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記事 31件
  • 情報は如何に操作されているか(原発、TPP,ミサイル防衛、増税)

    2013-01-21 07:31  
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    発売予定『これから世界はどうなるか: 米国衰退と日本 』―抜粋1第一章 情報革命と国際政治:新聞やテレビが日々報道しています。これに加えて、国際情勢を学ぶ必要があるのでしょうか。あるのです。残念ながら、今日の新聞やテレビは特定方向に誘導するため、虚偽と詭弁で満ちているのです(要旨)原発事故を材料に新聞・テレビの報道を考えてみましょう。私達は原子力発電所の危険について、あまりにも無知だったのです。でも、福島原子力発電所の事故以前でも、我々が目を開けていれば、原子力発電所の危険を説く声は存在していたのです。高い評価を受けた本に高木仁三郎著『原子力神話からの解放』(2000年出版)があります。それよりも、国の中心でも、議論されているのです。2005年2月23日、石橋克彦神戸大学教授は、衆議院予算委員会公聴会で「迫り来る大地震活動期は未曾有の国難である」という論を展開しました。・日本列島の大地

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  • 安倍首相は普天間の辺野古移転を米国訪問の土産に画策

    2013-01-19 23:07  
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    1月11日付沖縄タイムスは次の通り報じた。「政府が、2月で調整する安倍晋三首相の米国訪問に先立ち、同月中にも米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた公有水面埋め立て承認を仲井真弘多知事に申請する方向で検討していることが10日、分かった。政府関係者が明らかにした。首相は普天間問題の停滞を民主党政権による外交失政と批判しており、移設手続きを進めることで問題解決への取り組み姿勢をオバマ米政権にアピールしたい考え」「副知事:政府が米国へのお土産という形で、埋め立てを申請することはありえない」こうして、今再び普天間問題が動こうとしている。普天間問題を考える参考として、鳩山政権時代、私が沖縄の新聞に寄稿したものを添付しておきたい。
    「普天間問題に如何に対応すべきか]
     国民は普天間米軍基地問題に対する鳩山政権の対応に不安を持っている。日米関係の悪化を懸念している。ゲーツ国防長官等米国関係者は激しい

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  • アルジェリアにおける人質事件

    2013-01-19 08:53  
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    アルジェリアにおける人質事件においては、現地の日本人スタフ17名に影響し、うち7名の救出がされたが10名の安否は依然不明であり、うち2名が死亡したとの未確認情報がある。A:19日ニューヨーク・タイムズ記事より関心のある報道1:誰が攻撃し、どれ位の規模であったか(国際的に組織されたテロ集団であったことが明) 「逮捕されたテロリストの言によれば32名が攻撃に参加、ベルモフタール(片目、40歳、従来よりテロ活動に従事)に指揮されたグループとみられAQIM(イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ)と連携しているとされていた。ただし、ベルモフタール・グループは、AQIMと離れたといわれている。 今次作戦に参加した者にアルジェリア、カナダ、マリ、エジプト、ニジェール、モリタニア人が含まれている。2:「総勢650名程度が人質になった。扱いについてはアルジェリア人と外国人と明確に峻別し、アルジェリア人の

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  • 小野寺防衛大臣の『国賊』発言こそ許すべきでない

    2013-01-18 07:13  
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    17日読売新聞は次の報道を行った。「小野寺防衛相は17日夜のBSフジの番組で、鳩山元首相が中国側に対し、沖縄の尖閣諸島をめぐり、「係争地である」との認識を中国側に伝えたことについて、「中国側は『実は日本の元首相はこう思っている』と世界に宣伝し、国際世論を作られてしまう。言ってはいけないが、『国賊』ということが一瞬頭のなかによぎった」と述べ、激しく批判した。」 沖縄の尖閣諸島をめぐり、「係争地である」ことはまぎれもない事実である。 わが国の同盟国である米国ですら、1971年以来、「領有権問題については米国は日本側の立場と中国側の立場のどちら側にもつかない」との立場をとっている。 さらに1979年5月31日読売新聞は「尖閣問題を紛争のタネにするな」との標題で次の社説を載せている。「尖閣問題の領有権問題は1972年の国交正常化の時も、昨年夏の日中平和友好条約の調印の際にも問題になったが、いわ

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  • 福田ASEANドクトリンの素晴らしさと安倍の対米従属

    2013-01-18 06:06  
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    私達はしばしば、自主外交があったかと問う。 紛れもなく、戦後日本には自主外交と呼ばれる外交があった。その中の一つに1977年8月、当時の首相である福田赳夫が東南アジア歴訪の際にマニラで表明した東南アジア外交3原則がある。 日本では今、軍事力増強が国の進むべき道とされているが、日本は明確に別の選択を行っていた時期がある。 今、改めて福田ドクトリンを見ると学ぶべきものが多々ある。 このドクトリン作成にあたった中心人物に西山健彦氏(当時外務省アジア局参事官)がいる。若いころから自宅で勉強会などを主催していたといわれている。 福田ドクトリンは次の3つに集約される。 第1に、わが国は、平和に徹し軍事大国にはならないことを決意しており、そのような立場から、東南アジアひいては世界の平和と繁栄に貢献する。  第2に、わが国は、東南アジアの国々との間に、政治、経済のみならず社会、文化等、広範な分野において

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  • 「雪だるま」のイラン童話紹介

    2013-01-17 09:03  
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     私がイラン大使の時、ペルシア語を学んだ。
     途中からイランの童話を読み始めた。百冊位は読んだ。当時、私はイランの童話に最も詳しい人間と自負していた。
     なかなか、奥が深い。大人の小説は検閲が厳しい。寓話を書く童話は、大人の世界が閉ざされている分、ここに自分の考えを展開する作者がいた。
     しかし、イラン革命で、多くの知識人は、体制から排除されていった。
     東京は大雪だった。勿論、東京にとっての大雪である。ふと昔読んだイランの童話を思い出した。
     政治問題の論評が続いた。ちょっと休んでイランの童話を紹介したい。多分、読まれる方は様々の思いをここからもたれることと思う。
    イランに雪だるまの童話がある。「海の近くに小高い丘があった。 ここに雪だるまが一つ立っていた。冬、海から冷たい風が吹きつける。一面雪に覆われた.、鳥も動物も訪れず、雪だるまだけが強風に耐えていた。日が経ち、太陽の光が暖かく

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  • 今一度何故安倍首相が米国で不人気か整理しよう

    2013-01-16 08:09  
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    多くの人は安倍首相は米国に大歓迎されると思っていた。
     少なくとも自民党はそう思っていた。選挙公約では「外交を取り戻す」の標題の下、「日米同盟強化の下、国益を守る主張する外交を展開します」とうたった。
     しかし、どうもおかしいのである。
     安倍氏が一月訪米を言っても、オバマ大統領は、「はいどうぞ」と言わない。
     それだけではない。
     安倍首相批判の声が米国等から聞こえてくるのである。
     すでにニューヨーク・タイムズ紙等3つの重要な論評が出た。
     ニューヨーク・タイムズ紙は1月2日付の社説で、「日本の歴史を否定する今一つの試み(Another Attempt toDeny Japan’s History)と題してo安倍晋三首相が従軍慰安婦問題でのいわゆる「河野談話」を見直す考えを示しているとしたうえで、「日韓関係を悪化させる恐れがある深刻な過ち」と非難した。
     また発行部数は約160万部

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  • イラク戦争と集団的自衛権

    2013-01-15 09:02  
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    安倍首相は米国訪問を強く希望した。政権発足の一月にも訪問したいと米側に伝えた。しかし、オバマ大統領はつれなく、一月訪問は実現しなかった。今度は「お土産を十分準備しなかったので受け入れてくれなかったのだろう」ということで、集団的自衛権をお土産にしようとしている、 集団的自衛権は日本の防衛と関係がない。ひたすら米国の戦略のために、自衛隊を傭兵的につかおうとするもので、しかも自分で費用負担をするのだから、隷属も極まれりという状況である。しかし、もし米軍の行おうとすることが正しいことならその容認もありうる。しかし、イラク戦争にせよ、アフガニスタン戦争にしろ、米国は正しくない戦争をしているのである。特にイラク戦争では問題ある戦争であったということで、各国は戦争の検証を行った。日本も自衛隊を派遣した。当然この戦争が正しい戦争であったかの検証が日本でも行われるべきである。しかし、行われていない。政府

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  • 若い世代に期待すること(成人の日に際し)

    2013-01-14 08:41  
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    私は現在69歳である。今年7月には70歳になる。 私は運動をしている。ほぼ毎日皇居一周5キロメートルを走っている。従って体力には自信がある。とは言っても、鏡で自分を見ると愕然とする。若い世代と隔絶した世代にいる。 でも、幸い私は若い世代と話すことが多い。大学でゼミで話すこともあるし、講演にも出かける。 幸い、若い世代と私の接点がある、一つはtwitterである。多くの大学生がフォローしてくれている。 このニコニコ動画を立ち上げた時にも、最初フォローが一番多かったのは20代であった。 この世代に何を今もっとも望んでいるか。世代としての政治的関心を高めることである。 1月14日付・読売社説は「内閣府の昨年の世論調査で、「今の生活に満足している」との回答が、どの年代よりも高い75%に上ったのが、新成人の先輩にあたる20歳代である」と記述した。多分正しい数字であろう。 日本を世界と比較した時、経

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  • 戦略的思考のすすめ

    2013-01-13 07:18  
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     私達は頻繁に「戦略」や「戦略的」という言葉に出会う。 では「戦略」とは何か。 私は戦略を「人、組織が死活的に重要だと思うことに目標を明確に認識する。そしてその実現の道筋を考える。かつ、相手の動きに応じ、自分に最適な道を選択する手段」と定義したい。 「人、組織が死活的に重要なこと」であるから、人間、誰でも戦略的考え方を行っている。問題は、どの様にそれを考察しているかだ。 日本人論の古典、ベネディクト著『菊と刀』は「(日本人の)行動は末の末まで、あたかも地図のようにあらかじめ決められている」「日本人が誠実であるという語を用いる際の意味は地図の上に描き出された道に従うということである」と記述した。 早坂 隆著『世界の日本人ジョーク集』も厳しい。「ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。館長は乗客に速やかに船から脱出して海に飛び込むように指示した。アメリカ人には“飛び込めば貴方は英雄です”ドイツ

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