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記事 34件
  • 「ビートたけしのTVタックル」でのTPP論議

    2013-03-31 08:38  
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      「ビートたけしのTVタックル」4月1日19時00分から21時48分の録画撮りが昨日行われた。2部構成で、私の出たのは後半部分。わいのわいのの発言だからとても整理がつかない。しかし、論点が浮かんでいるので、私の発言できなかったことも含めて記述してみたい。 司会はビートたけし氏であるが、阿川佐和子さんがだいたい進行の采配をふるう。 討議したのはアベノミックス、TPP、憲法改正である。 TPPについては論議の冒頭、賛否を問うた。 賛成:佐藤ゆかり(自民党)、渡辺喜美(みんなの党)、菅沼栄一郎(朝日)、須田信一郎、手島龍一(選択の余地ない) 反対:西田章司(自民党)、福島瑞穂(社民党)、井上哲士(共産党)、孫崎享、ジェームス・スキナー この人選で民主党がいないことが、興味ある。1:世界経済の流れにのるしかない。 賛成派の主要な主張点である。 私はこの論議には割り込めなかった。 私の論点は「T

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  • 緊迫感の増大する北朝鮮情勢

    2013-03-30 06:27  
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     北朝鮮情勢が緊迫してきている。 米国国防長官の発言を見てみよう。29日産経新聞は次のように報じている。「ヘーゲル米国防長官は28日、国防総省で記者会見し、北朝鮮の「挑発的な行動と好戦的な言葉が危険を高めている」と指摘、「最悪のシナリオ」を想定して、金正恩体制の言動を「真剣にとらえる必要がある」と述べた。」 北朝鮮側の言い分を見てみよう。26日ロイターは次のように報じている。「 国営の朝鮮中央テレビが伝えたところでは、同国外務省は安保理に「米国と韓国が核戦争を挑発する動きを見せていることから、朝鮮半島は現在、一触即発の核戦争状態にある」と公式に通達したという。北朝鮮はこれより先に、同国軍の戦略ロケット部隊や砲兵部隊が米本土、ハワイ、グアムの米軍基地を標的に戦闘態勢に入ったと警告していた。 韓国と米国は4月末までの予定で合同軍事演習を実施中。両国は防衛訓練だと強調しているが、北朝鮮は米国が

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  • 秋山 豊寛氏(2)「彼が何故福島から避難したか。奇形児の死産を見てきたからか?」

    2013-03-29 06:14  
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      日本人初の宇宙飛行士秋山 豊寛氏は、1995年にTBSを退社し退職した。ウィキペヂアは「次第に会社での居場所がなくなっていったことを退社した理由の1つに挙げている」と記述している。 敏腕ジャーナリストであっただけに、現場で活躍し続けたかったのであろう。 しかし、日本ではフリーのジャーナリストが活動できる場はほとんどない。発言の場を持つにはしっかりとした財政的基盤を確立する必要がある。 1995年からは福島県に移住し、農業に従事した。ここに原発事故が起こる。 毎日JPは次のように記述している。「福島・滝根に移り住み、自給自足を目指して有機農業を始めた。滝根では阿武隈山地の標高約600メートルの山里に1ヘクタールの土地を購入。シイタケの原木栽培をはじめ、コメや野菜づくりに取り組んでいた。そのさなかの東日本大震災だった。原発から自宅までは約32キロ。震災翌日には、近くの体育館に、第1原発が

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  • 秋山 豊寛氏(1)「米国はソ連の宇宙ビジネスを何故支援したか」

    2013-03-28 18:38  
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      秋山 豊寛氏は、元TBS]記者・ワシントン支局長、報道総局次長などを歴任している。現在は京都造形芸術大学芸術学部教授である。毎日放送ラジオ局が2012年度ナイターオフ期間に放送する4時間6分の生ワイド番組、水曜日のパーソナリティとして活躍された。最終回の昨日、呼ばれて、参加し、ついでに私もスタフ一同と一緒に、打ち上げの飲み会に参加した。 秋山 豊寛氏が最も有名なのは宇宙飛行士としてである。1989年にTBSが、日本人のミール訪問に関する協定をソビエト連邦の宇宙総局と調印、1989年10月から1990年11月まで、モスクワ郊外の星の街の宇宙飛行士訓練センターで訓練を行う。1990年12月2日、ソ連のバイコヌール宇宙基地より宇宙船ソユーズTM-11搭乗の秋山が、初めて宇宙へ行った日本人宇宙飛行士となった。宇宙船ソユーズは現役の有人宇宙船としては最も安全で経済的であるとされ、商業用の宇宙観

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  • 衆議院選挙の違憲判決

    2013-03-27 07:59  
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     最大2.43倍の「一票の格差」を是正しないまま実施された昨年12月の衆議院選は意見だとして、弁護士グループなどが訴えていた訴訟について相次いで違憲判決が出た。
     3月26日付日経新聞がまとめた結果は次のものがある。
     3月6日東京(裁判所)―違憲、7日札幌―違憲、仙台―違憲、名古屋―違憲状態、18日福岡―違憲状態、金沢支部ー違憲、22日高松―違憲、25日広島―違憲・選挙無効、26日東京―違憲、松江―違憲、岡山違憲・選挙無効。
     3月26日付日経新聞は「最高裁大法廷が他の訴訟と合わせて、今夏にも統一判断を示す見通し」と報じている。
     予断はできないが、裁判所における違憲との判断は最早、揺るがすことができない状況に来ている。
     問題は違憲との判断を前提にして、その有効性をどう見るかである。
     ここでは考え方が二分されている。広島高裁の笩田順子裁判長は「「憲法上許されるべきでない事態が生じ

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  • 書評:『猫を抱いて象と泳ぐ』(文春文庫本2011年)

    2013-03-26 06:32  
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    素晴らしい本とは、作家自体の世界を提示できるかにある。 小川洋子著『猫を抱いて象と泳ぐ』、題名からして作者が独自の世界を提示していることは間違いない。 『博士の愛した数式』(2003年 新潮社)は映画化され、それはそれで、大変に素晴らしい出来栄えであったが、この『猫を抱いて象と泳ぐ』は特写技術でも使わない限り、映画化は出来ない。それほど、特異な世界を提示している。 こんな作品はとても現在の私には書けないという思いが実感である。 もし、この作品がオリジナルを英語で書かれ、世界中の人が読み、その結果500万部を突破する世界的ベストセラーになっていたとしても全く驚かない。それだけ魅了させる本である。 勿論、著者独自の世界を描くのであるから、読者も一定水準の知的水準を要求される。 (「BOOK」データベースは「大きくなること、それは悲劇である」。この箴言を胸に十一歳の身体のまま成長を止めた少年

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  • 沖縄の新聞は何故対米従属でないのか

    2013-03-25 07:01  
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     時々思うことがある。もし、日本「本土」の中央紙が沖縄の新聞のように、がっつをもって対米自主を書いていたら、日米関係の在り様はすっかり変わっていたのでないか、今日のような無残な対米隷属でなかったのでないかと思う。沖縄には「琉球新報」と「沖縄タイムス」という2大地方紙がある。中央の新聞はほとんど沖縄に食い込んでいない。 二紙共、米軍基地には厳しい対応を示している。 普天間基地問題、オスプレーの配備、4月28日に政府が開く主権回復記念式典等厳しい報道を続けている。 私は『戦後史の正体』で日本の政治家で対米自主を唱えた人はほとんど、政治の場から排除されていくのを見てきた。 そしてその排除は米国が直接手を下すというよりは、政治家、新聞、官僚がほぼ一体となって、この日本人の手によって政治的に抹殺してきた。 なかでもマスコミの影響力は大きい。 戦後の長い歴史の中で、米国は政治家、新聞、官僚という組

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  • いいかげんな議員だ。大西英男衆議院議員は。東京16区の人々は知ってるでしょうか

    2013-03-24 07:48  
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    いいかげんな議員だ。大西英男衆議院議員は、東京16区の人々は知ってるでしょうか 大西議員は03/22付け自分のブログの中で「「専門家同士が討論するような形式で、孫崎氏の意見に対して反論する機会が与えられるならば何の問題もない」と実質、白旗をあげた。 こんなに早く白旗あげるなら、そもそも何故国会で質問したか。 自分のブログで「私は、10分間の質問時間のために、「戦後史の正体(2012年)」「日本の国境問題――尖閣・竹島・北方領土(2011年)」「日米同盟の正体――迷走する安全保障(2009年)」「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか(1993年)」など、孫崎氏の著書数冊を熟読させていただいた。孫崎氏の博識には敬意を表するところであるが、史実や事実を自らの独断と偏見で一方的に断じていることには疑問を感じる。」 と書いている。 本当に読んでいるのか。「日本外交 現場からの証

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  • 「尖閣諸島の棚上げ合意なし」の政府の立場は嘘。合意あったと元外務次官証言

    2013-03-23 08:30  
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    尖閣諸島について、棚上げ合意があったかなかったか、これによって方針は大きく変わる。今日、尖閣諸島の棚上げに関しては、中国側が主張したけれども、日本側が合意したことはないという立場である。 しかし、これは事実に反する。 政府は嘘を言っている。 何故、嘘をついているか。これこそ問題である。 元外務次官栗山氏は2012年12月『アジア時報』において「尖閣諸島と日中関係―棚上げの意味」という一文を寄せている。・1972年7月田中内閣誕生当時、外務省で条約課長の職にあった、(注条約締結の実務的責任者)。・中国の真意を知る上で最も参考になったのはいわゆる「竹入(公明党)メモ」であった。 筆者が注目したのは「尖閣列島の問題にも触れる必要はありません」との周恩来首相の発言であった。・尖閣の領有権問題が正常化交渉の対象になれば、日本側は当然譲歩するはずがなく、中国側も降りる訳にいかないから、この問題を巡っ

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  • 「大西英男議員の衆議院での私への批判」

    2013-03-22 08:52  
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    大西議員よ。情けないではないか。折角、「多く諸先輩のご配慮により質問する機会を与えていただき」それで、私への攻撃に5分も使うとは、すこしは国政のことを考えることはないのでしょうか。私に関して、質問するなら、本ぐらい買ったらどうですか。そのお金ないのでしょうか。それとも読書は全くの苦手ですか。 大西議員の質問は動画があるので、これを見てもらえばよいが、「テレビにだまされないぞぉ」というブログに文字お越しをしてあるので、それを見てみたい。大西議員「自民党新人の大西英男でございます。多く諸先輩のご配慮により質問する機会を与えていただきましてありがとうございます。まず、私はNHK報道の政治的中立性についてお尋ねをしたいと思う。実は先日、早朝の会議に急ぐために車で移動していたら家内から、『お父さん大変よ 、今、テレビでTPPはとんでもないという事をやってるわよ 』という事で連絡があった。私はすぐ家

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