小泉首相は①徹底した対米隷属、②郵政民営化等政策に反対する者への制裁の風土を作ったことで、私は総理大臣時代の彼を厳しい評価をしている。
他方、原発再稼働反対などを唱え、今日、野党支持ではなく、自民党の支持で固まっている層に見解を届けることが出来る役割を果たし、彼の現発言を支持する。
A:事実関係:小泉純一郎元首相「憲法改正、来年にできるわけがない」 野党第一党との協力主張(産経ニュース、.8 18)
(「憲法」)小泉元首相は8日、BS朝日の番組収録で、安倍首相が意欲をみせている憲法改正について「来年にできるわけがない。臨時国会で自民党案をまとめて来年の通常国会に出そうと(いうのはできない)」と述べた。
小泉氏は「改憲は選挙の争点にしてはならない。野党第一党と協力して『まあこの辺がよいだろう』というふうにしなければならない。自民党だけで選挙の争点にしたら、絶対にできな
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小泉元首相は、①徹底した対米従属、②制裁風土の醸成であり、この根本が変わると思えない。
憲法改正ができないというのは、安倍首相にやらせたくないということでしょう。
原発反対は、独特の臭覚で、原発反対を貫けばどこかの時点で、ウェーブをおこし、自民支持層が動き出すとみているのでしょう。
任期が決まっており、権力がはがれていく安倍首相を追いやる息子進次郎支援の親心なのでしょう。打算人物に乗るしかない孫崎さんの気持ちが保守系の分裂による自民党の崩壊を目指しているのであれば、支持できる。ただ、安倍首相の失脚を目指しているのであれば、支持できない。ほっておいても力を失っていくのは目に見えている。
小泉元首相に限らず、自民党の議員たちはみんな、対米隷属で満足しているのではないか。
普通なら、国会議員になろうと考える人は、現状の政治に問題を感じ、「自分の力でもっと良い国にしたい」と考えて行動しているはずだ。
だが、万年与党の自民党から立候補する人に、そんな意識があるとは思えない。むしろ「自分は苦労せずに、利権を享受しよう」と考えているのかも知れない。そんな人間を国会議員にしてしまう国民も、無関心の責任重大だ。
だから米国の言いなりの政治に甘んじ、占領状態のような地位協定を変えようという意思も見せないし、沖縄県や横田ラプコンなどの不平等な事実を報道することさえ禁じている。
小泉氏が、原発再稼働に反対していることも眉唾物で、本気かどうかは分からない。
もしも、地位協定改正を公言し、米側に対して行動を始めたら信用しても良いと思う。
小泉元首相の過去をどう評価するかは別にして、彼が「野党第一党との協力が無ければ、憲法改正なんて出来ない」と観ている点「そうだよね」という気持ちに私はなりますが、やはり甘いですか?
そして、彼が「野党統一候補を出して原発ゼロを公約に掲げて争点にしたら、自民党は危ない」と述べるなんて、やっぱり、政治の元プロの重みを感じるんですが、やっぱり甘いですか?
私も小泉さんの発言は、何を今更という感じはありますが、遅きに失することなかれで、それでも今はありがたい。でも、小泉さんでも響かない今の自民党の病の深さに驚きます。
宇都宮氏が負けた都知事選の頃、細川氏を応援する小泉元首相へ同様の評価されていた記憶があります。
「事実関係」の憲法、原発、北朝鮮、いずれも凡そ まともな論だが、言ったのがコイズミだからダメだ━それはないだろう。
その意味では孫崎さんが依然評価されるのも分かりますが、今尚コイズミなんぞに期待するしかないトホホな日本。
どこまで本気なのかも実に怪しい。例えば原発なら、日米地位協定と同様に酷い(らしい)日米原子力協定に触れることもないだろう。スローガン、アドバルーンを揚げるだけでなく、どうやって原発ゼロにもっていくのか、シナリオ、ロードマップ、つまり「戦略」を示してこそだが、そんなことは まずやらない。
これまで幾度もコイズミ親子を褒め殺してこられた天木直人氏も先達て ついに匙を投げてしまわれた━「小沢塾に呼ばれて馬鹿の一つ覚えのように反原発を唱えて安倍首相を批判するそぶりを見せながら、決して野党共闘の側に立つことはない。その正体がバレタのだ...バレバレだ。いつまでたっても小泉純一郎は骨の髄まで自民党清和会なのである。いまでも小泉純一郎は安倍首相の指南役なのである。こんな小泉純一郎に、安倍首相を倒してくれと期待するほうが間違っているのだ」
>>5
同意。
それを言うならもっとやるべき、いうべきことが
あるだろうと思うのですが。
それは、やりもしないし言いもしない。