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2018年4月の記事 32件

安倍首相には、苦しい時の「拉致問題」。だが拉致問題の解決には北朝鮮との合意が不可欠。では北朝鮮は、安倍首相を拉致問題を話すのに適任と思っているか。北朝鮮在留の元よど号実行犯は北朝鮮は安倍首相を拉致問題を協議できる人物とみなしていないという

 よど号実行犯は今日、日本で自己の見解を発信しているが、その主要論点*****************************************。 ・トランプ大統領は日本を置き去りに米朝首脳会談に応じる挙に出た。  あわてて日朝対話を申し入れた朝鮮からは「一人ぼっちになった安倍政権」(労働新聞)と揶揄された。 ・安倍首相の対米追随の対北朝鮮敵視政策が米国によって裏切られたのは、今回で二回目である。 ・「拉致問題で政権をとった」と言われた安倍首相だが、2008年、ブッシュ政権の対朝鮮圧力一辺倒路線から対話への転換した。米国の一方的な「対北朝鮮テロ支援国家指定解除」通告に慌てて「日本には拉致問題がある」とこれに抵抗を試みた。北朝鮮で安倍政権への圧力をかけ続けた米ブッシュ政権は、結局安倍首相を「体調不良」による政権放り投げに追い込んだ。  安倍政権といえば、小泉政権

米「核廃棄まで圧力」 段階緩和拒む方針 「過去の対応、誤り」。米国は「完全、不可逆的で検証可能な非核化」を求める。これは北朝鮮の安全には深刻、簡単に手放せない。見返りに米国が北朝鮮を攻撃しない保証を出しうるか。

A:事実関係 米「核廃棄まで圧力」 段階緩和拒む方針 「過去の対応、誤り」 対北朝鮮(朝日) トランプ米政権は22日、北朝鮮が宣言した核実験とミサイル試射の中止だけでは、経済制裁緩和などの見返りを与えない方針で米朝首脳会談に臨む考えを明らかにした。カナダのトロントで始まった主要7カ国(G7)外相会合にあわせ米政府高官は、核開発の凍結や宣言だけで段階的に見返りを与える過去のやり方は誤りだったと強調。北朝鮮が実態のある核は息を守るまで「最大限の圧力をかけ続ける」と語った。 22日のG’外相会議の席上、サリバン国務長官代行ら米側は先ず、北朝鮮が20日に示した核実験とミサイル発射の中止を「歓迎する」意向を示した。一方で、「過去の同じ過ちを繰り返さない」と指摘した上で、「我々はまず最初に北朝鮮の実体ある非核化を求めている」と強調した、 過去の米政権は、核危機の緊張を回避するため、

国際社会におけるドルの影響力の後退。欧州でのユーロの支配。中ロ間で、14年通貨交換(スワップ)協定締結。16年露の対中輸出の13%、輸入の16%が元・ルーブル決済。タイではASEAN向け25%がタイの通貨パーツ、輸入は14%。石油産油国内向き

エコノミスト(毎日新聞社)5・1-8日号は「ドル沈没」の特集を組んでいる所、主要論点。 1:ヨーロとドルの関係 「欧州はユーロが基軸通貨、ドル上回る国際資本取引」  欧州では、ドルよりもユーロの方が、為替媒体通として利用されている。  スェーデン外為市場の直物取引におけるクローナとユーロの取引額は2013年に99億クローナ、2016年に131億クローナであったのに対し、ドルとユーロの取引額は2013年に25億クローナ、2016年に45億クローナであった。 ポーランド外為市場の全直物取引中、ズロチとユーロの取引額は2013年に55%、2016年に61%、ドルとズロチの取引額は2013年に15%、2016年に13%。 デンマーク、ルーマニアの外貨準備の75%がユーロで、チェコでは54%である。 ドイツにある民間銀行の対外負債残高は資産がユーロ建てが1兆2654億

北朝鮮 核実験とICBM発射実験中止 核実験場も廃棄と発表」米朝首脳会談を目指してのステップ。トランプはこれを歓迎。しかし、米国政府(実務)は核兵器の廃絶は「最終的、不可逆的、検証可能」としている条件とはほど遠い。現状は戦術的動き。米紙報道紹介

A-1:事実関係1 「北朝鮮 核実験とICBM発射実験中止 核実験場も廃棄と発表」(NHK) 北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は、核実験とICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験を21日から中止し、核実験場を廃棄する考えを表明しました。ただ、核保有の立場に変わりはなく、核やICBMの実験を再開する余地も残しています。 北朝鮮国営の朝鮮中央テレビが、21日午前、伝えたところによりますと、ピョンヤンで20日、朝鮮労働党の中央委員会総会が開かれ、キム・ジョンウン委員長が演説しました。 この中で、キム委員長は「核開発と運搬攻撃手段の開発がすべて行われ、核の兵器化の完結が証明された状況で、いかなる核実験も、中長距離、大陸間弾道ミサイルの発射実験も必要なくなり、北部の核実験場も使命を終えた」と述べました。 そして総会では、核実験とICBMの発射実験を21日から中

孫崎享のつぶやき

元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。

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孫崎享

孫崎享(元外務省・国際情報局長)元外務官僚で、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を経て2009年まで防衛大学校教授。『戦後史の正体』は8刷20万部の売れ行き。ほかに『日本の国境問題-尖閣・竹島・北方領土』(ちくま新書)、『日米開戦の正体』『日米開戦へのスパイ達』『日本国の正体』『朝鮮戦争の正体』などがある。ツイッターのフォロワーは13万人を超えた。

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