A事実関係:
安倍首相「最大の壁は男性中心の文化」 異例の自衛隊批判、女性比率アップへ積極的な取
り組み指示。(産経新聞)
安倍晋三首相は12日、防衛省で行われた自衛隊高級幹部会同に出席し、女性自衛官の比
率が少ないことに触れ「最大の壁は根強く残る男性中心の働き方の文化だ。これを根底から変えていく必要がある」と述べ、異例の自衛隊批判を展開した。欧米諸国の軍と比べ自衛官の女性比率が低いことも指摘、「男性幹部諸君が自らの問題として積極的に(比率増加に)取り組んでもらいたい」と指示した。
防衛省によると、自衛官に占める女性の割合は平成27年度末現在で5・9%(1万34
76人)。防衛省は42年までに女性比率を9%以上にする目標を掲げているが、米国、ラ
ンス、オーストラリアは現時点で約15%もある。
首相は「欧米諸国にできて日本にできないはずがない」と語
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孫崎先生がおっしゃる通りです。
イスラエルの例を持ち出されて女性比重の高さが自慢できないことを見事に説明されています。
安倍首相が男性中心の文化に異論があるなら女性天皇の成立を高らかに宣言すべきではないでしょうか。
安倍首相の思想的背景を考えれば、差別、すなわち個性を大切にすることは悪となる。人間は、生まれながらにして同じではない。男性と女性の差別がある。知能の優れたものから劣るものまで、千差万別である。能力の優れた面を伸ばしてあげる。自分では、日常生活ができないものに対しては、他のものが生きていく手助けをする。このような社会が、個性を生かしていく社会である。
安倍首相の論理を突き詰めていくと、皆が平等であり機会は平等に与えられるが、社会で役に立たないものは排除する思想に結び付きかねない。大変危険な思想である。津久井事件の論理と違うところがない。実際に、あれだけの大きな事件が公立の施設で起きているのに、現場に出向こうとしない。差別の論理が、内面的に支配していると思わざるを得ない。ロシアのプーチン氏の言葉が頭に入っているのであろうか。日本が恥ずかしい福祉後進国であることを露呈してしまった。