先の参議院選挙では、自公などの「改憲勢力」が参議院の議席で3分の2を確保し、自公の圧勝という面が強調された。

しかし、冷静に選挙結果を分析すると、自公には大きい不安状況が出てきている。

自民党の獲得議席は56であったが、これは前回の65議席から大幅減になっている。

大幅減を作り出したのは小選挙区で、予想以上の敗北をしたことにある。共闘は11議席を獲得した。

これは、安倍首相が先頭にたち、従来にない強力な利益団体への締め付けにも関わらず実現したことによって、打撃は大きい。

11議席の特徴を県内の地域別にみると、都市部だけではなくて、その他の地域にも平均的に票を伸ばしている。

参議院選挙で野党共闘ができれば、自民党は大きく票を失う可能性が出現した。

だからこそ、この危機をうけて、民主党内に野党共闘を崩そうという動きが出た。第2自民党としか呼べない人々の動きである