安倍政権の特色の一つは、極度な経済界の利益擁護である。消費税を上げ、法人税の引き下げへの模索がその一つである。
安倍首相も経済界の一体化を喜びこそすれ、特定グループとの癒着が問題であるとの意識はない。
その代表がこんどの中南米訪問で、財界の大代表団を連れて行く大名行列だ。安倍首相に中南米に行って、相手首脳と真剣に話す話題などありゃしない。昔の首脳外交は相手首脳との会談に行くのであって、こんな団は編成しなかった。。
安倍首相の訪問同行のリストを紹介する。社長さんたちもよく「金魚のふん」のように、こんな大名行列の随行に付き合う余裕があるものだ。各々が相手企業の閣僚級と話を出来るトップクラスの人々のはずだ。誇りがあればこんな「金魚のふん」の中には入らない。
1:ブラジル
A:企業:日経新聞副社長,トヨタ自動車社長、新日鉄住金社長及び同名誉会長、三井住友フィナンシャルグループ社
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正に富産強兵政策だ!!!渇!!!
政治、官僚、企業の癒着構造は、必ず、金権腐敗汚職の起因となるのであるが、仲良しグループよろしく大名行列、目的は懇親親睦観光旅行、リーダーとしての意識が後進国化しています。国立大学の学長の名前もみられるのはびっくりです。
相も変らぬ中国批判を繰り返している。APECでの首脳会談を期待しながら、批判する、子供でもしない馬鹿げた幼稚性があらわになっています。安倍総理に言わせれば、中国に非があるから中国が改めるべきだという一方的批判、議論会話ができないのでしょう。国会予算委員会で、質問に答えられないのも幼稚性に起因するのでしょう。
批判されている中国は、汚職腐敗の体制を一掃すべく、国家権力で臨んでいる。国家の姿勢がまったく正反対、緊張感がまったく違っています。安倍総理は、戦争マニアではあるが実践的でなく、自己責任のないゲーム感覚であるから、米国従属で国を守っていただき、遊びほうけ、気に食わない人の事をあちこちで告げ口をしており、気楽な総理である。米国もいい加減お払い箱にしようと考えているかもしれない。一番迷惑なのは国民であり、日本国である。あまりに愚かな行動を世界にさらすのやめさせなければならない。恥さらし総理です。
いやはや、ウクライナ、ガザ、リビアで深刻な争いが起きている最中によくぞ「夏休みなかよし旅行」ができるもんですね。南米で遊びほうけている間に世界情勢が変わろうとしています。アメリカといっしょになってロシア制裁なんて言っている場合では無い。ウクライナ問題もガザの問題も日本としての独自の取り組みで解決への模索と協力ができるはずです。そういう難しい問題への地道な努力こそが「美しい国日本」へ繋がるんだと思いますけどね。しかし、日本の経済人も暇ですね。日本経済が浮上しないわけだ。本気で次の商品開発や企業展開をを考えていない。何を作って何を売るつもりなのだろう?頭の中は株と金融しか無いんだな。
追伸:日産のゴーンさんは同行してないみたいですね。
僕は逆に中国で何が起こっているのか興味がありますね。単なる汚職撲滅とは思えません。挙げられているのは江沢民率いる上海閥、しかも今回は石油利権がらみ。一体何が起こっているんだろうと思います。習近平の政治基盤は決して盤石なものではなかったはずなのに、ここまで上海閥を粛正できるバックはなんなのか気になります。日本にも、清和会撲滅とか松下政経塾撲滅とか、そういう運動起こらないかな?小沢だったらやったかな?
この訪問同行のリストを見ていたら、1960年代に流行した農協の方々の海外団体旅行を連想しました。大使館員の方々、商社の駐在の方々、本当にご苦労様です。