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右翼鈴木邦男氏、今、言葉「愛国心」は人を貶めるのに使われている
2013-02-28 08:4921pt5私は右翼、鈴木邦男氏と若干親交がある。一水会代表の木村三浩氏とも何度か一緒になったことがある。 二〇〇九年だったろうか、 「伊達裁判を考える会」で講演を頼まれ、出かけたら、鈴木邦男氏がおられた 。東京地方裁判所(裁判長判事・伊達秋雄)が1959年3月「日本政府がアメリカ軍の駐留を許容したのは、指揮権の有無、出動義務の有無に関わらず、憲法前段によって禁止される戦力の保持にあたり、違憲である」という判決を下したのが「伊達裁判」である。 文化放送の「夕焼け寺ちゃん」にまねかれたら、そこのレギュラー・コメンテーターが、鈴木邦男氏であった。ニコニコでも一緒に対談したこともある。 この、鈴木邦男氏から、本年出版された『秘めてこそ力』を戴いた。 幾つかを抜粋してみたい。
似て非なる右翼とネットウヨク
全共闘とか戦いをやった人は、それなりに体験で学んでいるけれど、学んでいない人たちは、直接自分と国家 -
日本人は気づいていない。オバマにとって「安倍政権は負債」です
2013-02-27 06:4021pt6
私はこのブログですでに「今一度何故安倍首相が米国で不人気か整理しよう」というものを掲載した。
その時の主要点は次の内容である。
「多くの人は、安倍首相は米国に大歓迎されると思っていた。
少なくとも自民党はそう思っていた。選挙公約では「外交を取り戻す」の標題の下、「日米同盟強化の下、国益を守る主張する外交を展開します」とうたった。しかし、どうもおかしいのである。
安倍氏が一月訪米を言っても、オバマ大統領は、「はいどうぞ」と言わない。 それだけではない。
安倍首相批判の声が米国等から聞こえてくるのである。
すでにニューヨーク・タイムズ紙等3つの重要な論評が出た。
ニューヨーク・タイムズ紙は1月2日付の社説で、「日本の歴史を否定する今一つの試み(Another Attempt toDeny Japan’s History)と題してo安倍晋三首相が従軍慰安婦問題でのいわゆる「 -
安倍首相は何故一気にTPP推進に走らざるを得なかったか
2013-02-26 07:2721pt2安倍首相は保守的政治家である。かつ米国との連携を極めて重視している。 米国との関係が良好であることを宣伝することが、安倍政権の命綱である。 安倍首相は当初、米国との関係が良好であることを宣伝することは難しいことではないと考えていた。 アーミテージ氏等ジャパンハンドラーが集団的自衛権の推進、防衛費の増大、普天間基地の辺野古移転の推進を求めていた。安倍首相はこれを丸呑みすれば、日米関係は良好と宣伝できるはずだった。 この流れの一つにヘリテージ財団のクリングナー著「米国は日本の政治的変化を利用し同盟を進化させるべきである(U.S. Should Use Japanese Political Change to Advance the Alliance )」がある。・安倍の保守的な外交政策についての考え方と中国に対する日本の民衆の増大しつつある懸念はワシントンが米日同盟に致命的重要な幾つかの -
奴隷根性丸出しの安倍首相
2013-02-25 06:0021pt10
安倍首相は、2月22日、米国訪問時にCSISでの政策スピーチを次のスピーチで始めました。「 ハムレさん、ご親切な紹介ありがとうございます。アーミテージさん、ありがとうございます。グリーンさんもありがとうございました。そして皆さんがた本日は、おいでくださいましてありがとうございます。」そして次のように続けました・「 昨年、リチャード・アーミテージ、ジョゼフ・ナイ、マイケル・グリーンやほかのいろんな人たちが、日本についての報告を出しました。そこで彼らが問うたのは、日本はもしかして、二級国家になってしまうのだろうかということでした。 アーミテージさん、わたしからお答えします。」(出典;首相官邸ブログ) 驚愕です。 演説の冒頭は、重要な来客に向けて行うものです。 CSISでの政策スピーチを聞く聴衆はよほど、貧弱な層だったのでしょう。 主な来客が、ハムレ、アーミテージ、グリーンです。 とても一国 -
安倍首相はTPP参加に舵を切った。日本は米国に隷属する仕組みをさらに強化する。
2013-02-24 09:1321pt3TPP問題をフォローしている人は、誰もが、「安倍首相はTPP参加に踏み切る」と思っていた。 それは安倍首相がTPPの利点を理解しているからではない。安倍首相の本質は従来の多くの政権に負けない対米従属政権であり、米国に迎合するため、どこかの時点でTPP参加の方針を打ち出すことが予想された。 それが今次、米国訪問で明確化した。 当初、安倍政権は米国のジャパンハンドラーと呼ばれる軍産複合体の望む安全保障面でのコミットを打ち出すことにより、日米関係の強化を訴えようとした。しかし、集団的自衛権等に対する中国の懸念に配慮し、米国側はブレーキをかけた。 そうすると、日米連携の強化をアピールするにはTPPを前面に打ち出すしかない。 まず何が起こったかを見てみよう。 2月24日付日経新聞は次のように報じた。「政府は環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に踏み出す。安倍首相は22日昼の日米首脳会談で、す -
糸数慶子さんの夫
2013-02-23 10:1221pt「 昨日、糸数慶子さんの招待で、沖縄県男女共同参画センターで「戦後史の正体」の講演会をした。 「朝まで生テレビ」で普天間問題を扱った時、最低でも県外を主張するのが、最後は糸数慶子さんと私になる。こういうことで糸数慶子さんと知り合った。 昨日那覇空港に糸数慶子さんに会った後、自動車に向かうと、運転手の人が夫だという。糸数慶子さんのブログか何かに「今から23年前です。わたくしの夫であります糸数隆が、あの喜瀬武原の山には、砲弾を一発たりとも撃ち込ませないと、体をはって、阻止闘争をいたしました。復帰して2年目のことですから、刑事特別法違反ということで、逮捕されまして、6年間の長い裁判闘争を続けました」と書いてあった。 そして更に検索していると次のブログに出会った。まおの勝手おしゃべり糸数隆さんが会社を辞めた
糸数慶子さんさんの夫の隆さんは、妻の慶子さんの名前が「県知事選野党候補 -
北方領土と森元首相
2013-02-22 10:2121pt3私の出身地は石川県小松市である。 この地は森元首相の選挙区である。 私の小学生の同級生の多くが森元首相の選挙を支えていた。 森元首相は不思議な存在で、首相時代はまったくさえなかったようであるが、首相を辞めてから存在感を増した。 彼が心がけてきたことは、ほぼ毎年ロシアを訪問し、プーチン氏等と人的関係を築いてきたことである。日本の政治家が世界のトップ政治家と関係を継続しつていることは、稀有なことであり、この点だけでも森元首相の功績はある。 2日日経新聞は次のとおり報じた。「安倍首相の特使としてロシアを訪問中の森元首相は21日、プーチン大統領と1時間10分会談した。プーチン氏は日ロ関係について「平和条約がないことは異常な事態だ」と強調。北方領土交渉に関して自身が言及した「引き分け」との言葉の真意について「双方受け入れ可能な解決策だ」と説明し、領土問題の進展に前向きな意向を示した。両氏は平和条 -
北朝鮮の核兵器に対する米国国内の危機感
2013-02-20 23:1421pt2米国国内における北朝鮮の核兵器に対する危機感が増大している。 2月18日付PEWは次の世論調査を発表している。 「次の物に対し、「critical threat(致命的脅威)とみなす者の% 北朝鮮の核兵器開発―83% イランの核兵器開発―83% 国際的テロリズムー81% イスラム原理主義―53% 中国の経済力―52% 中国の軍事力―51% イスラエル・パレスチナ間紛争―44% ロシアの軍事力―29% インド・パキスタン間の紛争―25%」 「北朝鮮の核兵器開発―83%」ということは、当面米国の外交安全保障政策がこの問題を重視した形で動くことを示唆している。
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大学生への言葉:戦略的思考のすすめ
2013-02-20 08:1221pt2ある大学で、識者から短い「大学生への言葉」を集め、本を出す企画が進んでいる。 私が寄稿したのは下記の「 戦略的思考のすすめ」である。 「戦略的思考のすすめ」 私達は頻繁に「戦略」や「戦略的」という言葉に出会う。 では「戦略」とは何か。 私は戦略を「人、組織が死活的に重要だと思うことに目標を明確に認識する。そしてその実現の道筋を考える。かつ、相手の動きに応じ、自分に最適な道を選択する手段」と定義したい。 「人、組織が死活的に重要なこと」であるから、人間、誰でも戦略的考え方を行っている。問題は、どの様にそれを考察しているかだ。 日本人論の古典、ベネディクト著『菊と刀』は「(日本人の)行動は末の末まで、あたかも地図のようにあらかじめ決められている」「日本人が誠実であるという語を用いる際の意味は地図の上に描き出された道に従うということである」と記述した。 早坂 隆著『世界の日本人ジ -
北方領土の解決をどう図っていくか
2013-02-19 05:4321pt
2013年2月18日 読売新聞は次のように報じた。
「安倍首相の特使として、自民党の森元首相を20~22日の日程でロシアに派遣すると発表した。森氏は21日にロシアのプーチン大統領と会談し、首相の親書を手渡すほか、22日には大統領側近のナルイシキン下院議長と会談する。菅氏は派遣について、「(森氏は)大統領と非常に親交があり、首相訪露に向けての地ならしとして、日露関係全般について意見交換を行う」と述べた。森氏と大統領の会談では、北方領土問題もテーマとなる見通しだ。ただ、菅氏は両氏の会談を「(政府間)交渉ではなくて(非公式の)意見交換」と位置づけた。森氏が択捉島以外の3島の先行返還に言及したことについても、「4島の(日本への)帰属が前提だから、日本の立場を逸脱することはない」と強調した。」 北方領土問題は今、解決の可能性がある。 ソ連、ロシア側の首脳の北方領土問題に対する姿勢は歴史的に見て
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