米国ではピカソの戦争画中、「ゲルニカ」は高い評価を受け、他方、「朝鮮の虐殺」は「絶対に米国で展示させない」と言われた絵です。 

「ゲルニカ」は、ピカソがスペイン内戦中の1937年に描いた画です。「ゲルニカ」は1936年から39年に起こったスペインの内戦を扱っています。1937426日、ドイツ空軍がスペイン・ビスカヤ県・ゲルニカに都市無差別爆撃を行っています。

193712月、米国で『ゲルニカ展』が企画され、オープニングにはエレノア・ルーズヴェルト大統領夫人、サイモン・グッゲンハイム(実業家)、アヴェレル・ハリマン(駐ソ大使、商務長官等歴任)、ジョージア・オキーフ(画家)、などが出席します。この絵はその後、スペインに返還されるまで、ニューヨーク近代美術館に保管されます。この絵画の題材になるスペイン内戦は、共和国政府に対し、フランコ将軍が率いる軍部が仕掛けたクーデターです。フランコにはド