、トランプ就任によりアメリカ帝国の民主主義が危機に瀕するとか、相も変わらず、アメリカ帝国と同盟して、中国に勝つ!とか時代錯誤、時代遅れを続けているのが、日本国だ。まことに情けない。
トランプのアメリカ帝国が、アメリカ帝国の国益になるわけがない日本防衛をするとは思えない。だから、トランプ就任により、ますます確実に日米同盟は砂上の楼閣になる。日米同盟は、トランプに騙されて無駄なガラクタ武器を売り付けられるための口実でしかなくなるだろう。
日本は、トランプ就任にあたって、なにを考えるべきか、それは日米同盟のあり方、必要性の問題だ。もっと言えば、日米同盟はいらない。
だが、約80年前と同じ思考回路のままのB層ばかりのこの国で、日米同盟が議論の俎上に載るわけはない。それはわかっている。
だから、日本は石破みたいにトランプから無視され、今後は無理難題を突き付けられ、振り回されたら良い。目が覚めるかもしれないから。日本の国益を真剣に考える契機になるとよい。