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ウクライナはロシアの重要な要求を満たす用意がある-モスクワ━キエフはNATOの野望を忘れる用意がある、と交渉担当者は主張する(RT 2022/3/30)
https://www.rt.com/russia/552987-top-russian-negotiator-ukraine-peace-deal/
ウクライナとの和平交渉におけるロシアの首席交渉官ウラジミール・メディンスキーは、水曜日に、キエフが公式に中立となることに原則的に合意したと述べた。同国がNATOへの加盟を目指すことは、モスクワが先月、軍事攻勢をかけたとする理由の一つだった。
メディンスキー氏は、トルコのイスタンブールで和平サミットが開催された翌日に声明を発表した。彼は、ウクライナチームが将来の和平交渉のロードマップとなる計画案を提示したと述べた。
「昨日、ウクライナ側は初めて、口頭だけでなく書面でも、将来的にロシアと正常な、できれば善隣な関係を築くための最も重要な条件のいくつかを満たす用意があることを発表しました。
2014年のウクライナのクーデター後、ロシアはキエフ政権、その後援者、特に米国に対して、何年も前からこうした要求をしてきたことを思い出してください。ロシアは交渉を提案し、ウクライナの安全を保証し、この分野におけるロシアの国益を提供するはずのさまざまな種類の協定を締結するよう提案しました。
これらの要求はすべて、何年も無視されていた。そして、北大西洋同盟もまた、ウクライナから、より正確にはウクライナの領土から、反ロシアの足場を何年もかけて作ってきたのです。
ウクライナのNATO加盟、その領土にNATOの軍事基地を作ることは、決着がついている問題のように思われた。時間の問題であった。
また、これはすでに証明されていることだが、生物兵器を作る努力もあったことを指摘しておく。さらに、ウクライナの核兵器取得の問題も公にされた。
この間ずっと、キエフ政権はドンバスの住民に対して公然たる大量虐殺を行ってきた。その証拠は山ほどある。キエフが近い将来、ドンバスへの攻勢を計画していたという反論の余地のない証拠がある。その場合、ロシアはとにかくそこに住む何万人もの私たちロシア国民のために立ち上がる必要があったでしょう。
このような状況下で、ロシアは先制的な特別軍事作戦を開始せざるを得なくなった。
昨日、キエフ当局は、この数年間で初めて、ロシアと交渉する用意があると宣言し、将来可能な協定の条項を伝えたが、その内容は次のようなものであった。
- NATOへの加盟拒否、ウクライナのブロックフリー地位の固定化。
- 核兵器の放棄
- ロシアを含む保証国の同意がある場合のみ、軍隊の演習を実施する義務。
つまり、ウクライナは、ロシアがこれまでずっと主張してきたこれらの要求を実現する用意があると表明したのである。
これらの義務がすべて果たされれば、ウクライナ領土にNATOの橋頭堡を作るという脅威はなくなるのです。
だからこそ、この条約に最高レベルで合意することが非常に重要なのだ。
しかし、交渉と我々の作業は続いている。
クリミアとドンバスに関するロシアの立場に変わりはないことを強調したい。」
国際的な制裁がロシア経済にもたらす影響について、6月上旬には壊滅的な影響が出始める
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022033000889
ということなので、米国はひきつづき中国を監視しつつ、ロシア経済の崩壊をあと2ヶ月半くらい待つという作戦なのだろうとおもう。つまりそれまでロシアがそうとうに妥協して撤退しない限りは、停戦協議は(成立したようにみえても結局の所は)成立しないだろうと予測している。
そのロシアはキーフから大きく撤退する様子はなさそうで、孫崎さんの期待は裏切られたかたちだ。撤退するにもなにか手柄が必要で、依然として化学兵器使用の危険が高い。
ところでツイッターでの真偽不明の噂話(なので今回出所は書かない)によれば、
1,ロシアに味方して参戦していた南オセチア軍が死傷者多数で不満をためこみ反乱したあげく帰国した。
2,チェルノブイリで塹壕を掘ったロシア軍が、掘った場所が往時高レベル放射製廃棄物を埋めた場所だったため多数の兵士が急性放射線障害となった。多数の死者も出た模様。
わたしはシリアでアサドが毒ガスを使ったころは、こういった真偽不明のツイを全部あつめて相互の矛盾を検証したり、すでにそれに近いことをやって毒ガスの真実を探っていた英語サイトを読んだりしていた(まあ当時の自分はヒマだったのだろう)。
当時日本の報道は親アサドが多く(そもそも報道の量自体少なかった)、真実を知るにはそうするしかなかったからだが、今回は、わたしと世代が近い研究者が多数TVや新聞に出ていて、ロシア側の言い分も公平に伝えて、そのうえで矛盾の少ない見解を示している(そういう意味で孫崎さんのいう「反ロシア一色」的なことはまちがい)。
「ネットで真実」を探さなくても、今回は良いと感じている。むしろ「ネットで真実」を求めた挙げ句、整合性のチェックもできず、ロシア側の宣伝の単なる拡声器になっているヒトビトが目立つ。
今回、朝日新聞はかなり頑張っていると感じている。きょうは野家啓一の歴史的真実についての哲学的考察についての記事ものっていて、そういうものを読んでよく考えてみたほうが、ロシア側の宣伝を垂れ流すよりも、よほど賢いことが書けるとおもう。
>>13
情報ありがとうございます。
真偽不明とありますがチェルノブイリに塹壕を掘ったというのは、あながち間違いではないと見られることがある。
31日時事の報道であるが、
ウクライナのベレンシュク副首相が「占領者は原発の近くに弾薬庫を設けている」と主張。爆発すれば原発が危険にさらされると訴え。原発立ち入り禁止区域を「非軍事化」する必要性があると強調した。
「塹壕」はロシア自身のリスク、「弾薬庫」は論外のリスクである。ロシアは原発の専門家がいないのか、常識を外れる以前の問題を認識していないようであり、ロシアが正常な意識を失っているのではないかと、戦争を超えた危機意識を持ちます。
>>14
コメントありがとうございます。
放射線障害で死者、という点については疑問を持っています。つまりいくらチェルノブイリとはいえ、事故の当時、廃棄物を埋めることがともかくできた、その廃棄物にいくら近づこうと、短時間に死ぬほどの被ばく量となるとは考えにくいからです。
南オセチア軍の方も、ロシアと南オセチアとの関係を考えると、反乱して帰国とまではちょっと考えにくいと思っています。
>>15
4月1日グッドモーニングテレビ朝日ニュースでウクライナ原子力発電公社がSNSで伝えたことを報道しています。
情報源から見て、また、テレビ朝日が報道しており虚偽ではなさそうです。
>>17
コメントありがとうございます
どうもロシア軍がチェルノブイリから撤退をはじめていることはたしかなようです。米国防総省の高官も認めているようですし(米国のいうことならなんでも信じるわけではないですが、ここで嘘をつく理由がない)、おっしゃるようにウクライナ側の企業も発表しています。
一方で、急性放射線障害とか死者とかいうことには、まだ疑問をもっています。理由は上で述べた通りです。
ロシア側はもちろんですが、ウクライナ側も嘘をつきます。あるいは嘘を故意につかずとも、事実誤認などで結果的に嘘を言っている場合もあると思います。
ただ、シリアの毒ガスのときは、こういった自分なりの検証作業をえんえんと繰り返して、アサド側が使ったと確信をもつにいたりました。
>>18
確かに情報には尾ひれがつきがちですね。
ところでシリアでは、米国はスティンガー(地対空ミサイル)を反体制派に与えませんでした。反体制派のことを完全には信用していなかったからだと聞いたことがありますが、軍需企業の儲けだけ考えるなら、供与すればよかったのです。もしもスティンガーがあれば、低高度からの無差別爆撃やヘリからの化学兵器投下もなかった可能性があります。
ジャベリン(対戦車ミサイル)はウクライナで大活躍ですが、小泉悠が朝日新聞に書いていましたが、操作するのは人であり、相手の戦車から2.5km地点くらいまでには近づかないとジャベリンでも戦車を撃てないので、その地点まで近づくまでに、戦死する人々も多かろうということです。
孫崎さんは、軍需企業がおおもうけ、というようなことをお書きになっており、その面を否定するつもりは毛頭ないのですが、単にそういうものだけで説明できるものでもないということは、この機会に書いておきたいとおもいます。
ロシアがウクライナの米国資金によるバイオラボについて新たな疑惑を発表━キエフは、ドンバスとロシアを攻撃するために、米国防総省が資金提供したバイオラボで開発された病原体を使用する計画があったと、モスクワは述べている(RT 2022/3/30)
https://www.rt.com/russia/553004-ukraine-biolabs-drones-hunter/
ウクライナにある米国が資金提供した研究所からの文書やその他の証拠から、キエフがドローンを使ってドンバスやロシアそのものに対して病原体を散布する計画を立てていたことが、水曜日にモスクワで主張されました。
ロシア国防省はまた、東欧の国で生物兵器の開発に関与した特定のアメリカ人職員を特定したと主張した。この主張を裏付けるような直接的な証拠は提供されていない。
ロシアの捜査当局が特に関心を寄せているのは、「キエフ政権が、殺傷力のある物質を運搬・散布できる無人航空機の使用を計画していることを証言する文書」だと、軍報道官のイゴール・コナシェンコフ少将がブリーフィングで概要を説明した。
ロシア軍が保有する事実は、キエフ政権がドンバスとロシア連邦の住民に対して生物兵器を使用する可能性を真剣に検討していたことを証明する」と、コナシェンコフ氏は付け加えた。
ロシアはまた、「生物兵器の構成要素の作成に参加した特定の職員」を特定したと、同将軍は続けて明らかにした。しかし、彼は彼らの名前を挙げず、「米国防総省の部門長や職員、その主要な請負業者」とだけ述べた。
これらのキャンペーンは「現アメリカ大統領の息子であるハンター・バイデンに直接関係している」と、コナシェンコフは西側メディアの調査を引き合いに出して付け加えた。先週、デイリー・メール紙は、バイデン氏と米国防総省の請負業者メタビオタとの関係を示すメールを公開した。メタビオタは、生物兵器として使用される可能性のあるパンデミックを引き起こす病原体の研究を専門に行っていた。
バイデンがウクライナのバイオラボに米国から資金提供を受けていることは、先週木曜日のブリーフィングで、ロシアの核・生物・化学防護部隊の司令官イーゴリ・キリロフ中将によって持ち出された。
ウクライナのバイオラボから入手した文書やその他の証拠をさらに分析した結果は、「近い将来、特別なブリーフィングで」さらに詳しく共有されるとコナシェンコフ氏は約束した。
ワシントンは長い間、米国防総省が資金提供したウクライナのバイオラボに関する疑惑は「ロシアの偽情報」であると主張してきた。しかし今月初め、米国の外交官ビクトリア・ヌーランドは上院で、「ウクライナに生物学的研究室がある」と証言し、米国はキエフと協力して「生物学的研究の材料がロシア軍の手に渡らないようにする」ことに取り組んでいる、と述べた。
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本件同様、DSが仕組んだ今次コロナ/ワクチン禍の全容がバラされる日も近い。
もはや、DS=玉梓が怨霊、V.ヌーランド=悪女「船虫」は明白だ。プーチンは「八犬士」側ということだ。トチ狂ったバイデンが何をやらかすか、もう予測不能だ。